JPH04317765A - 無溶剤シリコンの塗工装置 - Google Patents

無溶剤シリコンの塗工装置

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JPH04317765A
JPH04317765A JP8232691A JP8232691A JPH04317765A JP H04317765 A JPH04317765 A JP H04317765A JP 8232691 A JP8232691 A JP 8232691A JP 8232691 A JP8232691 A JP 8232691A JP H04317765 A JPH04317765 A JP H04317765A
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JP
Japan
Prior art keywords
roll
rolls
solvent
silicone liquid
offset
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8232691A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshitaka Fukunaga
福永 年隆
Shigeru Arai
茂 新井
Katsue Shiga
志賀 勝栄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、巻装状態の粘着テープ
又は粘着シート(粘着テープ等)において粘着剤の剥離
を容易にするべく離型処理を行うための無溶剤シリコン
の塗工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の塗工装置は、互いに反対
方向に若干異なる周速度で回転する第1のロール(バッ
クロール)及び第2のロール(オフセットロール)を設
け、両ロールのロール面の間に粘着テープ等の原反基材
(クラフト紙)を弾性的に挟圧状態で走行させ、前記第
2のロールのロール面に第3のロール(グラビアロール
)を介して無溶剤シリコン液を供給し、該無溶剤シリコ
ンを前記シート状体の表面に薄膜状態で塗工するように
構成されたものが知られている。
【0003】この場合、前記ロールのうち少なくとも1
本、例えば第2のロールはそのロール面が無溶剤シリコ
ン液を可及的に薄膜化するべくゴム材により形成され、
かつ、第1、第2及び第3のロール間で、周速度を異な
らせているのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
、ロール面にゴム材を設けて成る第2のロールと接する
第1及び第3のロールとの間では、塗工液、すなわち無
溶剤シリコン液を介して剪断摩擦が生じ発熱する。この
発熱はロールを用いた装置にあっては不可避的なもので
あり、また、その発熱量は、シリコン液の塗工厚が薄い
程、また、ロールの周速度が速くなる程大きくなる。 ここで、シリコン液は高価であるので、可能な限り薄く
することが要請され、かつ、生産性を向上させるにはロ
ールの周速度を高めることが要請される。なお、硬化シ
リコン層は極限的に薄くしても十分な機能が得られる。
【0005】一方、前記シリコン液は、塗工後には硬化
させる必要があり、通常、乾燥炉等での加熱により硬化
させる。この乾燥、硬化においては、生産速度、コスト
面からシリコン液は可能な限り低温でかつ速やかに硬化
するものを選定する必要がある。
【0006】ところが、前記シリコン液の薄膜化や生産
性の向上と、シリコン液の乾燥、硬化との関係は、シリ
コン液の選定においては二律背反の内容である。すなわ
ち、低温で速やかに硬化するシリコン液を用いると、塗
工されたシリコン液は、ロール面の少しの発熱によって
も、ロール上で硬化してしまう。
【0007】例えば、塗工を始めて2時間で、第2のロ
ール(オフセットロール)のロール面が50℃以上に上
昇し、3時間で第2のロールのロール面上にシリコンが
硬化する。
【0008】なお、ロール面上での硬化が起こると、塗
工膜状態に厚さムラが生じ、ロールの寿命が短縮し、ま
た、ロールの交換頻度の増加による生産性の低下を生じ
させる。また、ロール面上に生じるわずかな温度ムラも
塗工膜の厚さムラを生じさせる原因となる。
【0009】本発明は、ロール面上でのシリコン液の硬
化の問題を解消した無溶剤シリコン液の塗工装置を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するべく、互いに反対方向にかつ異なる周速
度で回転する少なくとも一組のロールを設け、該一組の
ロールのロール面の間にシート状体を弾性的に挟圧状態
で走行させ、前記一組のロールの一方のロール面に当接
する第3のロールを設け、該第3のロールを介して前記
一方のロールに無溶剤シリコン液を供給し、前記一方の
ロール面に供給された無溶剤シリコン液を前記シート状
体の表面に塗工するように構成された無溶剤シリコンの
塗工装置において、前記各ロールのうち少なくとも一の
ロールの内部に、ロール面を一様に冷却するための冷却
手段を設けたことを特徴とする。
【0011】
【作用】第1及び第2のロールを、互いに反対方向にか
つ異なる周速度で回転させ、両ロールのロール面の間に
