JPH0431190Y2 - - Google Patents

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JPH0431190Y2
JPH0431190Y2 JP1984088265U JP8826584U JPH0431190Y2 JP H0431190 Y2 JPH0431190 Y2 JP H0431190Y2 JP 1984088265 U JP1984088265 U JP 1984088265U JP 8826584 U JP8826584 U JP 8826584U JP H0431190 Y2 JPH0431190 Y2 JP H0431190Y2
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brake
air
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piston
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は空気ばね懸架装置を備えた車両の荷重
応動型ブレーキ制御装置に関するものである。
[従来の技術] 空気ばね式懸架装置を備えた車両では、後軸の
右側と左側をそれぞれ支持する空気ばねは独立に
レベリング弁を介して空気槽に接続され、各空気
ばねの空気量は荷重変化に応じて加減され、空気
ばねの高さを一定に保つので、車両は積荷の片寄
りや旋回走行時の横荷重により傾くことはなく、
安定した走行性能が得られる。
特開昭52−52078号公報に開示される荷重応動
型ブレーキ制御装置では、左右いずれか一方の後
輪を支持する空気ばねの空気圧を感知して後輪ブ
レーキの空気圧を減圧し、後輪のロツクを防止し
ている。しかし、上述の荷重応動型ブレーキ制御
装置では、車体荷重の変化による車高変化を抑え
るレベリング弁に不感帯幅があることや、空気ば
ねを支持する板ばねのロール剛性などから、左右
の空気ばねの空気圧に差異が生じる。
このため、空気ばねの空気圧を代表して、一方
の空気ばねの空気圧により荷重応動型ブレーキ制
御装置を駆動するのでは、荷物の片寄りや横荷重
の影響により、本来の軸荷重に応じたブレーキ圧
が得られない、また、右側の空気ばねの空気圧で
右後輪のブレーキ圧を、左側の空気ばねの空気圧
で左後輪のブレーキ圧をそれぞれ調整するもので
は、左右の後輪に制動力の差が生じ、制動時の車
体安定性が損なわれる。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案の目的は上述の問題に鑑み、左右の後輪
の受ける平均的な荷重に対応する空気圧が、左右
の後輪へ等しく送られ、特に径方向寸法を短縮で
きる、荷重応動型ブレーキ制御装置を提供するこ
とにある。
[問題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案の構成は左
右の後輪の空気ばねの空気圧を各別に受けて同方
向に作動する1対のピストンを、独立のシリンダ
に嵌装しかつロツドにより互いに連結し、副空気
槽からブレーキ弁を経て作用する空気圧を受けて
同方向へ作動する制動ピストンを、前記シリンダ
の一方に嵌装しかつ前記1対のピストンに所定の
遊隙を存して連結し、制動ピストンに結合したロ
ツドにより主空気層と後輪ブレーキとの間に介装
した圧力調整弁を、後輪ブレーキが大気に連通す
る位置から後輪ブレーキが主空気層に連通する位
置へ押動するものである。
[作用] 空気槽は分配弁を経て前輪ブレーキと後輪ブレ
ーキへ適正なブレーキ圧を加える。左右の空気ば
ねの空気圧は別個のシリンダへ導かれ、各シリン
ダに嵌合されるピストンは互いに連動連結して、
空気槽からブレーキ弁を経て左右の後輪ブレーキ
へ送られる空気圧を同時に調整する。
[考案の実施例] 第1図に示すように、本考案による荷重応動型
ブレーキ制御装置は、シリンダ11を備えるカツ
プ状の分割体16と、隔壁10、シリンダ44を
有する分割体18と、シリンダ45を有する分割
体20と、弁室40を備える分割体22とを互い
に連結してハウジングを構成される。シリンダ1
1に嵌合したピストン19は、ボルト43により
ロツド4を結合される。ロツド4はシール9を装
着され、隔壁10に形成した円筒部3に嵌合さ
れ、かつ段付ピストン8を結合される。段付ピス
トン8はシール32,21を装着され、大径部は
シリンダ44に、小径部はシリンダ45にそれぞ
れ嵌合される。
分割体20に備えたシリンダ2は、シール38
を装着された制動ピストン39を嵌合する。制動
ピストン39に螺合したボルト8の頭部は、ピス
トン8を貫通し、ロツド4に形成した空部5へ所
定の軸方向遊隙を存して係合される。ばね6が制
動ピストン39と分割体22との間に介装され
る。制動ピストン39はロツド23を、一体に形
