JPH04307693A - 紙葉類判別装置 - Google Patents

紙葉類判別装置

Info

Publication number
JPH04307693A
JPH04307693A JP3099479A JP9947991A JPH04307693A JP H04307693 A JPH04307693 A JP H04307693A JP 3099479 A JP3099479 A JP 3099479A JP 9947991 A JP9947991 A JP 9947991A JP H04307693 A JPH04307693 A JP H04307693A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper sheet
sensor
signal
banknote
reading
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3099479A
Other languages
English (en)
Inventor
Taketo Sekiguchi
関口 武人
Naohiro Watanabe
尚洋 渡辺
Shunji Sakai
俊二 坂井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP3099479A priority Critical patent/JPH04307693A/ja
Publication of JPH04307693A publication Critical patent/JPH04307693A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙幣、有価証券等の紙
葉類を判別する紙葉類判別装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動預金機や自動預金支払機(A
TM)のような自動取引処理装置においては、紙幣の真
偽及び金種等を判別するために紙葉類判別装置が組み込
まれている。図2は、従来の紙葉類判別装置の構成図で
ある。図示の装置においては、一次元イメージセンサを
用いて、紙幣の上面及び下面の反射光を読み取る。
【0003】図示の装置は、上部判別ユニット30と、
下部判別ユニット50とから成る。上部判別ユニット3
0は、紙幣上面の反射光から紙幣の真偽、金種、表裏等
を判別する。下部判別ユニット50は、紙幣下面の反射
光から紙幣の真偽、金種、表裏等を判別する。
【0004】これらの各ユニットは、完全に独立して動
作し、双方のユニットにより紙幣全体の判別処理を行な
う。即ち、これらの各ユニットは、それぞれの独立した
ユニットを構成する。上部及び下部判別ユニット30、
50は、光学系として、LEDアレイ光源31、51と
、LED点灯回路41、61と、集束性ロッドレンズア
レイ32、52と、一次元イメージセンサ33、53と
を備えている。
【0005】LEDアレイ光源31、51は、紙幣Mの
上面及び下面に光を照射するための光源である。LED
点灯回路41、61は、LEDアレイ光源31、51に
電源を供給して点灯を行なう。集束性ロッドレンズアレ
イ32、52は、複数のレンズの配列から成り、紙幣M
の上面及び下面からの反射光を一次元イメージセンサ3
3及び53上に集める。一次元イメージセンサ33、5
3は、紙幣Mからの反射光をアナログ電気信号に変換す
る。
【0006】また、上部及び下部判別ユニット30、5
0は、制御回路として、センサ制御回路34、54と、
センサ駆動回路35、55と、増幅回路36、56と、
A/D変換回路37、57とを備えている。センサ制御
回路34、54は、一次元イメージセンサの主走査方向
の電気的制御及び副走査方向の機械的制御をセンサ駆動
回路35、55を介して行なう。
【0007】センサ駆動回路35、55は、センサ制御
回路34、54の指令に従って一次元イメージセンサ3
3、53の動作に必要な駆動信号を出力する。増幅回路
36、56は、一次元イメージセンサ33、53がセン
サ駆動回路35、55を介して出力するアナログ電気信
号を増幅する。A/D変換回路37、57は、アナログ
電気信号をディジタル信号に変換する。
【0008】さらに、上部及び下部判別ユニット30、
50は、判別用処理回路として、認識処理部38、58
と、判別処理部39、59と、辞書部40、60とを備
えている。認識処理部38、58は、A/D変換回路3
7、57を介して入力されるディジタル信号をイメージ
データとして認識し、特徴画像データを抽出する。判別
処理部39、59は、認識処理部38、58で認識され
たイメージデータを辞書部40、60に記憶されたデー
タと比較することにより紙幣Mのイメージデータの判別
処理を行なう。
【0009】辞書部40、60は、メモリ等で構成され
ている。このメモリに記憶されている辞書データは、上
部及び下部判別ユニット30及び50により予め読み取
