JPH0431480Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0431480Y2
JPH0431480Y2 JP1986086400U JP8640086U JPH0431480Y2 JP H0431480 Y2 JPH0431480 Y2 JP H0431480Y2 JP 1986086400 U JP1986086400 U JP 1986086400U JP 8640086 U JP8640086 U JP 8640086U JP H0431480 Y2 JPH0431480 Y2 JP H0431480Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
duct
heat insulating
units
unit
ducts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986086400U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62198442U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986086400U priority Critical patent/JPH0431480Y2/ja
Publication of JPS62198442U publication Critical patent/JPS62198442U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0431480Y2 publication Critical patent/JPH0431480Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Duct Arrangements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は空調設備等に使用されるダクトに係
り、特に断熱効果を有するダクトを構成するため
のダクト用断熱パネルに関する。
〔考案の背景〕
半導体製造は無塵環境を必要とするため、その
製造は通常クリーンルーム内で行われる。一般
に、クリーンルームは、天井面に取付けられた複
数のHEPA(高性能)フイルタを通して清浄エア
をクリーンルーム室内に吹き出し、又室内のエア
を床面から吸い込んで再び天井面のHEPAフイ
ルタを通すエア循環方式を採用している。
ところで空調設備のエア循環等に利用されるダ
クトは、鋼板等を折曲げて矩形状に形成したもの
が使用され、断熱効果を与えるために、鋼板の外
側に断熱材を張り付けたものを使用している。し
かしながら、このような従来のダクトは、設置場
所で鋼板同志を連結させる為のボルトの締結が煩
雑な上、断熱材を鋼板等の外面に張り付けなけれ
ばならないので、施工に大きな手間がかかる。
そこで、このような不具合を解消するダクト用
断熱パネルとして、特開昭49−31138号公報に開
示されたものがある。このダクト用断熱パネル
は、断熱材の両面に湿気やガスを通さない膜を被
覆して板状のダクト基板を構成し、該ダクト基板
の一面に、一方の膜と断熱材とを貫いた複数の溝
を形成し、該溝を折り曲げ支点としてダクト基板
を折り曲げ加工することによつて角型筒状のダク
トユニツトを形成したものである。そして、ダク
トを組み立てる場合には、前記ダクトユニツトを
順次連結するだけで良いので、ダクトの設置場所
でダクトを容易に組み立てることができる。
しかしながら、特開昭49−31138号公報に開示
されたダクト用断熱パネルでは、ダクトユニツト
を連結する際に、ダクトユニツトの連結部で連結
作業を行わなければならないので、連結作業が困
難な狭隘な場所ではダクトユニツトを連結でき
ず、ダクトを組み立てることができないという欠
点がある。
〔考案の目的〕
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもの
で、ダクトユニツトの連結作業が困難な狭隘な場
所に於いてもダクトを容易に組み立てることがで
きるダクト用断熱パネルを提案することを目的と
している。
〔考案の概要〕
本考案は、前記目的を達成するために、ダクト
の配設方向に沿つて敷設された少なくとも一対の
平行レールと、平行レールに係合する少なくとも
2箇所の溝状切欠部が形成されて平行レールに沿
つて案内されると共に、その表面に断熱材が被覆
されたダクトユニツトと、から成り、前記ダクト
ユニツトの両端面には互いに嵌合してシール部を
形成する凹凸部が形成され、前記ダクトユニツト
を前記平行レールに沿つて順次送り出し、ダクト
ユニツトの端面同士の凹凸部を嵌合させることに
より複数のダクトユニツトを順次連結してダクト
を構成することを特徴とする。
〔実施例〕
以下添付図面に従つて本考案に係るダクト用断
熱パネルの好ましい実施例を詳説する。
第1図は本考案に係るダクト用断熱パネルの斜
視図である。第1図に示すようにダクト用断熱パ
ネル10は断熱材12と、断熱材12の両面に張
り付けられる鋼板14,14とから成る3層の矩
形板として構成される。断熱材12は硬質ウレタ
