JPH0431530B2 - - Google Patents

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JPH0431530B2
JPH0431530B2 JP14391186A JP14391186A JPH0431530B2 JP H0431530 B2 JPH0431530 B2 JP H0431530B2 JP 14391186 A JP14391186 A JP 14391186A JP 14391186 A JP14391186 A JP 14391186A JP H0431530 B2 JPH0431530 B2 JP H0431530B2
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、発電機能を備えた測定機に係り、特
に、測定対象を電気信号に変換する検出器等を含
み測定値を電子式表示手段に表示するようした測
定機に有効利用される。
〔背景技術とその問題点〕
例えば、測定機である直線型変位検出装置にお
いて、その本体に刻設された目盛から測定対象で
ある長さを読み取りいわゆる機械的測定機に対
し、測定対象を電気信号に変換する検出器を設け
表示手段に表示した測定対象の測定値をデジタル
または/およびアナログ的に読み取るようしたい
わゆる電子式直線型変位検出装置が知られ、精度
が良くかつ読取容易であることから多くの産業分
野で利用されている。
このように測定対象を検出する検出器等電装品
を内蔵した測定機としては、その使用目的や使用
態様等から上記電子式直線型変位検出装置の他、
電子式キヤリバー、電子式マイクロメータ、電子
式ダイヤルゲージ、電子式硬度計等と適宜分類さ
れているが、その測定対象は長さ、硬度に限らず
圧力、重量等々におよびまた検出器も光電方式、
静電容量方式、磁気方式、接点方式等と任意に選
択採用されている。
かかる測定対象を検出する検出器を含む電装品
が内蔵された従来測定機の一般的構造を、上記電
子式変位検出装置を例として説明する。被測定物
に関与させる測定機本体たるスピンドルの移動変
位量を検出するための検出器を本体内に設け、こ
の検出器からの電気信号を所定処理して得た測定
値を表示手段であるデジタル表示器あるいはアナ
ログ表示器に表示できるようするとともにその電
装品を駆動等するための電源である電池をも内蔵
させて電子式変位検出装置を構成していた。
従つて、測定現場においてスピンドルを被測定
物に関与させるだけで測定値をデジタルまたは/
およびアナログ値として容易に読み取ることがで
きる結果、迅速かつ精度良く測定ができた。
しかしながら、上記従来測定機には次のような
問題があつた。
すなわち、検出器等電装品を駆動するための電
源として電池が利用されているため、その電池容
量を大きくすれば測定機全体が大型化し携帯型と
するのに不利であるばかりか支持架台を堅牢かつ
大型化しなければならず、さらに形式によつては
片手操作できないという欠点があつた。反面、そ
の電池容量を小さくするときは電圧低下が早く測
定値に誤差を含む事態を招来させ、また測定途中
において測定を中断しなければならないという最
悪事態を多発させる虞れがあつた。そこで、その
小型化と使用時間等を比較考量して電池容量を決
定していたが、時間長は不定であるものの依然と
して電池交換をしなければならずその作業が煩わ
しく、また電池を手元近くに常備しておかなけれ
ばならないという問題もあつた。一方、かかる電
池の不利不便を解決するものとして太陽電池を内
蔵させるものも提案されているが、この場合には
十分な外光を必須とするので測定現場の制約が生
じ作業能率が悪いばかりか太陽電池の集光面を測
定機本体の外表面に設けなければならないことか
ら、設計条件を厳しくする他、結果として大型化
かつ経済的負担を増大させた。さらに測定現場に
よつては集光面に油滴や塵埃がたまり満足な使用
ができないという問題があつた。
このように、従来の測定機では検出器等をより
精巧、小型軽量としているものの運用の実際にあ
つては、その電源の選択等が測定機の本来的目的
を発現し阻害するという重要な技術的問題となつ
ていた。
〔発明の目的〕
本発明は、前述した従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、電池交換等作業をする
ことなく常に十分な電力を保障しつつ高精度の測
