JPH043084A - 電子写真現像方法 - Google Patents

電子写真現像方法

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JPH043084A
JPH043084A JP10300990A JP10300990A JPH043084A JP H043084 A JPH043084 A JP H043084A JP 10300990 A JP10300990 A JP 10300990A JP 10300990 A JP10300990 A JP 10300990A JP H043084 A JPH043084 A JP H043084A
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JP
Japan
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magnetic
electret
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particles
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JP10300990A
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English (en)
Inventor
Masanori Matsuda
松田 政準
Kenji Hori
健志 堀
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication of JPH043084A publication Critical patent/JPH043084A/ja
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  • Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、エレクトレフトを利用した電子写真現像方法
に関するもので、より詳細には地肌カブリを防止して高
濃度の画像を形成させ得る現像方法に関する。
(従来の技術) 商業的な電子写真複写機における現像装置においては、
磁気ブラシ現像法が広く使用されており、例えば磁性キ
ャリヤと原電性トナーとの混合物から成る二成分系現像
剤或いはそれ自体磁性粉を有する一成分系磁性現像剤を
帯電させて、内部に磁石を有する現像剤搬送部材(スリ
ーブ)上に現像剤の磁気ブラシを形成させ、この磁気ブ
ラシを静電像を有する感光体表面に迄移動させ、該表面
をバイアス電界の下で磁気ブラシで摺擦させることによ
り画像形成を行っている。
従来、非磁性−成分現像剤を用いる現像法も既に提案さ
れており、例えば特開昭60−136773号公報には
、潜像担持体に現像剤を接触又は近接させて潜像を可視
化する現像装置に於いて、現像剤を表面に担持すると共
に前記可視化領域を含む所定の経路に沿って搬送する現
像剤搬送体をエレクトレフトで形成したことを特徴とす
る現像装置が提案されている。この装置においては、現
像剤搬送体と潜像担持体との間に直流または交流のl〈
イアスミ圧を印加することにより現像剤の転移をvrJ
mしている。
(発明が解決しようとする問題点) 従来の現像法では、潜像部 (帯電部)への現像剤 (
トナー)の電気的何者と、非潜像部(非乃至弱帯電部)
への現像剤(トナー)の付着防止とを。
現像剤搬送部材と感光体との間に印加するバイアス電圧
を印加することにより専ら行うものであるが、この現像
に際してバイアス電荷を印加するためには、現像剤搬送
部材を接地電位にある機枠から電気的に絶縁された状態
で設け、しかもこの搬送部材に通電しなければならない
という装置設計上も操作の点でも面倒な間層がある。
事実、実際の複写機では、現像剤搬送部材への通電不良
に伴ってバイアス不良の問題を生し、これによって地肌
カブリ等のトラブルを発生し、これを防止するためには
、現像剤搬送部材の電気まわりの修理、点検を定期的に
或いは不定期に行わねばならないというメンテナンス上
の問題を生じまた、上記バイアス電圧を印加するために
、現像剤搬送部材を電気絶縁状態で設置するため(こ、
格別の部品を必要とし、また面倒な設計を必要とするの
