JPH0430896A - 洗濯機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的コ （産業上の利用分野） 本発明は、槽内の水量を検知する構成に改良を加えた洗
濯機に関する。

（従来の技術） 従来より洗濯機においては、周知のように、槽内に設定
量の水を給水し、該槽の内部に備えた撹拌体をモータに
より駆動して洗濯物を洗濯するようにしている。この場
合、槽内の水量が設定水量に達したか否かを判断するた
めに、槽内を水圧を検出し、この水圧検出信号により水
量を判定するようにしている。

（発明か解決しようとする課題） しかしなから、上記従来のものでは、槽内の水圧を検出
して水量を判定するようにしているため、槽内の水位は
比較的正確に検出できるものの、水量（容量）は必ずし
も正確に判定できるものではなかった。すなわち、槽内
に給水するときには、洗濯物の体積や吸水率の違いによ
って同し水位でも水量が異なることがある。また時間の
経過によって洗濯物か吸水して水位が降下したりして、
同し水星でも水位は異なることがある。なお、水に関し
て洗濯に必要な要素は、汚れを溶かし込むための必要十
分な水量であり、水位ではない。しかして、従来では、
洗濯に使用する水量が不足することがないように水位が
設定されるため、余分な水量を使用していることが多い
。

本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目
的は、水量を適正に判定できて、無駄な水の使用をなく
すことができる洗濯機を提供するにある。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明は、槽の内部に備えた撹拌体をモータにより駆動
して洗濯物を洗濯するようにしたものにおいて、洗濯物
量を検出する洗濯物量検出手段と、前記モータの回転数
を検出する回転数検出手段と、前記モータに一定電圧を
印加したときの該モータにかかる負荷量と回転数との関
係を水量判定データとして記憶したデータ記憶部と、前
記回転数検出手段からの回転数検出結果と前記データ記
憶部の水量判定データと前記洗濯物量検出手段からの洗
濯物量検出結果とから水量を判定する水量判定手段とを
設けたところに特徴を有する。

（作用） 槽内に洗濯物および水を収容した状態で、モータに一定
電圧を印加した場合、該モータにかかる負荷量によって
その回転数が異なる。このときモータの負荷量としては
、水量、洗濯物量（重量）を含んだ負荷量となる。しか
して、この回転数と負荷量との関係が判っていて、且つ
洗濯物重量も判れば、水量を適正に判定することが可能
である。

しかるに、上記手段によれば、洗濯物量検出手段によっ
て洗濯物量が検出され、回転数検出手段によってモータ
の回転数が検出され、そして、モータに一定電圧を印加
したときの該モ〜りにかかる負荷量と回転数との関係が
予め水量判定データとして記憶されたデータ記憶部を備
えているから、水量判定手段により、回転数検出手段か
らの回転数検出結果と前記データ記憶部の水量判定デー
タと前記洗濯物量検出手段からの洗濯物量検出結果とか
ら水量を判定したとき、適正な水量判定結果が得られる
。

（実施例） 以下、本発明の一実施例につき図面を参照しながら説明
する。

まず、第３図において、外箱１内には、水受槽２が弾性
吊持機構３により支持されて配設されている。水受槽２
の外下刃部には、直流ブラシレスモータから成るモータ
４を主とする駆動機構５が配設されていると共に、排水
ホース６等が設けられている。また、水受槽２の内部に
は、上部に脱水孔７ａを形成した脱水兼洗濯用の回転槽
７が回転可能に設けられており、この回転槽７の内底部
には前記駆動機構５によって回転駆動される撹拌体８が
配設されている。さらにこの回転槽７の底部には図示し
ないが排水口が形成されていて、この排水口を開閉する
ためにこの回転槽７と水受槽２とに排水弁機構９が設け
られている。

次に、第１図には電気的な構成を示している。

前記モータ４についての給電回路を説明すると、交流電
源１０には、ダイオードブリッジおよび平滑コンデンサ
を有して構成された直流電源回路１１が接続されており
、その直流出力はモータ駆動制御回路１２の一部を構成
する駆動回路１３に与えられるようになっている。駆動
回路１３はモータ４のコイルの各相に応じた通電タイミ
ングにて電圧を印加するようになっている。この印加電
圧は、直流電源回路１１の出力電圧に対するＰ　Ｗ　Ｍ
制御によって決定される。上記各コイルに対する通電タ
イミングおよびＰＷＭ制御は上記駆動回路１３とでモー
タ駆動制御回路１２を構成する制御回路１４によりなさ
れるようになっている。この制御回路１４はモータ４の
ロータマグネットの回転位置を検出する位置検出素子４
ａからの検出信号に基づいて通電タイミングを指定する
と共に、マイクロコンピュータ１５によって構成される
運転制御部１６からの指令に基づいて印加電圧を指定す
るようになっている。

上記マイクロコンピュータ１５は、そのソフトウェア構
成によって、前記運転制御手段１６、洗濯物量検出手段
１７、回転数検出手段１８、水量判定手段１９を構成す
ると共に、ＲＯＭにデータ記憶部２０を備えている。

データ記憶部２０には、モータ４に一定電圧を印加した
ときの負荷量と回転数との関係を水量判定データとして
記憶している。この水量判定データの内容を第２図に示
している。この第２図の読み方について述べると、例え
ば、電圧Ｖ、をモータ４に印加したときその回転数がＮ
、であったとすると、負荷量はｒ２０ｋｇＪとして検出
できる。

