JPH0431740A - 大気汚染物質有無検査方法 - Google Patents

大気汚染物質有無検査方法

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JPH0431740A
JPH0431740A JP13795890A JP13795890A JPH0431740A JP H0431740 A JPH0431740 A JP H0431740A JP 13795890 A JP13795890 A JP 13795890A JP 13795890 A JP13795890 A JP 13795890A JP H0431740 A JPH0431740 A JP H0431740A
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JP
Japan
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contact angle
air pollutants
plate
atmosphere
film
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JP13795890A
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Naoki Nagao
直樹 長尾
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 半導体装置を製造するクリーンルーム内の極く微量な大
気汚染物質の有無を検査する方法に関し、大気汚染物質
の濃度がPPBオーダの極く微量なものであっても、大
気汚染物質が存在することを検査可能とすることを目的
とし、 大気汚染物質に対して吸着性を有する板状体の表面に親
水性膜を形成してなる検査板の表面に液体液を垂らして
初期接触角を測定する工程と、上記検査板を大気汚染物
質の有無を検査すべき雰囲気中に放置する工程と、放置
後に、上記検査板の表面に再び上記液体液を垂らして放
置後接触角を測定する工程とよりなり、上記初期接触角
と上記放置後接触角との比較に基づいて上記雰囲気中の
大気汚染物質の有無を検査するよう構成する。
大気汚染物質も半導体装置の品質に悪影響を及はす。
特に蒸発ガス及び水分等の大気汚染物質にあっては、P
PMオーダ以下の極く微量であっても製造された半導体
装置の品質に悪影響を及ぼすことがある。
従って、半導体装置を製造するクリーンルームは、極く
微量な大気汚染物質を除去しうる構成のものが必要とさ
れている。
このためには、クリーンルーム内にある大気汚染物質の
濃度がPPBオーダのものであっても、大気汚染物質の
存在の有無を正しく検査できる方法が前提として必要と
される。
〔産業上の利用分野〕
本発明は半導体装置を製造するクリーンルーム内の極く
微量な大気汚染物質の有無を検査する方法に関する。
半導体装置の製造においては、微粒子は勿論、薬品の蒸
発ガス、有機溶剤の蒸発ガス、水分等の〔従来の技術〕 従来、微量な大気汚染物質の存在を検査する方法として
、ガスクロマトグラフィー又はイオンクロマトグラフィ
ーを使用する方法がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、この方法で検査てきるのは、PPMオーダが限
度であり、これ以下のPPBオーダの極微量なものにつ
いては、検査か不可能であった。
そこで、本発明は、大気汚染物質の濃度かPPBオーダ
の極く微量なものであっても、大気汚染物質が存在する
ことを検査可能とする大気汚染物質有無検査方法を提供
することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、大気汚染物質に対して吸着性を有する板状体
の表面に親水性膜を形成してなる検査板の表面に液体液
を垂らして初期接触角を測定する工程と、 上記検査板を大気汚染物質の有無を検査すべき雰囲気中
に放置する工程と、 放置後に、上記検査板の表面に再び上記液体液を垂らし
て放置後接触角を測定する工程とよりなり、 上記初期接触角と上記放置後接触角との比較に基づいて
上記雰囲気中の大気汚染物質の有無を検査する構成であ
る。
〔作用〕
放置工程は、雰囲気中にイオンクロマトグラフィーによ
っては検出か困難である程度の極く微量の大気汚染物質
が存在している場合であっても、大気汚染物質を検査板
に付着させる。
大気汚染物質は、検査板に付着して、検査板の表面の界
面状態を変化させる。界面状態の変化により、液体液の
接触角が変化する。
〔実施例〕
第1図及び第2図は夫々本発明の一実施例を説明する図
である。
本実施例は、実験の結果、薬品及び有機溶剤の蒸発ガス
及び水分等の半導体製造用クリーンルーム内における大
気汚染物質の大部分か固体の表面の界面状態を親水性か