に加えて、変圧器電気部品、その他の電気回路部品をも
必要とすることから、!Iのコストが増大し、装置のス
ペースが大きくなり、またその重量も増大するというハ
ード面での問題もある。
従って、本発明の目的は、バイアス不良等による地肌カ
ブリの発生が防止され、高濃度でしかも鮮明な画像を安
定に形成させることが可能な電子写真現像方法を提供す
るにある。
本発明の他の目的は、磁性現像剤を使用して。
現像バイアス電圧の印加を必要とすることなしに。
カブリがなくしかも高濃度の画像を形成させることが可
能な磁気ブラシ現像方法を提供するにある。
(問題焦を解決するための手段) 本発明によれば9gi性現像剤を、内部にマグネットと
表面に現像剤粒子の帯電極性と逆極性のエレクトレット
層を有する現像剤搬送部材に供給して、磁性現像剤の磁
気ブラシを形成させ、この磁気ブラシを静電潜像を有す
る支持体と接触させて静電潜像の現像を行うことを特徴
とする電子写真現像方法が提供される。
本発明は、基本的には無バイアス電圧方式の磁気ブラシ
現像法として、長期間にわたって地肌にカブリのない高
濃度画像を形成させ得るが、バイアス電圧印加方式の磁
気ブラシ現像法にも勿論適用でき、この場合には付加的
に印加する電圧は調節程度のものでよいことが理解され
るべきである。
磁性現像剤としては、磁性キャリヤと顕電性トナーとか
ら成る二成分系現像剤も使用できるし、磁性粉を含有す
る一成分系磁性トナーも使用できる。本明細書では現像
剤粒子とは二成分系ではトナー粒子のことを意味する。
(作 用) 本発明では−内部にマグネットと表面にエレクトレット
層を有する現像剤搬送部材を使用し、この磁気ブラシを
形成させる。この搬送部材内のマグネットは、現像剤を
磁気ブラシの形で搬送し且つ感光体等の静電潜像支持体
と接触させるために必要である。エレクトレットは永久
的電気分極作用を示す誘電体であるが、本発明では、こ
のエレクトレットの外表面が現像剤粒子の帯電極性と逆
極性となるように、現像剤搬送部材上に設ける。
これにより、現像剤搬送部材上の現像剤には、磁気的吸
引力とエレクトレットによる電気的吸引力との両方が作
用し、エレクトレフトによる電気的吸引力がM値となっ
て、潜像部(帯電部)への現像剤粒子付着は生ずるが、
非潜像部(非乃至弱帯電部)への現像剤粒子付着は生じ
ないように現像条件の設定が行われることになる。
この原理を説明するための第1図において、成分系磁性
現像剤粒子9は1例えば負に帯電しており、現像剤搬送
部材(現像スリーブ)4上で磁気ブラシ13を形成して
いる。現像スリーブ4は例えばアルミニウム等の金属で
形成されたスリーブ基体1と、該スリーブ基体1上のエ
レクトレット層2からなり、内部に磁石3を備えている
。エレクトレットNlI2は、その外表面が現像剤粒子
9と逆磁性の電荷となるように、この場合正に帯電され
ている。電子写真感光体のような静電潜像支持体7は表
面に現像剤粒子と逆極性(正)に帯電された静電潜像り
と非潜像部りとを有している。
静電潜像支持体7の潜像部の表面電位をE非潜像部の表
面電位をEL+、エレクトレット層の表面電位をEs 
とすると、これらの表面電位は、一般に1g2図の状態
となる。即ち、現像剤搬送部材と静電像支持体との間に
は、潜像部ではEEsの電位差の電界が形成され、これ
が駆動力となって現像剤粒子の転移による現像が行われ
、方弁潜像部では逆向きにEs−Eeの電位差の電界が
形成され、これが駆動力となって現像剤粒子の転移阻止
による地肌カブリ防止が行われる。
かくして、本発明によれば、現像剤搬送部材上のエレク
トレフトは現像バイアス電圧を印加したのと同様な作用
を行うことが理解されよう。このエレクトレットによる
表面電荷は、永久的分極作用により長期間にわたって安
定に保持されるばかりではなく、この作用は現像剤搬送
部材上に単に被覆するのみで永続的に達成されること力
)ら、ノくイアス不艮によるカブリ発生の間1Mやそれ
を解決するための保守点検の問題も一切なく、また現像
剤搬送部材を電気絶縁状態で機械に組込む必要や、種々
の電気部品を組込む必要もなく、装置の軽量化、コンパ
クト化及びコストの低減の上で顕著な利点が奏されるこ
とになる。
勿論、エレクトレットの表面電位(Es )が十分に高
くない場合や、このEsを調節することが望ましい場合
