JPH04317826A - 動力伝達装置 - Google Patents

動力伝達装置

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Publication number
JPH04317826A
JPH04317826A JP8663091A JP8663091A JPH04317826A JP H04317826 A JPH04317826 A JP H04317826A JP 8663091 A JP8663091 A JP 8663091A JP 8663091 A JP8663091 A JP 8663091A JP H04317826 A JPH04317826 A JP H04317826A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
power transmission
hub
time
engine
Prior art date
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Pending
Application number
JP8663091A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Teraoka
正夫 寺岡
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GKN Driveline Japan Ltd
Original Assignee
Tochigi Fuji Sangyo KK
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Publication date
Application filed by Tochigi Fuji Sangyo KK filed Critical Tochigi Fuji Sangyo KK
Priority to JP8663091A priority Critical patent/JPH04317826A/ja
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、4輪駆動(4WD)
車の動力伝達装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭61−238516号公報に「車
輪とその駆動機構の間の断続を制御する装置」が記載さ
れ、特公平1−23330号公報に「スプリット型車軸
駆動機構」が記載され、特公平2−31259号公報に
「デファレンシャルギヤ装置」が記載されている。
【0003】これらは、いずれもパートタイム4WD車
(2輪駆動(2WD)と4WDとの切換が可能な車両)
に用いられるものである。最初の装置は車輪ハブと車軸
との間で断続を行うハブクラッチであり、2番目の機構
は車輪の切離しを2分割の車軸間で行うクラッチであり
、3番目の装置はエンジン側との切離しを外側のケース
とデフケースとの間で行うクラッチを備えたデファレン
シャル装置である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】パートタイム4WD車
が2WD走行する場合、一般にトランスファ部のクラッ
チで切離し車輪側の動力伝達系をエンジンから切離すだ
けでなく、車輪によるこの動力系の連れ回わりに起因す
る騒音、振動、寿命と燃費の低下などを防止するために
前記従来技術のようなクラッチで車輪側と動力伝達系と
を切離す。
【0005】ところが、実際にこのような車両でも4W
Dが選択されることは希であって、通常は2WDで走行
する。従って、デファレンシャル装置を備えた切離し側
の動力伝達系はほとんど回転しないから、オイルが下部
に溜ったままになり、回転部やギヤの噛合い部はオイル
切れの状態になっている。従って、この状態で4WDに
すると各部が焼付く恐れがある。又、オイル切れにより
錆が発生する恐れもある。更に、各クラッチ類は長期間
作動させないとオイル切れ、オイルの固化、異物の附着
などにより作動不良になり易い。
【0006】そこで、この発明は、2WD時には、切離
し側の動力伝達系が回転停止するパートタイム4WD車
において、この動力伝達系のオイル切れを防止すると共
に、切離し用クラッチの動作が確認できる低コストの動
力伝達装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の動力伝達装置
は、パートタイム4輪駆動車において、切離し側デファ
レンシャル装置のエンジン側と車輪側とにそれぞれ配置
され2輪駆動切換時に連結解除される第1及び第2のク
ラッチと、エンジンの始動と連動して第1又は第2のク
ラッチを連結させる第1のスイッチ手段と、この作動ク
ラッチの動作を検知する第1の検知手段と、この検知手
段が作動クラッチの不調を検知すると所要装置を作動さ
せる作動手段と、所定条件を検知する第2の検知手段と
、作動クラッチが作動した後、第2の検知手段が所定条
件を検知するとこのクラッチの連結を解除させる第2の
スイッチ手段と、4輪駆動状態のときは第2のスイッチ
手段の機能を解除する解除手段とを備えたことを特徴と
する
【0008】
【作用】上記のような構成により、車両が2WD状態の
ときエンジンが始動されると第1のスイッチ手段により
第1又は第2のクラッチが連結される。第1のクラッチ
が連結された場合はエンジンの駆動力により、又第2の
クラッチが連結された場合は車輪の回転力によりデファ
レンシャル装置を含む動力伝達系は回転し各部にオイル
が導かれ、錆が防止される。
【0009】このクラッチの動作は第1の検知手段によ
り検知され、クラッチが動作不良であると、作動手段に
より例えばワーニングランプやブザーなどの所要装置が
作動して、クラッチの点検修理が促される。
【0010】第2の検知手段が所定条件、例えば車両が
所定の速度まで加速されたこと、あるいはクラッチが作
動した後所定の時間が経過したことなどを検知すると、
第2のスイッチ手段によりクラッチの連結が解除される
。こうして、車両は両クラッチが連結解除された通常の
2WD状態になる。
【0011】なお、車両が4WD状態であるときは解除
手段により第2のスイッチ手段の機能が解除され、車両
が意図に反して2WD状態にされるのを防止する。
【0012】
【実施例】図1ないし図4により一実施例の説明をする
【0013】図4は実施例の動力伝達装置を前輪側に配
置したパートタイム4WD車の動力系を示す。以下、左
右の方向は図2、図4での左右の方向とし、この車両の
前方は図2、図4の上方に相当する。附号を附していな
い部材等は図示されていない。
【0014】先ず、図4によりこの動力系の説明をする
【0015】この動力系は、エンジン1、トランスミッ
ション3、トランスファ5、前輪側のプロペラシャフト
7、フロントデフ9(前輪側(切離し側)のデファレン
シャル装置)、前車軸11,13、ハブクラッチ15,
17(第2のクラッチ,作動クラッチ)、左右の前輪1
9,21、後輪側のプロペラシャフト23、リヤデフ2
5(後輪側のデファレンシャル装置)、後車軸27,2
9、左右の後輪31,33などから構成されている。
【0016】トランスファ5は2WD−4WD切換機構
35(第1のクラッチ)と動力伝達機構37とからなっ
ている。切換機構35はトランスミッション3の出力軸