られた数千枚の紙幣から得られた、特徴画像データの最
大値や最小値等である。ここで、上記構成の判別ユニッ
トのうち、上部判別ユニット30についてその処理動作
を説明する。尚、下部判別ユニット50も上部判別ユニ
ット30と同一の処理動作を行なっていることはいうま
でもない。
【0010】紙幣Mが図示しない搬送ローラ等で矢印Y
方向に搬送されて一次元イメージセンサ33の読取位置
に来ると、LED点灯回路41の連続点灯制御によるL
EDアレイ光源31によって紙幣Mの上面が照射される
。そして、その反射光は、ロッドレンズアレイ32を介
して一次元イメージセンサ33上に結像される。結像さ
れた反射光は、当該一次元イメージセンサ33上でセン
サ制御回路34によって制御されたセンサ駆動回路35
により光電変換される。光電変換された微弱な読取信号
は、増幅回路36で所定のレベルに増幅された後、A/
D変換回路37で、例えば1画素当り8ビット( 25
6階調)の多値の濃度を表わすディジタル信号に変換さ
れる。その後、次段の認識処理部38へ供給される。
【0011】認識処理部38では、紙幣Mの上面の模様
や図形の光学的特徴パターンから、その紙幣の特徴画像
データを抽出する。例えば、主走査方向、又は副走査方
向の多値レベル(以下、エンベロープ波形と称する)の
抽出、あるいは、ある閾値で2値化した2値データの個
数やイメージパターンを抽出する。そして、この特徴画
像データを次段の判別処理部39へ供給する。判別処理
部39では、認識処理部38で抽出された特徴画像デー
タと、辞書部40から読み出される基準の辞書データと
の比較判定を行なう。これにより、紙幣Mの上面につい
て、紙幣の真偽、金種、表裏等の判別を行なう。次に、
上部判別ユニット30のイメージセンサ33を制御する
センサ制御回路34の動作を説明する。
【0012】図3は、従来のセンサ制御のタイミングチ
ャートである。図3(a)は、センサスタート信号を示
す。これは、一次元イメージセンサ33、53の主走査
方向の読取開始位置を決定する信号である。図3(b)
は、センサクロック信号を示す。これは、センサスター
ト信号を生成するための信号である。図3(c)は、イ
メージセンサから出力されるセンサ読取信号を示す。図
3(d)は、LEDアレイ光源の点滅を制御するLED
制御信号を示す。このLED制御信号は、“H”で点灯
、“L”で消灯を意味する。この図では、常時点灯中を
示す。
【0013】図示のセンサスタート信号は、一定時間(
T0 )の周期的な繰り返し信号である。この信号の作
成は、センサ制御回路の基本クロックをカウンタ回路と
デコーダ回路との組合せにより、所定の個数だけカウン
トすることにより行なっている。ここに、カウンタ回路
やデコーダ回路は、論理回路から成る。また、カウント
値はルックアップテーブル用ROM等に格納されている
。一般に、自動取引装置に組み込まれる紙葉類判別装置
は、判別精度を向上させるために紙幣の両面の情報から
各種判別を行なう。そのため、上部判別ユニット30と
は別に、これと全く同じ機能を持つ下部判別ユニット5
0を設けている。そして、これらの両ユニットを用いて
紙幣Mの全体に基づいて真偽、金種表裏等の判別を行な
っている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の技術には、次のような問題があった。即ち、従
来の紙葉類判別装置では、上下の2か所に同一機能を持
つ判別ユニットが配置されていた。つまり、光学系部品
、各種制御回路、及び判別用処理回路等の構成要素が、
それぞれ2系統必要となるという問題があった。また、
光学系部品の配置においては、それぞれの反射光成分の
中に上下対向する判別ユニットからの透過光が漏れ込ま
ないように配置する必要がある。即ち、上部判別ユニッ
ト30と下部判別ユニット50とでは、紙幣Mの別々の
部分を読み取らなければならない。
【0015】従って、各種制御回路や判別用処理回路の
増大から紙葉類判別装置の物理的規模が大きくなってし
まった。これにより、ひいては、自動取引処理装置のコ
ストアップの問題を生じていた。本発明は、以上の点に
着目してなされたもので、紙葉類判別装置において上下
2箇所の判別ユニットを用いることによる物理的規模の
大きさ、ユニットの配置にかかわる光学系の位置に関す
る問題点を除去した、小型で低価格の紙葉類判別装置を
提供することを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の紙葉類判別装置
は、紙葉類の両面を照射する複数の光源をイメージセン
サの読取周期と同期させつつ、交互に点灯させる点灯手
段と、前記複数の光源により照射された紙葉類の両面か
ら得られるイメージセンサの読取信号から、紙葉類の反
射光による読取信号だけを交互に取り出すように制御す
るセンサ制御手段と、前記紙葉類の両面の読取信号から
単一の特徴画像データを抽出する処理を行なう認識処理
手段と、当該認識処理手段により作成された特徴画像デ
ータに基づいて紙葉類の判別を行なう判別処理手段とを
