JPH04312580A - アリールトリアジン構造を有する新規化合物、その製造方法並びにこれを含む医薬組成物 - Google Patents

アリールトリアジン構造を有する新規化合物、その製造方法並びにこれを含む医薬組成物

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JPH04312580A
JPH04312580A JP4004408A JP440892A JPH04312580A JP H04312580 A JPH04312580 A JP H04312580A JP 4004408 A JP4004408 A JP 4004408A JP 440892 A JP440892 A JP 440892A JP H04312580 A JPH04312580 A JP H04312580A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アリールトリアジン構
造を有する新規化合物、その製造方法及びその化合物を
含む医薬組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】アリールトリアジン構造を有する化合物
は、文献によって知られており、特に、除草剤として記
載されている1,2,4−アリールトリアジン−6−オ
ン類、そして、その薬理活性が研究されていないアリー
ルトリアゾロ〔3,4−f〕〔1,2,4〕トリアジン
類がある。本出願人は、新規なアリールトリアジン化合
物を発見した。これは、極めて興味深いことに、鎮痛特
性及びアセチルコリンエステラーゼ−阻害特性、並びに
中枢受容体に対する有意の親和性を有しており、これに
よって、ヒト用の医薬品に有用に使用しうる。本発明の
化合物に最も近い先行技術は、次の文献に示されている
。 Heterocycles,(1989),29(12
),2279−2285; US  4362550; Chem.Abstracts  105:17241
0; EP  169  139
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、より詳しくは
、一般式I:
【0004】
【化29】
【0005】〔式中、Arは、任意に置換されたアリー
ル又はヘテロアリール基を表わし、R5 は、水素原子
、アルキル、シクロアルキル又はシクロアルキルアルキ
ル基、又はその各々が芳香族又はヘテロ−芳香族環中で
任意に置換されたアリール、アラールキル、ヘテロアリ
ール、又はヘテロアラールキル基を表わし、そして、

0006】(イ)R6 とR6 ′は、それらを乗せて
いる炭素原子と一緒になって、C=O基を表わし、そし
てR1 は、鎖
【0007】
【化30】
【0008】(式中、nは、2,3又は4を表わし、R
2 及びR3 は、同じか異なっていてもよく、それぞ
れ水素原子又はアルキル基又は、それらを乗せている窒
素原子と一緒になって、他の窒素原子でアルキル鎖又は
任意に置換されたフェニル基によって任意に置換された
モルホリン、ピロリジン、ピペリジン、ペルヒドロアゼ
ピン及びピペリジンから選ばれたヘテロサイクルを表わ
す)を表わすか、
【0009】(ロ)又はR1 及びR6 は、一緒にな
って結合を形成し、そして、R6 ′は式:
【0010
【化31】
【0011】(式中、R7 は、水素原子又はアルキル
基を表わし、そしてR8 は、式:
【0012】
【化32】
【0013】(式中、 ・qは1から3までの整数を表わし、 ・q′は、0か1を表わし、 ・R9 ,R10、及びR11は、それぞれ独立して、
水素原子、又はアルキル基を表わし、 ・又は、R9 とR10は、それを乗せている窒素原子
と一緒になって、2重結合を含むか又は飽和され、そし
てその骨格中に、窒素、酸素及び硫黄から選ばれた追加
のヘテロ原子を含む5から10の項を有するモノ−又は
ビ−サイクリックヘテロサイクルを形成し、この際R9
 とR10が一緒になって第2の窒素原子を含むヘテロ
サイクルを形成する時、この窒素原子は、それ自体任意
に置換されたアルキル、アリール、又はヘテロアリール
基によって又は式
【0014】
【化33】
【0015】(式中、pは1、2、又は3を表わし、p
′は0又は1を表わし、そしてR12は任意に置換され
たアリール又はヘテロアリール基を表わす)の鎖によっ
て置換されていても良く、 ・又は、R9 とR11は、それらを乗せている窒素原
子及び炭素原子と一緒になって、窒素、酸素及び硫黄か
ら選ばれた追加のヘテロ原子をその骨格中に任意に含む
5から7の項を有するヘテロサイクルを形成する)を表
わし、又はR7 とR8 は、それらを乗せている窒素
原子と一緒になって、他の窒素原子でアルキル基によっ
て、任意に置換されたフェニル基によって、又は、式

0016】
【化34】
【0017】(式中、p及びR12は、上記した通りで
ある)の鎖によって置換されたピペラジンを形成する)
を表すか、又は (ハ)R1 ,R6 及びR6 ′はそれらを乗せてい
るトリアジン核と一緒になって〔1,2,4−トリアゾ
ロ〕〔3,4−f〕〔1,2,4〕−トリアジン系を形
成し、このトリアゾール核は3位でアルキル基及びその
各々が芳香族又はヘテロ芳香族環中で任意に置換される
アリール、ヘテロアリール、アラールキル及びヘテロア
ラールキル基から選ばれた基R13によって置換されて
いる〕に対応するアリールトリアジン構造を有する化合
物、単離され又は混合物の形でのその光学異性体、並び
に適当ならば、医薬的に許容しうる酸との付加塩に関す
る。
【0018】ただし、用語「置換された」は、それが支
配する基は、1以上の同一又は異なる、ハロゲン、ヒド
ロキシ、ニトロ、アミノ、トリフルオロメチル、アルキ
ル及びアルコキシから選ばれた基によって置換されてい
ても良く、そして/又は、2つの近接した炭素原子で、
−O−(CH2 )r −O−基(式中、rは、1から
3までの整数を表わす)を有していても良いということ
を示し、特に示さない限り、用語「アルキル」及び「ア
ルコキシ」は、直鎖又は分枝鎖中で1から6炭素原子を
含む基を表わし、用語「シクロアルキル」は、3から7
炭素原子を含む飽和サイクリック基を示し、用語「アリ
ール」は、フェニル又はナフチル基を示し、そして用語
