JPH0431605Y2 - - Google Patents

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JPH0431605Y2
JPH0431605Y2 JP8952187U JP8952187U JPH0431605Y2 JP H0431605 Y2 JPH0431605 Y2 JP H0431605Y2 JP 8952187 U JP8952187 U JP 8952187U JP 8952187 U JP8952187 U JP 8952187U JP H0431605 Y2 JPH0431605 Y2 JP H0431605Y2
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valve
pressure
diaphragm
valve body
chamber
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は二次側流体圧力を検知するダイヤフラ
ムに連動して弁体が開閉動作を行なう減圧弁に関
するものであつて、主にガス、蒸気のような気体
を取扱う機器、配管などの減圧用に利用される。
従来の技術 二次側流体圧力をダイヤフラムで検知し、対抗
するばね力と不均衡を生じたときダイヤフラムの
動きに連動して弁体が開閉動作を行なう減圧弁は
実公昭46−5754号公報、実開昭48−923号公報な
どに見られるように広く知られている。
即ち、第4図に示すように弁本体31の内部に
設けた弁座32と接触離間することによつて一次
通路33と二次通路34とを遮断或いは連通する
弁体35を弁棒36によつてダイヤフラム37と
結合し、ダイヤフラム37の弁棒36側に形成さ
れたダイヤフラム室38を二次通路34と圧力検
出路39によつて連通するとともに、ダイヤフラ
ム37の反対側に可調整のばね44を作用させた
構成となつている。
考案が解決しようとする問題点 前記のような構成の減圧弁では、ダイヤフラム
室38に導入された二次側流体圧力にばね44の
弾性力がうち勝つたときダイヤフラム37がダイ
ヤフラム室38の方へ変位して弁体35を弁座3
2から離間させ、一次通路33から二次通路34
へ流体が流れるようになるが、流量の増大に伴い
流量に比例する流速が高くなつてダイヤフラム室
38の流体を圧力検出路39から二次通路34へ
大量に吸引するようになり、そのためにダイヤフ
ラム室38の圧力が大きく低下すると弁体35を
弁座32から大きく離間させ、弁開度を必要以上
に大きくして流量を更に増大させる。流量が増大
すると、今度は流体が逆に圧力検出器39を通つ
てダイヤフラム室38に導入されて閉弁方向の力
を発生し、その結果ハンチングを発生することが
あつた。即ち、開弁時に流速変化に伴うダイヤフ
ラム室38の大きな圧力変化によつて弁動作が不
安定となりやすい。
また、弁本体31の内部の二次通路34からダ
イヤフラム室38に流体圧力を導入する構成であ
るため、弁座32を通過して乱流を発生している
個所の流体圧力を検出しやすく、そのために弁動
作を更に不安定としやすい。その対策として圧力
検出器39に絞り40を設けることが試みられた
が、充分な圧力緩衝効果が得られていない。
そこで本考案はダイヤフラム室の圧力変化が小
さく安定した弁動作を行なわせることができる減
圧弁を提供するために考案されたものである。
問題点を解決するための手段 本考案は、弁本体の内部に形成された流路に設
けられている弁座のシート部に接触離間する弁体
と、前記弁体と弁棒によつて結合されたダイヤフ
ラムと、前記ダイヤフラムの一つの面に沿つて形
成され前記弁座よりも下流側の二次通路と圧力検
出路によつて連通したダイヤフラム室と、前記ダ
イヤフラムのもう一つの面に作用させたばねとを
具えている減圧弁において; 前記弁座は流体をシート部を経て二次通路へ通
過させる通孔を有する案内筒部を具え、前記弁体
が前記案内筒部に嵌装しているとともに、前記弁
体に前記弁座と対向して固着された下ふた体が前
記案内筒部と狭い隙間をもつて向かい合つた筒状
部を有しており、前記案内筒部と筒状部と弁体と
に囲まれた空間が導圧路によつて前記ダイヤフラ
