JPH043134A - マイクロフィルムリーダのカセット巻締め装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、カセット装填時にカセットリールを巻取り方
向に回転させることにより、フィルムを巻締めるマイク
ロフィルムリーダのカセット巻締め装置に関するもので
ある。

（発明の技術的背景） マイクロフィルムリーダプリンタにおいては、マイクロ
フィルムを収容したカセットをリーグに装填すると、こ
のカセット内の供給側リール（以下カセットリールとい
う）からローディング機構によってフィルムの先頭を引
出して巻取り側リールに巻取って検索を行う。ここにリ
ーグに装填される前のカセットは、フィルムが繍んでい
ることがあり、このフィルムが緩んだ状態のままでカセ
ットを装填すると、ローディング機構がフィルム先端を
正しく引出すことができなくなったり、フィルムを傷め
たりするという問題があった。

そこでカセットを装填した時に、そのなかのリールを巻
戻し方向に一定時間回転させて、フィルム自身の慣性モ
ーメントを利用してフィルムを巻締めるようにしたもの
が従来よりある。この場合、従来はモータを停止させた
時にフィルムが緩むことがあった。例えばフィルムの巻
き数が多かったり、フィルムが厚い場合であり、この時
は慣性モーメントが大きすぎるからである。またフィル
ム巻き数が少なくフィルムが薄くて慣性モーメントが極
端に小さい場合にも同様の不都合が生じていた。

（発明の目的） 本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、カ
セット装填時に中のカセットリールを巻戻し方向に回転
させてフィルムを巻締める場合に、カセットリールの停
止に伴ってフィルムの慣性によりフィルムが緩むことを
防止することができるマイクロフィルムリーダのカセッ
ト巻締め装置を提供することを目的とする。

（発明の構成） 本発明によればこの目的は、マイクロフィルムを巻いた
カセットリールを収容するカセットの装填時に、カセッ
トリールをフィルムの巻戻し方向に巻締めるモータ制御
手段を有するものにおいて、前記カセットリールを巻戻
し方向に回転駆動する巻戻しモータを備え、前記モータ
制御手段はカセットの装填に基づき前記巻戻しモータを
巻戻し方向に駆動する一方、停止信号に基づいて前記巻
戻しモータを次第に減速させて停止させることを特徴と
するマイクロフィルムリーダのカセット巻締め装置によ
り達成される。

（実施例） 第１図は本発明の一実施例の全体概略図、第２図はその
一部の斜視図、第３図はその要部の回路図、第４図はモ
ータ減速時の特性図である。

この実施例で用いるロールマイクロフィルム２は、カセ
ット８に収納されてリーグプリンタ装置１０に装填され
る。

リーグプリンタ装置１０は、第１図に示すように構成さ
れている。すなわちケース１２の前面（第１図右側面）
に透過型のスクリーン１４が配置され、ここにフィルム
２の画像が拡大投影される。カセット８はスクリーン１
４の下方に位置する装填部１６に装填される。この時カ
セット８内の供給側リール（カセットリール）１８はフ
ィルム２の巻戻し方向に回転されて巻締めされるが、そ
の機構については後記する。このリール１８に巻取られ
ているフィルム２の先端は、ローディング機構によって
引出され、巻取側リール２０に巻付けられる６両リール
１８．２０間の下方には光源２２が配置されている。こ
の光源２２を出た光は、フィルム２を通り、投影レンズ
２４、像回転プリズム２６、複数の反射ミラー２８．３
０．３２などからなる光学系を介してスクリーン１４に
導かれる。この結果フィルム２の１つのコマに記録され
た画像情報が拡大投影されるものである。

反射ミラー２８．３０間には光軸上に進退用可能なミラ
ー３４が設けられ、プリント時には画像投影光をこのミ
ラー３４によってその下方に位置するプリンタ装置３６
に導く。３８は一部の投影光の入射を遮断するマスキン
グ装置である。

フィルム送り機構は第２図に示されている。カセット４
がその装填部１６に装填されると、マイクロスイッチ４
０がこれを検出し、後記する巻締め装置１００によって
カセット８内のフィルム２をリール１８に巻締める。す
なわちカセット８が装填されるとモータ６２の回転軸が
自動的にカセットリール１８に接続され、リール１８を
巻戻し方向（第２図矢印Ｂ方向）に短時間回転させる。

この巻締めをした後ローディング機構によりフィルム２
の先頭を引出し巻取りリール２０に巻付ける。すなわち
カセット４の底に設けた開口４ａからローラ（図示せず
）をリール１８に転接させてフィルム２の先端を引出し
、ガイドローラ４２．４４を介し巻取り−ル２０に巻付
ける。ガイドローラ４２．４４の近傍には、フィルム２
の有無を検出するセンサ４６．４８が配設されている。

巻取リール２０には無端ベルト５０が押圧され、ここに
巻取られるフィルム２に密着する。この無端ベルト５０
はガイドローラ５２．５４．５６および駆動ローラ５８
に巻掛けられている。

駆動ローラ５８はモータ６０により駆動され、ベルト５
０を矢印Ａ方向すなわち巻取方向に走行させる。この結
果フィルム２はこのベルト５０とリール２０との間に挟
まれつつリール２０に巻取られる。そしてフィルム２の
巻戻しはモータ６２によりリール１８を矢印Ｂ方向に駆
動することにより行われる。この時にもベルト５０はフ
ィルム２と共に走行する。