備えたことを特徴とするものである。
【0017】
【作用】本発明の紙葉類判別装置においては、点灯手段
により紙葉類の両面を照射する複数の光源をイメージセ
ンサの読取周期と同期させつつ、交互に点灯させる。一
方、イメージセンサにより複数の光源から照射された紙
葉類の両面から読取信号を得る。そして、センサ制御手
段により、この読取信号のうち、紙葉類の反射光による
読取信号だけを交互に取り出す。その後、紙葉類の両面
の読取信号から単一の特徴画像データを抽出し、当該特
徴画像データに基づいて紙葉類の判別を行なう。従って
、紙葉類の両面の読取を単一のユニットで行なうことが
できる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1は、本発明の紙葉類判別装置の実施例
のブロック図である。図示の紙葉類判別装置は、単一の
判別ユニットから成る。図中の紙幣Mは、紙葉類判別装
置が判別すべき紙幣である。図示の装置は、光学系とし
て、LEDアレイ光源1、21と、LED点灯手段12
と、集束性ロッドレンズアレイ2、22と、一次元イメ
ージセンサ3、23とを備えている。
【0019】LEDアレイ光源1は、紙幣Mの図中上部
の面を照射するための光源である。LEDアレイ光源2
1は、紙幣Mの図中下部の面を照射するための光源であ
る。LED点灯手段12は、LEDアレイ光源1、21
に交互に電源を供給して点灯を行なう。集束性ロッドレ
ンズアレイ2、22は、複数のレンズの配列から成り、
紙幣Mの上面及び下面からの反射光を一次元イメージセ
ンサ3及び23上に集める。一次元イメージセンサ3、
23は、紙幣Mからの反射光をアナログ電気信号に変換
する。
【0020】また、図示の装置は、制御回路として、セ
ンサ制御手段11と、センサ駆動回路4、24と、増幅
回路5、25と、A/D変換回路6、26と、マルチプ
レクサ7とを備えている。センサ制御手段11は、一次
元イメージセンサ3、23の主走査方向の電気的制御及
び副走査方向の機械的制御をセンサ駆動回路4、24を
介して行なう。センサ駆動回路4、24は、センサ制御
手段11の指令に従って一次元イメージセンサ3、23
の動作に必要な駆動信号を出力する。
【0021】増幅回路5、25は、一次元イメージセン
サ3、23がセンサ駆動回路4、24を介して出力する
アナログ電気信号を増幅する。A/D変換回路6、26
は、アナログ電気信号をディジタル信号に変換する。マ
ルチプレクサ7は、ディジタル信号A及びBを切替えて
次段の認識処理手段8に入力する。
【0022】さらに、図示の装置は、判別用処理回路と
して、認識処理手段8と、判別処理手段9と、辞書部1
0とを備えている。認識処理手段8は、A/D変換回路
37、57を介して入力されるディジタル信号をイメー
ジデータとして認識し、特徴画像データを抽出する。判
別処理手段9は、認識処理手段8で認識されたイメージ
データを辞書部10に記憶されたデータと比較すること
によりデータの判別処理を行なう。辞書部10は、メモ
リ等で構成されている。このメモリに記憶されている辞
書データは、図示の装置により予め読み取られた数千枚
の紙幣から得られた、特徴画像データの最大値や最小値
等である。
【0023】次に、上述した装置の動作を説明する。紙
幣Mが図示しない搬送ローラ等で矢印Y方向に搬送され
て一次元イメージセンサ3、23の読取位置に来ると、
紙幣Mの上面はLEDアレイ光源1によって照射される
。そして、その反射光は、ロッドレンズアレイ2を介し
て一次元イメージセンサ3に結像される。結像された上
面の反射光は、一次元イメージセンサ3上でセンサ駆動
回路4の制御により光電変換が行なわれる。光電変換さ
れた微弱な読取信号は、増幅回路5で所定のレベルに増
幅された後、A/D変換回路6で、例えば1画素8ビッ
ト( 256階調)の多値の濃度を表わすディジタル信
号に変換される。そして、その後、次段のマルチプレク
サ7の入力端子Aに供給される。
【0024】一方、紙幣Mの下面の反射光も、一次元イ
メージセンサ23上でセンサ駆動回路24の制御により
光電変換が行なわれ、増幅回路25で所定のレベルに増
幅された後、A/D変換回路26で、例えば1画素8ビ
ット( 256階調)の多値の濃度を表わすディジタル
信号に変換される。そして、次段のマルチプレクサ7の
入力端子Bに供給される。
【0025】次に、マルチプレクサ7以降の認識処理手
段8、判別処理手段9、及び辞書部10の処理は、以下
のようになる。マルチプレクサ7に入力された上面と下
面の読取信号は、当該マルチプレクサ7で1ライン毎に
切替えられて、それぞれの有効データが認識処理手段8
に入力される。認識処理手段8では、紙幣Mの上下面の
読取信号から、後述する信号処理により特徴画像データ
が抽出され、次段の判別処理手段9に入力される。判別
処理手段9は、認識処理手段8からの特徴画像データと
辞書部10の基準の辞書データとの比較判定により紙幣
M全体から得られる情報に基づいて当該紙幣Mの真偽、