ンフオームから成り、断熱効果がある。鋼板14
はアルミニウム−亜鉛合金から成り、導電性及び
耐腐食性が優れている。
第1図及び第2図に示すようにダクト用断熱パ
ネル10は3ケ所に切れ込み部16,16,16
が形成され、下面の鋼板14を除いて上面の鋼板
14及び断熱材12が切断されている。ダクト用
断熱パネル10は切れ込みに沿つて略90゜に折曲
げ加工することにより、第3図に示すように断面
が矩形状のダクトユニツト10Aが形成されると
共に、ダクトユニツト10Aの角部に前記切れ込
み部16,16,16で形成される溝状の切欠部
(以下、切り込み部16と同じ符号で説明する)
が形成される。前記切欠部16,16…のうち隣
接される2つの切欠部16,16は、図3に示す
一対の平行レール28,28上に摺動可能に係合
される。これにより、ダクトユニツト10Aは、
レール28,28に切欠部16,16を介してス
ライド可能に配置される。尚、前記レール28,
28は、ダクトの配設方向に沿つて予め敷設され
る。
前記ダクトユニツト1Aの下面の鋼板14の両
端片14A,14Bは折曲げ加工によつて接続さ
れ、両端片14A,14Bは粘着テープ18によ
つて接合される。
又ダクトユニツト10A同志が連結される断熱
材12の端辺12A,12Bには第4図に示すよ
うに凸部20及び凹部22が形成され、凹部22
内にはゴム状のシール材24が設けられる。凸部
20を有する端辺12Aが凹部22を有する端辺
12Bに挿入されると、ダクトユニツト10A同
志の連結部はシール材24によつて気密にされ
る。
前記の如く構成された本考案に係るダクト用断
熱パネルによれば、先ず、ダクト用断熱パネル1
0を工場等で加工形成し、平板状態で運搬車等に
積載してダクトの設置場所等に運ぶ。次に、ダク
トの設置場所においてダクト用断熱パネル10を
切れ込み部16,16,16で折曲げ形成し、第
3図に示す矩形状のダクトユニツト10Aを形成
する。次いで、ダクトユニツト10Aの内側の鋼
板14の両端部同志をシリコンシール材18で接
続した後、ダクトユニツト10Aをダクトが設置
される2本のレール28,28上に切欠部16,
16を介して載置する。そして、ダクトユニツト
10Aを第3図の矢印Aに示すように、送り出し
位置(レール28,28の左端)からレール2
8,28に沿つてダクトの配設方向に順次送り出
し、その送り出し力を利用して先進のダクトユニ
ツト10Aの凸部20に後進のダクトユニツト1
0Aの凹部22を押圧して嵌合させ、ダクトユニ
ツト10A,10A…を順次連結しダクトを組み
立てる。
このように本実施例では、ダクト用断熱パネル
10をダクトの設置場所に於いて組み立て、レー
ル28,28上にダクトユニツト10Aを乗せて
送り出し、その送り出し力を利用して互いに連結
するようにしたので、作業員がダクトユニツト1
0Aの連結部で連結作業する必要が無くなる。従
つて、連結作業が困難な狭隘な場所でもダクトユ
ニツト10Aを容易に連結することができる。
前記実施例に於いて、ダクト用断熱パネル10
の鋼板14に導電性塗料を塗布して、ダクトユニ
ツト10Aの内面の耐腐食性を向上させてもよ
い。この場合には、塗料が導電性を有するため、
ダクト内面に静電気の発生する虞れがなく、塵埃
等が付着しにくい。
第5図は本考案に係るダクト用断熱パネル第2
実施例を示した断面図である。第5図に示すよう
にダクト用断熱パネル10は4ケ所に切れ込み1
6,16,16,16が形成され、折曲げ加工さ
れて断面が5角形に形成される。折曲げ加工によ
る接続端部14A,14Bは上端に位置し、接続
端部14A,14Bには止めキヤツプ30が設け
られる。ダクトユニツトに形成されたダクト用断
熱パネル10は屋外に設けられた2本のレール2
8,28上に切欠部16,16を介して載置さ
れ、室外に設置されるダクトとして形成される。
このように形成されたダクト用断熱パネル10
によれば、上部が鋭角状に形成されて、該上部に
キヤツプ30等が被せられているので、雨天時に
雨水が溜ることがない。従つて屋外等に設置され
るダクトに有効である。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案に係るダクト用断熱
パネルによれば、ダクトユニツトに形成した溝状
切欠部をダクトの配設方向に敷設した平行レール
に係合し、ダクトユニツトを平行レールに沿つて
順次送り出し、この送り出し力を利用してダクト
ユニツトの端面同士の凹凸部を嵌合させることに
より複数のダクトユニツトを順次連結するように
したので、ダクトユニツトの連結部で連結作業を
行う必要がない。従つて、ダクトユニツトの連結
作業が困難な狭隘な場所に於いても、ダクトを容
易に組み立てることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るダクト用断熱パネルの斜
視図、第2図は本考案に係るダクト用断熱パネル
の断面図、第3図は本考案に係るダクト用断熱パ
ネルによつて組み立てられるダクトの斜視図、第
4図は第1図の−線に沿う断面図、第5図は
本考案に係るダクト用断熱パネルの他の実施例を
示す断面図である。 10……ダクト用断熱パネル、12……断熱
材、14……鋼板、16……切れ込み部(切欠
部)、20……凸部、22……凹部、