定ができる発電機能を備えた測定機を提供するこ
とにある。
〔問題点を解決するための手段および作用〕
本発明は、上記従来問題点が、測定機の消費電
力量にかかわらず一定容量を持ち、かつ減量する
方向のみに作用する電池をもつて検出器等電装品
の電源としていたことに着目し、その必要に応じ
て何時でも発電補充できるようしたものである。
これがため、本発明は、可動部材の変位から被
測定物の寸法、角度、硬度の何れかを測定する測
定機本体と、前記可動部材に連動し前記寸法、角
度、硬度の何れかを電気信号に変換する検出器を
含む電装品と、この検出器からの出力信号を所定
処理して前記寸法、角度、硬度の何れかの測定値
を求めるとともにその測定値を表示および/また
は外部出力する表示手段を含み形成された測定回
路と、前記可動部材の直線的な移動により発電す
る発電機およびこの発電機が発生した電力を蓄電
する蓄電回路を含み形成されて前記測定回路等の
電装品を駆動するための電力を発生するリニヤ型
発電手段と、前記可動部材の直線運動を利用して
前記発電手段を駆動させるための駆動手段とを備
えて構成し前記目的を達成するのである。
従つて、測定作業者が測定機本体を操作すれば
その可動部材の運動を伝達する駆動手段を介し内
蔵したリニヤ型発電機が駆動されるので内蔵検出
器等電装品の消費電力を十分にまかなうことがで
きるから、途中に電池交換作業をせずかつ測定場
所を制約されずに何時でも最良の常態において迅
速かつ高精度な測定を達成することができる。
〔実施例〕
本発明に係る発電機能を備えた測定機の実施例
を図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1実施例) この第1実施例では、測定機の型種を前記従来
の場合と同様の電子式変位検出装置としている。
さて、この実施例の第1図ないし第3図に示さ
れるように電子式変位検出装置は、測定機本体1
と測定回路100と発電手段200とこの発電手
段200を駆動するための駆動手段20と過充電
防止回路60および低電圧検出回路70とから構
成されている。
まず、第1図において、測定機本体1は、静止
体と可動体とから形成される。静止体は、上方に
起立させた起立部5A,5Bを有する肉厚の基体
2、この基体2に嵌装され内部収容空間を形成す
るためのフレーム3、基体2に一体的に設けられ
たステム6およびこのステム6と軸線を平行とし
て基体2に立設されたガイド棒7とから構成され
ている。なお、起立部5B(図で右側)には上下
方向に走る開口溝4が設けられている。一方、可
動体は先端側に測定子9を有し軸線方向に摺動自
在としてステム6に支持された可動部材としての
スピンドル8から構成されている。
また、静止体に対する可動体の相対移動は、駆
動手段20によつて行われ、両者の標準状態はガ
イド棒7に巻設されたバネ10で測定子9が図で
最下位置となるように可動体を静止体に付勢させ
て維持されるものとされている。なお、このバネ
10は測定圧力を生じさせる機能も有する。
駆動手段20は、後記の発電手段200を作動
させるものであるが、この実施例では可動部材で
あるスピンドル8を測定作業に応じ移動変位させ
るためのスピンドル移動手段を併用できるよう構
成している。すなわち、駆動手段20はスピンド
ル8を高速移動させるためのスピンドル8に装着
されたレバー11と、スピンドル8を低速移動
(詳しくは微小変位)させるためのレリーズ装置
12とから構成されている。
ここに、駆動部材21とレリーズ装置12とは
次のように機械的連結されている。発電手段20
0たるリニヤ型発電機30のロータを駆動するた
めの駆動部材21はL字状とされ、その垂直部2
2をスピンドル8の上端側に一体的に固定させる
とともに水平部23に設けられた穴24をガイド
棒7に摺動自在に被嵌させている。従つて、駆動
部材21を介しスピンドル8は回動不能となり廻
止機能が備えられたことになる。一方、L字状の
ナツト部材16は穴17をガイド棒7に駆動部材
21の下側において摺動自在に被嵌され図で左右
方向に変位不能とされている。ところで、ボルト
部材26は頭部27がフレーム3の外側とされ、
開口溝4を貫通させた雄ネジ28がナツト部材1
6の雌ネジ18に螺合されている。従つて、ボル
ト部材26を開口溝4に沿つて上下動させれば、
ナツト部材16、駆動部材21を介しスピンドル
8を上下移動させることができ、かつ所望の位置