には、エレクトレフト層と直列にバイアス電源を接続し
得るのは勿論であるが、この場合にもバイアス電源は、
電圧の小さい調整用程度のものでよいことが理解される
べきである6更に、本発明に従い、表面に特定の電荷の
エレクトレット層を有する現像剤搬送部材を用いること
により、ニレクトレット表面電荷と同極性の現像剤粒子
が現像前に搬送部材上の磁気ブラシから排除される結果
、地肌カブリ濃度を一層顕著に抑制できるという利点も
達成される。
(実施例) 本発明に用いる磁気ブラシ現像方法を説明するための第
3図において、アルミニウムの如き非磁性材料から成る
スリーブ基体1の表面には、エレクトレット層2が被覆
されており、こ九により、現像スリーブ4が構成される
。スリーブ基体1の内部には多数の磁極N、  Sを備
えたマグネットロール3が収容されている。この現像ス
リーブ4とマグネット3との組合せは、スリーブ回転−
マグネット固定のタイプでも、スリーブ固定−マグネッ
ト回転のタイプでも、スリーブ回転−マグネット回転の
周回転タイプでもよく、要はその上に形成される磁気ブ
ラシが搬送されるようなものであればよい。
この現像スリーブ4がら微小間隔、即ち距@dD−5を
おいて、基体5とその上に設けられた電子写真感光層6
とから成る感光ドラム7が設けられている。この感光ド
ラム7も、現像スリーブ4と同様に複写機の機枠(図示
せず)に回転可能に支持されている。現像スリーブ4と
、感光ドラム8とは、ニンプ位置における移動方向が同
方向(回転方向は互いに逆方向)となるように駆動され
ていることが、ブラシマークの発生防止の点で望ましい
が、ニンプ位置における移動方向が逆方向となるように
駆動されていても何等差支えない。
現像スリーブ4は現像器8の開口部に位置しており、こ
の現像器8の内部には磁性現像剤(即ち、二成分系Z性
現像剤或いは一成分#C磁性現像剤)9の混合攪拌器1
0が設けられ、その上方には現像剤粒子11を供給する
供給機構12が設けられている。磁性現像剤9は攪拝機
1oで混合されて現像剤粒子が摩擦電荷を得た後、現像
スリーブ4に供給さ九て、その表面に磁気ブラシ13を
形成する。この磁気ブラシ13は穂切機1i14により
穂立長を調節され、電子写真感光層6とのニンプ位置迄
搬送され、感光層6上に静電潜像を現像剤粒子で現像し
てトナー像15を形成させる。
本発明によれば、エレクトレフト層2として、現像剤粒
子の帯電極性と逆極性のエレクトレットを用いることに
より、地肌カブリを防止しつつ高!!度の画像形成が可
能なる。
エレクトレットの材料としては、永久電気分極可能な膜
形成性素材であれば、有機のものでも無機のものでも何
れの素材でも使用可能である力(、エレクトレット化の
容易さ及び被覆形成の容易さの点では各種高分子材料が
好適である。その適当な例は、これに限定されないが、
ポリエチレン。
どリプロピレン、エチレンーブテン共重合体、イオン架
橋オレフィン共重合体、エチレン−アクリル共重合体等
のオレフィン系樹脂; ポリフン化ビニル、ポリフッ化
ビニリデン、フン化ビニル/フッ化ビニリデン共重合体
、四フッ化エチレン樹脂(PTFE)、四フン化エチレ
ンーパーフルオロアルコキシエチレン共重合樹脂(PF
A411り、四フフ化エチレンー六フッ化プロピレン共
重合樹脂(FEP樹脂)等のフッ素樹脂; ポリ塩化ビ
ニル、塩素化ポリオレフィン等の塩素樹脂;ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート。
ポリブチレンテレフタレート等の熱可塑性ポリエステル
; ナイロン6、ナイロン12.ナイロン6.6゜ナイ
ロン6.10等のポリアミド; 各種アクリル系樹脂等
が単独或いは2種以上の組合せで使用される。
これらの内でも、  PTFE樹脂、PFA樹脂、FE
P樹脂等のフッ素樹脂が電荷の保持性力(よく、耐久性
もよいことから好ましく瓢。
エレクトレットの生成は、熱エレクトレッドイヒ法、エ
レクトロエレクトレット化法、放射線エレクトレフト化
法、光エレクトレット化法等のそれ自体公知の任意の方
法を、用いる高分子の種類に応じて適用することにより
行われる。上記高分子。
特にフッ素樹脂に対しては熱エレクトレツト化法やエレ
クトロエレクトレフト化法が有利に適用される。エレク
トレフト層の厚みは、特に制限されないが、一般に0.
