JPH0430758Y2 - - Google Patents

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JPH0430758Y2
JPH0430758Y2 JP15787485U JP15787485U JPH0430758Y2 JP H0430758 Y2 JPH0430758 Y2 JP H0430758Y2 JP 15787485 U JP15787485 U JP 15787485U JP 15787485 U JP15787485 U JP 15787485U JP H0430758 Y2 JPH0430758 Y2 JP H0430758Y2
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【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は車輛の前照灯等に適する光源装置に関
する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
従来から車輛の前照灯は、その光源として一般に
白熱電球が使用されているが、白熱電球は発光効
率が低く、そのうえ寿命も短く、したがつてラン
プの交換頻度が高いという欠点がある。これに対
し近時、発光効率が高く、かつ、寿命も長い高圧
金属蒸気放電灯たとえばメタルハライドランプや
高圧ナトリウムランプを前照灯用光源とする技術
開発が進められている。放電灯を使用する場合、
前照灯の大きさ、要求される光度および車輛のバ
ツテリーの消耗度等を考慮すると、放電灯は
100W(ワツト)以下のものが好ましい。
ところでこのような放電灯たとえばメタルハラ
イドランプを前照灯用光源として使用する場合に
はいくつかの問題点がある。たとえばランプの立
上り時間であるが、ランプが起動しても発光管内
に封入されている水銀や金属ハロゲン化物は起動
直後には殆んど蒸発せず、したがつてランプの明
るさは安定点灯時のせいぜい10%程度しかない。
発光管が高温になつて安定点灯状態になるまでは
通常3〜10分を要し、保温効果を高めたり起動時
に流れる電流を大きくしたとしても、なお、30秒
〜1分の所要時間を要するため実用化が困難であ
つた。
また、別の問題として再始動特性がある。すな
わち、安定点灯状態にあるランプを一旦消灯し、
直ちに再点灯させようとする場合、発光管内封入
物の蒸気圧が高くなつているため、放電させるに
は数十KVもの高圧パルスを印加することが必要
である。ところが、次に述べるように、高圧パル
スが発光管以外の個所へリークして発光管に十分
な高圧パルスが印加されず、点灯しないことがあ
る。
第3図は前照灯に組込まれるメタルハライドラ
ンプを使用した従来の光源装置を示し、メタルハ
ライドランプ4とこのランプ4の端部に無機接着
剤5を介して冠着した口金6とからなる。メタル
ハライドランプ4は発光管2とこれを収容した外
管1とからなり、発光管2の電極7,8に接続す
る各リード線9A,9Bは、外管1の一端を圧潰
して形成した封止部1aを気密に貫通し、上記封
止部1aに植設した絶縁管13,13を挿通して
外部へ導出され、電力供給用導線14A,14B
にそれぞれ接続されている。
このような構成であると、ランプ4の再始動時
においてたとえば20KV程度の高圧パルスをリー
ド線9A,9B間に印加した場合、矢印で示すよ
うに一方のリード線9Aを導出する絶縁管13の
突出外表面→口金の無機接着剤5の外表面→口金
6を介して灯具(図示しない。)へ、あるいは口
金6上を半周して→口金の無機接着剤5の外表面
→対向する他方の絶縁管13外表面へと高圧パル
スはリークしてしまい、必要とする発光管2の両
電極7,8間には充分に印加されず、このため点
灯できないことがある。この原因としては無機接
着剤5に含まれる水分や不純物が絶縁性に影響
し、特に空気中の水分を吸収しやすい無機接着剤
を使用した場合にはこの傾向が強くなる。
さらに他の問題として耐振性がある。すなわ
ち、車輛走行時に前照灯にかかる振動によつて、
上記発光管リード線9A,9Bと電力供給用導線
14A,14Bとの接続部15,15がはずれた
り、断線してランプが不点となるおそれもある。
