JPH04314888A - 表面処理液及び方法 - Google Patents

表面処理液及び方法

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JPH04314888A
JPH04314888A JP10822091A JP10822091A JPH04314888A JP H04314888 A JPH04314888 A JP H04314888A JP 10822091 A JP10822091 A JP 10822091A JP 10822091 A JP10822091 A JP 10822091A JP H04314888 A JPH04314888 A JP H04314888A
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JP
Japan
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surface treatment
tin
treatment liquid
copper
ester
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Application number
JP10822091A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Fukamachi
一彦 深町
Yasuhiro Shirokabe
靖裕 白壁
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Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Mining Co Ltd
Nikko Kyodo Co Ltd
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23FNON-MECHANICAL REMOVAL OF METALLIC MATERIAL FROM SURFACE; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL; MULTI-STEP PROCESSES FOR SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL INVOLVING AT LEAST ONE PROCESS PROVIDED FOR IN CLASS C23 AND AT LEAST ONE PROCESS COVERED BY SUBCLASS C21D OR C22F OR CLASS C25
    • C23F11/00Inhibiting corrosion of metallic material by applying inhibitors to the surface in danger of corrosion or adding them to the corrosive agent
    • C23F11/08Inhibiting corrosion of metallic material by applying inhibitors to the surface in danger of corrosion or adding them to the corrosive agent in other liquids
    • C23F11/10Inhibiting corrosion of metallic material by applying inhibitors to the surface in danger of corrosion or adding them to the corrosive agent in other liquids using organic inhibitors

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Electroplating And Plating Baths Therefor (AREA)
  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)
  • Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、錫及び錫合金めっき材
