JPH04314494A - ミシンの送り装置 - Google Patents

ミシンの送り装置

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JPH04314494A
JPH04314494A JP3007951A JP795191A JPH04314494A JP H04314494 A JPH04314494 A JP H04314494A JP 3007951 A JP3007951 A JP 3007951A JP 795191 A JP795191 A JP 795191A JP H04314494 A JPH04314494 A JP H04314494A
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JP
Japan
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clutch
disc
switching
shaft
switching device
Prior art date
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Application number
JP3007951A
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English (en)
Inventor
Kurt Klundt
クルト クルント
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GM Pfaff AG
Original Assignee
GM Pfaff AG
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Publication date
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B27/00Work-feeding means
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B27/00Work-feeding means
    • D05B27/10Work-feeding means with rotary circular feed members
    • D05B27/14Work-feeding means with rotary circular feed members rotating discontinuously

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送り車を切り換え駆動
させるためのミシンの送り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ドイツ特許公開第3210997号公報
から知られているこの種の送り装置では、回転する送り
手段が第1の段階式切り換え装置を介して送り方向に駆
動される。送り方向を逆転させるために、逆方向に配置
される第2の段階式切り換え装置が設けられている。2
つの段階式切り換え装置は常時駆動され、一緒に変位可
能に支持されていると共に、切り換え手段を介して、送
り手段と連結された軸とそれぞれ連結される。それぞれ
の連結は歯部を介して行われる。このことの欠点は、前
進搬送から後退搬送へピッチが偶然に正確に噛み合うよ
うに切り換える際に、ピッチがずれた状態で歯部が噛み
合うことである。従って針と縫製物の相対位置が変化し
、その結果針が前もって穿刺された穴に穿刺されず、縫
製物の美観と堅牢性が損なわれる。特に革製品の製造の
場合にこのような欠点が生じる。なるほど切り換えの際
のずれの大きさは歯部のピッチを小さく選定することに
より小さくすることができるが、歯が脆いためにクラッ
チの精度と摩耗特性が著しく損なわれてしまう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、切り
換え過程時の回動公差が極めて小さくなるように切り換
え装置の連結が行われる送り装置を提供することである
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、送り車の駆動軸が、クラッチを介して、互
いに逆の方向へ駆動可能な2つの段階式切り換え装置の
一方と選択的に連結可能である、送り車を切り換え駆動
させるためのミシンの送り装置においては(請求項1)