成され、かつ弁室40へ嵌合される。弁室40は
ポート30を、公知の後輪ブレーキ29のブレー
キ室へ連通される。
分割体22の下端部は係止部材27を介して蓋
26を固定され、蓋26は中空の圧力調整弁24
を摺動可能に支持する。圧力調整弁24はばね2
5により弁室40の下端部へ押し付けられる。分
割体22の圧力調整弁24を収容する室49は、
ポート28を主空気槽12へ連通される。
分割体16とピストン19との間の室37はポ
ート15を備えている。ピストン19と隔壁10
との間の室48は、フイルタ34を経て大気に解
放される。隔壁10とピストン8のと間の室46
はポート17を備えている。ピストン8と制動ピ
ストン39との間の室47はポート31を備えて
いる。主空気槽12は副空気槽36、ブレーキペ
ダルに連動するブレーキ弁35を経て、ポート3
1へ連通される。主空気槽12はレベリング弁1
3,13aを経て左右の後輪を支持する空気ばね
14,14aへ連通され、またポート17,15
へ連通される。
次に、本考案装置の作動について説明する。第
1図に示すように、ブレーキ弁35が解放されて
いる時、ポート31に連なる室47は大気に解放
され、制動ピストン39はばね6の力により押し
上げられ、ロツド23は圧力調整弁24から離れ
ている。したがつて、大気が圧力調整弁24、弁
室40、ポート30を経て後輪ブレーキ29のブ
レーキ室へ連通する。後輪荷重が変化すると、レ
ベリング弁13の働きにより、空気ばね14の空
気圧はポート17から室46へ入り、ピストン8
を押し下げる。レベリング弁13aの働きによ
り、空気ばね14aの空気圧はポート15から室
37へ入り、ピストン19を押し下げる。ピスト
ン19,8を連結するロツド4は、空気ばね1
4,14aの圧力変化に応じて上下動し、ロツド
4の空部5とボルト7との間隔を変化させる。ピ
ストン19とピストン8の受圧面積は等しくなつ
ている。
ブレーキペダルを踏み込むと、副空気槽36の
加圧空気がブレーキ弁35を経てポート31から
室47へ送られる。制動ピストン39がばね6の
力に抗して押し下げられ、ボルト7の頭部が空部
5の底面に当る。制動ピストン39のロツド23
は圧力調整弁24の中空部(大気口)を閉鎖し、
圧力調整弁24を押し下げる。主空気槽12の加
圧空気はポート28、室49、弁室40、ポート
30を経て後輪ブレーキ29のブレーキ室へ供給
される。後輪ブレーキ29のブレーキ室へ供給さ
れた空気圧は、圧力調整弁24を押し下げる制動
ピストン39のストロークにより決まる。制動ピ
ストン39のストロークはピストン19,8の位
置により制御される。
後輪荷重が低くなると、ピストン19,8に作
用する空気圧が低くなり、室47へ加えられる副
空気槽36の空気圧により、ピストン8が押し上
げられ、ボルト7の頭部が空部5の底面へ当つて
いる制動ピストン39を押し上げる。つまり、後
輪荷重が低くなると、ピストン19,8が押し上
げられ、同時に、ボルト7を介して制動ピストン
39が押し上げられ、圧力調整弁24の下降スト
ロークが減じ、後輪ブレーキ29へ加えられる空
気圧が低くなる。
逆に、後輪荷重が高くなると、空気ばね14,
14aの空気圧が高くなり、ピストン19,8が
押し下げられ、制動ピストン39のロツド23に
より押し下げられる圧力調整弁24のストローク
が増加し、後輪ブレーキ29への空気圧が高くな
り、後輪の制動力が増加する。
[考案の効果] 本考案は上述のように、左右の後輪の空気ばね
の空気圧を各別に受けて同方向に作動する1対の
ピストンを、独立のシリンダに嵌装しかつロツド
により互いに連結し、副空気槽からブレーキ弁を
経て作用する空気圧を受けて同方向へ作動する制
動ピストンを、前記シリンダの一方に嵌装しかつ
前記1対のピストンに所定の遊隙を存して連結
し、制動ピストンに結合したロツドにより主空気
槽と後輪ブレーキとの間に介装した圧力調整弁
を、後輪ブレーキが大気に連通する位置から後輪
ブレーキが主空気槽に連通する位置へ押動するも
のであり、左右の後輪を支持する空気ばねの空気
圧の総和に相当する空気圧が制動ピストンに作用
し、圧力調整弁は制動ピストンにより作動される
から、実際の後輪荷重の変化に対応するブレーキ
圧が左右の後輪ブレーキへ等しく加えられる。
後輪ブレーキへ供給されるブレーキ圧は圧力調
整弁の開度により決まり、圧力調整弁の開度は制
動ピストンのストロークにより決まり、制動ピス
トンのストロークは空気ばねの空気圧(後輪荷
重)に関連するピストンの位置と、副空気槽から
ブレーキ弁を経て制動ピストンに作用する空気圧
(ブレーキペダルの踏込量)により決まる。
ブレーキ圧は制動ピストンないし圧力調整弁へ
フイードバツクされるものでないから、ブレーキ
圧は脈動がなく、ブレーキペダルの踏込量と後輪
荷重に関連して円滑に制御される。