「ヘテロアリール」は、その炭素骨格中に、窒素、酸素
及び硫黄から選ばれた1から3のヘテロ原子を含む5か
ら10の項を有するモノ−又はビーサイクリック芳香族
基を示す。
【0019】本発明は、式Iの化合物の製造方法に関す
るものである。該方法において、式II:
【0020】
【化35】
【0021】(式中、R5 は、式I中と同じ意義であ
る)のα−アミノ酸は、アルカリ性媒体中で式Ar−C
OX、(式中Arは式I中と同じ意義であり、Xは、ハ
ロゲン原子を表わす)の酸ハライドと縮合して、式II
【0022】
【化36】
【0023】(式中、Ar及びR5 は、上記したとお
りである)の化合物を得て、これを、その後、イ)酸性
媒体中で式R′−OH(式中R′は低級アルキル基を示
す)の低級アルコールでエステル化して、式IVa
【0024】
【化37】
【0025】(式中、Ar、R5 及びR′は、上記し
たとおりである)の化合物を得て、これを、−無水媒体
中でチオネート化剤、例えばホスホラスペンタスルフィ
ド又は、Lawesson試薬、を作用させ、その後酸
性化又は酸−塩基抽出を行なって、式Va
【0026】
【化38】
【0027】(式中、Ar、R5 及びR′は、上記し
たとおりである)の化合物を得るか、 −又は、無水溶媒中で、トリアルキルオキソニウムテト
ラフルオロボレートを作用させて、式Vb
【0028】
【化39】
【0029】(式中、Ar、R5 及びR′は、上記し
た通りであり、そしてR″は、アルキル基を表わす)の
化合物を得て、式Va又はVbの化合物をその後、非プ
ロトン性溶媒中で昇温下、ヒドラジンの作用によって環
化して式VI
【0030】
【化40】
【0031】(式中、Ar及びR5 は上記したとおり
である)の化合物を形成し、これをその後、脱ハロゲン
化水素によるか、又は、例えば過マンガン酸カリウム、
二酸化マンガン、メタ−ニトロベンゼンスルホン酸ナト
リウム又はナトリウムパークロレートのような酸化剤の
作用によって脱水素化して式VII
【0032】
【化41】
【0033】(式中、Ar及びR5 は上記したとおり
である)の化合物を形成し、これをその後、*連続して
アルカリ金属アルコネートそしてその後式VIII
【0034】
【化42】
【0035】(式中、n、R2 及びR3 は式I中の
とおりであり、Xはハロゲン原子を表わす)のアミノア
ルキルハライドで処理して、式Ia
【0036】
【化43】
【0037】の化合物(式Iの特別の場合)を得るか、
*又は、ポリハロゲン化リン化合物を作用させて、式I
【0038】
【化44】
【0039】(式中、Ar、R5 及びXは上記したと
おりである)の化合物を得、これを、 −式X
【0040】
【化45】
【0041】(式中、R7 及びR8 は、式I中のと
おりである)のアミンと縮合して、式Ib
【0042】
【化46】
【0043】の化合物(式Iの化合物の特別な場合)を
得るか、 −又は、式XI R13−CO−NH−NH2            
 (XI)(式中、R13は式I中に同じ)のヒドラジ
ドと縮合して式Ic
【0044】
【化47】
【0045】の化合物(式Iの化合物の特別の場合)を
得て、もし希望すれば、式Iの化合物の全体を形成する
化合物Ia、Ib及びIcは、医薬的に許容しうる酸を
付加して塩に変換し、及び、適当ならば、光学異性体に
分離することが可能であり、 ロ)又は、任意に、R5 が水素原子を表わす時、無水
酢酸中で、アルカリ金属アセテートの存在下、式Ar1
 −CHOの芳香族アルデヒドと縮合して、ここでAr
1 は任意に置換されたアリール又はヘテロアリール基
を表わし、式Vc
【0046】
【化48】
【0047】(式中、Ar及びAr1 は上記のとおり
)の化合物を得、これにヒドラジンを作用させて式Vd
【0048】
【化49】
【0049】(式中、Ar及びAr1 は上記のとおり
である)の化合物を得て、これをアルカリ性媒体中で加
熱して式VIIa
【0050】
【化50】
【0051】の化合物(式VIIの化合物の特別の場合
であり、ここでR5は任意に置換されたアリールメチル
又はヘテロアリールメチル基を表わす)を得、これを一
般式VIIの化合物と同様の操作を行なって、式Ia′
、Ib′、及びIc′
【0052】
【化51】
【0053】の化合物(式Ia、Ib及びIcの化合物
の特別の場合)を得て、これを、希望するならば、医薬
的に許容しうる酸の付加によって塩に変換し、適用しう
るならばその光学的異性体に分離する。
【0054】式Iの化合物は、重要な薬理的特性を有す
る。インビトロ結合テストは、本化合物がA1 、A2
 、M1 、及びシグマ受容体に対する良好な親和性を
有していることを示す。更に、それらは顕著なアセチル
コリンエステラーゼ阻害活性を示す。インビボで行なっ
たテストは、テストした投与量で、この物質が無毒性で
あり、鎮痛活性をも有していることを示す。本発明の化
合物は、それ故、痛みの処置、加齢、鬱病、不安及び精
神病、睡眠障害、てんかん、動脈性高血圧、心不全、又
は心不整脈、心又は脳虚血、血液高凝固性及びトロンボ
ース、ぜん息、腎不全に関連するか又は関連しない認知
障害の処置、及び一般的に、A1 、A2 又はシグマ
受容体機能障害又はコリン作動性系の機能障害に関連す
る障害の処置に使用しうる。
【0055】本発明は更に活性物質として少くともひと
つの一般式Iの化合物、又は医薬的に許容しうる酸との
付加塩を単独で又は1以上の賦形剤又はビヒクルと一緒
に含む医薬組成物に関する。本発明の医薬組成物のうち
で、経口、非経口、又は経鼻投与に適当なもの、錠剤、
糖衣錠、舌下錠、サッシェ(sachet)、パーケ(
paquet)、カプセル、グロセット(glosse
ttes)、舐剤、座剤、クリーム、軟こう、皮膚ゲル
(dermal  gels)、注射溶液等を挙げるこ
とができる。使用する投与量は、患者の年齢、体重、障
害の性質及び程度及び経口、経鼻、直腸、筋肉内、又は
非経口のような投与ルートにより変動する。一般的に単
位投与量は、24時間当り1から3回の1処置当り1か
ら500mgの範囲である。以下の実施例は、本発明を
より詳細に説明するが、いかなる場合にも本発明を限定
するものではない。出発物質は、文献に記載されており
、又は同一の方法で製造しうる。
【0056】