005乃至2@1ml、特に0.01乃至0.1+am
の範囲にあるのが好ましく、その電荷密度は一般に10
−”乃至10−7c/cm2、特に5XIQ−1@乃至
5 X 10−’c/am2(7)範囲にあるのが良い
また、現像スリーブ表面に、エレクトレフト層を設ける
には、スリーブ表面にエレクトレット化されていない高
分子フィルムの層を設け、次いで前述した手段でこの高
分子フィルム層をエレクトレット化してもよく、或いは
エレクトレフト化フィルムをスリーブ表面に接着剤層を
介して貼り合せてもよい、前者の方法が一般に有利であ
る。
本発明では、エレクトレフト層の表面電位をEs、6光
屡の潜像部表面電位をE:、感光層の非潜像部表面電位
をE8としたとき、下記式%式% で定義される有効カブリ抑制電界強度比(A)(カブリ
押割電圧コントラスト電圧)が0.01乃至0.4、特
に0.02乃至0.15となるように、感光層表面電位
、感光層の電子写真的特性及びエレクトレットの表面電
位を選ぶのがよい。
即ち、有効カブリ抑訓電界彊度比(A)が上記範囲より
も低い場合には、現像に際して地肌カブリが発生する傾
向があり、逆に上記範囲よりも高い場合には画像濃度が
低下する傾向がある。
下記11表は、代表的な感光体であるセレン感光体(S
e)及び三田工業株式会社製ルビー5有機感光体(OP
C)について、−例としてEE8、Es及びAの好適な
組合せを示したものである。
第  1  表 感光体    Se       OP CE1700
〜800600〜700 Ee 20 〜40 100−200 Es 30 −100150−250 A 0.013〜0.0910.100〜0.200本
発明において、感光体としては−従来電子写真法に使用
されている感光体、例えばセレン感光体、非晶質シリコ
ン感光体、酸化亜鉛感光体、セレン化カドミウム感光体
、硫化カドミウム感光体、各種有機感光体等が全て使用
される。
二成分基礎性現像剤としては磁性キャリヤと。
顕電性トナーとの混合物が使用され、ここで磁性キャリ
ヤとしては、フェライトキャリヤや鉄粉系キャリヤが使
用される。フェライトキャリヤとしては1例えば酸化鉄
亜鉛CZnFe20m )、酸化鉄インドリウム(YJ
e50・2)、酸化鉄ガドミニウム(CuFe20−)
、酸化鉄ガドリニウム(GdaFesO+2)、酸化鉄
銅(CuFe20−)、酸化鉄錯(PbFe+20+s
>、酸化鉄ニッケル(NiFe20J)、酸化鉄ネオジ
ウム(NdFg03)、  Illl鉄化鉄ウム(Ba
Fe+ 20+ 91、酸化鉄マグネシウム(MzFe
20a )、酸化鉄マンガン(MnFg20n)、酸化
鉄ランタン(LaFeOt )等の1種或いは2種以上
から成る組成の焼結フェライト粒子が使用されており、
特にCu、 Zn+Ng+Mn及びN1から成る群より
選ばれた金属成分の夕なくとも1N。
好適には2種以上含有するソフトフェライト、例えば銅
−亜鉛−マグネシウムフェライトや、それらの粒子を樹
脂等でコートしたものが使用され。
その粒径は3o乃至120μ腸、特に40乃至100μ
mで、飽和磁化は4o乃至70 e++u/g、特に4
5乃至65 emu/gの範囲内にあるものが有利に使
用される。その体積固有抵抗は106乃至122Ω工の
範囲にあるのがよい。
本発明に用いるトナーは、定着用樹脂媒質中に着色剤及
び電荷@御剤或いは更にそれ自体周知のトナー用配合剤
を配合したものである0本発明に用いるトナーは+  
lXl0”乃至3X10”Ω・Cm、特に2 X 10
”乃至8 X 10’Ω’cmの体積固有抵抗を有する
のが好ましく、またその誘電率は2.5乃至4.5、特
に3.0乃至4.0の範囲番こめるのが望ましい6 トナー用の定着用樹脂媒質1着色剤、電荷制御剤及びそ
の他のトナー用配合剤は上記特性が得られるように選択
し組合せるのがよい。先ず定着用樹脂媒質としては、ス
