JPH04306472A - 液化冷凍機付きクライオスタット - Google Patents

液化冷凍機付きクライオスタット

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JPH04306472A
JPH04306472A JP3068517A JP6851791A JPH04306472A JP H04306472 A JPH04306472 A JP H04306472A JP 3068517 A JP3068517 A JP 3068517A JP 6851791 A JP6851791 A JP 6851791A JP H04306472 A JPH04306472 A JP H04306472A
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JP
Japan
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refrigerator
cooler
liquefaction
cryostat
temperature end
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Application number
JP3068517A
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English (en)
Inventor
Norihide Saho
典英 佐保
Takeo Nemoto
武夫 根本
Mitsuru Saeki
満 佐伯
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04306472A publication Critical patent/JPH04306472A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/17Re-condensers

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液化冷凍機付きクライオ
スタットに関し、特に、超電導マグネットを内蔵し、液
化ガスの蒸発ガスを容易に凝縮可能にした核磁気共鳴撮
像装置等に用いるに好適な液化冷凍機付きクライオスタ
ットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の液化冷凍機付きクライオスタット
、特に、特開昭62−299005号公報に記載されて
いる医療分野で使用する人体診断用の核磁気共鳴装置(
以下、単にMRI装置と称す)には、均一な高磁界を得
るために超電導マグネット(以下、単にマグネットと称
す)を使用する。このために、該マグネットを冷却収納
する真空断熱したクライオスタットが必要である。
【0003】マグネットは超電導状態を保つために、極
低温の冷媒、例えば、液体ヘリウムに浸漬して冷却する
。液体ヘリウムはクライオスタット内に浸入する熱で徐
々に蒸発するために、定期的に液体ヘリウムを注入補充
する必要がある。この液体ヘリウムの蒸発量を低減し、
かつ、クライオスタット内で再液化すれば、液体ヘリウ
ム注入は不必要となり、運転コストは大幅に低減する。
【0004】このため、従来技術では、クライオスタッ
ト内の熱シールド体冷却用の冷凍機Aとこの冷凍機Aの
寒冷を利用して液化温度まで冷却する冷却機Bをクライ
オスタットの真空内に固定した液化冷凍機を使用してい
る。
【0005】また、従来技術では常温室内に設置された
油潤滑式の圧縮機ユニットで圧縮したヘリウムガスを冷
却機Bに供給しており、供給するヘリウムガス中には濃
度数ppmの油分、N2,O2ガス、CO2ガス等の不
純物が含まれている。
【0006】また、冷凍機Aは、クライオスタット内の
熱シールド板に固定したスリーブ内に装着し、スリーブ
内に充てん、密封したヘリウムガスを介して冷凍機Aの
コールドステーションとスリーブ壁間の熱交換を行うよ
うになっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】これら冷凍機A及び冷
却機Bは、ともに常温部に設置した圧縮機から作動ガス
例えば高圧ヘリウムガスの供給を受けるため、油や水分
、炭酸ガス、酸素、窒素、水素ガス等の不純物が冷凍機
A及び冷却機B内の低温部に蓄積し、定期的にオーバー
ホールする必要がある。
【0008】オーバホールが必要となる構成要素は、冷
凍機Aでは、ギフォード・マクマホン、ソルベイサイク
ル等の往復動式膨張機のディスプレーサ(ディスプレー
サ内に納めた蓄冷材の洗浄)、低温部シールリング(交
換)等がある。冷却機Bでは、熱交換器(内部洗浄)、
ジュール・トムソン弁(内部洗浄)がある。しかし、上
記従来技術の構造では、冷凍機Aのディスプレーサは、
シリンダ部をクライオスタット内に残して容易に抜き出
せ、オーバーホール作業が容易に行えるが、冷却機Bは
クライオスタットの内部に固定しているため、クライオ