、クラッチが制御可能な2つの多板クラッチによって構
成され、該多板クラッチは、そのクラッチ入力側を各段
階式切り換え装置の従動部分と選択的に連結可能であり
、且つ送り車の駆動軸と連結されている1つの共通のク
ラッチ出力側を有していることを特徴とするものである
【0005】また本発明は、上記課題を解決するため、
送り車の駆動軸が、クラッチを介して、揺動伝動装置に
よって駆動される段階式切り換え装置及び該段階式切り
換え装置によって駆動される逆転装置と選択的に連結可
能である、送り車を切り換え駆動させるためのミシンの
送り装置においては(請求項2)、クラッチが制御可能
な2つの多板クラッチによって構成されていることと、
第1の多板クラッチのクラッチ入力側が段階式切り換え
装置の従動部分と、または第2の多板クラッチのクラッ
チ入力側が逆転装置の従動部分と連結可能であることと
、多板クラッチが、送り車の駆動軸と連結されている1
つの共通のクラッチ出力側を有していることとを特徴と
するものである。
【0006】請求項1は、対称に構成される2つのクラ
ッチから成る切り換えクラッチを有している送り装置に
関するものであり、請求項2は、1つの段階式切り換え
装置及びこれと連動する逆転装置と協働する切り換えク
ラッチを備える送り装置に関するものである。
【0007】実施態様項1によれば、後退搬送への切り
換え過程のためにだけ設けられていることにより、両多
板クラッチを切り換えるための簡単な構成が得られる。
【0008】実施態様項2に記載の構成により、圧縮バ
ネによって付勢されている多板クラッチを迅速に解除さ
せることができる。
【0009】実施態様項3は、1つの多板クラッチと空
気圧シリンダとの間に配置されるエアダクトの有利な構
成に関するものである。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付の図面を用いて
説明する。
【0011】図1から6までに図示した実施例のミシン
は、基板1(図1)と、スタンド2と、アーム3と、ヘ
ッド4とを有している。アーム3では通常のように上軸
5が支持されている。上軸5は、Vベルト6を介して、
基板1の下方に固定されている図示していないモータに
より駆動される。
【0012】上軸5により歯付きベルト7を介して、基
板1内に支持されているルーパー軸8が駆動される。ル
ーパー軸8は、図示していないルーパーと駆動連結され
ている。
【0013】上軸5は、クランク9と連結棒10とを介
して、針11を備えた針棒12を駆動する。連結棒10
は図示していない枢着部を介して針棒12に枢着されて
いる。針棒12は、軸14に固定されている針棒ガイド
15で支持されている。軸14は上軸5に平行にアーム
3で支持され、ねじ16によってアーム3に固定されて
いる。
【0014】基板1の下方に支持されている揺動軸20
(図2)にはクランク21が固定されている。クランク
21は、引張り棒22を介して、第1の段階式切り換え
装置24の伝動要素23に枢着されている。
【0015】基板1の下方には担持体25が固定されて
いる。担持体25は2つのブシュ26と26’6と26
’(図3)を収容している。1つのブシュには第1の段
階式切換え装置24が、他のブシュには第2の段階式切
り換え装置24’が支持されている。
【0016】2つの段階式切り換え装置24と24’は
互いに対称になるように配置されている。段階式切り換
え装置24,24’はそれぞれ多板クラッチ28,28
’と連結されている。段階式切り換え装置24,24’
及び多板クラッチ28,28’は原理的には同一の構成
であり、従って以下の説明では一方だけを取上げ、他方
の構成が異なる場合にだけその構成に関し言及すること
にする。
【0017】左側の(第1の)段階式切り換え装置24
の伝動要素23は、ブシュ30と連結されている。ブシ
ュ30はころがり軸受31で支持されている。ブシュ3
0はころがり軸受32上を回転する。ころがり軸受32
は惰行軸受として機能し、多板クラッチ28のクラッチ
ボス33で支持されており、回転方向において多板クラ
ッチ28を連行させる。クラッチボス33は中空軸34
aで支持されている。
【0018】中空軸34aの一端にはテーパーボス35
が固定されている。中空軸34aを貫通している伸長ね
じ(Dehnschraube)34bの頭部は、中空
軸34aのテーパーボス35とは逆の側の端部に接して
いる。中空軸34aは伸長ねじ34bとともに、送り車
(Schiebrad)37のための駆動軸34を形成
