JPH0430754A - 菓子その他食品の連続蒸成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は菓子その他食品（以下、菓子等という。）の連
続蒸成装置に係り、詳しくは、菓子等のうちで、まんじ
ゅうなどの如く、紙が敷かれて蒸成されている菓子を、
紙を敷くことなく連続的に蒸成でき、蒸成室の入口附近
の予熱シンにおいても菓子等に十分な湿分を与えて連続
的に蒸成できる連続蒸成装置に係る。

従　　来　　の　　技　　術 まんじゅう等の菓子や、かまぼこ等の水産加工品は蒸成
によって加熱殺菌され、製品として市場に供せられてい
る。蒸或は焼成などと較べると、水蒸気によって熱が与
えられることから菓子等への加熱がきわめて緩まんに行
なわれるところに特徴があり、古くはセイロ蒸しが用い
られている。しかし、セイロ蒸しは元来がバッチ方式で
生産性が低く、このところから、連続蒸成装置として、
トンネル窯の蒸成室内に無軒端移動帯を運行させて蒸成
を行なうものが提案され、実施されている。

しかし、この連続蒸成装置は、連続的がつ口座的に蒸成
が行なえる利点があるが、移動帯に対する水蒸気の流動
方向や蒸成機構がセイロ蒸成と根本的に異なることもあ
って、セイロ蒸しのような蒸し上がりが得られない。

このため、本発明者は、先に、無軒端移動帯を用いた連
続蒸成装置を提案した。

この連続蒸成ｇ置は、蒸成室の一端の入口がら菓子等が
鋼板などの無軒端移動帯にのせられて入り他端から蒸成
された菓子等が排出されるもので、この蒸成室の下部に
複数個の分割ヘッダを設け、これら各分割ヘッダにそれ
ぞれ少なくとも一つのノズルパイプを取付けて、これら
ノズルパイプの先端を蒸成室内に位置させて成るもので
ある。

この連続蒸成装置であると、蒸成室の中にはノズルパイ
プを介してゲージ圧で０．０３〜０、１０．０ｋｑ、Ｃ
ｍの低圧水蒸気を導入でき、蒸成室を入口付近の予熱ゾ
ーン、出口ゾーン、これらゾーンの間の中間ゾーン毎に
蒸成条件を制御させることができる。従って、予熱ゾー
ンにおいては湿分をある程度病めることができるため、
入口から入った直後の菓子等の表面乾きが防止でき、セ
イロ蒸しに近い蒸成が達成できる。

しかし、この連続蒸成装置で、例えば、まんじゅうなど
を蒸成する場合は、移動帯表面にまんじゅうの裏面が付
着し裏面が硬化するため、移動帯表面に紙などを敷き、
その上でまんじゆうを蒸成している。このため、蒸成後
は、まんじゅうは蒸成室をでたところでＮ面に付着する
紙を人手、てはがす作業が必要になり、この紙はがし作
業に手数がかがる。史に、移動帯上に敷かれる紙は、和
紙その他の高級紙のことが多く、この高価な紙を蒸成毎
に廃棄するために、生産コストが大巾に上昇する。

なあ、移動帯を鋼板に代えて繊維状の網状体から構成す
ることもでき、この場合には、菓子等の裏面を比較的ソ
フトに構成できる。移動帯を比較的長く無終端状に構成
する上には、相当の剛性を持った金属性の網状体から構
成する必要がある。しかし、金属性であると、その孔隙
部分を水蒸気が通る間に網状体の各フィラメントに水滴
が付着し、使用回数を重ねると腐食し、更に、このｇ食
によってまんじゅうなどの品質が損なわれる。

発明が解決しようとする課題 本発明は上記欠点の解決を目的とし、具体的には、トン
ネル窯なとの蒸成室内にｌ［状移動帯を通過させて菓子
等を連続的に蒸成する連続蒸成装置において、この移動
帯の上に紙などを敷くことなくまんじゅうなどを連続的
に蒸成できると共に、蒸成間において、入この予熱シン
を他のゾーンにほとんど影響を与えることなく蒸成すべ
き菓子などに十分に水分を与えるよう、高層力に５１１
！！できる連続蒸成装置を提案する。