シート状体を弾性的に挟圧させ、第3のロールを介して
前記第2のロールのロール面に無溶剤シリコン液を供給
し、これを前記シート状体の表面に塗工させる。この場
合、各ロールのいずれか一のロール、すなわち典型的に
は第3のロールの内部に水冷等による冷却手段が設けら
れているので、該冷却源たるロールを介して第2のロー
ルのロール面は外周方向及びロール長方向において一様
な冷却温度となり、塗工膜を介してのロール同士の接触
による発熱を抑制することができる。したがって、ロー
ル面上でシリコン液が硬化することはない。
【0012】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示すものであり、
本塗工装置たるオフセットグラビアコーターは、第1の
ロールとしてのバックロール1と、第2のロールたるオ
フセットロール2と、第3のロールたるグラビアロール
3とがその順序で積み上げられた状態で配置されている
。そして、バックロール1とオフセットロール2との間
にはバックロール1のロール面に巻回されるようにシー
ト状体たる原反基材(プラスチックフィルムまたはクラ
フト紙)4が走行する(例えば200m/分の走行速度
)ようになっており、また、そのロール面にはゴム材か
ら成る覆皮部材5が設けられている。
【0013】前記オフセットロール2は、その一方の軸
部2Aには挿入口が形成され、該挿入口内には冷水供給
管2Bが挿入されている。
【0014】ここで、バックロール1、オフセットロー
ル2、及びグラビアロール3の各周速度は、バックロー
ル1のそれを100%とすると、例えばオフセットロー
ル2は95%、グラビアロール3は25%に夫々設定さ
れる。
【0015】さらに、前記グラビアロール3の下方には
、トレイ6が設けられており、該トレイ6の底部に設け
られた導出管7は中間タンク8と連通している。また、
該中間タンク8の上部には原液供給管9が配置され、該
中間タンク8の底部にはポンプ10が連結されており、
該ポンプ10はフィード管11を介してノズル12に連
結され、該ノズル12はその先端開口部がグラビアロー
ル3のロール面に対向するように配置されている。なお
、グラビアロール3にはドクターナイフ13が付設され
ている。
【0016】図2は前記冷却手段の一実施例を示すもの
であり、オフセットロール2の内部には空洞部2aが形
成されていると共に、軸部2Aの挿入口2Ahに遊嵌状
態で挿入された冷水供給管2Bの一端部は空洞部2a内
に臨まされている。また、冷水供給管2Bの他端部は図
示省略の冷水供給源に連結されている。
【0017】次に、上記のように構成された本実施例の
作動につき説明する。
【0018】図1に示すようにバックロール1は時計回
り方向に、オフセットロール2は反時計回り方向に、そ
して、グラビアロール3は時計回り方向に前記周速度の
比で回転させる。
【0019】この場合、オフセットロール2内の円筒状
空洞部2a部には冷水供給管2Bを介して供給され、空
洞部2aから溢流した冷水は挿入口2Ahと冷水供給管
2Bとの間の遊嵌部を介して外部に流出される。この冷
水の供給は流水状態で行われるので熱交換を十分に行い
易いので、オフセットロール2のロール面は一様な温度
に保たれる。
【0020】かかる状態でノズル12からグラビアロー
ル3に供給されたシリコン液はオフセットロール2のロ
ール面を介して基材4の表面に塗工される。
【0021】冷水の温度を20℃とした場合、塗工開始
後3時間でオフセットロール3のロール面は表面温度が
部分的に50℃を超えるが、10時間後には最も温度が
高い箇所で62℃、最も低い箇所で49℃、平均温度は
55℃となり、少なくとも17時間以内にはロール上で
のシリコン液の硬化は生じないことが実験的に確かめら
れている。
【0022】なお、シリコン液の粘度は塗工直前にて1
50〜1500cps(センチポイズ)に、塗工厚み(
量)は0.2g/m2 以上で1g/m2 以下に、そ
して塗工速度は100〜1000m/分に設定すると好
適である。
【0023】図3はオフセットロール2の他の実施例を
示すものであり、円筒状空洞部2a内には内筒2Cが設
けられており、該内筒2Cの軸心部には給水管2Dが設
けられている。また、該内筒2Cの外周部には前記給水
管2Dと連通する螺旋管2Eが設けられており、該螺旋
管2Eはその螺旋方向に沿って開口され該開口部が前記
空洞部2aの内面に対向している。なお、給水管2Dの
軸長方向の端部はオフセットロール2の軸部2Aの挿入
口2Ahに遊嵌状態で挿入され、図示省略の冷水供給源
に連結されている。
【0024】かかる構成にした場合、給水管2Dに冷水
が供給されると該冷水は螺旋管2Eの一端部に流入し、
円筒状空洞部2aの内面に沿って螺旋状に流れ、挿入口
2Ahと冷水供給管2Bとの間の遊嵌部を介して外部に
流出される。したがって、冷水は流水状態で、かつ空洞
部2a内で略等間隔に流れるので、オフセットロール2
のロール面は上記実施例の場合よりもより一様な温度に
保つことができる。
【0025】本実施例の構成とした場合、冷水温度を2
0℃とすると、塗工開始後2時間でオフセットロール2
のロール面の温度はが最も高い箇所で43℃、低い箇所
で39℃となったが、それ以上の温度変化はなく、少な
くともロール2上でのシリコン液の硬化を防止できるこ