チレン系樹脂、アクリル系樹脂或いはスチレン−アクリ
ル系共重合体樹脂が一般に使用される。
これらの樹脂に用いる、スチレン系単量体としては、下
記式(2) 式中、R+ は水素原子、低級(炭素数4以下の)アル
キル基、或いはハロゲン原子であり、R2は低級アルキ
ル基、ハロゲン原子等の置換基であり、nはゼロを含む
2以下の整数である。
で表わされるit体1例えばスチレン、ビニルトルエン
、α−メチルスチレン、α−クロルスチレン、ビニルキ
シレン等やビニルナフタレン等を挙げることができる。
この中でも、スチレンが好適である。
一方、アクリル系it体としては、下記式(3)式中、
R3は水素原子または低級アルキル基であり、R4は水
素原子又は炭素数18迄のアルキル基である、 で表わされる単量体、例えばエチルアクリレート。
メチルメタクリレート、ブチルアクリレート、ブチルメ
タクリレート、2−エチルへキシルアクリレート、2−
エチルへキシルメタクリレート、アクリル酸、メタクリ
ル酸等である。アクリル系単量体としては、上述したも
のの他に他のエチレン系不飽和カルボン酸乃至その無水
物、例えば無水マレイン酸、フマル酸、マレイン酸、ク
ロトン酸、イタコン酸等を用いることもできる。
スチレン−アクリル系共重合体樹脂は、樹脂媒質として
好適なものの一つであり、スチレン系単量体(A)とア
クリル系単量体(B)とは、A:B=50:  50乃
至90:10、特に60:40乃至85:15の範囲と
するのがよい。また、用いる樹脂は、一般にO乃至25
の酸価を有するのが好ましい。また、定着性の見地から
50乃至65℃のガラス転移温度(Tz)を有するのが
良い。
樹脂中に含有させる着色剤としては、次に示す無機又は
有機の原料や染料等が単独又は2N以上の組合せで使用
される。ファーネスブランク、チャンネルブランク等の
カーボンブラック; 四三酸化鉄等の鉄黒;ルチル型又
はアナターゼ型等の二酸化チタン; フタロシアニンブ
ルー; フタロシアニングリーン; カドミウムイエロ
ーツモリブデンオレンジ; ピラゾロンレッド; ファ
ストノくイオレントB等。
電荷s制御剤としては、それ自体公知の任意の電荷制御
剤、例えば、ニグロシンベース(CI50415)、オ
イルブラッル(CI26150)、スビロンブランク等
の油溶性染料や、1:1型或いは2:1型金属鉗塩染料
、ナフテン酸金属塩、脂肪酸や石鹸、樹脂酸石鹸等が使
用される。
トナー粒子の粒径は、コールタ−カウンターで測定した
粒径は体積基準メジアン径で8乃至14μ厘、特に10
乃至12μ腸の範囲にあるのがよく、また粒子径状は溶
融混練・粉砕法で製造された不定形のものでも、また分
散乃至懸濁重合法で製造された球状のものでもよい。
トナーと磁性キャリヤとの混合比率は、上記トナー及び
磁性キャリヤの物性によっても相違するが重量比で一般
に1: 99乃至10:90.  特に2: 98乃至
5: 95の範囲内にあることが望ましい。また、現像
剤全体としての電気抵抗は、5X109乃至5X10”
Ω’cm、特にlX10乃至4XIO1@Ω・CIの範
囲にあることbS本発口月の目的に好ましい。
本発明に用いる一成分系ヨ性現像剤としては、上記顕電
性トナー組成物中に磁性粉を全体番二当り30乃至70
重象%、特に40乃至60を党%含有せしめたものが使
用される。磁性粉としては、粒径が0.1乃至3μmの
範囲にある四三酸化鉄(マグネタイト)やフェライト、
特に前述した化学組成のものが使用される。他の成分は
、二成分系トナーにおける前述した各配合成分と同様で
あってよい。
現像スリーブ(現像剤搬送部材)内の磁極は、キャリヤ
引きを生しない範囲内で磁束密度の比較的小さいものが
よく、一般に400乃至1200ガウス、特に500乃
至1000ガウスのものがよい。現像スリーブの回転数
はトナー飛散を生じない範囲内で比較的大きい範囲内に
あるのがよく、一般にその周速は5乃至100 cm/
