JPH04313335A - 固定板流し込みシステム - Google Patents

固定板流し込みシステム

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Publication number
JPH04313335A
JPH04313335A JP4034035A JP3403592A JPH04313335A JP H04313335 A JPH04313335 A JP H04313335A JP 4034035 A JP4034035 A JP 4034035A JP 3403592 A JP3403592 A JP 3403592A JP H04313335 A JPH04313335 A JP H04313335A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymer
membrane
layer
substrate
liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4034035A
Other languages
English (en)
Inventor
Daniel Campos
ダニエル・キヤンポス
Thomas John Eckman
トーマス・ジヨン・エツクマン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EIDP Inc
Original Assignee
EI Du Pont de Nemours and Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by EI Du Pont de Nemours and Co filed Critical EI Du Pont de Nemours and Co
Publication of JPH04313335A publication Critical patent/JPH04313335A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D69/00Semi-permeable membranes for separation processes or apparatus characterised by their form, structure or properties; Manufacturing processes specially adapted therefor
    • B01D69/10Supported membranes; Membrane supports
    • B01D69/107Organic support material
    • B01D69/1071Woven, non-woven or net mesh

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は流体分離用の半透性の膜に関す
る。特に、本発明は、逆浸透用の非対称膜の製造に関す
る。
【0002】
【発明の背景】流体分離用の半透性膜は、典型的には、
通気性基層の上にポリマー性溶液の厚い層を流し込み、
このポリマー層の一方の側を急冷することにより製造さ
れる。かかる方法は米国特許第3684556号及び第
4772440号、公開第41042/1987号並び
に米国特許第4529646号に示される。米国特許第
3684556号は、厚さが少なくも508μm(20
ミル)のポリマー層を形成するためにローラー間を動い
ている組織の上へのポリウレタン溶液の流し込みを示す
【0003】米国特許第4772440号は、固定ロー
ル上を摺動している組織上への厚さが少なくも304.
8μm(12ミル)の弗化ビニリデン溶液の流し込みを
示す。この特許は、次いで直ちにこの流し込み溶液を1
から10分間、過弗化炭化水素媒体内で急冷することを
教示する。
【0004】米国特許第4840733号は、流し込み
板のような密な非孔性基層上へのポリマーの流し込みを
示す。密な基層上の流し込まれたポリマーは、次いで空
気及び液体凝固剤に暴露される。
【0005】公開第41042/1987号は、ベルト
上にシートを形成するように、ベルトが平らな支持部材
上を動くときにベルト上にポリマー溶液を沈積させるこ
とを示す。この公開は、急冷浴液で流し込みポリマーの
一方の側だけを急冷することにより沈積ポリマーを急冷
する。
【0006】従来技術の方法は、有用な膜を作るが、逆
浸透分離に有効な十分に小さい孔寸法の薄い非対称膜の