〔考案の目的〕
本考案は上記従来の欠点を解消するためになさ
れるもので、高圧金属蒸気放電灯を組込んだ特に
車輛用前照灯に適する立上り特性、再始動特性お
よび耐振性に優れた光源装置を提供することを目
的とする。
〔考案の概要〕
本考案は発光管およびセラミツクで被覆した予
熱ヒーターを収容した外管の封止部に口金を冠着
してなり、上記外管の封止部から外部へ導出され
た発光管および予熱ヒーターの各リード線と電力
供給用導線との各接続部が口金の内部にて有機接
着剤中に埋設固着されていることを特徴とする。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。第1図は車輛の前照灯に組込まれる35Wの小
形メタルハライドランプを使用した光源装置の縦
断面図を示す。光源装置は一端を封止した外管1
内に発光管2およびセラミツクで被覆した予熱ヒ
ーター3を収容したメタルハライドランプ4と、
上記外管1にその封止部1aを囲うように絶縁性
の無機接着剤5を介して冠着した口金6とからな
る。上記発光管2には陽極7と陰極8が対設さ
れ、各電極7,8は発光管リード線9A,9Bに
接続され、かつ、発光管2の内部には始動用希ガ
ス、水銀、スカンジウムメタルおよび金属ハロゲ
ン化物としてよう化スカンジウムとよう化ナトリ
ウムが封入されている。一方、予熱ヒーター3は
たとえばタングステン線からなる30Wの発熱体を
セラミツクを被覆してなり、発光管2から0.1mm
〜1.2mm程度離れた位置に配置され、予熱ヒータ
リード線10A,10Bは外管封止部1aを気密
に貫通して外部へ導出される。なお、予熱ヒータ
リード線10A,10Bの外管1内における露出
部は発光管リード線9A,9Bとの間における外
管内放電を防止するため絶縁体11で囲われる。
また、外管1内には窒素ガスが約600メール充
填され、発光管リード線9A,9Bの少なくとも
一方9Aは絶縁体たとえばガラス管12で囲わ
れ、かつ、こらら発光管リード線9A,9Bの外
管封止部1aからの導出部も短絡防止用の絶縁管
13,13で囲われている。
さらに、上記外管封止部1aから導出された上
記発光管リード線9A,9Bおよび予熱ヒータリ
ード線10A,10Bはそれぞれ絶縁被覆した電
力供給用導線14A,14B,14C,14Dに
接続され、これら各接続部15,15,15,1
5は、口金6内に充填したたとえばシリコーンゴ
ムのような絶縁性の樹脂を使用した有機接着剤1
6中に埋設固着されている。なお、電力供給用電
線14A,14B,14C,14Dの内、14
A,14Bは安定器(図示しない。)に、また1
4C,14Dは予熱ヒーター3の切替回路(図示
しない。)にそれぞれ接続される。また、17は
外管1頂部に設けた遮光膜である。
このような構成の光源装置を灯具に組込んで車
輛用前照灯を形成し、上記予熱ヒータ3に通電し
て発光管2を温めた後、電源電圧に約15〜30KV
のパルス電圧を重畳した電圧を両電極7,8間に
印加すれば、ランプ4は瞬時にして点灯させるこ
とができる。しかも、予熱ヒーター3の発熱体は
セラミツクで被覆され、そのリード線10A,1
0Bは外管1内に露出しない構造としたので、発
光管リード線9A,9Bとの間で外管内放電を生
じることがないこと、および発光管リード線9
A,9B同士の間でも少なくともその一方は絶縁
被覆されているので、上記同様に外管1内放電は
生じない。これは発光管2に充分なパルスエネル
ギーを供給するうえからも極めて有効である。
また、外管封止部1aから外部は導出された発
光管リード線9A,9B、これらリード線9A,
9Bを囲む絶縁管13,13および予熱ヒータリ
ード線10A,10Bは従来の無機接着剤より絶
縁性に優れた有機接着剤16に囲まれているの
で、発光管リード線9A,9Bにかかる高圧パル
スの上記接着剤、口金を介してのリーク発生は防
止でき、発光管2の両電極7,8間には充分な高
圧パルスを印加することができるので、ランプ消
灯後の再点灯を容易にする。
さらに、発光管リード線9A,9Bおよび予熱
ヒータリード線10A,10Bと電力供給用導線
14A,14B,14C,14Dとの各接続部1
5,……は、口金6内に充填した有機接着剤16