の表面処理液、表面処理方法及び表面処理されたコネク
タ接触子に関する。特には潤滑、防錆、はんだ付け性及
び電気的接続性が長期間に安定して優れる表面処理液及
び表面処理されたコネクタ接触子に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器用接続部品としてコネクタは最
も代表的なものであり多種多様のコネクタが実用化され
ている。電気製品の小型化、高級化に伴い、その電気回
路は益々精密になり、コネクタも小型化されてきている
。コネクタのコンタクトの表面処理には、金、銀、ロジ
ウム、ニッケル、錫、はんだなどのめっきが代表的なも
のとして挙げられる。特に錫およびはんだめっきは、低
価格であり、また、柔らかい金属であるが、酸化被膜は
硬く剥がれ易いため、挿抜により新しい金属表面が得ら
れるため民生機器を中心に使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、錫あるいはは
んだめっきした材料のはんだ付け性は、経時劣化を起こ
すことが知られているが、従来はこの経時劣化を抑える
方法がなかった。また、耐食性が低く、悪環境下では、
白錆等が発生し、外観及びその他の特性に悪影響があっ
た。また、スリット、プレス等の加工工程でロール等と
擦れた際、粉が発生したり、傷が付いたりしていた。ま
た、巻き取り後のコイルの運搬や保管時の振動や圧着に
より、傷付いたり、材料が凝着することがあった。更に
、プレス後のプレス品同士が擦れることにより、傷つい
たり、フレッティングコロージョンが起こっていた。
【0004】本発明は、このような問題点を解決する表
面処理液及びそれを用いる表面処理方法を提供すること
を目的とし、あわせてそれにより処理されたコネクタを
提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる状況に鑑み、本発
明者等は鋭意研究を行なった結果、以下に示す表面処理
液、方法及び表面処理されたコネクタを発明するに至っ
た。すなわち、本発明は、 (1)銅系または鉄系金属材料に錫または錫合金をめっ
きした材料を処理する表面処理液であって、以下の(A
)〜(E)の各群のうちの2種以上の群からそれぞれ1
種または2種以上選択された化合物を含む有機溶剤溶液
よりなることを特徴とする表面処理液。 (A)イソステアリン酸、酸化ワックス、及び酸化ペト
ロラタム0.05〜5wt% (B)アルキル置換ナフタレンスルフォン酸塩0.05
〜5wt% (C)アミン0.05〜5wt% (D)金属石けん0.05〜5wt% (E)フタル酸エステル、亜りん酸エステル、グリセリ
ンモノエステル、及びソルビタンエステル0.01〜5
wt% (2)キレート形成性環状窒素化合物の1種もしくは2
種以上0.05〜5wt%をさらに含有することを特徴
とする前記(1)記載の表面処理液。 (3)前記(1)記載の(A)〜(E)から選択された
いずれか1種の化合物0.01〜5wt%と、キレート
形成性環状窒素化合物の1種又は2種以上0.05%〜
5wt%を含有する表面処理液。 (4)アミン系またはフェノール系酸化防止剤の1種も
しくは2種以上0.001〜1wt%以上をさらに含有
することを特徴とする前記(1)、(2)又は(3)記
載の表面処理液。 (5)銅系または鉄系金属材料に錫または錫合金をめっ
き後、前記(1)、(2)、(3)又は(4)記載の表
面処理液で処理することを特徴とする表面処理方法。 (6)錫または錫合金をめっきした銅系または鉄系金属
材料をプレス加工後、前記(1)、(2)、(3)又は
(4)記載の表面処理液で処理することを特徴とする表
面処理方法。 (7)銅系または鉄系金属材料に錫または錫合金をめっ
きした材料からなり、前記(1)、(2)、(3)又は
(4)記載の表面処理液で表面処理したことを特徴とす
るコネクタである。
【0006】本発明の表面処理液のもう一つの必須成分
は、以下の(A)〜(E)で示される群から選択される
。すなわち、 (A)イソステアリン酸、酸化ワックス、及び酸化ペト
ロラタム0.05〜5wt% (B)アルキル置換ナフタレンスルフォン酸塩0.01
〜5wt% (C)アミン0.05〜5wt% (D)金属石けん0.05〜5wt% (E)フタル酸エステル、亜りん酸エステル、グリセリ