 see、特に10乃至80 cm/ secの範囲内
にあるのがよい。
現像スリーブ上における磁気ブラシの穂切長は、現像剤
の種類にもよるが、二成分系磁性現像剤の場合は0.5
乃至3.0mm、−成分系現像剤の場合は0.1乃至1
.□amの範囲内にあるの力(よII)。また、現像ス
リーブと感光層との距1adD−siよ、二成分系現像
剤の場合は0.5乃至3.5mm、  −成分系現像剤
の場合は081乃至1.Q+*mの範囲が適当である。
本発明の磁気ブラシ現像方法の他の具体例を示す第4図
において、スリーブ基体1には配線16を介して補助バ
イアス電源18が接続されている。
この補助バイアス電源18には可変抵抗器17が接続さ
れていて、補助バイアス電圧を任意の値に調節できるよ
うになっている。他の部材の構成は1!3図の場合と全
く同様である。この態様によれば、エレクトレット表面
電位Esに対して補助バイアス電圧Euが直列に接続さ
れるので、Euを調節することによって、式 %式% の有効カブリ抑制電界強度比(A)を任意の値lこ設定
することが可能である。
本発明を次の実験例で更に説明する。
実験例1 外径38m++のアルミニウム製現像スリーブの表面に
FEP樹脂を厚さ0.025mIQに被覆し、これをエ
レクトロエレット化することで1表面型位(ES)が1
00vで、電荷密度(δ)が7.4X10−Qc/cm
2のエレクトレットを形成させた。この現像スリーブを
、無定形セレン感光体を用いる三田工業株式会社製電子
写真複写機DC−112Cに装着し、現像バイアス電圧
を印加することなしに次の現像条件下で磁気ブラシ現像
、転写及び定着を行った。
感光層表面電位(El)ニア00V 非潜像部電位 (Ee)   :40V感光層周速  
      :  13.5  CQI/ see現像
スリーブ周速     :  27.OcII/ se
e感光感光入/スリーブ回転方式   順方向スリーブ
内磁!!       : 800  ガウス感光層ス
リーブ基体Mdo−s : 1.Omm穂切長    
       : 1・0 ■有効カブリ抑制電界強度
比(A)+0.091現像剤二 二成分系現像剤 i性キャリア: トナの混合比 96:4 得られた複写物の画像濃度は1.35で、カブリ濃度は
0.002であった。
実験例2 外径31mmのアルミニウム製現像スリーブの表面にF
EP樹脂を厚さ0.025■に被覆し、これをエレクト
ロエレフト化することで、表面電位(Es)が100V
で、電荷密度(δ)が1.9 X I Q−gc/c1
1′のエレクトレフトを形成させた。この現像スリーブ
を、有機感光体を用いる三田工業株式会社製電子写真複
写機DC−1605に装着し、現像バイアス電圧を印加
することなしに次の現像条件下で磁気ブラシ現像、転写
及び定着を行った。
感光層表面電位(E:)   :6SOV非潜像部電位
 (Ea)   :200V感光層周速       
 :  15  cm/sea]utlス!J−ブ周速
     : 38  cya/sec感光層/スリー
ブ回転方式 :   !R方向スリーブ内磁極    
  8800  ガウス感光層スリーブ間距1!dn−
s : 1.0  +*a穂切長          
:  1.0 1111有効力ブリ抑制電界強度比(A
):0.1現像剤二二成分系現像剤 磁性キャリア: トナの混合比 96:4 得られた複写物の画像濃度は1.40で、カブリ濃度は
0.003であった。
(発明の効果) 本発明によれば、エレクトレットをその外表面が現像剤
粒子の帯電極性と逆極性となるように内部にgi極を有
する現像剤搬送部材上に設けることにより現像剤搬送部
材上の現像剤には、磁気的吸引力とエレクトレットによ
る電気的吸引力との両方が作用し、エレクトレットによ
る電気的吸引力が!l!値となって、潜像部(帯電部)
への現像剤粒子付着は生ずるが、非潜像部(非乃至弱帯