【実施例】例1:1−モルホリノエチル−5−イソプロ
ピル−3−フェニル−1,2,4−トリアジン−6−オ
ン 工程A:N−ベンゾイルバリン 50mlの水に、0.1モル(11.7g)のバリンを
溶解し、水性溶液中の0.25モルの水酸化ナトリウム
を添加し、30℃に加熱し、その後、0.15モル(1
7.5ml)のベンゾイルクロリドを滴下により添加し
た。この水性溶液をエーテルで洗浄し、酸性化し、N−
ベンゾイルバリン結晶を吸引して取り出した。 m.p.:125℃ 収率    :  95% 工程B:エチル−ベンゾイルバリネート前工程で得たN
−ベンゾイルバリン0.045モル(10g)を100
mlのエタノール中に溶解し、5mlの濃硫酸を添加し
、その後環流で24時間加熱した。蒸発させて乾燥し、
エーテル中に入れ、水によりその後、10%重炭酸カリ
ウム溶液により洗浄し、乾燥、濾過、そして蒸発乾固し
た。エチルN−ベンゾイルバリネートを得た。 収率    :71% m.p.:74℃ 工程C:エチル  N−チオベンゾイルバリネート工程
Bで得たエチル  N−ベンゾイルバリネート0.02
5モル(6.3g)と120mlピリジン中の5.6g
のホスホラスペンタスルフィドの溶液を環流下、6時間
加熱し、蒸発乾固した。残渣を水及びエチルアセテート
に入れた。有機層を2N塩酸溶液で洗浄し、乾燥し、濾
過し、蒸発乾固した。得られたエチルN−チオベンゾイ
ルバリネートをシリカのカラム上でクロマトグラフィー
により精製した(溶出液:エチルアセテート/ヘキサン
:25/75)。 収率:45%(黄色油状)
【0057】工程D:4,5−ジヒドロ−3−フェニル
−5−イソプロピル−1,2,4−トリアジン−6−オ
ン 工程Cで得たエチル  N−チオベンゾイルバリネート
0.01モル(2.85g)を25mlのキシレン中に
溶解した。0.02モルのヒドラジンヒドラートを添加
した。12時間環流した。得られた沈殿を吸引し、それ
をアセトンで洗浄した。4,5−ジヒドロ−3−フェニ
ル−5−イソプロピル−1,2,4−トリアジン−6−
オンを得た。 収率    :  61% m.p.:164℃ 工程E:3−フェニル−5−イソプロピル−1,2,4
−トリアジン−6−オン前工程で得た化合物0.01モ
ル(2.15g)を400mlのアセトン中に溶解した
。400mlの水に溶解した8gの過マンガン酸カリウ
ムを添加し、4時間環流した。濾過し、蒸発乾固し、メ
タノールで3−フェニル−5−イソプロピル−1,2,
4−トリアジン−6−オンを再結晶化した。 収率    :  50% m.p.:188℃ 工程F:1−モルホリノエチル−5−イソプロピル−3
−フェニル−1,2,4−トリアジン−6−オン(酸オ
キザレート) 前工程で得た化合物4.6ミリモル(1g)のエタノー
ル溶液に、5ミリモルのナトリウムエトキシド、それか
ら4.6ミリモルのN−(2−クロロエチル)モルホリ
ン塩酸塩及びナトリウムエトキシド5ミリモルのエタノ
ール溶液を添加した。環流で6時間加熱し、そして形成
した塩化ナトリウムを濾過除去した。濾液を蒸発させて
乾燥し、水に入れエチルアセテートで抽出した。濃縮し
て乾燥し、残渣をイソプロパノールに上昇温度で溶解し
た。蓚酸1当量を添加した。1−モルホリノエチル−5
−イソプロピル−3−フェニル−1,2,4−トリアジ
ン−6−オンの酸オキザレートが沈殿した。 収率    :  68% m.p.:210℃ パーセント分析:
【0058】例2:1−モルホリノエチル−5−イソプ
ロピル−3−(2−クロロフェニル)−1,2,4−ト
リアジン−6−オン 例1の工程Aのベンゾイルクロリドを2−クロロ安息香
酸クロリドと置き換えて、連続して、同じように以下の
ものを得た。 工程A:N−(2−クロロベンゾイル)バリン収率  
  :78% m.p.:89℃ 工程B:エチル  N−(2−クロロベンゾイル)バリ
ネート 収率    :76%(油状) 工程C:エチル  N−(2−クロロチオベンゾイル)
バリネート 収率    :50%(黄色油状) 工程D:4,5−ジヒドロ−3−(2−クロロフェニル
)−5−イソプロピル−1,2,4−トリアジン−6−
オン 収率    :66% m.p.:98℃ 工程E:3−(2−クロロフェニル)−5−イソプロピ
ル−1,2,4−トリアジン−6−オン収率    :
  56% m.p.:118.5℃ 工程F:1−モルホリノエチル−3−(2−クロロフェ
ニル)−5−イソプロピル−1,2,4−トリアジン−
6−オン  酸オキザレート型 収率    :  50% m.p.:188℃
【0059】例3:1−(3−モルホリノプロピル)−
3−(2−クロロフェニル)−5−イソプロピル−1,
2,4−トリアジン−6−オン 例2の工程Fの2−クロロエチルモルホリンをN−(3
−クロロプロピル)モルホリンで置き換えることによっ
て、本例の生成物が、オキザレートの形で得られた。 m.p.:172℃
【0060】例4:1−ピロリジノエチル−3−(2−
クロロフェニル)−5−イソプロピル−1,2,4−ト
リアジン−6−オン 例3のN−(3−クロロプロピル)モルホリンをN−(
2−クロロエチル)ピロリジンで置き換えることによっ
て、本例の化合物が、酸オキザレートの形で得られた。 m.p.:179℃
【0061】例5から8 上記の例のように進めることによって、しかし、適当な
ハロアルキルアミンを用いて、次の化合物を同様な方法
でオキザレートの形で得られた。 例5:1−(4−モルホリノブチル)−3−(2−クロ
ロフェニル)−5−イソプロピル−1,2,4−トリア
ジン−6−オン 例6:1−〔(4−メチル−1−ピペラジニル)エチル
−3−(2−クロロフェニル)−5−イソプロピル−1
,2,4−トリアジン−6−オン 例7:1−〔〔4−(3−トリフルオロメチルフェニル
)−1−ピペラジニル〕エチル〕−3−(2−クロロフ
ェニル)−5−イソプロピル−1,2,4−トリアジン
−6−オン 例8:1−ジエチルアミノエチル−3−(2−クロロフ
ェニル)−5−イソプロピル−1,2,4−トリアジン
−6−オン
【0062】例9:1−モルホリノエチル−3−(3−
メトキシフェニル)−5−イソプロピル−1,2,4−
トリアジン−6−オン 例1の工程Aのベンゾイルクロリドを3−メトキシ安息
香酸クロリドで置き換え、同様に進めることによって、