金種、表裏等を判別する。
【0026】ここで、本実施例の一次元イメージセンサ
3、23、LED点灯手段12及びマルチプレクサ7を
制御するセンサ制御手段11の動作を説明する。図4は
、本発明に係るセンサ制御のタイミングチャートである
。図4(a)は、センサスタート信号である。これは、
一次元イメージセンサ3、23の主走査方向の読取開始
位置を決定する信号である。図4(b)は、センサクロ
ック信号である。これは、センサスタート信号を生成す
るための信号である。図4(c)は、上面LED制御信
号である。これは、紙幣Mの上面を照射するLEDアレ
イ光源1の制御信号であり、“H”で点灯、“L”で消
灯を示す。図4(d)は、下面LED制御信号である。 これは、紙幣Mの下面を照射するLEDアレイ光源21
の制御信号であり、“H”で点灯、“L”で消灯を示す
【0027】また、図4(e)は、上面センサ読取信号
である。これは、紙幣Mの上面の一次元イメージセンサ
3から出力される読取信号である。図4(f)は、下面
センサ読取信号である。これは、紙幣Mの下面の一次元
イメージセンサ23から出力される読取信号である。さ
らに、図4(g)は、マルチプレクサ入力切替え信号で
ある。この信号が入力されることにより、マルチプレク
サ7は信号A及びBの切替えを行なう。即ち、例えば、
“H”で信号A、“L”で信号Bが出力されるように制
御される。その結果、マルチプレクサ7の出力端子には
、A/D変換された上面センサ、下面センサの読取信号
が図4(h)に示すようにライン単位に交互に出力され
る。
【0028】ここで、センサ制御を説明すると、センサ
スタート信号はセンサ制御手段11の基本クロックをカ
ウンタ回路とデコーダ回路の組合せにより所定の個数だ
けカウントすることによって作成している。また、この
センサスタート信号によって、上下のLED制御信号(
c)、(d)とマルチプレクサ入力切替え信号(g)を
、図示するようにライン単位で交互に極性反転している
【0029】例えば、紙幣Mの搬送系に組み込まれた紙
幣Mの先端を検出する検出器(図示省略)からの始端情
報がセンサ制御手段11に入力されると、この始端情報
の次に来る最初のセンサスタート信号でセンサ制御手段
11を初期化する。そして、それ以降の各制御信号の極
性を、図示のように、奇数ラインで紙幣M上面のLED
アレイ光源を、偶数ラインで下面のLEDアレイ光源を
点灯するように制御する。その結果、上面の一次元イメ
ージセンサ3から得られる読取信号は、奇数ラインが下
面LEDアレイ光源21による透過光の読取信号、偶数
ラインが上面LEDアレイ光源1による紙幣M上面の反
射光から得られる読取信号となる。
【0030】一方、下面の一次元イメージセンサ23か
ら得られる読取信号は、奇数ラインが下面LEDアレイ
光源21による紙幣M下面の反射光から得られた読取信
号、偶数ラインが上面LEDアレイ光源1による透過光
の読取信号となる。ここで、マルチプレクサ7における
切替え信号を奇数ラインで入力端子B、偶数ラインで入
力端子Aの入力信号が出力されるように制御する。する
と、マルチプレクサ7から出力されて次段の認識処理手
段8に供給される読取信号は、奇数ラインが紙幣M下面
、偶数ラインが紙幣M上面の反射光による読取信号とな
る。
【0031】尚、上記構成の装置では、上下のA/D変
換回路6、26の出力端にディジタル信号用マルチプレ
クサ7を使用した実施例を示したが、他の実施例として
、上下の増幅回路5、25の出力端にアナログスイッチ
回路等を用いてライン単位に切替え、その出力信号をA
/D変換回路に入力するようにして、信号処理系を1系
統にすることも可能である。
【0032】次に、上記のようにして得られた上下2画
面の読取信号から次段の認識処理手段8での各種信号処
理により、読取に使用された紙幣Mの光学的特徴パター
ンを1画面の特徴画像データとして抽出する方法につい
て説明する。認識処理手段8に入力される読取信号は、
前述したように奇数ラインが紙幣M下面、偶数ラインが
紙幣M上面の反射光による読取信号で、しかも1画素8
ビット( 256階調)の多値の濃度を表わしたディジ
タル信号である。この読取信号から特徴画像データを抽
出する前段階の処理として、例えば、図示しないフレー
ムメモリ等に書き込む段階で、次に述べる処理を施す。
【0033】図5は、本発明における前処理の概念図で
ある。紙幣M上面の光学的特徴パターン71と、紙幣M
下面の光学的特徴パターン72とは、例えば、図示のよ
うなものである。これらの特徴パターンの読取信号をそ
のままライン単位でフレームメモリに順次書き込むと、
特徴パターン73に示すようなデータとなる。
【0034】フレームメモリのアドレス空間を事前に奇
数ライン用の空間と偶数ライン用の空間とに分け、読取
信号におけるそれぞれの該当するラインの読取信号を順
次書き込むと、特徴パターン74に示すようなデータと
なる。また、1ラインのバッファメモリを使用すること
により、例えば、奇数ライン(紙幣M下面)と偶数ライ