している。このため送り車37は伸長ねじ34bの、中
空軸34aから突出しているねじ部34cにねじ固定さ
れている。送り車37は対向テーパー37aを有してい
る。対向テーパー37aはテーパーボス35に接し、テ
ーパーボス35を送り車37に固定させている。
【0019】中空軸34aは、伸長ねじ34bの頭部に
接している領域で先細りになっており、スプリングセッ
ト38を担持している。スプリングセット38の片側は
、スナップリング39を介して、左側の多板クラッチ2
8のクラッチボス33の段部33aに係合している。 スプリングセット38の他の側はスラスト軸受40に係
合している。スラスト軸受40は伸長ねじ34bの頭部
で支持されている。
【0020】多板クラッチ28のクラッチボス33は側
方にフランジ41を有している。フランジ41には、駆
動軸34で支持されているディスクセット42が隣接し
ている。フランジ41はクラッチケース43によって外
側へ延長されている。クラッチケース43は、外側へ向
けられる歯部44を担持している。
【0021】ディスクセット42は、内側ディスク45
と外側ディスク46とを交互に有している。内側ディス
ク45は(図2をも参照)内歯47を有している。内歯
47は中空軸34aの歯部48で案内されている。一方
外側ディスク46は外歯49を有し、外歯49はクラッ
チケース43の対応する歯部50に噛み合っている。
【0022】段階式切り換え装置24’は中空軸34a
の、図3で右側の部分に配置されている。段階式切り換
え装置24’は段階式切り換え装置24に対して対称に
構成され、即ちそのフランジ41’とこれに続く多板ク
ラッチ28’のクラッチケース43’は左側へ延びて、
ディスクセット42’とオーバーラップしている。段階
式切り換え装置24’も同様に揺動軸20(図2)によ
りクランク21’と引張り棒22’とを介して駆動され
る。引張り棒22’は、段階式切り換え装置24’の伝
動要素23’に枢着されている。両ディスクセット42
と42’は、ねじ51(図3)によって中空軸34aに
固定されている連行部材52に接している。両多板クラ
ッチ28と28’は、送り車37を段階式切り換え装置
24と24’の一方と選択的に連結させるためのクラッ
チ53を形成している。
【0023】中空軸34aには、テーパーボス35と段
階式切り換え装置24’の間にピストンディスク55が
空気圧シリンダ56のシリンダ室56aに接続するよう
に設けられている。空気圧シリンダ56は、クラッチボ
ス33’とテーパーボス35の間に配置されている。空
気圧シリンダ56は、担持体25に設けられる穴57を
介して空気圧用接続部材に連通している。このため穴5
7には、エアホース59のための接続手段58が挿着さ
れている。エアホース59は、3ポート2位置切り換え
弁として構成された切り換え弁60(図6)を介して、
工業用ミシンで通常用いられている空気源Lに接続され
ている。
【0024】中空軸34aは、空気圧シリンダ56(図
3)の領域に横穴61を有している。さらに中空軸34
aの、ディスクセット42の少なくとも1つの外側ディ
スク46の領域には横穴62が設けられている。横穴6
2は、中空軸34aの歯部48の間に設けられる歯溝で
終わっている。伸長ねじ34bは中央部に段状の領域を
有し、その結果横穴61と62は中空空間63によって
互いに連通している。
【0025】クラッチケース43に設けた歯部44(図
2と4)は、ブシュ65の歯部64に噛み合っている。 ブシュ65は、惰行スリーブ66を介して、ケーシング
に固定される軸67で支持されている。従って惰行スリ
ーブ66は、誤った回転方向における多板クラッチ28
の回動を阻止する。ブシュ65’と惰行クラッチ66’
とが同様に配置されているので、誤った回転方向での多
板クラッチ28’の回動が阻止される。
【0026】ルーパー軸8には偏心体70(図5)が固
定されている。偏心体70の偏心棒71はピン72に枢
着されている。ピン72には連結棒73が支持され、該
連結棒73は、ピン74により、揺動軸20に固定され
るクランク76と連結されている。ピン72には、偏心
棒71の側方に連結棒77が固定されている。連結棒7
7は、クランク78によって担持されているピン79を
取り囲んでいる。連結棒73の有効長さは連結棒77の
有効長さに等しく、従って両ピン74と79が互いに整
列しているときには、偏心棒71が運動するにもかかわ
らず揺動軸20は静止している。
【0027】揺動軸20に作用する偏心棒71の運動を
