JPH04310139A - コンパイラ言語用デバッグサポートツール - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、コンパイラ言語で作成
したプログラムの実行異常終了時のソースプログラムの
行番号とその時点の変数の状態を出力することの可能な
コンパイラ言語用デバッグサポートツールである。

【０００２】

【従来の技術】従来、プログラムが異常終了した場合に
そのデバッグ手順として、 （１）　　当該ジョブの実行レポートに出力されるセグ
メント番号がリンクマップリスト上のどのプログラムに
該当するかを調べる。

【０００３】（２）　　（１）で該当したプログラムの
コンパイルマップリストより、ジョブ実行レポートに提
示されているセグメント内相対番地がソースプログラム
上のどの行番号に該当するかを調べる。

【０００４】（３）　　該当する行番号について異常終
了の真の原因を調べる。

【０００５】（４）　　また、必要であれば異常終了の
原因に影響すると思われる変数（スイッチ，フラグ等）
の状態を調べる為にディスプレイ文等をソースプログラ
ムに付加し、再コンパイル，再リンク実施後、再度プロ
グラムを実行し、異常終了させ、その時の変数の状態を
確認し、真の原因を調べる。

【０００６】（５）　　原因判明後、ソースプログラム
を修正し、再コンパイル，再リンクを実施する。等の方
法によりプログラムのデバッグが行われてきた。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】前述のように、コンパ
イラ言語で作成したプログラムのデバッグにおいては、
当該プログラムをジョブとして実行し、異常終了した場
合の実行レポートのセグメント番号，セグメント内相対
番地を元にリンクマップリストよりどのプログラムが異
常終了したのか、コンパイルマップリストよりどの行で
異常終了したのかを、手作業で調査する不便さがあった
。また、異常終了の真の原因を調査する為にフラグ，キ
ー，スイッチ等の変数の状態をディスプレイ文等により
表示できるようにソースプログラムを修正し、再コンパ
イル，再リンク，ジョブの実行といった手順で確認する
方法を行わなければならず、プログラムデバッグの作業
効率を高めることができなかった。

【０００８】

【課題を解決するための手段】前述の問題点を解決する
為に、本発明のコンパイラ言語用デバッグサポートツー
ルは、ツールの中核部として他装置の起動・制御を管理
する制御装置と、プログラムが異常終了した場合のソー
スプログラム上の行番号（ライン）とその時点で影響し
た変数の状態を出力するデバッグ情報出力装置と、プロ
グラムをジョブとして実行した場合の情報をオペレーテ
ィングシステムから入力するレポート入力装置と、コン
パイラを起動させコンパイルマップ情報をファイルに出
力しその情報をファイルから入力するコンパイルマップ
情報取得装置と、リンカを起動させリンクマップ情報を
ファイルに出力しまたその情報をファイルから入力する
リンクマップ情報取得装置を備えて構成される。

【０００９】

【実施例】次に本発明について図を参照して説明する。

【００１０】図１に示すように、当該ツールは、端末１
Ａから起動され、端末１Ａからの操作に対する指示を入
力し、他の装置の起動・制御を行う制御装置１と、制御
装置１により作成されたデバッグ情報を入力し、プリン
タ１Ｇに出力するデバッグ情報出力装置２と、プログラ
ムをジョブとして実行した場合のジョブ実行情報をオペ
レーティングシステムから入力し、その情報を制御装置
１に出力するレポート入力装置３と、制御装置１からの
信号によりコンパイルマップ情報ファイル１Ｃに当該プ
ログラム（サブルーチン含む）のコンパイルマップ情報
の有無を確認し、無い場合はコンパイラ１Ｄを起動させ
コンパイルマップ情報ファイル１Ｃにコンパイルマップ
情報を出力し、また、コンパイルマップ情報が有る場合
は制御装置１にそれを出力するコンパイルマップ情報取
得装置４と、、制御装置１からの信号によりリンクマッ
プ情報ファイル１Ｆに当該プログラムのリンクマップ情
報の有無を確認し、無い場合はリンカ１Ｅを起動させリ
ンクマップ情報ファイル１Ｆにリンクマップ情報を出力
し、また、リンクマップ情報が有る場合は制御装置１に
それを出力するリンクマップ情報取得装置５とで構成さ
れる。