でボルト部材26を回動させると頭部27が基体
2に表面に押圧されるから測定子9を任意の位置
にセツトすることができる。ここで、レリーズ装
置12のチユーブ13はボルト部材26に固定
し、ワイヤ14の先端側はボルト部材26の貫通
溝29を通し、駆動部材21の傾斜面25に当接
可能として測定機本体1に取り付けられている。
従つて、駆動手段20は、レバー11を把持して
高速でスピンドル8を移動させることもできる
し、レリーズ装置12のボタン15を押すことに
よつてボルト部材26でセツトした位置を基準と
してスピンドル8を微動させることもできる。
また、測定回路100は、測定対象を電気信号
に変換する検出器101、この検出器101から
の電気信号を1パルスが1μmと規定されるパル
ス信号に変換するパルス化回路104、そのパル
ス信号を計数して測定値とするカウンタ105お
よび測定値を電子的に表示する表示手段110と
から構成されている(第2図参照)。なお、表示
手段110にはプリンタ等への外部出力機能が設
けられている。検出器101は、スピンドル8に
軸線を同じくして固定されたメインスケール10
2と基体2の起立部5Aに固定されたケース10
6に支持されたインデツクススケール103と図
示省略した発受光器とから形成された光電方式の
変位検出センサーである。各スケール102,1
03には対応する光学格子が設けられている。
従つて、基体2を固定させた状態で測定子9を
被測定物(図示省略)に当接させて両者を関与さ
せれば、スピンドル8の移動変位量によつて被測
定物の長さあるいは厚さ等測定対象を特定するこ
とができる。
すなわち、スピンドル8が上下動されると検出
器101はその変位量相当電気信号をパルス化回
路104に出力することができる。カウンタ10
5はそれを測定値として計数する。また、表示手
段110は、第3図に示すようにカウンタ105
から入力される測定値相当信号から当該測定値を
デジタル表示するデジタル表示器111と同じく
アナログ的に表示するアナログ表示器112を有
するとともに、過充電表示部113と低電圧表示
部114とを設け構成されている。ここに、本実
施例では前記の検出器101、パルス化回路10
4、カウンタ105、表示手段110および後記
の過充電防止回路60等を併せ電装品と定義する
ものとする。
発電手段200は、第1図および第2図に見ら
れるようにリニヤ型の小型発電機30と整流回路
40と蓄電回路50とから構成され、小型発電機
30は第1図に示すように基体2の起立部5Aに
固定された鉄枠36とリード線38,38が設け
られたコイル37とから形成されたステータ35
と、駆動部材21と一体的な鉄片34および永久
磁石33から形成されたロータ31とからなる単
相交流発電機である。そして、この発電機30か
ら出力される交流電圧を全波整流する整流回路4
0は4つの整流ダイオード41,41,41,4
1とチヨークコイル42とから形成され、直流電
圧に変換する。なお、蓄電回路50は電気二重層
コンデンサ51を含み形成されており、蓄電容量
は前記電装品を100時間駆動できるものと決定さ
れ、また発電機30は1〜2秒間運転すれば前記
電装品を15〜18分間駆動できるだけの発電容量を
もつものと選択されている。従つて、発電不要の
場合に備え整流回路40にはスイツチ43が設け
られている。
そして、この発電機30を駆動させるための駆
動手段20は、前記の通り測定のためにスピンド
ル8を上下動させるためのスピンドル移動手段と
併用するものとされているから測定者が被測定物
にスピンドル4を当接すべくレバー11またはレ
リーズボタン15を操作すれば、格別の発電用操
作を必要とすることなく発電手段200は駆動さ
れ、その蓄電回路50に充電することができる。
また、過充電防止回路60は、測定者の任意で
あるスピンドル8の移動速度が過大になると発電
機30からの交流電圧が変動し、前記電装品に過
充電、過電流を荷ける虞れが生じるので、これを
事前に制限し、あるいは検出し過充電表示部11
3に表示させることによつて測定者に注意喚起し
円滑な運用を図るためのものである。ここに過充
電防止回路60は過電流防止に機能する定電流ダ
イオード61、過充電防止に機能する抵抗64と
直列接続されたツエナーダイオード62、トラン
ジスタ63、抵抗65,66から形成されたスイ
ツチング回路である過電圧検出回路から構成され
ている。従つて、過電流は定電流ダイオード61