形成はできない。また、従来技術はパーセント気孔率及
び気孔寸法分布に大きな可変性を有する膜を作り易いポ
リマーの厚層の流し込みを要求する。従って、改良され
た透過性を有しかつ従来技術の欠点を避ける薄い半透性
膜を調製する方法についての要求がある。
【0007】
【発明の概要】本発明は半透性膜の製造に関する。膜は
、強固な支持部材上で多孔性の基層を動かしながら基層
上にポリマー溶液を流し込むことにより作られる。流し
込まれたポリマーは、気体雰囲気に暴露し、次いで液体
急冷層に暴露することにより急冷される。得られた膜は
透過性が改良され、逆浸透による液体の分離に特に適す
る。
【0008】本発明は、多孔性基層上にポリマー層を形
成するために、強固な支持部材上で支持されながら動い
ている多孔性基層上にポリマー溶液を流し込むことを伴
う。その後、ポリマー層の少なくも前面が気体雰囲気に
暴露される。次いで、前面及び基層と接触するポリマー
層の後面の両者が急冷浴液に暴露され、両者は薄い半透
性膜に凝固する。得られた膜はパーセント気孔率及び気
孔寸法のような特性において改良された可変性を持つ。 得られた膜は、海水、排水処理、めっき液及びペンキの
廃液からの有用物質の回収、超純水の製造、並びに果汁
及び牛乳の濃縮のような液状混合物からの溶質の分離に
使用できる。
【0009】本発明の方法は、半透性非対称膜の製造に
特に適しているが、薄膜で構成した膜の支持膜の製造に
もまた使用できる。
【0010】
【発明の詳細説明】本発明は、簡潔にいえば、以下の明
細及び非限定的な例を参照し詳細に説明されるであろう
。特定されない限り、総ての百分率は重量により、また
総ての温度は摂氏である。
【0011】一般に、本発明の方法は、強固な、好まし
くは平坦な支持部材で支持されながら動いている基層の
上にポリマー溶液を流し込み、12から65μmの範囲
、好ましくは25から50μm、最も好ましくは38μ
mの一様な厚さの薄いポリマー層を形成することにより
達成される。その後、ポリマーの層は気体雰囲気に暴露
され、次いで急冷浴液でポリマーを急冷し半透性膜を形
成する。次に、半透性膜は洗浄浴液に曝される。
【0012】強固とは、基層が支持部材の表面を横切っ
て動くときに支持部材が静止のままに止どまることを意
味する。支持部材は図1に示されるように平面でもよい
し、あるいはその他の別の形状を持つこともできる。例
えば、基層が乗って動く典型的な回転ドラムは、回転が
停止されかつその面上を基層が移動するときドラムが静
止状態に保持されるならば、これを使用することができ
る。
【0013】本発明の方法においては、流し込みポリマ
ー層の形成に使用されるポリマーは溶剤に溶解されポリ
マー溶液を作る。ポリマー溶液中のポリマーの濃度は1
0から25%まで、好ましくは15−20%まで変える
ことができ、最も好ましくは16%である。本発明に使
用されるポリマー溶液の粘度は、基層を通ってしまうほ
ど低くはなく、またドクターナイフの先に流れないほど
高くはない広範囲の粘度に亙って変化できる。一般に、
この粘度は200ないし800センチポアズ、好ましく
は300から600センチポアズに変化でき、最も好ま
しくは450センチポアズである。
【0014】さて、本発明の方法が図1を参照しより詳
細に説明されるであろう。図1は本発明の半透性膜の製
造装置の図式的な線図である。図1に示されるように、
ベルト状の多孔性基層10が張力を掛けられた状態で圧
迫部材20の下側に供給され、基層10は平らな支持部
材30の上ではあるがドクターナイフ50の下側を通過
する。圧迫部材20は、支持部材30と基層材料との均
一な接触を確保する適宜適切な手段とすることができる
。支持物質30は、その基層10の一様な運動を保証す
るために低摩擦係数を持つ。支持体30として適切な材
料はガラス、セラミック、アルミニウム、ステンレス鋼
、銅、ニッケル、これらの合金を含み、好ましくはステ
ンレス鋼である。また、支持体30の材料は低摩擦係数
で高硬度かつ付着しない被覆を持つことができる。適切
な被覆の例としては、限定するものではないが、テトラ
フルオロエチレン(テフロン(商品名))のような過弗
化炭化水素、クロームのような金属めっき、及び類似物
が含まれ、好ましくはテフロンである。
【0015】基層10がドクターナイフ50の下で動く
と、ポリマー溶液(図示せず)は、ドクターナイフ50
により基層10の上に流し込まれ、基層10上にポリマ
ー層45を形成する。基層10にポリマー溶液40を塗
布するドクターナイフ50は、支持部材30に対して一
定の相互関係を保持するように支持部材30に固定され