本例の化合物が、オキザレートの形で得られた。 m.p.:117℃
【0063】例10:1−モルホリノエチル−3−(4
−クロロフェニル)−5−イソプロピル−1,2,4−
トリアジン−6−オン 例9の工程の3−メトキシ安息香酸クロリドを4−クロ
ロ安息香酸クロリドで置き換えることによって、本例の
化合物が、酸オキザレートの形で得られた。 m.p.:213℃
【0064】例11:1−モルホリノエチル−3−(3
−クロロフェニル)−5−イソプロピル−1,2,4−
トリアジン−6−オン 例10の4−クロロ安息香酸クロリドを3−クロロ安息
香酸クロリドで置き換えることによって、本例の化合物
が、酸オキザレートの形で得られた。 m.p.:211℃
【0065】例12:1−モルホリノエチル−3−フェ
ニル−5−メチル−1,2,4−トリアジン−6−オン
例1の工程Aのバリンをアラニンで置き換えることによ
って、以下のものが得られた。 N−ベンゾイルアラニン(m.p.:98.5℃)エチ
ルN−ベンゾイルアラニネート(m.p.:70℃) エチルN−チオベンゾイルアラニネート(m.p.:1
19℃) 4,5−ジヒドロ−3−フェニル−5−メチル−1,2
,4−トリアジン−6−オン(m.p.:177℃)3
−フェニル−5−メチル−1,2,4−トリアジン−6
−オン(m.p.:230℃) 1−モルホリノエチル−3−フェニル−5−メチル−1
,2,4−トリアジン−6−オン(m.p.:75−7
6℃塩基の形で)
【0066】例13:1−モルホリノエチル−3−(3
−クロロフェニル)−5−メチル−1,2,4−トリア
ジン−6−オン 例12のベンゾイルクロリドを3−クロロベンゾイルク
ロリドで置き換えることによって、本例の生成物が酸オ
キザレートの形で同様に得られた。 m.p.:144℃
【0067】例14:1−モルホリノエチル−3−(4
−クロロフェニル)−5−メチル−1,2,4−トリア
ジン−6−オン 例1でベンゾイルクロリドを4−クロロベンゾイルクロ
リドで、バリンをアラニンで置き換えることによって、
以下のものが得られた。 工程A:N−(4−クロロベンゾイル)アラニンm.p
.:178℃ 工程B:エチルN−(4−クロロベンゾイル)アラニネ
ート m.p.:88℃ 工程C:エチルN−〔(4−クロロベンゾイル)エトキ
シメチリデン〕アラニネート ジクロロメタン中のトリエチルオキソニウム  テトラ
フルオロボレート  0.1モル(18.9g)の溶液
を前工程で得られたN−(4−クロロベンゾイル)アラ
ニネート  0.05モル(13g)ジクロロメタン溶
液に添加した。不活性雰囲気下で、12時間攪拌した。 有機溶液を炭酸カリウムの溶液で洗浄した。乾燥し、有
機相を蒸発させた。黄色油状物質を得、これをそのまま
次の工程で使用した。 工程D:4,5−ジヒドロ−3−(4−クロロフェニル
)−5−メチル−1,2,4−トリアジン−6−オン0
.012モルのヒドラジン  ヒドラートを前工程で得
られた生成物0.01モルのエタノール性溶液に添加し
た。環流で6時間加熱し、蒸留し乾燥した。水に入れ、
吸引し、乾燥し、メタノールで再結晶化した。 m.p.:144℃ 工程EおよびF:例1の工程EおよびFと同様に操作し
て、前工程で得られた生成物を出発物質として用いて、
以下のものが同様に得られた。3−(4−クロロフェニ
ル)−5−メチル−1,2,4−トリアジン−6−オン
1−モルホリノエチル−3−(4−クロロフェニル)−
5−メチル−1,2,4−トリアジン−6−オンm.p
.:109.5℃(塩基)
【0068】例15:3−(2−クロロフェニル)−5
−イソブチル−1−モルホリノエチル−1,2,4−ト
リアジン−6−オン 前例の工程Aで4−クロロベンゾイルクロリドを2−ク
ロロベンゾイルクロリドで、アラニンをロイシンで置き
換えることによって、以下のものが得られた。 N−(2−クロロベンゾイル)ロイシン(m.p.:7
3℃) エチルN−(2−クロロベンゾイル)ロイシン(油状)
エチルN−〔(2−クロロフェニル)−エトキシメチリ
デン〕ロイシネート 4,5−ジヒドロ−3−(2−クロロフェニル)−5−
イソブチル−1,2,4−トリアジン−6−オン(m.
p.:113℃) 3−(2−クロロフェニル)−5−イソブチル−1,2
,4−トリアジン−6−オン(油状)1−モルホリノエ
チル−3−(2−クロロフェニル)−5−イソブチル−
1,2,4−トリアジン−6−オン(酸オキザレートの
形で)(m.p.:175℃)
【0069】例16から
21 例14の工程Aのアラニンを適当なアミノ酸で置き換え
ることによって、次の化合物が同様な方法で得られた。 例16:1−モルホリノエチル−3−(2−クロロフェ
ニル)−5−エチル−1,2,4−トリアジン−6−オ
ン 例17:1−モルホリノエチル−3−(2−クロロフェ
ニル)−5−アリル−1,2,4−トリアジン−6−オ
ン 例18:1−モルホリノエチル−3−(2−クロロフェ
ニル)−5−(2−チエニル)−1,2,4−トリアジ
ン−6−オン 例19:1−モルホリノエチル−3−(2−クロロフェ
ニル)−5−ヘキシル−1,2,4−トリアジン−6−
オン 例20:1−モルホリノエチル−3−(2−クロロフェ
ニル)−5−(2−フェニルエチル)−1,2,4−ト
リアジン−6−オン 例21:1−モルホリノエチル−3−(2−クロロフェ
ニル)−1,2,4−トリアジン−6−オン
【0070
】例22から27 例1の工程Aのベンゾイルクロリドを適当な酸クロリド
で置き換えることによって、次の化合物が同様な方法で
得られた。 例22:1−モルホリノエチル−3−(1−ナフチル)
−5−イソプロピル−1,2,4−トリアジン−6−オ
ン 例23:1−モルホリノエチル−3−(3−ピリジル)
−5−イソプロピル−1,2,4−トリアジン−6−オ
ン 例24:1−モルホリノエチル−3−(2−チエニル)
−5−イソプロピル−1,2,4−トリアジン−6−オ
ン 例25:1−モルホリノエチル−3−(2−フリル)−
5−イソプロピル−1,2,4−トリアジン−6−オン
例26:1−モルホリノエチル−3−(3,4−メチレ
ンジオキシフェニル)−5−イソプロピル−1,2,4
−トリアジン−6−オン 例27:1−モルホリノエチル−3−(3,4−エチレ
ンジオキシフェニル)−5−イソプロピル−1,2,4
−トリアジン−6−オン