ら撥水性に変化させることが判明したことに基づくもの
である。
まず、検査板作成工程1を行う。
この工程では、吸着性を有する表面を研磨したシリコン
(Si)板10に所謂SCI処理を施す。
即ち、 ■ Si板10を、過酸化水素水、アンモニア、湯の混
合、混合させた液でIO分程度洗浄して表面のS i 
Oを膜を解かして除去し、■ 更に水洗を10分程度行
ない、 ■ 硫酸で10分程度洗浄し、 ■ 再度水洗浄し、 ■ その後、乾燥する。
これにより、第2図(A)に示すように、Si板100
表面に、界面状態が親水性である5i−02膜11が形
成された検査板12か作成される。
次に、初期接触角測定工程2を行う。
この工程では、第2図(B)に示すように、検査板12
の上面に水滴13を垂らして、接触角測定装置を使用し
て初期接触角θ、を測定する。
SiO2膜11は親水性を有しているため、ぬれ性が良
く、水滴13は広(拡がった状態となり、初期接触角θ
1は約5度と小さい。
次に放置工程3を行う。
この工程3では、水滴を除去して、上記の検査板12を
、半導体製造用のクリーンルーム内に約−週間放置する
ここで、クリーンルーム内は、イオンクロマトグラフィ
ー及びガスクロマトグラフィーでは、薬品、有機溶剤の
蒸発ガス、水分等の大気汚染物質を検出出来ない程度に
、相当に清浄な状態にある。
クリーンルーム内に、PPBオーダの極く微量の大気汚
染物質14が存在している場合には、その濃度がPPB
オーダであるとはいえども、長期に亘る放置の間に、第
2図(C)に示すように、大気汚染物質14の一部が符
号15で示すように検査板12の上面に付着し、これに
吸着される。
この結果、親水性S i O2膜11の表面の界面状態
が変化する。本実施例では、親水性5in2膜11の表
面が撥水性SiO2膜16となる。
クリーンルーム内に大気汚染物質が全く無い場合には、
長期に亘る放置後も、親水性SiO□膜11の表面の界
面状態は変化せず、第2図(D)に示すように、元の状
態のままである。
12Aは、極く微量の大気汚染物質が存在しているクリ
ーンルーム内に放置した後の検査板であり112Bは、
大気汚染物質が全く無いクリーンルーム内に放置した後
の検査板である。
次に、放置後接触角測定工程4を行う。
この工程では、第2図(E)、(F)に示すように、検
査板12A112Bの上面に再び水滴13を垂らして、
接触角測定装置を使用して放置した後の接触角である放
置後接触角θ2a、  θ2bを測定する。
検査板12Aの表面の界面状態は撥水性を有しており、
水滴13は第2図(E)に示すように盛り上がった状態
となる。接触角θ2aは例えば45度である。
一方、別の検査板12Bの表面の界面状態は依然として
親水性を有しており、水滴13は第2図(F)のように
拡がった状態にある。接触角θ2bは例えば5度である
次に大気汚染物質有無判断工程5を行う。
この工程では、初期接触角θ1と放置後接触角θ2a、
  θ2bとの間に差違かあるか否かを調へる。
差違は、検査板12の表面の界面状態が変化したことか
原因であり、差違かあれば、そのクリーンルーム内には
極く微量の大気汚染物質が含まれていると判断し、差違
が無ければ、そのクリーンルーム内には極く微量の大気
汚染物質も含まれていないと判断する。
第2図(B)、(E)に示すように、差違かある場合に
は、そのクリーンルーム内には大気汚染物質かイオンク
ロマトグラフィー及びガスクロマトグラフィーによって
は検出不可能な程度に極く微量ではあるけれとも含まれ
ていると判断する。
また、第2図(B)、  (F)に示すように、差違か
無い場合には、そのクリーンルーム内には極く微量の大
気汚染物質も含まれていないと判断する。
ここで、検査板12の表面の界面状態は、親水性からこ
れとは正反対の撥水性を有するものに変化する。このた
め、上記の接触角の差違は大きく(上記実施例では40
度)、そのクリーンルーム内にイオンクロマトグラフィ
ー及びガスクロマトグラフィーによっては検出てきない
PPBオーダの大気汚染物質が存在しているか否かの判
断は、容易である。
次に、本発明の第2実施例について、第3図を参照して
説明する。
本実施例は、固体の表面の界面状態を撥水性から親水性
に変化させる大気汚染物質の有無の検査に適用される。
まず、第3図(A)に示すように、Si膜20の表面に
撥水性SiO2膜21を形成して検査板22を作成する
次いで、第3図(B)に示すように、検査板22の表面
に水滴23を垂らして、接触角θ1oを測定する。接触
角θ10は約45度である。
次いで、第3図(C)に示すように、検査板22をクリ
ーンルーム内に約1週間放置する。
このクリーンルーム内に、上記の大気汚染物質か極く僅
かでもあると、大気汚染物質24か符号25で示すよう
に検査板22に付着し、この表面の界面状態を親水性と
し、表面に親水性の5i−02膜25か形成される。2
2Aは放置後の検査板である。
次いで第3図(D)に示すように、検査板22Aの表面