ン(紙幣M上面)とを対比させて、それぞれの画素にお
けるレベル差、比、あるいは平均値をフレームメモリに
順次書き込むと、特徴パターン75に示すようなデータ
となる。尚、この場合のデータ量は全体のデータ量の半
分となる。
【0035】以上の前処理を施した後に、その紙幣Mの
特徴画像データとして、例えば、主走査方向、又は副走
査方向のエンベロープ波形の抽出、あるいは、ある閾値
で2値化した2値データの個数やイメージパターンを抽
出してこれを次段の判別処理手段9へ供給し、辞書部1
0からの辞書データとの比較判定により紙幣Mの上面及
び下面での真偽、金種、表裏等の判別を行なう。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の紙葉類判
別装置によれば、判別ユニットの構成要素の中で各種制
御回路と判別用処理回路を紙葉類の両側で共用化するよ
うにしたので、装置の小型化とコストダウンが可能であ
る。また、上下両面から得られる2種類の画面の読取信
号を、1画面の特徴画像データとして扱えるような信号
処理をすることによって、判定処理時間の短縮が可能で
ある。さらに、紙葉類を照射するLEDアレイ光源をラ
イン毎に交互に点灯することによって、上下の判定ユニ
ットの光学系の配置に対する制約がなくなるようにでき
る。従って、小型で、低価格で、且つ判定処理時間の速
い紙葉類判別装置の実現が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紙葉類判別装置の実施例のブロック図
である。
【図2】従来の紙葉類判別装置の構成図である。
【図3】従来のセンサ制御のタイミングチャートである
【図4】本発明に係るセンサ制御のタイミングチャート
である。
【図5】本発明における前処理の概念図である。
【符号の説明】
1、21  LEDアレイ光源 2、22  集束性ロッドレンズアレイ3、23  一
次元イメージセンサ 4、24  センサ駆動回路 5、25  増幅回路 6、26  A/D変換回路 7  マルチプレクサ 8  認識処理手段 9  判別処理手段 10  辞書部 11  センサ制御手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  紙葉類の両面を照射する複数の光源を
    イメージセンサの読取周期と同期させつつ、交互に点灯
    させる点灯手段と、前記複数の光源により照射された紙
    葉類の両面から得られるイメージセンサの読取信号から
    、紙葉類の反射光による読取信号だけを交互に取り出す
    ように制御するセンサ制御手段と、前記紙葉類の両面の
    読取信号から単一の特徴画像データを抽出する処理を行
    なう認識処理手段と、当該認識処理手段により作成され
    た特徴画像データに基づいて紙葉類の判別を行なう判別
    処理手段とを備えたことを特徴とする紙葉類判別装置。
JP3099479A 1991-04-04 1991-04-04 紙葉類判別装置 Pending JPH04307693A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3099479A JPH04307693A (ja) 1991-04-04 1991-04-04 紙葉類判別装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3099479A JPH04307693A (ja) 1991-04-04 1991-04-04 紙葉類判別装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04307693A true JPH04307693A (ja) 1992-10-29

Family

ID=14248449

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3099479A Pending JPH04307693A (ja) 1991-04-04 1991-04-04 紙葉類判別装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04307693A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6220419B1 (en) * 1994-03-08 2001-04-24 Cummins-Allison Method and apparatus for discriminating and counting documents
EP1096441A2 (en) * 1999-10-25 2001-05-02 Normalizacion Europea, S.A. A device and a method for identifying graphic matter