中に埋設固着されているので、車輛走行時の振動
にも充分耐えることができ、はずれたり、断線す
ることはない。
第2図は他の実施例を示し、上記実施例と同一
個所は同一符号を付してその説明は省略する。
図中、18は外管封止部1aに嵌着されたたと
えばセラミツクからなる絶縁デイスク、6Aは上
記絶縁デイスク18の外周面を覆つて無機接着剤
5を介して外管封止部1aに冠着した口金で、こ
の口金6Aはシエル部6aと、その一端に嵌着し
たたとえば合成樹脂製のベースキヤツプ6bとか
らなる。外管封止部1aから導出された発光管リ
ード線9A,9Bおよび予熱ヒータリード線10
A,10Bは上記絶縁デイスク18に設けた貫通
孔19,……を挿通してそれぞれ電力供給用導線
14,……に接続され、各接続部15,……は上
記口金6Aのベースキヤツプ6b内に充填された
有機接着剤16中に埋設固着されている。
本実施例の場合は先の実施例と同様の効果が得
られるばかりでなく、絶縁デイスク18の使用に
より外管1の中心軸と口金6Aの中心軸とのずれ
を無くすことができるばかりでなく、ベースキヤ
ツプ6b内に充填された有機接着剤16は直接高
温の外管封止部1aに接触しないので、温度によ
る劣化のおそれも少ないという利点もある。
なお、図示しなかつたが、通常外管1内にはゲ
ツタが配置されるものである。
また、本考案は車輛前照灯用の光源装置に限ら
れるものでなく、一般照明用光源装置としても有
用なものであるし、さらに高圧ナトリウムランプ
等の始動時に高圧パルスを印加する他の高圧金属
蒸気放電灯を組込む光源装置にも適用できる。
〔考案の効果〕
以上詳述したように本考案によれば、発光管に
予熱ヒータを併設することによつて立上り特性を
改善して瞬時に点灯することができ、また予熱ヒ
ータをセラミツクで被覆したものを使用すること
ならびに発光管および予熱ヒータの各リード線と
電力供給用導線との接続部を口金に充填した有機
接着剤中に埋設固着することによつて高圧パルス
のロスを防止し、再始動特性を改善してランプ消
灯直後における再点灯を短時間かつ確実にするこ
とができると共に上記接続部の耐振性をも向上す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の縦断面図、第2図
は他の実施例の縦断面図、第3図は従来の光源装
置の縦断面図をそれぞれ示すものである。 1……外管、2……発光管、3……予熱ヒータ
ー、4……メタルハライドランプ、5……無機接
着剤、6,6A……口金、7……陽極、8……陰
極、9A,9B……発光管リード線、10A,1
0B……予熱ヒータリード線、14A,14B,
14C,14D……電力供給用導線、15……各
リード線と電力供給用導線との接続部、16……
有機接着剤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端を封止した外管内に発光管およびセラミツ
    クで被覆した予熱ヒーターを収容し、上記外管の
    封止部に口金を冠着してなり、上記外管の封止部
    から導出された発光管のリード線および予熱ヒー
    ターのリード線と電力供給用導線との各接続部が
    上記口金の内部にて有機接着剤中に埋設固着され
    ていることを特徴とする光源装置。
JP15787485U 1985-10-17 1985-10-17 Expired JPH0430758Y2 (ja)

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JP15787485U JPH0430758Y2 (ja) 1985-10-17 1985-10-17

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JPS6267446U JPS6267446U (ja) 1987-04-27
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JP5709089B2 (ja) * 2011-03-25 2015-04-30 岩崎電気株式会社 ランプ

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