とが立証された。
【0026】なお、図2、図3に示す実施例の構成の他
、例えばロール2内部の半径方向に沿う断面内において
放射状に多数の通水領域を形成し、隣接する各通水領域
毎にロール長方向に沿い冷水を流すようにする構成とし
たり、ロール2内部に配置された内筒の外周空間部に冷
水以外の冷却能力を有する冷媒を流入させる構成として
もよい。
【0027】また、上記実施例の説明では、冷却手段を
ロール2に設ける構成としたが、典型的には第3のロー
ルたるグラビアロール3に設けるのが冷却効率が良く、
理想的には各ロール1、2、3の全てに設けた方が良い
【0028】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
互いに反対方向にかつ異なる周速度で回転する少なくと
も一組のロールを設け、該一組のロールのロール面の間
にシート状体を弾性的に挟圧状態で走行させ、前記一組
のロールの一方のロール面に当接する第3のロールを設
け、該第3のロールを介して前記一方のロールに無溶剤
シリコン液を供給し、前記一方のロール面に供給された
無溶剤シリコン液を前記シート状体の表面に塗工するよ
うに構成された無溶剤シリコンの塗工装置において、前
記各ロールのうち少なくとも一のロールの内部に、ロー
ル面を一様に冷却するための冷却手段を設けたことを特
徴とするので、少なくとも前記一方のロール(シート状
体にシリコン液を直接的に供給するロール)上でシリコ
ンが硬化するのを防止でき、ロールの寿命が長くなり、
交換頻度が少なくなり、生産性の向上に貢献できる。
【0029】また、シリコ液の硬化の困難化により、よ
り薄膜でかつ均一厚の塗工が可能となり、より高速での
塗工が可能となる一方、低温で、かつ高速硬化型のシリ
コン液を選択でき、乾燥炉の長さが同一の場合、従来の
ものに比べて高速乾燥、硬化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概略構成図である。
【図2】第2のロールのロール長方向に沿う断面図であ
る。
【図3】第2のロールの他の実施例を示す断面図である
【符号の説明】
1    バックロール(第1のロール)、2    
オフセットロール(第2のロール)、2a  円筒状空
洞部(冷却手段)、 2B、2D  給水管(冷却手段)、 3    グラビアロール(第3のロール)、4  原
反基材(シート状体)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  互いに反対方向にかつ異なる周速度で
    回転する少なくとも一組のロールを設け、該一組のロー
    ルのロール面の間にシート状体を弾性的に挟圧状態で走
    行させ、前記一組のロールの一方のロール面に当接する
    第3のロールを設け、該第3のロールを介して前記一方
    のロールに無溶剤シリコン液を供給し、前記一方のロー
    ル面に供給された無溶剤シリコン液を前記シート状体の
    表面に塗工するように構成された無溶剤シリコンの塗工
    装置において、前記各ロールのうち少なくとも一のロー
    ルの内部に、ロール面を一様に冷却するための冷却手段
    を設けたことを特徴とする無溶剤シリコンの塗工装置。
JP8232691A 1991-04-15 1991-04-15 無溶剤シリコンの塗工装置 Pending JPH04317765A (ja)

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JP8232691A JPH04317765A (ja) 1991-04-15 1991-04-15 無溶剤シリコンの塗工装置

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JP8232691A JPH04317765A (ja) 1991-04-15 1991-04-15 無溶剤シリコンの塗工装置

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JPH04317765A true JPH04317765A (ja) 1992-11-09

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ID=13771434

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JP8232691A Pending JPH04317765A (ja) 1991-04-15 1991-04-15 無溶剤シリコンの塗工装置

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JP (1) JPH04317765A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100324699B1 (ko) * 2000-03-28 2002-02-27 김인식 플렉시블 로울러를 이용한 자유형상 소재의 표면 본드도포장치
CN102773195A (zh) * 2012-08-20 2012-11-14 刘新会 一种无溶剂涂硅机

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