このときの負荷量としては通常、水と洗濯物の合計重量
である。

電流検出器２１は、前記モータ４への入力電流を検出す
るように設けられており、前記洗濯物検出手段１７の一
部を構成する。

なお、上記マイクロコンピュータ１５には各種スイッチ
２２からの入力が与えられるようになっており、そして
マイクロコンピュータ１５はその運転制御手段１６によ
って給水弁２３．排水機構用モータ２４および表示器２
５を駆動制御するようになっている。

さて、上記構成の作用について、上記各手段１６〜１９
の機能と共に、第４図を参照して説明する。

第４図にはマイクロコンピュータ１６の制御内容を示し
ている。しかして、洗濯運転開始スイッチがオンされる
と、洗濯物量検出が実行される（ステップＳｌ）。この
洗濯物量検出は周知のように次のようにして実行される
。すなわち、回転槽７内に、洗濯に使用される水量に比
して少ないところの例えば時間制御による一定量の水と
、洗濯物とを入れた状態でモータ４を一定電圧で駆動し
、電流検出器２１によるモータ４の入力電流検出信′号
を読み込み、その検出信号と予め記憶したデータとに基
づいて洗濯物量を検出する。この後、検出された洗濯物
量Ｇに基づいて洗濯に使用する水の量を設定する（ステ
ップＳ２）。なお、この設定水量をＷｋとする。そして
、給水弁２３に通電し開放して給水を開始する（ステッ
プＳ３）。

そして、モータ４に予め設定された一定電圧を印加して
モータ４を駆動しくステップＳ４）、その後、回転数検
出を実行する（ステップＳ５）。この回転数検出は次の
ようにして実行される。すなわち、位置検出素子４ａか
らの位置検出信号を読み込み、この検出信号に基づいて
モータ４の回転数を検出する。この後、負荷量を検出す
る（ステップＳ６）。すなわち、モータ４に対する印加
電圧が判っており、また、該モータ４の回転数も検出さ
れているから、これらの電圧および回転数に対応する負
荷量をデータ記憶部２０から読み出す。

しかして、このようにして検出された負荷量Ｆには、洗
濯物量（重量）と水量（重量）とが含まれている。

次いで、水量を判定する（ステップＳ７）。すなわち、
負荷量検出結果（負荷量Ｆ）から、洗濯物検出結果（洗
濯物量Ｇ）を差し引いて水ｆｆ１Ｗを算出する。この場
合、回転槽７内の水位でなく、水量が判定される。

この後、この時の水量Ｗが、設定水ｊｉＷｋに達したか
否かを判断しくステップＳ８）、達していなければ、ス
テップＳ５に戻り、達すれば給水弁２３を断電し閉鎖し
て給水を停止する。なお、この後は洗濯運転制御が実行
される。

上記実施例によれば、モータ４に一定電圧を印加したと
きの該モータ４にかかる負荷量と回転数との関係が予め
水量判定データとして記憶されたデータ記憶部２０をマ
イクロコンピュータ１５に備え、マイクロコンピュータ
１５における洗濯物量検出手段１７によって洗濯物量を
検出し、回転数検出手段１８によってモータ４の回転数
を検出し、そして、水量判定手段１９により、回転数検
出手段］８による回転数検出結果と前記データ記憶部２
υの水量判定データと前記洗濯物量検出手段１７からの
洗濯物量検出結果とから水量を判定するようにしたから
、水量を適正に判定でき、この結果、給水量制御も正確
も行うことができ、水の無駄をなくすことができる。

［発明の効果コ 本発明は以上の説明から明らかなように、槽の内部に備
えた撹拌体をモータにより駆動して洗濯物を洗濯するよ
うにしたものにおいて、洗濯物量を検出する洗濯物量検
出手段と、前記モータの回転数を検出する回転数検出手
段と、前記モータに一定電圧を印加したときの該モータ
にががる負荷量と回転数との関係を水量判定データとし
て記憶したデータ記憶部と、前記回転数検出手段からの
回転数検出結果と前記データ記憶部の水量判定データと
前記洗濯物量検出手段からの洗濯物量検出結果とから水
量を判定する水量判定手段とを設けたことを特徴とする
ものであり、これにて、水量を適正に判定でき、この結
果、給水量制御も正確も行うことができ、よって水の無
駄をなくすことができるという優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は電気的
構成を示す図、第２図はモータの印加電圧と回転数と負
荷量との関係を示す図、第３図は洗濯機の縦断側面図、
第４図は制御内容を示すためのフローチャートである。 図面中、４はモータ、４ａは位置検出素子、７は回転槽
、８は撹拌体、１２はモータ駆動制御回路、１５はマイ
クロコンピュータ、１７は洗濯物量検出手段、１８は回
転数検出手段、１９は水量判定手段、２０はデータ記憶
部を示す。 第 図 Ｌ１〜Ｌ４　　負伺！ ■１〜Ｖ３　　電圧 第 図 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、槽の内部に備えた撹拌体をモータにより駆動して洗
   濯物を洗濯するようにしたものにおいて、洗濯物量を検
   出する洗濯物量検出手段と、前記モータの回転数を検出
   する回転数検出手段と、前記モータに一定電圧を印加し
   たときの該モータにかかる負荷量と回転数との関係を水
   量判定データとして記憶したデータ記憶部と、前記回転
   数検出手段からの回転数検出結果と前記データ記憶部の
   水量判定データと前記洗濯物量検出手段からの洗濯物量
   検出結果とから水量を判定する水量判定手段とを設けた
   ことを特徴とする洗濯機。