スタットの真空を、一度、大気圧に戻して取りはずさな
ければならない。しかし、この作業を行うには、液体ヘ
リウム槽を、一度、常温に戻さなければならず、槽内の
液体ヘリウムを抜き出し、加温、オーバーホール後の、
再注入、再冷却という作業が必要であり、オーバーホー
ルに必要となるコストが増大するという問題点があった
【0009】また、冷却機Bの作業流体中の不純物濃度
によって冷却機Bのオーバホール周期が決まる。不純物
濃度が高ければ高い程オーバホール周期は短くなり、オ
ーバホール費用が多額となって運転コストが上昇すると
いう問題があった。
【0010】また、冷凍機Aのコールドステーションと
スリーブ壁との間の熱交換はこの間に充填された静止し
たヘリウムガスの熱伝導によって行なわれるので、ヘリ
ウムガス層の熱抵抗が大きく、冷凍機Aのコールドステ
ーションの温度とスリーブ壁との温度との間の温度差が
大きくなり、熱シールド板の冷却不足による液体ヘリウ
ムの蒸発量増加や、スリーブ壁と熱的に一体化された冷
却機Bの冷却不足による液化冷凍量の低下をきたし、液
体ヘリウム蒸発ガスの再液化不足で液体ヘリウム槽の液
体ヘリウム液面の低下が生じ、液体ヘリウムの再注入作
業の必要性が生じ運転コストが増加したり、超電導マグ
ネットが液面上に露出昇温して超電導状態が破れて(ク
エンチ)、クライオスタットの信頼性が低下する問題が
あった。
【0011】本発明の目的は、液化冷凍機の冷凍機と冷
却機とを分離し、それぞれ単独にオーバーホールできる
構成として低コストでオーバーホールできるようにし、
かつ、運転コストが低く、冷却能力に優れた高信頼性の
液化冷凍機付きクライオスタットを提供することにある
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、被冷却体と、該被冷却体を冷却する液化冷
凍機の低温端とを、断熱空間に収納した液化冷凍機付き
クライオスタットにおいて、前記液化冷凍機は冷却機と
冷凍機とを備え、該冷凍機の低温端と該冷却機の常温端
との間に、該低温端より分流した作動流体を該冷却機に
供給する連通路を備えたことを特徴とするものである。
【0013】また、前記冷却機は前記断熱空間に設けた
冷媒の注入口に装着されていることを特徴とし、あるい
は、前記液化冷凍機は冷却機と熱シールド体冷却用の冷
凍機とからなり、該冷却機及び該冷凍機は、前記断熱空
間内の熱伝導体に着脱可能に接続されていることを特徴
とし、あるいは、前記冷却機は前記断熱空間に単独で着
脱可能に装着されていることを特徴とするものである。
【0014】また、前記冷却機は熱交換器と膨脹弁とを
主要部とするとともに、該冷凍機は機械的運転を伴う寒
冷発生手段を具備し、かつ、該冷凍機の低温端より分流
した作動流体を該冷却機の常温端より供給する連通路を
有するとともに、該冷却機と該冷凍機との間を前記断熱
空間内で熱的に着脱可能な熱伝導手段で接続したことを
特徴とするものである。
【0015】さらに、前記冷凍機を前記断熱空間の内部
と隔離したスリーブに挿入し、該スリーブと該冷凍機と
の間に、前記作動流体の流動するすき間を有することを
特徴とし、あるいは、前記連通路に吸着材を配置したこ
とを特徴とし、あるいは、前記冷凍機の低温端部に吸着
材を配置したことを特徴とするものである。
【0016】また、前記冷凍機の低温端より分流した作
動流体を常温に加温する加温手段と、該加温した作動流
体を該冷却機の常温端より供給する連通路とを有すると
ともに、該冷却機と該冷凍機との間を前記断熱空間内で
熱的に着脱可能な熱伝導手段で接続したことを特徴とし
、この加温手段は、前記断熱空間内に配置した熱シール
ド体であり、あるいは前記断熱空間内に配置した冷却機
挿入用の挿入管であることを特徴とするものである。
【0017】また、前記冷凍機に作動流体を供給する圧
縮機を常温部に設置し、該作動流体の不純物を吸着する
吸着器を該冷凍機の前記断熱空間内に設けた低温端に有
して、該吸着器を通過した作動流体を前記冷却機の常温
端より供給する連通路を有し、あるいは前記冷却機は内
部に吸着材を内蔵して、該冷却機の常温端に常温部に設
置した圧縮機より作動流体を供給し、あるいは前記冷凍
機の常温端に供給する作動流体より純度の高い作動流体
を該冷却機の常温端に供給し、かつ、該冷却機と該冷凍
機との間を前記断熱空間内で熱的に着脱可能な熱伝導手
段で接続したことを特徴とするものである。
【0018】
【作用】上記の構成によれば、冷却機内の作動流体は冷
凍機の寒冷で冷却され、容易に極低温度まで冷却するこ
とができ、目的の極低温度を発生させることができる。
【0019】本発明ではオーバーホール時、すなわち、
冷却機のみに不具合が生じた場合、冷媒注入口に大気が
流入しないように冷却機を抜き出し、冷却機を常温で内
部を洗浄し、再び、冷媒注入口に再装着することが可能
となる。このとき、冷凍機は運転続行可能であるので、
冷却機の未装着時においてもクライオスタット内の冷媒
蒸発量を最小にすることができる。また、冷却機のオー
バーホール時にクライオスタットの真空を破壊すること