ンモノエステル、及びソルビタンエステル0.01〜5
wt%であり、これらは2種以上の群からそれぞれ1種
又は2種以上混合して添加され、耐食性向上に寄与する
。 上記(A)〜(D)成分の添加量は0.05〜5wt%
である。0.05wt%未満では防錆効果が低く、5w
t%を越えると、接触抵抗への悪影響が認められる。又
、(E)成分の添加量は、0.01〜5wt%の範囲で
あり、0.01wt%未満では耐食性向上効果が得られ
ず、5wt%を越えると接触抵抗への悪影響が認められ
る。
【0007】本発明において使用する(B)成分のアル
キル置換ナフタレンスルフォン酸塩は下記一般式で表さ
れる。
【化1】 (Rは炭素数6〜12のアルキル基;Mは塩形成成分;
nは1〜2の整数、mはMの価数に一致する整数)
【0
008】アルキル置換ナフタレンスルフォン酸塩として
好ましいものを具体的に例示すれば、たとえば、ジノニ
ルナフタレンスルフォン酸バリウム塩、ジノニルナフタ
レンスルフォン酸カルシウム塩、ジノニルナフタレンス
ルフォン酸亜鉛塩、ジノニルナフタレンスルフォン酸バ
リウム塩基性塩、ジノニルナフタレンスルフォン酸エチ
レンジアミン塩、ジノニルナフタレンスルフォン酸ナト
リウム塩、及びジノニルナフタレンスルフォン酸リチウ
ム塩、ジノニルナフタレンスルフォン酸鉛塩、ジノニル
ナフタレンスルフォン酸アンモニウム塩、ジノニルナフ
タレンスルフォン酸トリエタノールアミン塩等を挙げる
ことができる。
【0009】本発明において使用する上記(C)成分の
アミンとしては、脂肪族又は環状脂肪族が好ましく、特
に好ましいものとしては、オクタデシルアミン、ドデシ
ルアミン、デシルアミン、オクチルアミン、及びクロヘ
キシルアミン等を挙げることができる。
【0010】又、本発明において使用する上記(D)成
分の金属石けんとして特に好ましいものとしては、たと
えば、酸化ペトロラタム金属塩、酸化ワックス金属塩、
ステアリン酸金属塩、ラウリン酸金属塩、リシノレン酸
金属塩、ミリスチン酸金属塩、オレイン酸金属塩、ナフ
テン酸金属塩、及びラノリン酸金属塩等を挙げることが
でき、金属塩は特に制限はないが、好ましくはCa、A
l、Ba、Pb塩等である。
【0011】本発明において使用する上記(E)成分の
フタル酸エステルとしては、例えば、フタル酸ジメチル
、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジヘ
プチル、フタル酸ジ−n−オクチル、フタル酸ジ−2−
エチルヘキシル、フタル酸ジイソノニル、フタル酸オク
チルデシル、フタル酸ジイソデシル等を挙げることがで
きる。
【0012】亜りん酸エステルとしては、例えば、トリ
フェニルホスファイト、トリクレジルホスファイト、ジ
フェニルノニルホスファイト、トリラウリルホスファイ
ト、ジラウリルハイドロゼンホスファイト等を挙げるこ
とができる。グリセリンモノエステルとしては、例えば
、グリセリンモノオレイン酸エステルをあげることがで
きる。
【0013】ソルビタンエステルとしては、例えば、ソ
ルビタンモノ・ラウレート、ソルビタンモノ・ステアレ
ート、ソルビタンモノ・パルミテート、ソルビタンモノ
・オレエート、ソルビタンセスキ・オレエート、ソルビ
タントリ・オレエート等をあげることができる。
【0014】本発明の表面処理液には必要に応じてキレ
ート形成性環状窒素化合物;アミン系又はフェノール系
酸化防止剤を添加することができる。キレート形成性環
状窒素化合物は、銅、ニッケル等に配位して安定なキレ
ートを形成する化合物で、特にベンゼン環を有する環状
窒素化合物、あるいはトリアジン系化合物が好ましい。 具体例を挙げれば、ベンゼン環を有する環状窒素化合物
としては、たとえば、ベンゾトリアゾール系として下記
一般式2
【化2】 インダゾール系として下記一般式3
【化3】 ベンズイミダゾール系として下記一般式4
【化4】 インドール系として下記一般式5
【化5】 (上記各式中、R1は水素、アルキル、置換アルキルを
表わし、R2はアルカリ金属、水素、アルキル、置換ア
ルキルを表わす)等を挙げることができる。
【0015】ベンゾトリアゾール系としては、例えばベ
ンゾトリアゾール(R1、R2ともに水素)、1−メチ
ルベンゾトリアゾール(R1が水素、R2がメチル)、
1−(N,N−ジオクチルアミノメチル)ベンゾトリア
ゾール(R1が水素、R2がN,N−ジオクチルアミノ