無端ベルト５０にはテンションローラ６４が所定の圧力
で押圧され、ベルト５０に適度な張力を付与している。

このテンションローラ６４の回転数はエンコータ６６に
よって検出される。このエンコーグ６６の出力パルス信
号に基づき、無端ベルト５０の走行量すなわちフィルム
２の走行量が求められる。

スクリーン１４の背後には、ＣＣＤラインセンサ７８が
可動板８０に保持され、この可動板８０がガイドレール
８２．８４上で左右へ移動可能となっている。この可動
板８０には、第２図に示すように一対のプーリ８６．８
８に巻掛けられたワイヤ９００両端が固定されている。

プーリ８８はモータ９２によって回転され、これと共に
走行するワイヤ９０が可動板８０を左右に移動する。ラ
インセンサ７８はスクリーン１４の幅内を移動して投影
像を読取り、例えば図示しないプリンタに画像を出力さ
せたりする。

次に本発明に係る巻締め装置１００を第３図に基づいて
説明する。この装置１００はモータ制御手段の一部を構
成するものである。

この実施例ではモータ６２には直流直巻モータが用いら
れ、その電機子６２Ａ、界磁６２Ｂは、正逆転切換スイ
ッチ１０２ａ、１０２ｂ、トライアック１０４、シャン
ト抵抗１０６と共に交流電源１０８に直列接続されてい
る。１１０はゲート回路であり、トライアック１０４の
通流率を変えることによりモータ駆動Ｎ流■を制御する
ものである。すなわち、電流設定用可変抵抗１１２によ
り設定された設定トルクＴ。を示す電圧Ｖｌ　と、シャ
ント抵抗１０６により検出されたモータ駆動電流■を示
す電圧ｖ２との差（ｖ　１−　Ｖ２　）が減算器１１４
で求められ、ゲート回路１１０はこの差（Ｖ＋　　ｖｚ
）に対応して位相が変化するゲート信号Ｇをトライアッ
ク１０４のゲートに供給するものである。この結果モー
タ駆動電流工は、可変抵抗１１２で設定される設定トル
ツクＴ。となる電流工。に維持される（第４図参照）。

ここに１１６は可変抵抗１１２に所定の定電圧Ｖを導く
スイッチであり、図示しない制御装置から送られる巻締
め開始信号ａによって閉路し、また巻締め停止信号すに
よって開路する。

１１８．１２０はコンデンサおよび抵抗であり、これら
の直列接続回路が可変抵抗１１２に並列接続されている
。このコンデンサ１１８はスイッチ１１６が停止信号す
によって開路した時に、モータ駆動電流■を時間ｔと共
に漸減させるものである。すなわちこのコンデンサ１１
８はスイッチ１１６が閉路している間に電圧Ｖ、に充電
され、スイッチ１１６が時間ｔ０で開路すると共に抵抗
１２０．１１２を介して放電を開始する。

このためこの放電回路の時定数により決まる放電特性を
持って電圧Ｖ、は下降してゆく。この結果モータ駆動電
流Ｉも第４図に示すように時間ｔと共に次第に減少する
。従ってカセットリール１８は停止信号すによって急に
停止することがなく、コンデンサ１１８の容量およびそ
の放電回路の時定数で決まる時間をかけてゆっくりと減
速し停止する。このため、カセットリール１８の巻締め
後リール１８を停止する際に、フィルムの慣性によりフ
ィルムが緩むことがない。

なお第４図には、対比のために従来装置における電流Ｉ
の変化を一点鎖線で示した。

以上の実施例ではトライアック１０４を用いてモータ駆
動電流を制御するが、サイリスクなど他の制御素子を用
いてもよい。またモータは直流直巻モータに限られるも
のではなく、モータを減速させる回路もこの実施例に限
られるものではないのは勿論である。

（発明の効果） 本発明は以上のように、カセットリールを巻戻し方向に
回転してフィルムを巻締めた後リールを停止する際に、
時間をかけてゆっ（りと減速し停止させるものであるか
ら、リールの急停止により巻締めたフィルムがその慣性
で緩むといった不都合が発生しなくなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の全体概略図、第２図はその
一部の斜視図、第３図は要部の回路図、第４図はモータ
電流・トルクの特性図である。 ２・・・マイクロフィルム、 ８・・・カセット、 １０・・・リーグプリンタ装置、 １６・・・装填部、 １８・・・カセットリール、 ６２・・・巻戻しモータ、 １００・・・巻締め装置。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 マイクロフィルムを巻いたカセットリールを収容するカ
   セットの装填時に、カセットリールをフィルムの巻戻し
   方向に巻締めるモータ制御手段を有するものにおいて、 前記カセットリールを巻戻し方向に回転駆動する巻戻し
   モータを備え、前記モータ制御手段はカセットの装填に
   基づきモータを巻戻し方向に駆動する一方、停止信号に
   基づいて前記巻戻しモータを次第に減速させて停止させ
   ることを特徴とするマイクロフィルムリーダのカセット
   巻締め装置。