39に固定されたギヤ41と、出力軸39と相対回転自
在に同軸配置されたギヤ43とを断続するカップリング
スリーブ45とを備えている。又、伝達機構37はギヤ
43と一体のプーリ47,49を連結するチェーン51
(又はベルト)とを備えている。
【0017】ハブクラッチ15は前車軸11と左の前輪
19とを切離し、ハブクラッチ17は前車軸13と右の
前輪21を切離す。
【0018】エンジン1の駆動力はトランスミッション
3で変速され、出力軸39、フロペラシャフト23から
リヤデフ25を介して左右の後輪31,33側に分配さ
れる。
【0019】このとき、切換機構35及び左右のハブク
ラッチ15,17をそれぞれ連結させると、エンジン1
の駆動力は切換機構35、伝達機構37、プロペラシャ
フト7からフロントデフ9を介し、前車輪11,13、
ハブクラッチ15,17を介して左右の前輪19,21
に分配される。こうして、車両は4WD走行状態になる
【0020】又、切換機構35とハブクラッチ15,1
7の連結をそれぞれ解除すると、前輪19,21はエン
ジン1から切離されてフリー回転状態になり、車両は2
WD走行状態になる。又、こうすることにより、切換機
構35からハブクラッチ15,17までの前輪側動力系
52の回転が停止し、各回転部の耐久性が向上すると共
に振動、騒音、燃費の低下が防止される。
【0021】次に、図1ないし図3により実施例の動力
伝達装置の説明をする。
【0022】先ず、図1と図2とにより構成を説明する
【0023】図1は基本的な構成を示し、図2はこの構
成を詳しく示している。
【0024】図2に示すように、ハブクラッチ15,1
7はダイヤフラムタイプのアクチュエータを備えたエア
ロックハブであり、モータ53により駆動されるエアポ
ンプ55から空気圧を供給されて連結操作される。
【0025】モータ53はバッテリー57で駆動され、
この駆動電流は2WD−4WD切換スイッチ59により
ON−OFF操作される。スイッチ59を閉じるとエア
ポンプ55が駆動されてハブクラッチ15,17が連結
される。スイッチ59を開放すると空気圧の供給が停止
されハブクラッチ15,17は連結解除される。
【0026】上記のように、ハブクラッチ15,17の
このような操作は切換機構35の開閉操作と連動して行
われ、車両の4WD−2WD切換が行われる。
【0027】ポンプ53とアース間にはスイッチ59と
並列な回路61が設けられ、この回路61にはリレーL
1 (第1のスイッチ手段)とリレーL2 (第2のス
イッチ手段)とが直列に接続されている。
【0028】リレーL1 はスターターキーからの信号
62を介してエンジン1と連動し、エンジン1が始動す
るとONになりその状態を保持する。又、リレーL2 
はコントローラ63(作動手段,解除手段)からの信号
65によりON−OFF操作される。
【0029】エアポンプ55には圧力センサ67(第1
の検知手段)が取付けられており、その圧力信号69を
コントローラ63に入力する。
【0030】コントローラ63は車速センサ71(第2
の検知手段)からの信号73により車速を監視する。 又、ワーニングランプ75(所要装置)は運転席に取付
けられておりコントローラ63により点灯消灯操作され
る。
【0031】次に、図3により機能の説明をする。
【0032】スターターキーをONにしてエンジン1を
始動すると信号62によりリレーL1 がONとなる。 2−4切換スイッチ59がOFFのときは、モータ53
が起動しエアポンプ55から空気圧が供給されて各ハブ
クラッチ15,17が連結される。
【0033】従って、左右の前輪19,21からの回転
力により前輪側動力伝達系52が回転する。フロントデ
フ9ではデフキャリヤ77に封入されているオイルの撥
ね掛けによりベアリングやギヤの噛合い部にオイルが供
給される。又、この伝達系の他の回転部や摺動部にもオ
イルが供給される。
【0034】又、各ハブクラッチ15,17をこうして
頻繁に作動させることにより、ダイヤフラムと隣接部材
との粘着やダイヤフラムへの泥の附着などが防止され、
正常な機能が保たれる。
【0035】コントローラ63は圧力信号69によって
空気圧の異常を監視し、エア洩れなどによるハブクラッ
チ15,17の不調を検知するとワーニングランプ75
を点灯させて、点検修理を促す。
【0036】又、コントローラ63は2WD−4WD切
換スイッチ59のポジションから車両が4WD状態か2
WD状態かを検知し、4WD状態でない場合は、車速が
10Km/h (所定条件)以上になると信号65によ
りリレーL2 をOFFにしてモータ53の駆動電流を
遮断し、ハブクラッチ15,17の連結を解除する。
【0037】こうして、車両は前輪側動力伝達系52が
回転停止した通常の2WD状態に戻る。
【0038】このように、前輪側動力伝達系52各部が
長期に亘ってオイル切れになることがなく、4WD切換
時の焼付きや錆などが防止されると共に、ハブクラッチ
15,17の異常を早期に発見し修理することができる
【0039】又、この動力伝達装置は2WD−4WD切
換スイッチ59、車速センサ71などのように既存の機
能を利用したから低コストに構成できる。
【0040】なお、4WD状態のときはリレーL1 と
エンジン始動との連動をコントローラ63によって解除
するように構成してもよい。又、リレーL1 はスター
ターキーのON操作と連動させる他に、回転センサによ
りエンジン1の回転と直接連動させてもよい。
【0041】ハブクラッチ15,17の動作確認は、圧
力センサ67による方法の他に例えば回転センサにより
前輪側動力系52の回転を検知する方法、あるいは、ハ
ブクラッチ15,17のクラッチ部又はアクチュエータ
部のポジションを検知する方法などでもよい。
【0042】又、第2のクラッチは実施例のような車輪
ハブと車軸間で断続を行うものの他に、特公平1−23
330号公報記載の装置のように断続を2分割の車軸間
で行うものでもよい。
【0043】所要装置はワーニングランプの他に、例え
ばブザーでもよい。
【0044】実施例のように一定の車速を所定条件とす
る他に、例えばクラッチを所定の時開連結させた後連結
解除するように構成してもよい。
【0045】又、第2のクラッチをON−OFFするの
ではなく、第1のクラッチを作動クラッチにしてもよい
【0046】
【発明の効果】この発明の動力伝達装置は、前後輪の一
方を切離し可能な4WD車において、2WD走行時は切
離し用のクラッチをエンジンの始動毎に連結させて切離
し側の動力伝達系を回転させると共に、このクラッチの
動作確認を行う。従って、切離し側のデファレンシャル
装置など動力伝達系のオイル切れが防止され、焼付きや
錆が防止されると共にクラッチの不調を検知できる。 又、この装置は既存の機能を利用して構成したから低コ
ストである。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の基本構成を示すブロック図である。
【図2】この実施例の詳細な構成図である。
【図3】この実施例の動作状態を示す表である。
【図4】この実施例を用いたパートタイム4WD車の動
力系を示すスケルトン構成図である。
【符号の説明】
L1   リレー(第1のスイッチ手段)L2   リ
レー(第2のスイッチ手段)1  エンジン 9  フロントデフ(切離し側のデファレンシャル装置
)15,17  ハブクラッチ(第2のクラッチ,作動
クラッチ) 19,21  前輪