課題を解決するための 一手段ならひにその作用 すなわら、本発明に係る連続蒸成装置は、水蒸気によっ
て菓子その他の食品を連続的に蒸成する蒸成室内にｌｉ
＆維状梯状移動帯過させ、このｍ練状移動帯止に菓子そ
の他食品をのせて移動する間に蒸成すると共に、ｉｌｌ
状移動帯を水蒸気が通過または透過する通過孔または透
過孔を有する天然または合成の繊維状物質から構成し、
このｉｉａ状移動帯の裏側には、駆動コンベヤを設け、
この駆動コンベヤにより繊維状移動帯を支承しつつ走行
させて成ることを特徴とする特そこで、これら手段なら
びにその作用について図面によって更に具体的に説明す
ると、次の通りである。

なお、第１図は本発明の一つの実施例に係る連続蒸成装
置の配置図であり、第２図は第１図に示す連続蒸成装置
における菓子等の蒸成態様の説明図である。

ます、第１図において、符号１はトンネル窯なとの蒸成
室を示し、この蒸成室１の内部には繊維状の移動帯２を
走行させ、この移動帯２は無軒端状に構成し、蒸成室１
の一端の入口から移動帯２上にのせられて菓子等１０（
第２図参照）が入り、他端の排出口から蒸成されて連続
的に排出される。蒸成室排出後の菓子等１０は冷却され
てから、移動帯２の先端に達し、先端の剥離ベルト３で
菓子等１０は移動帯２から剥離されて冷却コンベヤ４に
移送され、所定の冷却後、製品として取り出される。

蒸成室１の下側には複数個の分割ヘッダ５ａ、５ｂ、５
Ｃを設け、各分割ヘッダ５ａ、５ｂ、５Ｃには連結バイ
ブロａ、６ｂ、６Ｃを介して低圧蒸気発生装Ｍ７に接続
する。各分割ヘッダ５ａ、５ｂ、５Ｃにはそれぞれ少な
くとも一つのノズルパイプ７ａ、７ｂ、７Ｃを取付け、
各ノズルバイブ７ａ、７ｂ、７Ｃの先端を蒸成室１内に
開口させる。このように構成すると、蒸気発生装置７が
ら送られた低圧蒸気が３つの連結パイプ５ａ、５ｂ、６
Ｃを経て各分割ヘッダ５ａ、５ｂ、５Ｃに送られ、各分
割ヘッダ５ａ。

５ｂ、５Ｃからノズルバイブ７ａ、７ｂ、７Ｃを経て低
圧蒸気は蒸成室１内に送られて、菓子等１０は蒸成され
る。

また、以上の通りに無軒端状に構成される移動帯２は天
然または合成の繊維または繊維状物質から構成する。す
なわち、この移動帯２を繊維状に構成するのは、菓子等
１０をのせて蒸成ｖ１の長さ方向に走行する間に常に湿
分が含まれるようにするためであって、繊維状物質とし
ては水分が与えられたときに十分に吸質できるものであ
ればいかなるものからも構成できる。

しがし、通常は、１ｉＡ維状物貿のうらで布や紙などの
天然繊維が好ましく、この中でも、とくに、湿分が吸収
しやすいものが好ましい。

また、移動帯２の裏側には駆動コンベヤ８を設け、この
駆動コンベヤ８により移動帯２をその裏側からバックア
ップする（第２図参照）。

すなわち、移動帯２をｔＩ＆帷状吻状物質構成すると、
剛性が低下しかつ伸縮する。このために、移動帯２の上
に菓子等１０をのせて搬送すると、その荷重によって途
中がたるむほか、移動帯２に両端のローラによって駆動
力を与えると、駆動時の張力によって移動帯２が伸長す
る。そこで、移動帯２の裏側に駆動コンベヤ８を設け、
この駆動コンベヤ８を両端の駆動ローラで駆動走行させ
、駆動コンベヤ８の上に移動帯２をのせて走行させる。