【0071】例28:1−モルホリノエチル−3−フェ
ニル−5−ベンジル−1,2,4−トリアジン−6−オ
ン 工程A:2−フェニル−4−ベンジリデン−5−オキサ
ゾリノン 100mlの無水酢酸中に0.46モル(38g)のナ
トリウムアセテート及び0.26モル(26.4ml)
のベンズアルデヒドを懸濁し、65℃に加熱し、0.3
2モル(59g)の馬尿酸を添加し、その後90℃で3
0分間加熱した。10分間以上かけて熱水(80℃)2
00mlを添加した。10分間攪拌を継続し、濾過し、
得られた沈殿を熱水で洗浄し、乾燥した。0.18モル
(45g)の2−フェニル−4−ベンジリデン−5−オ
キサゾリノンを得た。 m.p.:158℃ 工程B:2−フェニルカルボキサミド−3−フェニルア
クリル酸ヒドラジド 125mlのメタノール中に0.08モル(20g)の
2−フェニル−4−ベンジリデン−5−オキサゾリノン
を懸濁した。0.09モル(5.8g)のヒドラジンヒ
ドラートを添加した。30分間攪拌し、得られた沈殿物
を濾過し、それをエーテルでリンスした。0.048モ
ル(13.5g)の2−フェニルカルボキサミド−3−
フェニルアクリル酸ヒドラジドを得た。 m.p.:136℃ 工程C:3−フェニル−5−ベンジル−1,2,4−ト
リアジン−6−オン 150mlの1モル水酸化ナトリウム溶液に溶解した前
工程で得られた化合物0.08モル(22.5g)を1
0分間環流した。熱濾過した。得られた沈殿を酸性化し
、エタノールで再結晶化した。 0.048モル(12.6g)の3−フェニル−5−ベ
ンジル−1,2,4−トリアジン−6−オンを得た。 m.p.:183℃ 工程D:1−モルホリノエチル−3−フェニル−5−ベ
ンジル−1,2,4−トリアジン−6−オンこの例の化
合物は、例1の工程Fと同様に操作して得られるが、3
−フェニル−5−イソプロピル−1,2,4−トリアジ
ン−6−オンを前工程で得られた3−フェニル−5−ベ
ンジル−1,2,4−トリアジン−6−オンで置き換え
て、得られた。 m.p.:92℃(塩基) この例の化合物は、例1の方法を用いても又得られるが
、バリンの代わりにフェニルアラニンを用いて、得られ
る。
【0072】例29:1−モルホリノエチル−3−(3
−クロロフェニル)−5−ベンジル−1,2,4−トリ
アジン−6−オン 例28の工程Aの馬尿酸をN−(3−クロロベンゾイル
)グリシンで置き換えることによって、次の化合物が連
続して得られた。 工程A:2−(3−クロロフェニル)−4−ベンジリデ
ン−5−オキサゾリノンm.p.:134℃工程B:2
−〔(3−クロロフェニル)カルボキサミド〕−3−フ
ェニルアクリル酸ヒドラジド工程C:3−(3−クロロ
フェニル)−5−ベンジル−1,2,4−トリアジン−
6−オン 工程D:1−モルホリノエチル−3−(3−クロロフェ
ニル)−5−ベンジル−1,2,4−トリアジン−6−
オン m.p.:183℃(遊離塩基ヘミヒドラート)
【00
73】例30から35 適当に置換されたN−アロイルグリシンを用いることに
よって、例29と同様に進めて、次の例の化合物を得た
。 例30:1−モルホリノエチル−3−(4−クロロフェ
ニル)−5−ベンジル−1,2,4−トリアジン−6−
オン m.p.:189℃(酸オキザレート)例31:1−モ
ルホリノエチル−3−(3,4−メチレンジオキシフェ
ニル)−5−ベンジル−1,2,4−トリアジン−6−
オン m.p.:169℃(酸オキザレート)例32:1−モ
ルホリノエチル−3−(4−メトキシフェニル)−5−
ベンジル−1,2,4−トリアジン−6−オン m.p.:107℃(塩基) 例33:1−モルホリノエチル−3−(4−メチルフェ
ニル)−5−ベンジル−1,2,4−トリアジン−6−
オン m.p.:200℃(酸オキザレート)例34:1−モ
ルホリノエチル−3−(1−ナフチル)−5−ベンジル
−1,2,4−トリアジン−6−オン例35:1−モル
ホリノエチル−3−(2−ピリミジニル)−5−ベンジ
ル−1,2,4−トリアジン−6−オン
【0074】例36:1−モルホリノエチル−3−フェ
ニル−5−(3−クロロベンジル)−1,2,4−トリ
アジン−6−オン 例28の工程Aでベンズアルデヒドを3−クロロベンズ
アルデヒドで置き換えることによって、次の化合物が同
様に得られた。 工程A:2−フェニル−4−(3−クロロベンジリデン
)−5−オキサゾリノン m.p.:166℃ 工程B:2−フェニルカルボキサミド−3−(3−クロ
ロフェニル)アクリル酸ヒドラジド m.p.:147℃ 工程C:3−フェニル−5−(3−クロロベンジル)−
1,2,4−トリアジン−6−オン m.p.:150℃ 工程D:1−モルホリノエチル−3−フェニル−5−(
3−クロロベンジル)−1,2,4−トリアジン−6−
オン m.p.:187℃(酸オキザレート)
【0075】例
37から47 適当に選択したアルデヒドを用いることによって、例3
6と同様に進めて、次の例の化合物を得た。 例37:1−モルホリノエチル−3−フェニル−5−(
2−クロロベンジル)−1,2,4−トリアジン−6−
オン m.p.:197℃(酸オキザレート)例38:1−モ
ルホリノエチル−3−フェニル−5−(4−クロロベン
ジル)−1,2,4−トリアジン−6−オン m.p.:216℃(酸オキザレート)例39:1−モ
ルホリノエチル−3−フェニル−5−(4−メトキシベ
ンジル)−1,2,4−トリアジン−6−オン m.p.:200℃(酸オキザレート)例40:1−モ
ルホリノエチル−3−フェニル−5−(3−ブロモベン
ジル)−1,2,4−トリアジン−6−オン m.p.:187℃(酸オキザレート)例41:1−モ
ルホリノエチル−3−フェニル−5−(3,4−メチレ
ンジオキシフェニル)−1,2,4−トリアジン−6−
オン m.p.:151℃(塩基) 例42:1−モルホリノエチル−3−フェニル−5−〔
(3−インドリル)−メチル〕−1,2,4−トリアジ
ン−6−オン 例43:1−モルホリノエチル−3−フェニル−5−〔
(3−ピリジニル)メチル〕−1,2,4−トリアジン
−6−オン 例44:1−モルホリノエチル−3−フェニル−5−〔
(2−フリル)メチル〕−1,2,4−トリアジン−6
−オン 例45:1−モルホリノエチル−3−フェニル−5−(
3−ニトロベンジル)−1,2,4−トリアジン−6−