る。支持体30とドクターブレード50の表面は一様な
厚さの流し込みポリマーを形成するに十分に真っ直ぐと
すべきである。好ましくは、支持部材30とドクターブ
レード50とは±5.08μm(±0.0002インチ
)の真直度許容差を持つ。
【0016】基層10に塗布されたポリマー層45の厚
さはドクターナイフ50と支持体30との間の開口、及
び基層10の速度を変えることにより制御できる。一般
に、ドクターナイフ50と支持体30との間の開口、及
び基層10の速度は、ポリマー層の厚さ45を12μm
から65μm、好ましくは25μmから50μm、最も
好ましくは38μmを達成するに十分である。
【0017】ポリマー層45は、基層10上に堆積され
た後に、ポリマー層45を支持する基層10が冷却浴液
80と接触するより前に気体雰囲気に暴露される。次い
で、基層10上のポリマー層45は、ポリマー層45か
ら残留冷却液を除去する洗浄浴液(図示せず)の方に、
支持ロール60上で動きながら急冷浴液80で処理され
る。
【0018】急冷浴液に溶解しない多くの種類のポリマ
ーを本発明により半透性膜に形成するポリマー溶液にす
ることができる。適切なポリマーとしては、限定するも
のではないが、ポリアミド、ポリスルフォン、ポリエー
テルスルフォン、ポリイミド、ポリエステル、ポリエー
テル、ポリエーテルケトン、酢酸セルローズ、及びポリ
弗化ビニリデン、これらのコポリマー、これらの混合物
並びに類似物を含む。最も好ましいポリマーはポリスル
フォンである。
【0019】ポリマー層になるように流し込みをするに
適したポリマー溶液の形成のために使用しうる溶剤は、
典型的には非プロトン性でかつ高度に極性である。溶剤
はポリマー用の強力な溶剤でありかつ急冷用媒体と混合
しうるものである。本発明に使用しうる溶剤は、限定す
るものではないが、エーテル、ケトン、アミド溶剤、イ
ミド溶剤、芳香族炭化水素、ハロゲン化芳香族及び脂肪
族炭化水素、芳香族及び脂肪族アルコール、核酸、エス
テル、芳香族及び脂肪族ニトリル、並びにピリジンを含
む。限定するものではないが適切な溶剤の例は、アセト
ン、N−メチル−2−ピロリジン、メタノール、過弗化
炭化水素、フェノール、クロロフェノール、ジメチルフ
ォルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルフ
ォキシドを含み、好ましくはジメチルフォルムアミドで
ある。
【0020】本発明の使用に適した基層材料は、気体及
び液体が基層を通り、流し込まれたポリマー溶液と接触
できる十分な気孔率を有する基層を提供する種々の組成
物から選定できる。適切な基層材料の例は、限定するも
のではないがポリエステル、ポリオレフィン、ポリアミ
ド、ポリイミド、ポリスルフォン、ポリアセテート、及
びこれらのコポリマーを含み、好ましくはポリエステル
である。
【0021】説明されたように、流し込みポリマー層を
支持している多孔性の基層は、急冷浴液に曝されるより
前に気体雰囲気に暴露される。例えば、流し込みポリマ
ーを支持している基層は、ポリマー層の前面のみを雰囲
気に暴露するために、基層が強固な支持層と接触してい
る状態で、流し込みポリマーの支持基層を気体雰囲気に
暴露させることができる。流し込みポリマー層の支持基
層は、支持部材から離されて雰囲気に暴露させられるこ
とが好ましい。これにより、雰囲気が多孔性基層を通っ
て透過しうるので、流し込みポリマー層の前面と後面と
が雰囲気に暴露される。
【0022】ポリマー層処理用の雰囲気は、流し込みポ
リマー層の溶剤に溶解しない広範囲の組成、温度及び圧
力から選定できる。流し込みポリマー層処理用に適した
雰囲気の例は、限定するものではないが、周囲空気、乾
燥空気、N、Ar、Xe、CO2、及び同様のものを含
む。好ましくは、雰囲気は周囲空気である。
【0023】前面と気体雰囲気との接触に続いて、流し
込みポリマー層の前後の両面が急冷浴液に曝され、凝固
して半透性の非対称膜が形成される。急冷浴の液体はポ
リマー溶剤と混和可能でありかつポリマーを溶解すべき
ではない。適切な冷却浴液の例は、限定するものではな
いが、水、及びポリマー溶剤の量がポリマーを溶解する
には不十分なポリマー溶剤と水との混合物を含む。急冷
浴液内における流し込みポリマー溶液の処理が完了する
と、得られた半透性の非対称膜は急冷浴液から取り出さ
れ、洗浄液で処理され残っている急冷浴液及び溶剤が除
去される。洗浄浴液と急冷浴液とは典型的には同一組成
である。しかし、溶剤の大部分が急冷浴中にポリマー溶
液から除去されるので、通常は急冷浴剤は溶剤濃度が高