【００１１】次に本発明のコンパイラ言語用デバッグツ
ールの動作について図２の処理フローチャートに基づい
て説明する。

【００１２】初めにステップ２１において、端末１Ａか
ら当該ツールを起動させるコマンドを投入する。コマン
ド投入を認識した制御装置１は、端末１Ａに対して、実
行対象のプログラム名（メンバ名）の入力を促進するガ
イドを送る。利用者はガイドに対し、メンバ名を端末１
Ａから入力する（但し、実行対象プログラムがサブルー
チンを含む場合はそのメンバ名も入力する）。メンバ名
を認識した制御装置１は、ステップ２において当該メン
バのコンパイルマップ情報が、コンパイルマップ情報フ
ァイル１Ｃに存在するか否かの確認を行うための指示を
、制御装置１からコンパイルマップ情報取得装置４に送
り、存在しない場合は、コンパイルマップ情報取得装置
１４によりコンパイラ１Ｄを起動させ（ステップ２３）
、その結果をコンパイルマップ情報ファイル１Ｃに出力
する（ステップ２４）。存在する場合は、ステップ２５
へ進む。ステップ２５において、当該メンバのリンクマ
ップ情報がリンクマップ情報ファイル１Ｆに存在するか
否かの確認を行うなめの指示を制御装置１からリンクマ
ップ情報取得装置５に送り、存在しない場合は、リンク
マップ情報取得装置５により、リンカ１Ｅを起動させ（
ステップ２６）、その結果をリンクマップ情報ファイル
１Ｆに出力する（ステップ２７）。存在する場合はステ
ップ２８へ進む。

【００１３】ステップ２８において、制御装置１より端
末１Ａに対し、ステップ２１で入力したメンバを実行す
るためのＪＣＬ名の入力を促進するガイドを送信する。 利用者は端末１Ａより使用するＪＣＬを入力し、これを
制御装置１に送信し、当該メンバ（プログラム）の実行
を行う。ステップ９において、当該メンバの実行情報（
セグメント番号，セングメント内相対番地，エラー原因
の変数の状態）をレポート入力装置３がオペレーティン
グシステム１Ｂより入力し、制御装置１に出力する。 ステップ３０において制御装置１はリンクマップ情報取
得装置５を起動させ、当該メンバのリンクマップ情報を
リンクマップ情報ファイル１Ｆから入力し、制御装置１
においてセグメント番号より異常終了したルーチンを検
出する。ステップ３１において制御装置１はステップ２
９で検出したルーチンのコンパイルマップ情報を、コン
パイルマップ情報取得装置４を起動させることによりコ
ンパイルマップ情報ファイル１Ｃから入力し、制御装置
１においてセグメント内相対番地より異常終了した行（
ライン）を検出する。

【００１４】ステップ３１において、デバッグ情報出力
装置２が制御装置１より異常終了したルーチンと行とエ
ラー原因の変数の状態を入力し、それを端末１Ａにデバ
ッグ情報として出力する。また、制御装置１は端末１Ａ
に対しデバッグ情報をプリンタに出力するか否かのガイ
ドを送信し、出力する信号が端末１Ａに入力されれば、
デバッグ情報出力装置２よりプリンタ１Ｇにデバッグ情
報を出力する。

【００１５】

【発明の効果】本発明のコンパイラ言語用デバッグサポ
ートツールは、以上の通りであり次に挙げる効果がある
。

【００１６】利用者は対話（会話）方式により、画面に
出力されるガイドに従って当該ツールを容易に使用する
ことができ、またどのプログラムのどのライン（行）で
どのような原因（変数の状態表示）で異常終了したかと
いうことを、一連の作業の流れの中で効率的かつ自動的
に調査でき、デバッグ作業を効率良く行うことができる
。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の構成を示すブロック図。

【図２】本実施例の動作を示す流れ図。

【符号の説明】

１　　　　制御装置 ２　　　　デバッグ情報出力装置 ３　　　　レポート入力装置 ４　　　　コンパイルマップ情報取得装置５　　　　リ
ンクマップ情報取得装置

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　ツールの中核部として他装置の起動・
   制御を管理する制御装置と、プログラムが異常終了した
   場合のソースプログラム上の行番号（ライン）とその時
   点で影響した変数の状態を出力するデバック情報出力装
   置と、プログラムをジョブとして実行した場合の情報を
   オペレーティングシステムから入力するレポート入力装
   置と、コンパイラを起動させコンパイルマップ情報をフ
   ァイルに出力しその情報をファイルから入力するコンパ
   イルマップ情報取得装置と、リンカを起動させリンクマ
   ップ情報をファイルに出力しまたその情報をファイルか
   ら入力するリンクマップ情報取得装置を備えて成ること
   を特徴とするコンパイラ言語用デバッグサポートツール
   。