に水滴23を垂らして、接触角θ11を測定する。接触
角θ11は約5度である。
上記のように初期接触角θ10と放置後接触角θ8.と
に差違があれば、そのクリーンルーム内にはイオンクロ
マトグラフィー等では検出不可能である極く微量の大気
汚染物質が存在していると判断される。
なお、検査板12.22としては大気汚染物質を吸着す
る特性を有するものであれば良く、Siの他に、石英ガ
ラス、MgFz 、CaF2.Ge。
ZnS、Zn5e等でもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、雰囲気中の大気
汚染物質の濃度かPPBオーダてありイオンクロマトグ
ラフィー等では検査が不可能である場合てあっても、そ
の雰囲気中に大気汚染物質か存在することを検査するこ
とが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の大気汚染物質有無検査方法の一実施例
を示す図、 第2図は第1図の各工程における状態を示す図、第3図
は本発明の別の実施例を示す図である。 2A。 3.2 4.2 5.2 6.2 を示す。 2B、22Aは放置後の検査板、 は水滴、 はクリーンルーム内の大気汚染物質、 は検査板に付着した大気汚染物質、 は撥水性SiO□膜

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)大気汚染物質に対して吸着性を有する板状体(1
    0)の表面に親水性膜(11)を形成してなる検査板(
    12)の表面に液体滴(13)を垂らして初期接触角(
    θ_1)を測定する工程(2)と、 上記検査板を大気汚染物質の有無を検査すべき雰囲気中
    に放置する工程(3)と、 放置後に、上記検査板(12A、12B)の表面に再び
    上記液体滴(13)を垂らして放置後接触角(θ2a、
    θ2b)を測定する工程(4)とよりなり、 上記初期接触角(θ_1)と上記放置後接触角(θ2a
    、θ2b)との比較に基づいて上記雰囲気中の大気汚染
    物質の有無を検査することを特徴とする大気汚染物質有
    無検査方法。
  2. (2)大気汚染物質に対して吸着性を有する板状体(2
    0)の表面に撥水性膜(21)を形成してなる検査板(
    22)の表面に液体滴(23)を垂らして初期接触角(
    θ_1_0)を測定する工程(2)と、 上記検査板を大気汚染物質の有無を検査すべき雰囲気中
    に放置する工程(3)と、 放置後に、上記検査板(22A)の表面に再び上記液体
    滴(23)を垂らして放置後接触角(θ_1_1)を測
    定する工程とよりなり、上記初期接触角(θ_1_0)
    と上記放置後接触角(θ_1_1)との比較に基づいて
    上記雰囲気中の大気汚染物質の有無を検査することを特
    徴とする大気汚染物質有無検査方法。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5583285A (en) * 1994-11-29 1996-12-10 Lucent Technologies Inc. Method for detecting a coating material on a substrate
JPH09271731A (ja) * 1996-04-08 1997-10-21 Toto Ltd 被対象物質除去方法
EP0749010A3 (en) * 1995-06-13 1997-11-19 Takasago Thermal Engineering Co. Ltd. Apparatus and method for evaluating contamination caused by organic substances deposited on substrate surface
US5798455A (en) * 1995-06-13 1998-08-25 Takasago Thermal Engineering Co., Ltd. Storehouse for use in storage of clean materials
WO2006131568A1 (de) * 2005-06-10 2006-12-14 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Verfahren und vorrichtung zum prüfen einer oberflächengüte
US9833833B2 (en) 2013-03-14 2017-12-05 Hitchiner Manufacturing Co., Inc. Refractory mold and method of making

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