い。洗浄浴液はポリマーから溶剤の最後の痕跡をも除去
するように作用する。このため、洗浄浴液はポリマー溶
剤と完全に混合可能である。また、洗浄浴液は、溶剤が
ポリマーから洗浄用媒体に移動できるようにポリマー溶
剤の値が充分に低い。適切な洗浄用浴液の例は、水、又
は水と混合可能な適宜の液体である。
【0024】流し込みポリマー層の気体雰囲気及び急冷
浴液への暴露時間は、半透性膜、好ましくは密な前面を
有し流し込みポリマーの前面から後面に気孔率が増加す
る非対称膜、を形成するように管理される。一般に、気
体雰囲気への暴露時間は、0.2秒から10秒、好まし
くは0.375秒から3秒に変えることができ、最も好
ましくは1.125秒である。同様に、急冷浴液への暴
露時間は、0.5分から30分、好ましくは1分から5
分に変えることができ、最も好ましくは1分である。
【0025】本発明により作られる半透性膜は広範囲の
厚さ、気孔寸法及びパーセント気孔率に形成できる。一
般に、厚さは12から65μm、好ましくは25から5
0μmの範囲とすることができ、最も好ましくは38μ
mである。同様に、膜の前面の最大気孔寸法は3.3n
mから7.0nm、好ましくは3.6から4.4nmの
範囲とすることができ、パーセント気孔率は65から8
5%、好ましくは70から75%の範囲とすることがで
き、最も好ましくは73%である。流し込みポリマー膜
のパーセント気孔率は、濡れた流し込み膜から9.0c
mのような既知直径の円盤を切り取ることにより判定さ
れる。この円盤を30分間メタノールに浸す。次いで、
円盤を周囲空気内で30分間乾燥し、更に80℃で1時
間乾燥する。流し込みポリマー膜の円盤のパーセント気
孔率は次式より決定される。
【0026】
【数1】%気孔率=(円盤の密度/円盤形成用ポリマー
の密度)×100 本発明により作られた膜は、改良された透過特性を提供
する驚くほど改良された均一性の気孔率及び気孔寸法分
布を示す。これは、窒素漏洩の非常に低い平均値及び標
準偏差、並びに窒素漏洩を起こすに必要な高圧により立
証される。窒素漏洩は、25℃において、ポリマーを支
持している基層の側が、2分間に亙り1.05kg/c
m2(15psi)から14.06kg/cm2(20
0pci)の一定割合で増加する窒素圧力を受けたとき
に、流し込みポリマー層を支持している直径9cmの濡
れた組織基層円盤を透過する窒素総量の測定により決定
される。この工程中、円盤の組織側は上向きでかつ水と
接触している。窒素漏洩圧力は膜を通して窒素の漏洩が
始まる圧力である。
【0027】更に詳論することなく、当業者が、説明さ
れた方法を使用し、本発明を最大限に活用できることが
確信される。従って、以下の好ましい特定の実施例は単
に説明のためだけのものであり、いかなる方法において
も開示のその他の部分を限定するものではない。以下の
例においては、総ての温度が摂氏で説明され;特に示さ
れない限り総ての部及び百分率は重量による。
【0028】参考例 重量で84部のジメチルフォルムアミドと重量で16部
のポリスルフォンとが10時間の撹拌により溶解される
。得られたポリマー溶液は室温で冷却され、1時間、水
銀柱660.4mm(26インチ)の真空を受ける。 ポリマー溶液は、回転ドラム上で6.096m/min
(20ft/min)の速度で動いているフレイザー空
気透過率6(an  air  Frazier  p
ermeability  of  six)の127
μmポリエステル基層組織にドクターブレードにより塗
布される。38μmのポリマー層を支持している基層の
前面が距離50.8mm(2インチ)の周囲雰囲気の空
気間隙と接触する。その後、ポリマー層を支持している
基層は水の急冷浴液を通過し、ポリマー層の前側を急冷
する。この工程中に、基層の後面は、これが塗装されて
から762mm(30インチ)間、回転ドラムと接触す
る。次いで、水の洗浄浴液に暴露され残留ジメチルフォ
ルムアミドが除去される。得られた多孔性の非対称膜は
厚さ38μm、最大気孔寸法が10nmである。この膜
の窒素漏洩特性は表1に示される。
【0029】例1 被覆された基層が回転ドラム上ではなくてステンレス鋼
板の上を摺動する点を除いて参照例の手順に従った。多
孔性基層上の流し込みポリマーの両側が接触するように
周囲空気の139.7mm(5.5インチ)の空隙を通
過するより前に距離165.1mm(6.5インチ)の
間、ステンレス鋼板と接触状態に保持される。その後、
ポリマー層を支持している基層は水の急冷浴液を通過し
、ポリマー層の両側を急冷する。次いで、ポリマーは水
の洗浄浴液に曝され残留ジメチルフォルムアミドが除去