電部)への現像剤粒子付着は生じないように現像条件の
設定が行われ、しかもこのエレクトレフトによる表面電
荷は、永久的分極作用により長期間にわたって安定に保
持されるばかりではなく、この作用は現像剤搬送部材上
に単に被覆するのみで永続的に達成されることから、バ
イアス不良によるカブリ発生の問題やそれを解決するた
めの保守点検の問題も一切なく、また現像剤搬送部材を
電気絶縁状態で機械に組込む必要や1種々の電気部品を
組込む必要もなく、装置の軽量化、コンパクト化及びコ
ストの低減の上で顕著な利点が奏されることになる。
更に、本発明に従い5 表面に特定の電荷のエレクトレ
フト層を有する現像剤搬送部材を用いることにより、エ
レクトレフト表面電荷と同極性の現像剤粒子が現像剤に
搬送部材上の磁気ブラシから排除される結果、地肌カブ
リ濃度を一層顕著に抑制できるという利点も達成される
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る現像方法の原理を説明する図であ
り、312図は静電潜像支持体及びエレクトレフト層の
表面電位の関係を示す図であり、第3図は本発明に係る
現像方法を使用する現像装置の一例を示す要部断面図で
あり、1!4図は本発明に係る現像方法に使用する現像
装置の他の例を示す要部断面図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1).磁性現像剤を、内部にマグネットと表面に現像
    剤粒子の帯電極性と逆極性のエレクトレット層を有する
    現像剤搬送部材に供給して、磁性現像剤の磁気ブラシを
    形成させ、この磁気ブラシを静電潜像を有する支持体と
    接触させて静電潜像の現像を行うことを特徴とする電子
    写真現像方法。
  2. (2).磁気ブラシと静電潜像支持体との接触をバイア
    ス電圧の印加なしに行う請求項1記載の方法。
  3. (3).磁性現像剤が磁性キャリヤとトナーとから成る
    二成分系現像剤または磁性粉を含有する一成分系磁性ト
    ナーである請求項1記載の方法。
JP10300990A 1990-04-17 1990-04-20 電子写真現像方法 Pending JPH043084A (ja)

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JP10300990A JPH043084A (ja) 1990-04-20 1990-04-20 電子写真現像方法
DE69116417T DE69116417T2 (de) 1990-04-17 1991-04-16 Elektrofotografisches Entwicklungsverfahren und -gerät
EP91303319A EP0453215B1 (en) 1990-04-17 1991-04-16 Electrophotographic developing process and apparatus
US07/686,437 US5162608A (en) 1990-04-17 1991-04-17 Developing process and apparatus using a magnetic roller including a sleeve having an electret layer

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5784919A (en) * 1980-09-19 1982-05-27 Sulzer Ag Soot blower

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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