可変にするため、クランク78が基板1の下方に支持さ
れている調整軸80に締め付け固定されている。調整軸
80は調整クランク81をも担持している。調整クラン
ク81は球付き引張り棒82を介して揺動レバー83の
一端と連結されている。揺動レバー83はケーシングに
固定されている軸84の周りに回動可能である。揺動レ
バー83の自由端は球状の突出部85を有している。球
状の突出部85は、調整可能な調整車87の調整曲線部
86の間に突出している。調整車87はケーシングに固
定される軸88に設けられ、スタンド2の開口部89(
図1)から外側へ突出している。調整車87の調整曲線
部86は調整車87の軸線に対して螺旋状に延びており
、その結果送り車37において例えば1mmないし4m
mのステッチ長さを調整することができる。調整曲線部
86の両側壁は平行に延びている。
【0028】上軸5(図1と6)はパルス板91を担持
している。パルス板91は、パルス発生器92と、この
パルス発生器92に対して180°ずらして配置される
パルス発生器93と協働する。パルス発生器92は導線
94を介して、そしてパルス発生器93は導線95を介
してマイクロコンピュータ96とそれぞれ接続されてい
る。ミシンの搬送段階が始まると、即ち針11が縫製物
から離れると、パルス発生器92はマイクロコンピュー
タ96にパルスを発する。一方パルス発生器93は、搬
送段階を中止するべきときにマイクロコンピュータ96
にパルスを発する。
【0029】マイクロコンピュータ96の他の入力は、
導線97を介して、後退搬送を生じさせるためのキース
イッチ98aのキー98に接続されている。
【0030】マイクロコンピュータ96の出力は、図示
していない増幅器と導線99を介して切り換え弁60の
切り換え磁石に接続されている。切り換え弁60はクラ
ッチ53を制御する。
【0031】図1から図6までに図示した実施例による
装置は次のように作動する。
【0032】ミシンが駆動されると、上軸5は歯付きベ
ルト7を介してルーパー軸8を駆動させる。その際偏心
体70(図5)は偏心棒71を介してピン72を揺動さ
せる。揺動軸20は調整車87の調整に応じた揺動運動
を実施する。この揺動運動は引張り棒22(図2と3)
を介して第1の段階式切り換え装置24の伝動要素23
に伝えられ、該伝動要素23を揺動させる。伝動要素2
3に連結されているブシュ30は多板クラッチ28のク
ラッチボス33を連行方向へ連行する。この場合ころが
り軸受32は、前記連行方向が送り車37の前進搬送方
向に一致するように取り付けられている。
【0033】これと同時にクラッチボス33は歯部44
を介してブシュ65を逆の方向へ回転運動させる。送り
段階の間ブシュ65はケーシングに固定される軸67上
を回転し、一方ブシュ65は停止段階で停止し、従って
クラッチケース43とクラッチ棒33の後退ストローク
を阻止する。即ちクラッチボス33は、上軸5が1回転
するたびに、針11が縫製物から抜け出す段階で間歇的
な回転運動を搬送・前進方向において実施する。
【0034】これに対応して、揺動軸20が引張り棒2
2’を介して伝動要素23’を揺動運動させるようにし
て、第2の段階式切り換え装置24’が揺動軸20を介
して駆動される。クランク21’がクランク21に対し
て180°ずらして枢着され、且つこれに対応して第2
の段階式切り換え装置24’が構成されているので、多
板クラッチ28’のクラッチボス33’は、針11が縫
製物から抜け出す段階において、間歇的な回転運動を搬
送・後退方向において実施する。
【0035】互いに逆の方向へ間歇的に行われる両多板
クラッチ28と28’のクラッチボス33と33’の回
転運動は、必要に応じて駆動軸34に伝えられる。
【0036】通常は、送り車37を駆動させるため、ク
ラッチ53の左側の多板クラッチ28が連結される。こ
の場合切り換え弁60は図6に示した遮断位置にある。 多板クラッチ28の連結は、ディスクセット42(図3
)をフランジ41及び連行部材52により緊張させるこ
とにより行う。これに必要なスラスト力は、予め緊張さ
れているスプリングセット38によって生じる。スプリ
ングセット38はスナップリング39を介してクラッチ
ボス33を付勢し、クラッチボス33はフランジ41と
ともにディスクセット42の方へ移動する。内側ディス
ク45と外側ディスク46は一緒に側方へ移動し、フラ
ンジ41及び連行部材52により緊張固定される。
【0037】他方スプリング38は、スラスト軸受40
を介して、送り車37とテーパーボス35とを介して中