すなわち定電流回路で制限され、また過充電の場
合にはトランジスタ63が導通するので端子67
の電圧がローレベルとなり、このローレベル信号
をもつて過充電表示部113に点灯表示すること
ができる。そこで、ツエナーダイオード62等を
許容電圧より低く選択しておけば事前に測定者に
注意喚起できるから過充電となることが回避でき
る。なお、低電圧検出回路70は、上記許容電圧
より低い電圧を検出するよう形成されている。従
つて測定者が実測定前に数回空運転(スピンドル
8を上下動させる)をすれば蓄電回路50に初期
に消費するに十分な電力を蓄えることができる。
次に本実施例の作用について説明する。
測定は、駆動手段20のレバー11を持ち上げ
てスピンドル8を第1図で上方向に移動させた
後、測定子9との間に被測定対象物(図示省略)
を配し、再びレバー11を静かに降下させて測定
子9を被測定物に当接することによつて行われ
る。なお、同種製品の検査のような場合にはレリ
ーズ装置12を用いて迅速な測定をすることがで
きる。
測定値は、検出器101、パルス化回路10
4、カウンタ105を介し、表示手段110のデ
ジタル表示器111、アナログ表示器112に表
示される。これらについては公知ゆえこれ以上の
説明は省略する。
さて、測定に際し、スピンドル8を上下動させ
ると、軸線に回動不能かつスピンドル8と同期移
動可能とされた駆動部材21がステータ35に対
してロータ31を直線(リニヤ)相対移動させる
ことができる。このように発電手段200は駆動
手段20によつて駆動されることにより、発電機
30からはステータ35のコイル37に設けられ
た出力電路たるリード線38,38から単相交流
電力が発生され、整流回路40はこれを全波整流
して蓄電回路50の電気二重層型のコンデンサ5
1に直流電力を蓄電することができる。従つて、
測定回路100は蓄電回路50からの直流電力に
よつて円滑な運転が保障される。
ところで、測定者が不馴等によりスピンドル8
を必要以上に高速移動するときは過充電防止回路
60の働きにより表示手段110の過充電表示部
113に過充電未然防止のための表示がなされ
る。これにより、過充電は防止される。もとより
過電流は定電流ダイオード61の作用により回避
される。また、測定開始等において蓄電不足の場
合には低電圧表示部114にその旨表示されるの
で測定者は測定に先立ち発電のためにスピンドル
8を数回移動するだけで直ちに蓄電回路50に測
定に十分な電力を蓄電することができる。一方、
蓄電電力量が多くあるいは測定作業が長時間続行
されるときには無用な発電等を実行しないようス
イツチ43をOFFとすればよい。
従つて、この実施例によれば、発電手段200
が測定機本体1に一体的に設けられているから、
その発電機能によつて常に十分な消費電力が確保
され電装品の円滑運転ができ、高精度な測定が保
障される。
また、発電機能を備えるから大容量の電池を内
蔵させることも、煩雑な電池交換作業も必要な
く、測定中断という事態も回避できる。と同時に
測定機全体を小型化、携帯化できるし、軽量化も
できる。当然に身近に多数の電池を備蓄しておく
必要もない。また、太陽電池型の如く集光面の汚
れ等問題は生じる余地もなく測定作業現場も制限
されず作業能力を向上させることができる。
また、発電手段200の発電機30は、1〜2
秒間運転するだけで電装品消費電力の15〜18分間
相当量を発電できかつ、蓄電回路50はこれを蓄
電できるので、電池等を交換することなくただち
に消費電力を確保できるとともに、低電圧による
誤差を発生させないで高精度な測定をすることが
できる。発電不要の場合にはスイツチ43を
OFFとすればよく、発電によるスピンドル8の
移動力も小さくしてよく負担とならない。
さらに、発電手段200は、測定作業に必須な
スピンドル8の移動手段と併用させたレバー11
またはレリーズ装置12によつて形成された駆動
手段20で駆動されるから、発電機能を発現させ
るために格別の工具や操作を必要とせず取り扱い
容易である。
また、発電機30は、スピンドル8の直線運動
を利用して駆動されるリニヤ型とされているか
ら、回転手段等を必要とせず簡単な構造で安定し
た運転ができるとともに測定機全体を小型とする
ことができるという優れた効果を奏する。
さらにまた、過充電防止回路60が設けられて
いるから過充電・電流が回避され、測定回路10
0等の破損を招くことがないので従来の電装品を