ム室と連通させられて圧力室を形成している; 構成としたことによつて前記問題点を解決するた
めの手段とした。
作 用 圧力室は圧力検出路、ダイヤフラム室、導圧路
を経て二次通路と連通しているとともに隙間を通
じて弁座出口附近と連通し、閉弁時に二次側流体
圧力と等しい圧力にされている。ダイヤフラム室
の流体圧力にばねの弾性力がうち勝つて弁体が弁
座から離間すると、シート部から通孔を通つて二
次通路へ流体が流れるようになる。このとき、流
体圧力が低下したダイヤフラム室には先の閉弁時
に圧力室に貯えられた流体圧力が導圧路を通つて
送り込まれ、ダイヤフラム室の圧力低下を小さく
する。一方、案内筒部と筒状部との隙間から圧力
検出路の附近よりも高い流体圧力が圧力室に導入
されるのでダイヤフラム室の圧力低下抑制を持続
し、その結果弁開度の必要以上の増大を防止す
る。また、乱流による不規則な圧力低下も圧力室
の流体圧力で補填し弁動作を安定化する。
実施例 本考案の実施例を図面に基いて説明すると、弁
本体1の内部に流体の流路2が形成されていてそ
の中間部に弁座3が竪に設けられている。弁座3
は下向きのシート部4と、その下方の案内筒部5
と、上流側の一次通路7からシート部4を経て下
流側の二次通路8へ流体を通過させる通孔6とを
具えており、弁体9が案内筒部5に嵌装してい
る。
弁本体1の上方にばねケース10が配置されて
おり、弁本体1とばねケース10とに外側周縁部
を挟み固定したダイヤフラム11の中心部に弁体
9から上方へ延びる弁棒12が固着されていると
ともに、ばねケース10の頂部に固定した調節ね
じ13に螺装された上下可動の上ばね受14とダ
イヤフラム11に重ねられた下ばね受15との間
にコイル状のばね16が配置されている。
弁本体1の上面とダイヤフラム11とによつて
囲まれた空間はダイヤフラム室17を形成してお
り、二次通路8と圧力検出路18によつて連通し
ている。尚、弁本体1の一次通路7とダイヤフラ
ム室17との間の部分において弁棒12を貫通さ
せている貫通孔19は弁体9の有効面積と等しい
有効面積を有し弁棒12と一体のピストン20を
密に嵌装しており、これによつて弁体9に作用す
る一次側流体圧力を相殺するようになつている。
弁本体1の下部には弁座3と対向して下ふた体
21が固着され、弁体9に作用させたコイル状の
閉弁ばね22を受けているとともに、その筒状部
21aと弁座3の案内筒部5とが狭い隙間24を
もつて向い合つている。これらの案内筒部5と筒
状部21aと弁体9とに囲まれた空間は圧力室2
3を構成している。
第1,2図の実施例はダイヤフラム17と圧力
室23と弁体9、弁棒12の内部に設けた導圧路
25で連通したものである。即ち、この導圧路2
5は弁体9に螺装した調節ねじ付き針弁26によ
つて開度可調整の第一の開口25aと固定径の第
二の開口25bとによつて圧力室23に接続され
ており、ダイヤフラム室17に送り込まれる流体
は針弁26によつて微調整される。
第3図の実施例はダイヤフラム室17と圧力室
23とを調節ねじ付き針弁27を有し弁本体1の
外部に配置した導圧路28で連通したものであ
る。
これらの実施例において、圧力室23は圧力検
出路18、ダイヤフラム室17、導圧路25,2
8を経て二次通路8と連通しているとともに、隙
間24を通じて弁座3の出口附近と連通してお
り、閉弁時に二次側流体と等しい圧力とされてい
る。ダイヤフラム室17に導入されている二次側
流体圧力にばね16の弾性力がうち勝つてダイヤ
フラム11がダイヤフラム室17の方へ変位する
と、弁棒12を介して弁体9が一体に動作し弁座
3のシート部4から離間して一次通路7からシー
ト部4、通孔6を通過して二次通路8へ流体が流
れるようになる。弁開度の増大に伴つて流路2を
流れる流体の流量が増大し、流量に比例して流速
が増大することによつてダイヤフラム室17の流
体は圧力検出路18を通つて二次通路8に大量に
吸出され、そのままでは弁開度を必要以上に大き
くしてしまう。
しかし、本実施例では圧力室23に先の閉弁時
に貯えた流体が開弁後の二次側流体圧力よりも高
圧であるので、この流体圧力が導圧路25,28
を通つてダイヤフラム室17に導入され、その圧
力低下を小さくする。一方、流路2の流体圧力は
一次通路7、弁座3の出口附近、二次通路8の順
に低下しており、隙間24から圧力検出器18の
