JPH04307262A - サーマルヘッド - Google Patents

サーマルヘッド

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JPH04307262A
JPH04307262A JP7298091A JP7298091A JPH04307262A JP H04307262 A JPH04307262 A JP H04307262A JP 7298091 A JP7298091 A JP 7298091A JP 7298091 A JP7298091 A JP 7298091A JP H04307262 A JPH04307262 A JP H04307262A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
common electrode
electrode layer
thermal head
thick film
platen roller
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7298091A
Other languages
English (en)
Inventor
Masabumi Suzuki
正文 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばファクシミリ装
置やディジタル複写機等の印字装置として用いられるサ
ーマルヘッド、特に共通電極の形状を改善したサーマル
ヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のサーマルヘッドとしては
、例えば、図2に示すようなものがあった。以下、その
構成を図を用いて説明する。
【0003】図2は、従来のサーマルヘッドの一構成例
を示す概略の要部断面図である。
【0004】このサーマルヘッドは、例えばファクシミ
リ装置の印字装置として用いられ、プラテンローラ1の
回転に伴って走行する、例えば記録紙である感熱紙2の
表面に印字を行うものである。
【0005】このサーマルヘッドは、基板3を有し、該
基板3には、感熱紙2に対向した位置に、円弧状のガラ
ス層4が形成されている。また、基板3の端部寄りには
、ガラス層4にほぼ隣接するように給電補強用の導電性
厚膜部5が形成されている。ガラス層4の表面には、複
数の発熱体6が基板3の端面に沿って1列に配置形成さ
れている。発熱体6には、ガラス層4の頂部を隔て、そ
の一端側上面に共通電極層7が形成され、他端側上面に
は駆動用リード線8が形成されている。共通電極層7は
、厚膜部5の上面に亙って形成され、厚膜部5と共に各
発熱体6の共通の電極となっている。共通電極層7には
、図示しない発熱体6駆動用の電源が接続され、各リー
ド線8には、各発熱体6を選択的に発熱させる図示しな
い駆動用の駆動回路が接続されている。発熱体6、共通
電極層7、およびリード線8の上面全体には、保護膜9
が被着されている。
【0006】次に、このサーマルヘッドを、例えば、フ
ァクシミリ装置に搭載して印字を行う時の動作を説明す
る。
【0007】ガラス層4の頂部では、プラテンローラ1
に押圧されて感熱紙2が保護膜9の表面に接している。 電源からの電流は、共通電極層7および厚膜部5を通っ
て駆動回路により選択された発熱体6へ流れ、該発熱体
6を発熱させる。このように、各発熱体6が個別的に発
熱し、該発熱体6の熱によって感熱紙2が反応し、所定
の印字が行われる。
【0008】ところで、この種のサーマルヘッドは、幾
つかの駆動回路を備え、それぞれの駆動回路で発熱体6
の選択制御を分担している。そして、このような駆動回
路が発熱体6の導通時期の制御を行い、厚膜部5および
共通電極層7に流れる過電流を防止している。それでも
、A4判ともなると、発熱体6が、例えば1728個と
多くなる。このため、字体あるいは字数によって、印字
時には、厚膜部5および共通電極層7に大きな電流が流
れる。電流が大きいと、該電流値と厚膜部5および共通
電極層7の抵抗により、消費電力もそれに伴って増大す
る。例えば、最大電力消費時には、厚膜部5および共通
電極層7に20〜30アンペアの電流が流れることもあ
り、効率の悪いサーマルヘッドとなる。この問題を解決
するために、厚膜部5および共通電極層7の抵抗値を小
さくすることが重要となってくるのである。抵抗値を小
さくするには、導体の断面積を大きくすればよく、図2
では、基板3上に幅Wで、Ag,Ag・Pt等の導体印
刷ペーストを印刷、焼成して厚膜部5を設け、厚膜部5
に電流を流すようにして共通電極層7の補強を行ってい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成のサーマルヘッドでは、補強用の厚膜部5の高さを高
くして導体の断面積を大きくすると、共通電極層7の上
部がプラテンローラ1に接触し、感熱紙2の走行時に、
該感熱紙2にキズをつけるという問題があった。このた
め、厚膜部5の高さ方向への延長は制限される。また、
厚膜部5が低いと、幅Wを広くとる必要があり、基板3