メチル)、トリルトリアゾール(R1がメチル、R2が
水素)、ソジウムトリルトリアゾール(R1がメチル、
R2がナトリウム)等が好ましい。
【0016】インダゾール系としては、例えばインダゾ
ール(R1、R2ともに水素)、2−メチルインダゾー
ル(R1が水素、R2がメチル)、2−ベンジルインダ
ゾール(R1が水素、R2がC6H5CH2)、1−ア
セチルインダゾール(R1が水素、R2がCOCH3)
等が好ましい。
【0017】ベンズイミダゾール系としては、例えばベ
ンズイミダゾール(R1、R2ともに水素)、N−アセ
チルベンズイミダゾール(R1が水素、R2がCOCH
3)、N−ベンゾイルベンズイミダゾール(R1が水素
、R2がCOC6H5)等が好ましい。
【0018】インドール系としては、例えばインドール
(R1、R2ともに水素)、インドール−1−カルボン
酸(R1が水素、R2がCOOH)、1−メチルインド
ール(R1が水素、R2がCH3)等が好ましい。
【0019】また、トリアジン系化合物の好ましい具体
例を挙げれば、例えば、6−置換−1,3,5−トリア
ジン−2,4−ジチオール−ナトリウム塩として下記一
般式6
【化6】 (Rはアルキル基で置換されたアミノ基を表わし、例え
ば−N(C4H9)2、−N(C8 H17)2、−N
(C12H25)2、−NHC8H16CH=CHC8
H17等が好ましい。)、シアヌル酸(2,4,6−ト
リオキシ−1,3,5−トリアジン)として下記一般式
【化7】 メラミン(2,4,6−トリアミノ−1,3,5−トリ
アジン)として下記一般式8
【化8】 である。
【0020】これらは1種または2種以上混合して添加
され、ペトロラタムと共に耐食性、耐久性を向上させる
。その濃度は総量で0.05〜5wt%である。0.0
5wt%より小さいと耐食性、耐久性が低く、また、5
wt%より大きいと電気的接続性に支障が生じる。
【0021】又、本発明の表面処理液に、必要に応じて
添加される上記のアミン系又はフェノール系酸化防止剤
としては、たとえば、P,P′−ジオクチルジフェニル
アミンとして下記一般式9
【化9】 4,4′−テトラメチルジアミノジフェニルメタンとし
て下記一般式10
【化10】 4,4′−メチレン−ビス−(2,6−ジ−t−ブチル
フェノール)として下記一般式11
【化11】 2,2′−メチレン−ビス−(4−メチル−6−t−ブ
チルフェノール)として下記一般式12
【化12】 2,2′−メチレン−ビス−(4−エチル−6−t−ブ
チルフェノール)として下記一般式13
【化13】 2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾールとして下記一
般式14
【化14】 ブチル化ヒドロキシアニゾールとして下記一般式15

化15】 2,6−ジ−t−ブチル−4−エチルフェノールとして
下記一般式16
【化16】 等を挙げることができる。
【0022】これらは、1種又は2種以上を0.001
〜1wt%添加することができる。これらの成分を添加
することにより、耐久性を一層向上させることができる
。 すなわち、表面処理皮膜の機能を長期に亘り安定させ、
また高温環境における皮膜の劣化を抑制する効果を有す
る。0.001wt%未満ではその効果を得ることはで
きず、1wt%を越えると接触抵抗の低下現象が認めら
れる。
【0023】表面処理液は上述の成分を有するが、溶媒
としては特に制限されず、公知の有機溶媒より適宜選択
することができる。例えばトルエン、キシレン等の石油
系溶媒、トリクロロエチレン、トリクロロエタン等のハ
ロゲン系溶媒、あるいはフロン系溶媒等である。
【0024】処理方法としては、めっき品を表面処理液
中に浸漬するか、表面処理液をスプレー、あるいは塗布
するなど、何れの方法によることもできる。しかし本発
明において、めっき品の形状が板・条、プレス部品であ
るを問わず、めっき直後すなわち連続ラインであれば、
そのラインの中で処理することが、表面処理の各種機能
を高める効果が高いことを見いだした。
【0025】さらに、めっき品をプレス加工後に本発明
の表面処理液で表面処理する事も有効である。めっき後
表面処理した金属材料であっても、その後のプレス加工
で付着したプレス油を洗浄する工程において、表面処理
の機能の多くは喪失する、そこで再度の表面処理が有効
となる。
【0026】その後のコネクタの加工工程においても、