空軸34aにより緊張されている伸長ねじ34bの頭部
を付勢する。同時にフランジ41’と内側ディスク45
’と外側ディスク46’と連行部材52との間に十分大
きな遊びが生じ、その結果右側の段階式切り換え装置2
4’が空転する。
【0038】左側の段階式切り換え装置24が間歇的に
回転運動するので、フランジ41によってディスクセッ
ト42が、該ディスクセット42によって連行部材52
と、該連行部材52に固定されている駆動軸34と、該
駆動軸34に固定されている送り車37とが同じリズム
で間歇的に駆動される。
【0039】送り車37の後退・搬送への切り換えは、
操作者がキー98(図6)を操作することにより行う。 この場合、導線97に接続されているマイクロコンピュ
ータ96の入力はキースイッチ98aを介してポテンシ
ャルに切り換えられる。この時パルス発生器92が切り
換えパルスをマイクロコンピュータ96に送ると、マイ
クロコンピュータ96は導線99を介して切り換え弁6
0を切り換える。その結果空気源Lから圧縮空気がエア
ホース59(図3)と穴57とを介して空気圧シリンダ
56に送られる。これによってピストンディスク55に
作用する圧力が該ピストンディスク55を多板クラッチ
28’のクラッチボス33’とともに左側へ移動させ、
それによって右側のディスクセット42’はフランジ4
1’及び連行部材52により緊張固定される。同時に横
穴61と中空空間63と横穴62とを介して圧縮空気が
中空軸34aの歯部48に送られ、それによってフラン
ジ41がクラッチボス33とともに左側へスプリングセ
ット38の力に抗して押され、フランジ41とディスク
セット42と連行部材52との間の連結が解除される。 従って左側の段階式切り換え装置24は空転する。
【0040】後退・搬送への切り換えは、操作者がキー
98を操作するまで維持される。操作者がキー98を離
すと、導線97に接続されているマイクロコンピュータ
96の入力のポテンシャルが遮断される。前進搬送への
切り換えは、パルス発生器93が導線65を介して解放
パルスをマイクロコンピュータ96に離したときに初め
て行われる。この時マイクロコンピュータ96は導線9
9を介して切り換え弁60を図6に図示したホームポジ
ションに切り換え、切り換え弁60のこのホームポジシ
ョンで空気圧シリンダ56がエアホース59を介して脱
気される。
【0041】同様に横穴61,62及び中空空間63を
介して、中空軸34aの歯部48の間にある歯溝が脱気
され、従ってディスクセット42の連結室も脱気される
。これによりスプリングセット38はフランジ41を介
してディスクセット42を再び連行部材52により緊張
固定させることができ、右側のディスクセット42’の
緊張固定が解除される。
【0042】図7から9までに図示した実施例が図1か
ら図6までに図示した実施例と異なるのは、切り換え可
能な伝動装置が二重に間歇的に駆動されることである。 このような伝動装置は針搬送装置のために設けられ、針
が縫製物から抜け出る段階においても、針が縫製物に穿
刺される段階においても、送り運動を実施する。図7か
ら9までに図示した実施例においては、2つの互いに独
立に作動する段階式切り換え装置による駆動軸34の代
わりに、さらにクラッチ153が使用される。クラッチ
153は、2つの方向に作用する段階式切り換え装置1
24(その構成は図3の段階式切り換え装置24’の構
成と同一)と連結され、且つこの段階式切り換え装置1
24と協働する逆転装置100と連結されている。この
逆転装置100は、図3の左側の段階式切り換え装置の
代用である。この場合、第1実施例の段階式切り換え装
置24と同一のまたは類似の部品を使用した。以下では
第1実施例と異なる部品に関し説明し、新しい符号を付
し、第1実施例と同じ部品には同一の部品名で記すこと
にする。
【0043】担持体25内にはブシュ126が収容され
ている。ブシュ126内ではころがり軸受131が案内
されている。ころがり軸受131は、多板クラッチ12
8のクラッチボス133を支持している。多板クラッチ
128は駆動軸34で回転可能に支持されている。
【0044】クラッチボス133は側方にフランジ14
1を有している。フランジ141は、駆動軸34で支持
されているディスクセット42で支持され、クラッチケ
ース143を通って外側へ延長されている。クラッチケ
ース143は、外側へ向けられる歯部144を担持して
いる。
【0045】段階式切り換え装置124の伝動要素12