オン 例46:1−モルホリノエチル−3−フェニル−5−(
3−ヒドロキシベンジル)−1,2,4−トリアジン−
6−オン 例47:1−モルホリノエチル−3−フェニル−5−(
4−メチルベンジル)−1,2,4−トリアジン−6−
オン
【0076】例48:1−(3−モルホリノプロピル)
−3−フェニル−5−(3−クロロベンジル)−1,2
,4−トリアジン−6−オン 例36の工程DでN−(2−クロロエチル)モルホリン
塩酸塩をN−(3−クロロプロピル)モルホリン塩酸塩
で置き換えることによって、例の化合物を得る。 m.p.:164℃(酸オキザレート)
【0077】例
49:1−ピロリジノエチル−3−フェニル−5−(3
−クロロベンジル)−1,2,4−トリアジン−6−オ
ン 例36の工程DでN−(2−クロロエチル)モルホリン
塩酸塩をN−(2−クロロエチル)ピロリドン塩酸塩で
置き換えることによって、例の化合物を得た。 m.p.:174℃(酸オキザレート、一水和塩)
【0
078】例50:1−ピロリジノエチル−3−(3−ク
ロロフェニル)−5−ベンジル−1,2,4−トリアジ
ン−6−オン 例29の工程DでN−(2−クロロエチル)モルホリン
塩酸塩をN−(2−クロロエチル)ピロリドン塩酸塩で
置き換えることによって、例の化合物を得た。 m.p.:188℃(酸オキザレート)
【0079】例
51から56 適当に選択したアミノアルキルクロリドヒドロクロリド
を用いることによって、前例と同様に進めて、次の例の
化合物を得た。 例51:1−(4−モルホリノブチル)−3−(3−ク
ロロフェニル)−5−ベンジル−1,2,4−トリアジ
ン−6−オン 例52:1−ジメチルアミノエチル−3−(3−クロロ
フェニル)−5−ベンジル−1,2,4−トリアジン−
6−オン 例53:1−(N−メチルピペラジノエチル)−3−(
3−クロロフェニル)−5−ベンジル−1,2,4−ト
リアジン−6−オン 例54:1−(N−フェニルピペラジノエチル)−3−
(3−クロロフェニル)−5−ベンジル−1,2,4−
トリアジン−6−オン 例55:1−〔(1−ペルヒドロアゼピニル)エチル〕
−3−(3−クロロフェニル)−5−ベンジル−1,2
,4−トリアジン−6−オン 例56:1−ピペラジノエチル−3−(3−クロロフェ
ニル)−5−ベンジル−1,2,4−トリアジン−6−
オン
【0080】例57:3,8−ジベンジル−6−フェニ
ル−〔1,2,4−トリアゾロ〕〔3,4−f〕〔1,
2,4〕トリアジン 工程A:6−クロロ−5−ベンジル−1,2,4−トリ
アジン 30mlのホスホラスオキシクロリド中の例28の工程
Cで得られた3−フェニル−5−ベンジル−1,2,4
−トリアジン−6−オン15ミリモル(4g)を、80
℃に加熱し、冷却後、氷水中に注ぎ、アルカリ性にして
、エチルアセテートで抽出した。有機相を乾燥し、濾過
し、蒸発乾固し、シリカ上のクロマトグラフィーにより
精製した(溶出液アセテート/ヘキサン:27/75)
。 工程B:3,8−ジベンジル−6−フェニル−〔1,2
,4−トリアゾロ〕−〔3,4−f〕〔1,2,4〕ト
リアジン 10mlのブタノール中で前工程で得られた化合物1.
77ミリモル及び1.5等量(0.4g)のフェニル酢
酸を12時間加熱した。冷却後、沈殿物を濾過し、それ
をエタノールで再結晶化した。 m.p.:165℃
【0081】例58から60 例57と同様に進めて、工程Bでフェニル酢酸を適当な
酸ヒドラジドで置換して次の例の化合物を得た。 例58:3,6−ジフェニル−8−ベンジル−〔1,2
,4−トリアゾロ〕〔3,4−f〕〔1,2,4〕トリ
アジン m.p.:190℃ 例59:3−メチル−6−フェニル−8−ベンジル−〔
1,2,4−トリアゾロ〕〔3,4−f〕〔1,2,4
〕トリアジン m.p.:181℃ 例60:6−フェニル−8−ベンジル−〔1,2,4−
トリアゾロ〕〔3,4−f〕〔1,2,4〕トリアジン
【0082】例61:3−フェニル−5−ベンジル−6
−〔4−(3−クロロフェニル)−1−ピペラジニル〕
−1,2,4−トリアジン 40mlのブタノール中に例57の工程Aで得られた6
−クロロ−5−ベンジル−3−フェニル−1,2,4−
トリアジン  2ミリモル(570mg)を懸濁し、4
等量の1−(3−クロロフェニル)ピペラジンを添加し
た。120℃で12時間加熱し、溶液を濃縮しエーテル
中に入れ、得られた沈殿を濾過し、それをエタノールで
再結晶化した。 m.p.:178℃
【0083】例62:3−フェニル−5−ベンジル−6
−(4−メチルピペラジニル)−1,2,4−トリアジ
ン 本例の化合物は、N−メチルピペラジンを用いて、例6
1と同様にして得られた。
【0084】例63:3−フェニル−5−ベンジル−6
−ジエチルアミノエチルアミノ−1,2,4−トリアジ
ン 例61の1−(3−クロロフェニル)ピペラジンをジエ
チルアミノエチルアミンで置換することによって、本例
の化合物が同様にして得られ、1等量のシュウ酸によっ
て塩に変換され、イソプロパノールで再結晶化された。 m.p.:168℃(酸オキザレート)
【0085】例
64から72 適当に置換された6−クロロ−1,2,4−トリアジン
(上記例の製造中間体)を用いて、例63と同様に進め
て、同様に次の例の化合物を得た。これらは適当なアミ
ンで縮合した。 例64:6−〔(1−エチル−2−ピロリジニル)−メ
チルアミノ〕−5−ベンジル−3−フェニル−1,2,
4−トリアジン m.p.:111℃ 例65:6−ピペリジノエチルアミノ−5−ベンジル−
3−フェニル−1,2,4−トリアジンm.p.:13
2℃ 例66:6−ピペリジノエチルアミノ−5−ベンジル−
3−(4−クロロフェニル)−1,2,4−トリアジン
m.p.:196℃(酸オキザレート)例67:6−ピ
ペリジノエチルアミノ−5−メチル−3−フェニル−1
,2,4−トリアジン m.p.:124℃ 例68:6−ピペリジノエチルアミノ−5−イソプロピ
ル−3−(4−クロロフェニル)−1,2,4−トリア
ジン m.p.:221℃(酸オキザレート)例69:6−ピ
ペリジノエチルアミノ−5−メチル−3−(4−クロロ
フェニル)−1,2,4−トリアジンm.p.:215
℃(酸オキザレート)例70:6−ピペリジノエチルア
ミノ−3−フェニル−1,2,4−トリアジンm.p.