そのまま利用できる。また、過充電表示部113
の表示によつてスピンドル8の高速運転が防止さ
れ、これは高精度測定にも寄与する効果を奏す
る。一方低電圧表示部114も設けられているか
ら、測定開始前に充電作業をすることができ、測
定途次における誤差の発生も未然防止できる。
また、上記のように小型であつて十分な発電機
能を備えているので、従来に倍する電装品を具備
できるから、検出器等内蔵の測定機の機能を一層
充実させることができ、産業界への利用普及拡大
を期待することができる。
(第2実施例) 第2実施例は、第4図および第5図に示すよう
に測定機の型種を電子式ダイヤルゲージとしてい
る。従つて、第1実施例の場合と比較して測定機
本体1の構造が異なる。第4図において、測定機
本体1は円形のフレーム3とこのフレーム3にス
テム6を介し軸方向に摺動自在に装着された先端
に測定子9を有するスピンドル8とから形成され
ている。そして駆動手段20は直接スピンドル8
を移動させればよいものとしているからスピンド
ル8がこれに当たる。すなわち、ロータ31はス
ピンドル8自体に被嵌させた永久磁石33から形
成されている(第5図参照)。また表示手段11
0はフレーム2の前面に設けられたアナログ表示
器112とケーブル118で連結されたデジタル
表示器111とから形成されている。つまり、表
示手段110のアナログ表示器112は測定機本
体1と一体的に設けられ、デジタル表示器111
は別置型となつている。このデジタル表示器11
1は記録用紙117を自動送りできるプリンタ1
16から構成されている。
他の発電手段200、駆動手段20等の構成に
ついては、第1実施例の場合と同様である。
従つて、従来の機械式指針表示ダイヤルゲージ
と同様にスピンドル8を上下動してその測定子9
を被測定物に当接させれば測定ができ、その測定
値を表示手段110のデジタル表示器111とア
ナログ表示器112との双方で簡単にかつ精度よ
く読み取ることができる。
また、測定のためのスピンドル8の上下動によ
つて発電することができる。よつて、第1実施例
の場合と同様に消費電流を確保しつつ高精度測定
を達成することができる。さらに測定値をデジタ
ル表示器110で記録することができる。
(第3実施例) 第3実施例は第6図に示すように測定機本体1
を電子式ハイトゲージとした場合である。測定機
本体1は、ベース76、このベース76に立設さ
れた一対の支柱72,72、この支柱72,72
に摺動自在とされたスライダ74およびスライダ
74を上下動させるハンドル(図示省略)から構
成されている。また、スライダ74には被測定物
に接触子が当接した瞬間に検出器101または図
示省略したカウンタ105の出力をラツチさせる
ための測定子9が一体的に設けられている。
ここに、検出器101は、支柱72,72間に
配設されたメインスケール102、スライダ74
に内蔵されたインデツクススケール103、図示
省略した発光器、受光器からなる公知の光電方式
リニヤ型検出センサーとされている。また、駆動
手段20(図示省略)は、図示省略のハンドルを
含みスライダ74を上下動できるよう形成されス
ライダ74内に収容されている。発電手段200
のリニヤ型発電機30は支柱72に取り付けられ
たロータ31(図示省略)とスライダ74に内蔵
されたステータ35から構成されている。
従つて、この実施例では図示省略のハンドルを
回動しスライダ74を上下動させて測定子9の接
触子を被測定物に当接させつつその測定対象を測
定することができるとともにスライダ74の上下
動によつて発電機30が駆動されるので発電機能
が発揮される結果第1実施例の場合と同様の効果
を奏することができる。さらに、第3実施例によ
れば、ステータ35側を移動させる構成であつて
も本発明を実施できる測定機の型種を拡大できる
ということが理解される。特に、光電方式の検出
器101は内蔵する全電装品の消費電力の70〜80
%の電力を消費するが発電機能を備えているこの
実施例では前記実施例の場合と同様に、従来の電
池内蔵電源タイプに対し使用時間を長くかつ検出
精度を一層向上させることができる。
なお、以上では、好適な各実施例を示したが、
本発明はその構成に限定されず以下のような構造
等を自由に選択して実施することができることそ
の要旨から明白である。
すなわち、発電手段200は、単相交流発電機
としたが第7図に示すような三相交流発電機等で