EP1128337A1 (de) * 2000-02-07 2001-08-29 Giesecke & Devrient GmbH Vorrichtung und Verfahren zur Überprüfung von Banknoten
ES2159482A1 (es) * 1999-10-25 2001-10-01 Normalizacion Europ S A Perfeccionamientos en el objeto de la patente principal n-9902341 por: dispositivo identificador de grafismos y su procedimiento.
CN102254370A (zh) * 2011-06-17 2011-11-23 深圳市怡化电脑有限公司 纸币宽度和间距检测及张数统计的方法及其装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6220419B1 (en) * 1994-03-08 2001-04-24 Cummins-Allison Method and apparatus for discriminating and counting documents
EP1096441A2 (en) * 1999-10-25 2001-05-02 Normalizacion Europea, S.A. A device and a method for identifying graphic matter
EP1096441A3 (en) * 1999-10-25 2001-08-22 Normalizacion Europea, S.A. A device and a method for identifying graphic matter
ES2159482A1 (es) * 1999-10-25 2001-10-01 Normalizacion Europ S A Perfeccionamientos en el objeto de la patente principal n-9902341 por: dispositivo identificador de grafismos y su procedimiento.
EP1128337A1 (de) * 2000-02-07 2001-08-29 Giesecke & Devrient GmbH Vorrichtung und Verfahren zur Überprüfung von Banknoten
US6797974B2 (en) 2000-02-07 2004-09-28 Giesecke & Devrient Apparatus and method for determining bank note fitness
CN102254370A (zh) * 2011-06-17 2011-11-23 深圳市怡化电脑有限公司 纸币宽度和间距检测及张数统计的方法及其装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2553608B2 (ja) 光学文字読取装置
EP1835469B1 (en) Image reading device
GB2096763A (en) Bottle defect detection
JP3089133B2 (ja) 画像処理装置
JPH04307693A (ja) 紙葉類判別装置
JPH04307694A (ja) 紙葉類判別装置
KR20140007764A (ko) 시트류 판별 장치
Hentzschel et al. An optical reading system for embossed Braille characters using a twin shadows approach
JP5093200B2 (ja) 画像読取装置
JPH04307695A (ja) 紙葉類判別装置
JPH0452781A (ja) 文書読取装置
JP3787440B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JPH06203206A (ja) カードのイメージ読み取り装置
JP2002252758A (ja) 画像読取装置および原稿の表裏判別方法
JP2506406B2 (ja) 紙幣判別装置
JPH08227455A (ja) 点字読取装置
JPH05217051A (ja) 紙葉類判別装置
JPH11146149A (ja) 画像読取装置
JP4060302B2 (ja) 原稿読取装置
JPH06203203A (ja) カードのイメージ読み取り装置
JP4479118B2 (ja) 媒体判別装置
KR101853004B1 (ko) 양면 동시 이미지 센싱을 통한 1포켓 유가증권 감별 계수 장치 및 방법
RU2172982C1 (ru) Устройство считывания изображений ценных бумаг
JPH08190605A (ja) 光学式文字読み取り装置
JP3493086B2 (ja) 画像読取装置