3には引張り棒110(図7と9)が枢着されている。 引張り棒110はクランク111に枢着されている。ク
ランク111は、担持体25で支持される副軸112に
固定されている。副軸112では、同軸に配置される2
個の惰行スリーブ113,114が支持されている。惰
行スリーブ113,114はブシュ115内に配置され
、ブシュ115を同一の回転方向へ駆動する。
【0046】ブシュ115は、歯部115aを介して、
並設される3個の歯付きベルト117a,117b,1
17cから成る歯付きベルト要素117と噛み合ってい
る。歯付きベルト要素117が3個の歯付きベルト11
7a,117b,117cに分割されているのは、多板
クラッチ128の切り換えの際に生じるクラッチケース
143のわずかなスラスト変位を吸収するためである。 さらにブシュ115は歯部115bを介して多板クラッ
チ28’の歯部44’に噛み合っている。
【0047】通常は多板クラッチ128が連結されてい
る。段階式切り換え装置124の伝動要素123が揺動
軸20によってクランク21’と引張り棒22’とを介
して1つの回転方向へ外側へ回動すると、クラッチケー
ス43’が連行される。クラッチケース43’は歯部4
4’とブシュ115と歯付きベルト要素117とを介し
て逆転装置100の多板クラッチ128を逆方向へ駆動
させる。従って、連行部材52を介して多板クラッチ1
28と連結されている駆動軸34が送り車37と共に駆
動される。同時に副軸112がクランク111を介して
引張り棒110によって駆動される。惰行スリーブ11
3と114の惰行作用により、副軸112はこの方向に
空転する。
【0048】次に段階式切り換え装置124の伝動要素
123が復帰すると、ころがり軸受32’が空転してい
るためにクラッチケース43’は静止続ける。一方これ
と同時にクランク111が揺動して復帰すると副軸11
2が連行され、副軸112は惰行スリーブ113,11
4とブシュ115と歯付きベルト要素117とを介して
多板クラッチ128を別のステップだけ同方向へ回動さ
せる。このようにして駆動軸34と送り車37とはミシ
ンの上軸5が1回転するあいだに二重に間歇的に駆動さ
れる。
【0049】送り車37の後退搬送への切り換えは、操
作者がキー98を操作することにより第1実施例の場合
と同様にして行われる。これにより空気圧シリンダ56
を介して多板クラッチ28’が連結され、多板クラッチ
128が解除される。
【0050】この時送り車37の駆動は、段階式切り換
え装置124の伝動要素123が多板クラッチ28’を
介して1つの方向で外側へ揺動する際に駆動軸34を連
行することにより行われる。同時に、歯部44’によっ
て駆動されるブシュ115が副軸112上を空転する。
【0051】これに対して、伝動要素123が後退揺動
するときにはクラッチボス33’の連行は行われず、ク
ランク111が副軸112と歯部44’とを介して多板
クラッチ28’を、従って駆動軸34を送り車37と共
にワンステップだけさらに駆動させる。従って後退搬送
への切り換え後も送り車37は二重に間歇的に駆動され
る。
【0052】次に、本発明の実施態様を列記しておく。
【0053】(1)各多板クラッチ)28,28’また
は128,28’)が、入力側のクラッチフランジ(4
1,41’または141,41’)を備えたクラッチケ
ース(43,43’または143,43’)と、該クラ
ッチケース(43,43’または143,43’)と軸
(34)に固定される出力側の第2の連行部材(52)
との間に交互に配置される複数の内側ディスク(45)
及び外側ディスク(46)を有していることと、内側デ
ィスク(45)が軸(34)に移動可能に且つ相対回転
不能に支持され、外側ディスク(46)がクラッチケー
ス(43,43’または143,43’)内に移動可能
に且つ相対回転不能に支持されていることと、両多板ク
ラッチ(28,28’または128,28’)を送り車
(37)の駆動軸(34)と選択的に連結させるために
、1つの多板クラッチ(28または28’)のケース(
43または143)と駆動軸(34)の一端との間に圧
縮バネ(38)が設けられ、且つ切り換え弁(60)を
介して圧縮空気源(L)と連結される空気圧シリンダ(
56)が設けられ、該空気圧シリンダ(56)のピスト
ンディスク(55)が他の多板クラッチ(28’)のク
ラッチケース(43’)に接していることとを特徴とす
る、請求項1または2に記載のミシンの送り装置。
【0054】(2)空気圧シリンダ(56)に連通して
いるエアダクト(61−63)が、圧縮バネ(38)に