もよい。もとより、永久磁石33はMK鋼、Ba
−フエライト、クローム、コバルト鋼等から選択
できる。もつとも交流発電機でなくとも要は発電
機能を備えればよいから直流発電機等でもよい。
また、蓄電回路50は電気二重層のコンデンサ5
1から形成したが他の型のコンデンサとしてもよ
く、また第7図に示すようにニツケルカドミウム
電池52等二次電池として実施してもよい。
また、駆動手段20は、スピンドル8を直接利
用したもの、レバー11を付設したものあるいは
レリーズ装置12とから形成したが、要はスピン
ドル8の移動に伴つて発電手段200が駆動され
ればよいから、スピンドル8を移動させる機構で
あれば、例えば、リンク機構のような機構を含み
形成したものであつてもよい。
さらに、測定回路100は、対応する光学格子
を有するメインスケール102とインデツクスス
ケール103等からなる光電方式の検出器101
等を有するものとしたが、検出器101はこれに
限定されず、静電容量方式、磁気方式、接点方式
等でもよい。要は測定機本体1との関係において
選択すべきものである。この意味において測定機
自体も電子式ダイヤルゲージ等に限定されず、電
子式のインジケータ、内外計測定機、角度計、回
転計、硬度計等々でもよく、要は長さに限らず回
転、硬度を能率よく測定できるものであればよ
い。
また、表示手段110は、外部出力機能を有す
るものとしたが、必ずしも必要でない、半面にお
いて外部出力機能だけとしアナログ表示器112
等を省略するものとしてもよい。
このように、各構成要素の種別、構造等は任意的
に選択が可能である。
〔発明の効果〕
本発明は、従来の電池交換作業を必要とせず常
に十分な消費電力を充電確保できかつ高精度測定
を保障できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る発電機能を備えた測定
機の第1実施例を示す側断面図、第2図は同じく
発電手段等の回路を示すブロツク図、第3図は同
じく発電手段等の回路図、第4図は、測定機を電
子式ダイヤルゲージとした第2実施例を示す全体
構成図、第5図は同じく第2実施例の場合のリニ
ヤ型発電機の要部構成図、第6図は測定機を電子
式ハイトゲージとした第3実施例を示す全体構成
図、および第7図は蓄電回路に二次電池を採用し
た場合の他の実施例を示す回路図である。 1……測定機本体、20……駆動手段、30…
…リニヤ型発電機、40……整流回路、50……
蓄電回路、60……過充電防止回路、70……低
電圧検出回路、100……測定回路、101……
検出器、110……表示手段、200……発電手
段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 可動部材の変位から被測定物の寸法、角度、
    硬度の何れかを測定する測定機本体と、 前記可動部材に連動し前記寸法、角度、硬度の
    何れかを電気信号に変換する検出器を含む電装品
    と、 この検出器からの出力信号を所定処理して前記
    寸法、角度、硬度の何れかの測定値を求めるとと
    もにその測定値を表示および/または外部出力す
    る表示手段を含み形成された測定回路と、 前記可動部材の直線的な移動により発電する発
    電機およびこの発電機が発生した電力を蓄電する
    蓄電回路を含み形成されて前記測定回路等の電装
    品を駆動するための電力を発生するリニヤ型発電
    手段と、 前記可動部材の直線運動を利用して前記発電手
    段を駆動させるための駆動手段とを備えているこ
    とを特徴とする発電機能を備えた測定機。 2 前記特許請求の範囲第1項に記載した発電機
    能を備えた測定機において、前記発電機が、交流
    発電機と静止型整流回路とを含み形成されている
    発電機能を備えた測定機。 3 前記特許請求範囲第1項または第2項に記載
    した発電機能を備えた測定機において、前記発電
    手段が、過充電を防止するための過充電防止回路
    を含み形成されている発電機能を備えた測定機。 4 前記特許請求の範囲第3項に記載した発電機
    能を備えた測定機において、前記過充電防止回路
    が、定電流回路と過充電検出回路および過充電表
    示手段を含み形成されている発電機能を備えた測
    定機。
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