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ダクトの配設方向に沿つて敷設された少なく
    とも一対の平行レールと、 平行レールに係合する少なくとも2箇所の溝
    状切欠部が形成されて平行レールに沿つて案内
    されると共に、その表面に断熱材が被覆された
    ダクトユニツトと、 から成り、前記ダクトユニツトの両端面には
    互いに嵌合してシール部を形成する凹凸部が形
    成され、前記ダクトユニツトを前記平行レール
    に沿つて順次送り出し、ダクトユニツトの端面
    同士の凹凸部を嵌合させることにより複数のダ
    クトユニツトを順次連結してダクトを構成する
    ことを特徴とするダクト用断熱パネル。 (2) 前記ダクトのユニツトの内面に導電性塗料を
    施すことを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項記載のダクト用断熱パネル。
JP1986086400U 1986-06-06 1986-06-06 Expired JPH0431480Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986086400U JPH0431480Y2 (ja) 1986-06-06 1986-06-06

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986086400U JPH0431480Y2 (ja) 1986-06-06 1986-06-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62198442U JPS62198442U (ja) 1987-12-17
JPH0431480Y2 true JPH0431480Y2 (ja) 1992-07-29

Family

ID=30942670

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986086400U Expired JPH0431480Y2 (ja) 1986-06-06 1986-06-06

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0431480Y2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009287893A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Hitachi Plant System Engineering Co Ltd 防食ダクト、およびダクト接合部の構造
JP5513277B2 (ja) * 2010-06-24 2014-06-04 タイガースポリマー株式会社 吸音材取付構造
JP6271182B2 (ja) * 2013-08-07 2018-01-31 株式会社荏原製作所 消音板ユニットおよびこれを用いたセル形消音器ならびに消音設備
JP2019105388A (ja) * 2017-12-11 2019-06-27 コーキ株式会社 煙突

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4931136A (ja) * 1972-07-20 1974-03-20
JPS4931138A (ja) * 1972-07-18 1974-03-20

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4931138A (ja) * 1972-07-18 1974-03-20
JPS4931136A (ja) * 1972-07-20 1974-03-20

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62198442U (ja) 1987-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0026178B1 (en) A spacer means for providing air gaps between a roof or ceiling and its insulation
US7526903B2 (en) Thermal break and panel joint for an air handling enclosure
US3251163A (en) Clamp joint construction for prefabricated panels
US3537485A (en) Duct modules for climate control system
JPH0431480Y2 (ja)
JP2003184196A (ja) 外壁構造、建物ユニット及びユニット建物
JPH0311648Y2 (ja)
GB2284989A (en) Protecting ducts against fire
JPH10266455A (ja) ケーシングパネル及びその接合構造
JPH0319675Y2 (ja)
JPH06101988A (ja) 熱交換器
JPH0513847Y2 (ja)
JP3004497U (ja) 角ダクトふらんじ用マット
JPS644019Y2 (ja)
JP2022186519A (ja) 点検口、及び断熱材の施工方法
JP3161568B2 (ja) パネルの接合構造およびパネルの接合方法
JPH09137527A (ja) 建物の出隅部構造
JPS5835958Y2 (ja) ソウフウダクト
JP2522521Y2 (ja) 屋外用絶縁バスダクト
JPH0423133Y2 (ja)
JP2586999Y2 (ja) フリーアクセスフロア及び床板
JPH0486449A (ja) ダクト装置
JPS6349447Y2 (ja)
JPH084142A (ja) 建物の断熱パネル
JPH06117058A (ja) 折板状外囲体