したがつて、従来例に比べて荷の片寄りや旋回
走行時の横荷重により、後輪ブレーキのブレーキ
圧が必要以上に低くなつたり高くなつたりして、
片側の車輪がロツクするなどの不具合が解消され
る。
左右の空気ばねの空気圧が独立に作用するよう
に、1対のピストンは独立のシリンダ(隔壁で区
画されたシリンダ)に嵌装されているので、1対
のピストンを連結するロツドの断面積分だけ、一
方のピストンを他よりも大径にするだけでよく、
従来例に比べて装置の径方向寸法を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る荷重応動型ブレーキ制御
装置を示す側面断面図である。 4,23……ロツド、5……空部、8,19…
…ピストン、12……主空気槽、13,13a…
…レベリング弁、14,14a……空気ばね、2
4……圧力調整弁、29……後輪ブレーキ、35
……ブレーキ弁、36……副空気槽、39……制
動ピストン、40……弁室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 左右の後輪の空気ばねの空気圧を各別に受けて
    同方向に作動する1対のピストンを、独立のシリ
    ンダに嵌装しかつロツドにより互いに連結し、副
    空気槽からブレーキ弁を経て作用する空気圧を受
    けて同方向へ作動する制動ピストンを、前記シリ
    ンダの一方に嵌装しかつ前記1対のピストンに所
    定の遊隙を存して連結し、制動ピストンに結合し
    たロツドにより主空気槽と後輪ブレーキとの間に
    介装した圧力調整弁を、後輪ブレーキが大気に連
    通する位置から後輪ブレーキが主空気層に連通す
    る位置へ押動することを特徴とする、荷重応動型
    ブレーキ制御装置。
JP8826584U 1984-06-15 1984-06-15 荷重応動型ブレ−キ制御装置 Granted JPS613768U (ja)

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JP8826584U JPS613768U (ja) 1984-06-15 1984-06-15 荷重応動型ブレ−キ制御装置

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JP8826584U JPS613768U (ja) 1984-06-15 1984-06-15 荷重応動型ブレ−キ制御装置

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Publication Number Publication Date
JPS613768U JPS613768U (ja) 1986-01-10
JPH0431190Y2 true JPH0431190Y2 (ja) 1992-07-27

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ID=30641239

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JP8826584U Granted JPS613768U (ja) 1984-06-15 1984-06-15 荷重応動型ブレ−キ制御装置

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5252079A (en) * 1975-09-19 1977-04-26 Jidosha Kiki Co Ltd Air brake system distributes pressure of brake that moves accordig to loads
JPS52122775A (en) * 1976-04-08 1977-10-15 Nippon Air Brake Co Sensing load device

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5252079A (en) * 1975-09-19 1977-04-26 Jidosha Kiki Co Ltd Air brake system distributes pressure of brake that moves accordig to loads
JPS52122775A (en) * 1976-04-08 1977-10-15 Nippon Air Brake Co Sensing load device

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JPS613768U (ja) 1986-01-10

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