:105℃(一水和塩) 例71:6−ピペリジノエチルアミノ−3−フェニル−
5−(4−クロロフェニル)−1,2,4−トリアジン
m.p.:192℃(酸オキザレート)例72:1−(
3−フェニル−1,2,4−トリアジン−6−イル)−
4−〔3−(4−フルオロベンゾイル)プロピル〕−ピ
ペラジン m.p.:155℃(ヘミヒドラート)
【0086】例
73:6−〔(3−ピペリジノプロピル)アミノ〕−3
−(4−クロロフェニル)−5−ベンジル−−1,2,
4−トリアジン 例74:6−〔(4−ピペリジノブチル)アミノ〕−3
−(4−クロロフェニル)−5−ベンジル−−1,2,
4−トリアジン 例75:6−モルホリノエチルアミノ−5−ベンジル−
3−フェニル−1,2,4−トリアジン例76:6−〔
(1,2,5,6−テトラヒドロピリド−1−イル)エ
チルアミノ〕−5−メチル−3−フェニル−1,2,4
−トリアジン 例77:6−〔(3−アザビシクロ(3.3.0)オク
ト−3−イル)エチルアミノ〕−5−ベンジル−3−フ
ェニル−1,2,4−トリアジン 例78:6−〔(ペルヒドロアゼピン−1−イル)エチ
ルアミノ〕−5−ベンジル−3−フェニル−1,2,4
−トリアジン 例79:6−{〔3−(ペルヒドロアゼピン−1−イル
)プロピル〕アミノ}−5−ベンジル−3−フェニル−
1,2,4−トリアジン 例80:6−{〔4−(3−クロロフェニル)ピペラジ
ン−1−イル〕エチルアミノ}−5−ベンジル−3−フ
ェニル−1,2,4−トリアジン
【0087】本発明化合物の薬理研究 例81  鎮痛活性研究 痛みに対する活性を、KOSTER(GAIRIN等J
.Pharmacol.Exp.Ther.(1988
),245,955)に記述された手法から由来したプ
ロトコールに従って、マウス(20−25g)で研究し
た。マウスを、ランダムに10匹づつの群に分けて、1
%酢酸溶液の腹腔内注射の30分前、腹腔内ルートによ
り(コントロールとしては賦形剤)処置した。注射後5
分目と20分目の間にマウスが身もだえする回数を計測
した。得られたパーセント活性を各投与について評価し
た(コントロールに対して、処置マウスが身もだえした
回数の%減少)。本発明の化合物が、有意義な鎮痛活性
(25mg/kg  i.p.で本発明化合物に対する
約50%活性)を有していることが明らかであった。更
に、テストした投与量で、本生成物は完全に無毒であっ
た。
【0088】例82:中枢神経の受容体に対する親和性
のインビトロ研究 ミュー、デルタ、カッパ、シグマ、5HT1A、5HT
2 、M1 、GABAA 、A1 、及びA2 受容
体に対するインビトロ親和性テストを、従来の受容体−
結合テクニックに従って実施した。これらの研究の結果
は、本発明の化合物がシグマ、M1 、A1 及びA2
 受容体に関して10−6MのオーダーのK0.5 値
を有することを示す。
【0089】例83:アセチルコリンエステラーゼ−阻
害活性 アセチルコリンエステラーゼの投与量は、エルマン等(
Biochem.Pharmacol.(1961),
7,88−95)のカロリメーター法に従って決定した
。このテストでは、本発明の化合物は、非常に高い阻害
活性を示した。 (IC50  1×10−7M)
【0090】例84:医薬組成物 10mgの1−モルホリノエチル−3−フェニル−5−
イソプロピル−1,2,4−トリアジン−6−オンを含
む錠剤。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  式I: 【化1】 〔式中、Arは、任意に置換されたアリール又はヘテロ
    アリール基を表わし、R5 は、水素原子、アルキル、
    シクロアルキル、又はシクロアルキルアルキル基、又は
    その各々が芳香族又はヘテロ芳香族環上で、任意に置換
    されているアリール、アラールキル、ヘテロアリール又
    はヘテロアラールキル基を表わし、そして(イ)R6 
    及びR6 ′は、それらを乗せている炭素原子と一緒に
    なってC=O基を表わし、そしてR1 は、鎖【化2】 (式中、nは、2,3又は4を表わし、R2 及びR3
     は、同一でも異なっていてもよく、それぞれ水素原子
    又はアルキル基又は、それらを乗せている窒素原子と一
    緒になって、他の窒素原子でアルキル鎖又は任意に置換
    されたフェニル基によって任意に置換されたモルホリン
    、ピロリジン、ピペリジン、ペルヒドロアゼピン、及び
    ピペラジンから選ばれたヘテロサイクルを表わす)を表
    わすか、又は (ロ)R1 及びR6 は、一緒に結合を形成し、そし
    てR6 ′は、式: 【化3】 (式中、R7 は、水素原子又はアルキル基を表わし、
    そして、R8 は式: 【化4】 (式中、 ・qは、1から3までの整数を表わし、・q′は、0又
    は1を表わし、 ・R9 、R10及びR11は、それぞれ、独立して、
    水素原子、又はアルキル基を表わし、 ・又は、R9 及びR10は、それらを乗せている窒素
    原子と一緒になって、飽和しているか又は2重結合を有
    しており、そしてその骨格中に窒素、酸素及び硫黄から
    選ばれた追加のヘテロ原子を含む5から10の項を有す
    るモノー又はビーサイクリックヘテロサイクルを形成し
    、この際、R9 及びR10がいっしょになって第2の
    窒素原子を含むヘテロサイクルを形成するとき、窒素原
    子は、それ自体、任意に置換されたアルキル、アリール
    、又はヘテロアリール基又は式 【化5】 (式中、pは1,2,又は3を、p′は0又は1を、そ
    してR12は任意に置換されたアリール又はヘテロアリ
    ール基を表わす)の鎖によって置換されていても良く、
    ・又は、R9 及びR11は、それらを乗せている窒素
    原子及び炭素原子と一緒になって、その骨格中に、窒素
    、酸素、及び硫黄から選ばれた追加のヘテロ原子を任意
    に含む5から7の項を有するヘテロサイクルを形成する
    )を表わし、 ・又は、R7 及びR8 は、それらを乗せている窒素
    原子と一緒になって、他の窒素原子でアルキル基によっ
    て、任意に置換されたフェニル基によって、又は式【化
    6】 (式中、p及びR12は、上記のとおりである)の鎖に
    よって、置換されたピペラジンを形成する)を表わすか
    、又は (ハ)R1 、R6 及びR6 ′は、それらを乗せて
    いるトリアジン核と一緒になって、〔1,2,4−トリ
    アゾロ〕〔3,4−f〕〔1,2,4〕トリアジン系を
    形成し、このトリアゾル核は3位で、アルキル基、及び
    その各々が芳香族又はヘテロ芳香族環中で任意に置換さ
    れるアリール、ヘテロアリール、アラールキル、及びヘ
    テロアラールキル基から選ばれた基R13により置換さ
    れている、〕の化合物、単離された又は混合物の形での
    その光学異性体並びに、適当ならば医薬的に許容しうる
    酸との付加塩(ただし、用語「置換された」は、それが
    支配する基は、水素、ヒドロキシ、ニトロ、アミノ、ト
    リフルオロメチル、アルキル、及びアルコキシから選ば
    れた1以上の同一又は異なる基によって置換されていて
    も良く、そして/又は、2つの近接した炭素原子で、−
    O−(CH2)r −O−基(式中、rは1から3まで