附近よりも高い弁座出口附近の流体圧力が圧力室
23に導入されるためダイヤフラム室17の圧力
低下抑制を持続し、その結果弁開度の必要以上の
増大を防止することとなる。
また、乱流による不安定な流体圧力がダイヤフ
ラム室17で検知された場合、ダイヤフラム室1
7は圧力の低下と上昇とを不規則に繰返すが、圧
力低下が前記同様に圧力室23の流体圧力によつ
て補填されるので乱流の影響が低減され、弁体9
の動作を安定化することとなる。
考案の効果 本考案によると、閉弁中に圧力室に貯えられた
流体圧力および開弁後に弁座出口附近から導入さ
れた流体圧力が、それらよりも低い圧力となつた
ダイヤフラム室に送り込まれるので、流量増大や
乱流発生による二次側流体圧力の低下に伴つてダ
イヤフラム室の流体が圧力検出路から二次通路へ
吸出されてもダイヤフラム室の圧力低下が抑制さ
れて圧力変化を小さくし、このため弁開度が必要
以上に大きくなつてハンチングを発生するという
心配や、乱流による流体圧力の不規則な変動を検
知して弁動作が不安定になるという心配がなくな
り、安定した弁動作を行なわせることができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す縦断面図、第2
図は第1図の拡大部分図、第3図は本考案の異な
る実施例を示す縦断面図、第4図は従来例の縦断
面略図である。 1……弁本体、2……流路、3……弁座、4…
…シート部、5……案内筒部、6……通孔、8…
…二次通路、9……弁体、11……ダイヤフラ
ム、12……弁棒、16……ばね、17……ダイ
ヤフラム室、18……圧力検出路、21……下ふ
た体、21a……筒状部、23……圧力室、24
……隙間、25,28……導圧路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 弁本体1の内部に形成された流路2に設けられ
    ている弁座3のシート部4に接触離間する弁体9
    と、前記弁体9と弁棒12によつて結合されたダ
    イヤフラム11と、前記ダイヤフラム11の一つ
    の面に沿つて形成され前記弁座3よりも下流側の
    二次通路8と圧力検出路18によつて連通したダ
    イヤフラム室17と、前記ダイヤフラム11のも
    う一つの面に作用させたばね16とを具えている
    減圧弁において; 前記弁座3は流体をシート部4を経て二次通路
    8へ通過させる通孔6を有する案内筒部5を具
    え、前記弁体9が前記案内筒部5に嵌装している
    とともに、前記弁本体1に前記弁座3と対向して
    固着された下ふた体21が前記案内筒部5と狭い
    隙間24をもつて向かい合つた筒状部21aを有
    しており、前記案内筒部5と筒状部21aと弁体
    9とに囲まれた空間が導圧路25,28によつて
    前記ダイヤフラム室17と連通させられて圧力室
    23を形成している; ことを特徴とする減圧弁。
JP8952187U 1987-06-10 1987-06-10 Expired JPH0431605Y2 (ja)

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JP8952187U JPH0431605Y2 (ja) 1987-06-10 1987-06-10

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JPS63199311U JPS63199311U (ja) 1988-12-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2758927B2 (ja) * 1989-05-20 1998-05-28 株式会社日立製作所 弁装置
JP5384134B2 (ja) * 2009-02-13 2014-01-08 株式会社テイエルブイ 蒸気用減圧弁

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JPS63199311U (ja) 1988-12-22

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