される。得られた多孔性の非対称膜は厚さ38μm、最
大の孔寸法は4nmである。この膜の窒素漏洩特性が表
1に示される。
【0030】例2 空隙が228.6mm(9.0インチ)であることを除
いて例1の手順に従った。得られた多孔性の非対称膜は
厚さ38μm、最大孔寸法7nmである。この膜の窒素
漏洩特性が表1に示される。
【0031】例3 被覆された基層が距離38.1mm(1.5インチ)の
ステンレス鋼板上を滑りかつ空隙が254mm(10イ
ンチ)であることを除いて例1の手順に従った。得られ
た多孔性の非対称膜は壁厚38μm、最大孔寸法4nm
である。この膜の窒素漏洩特性が表1に示される。
【0032】例4 空隙が114.3mm(4.5インチ)であることを除
いて例1の手順に従った。得られた多孔性の非対称膜は
壁厚38μm、最大孔寸法4nmである。この膜の窒素
漏洩特性が表1に示される。
【0033】例5 空隙が76.2mm(3.0インチ)であることを除い
て例3の手順に従った。得られた多孔性の非対称膜は壁
厚38μm、最大孔寸法4nmである。この膜の窒素漏
洩特性が表1に示される。
【0034】
【表1】                     表1   
                         
              標準偏差  例    
窒素漏洩1    漏洩圧力2       窒素漏洩
   %脱塩率3  最大孔寸法4 参照   67.
0ml   3.09kg/cm2(44.0psi)
  75.0ml                 
10  nm  1      4.2     8.
65 (123.0)          3.5  
      98.05       3.6  2 
     4.1     4.43 ( 63  )
          2.2        98.2
1       7.0  3      3.1  
   8.51 (121.0)          
2.6        96.86       3.
7  4      2.7     8.30 (1
18.0)          1.6       
 96.8        3.7  5      
1.9     7.03 (100.0)     
     0.4                 
   4.4 注 1  流し込みポリマーを支持している基層の前側が、
2分間に1.05kg/cm2(15psi)から14
.06kg/cm2(200psi)に一定率で増加す
る窒素圧力をうけたときの、直径9.0cmのポリマー
支持基層の円盤を透過する窒素の総量。円盤の組織側は
水と接触状態である。脱塩率で現した膜の性能は窒素漏
洩体積の減少と共に増加する。
【0035】2  膜を通しての窒素漏洩の始まる圧力
。 脱塩率で現した膜の性能は窒素漏洩の開始に要する圧力
の上昇と共に増加する。
【0036】3  脱塩率は米国特許第4529648
号及び第4520044号の教示に従いポリスルフォン
膜上に複合膜を作ることにより得られる。%脱塩率は、
水、及び0.2重量%の塩化ナトリウムの供給溶液を1
5.82kg/cm2(225psi)及び25℃で加
えることにより測定される。溶液の流量は、透過が大気
圧において行なわれその流量が供給溶液の流量の10%
より大きくはないように調整される。脱塩率は次のよう
に計算される:
【0037】
【数2】%脱塩率=100%(1−透過塩分濃度/供給
塩分濃度) 4  最大孔寸法はアール・イー・ケスチング著「合成
ポリマー膜(SyntheticPolimaric 
 Membranes)」ジョン・ウイリイ・アンド・
サン社、2版、1985年、47ページに関連し得られ
る。
【0038】以上の説明より、当業者は容易に本発明の
本質的特徴を確認でき、かつ本発明の精神及び限界から
離れることなく種々の用途及び条件に適合するように本
発明を種々の変化及び変更をすることができる。
【0039】
【実施態様】本発明の実施態様につき説明すれば次の通
りである。
【0040】
【実施態様1】液体分離用の半透性膜の製造方法にして
、多孔性基層上にポリマーの層を形成するために強固な
支持部材上で支持されながら動いている前記基層上に前
記ポリマーの溶液を流し込み、前記層は前記基層から距
離を置いた前面及び前記基層と接触している背面を有し
、前記ポリマーの層の少なくも前記前面を気体雰囲気に
暴露し、更に半透性膜を形成するように前記ポリマーの
前記前面と前記背面の双方を急冷浴液に暴露することを
含んだ製造方法。
【0041】
【実施態様2】前記ポリマーの層の前記前面と前記後面