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  パートタイム4輪駆動車において、切
    離し側デファレンシャル装置のエンジン側と車輪側とに
    それぞれ配置され2輪駆動切換時に連結解除される第1
    及び第2のクラッチと、エンジンの始動と連動して第1
    又は第2のクラッチを連結させる第1のスイッチ手段と
    、この作動クラッチの動作を検知する第1の検知手段と
    、この検知手段が作動クラッチの不調を検知すると所要
    装置を作動させる作動手段と、所定条件を検知する第2
    の検知手段と、作動クラッチが作動した後、第2の検知
    手段が所定条件を検知するとこのクラッチの連結を解除
    させる第2のスイッチ手段と、4輪駆動状態のときは第
    2のスイッチ手段の機能を解除する解除手段とを備えた
    ことを特徴とする動力伝達装置。
JP8663091A 1991-04-18 1991-04-18 動力伝達装置 Pending JPH04317826A (ja)

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JP8663091A JPH04317826A (ja) 1991-04-18 1991-04-18 動力伝達装置

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JP8663091A JPH04317826A (ja) 1991-04-18 1991-04-18 動力伝達装置

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JPH04317826A true JPH04317826A (ja) 1992-11-09

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ID=13892350

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JP8663091A Pending JPH04317826A (ja) 1991-04-18 1991-04-18 動力伝達装置

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