    の整数を表わす)を有していても良いということを示し
    、特に断らない限り、用語「アルキル」及び「アルコキ
    シ」は、直鎖又は分枝鎖中で1から6炭素原子を含む基
    を示し、そして用語「シクロアルキル」は、3から7炭
    素原子を含む飽和サイクリック基を示し、用語「アリー
    ル」はフェニル又はナフチル基を示し、そして用語「ヘ
    テロアリール」は、その炭素骨格中に窒素、酸素、硫黄
    から選ばれた1から3ヘテロ原子を含む5から10の項
    を有するモノー又はビーサイクリック芳香族基を示す)
  2. 【請求項2】  式: 【化7】 (式中、Ar、R5 、R7 及びR8 は、請求項1
    中の意味のとおりである)に対応する請求項1の式Iの
    化合物、単離された又は混合物の形でのその光学異性体
    及び適当ならば、医薬的に許容しうる酸との付加塩。
  3. 【請求項3】  式: 【化8】 (式中、Ar、R5 、R9 及びR10は、請求項1
    中の意味と同じ)に対応する請求項1の式Iの化合物、
    単離された又は混合物の形での、その光学異性体、並び
    に医薬的に許容しうる酸との付加塩。
  4. 【請求項4】  式: 【化9】 (式中、A1 、R2 、R3 、R5 及びnは、請
    求項1中の意味と同じ)に対応する請求項1の式Iの化
    合物、単離された又は混合物の形でのその光学異性体、
    並びに医薬的に許容しうる酸との付加塩。
  5. 【請求項5】  式: 【化10】 (式中、Ar、R5 、及びR13は請求項1中の意味
    と同じ)に対応する請求項1の式Iの化合物、単離され
    た又は混合物の形でのその光学異性体、並びに適当なら
    ば医薬的に許容しうる酸との付加塩。
  6. 【請求項6】  R5 がアルキル、アラールキル、又
    はヘテロアラールキル基、又は水素原子を示す請求項1
    から5までのいずれか1項の式Iの化合物、単離された
    又は混合物の形でのその光学異性体、並びに適当ならば
    医薬的に許容しうる酸との付加塩。
  7. 【請求項7】  6−ピペリジノエチルアミノ−5−ベ
    ンジル−3−フェニル−1,2,4−トリアジンである
    請求項1の化合物、及び医薬的に許容しうる酸とのその
    付加塩。
  8. 【請求項8】  6−ピペリジノエチルアミノ−5−(
    4−クロロベンジル)−3−フェニル−1,2,4−ト
    リアジンである請求項1の化合物、及び医薬的に許容し
    うる酸とのその付加塩。
  9. 【請求項9】  6−ピペリジノエチルアミノ−5−イ
    ソプロピル−3−(4−クロロフェニル)−1,2,4
    −トリアジンである請求項1の化合物、及び医薬的に許
    容しうる酸とのその付加塩。
  10. 【請求項10】  3−メチル−6−フェニル−8−ベ
    ンジル−〔1,2,4−トリアゾロ〕〔3,4−f〕〔
    1,2,4〕トリアジンである請求項1の化合物。
  11. 【請求項11】  請求項1の式Iの化合物の製造方法
    であって、ここで、式II 【化11】 (式中、R5 は、式I中の意味と同じ)のα−アミノ
    酸を、アルカリ性媒体中で、式Ar−COX(式中、A
    rは、式I中の意味と同じ、そしてXはハロゲン原子を
    表わす)の酸ハライドと縮合して、式III【化12】 (式中、Ar、及びR5 は、上述のとおり)の化合物
    を得て、これをその後イ)酸性媒体中で、式R′−OH
    (式中、R′は低級アルキル基を示す)の低級アルコー
    ルでエステル化して式IVa 【化13】 (式中、Ar、R5 及びR′は上記したとおり)の化
    合物を得て、これを−無水媒体中でチオネート化剤を作
    用させ、その後酸性化又は酸−塩基抽出を行なって、式
    Va 【化14】 (式中、Ar、R5 及びR′は上記したとおり)の化
    合物を得るか、−又は、無水溶媒中で、トリアルキルオ
    キソニウム  テトラフルオロボレートを作用させて、
    式Vb 【化15】 (式中、Ar、R5 、及びR′は上記のとおり、そし
    てR″はアルキル基)の化合物を得て、式Va又はVb
    の化合物をその後、非プロトン性溶媒中で昇温下、ヒド
    ラジンを作用させて環化し、式VI 【化16】 (式中、Ar及びR5 は上記したとおり)の化合物を
    形成し、これをその後、脱ハロゲン化水素によるか又は
    酸化剤の作用により脱水素化して、式VII【化17】 (式中、Ar及びRは、上記したとおり)の化合物を形
    成し、これをその後、*連続してアルカリ金属アルコラ
    ート、その後、式VIII 【化18】 (式中、n、R2 及びR3 は式I中での意味と同じ
    、そしてXはハロゲン原子を示す) のアミノアルキル
    ハライドで処理して、式Ia 【化19】 の化合物(式Iの化合物の特別の場合)を得るか、*又
    は、ポリハロゲン化リン化合物を作用させて、式IX【
    化20】 (式中、Ar、R5 及びXは、上記のとおり)の化合
    物を得、これを−式X 【化21】 (式中、R7 及びR8 は式I中の意味と同じ)のア
    ミンと縮合して、式Ib 【化22】 の化合物(式Iの特別の場合)を得るか−又は、式XI
    【化23】 (式中、R13は式I中と同じ意味)のヒドラジドと縮
    合して、式Ic 【化24】 の化合物(式Iの化合物の特別の場合)を得て、もし希
    望すれば、式Iの化合物の全体を形成する化合物Ia、
    Ib及びIcは、医薬的に許容しうる酸を付加して塩に
    変換し、並びに適当ならば、その様々な光学異性体に分
    離することが可能であり、 ロ)又は、任意に、R5 が水素原子を示す時、アルカ
    リ金属アセテートの存在下、無水酢酸中で、式Ar1 
    −CHO(式中、Ar1 は任意に置換されたアリール
    又はヘテロアリール基を示す)の芳香族アルデヒドと縮
    合して、式Vc 【化25】 (式中、Ar及びAr1 は上記したとおり)の化合物
    を得て、これにヒドラジンを作用させて式Vd【化26
    】 (式中、Ar及びAr1 は、上記のとおり)の化合物
    を得て、これをアルカリ性媒体中で加熱して式VIIa
    【化27】 の化合物(式VIIの化合物の特別の場合であり、式中
    、R5 は任意に置換されたアリールメチル又はヘテロ
    アリールメチル基を示す)を得て、これを一般式VII
    の化合物の場合と同じ操作を行なって、それぞれ式Ia
    ′、Ib′及びIc′ 【化28】 の化合物(式Ia、Ib及びIcの化合物の特別の場合
    )を得て、これを、希望すれば、医薬的に許容しうる酸
    の付加により塩に変換し、そして適当ならばその光学異
    性体に分離することを特徴とする上記方法。
  12. 【請求項12】  活性成分として少くともひとつの請
    求項1の化合物、並びに1以上の医薬的に許容しうる賦
    形剤又はビヒクルを含む、シグマ、A1 、若しくはA
    2 受容体、又はコリン作動性系の機能障害に関連した
    障害に使用する医薬組成物。
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