よって付勢される多板クラッチ(28または128)の
内部空間に接続されていることを特徴とする、上記第1
項に記載のミシンの送り装置。
【0055】(3)駆動軸(34)が、中空軸(34a
)と、該中空軸(34a)の中に配置され該中空軸(3
4a)とねじにより固定される伸長ねじ(34b)とを
有し、1つの多板クラッチ(28または128)と空気
圧シリンダ(56)の間にエアダクトを形成させるため
伸長ねじ(34b)が先細りに構成され、中空軸(34
a)が、前記1つの多板クラッチ(28または128)
の領域及び空気圧シリンダ(56)のシリンダ室(56
a)の領域に横穴(61,62)を有していることを特
徴とする、上記第2項に記載のミシンの送り装置。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、送り装置を迅速に切り
換えることができる。多板クラッチを使用することによ
り、コンパクトな構成で高出力が得られる。摩擦面によ
りクラッチの迅速な噛み合いが可能になるので、非駆動
状態においてクラッチを操作することによる連結過程時
の連結面の相互の回動が阻止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】下部送り車を駆動させるための送り装置の第1
実施例を備えたミシンを示す。
【図2】図1の線II−IIによる拡大断面図である。
【図3】図1の線III−IIIによる拡大断面図であ
る。
【図4】図2の送り装置の一部破断平面図である。
【図5】送り調整駆動装置の斜視図である。
【図6】切り換えクラッチの空気圧制御を説明する図で
ある。
【図7】ミシンの第2実施例を針搬送装置と共に図示し
た図2に対応する図である。
【図8】図7の線VIII−VIIIによる断面図であ
る。
【図9】図7の送り装置の一部破断平面図である。
【符号の説明】
24,124,24’  段階式切り換え伝動装置28
,128,28’  多板クラッチ34  駆動板 37  送り板 100  逆転装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  送り車の駆動軸が、クラッチを介して
    、互いに逆の方向へ駆動可能な2つの段階式切り換え装
    置の一方と選択的に連結可能である、送り車を切り換え
    駆動させるためのミシンの送り装置において、クラッチ
    (53)が制御可能な2つの多板クラッチ(28,28
    ’)によって構成され、該多板クラッチ(28,28’
    )は、そのクラッチ入力側を各段階式切り換え装置(2
    4,24’)の従動部分(33,33’)と選択的に連
    結可能であり、且つ送り車(37)の駆動軸(34)と
    連結されている1つの共通のクラッチ出力側(52)を
    有していることを特徴とするミシンの送り装置。
  2. 【請求項2】  送り車の駆動軸が、クラッチを介して
    、揺動伝動装置によって駆動される段階式切り換え装置
    及び該段階式切り換え装置によって駆動される逆転装置
    と選択的に連結可能である、送り車を切り換え駆動させ
    るためのミシンの送り装置において、クラッチ(153
    )が制御可能な2つの多板クラッチ(128,28’)
    によって構成されていることと、第1の多板クラッチ(
    128)のクラッチ入力側が段階式切り換え装置(12
    4)の従動部分と、または第2の多板クラッチ(28’
    )のクラッチ入力側が逆転装置(100)の従動部分と
    連結可能であることと、多板クラッチ(128,28’
    )が、送り車(37)の駆動軸(34)と連結されてい
    る1つの共通のクラッチ出力側を有していることとを特
    徴とするミシンの送り装置。
JP3007951A 1990-01-27 1991-01-25 ミシンの送り装置 Pending JPH04314494A (ja)

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IT1245007B (it) 1994-09-13
KR910014552A (ko) 1991-08-31
ITTO910045A0 (it) 1991-01-25
ITTO910045A1 (it) 1992-07-25
DE4002382A1 (de) 1991-08-08

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