上で厚膜部5の形成面積が多大に必要となる。従って、
サーマルヘッドの小型化および低価格化の達成が困難で
あるという問題があった。
【0010】本発明は、前記従来技術が持っていた課題
として、共通電極の高さが高くなるとプラテンローラに
接触し、低くなると幅が広くなって小型化できない点に
ついて解決したサーマルヘッドを提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、第1の発明は、絶縁性基板上に配列され、プラテン
ローラにより紙送りされる記録紙の表面に対向して設け
られた複数の発熱体と、前記各発熱体の一端に共通接続
された共通電極と、前記各発熱体の他端にそれぞれ接続
された駆動用リード線とを、備えたサーマルヘッドにお
いて、次のような手段を講じたものである。
【0012】即ち、前記共通電極は、前記発熱体の配列
方向に対して垂直な断面を、前記プラテンローラの表面
形状に対応して前記対向箇所からの離隔距離に伴い厚く
した断面形状にしたものである。
【0013】第2の発明は、前記第1の発明の前記共通
電極の断面形状を、前記プラテンローラに対向する箇所
において、段差又はテーパ形状としたものである。
【0014】
【作用】第1の発明によれば、以上のようにサーマルヘ
ッドを構成したので、共通電極の幅を縮小しつつ、断面
積の拡大化が行える。ここで、共通電極とプラテンロー
ラとの間には間隙がとられているため、記録紙は共通電
極との間で接触なく、プラテンローラによってスムース
に紙送りされる。そして共通電極の断面積の拡大化によ
り、共通電極の抵抗値を減少でき、印字時の消費電力を
少なくできる。さらに共通電極の配置面の幅の縮小によ
り、基板全体を小型化できる。
【0015】第2の発明によれば、共通電極の断面形状
を、発熱体近くでは薄く、発熱体から遠いところで厚く
して段差又はテーパ状に形成するようにしている。これ
により、第1の発明を厚膜印刷等に適用でき、共通電極
の形成が簡単化される。従って、前記課題を解決できる
のである。
【0016】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例のサーマルヘッ
ドを示す概略の要部断面図、図3は図1の平面図、図4
はサーマルヘッドの斜視図、および図5はサーマルヘッ
ドの概略の等価回路図である。
【0017】このサーマルヘッドは、例えばファクシミ
リ装置の印字装置として用いられ、プラテンローラ10
の回転と共に走行する、例えば感熱紙20の表面に印字
を行うものである。
【0018】このサーマルヘッドは、図1に示すように
、セラミック等の基板30を有し、該基板30には、プ
ラテンローラ10および感熱紙20に対向した位置に、
円弧状のガラス層40が形成されている。このガラス層
40は、感熱紙20の接触をよりよくさせると共に、蓄
熱効果を効率よく利用するために設けられたものである
【0019】基板30の端部寄りには、ガラス層40に
ほぼ隣接するように給電補強用の導電性厚膜部50が形
成されている。厚膜部50は、基板30上に、幅wの配
置面に、銀(Ag)あるいは銀・プラチナ(Ag・Pt
)等の導体厚膜ペーストをそれぞれ幅を変えて2回印刷
し、焼成して形成されたものである。そして、その垂直
断面は、プラテンローラ10の表面形状に対応して、ガ
ラス層40の頂部からの離隔距離に伴い厚くした断面形
状とされ、ガラス層40の近くでは薄く、遠いところで
厚く2段形状に形成されている。
【0020】ガラス層40の表面には、発熱体60が複
数、基板30の端面に沿って1列に配置形成されている
。発熱体60には、ガラス層40の頂部を隔ててその一
端側上面に共通電極層70が形成され、他端側上面には
駆動用リード線80が形成されている。共通電極層70
は、厚膜部50の表面に亙って形成され、厚膜部50と
共に各発熱体60の共通の電極となっている。
【0021】発熱体60、共通電極層70、およびリー
ド線80の形成では、ニクロム等の抵抗体層をガラス層
40および厚膜部50上に成膜し、その上にアルミニウ
ム等でなる導体層を成膜した後、ホトリソ技術、および
エッチング技術等により、パターン形成される。発熱体
60、共通電極層70、およびリード線80の上面全体
には、感熱紙20の走行による耐摩耗層として二酸化シ
リコン等の保護膜90が被着されている。
【0022】共通電極層70には、発熱体駆動用の電源
75が接続され、各リード線80には、各発熱体60を
選択的に発熱させる複数の駆動用ICからなる駆動回路
部85が接続されている。
【0023】以上のように構成されたサーマルヘッドは
、例えば、ファクシミリ装置に搭載され、次のように動
作する。
【0024】感熱紙20は、印字時に、プラテンローラ
10の押圧によってガラス層40の頂部近傍の保護膜9
0に接し、各印字毎に、プラテンローラ10の回転に伴
って感熱紙20が紙送りされる。
【0025】厚膜部50は、ガラス層40の表面に形成
された発熱体60からの離隔距離に伴って厚く形成され
ているため、共通電極層70の上辺部とプラテンローラ
10との間には、感熱紙20走行のための間隙が残る。 これにより、記録紙20は、共通電極層70の上片部と