このように駆動コンベヤ８を駆動し、この上にのせたま
まで移動帯２を走行させると、移動帯２の剛性が低く、
伸縮性があっても十分に菓子等１０を支えることができ
、走行時に移動帯２にはほとんど張力がかがらす伸長す
ることもない。

なお、駆動コンペＸ７８は、移動帯２のバックアップの
ほかに、駆動力伝達手段としても使用される。このため
、駆動コンベヤ８はある程度の剛性をもちかつ張力が加
わったときに伸長しないものが好ましく、経済性ならび
に機能性の上がらは、鋼板などの鉄製のものが好ましい
。

更に、移動帯２上の菓子等１０に水蒸気を送るために、
後述の如く、下側から水蒸気が通過できるよう構成する
のが好ましく、このところを考慮すると、駆動コンベヤ
８は金属製で網状に編んだもの、例えば金網が好ましい
。

また、移動帯２の裏側を駆動コンベヤ８で支承すると共
に、移動帯２が蒸成室１の全長にわたって走行する間に
常に適正な湿分が保つように、蒸成室１内で移動帯２に
温水または湯を吹き付けるため、湯吹き付け装置９を設
ける。すなわち、第２図に示すように湯吹き付け装Ｎ９
は円筒状に構成し、この円筒状体にノズル９ａを設けて
、各ノズル９ａから上向きに湯又は温水９ｂを噴射して
駆動コンベヤ８を介して移動帯２に吹付ける。このよう
に移動帯２の走行の間に肩の吹き付け装！９によって湯
または温水９ｂを吹き付けられると、移動帯２には十分
な湿分が補給され、紙をひくことなくともまんじゅうな
どの菓子等１０の蒸成が達成できる。

なお、菓子などのうちまんじゅうなどを蒸成する場合に
は、蒸成室１の入口付近の予熱シンにおいて湿分を高め
、菓子等１０の急激な温度上昇をさけることがンー要に
なる。しかし、このように予熱ゾーンの湿分を高めると
、中間シンや出口附近の出口ゾーンの温度や湿度が変化
して好ましくない。

この点から予熱ゾーンには、温水または場更には湿めり
蒸気などを噴射して湿分を高めることができる加湿装！
！１１を設ける。このように加湿装ｆ１１１により予熱
ゾーンが加湿されると、他のゾーンの湿分や温度に影響
されることなく、予熱ゾーンにおいて十分な湿分を与え
ることができ、まんじゅうなどをセイロ蒸しなどと同等
に蒸成できる。また、加湿装置１１を予熱シンにのみ設
けた例を示したが、他のゾーンの加湿を行ないたい場合
には、その部分に所望に応じて設けることができる。ま
た、菓子等によっては必ずしも予熱ゾーンで十分に加湿
する必要がないものもあり、この場合には予熱ゾーンに
設けた加湿装置１１によって加湿しなければそれに適応
した蒸成が達成できる。

蒸成室１で蒸成後の菓子等１０は移動帯２にのって先端
まで運ばれる。先端においては剥離ベルトを介して菓子
類は剥離され、冷却コンベヤに移って製品が取出される
。

この際、移動帯２は駆動コンベヤ８より長く構成し、移
動帯２の延長部分は剥離ベルト３の上にのせて支承し、
これにともなって、駆動コンベヤ８は剥離ベルトまで延
在させることなく駆動ローラ１２に巻付けてそのまま復
路側に移行する。

すなわち、蒸成後の菓子等１０を剥離するのには、剥離
時に駆動ローラ１２が介在すると、駆動ローラ１２が大
径ローラになることもあって円滑に剥離が行なわれない
。この点、剥離ベルト３を別に設け、剥離ベルト３の一
部にエツジ片３ａを介在させ、このエツジ片３ａに移動
帯２を介在させると、菓子等１０は良好に移動帯２かう
剥離する。