の双方が前記雰囲気に暴露される実施態様1の方法。
【0042】
【実施態様3】前記ポリマーがポリエステル、ポリオレ
フィン、ポリアミド、ポリイミド、ポリスルフォン、ポ
リアセテート、これらのコポリマー、及びこれらの混合
物のグループから選定される実施態様1の方法。
【0043】
【実施態様4】前記ポリマーがポリスルフォンである実
施態様3の方法。
【0044】
【実施態様5】前記基層がポリエステル、ポリオレフィ
ン、ポリアミド、ポリイミド、ポリスルフォン、ポリア
セテート、これらのコポリマー、及びこれらの混合物の
グループから選定された多孔性組織である実施態様1の
方法。
【0045】
【実施態様6】前記多孔性組織がポリエステルである実
施態様3の方法。
【0046】
【実施態様7】前記雰囲気が周囲空気、乾燥空気、Ar
、He、Xe、及びCO2のグループから選定される実
施態様6の方法。
【0047】
【実施態様8】前記雰囲気が周囲空気である実施態様7
の方法。
【0048】
【実施態様9】前記急冷浴液が水、又は水と前記ポリマ
ーの溶剤との混合物のグループから選定される実施態様
1の方法。
【0049】
【実施態様10】前記急冷浴液が水である実施態様9の
方法。
【0050】
【実施態様11】前記膜の厚さが約12から65μmで
ある実施態様1の方法。
【0051】
【実施態様12】前記厚さが約38μmである実施態様
11の方法。
【0052】
【実施態様13】液体混合物の半透性膜通過を含む前記
混合物からの溶質分離方法にして、前記膜は、多孔性基
層上にポリマーの層を形成するために強固な支持部材上
で支持されがら動いている前記基層上に前記ポリマーの
溶液を流し込み、前記層は前記基層から距離を置いた前
面及び前記基層と接触している背面を有し、前記ポリマ
ーの層の少なくも前記前面を気体雰囲気に暴露し、更に
半透性膜を形成するように前記ポリマーを凝固させるた
めに前記ポリマーの前記前面と前記背面の双方を急冷浴
液に暴露することにより製造される溶液分離方法。
【0053】
【実施態様14】前記ポリマーがポリエステル、ポリオ
レフィン、ポリアミド、ポリイミド、ポリスルフォン、
ポリアセテート、これらのコポリマー、及びこれらの混
合物のグループから選定される実施態様13の方法。
【0054】
【実施態様15】前記ポリマーがポリスルフォンである
実施態様13の方法。
【0055】
【実施態様16】前記基層がポリエステルである実施態
様15の方法。
【0056】
【実施態様17】前記液体混合物が排水、塩水、果汁、
牛乳、及び工業廃水から選定される実施態様13の方法
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多孔性膜の製造に用いられる製造装置
の図式的線図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体分離用の半透性膜の製造方法にして、
    多孔性基層上にポリマーの層を形成するために強固な支
    持部材上で支持されながら動いている前記基層上に前記
    ポリマーの溶液を流し込み、前記層は前記基層から距離
    を置いた前面及び前記基層と接触している背面を有し、
    前記ポリマーの層の少なくも前記前面を気体雰囲気に暴
    露し、更に半透性膜を形成するように前記ポリマーの前
    記前面と前記背面の双方を急冷浴液に暴露することを含
    んだ製造方法。
  2. 【請求項2】液体混合物の半透性膜通過を含む前記混合
    物からの溶質分離方法にして、前記膜は、多孔性基層上
    にポリマーの層を形成するために強固な支持部材上で支
    持されがら動いている前記基層上に前記ポリマーの溶液
    を流し込み、前記層は前記基層から距離を置いた前面及
    び前記基層と接触している背面を有し、前記ポリマーの
    層の少なくも前記前面を気体雰囲気に暴露し、更に半透
    性膜を形成するように前記ポリマーを凝固させるために
    前記ポリマーの前記前面と前記背面の双方を急冷浴液に
    暴露することにより製造される溶液分離方法。
JP4034035A 1991-01-30 1992-01-27 固定板流し込みシステム Pending JPH04313335A (ja)

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PT100067A (pt) 1994-03-31
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