最終の電子機器の組み立てまで、めっき品の洗浄工程が
あれば同様に表面処理機能は喪失するため、適宜本発明
により表面処理する事が有効である。さらには電子機器
にコネクタとして組み込まれ実使用に際しても、使用に
ともない接点性能が低下するなどの場合は、適宜表面処
理液により処理することができる。従って、本発明は本
発明表面処理液により処理されたコネクタをも包含する
ものである。
【0027】なお、本発明における、めっき母材となる
金属材料は、銅及び、黄銅、りん青銅、チタン銅等の各
種銅合金、鉄、ステンレス鋼、高ニッケル合金等、コネ
クタの要求性能に従い適宜選択でき、何等制限されない
。下地めっきについては、銅、ニッケル等を適宜でき、
何等制限されない。錫または錫合金めっきは、酸性浴、
アルカリ性浴からの無光沢めっき、光沢めっき、リフロ
ーめっきも包含するものである。
【0028】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明する。ばね用りん青銅(C5210)の厚み0.2m
mの冷間圧延材を用い、雄及び雌の連続端子をそれぞれ
プレス成形した。これをリール・ツウ・リールの連続電
気めっきラインを通して電気めっきを施した。めっきラ
インにおいては、脱脂、酸洗後、1.5μmの厚みでリ
フロー錫、リフローはんだ及び光沢はんだの各種のめっ
きを施し、トリクロロエタンを溶媒とした各種表面処理
液に浸漬し、表面処理を施した。こうして表面処理した
雄と雌の端子をキャリアー部から切断しリード線を圧着
したものを供試材とした。これらの供試材を塩水噴霧試
験(JISZ  2731−1988)48時間に供し
、耐食性を評価した。また、塩水噴霧試験後の材料のは
んだ付け性をJIS  C  0050−1985(エ
ージング無し、方法1)で試験を行ない、はんだ濡れ面
積で評価した。また、塩水噴霧試験後の材料の接触抵抗
を4端子法で測定した。また、雄と雌のコネクタを嵌合
し、バイブレーター上に固定し、1時間バイブレーター
を作動させた後、コネクタを引き抜き、その接触部の外
観で耐振動性を評価した。バイブレーターで1時間振動
後の材料の接触抵抗を測定した。接触抵抗測定は次の条
件で行なった。 荷    重:0.1N 摺動速度:0.02mm/sec 摺動距離:2mm 測定点  :200 結果を表1に示す。
【表1】 注1)ただし、表中表面処理液の略号は以下の通りであ
る。 A− 1  イソステアリン酸 − 2  酸化ワックス − 3  酸化ペトロラタム − 4  ジノニルナフタレンスルフォン酸バリウム塩
− 5  ジノニルナフタレンスルフォン酸カルシウム
塩− 6  ジノニルナフタレンスルフォン酸亜鉛塩−
 7  ジノニルナフタレンスルフォン酸バリウム塩基
性塩 − 8  ジノニルナフタレンスルフォン酸エチレンジ
アミン塩 − 9  ジノニルナフタレンスルフォン酸ナトリウム
塩−10  ジノニルナフタレンスルフォン酸リチウム
塩−11  オクタデシルアミン −12  ドデシルアミン −13  デシルアミン −14  オクチルアミン −15  シクロヘキシルアミン −16  酸化ペトロラタムCa塩 −17  酸化ワックスCa塩 −18  ステアリン酸Ca塩 −19  ラウリン酸Al塩 −20  リシノレン酸Al塩 −21  ミリスチン酸Ca塩 −22  オレイン酸Ba塩 −23  ナフテン酸Ba塩 −24  ラノリン酸Al塩 −25  フタル酸ジメチル −26  フタル酸ジエチル −27  フタル酸ジブチル −28  フタル酸ジヘプチル −29  フタル酸ジ−n−オクチル −30  フタル酸ジ−2−エチルヘキシル−31  
フタル酸ジイソノニル −32  フタル酸オクチルデシル −33  フタル酸ジイソデシル −34  トリフェニルホスファイト −35  トリクレジルホスファイト −36  ジフェニルノニルフェニルホスファイト−3
7  トリラウリルホスファイト −38  ジラウリルハイドロゼンホスファイト−39
  グリセリンモノオレイン酸エステル−40  ソル
ビタンモノ・ラウレート−41  ソルビタンモノ・ス
テアレート−42  ソルビタンモノ・パルミテート−
43  ソルビタンモノ・オレエート−44  ソルビ
タンセスキ・オレエート−45  ソルビタントリ・オ