なお、復路側においては、移動帯２と駆動コンベヤ８と
はともに蒸成室１外を走行し、この間で十分に冷却され
る。更に、移動帯２と駆動コンベヤ８との間は密着させ
ることなく間隔をおいて離間し、このようにして冷却を
一層促進する。なお、第１図において、符号１３は移動
帯２の復路側の受けローうであり、１４は駆動コンベヤ
８の復路側のガイドローうである。

〈発明の効榮〉 以上詳しく説明した通り、本発明は菓子などの連続蒸成
装置であって、水蒸気を導入して菓子などを連続的に蒸
成する蒸成室内に、菓子などをのせて走行する繊維状移
動帯を設けると共に、このＩＮ状移動帯を裏側からバッ
クアップする駆動コンベヤを設け、この駆動コンベヤに
より繊維状移動帯を走行させて成ることを特徴とする。

従って、湿げが吸収される移動帯の上で菓子などが蒸成
できるため、和紙などを敷きつめる必要なく、この紙の
剥離作業もは・Ｓけるため、経済的に完全に自動的に焼
成できる。

また、蒸成室の入口ゾーン内に温水または湯を噴射して
入口ゾーンを加湿する加湿装置を設けるため、まんじゅ
うなどもセイロ蒸しと同等の条件で蒸成できる。

更に、蒸成室の少なくとも一部に、繊維状移動帯に湯ま
たは温水を吹付ける湯吹き付け装置を設けるため、移動
帯は蒸成の間に十分な湿分が保持できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一つの実施例に係る連続蒸成装置の配
置図、第２図は第１図に示す連続蒸成装ぎにおける菓子
等の蒸成態様の説明図である。 符号１・・・・・・蒸成室 ２・・・・・・繊維状移動帯 ３・・・・・・剥離ベルト ４・・・・・・冷却コンベヤ ５ａ、５ｂ、５Ｃ・・・・・・分割ヘッダ６ａ、６ｂ、
６Ｃ・・・・・・連結パイプ７ａ、７ｂ、７Ｃ・・・・
・・ノズルパイプ８・・・・・・駆動コンベヤ ９・・・・・・湯吹き付け装置 １０・・・・・・菓子等 １１・・・・・・加湿装置 特許出願人　有限会社　増　１）興　産代 理 人

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）水蒸気によって菓子その他の食品を連続的に蒸成す
   る蒸成室内に繊維状移動帯を通過させ、この繊維状移動
   帯上に菓子その他食品をのせて移動する間に蒸成すると
   共に、前記繊維状移動帯を水蒸気が通過または透過する
   通過孔または透過孔を有する天然または合成の繊維状物
   質から構成し、この繊維状移動帯の裏側には、駆動コン
   ベヤを設け、この駆動コンベヤにより前記繊維状移動帯
   を支承しつつ走行させて成ることを特徴とする菓子その
   他食品の連続蒸成装置。 ２）前記蒸成室の入口ゾーン内に温水または湯を噴射し
   て入口ゾーンを加湿する加湿装置を設けて成ることを特
   徴とする請求項１記載の菓子その他食品の連続蒸成装置
   。 ３）前記蒸成室の少なくとも一部に、前記繊維状移動帯
   に湯または温水を吹付ける湯吹き付け装置を設けて成る
   ことを特徴とする請求項１記載の菓子その他食品の連続
   蒸成装置。 ４）前記駆動コンベヤを、水蒸気を通過又は透過できる
   透過孔又は通過孔を有しかつ前記繊維状移動帯をバック
   アップできる程度の剛性を具える網状体から構成するこ
   とを特徴とする請求項１記載の菓子その他食品の連続蒸
   成装置。 ５）前記繊維状移動帯の往路側の少なくとも一部を受け
   ローラで支承して成ることを特徴とする請求項１記載の
   菓子その他食品の連続蒸成装置。