の間に接触がなく、プラテンローラ10によってスムー
スに紙送りされる。
【0026】電源75からの電流は、共通電極層70及
び厚膜部50を介して駆動回路部85により選択された
発熱体60を流れ、該発熱体60を発熱させる。この時
、大きな電流が流れても、厚膜部50および共通電極層
70で形成される共通電極部分の断面積が大きいために
、消費電力は小さいものとなる。このようにして、各発
熱体60が個別的に発熱し、該発熱体60の熱によって
感熱紙20が発色し、所定の印字が行われる。
【0027】本実施例では、次のような利点を有する。
【0028】(A)  厚膜部50を発熱体60の近く
では薄く、遠いところで厚く2段形状に形成し、その上
面に共通電極層70を形成している。このため、プラテ
ンローラ10との間に感熱紙20の走行のための間隙が
残る。印字時、感熱紙20は、共通電極層70と接触が
なく、感熱紙20にキズ等が発生せず、スムースな紙送
りが行える。
【0029】(B)  厚膜部50および共通電極層7
0で形成される共通電極部分の断面積が大きくとられて
いる。このため、大きな電流が流れても消費電力は小さ
いものとなり、効率のよいサーマルヘッドが得られる。
【0030】(C)  厚膜部50の幅wを図2中の幅
Wよりも狭くすることができる。従って、ガラス層40
を基板30の端面に、より近づけることができ、サーマ
ルヘッド全体の小型化が図れる。
【0031】図6は、本発明の第2の実施例を示すサー
マルヘッドの要部断面図である。なお、図1と共通の要
素には、共通の符号が付されている。
【0032】第2の実施例では、基板30上に厚膜部5
1を形成するペーストの焼成工程でテーパを付与し、該
厚膜部51の表面にアルミニウム等の導体を成膜し、共
通電極層71を形成している。このようにしても、上記
第1の実施例と同様の利点が得られる。
【0033】なお、本発明は、上記各実施例に限定され
ず、種々の変形が可能である。その変形例としては、例
えば次のようなものがある。
【0034】(1)  図1では、共通電極層70の上
辺部の断面形状を、2段の段差形状に形成したが、プラ
テンローラ10の表面の曲面に対応した凹状の曲面で構
成してもよい。さらに、2段以外の複数段の段差形状で
あってもよい。
【0035】(2)  図1では、記録紙として感熱紙
20を用いているが、インクリボンを用いて普通紙への
印字を行う構成としてもよい。
【0036】(3)  図1および図2では、共通電極
層70,71をアルミニウムで構成し、厚膜部50,5
1を銀(Ag)あるいは銀・プラチナ(Ag・Pt)で
構成したが、これらの共通電極層および厚膜部は、高い
導電率を有する他の導体で構成してもよい。
【0037】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、共通電極の断面形状をプラテンローラの表面
形状に対応して対向箇所からの離隔距離に伴い厚くした
ので、感熱紙等の記録紙の紙送りのための間隙がとられ
、該記録紙にキズ等が生じない。さらに、共通電極の抵
抗値の減少および配置面幅の縮小により、消費電力の少
ない、且つ小型のサーマルヘッドを提供できる。
【0038】第2の発明によれば、厚膜印刷等を用い、
共通電極の幅の縮小や断面積の拡大化が簡単化され、共
通電極の形成が容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のサーマルヘッドの要部
断面図である。
【図2】従来のサーマルヘッドの要部断面図である。
【図3】図1の平面図である。
【図4】サーマルヘッドの斜視図である。
【図5】サーマルヘッドの等価回路図である。
【図6】本発明の第2の実施例を示すサーマルヘッドの
断面図である。
【符号の説明】 30  基板 10  プラテンローラ 20  記録紙 60  発熱体 70  共通電極層 50  厚膜部 80  リード線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  絶縁性基板上に配列されプラテンロー
    ラにより紙送りされる記録紙の表面に対向して設けられ
    た複数の発熱体と、前記各発熱体の一端に共通接続され
    た共通電極と、前記各発熱体の他端にそれぞれ接続され
    た駆動用リード線とを、備えたサーマルヘッドにおいて
    、前記共通電極は、前記発熱体の配列方向に対して垂直
    な断面を、前記プラテンローラの表面形状に対応して前
    記対向箇所からの離隔距離に伴い厚くした断面形状にし
    たことを特徴とするサーマルヘッド。
  2. 【請求項2】  請求項1記載のサーマルヘッドにおい
    て、前記共通電極の断面形状を、前記プラテンローラに
    対向する箇所において、段差又はテーパ形状としたサー
    マルヘッド。
JP7298091A 1991-04-05 1991-04-05 サーマルヘッド Withdrawn JPH04307262A (ja)

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