レエートB−1  ベンゾトリアゾール −2  インダゾール −3  ベンズイミダゾール −4  インドール −5  1−メチルベンゾトリアゾール−6  トリル
トリアゾール −7  ソジウムトリルトリアゾール −8  メラミン C−1  P,P′−ジオクチルフェニルアミン−2 
 4,4′−テトラメチルジアミノジフェニルメタン −3  4,4′−メチレン−ビス−(2,6−ジ−t
−ブチルフェノール) −4  2,2′−メチレン−ビス−(4−メチル−6
−t−ブチルフェノール) −5  2,2′−メチレン−ビス−(4−エチル−6
−t−ブチルフェノール) −6  2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール−7
  ブチル化ヒドロキシアニゾール−8  2,6−ジ
−t−ブチル−4−エチルフェノール注2)試験の判定
基準は次の通りである。 ■塩水噴霧試験後の外観 ○:白錆なし ×:白錆あり ■はんだ付け性(n=5) ○:はんだ濡れ面積が98%以上 ×:はんだ濡れ面積が98%未満 ■塩水噴霧試験後の接触抵抗、振動後の接触抵抗○:接
触抵抗最大値が20mΩ未満 ×:接触抵抗最大値が20mΩ以上 ■耐振動性 ○:摩耗が認められない ×:摩耗が認められる
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、本発明により表面処
理された錫または錫合金の接点は、処理直後のはんだ付
け性、過酷な腐食環境においても優れた耐食性及びはん
だ付け性を有する。また、フレッティングコロージョン
等、錫の凝着に起因する外観不良及びコンタクトにおけ
る接触不良の発生を抑えることができる。
【表2】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  銅系または鉄系金属材料に錫または錫
    合金をめっきした材料を処理する表面処理液であって、
    以下の(A)〜(E)の各群のうちの2種以上の群から
    それぞれ1種または2種以上選択された化合物を含む有
    機溶剤溶液よりなることを特徴とする表面処理液。 (A)イソステアリン酸、酸化ワックス、及び酸化ペト
    ロラタム0.05〜5wt% (B)アルキル置換ナフタレンスルフォン酸塩0.05
    〜5wt%、 (C)アミン0.05〜5wt% (D)金属石けん0.05〜5wt% (E)フタル酸エステル、亜りん酸エステル、グリセリ
    ンモノエステル、及びソルビタンエステル0.01〜5
    wt%
  2. 【請求項2】  キレート形成性環状窒素化合物の1種
    もしくは2種以上0.05〜5wt%をさらに含有する
    ことを特徴とする請求項1記載の表面処理液。
  3. 【請求項3】  請求項1記載の(A)〜(E)から選
    択されたいずれか1種の化合物0.01〜5wt%と、
    キレート形成性環状窒素化合物の1種又は2種以上0.
    05%〜5wt%を含有する表面処理液。
  4. 【請求項4】  アミン系またはフェノール系酸化防止
    剤の1種もしくは2種以上0.001〜1wt%を、さ
    らに含有することを特徴とする請求項1、2又は3記載
    の表面処理液。
  5. 【請求項5】  銅系または鉄系金属材料に錫または錫
    合金をめっき後、請求項1、2、3又は4記載の表面処
    理液で処理することを特徴とする表面処理方法。
  6. 【請求項6】  錫または錫合金をめっきした銅系また
    は鉄系金属材料をプレス加工後、請求項1、2、3又は
    4記載の表面処理液で処理することを特徴とする表面処
    理方法。
  7. 【請求項7】  銅系または鉄系金属材料に錫または錫
    合金をめっきした材料からなり、請求項1、2,3又は
    4記載の表面処理液で表面処理したことを特徴とするコ
    ネクタ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000167483A (ja) * 1998-12-10 2000-06-20 Tokyo Tekko Co Ltd 鋳物製鉄筋継手の耐水塗装法
JP2018159124A (ja) * 2017-03-23 2018-10-11 住鉱潤滑剤株式会社 防錆剤組成物

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