がないために、オーバーホールに必要なコストを大幅に
低減することができる。
【0020】また、冷却機内に、自己冷却用の冷凍機を
組込む必要がなく、冷却機の小型、軽量化を図ることが
できるのみならず、冷却機の製造コストの低減、及びオ
ーバーホールに必要な経費を大幅に低減することができ
る。
【0021】また、冷却機の作動流体として、例えば冷
凍機の低温部から抜き出したヘリウムガス、すなわち、
不純物がきわめて少ない高圧のヘリウムガスを、常温状
態で供給することが可能となるので、冷却機の単独分離
がきわめて容易であり、オーバーホールに必要なコスト
を低減することができる。
【0022】また、冷凍機のスリーブ内には、冷凍機の
低温部から抜き出した作動流体が常に流動しているため
、冷凍機とスリーブの壁との間の熱抵抗は、この作動流
体及び壁の間の熱伝導率が増加するのできわめて小さく
なり、熱シールド体の冷却温度はさらに低下して冷媒の
蒸発量は減少し、かつ、冷却機の冷却温度もさらに低下
するので冷却機の液化冷凍性能も向上する。そのため、
液化冷凍機の圧縮機の消費電力を低減でき、運転コスト
を低減することができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明のいくつかの実施例を、図面を
参照して説明する。 (第1実施例)図1は、本発明の第1実施例を示す液化
冷凍機付きクライオスタットの断面図である。被検体が
入る大気に導通した空洞部1を中心部に有するクライオ
スタットは、その内部に被冷却体の超電導マグネット2
、及び冷媒である液体ヘリウム3を貯蔵する液体ヘリウ
ム槽4、複数温度レベル(実施例では約70Kと約15
Kの2温度レベル)の被冷却体である熱シールド筒5a
,6aを内蔵し、真空容器7で大気と隔離され内部を断
熱処理、例えば積層断熱材8を巻き付けて真空断熱して
いる。
【0024】冷凍機、例えばソルベイ式の冷凍機Aは、
ガス加圧源の圧縮機9a,9bとピストン往復動式の膨
張機10、及び、両者を連通する高圧配管11と中圧配
管12とから成る。膨張機10の低温部は、クライオス
タット内に挿入され、温度70Kに冷却した第1コール
ドステージ13と、温度約15Kに冷却した第2コール
ドステージ14を熱シールド筒5a,6aと熱伝導体5
b,6b及び5c,6cを介して熱的に一体化している
【0025】膨張機10は、スリーブ15内に装着する
。スリーブ15内と真室槽7内とは隔離されている。 膨張機10の第2コールドステージ14のシリンダ16
に設けた細孔17から流出する低温の圧力の高いヘリウ
ムガスは、スリーブ15と第2コールドステージ、第1
コールドステージとの間のすき間17aを高温側に流れ
ながら、常温部の細孔18から弁19a、配管19bを
介して挿入ポート21に装着した冷却機B20に供給さ
れる。
【0026】図2は、本実施例で使用した冷却機B20
の断面図である。挿入ポートに装着した冷却機B20は
、図2の断面図に示すような構造となっている。熱伝導
率が小さな例えばステンレス製の上部外管22と、熱伝
導率が大きな例えばリン脱酸銅製の上部内管23で囲ま
れた空間24には、上部内管23の外面にハンダ付け、
銀ロウ付け、拡散接合等で熱的に一体化された円板状の
熱伝導率が大きな、例えば無酸素銅製の多孔伝熱板25
が軸方向に積層されている。図中、積層方向途中の多孔
板は省略している。上部外管22の下端部には、無酸素
銅製の第1ヒートステーション26を設け、各々の接合
部は溶接等で気密一体化している。第1ヒートステーシ
ョン26の外面は、円筒状となっており、図1中の第1
低温フランジ27の内壁面とのクリアランスを100μ
m以下にして挿入ポート21内のヘリウムガスの熱伝導
により、良好な熱交換が行えるようにしている。
【0027】また、図2において、第1ヒートステーシ
ョン26の内部に多段状に加工した多孔板28と、上部
内管23とは必ずしも熱的に一体化していなくてもよい
。第1ヒートステーション26の下端部には、ステンレ
ス製の中部外管29と上部内管23とで囲まれた空間3
0を構成し、この空間30には、上部内管23の外面に
熱的に一体化した無酸銅製の多孔伝熱板31が軸方向に
積層している。
【0028】図中、積層方向途中の多孔板は省略してい
る。第1ヒートステーション26と中部外管29の上端
との接合部は気密一体化している。中部外管29の下端
部には、無酸素銅製の第2ヒートステーション32を設
け、各々の接合部は気密一体化している。第2ヒートス
テーション32の内部には、多段状に加工した多孔板3
3と、上部内管23は必ずしも熱的に一体化しなくても
よい。第2ヒートステーション32の下端部とステンレ
ス製の下部外管34との接合部は溶接で気密一体化して
いる。
【0029】第2ヒートステーション32の外面は第1
ヒートステーション26と同様に円筒状となっており、
図1中の第2低温フランジ35の内周面とのクラアラン
スを10μm以下にして挿入ポート21内のヘリウムガ
スの熱伝導に良好に熱交換が行なえるようにしている。 第2ヒートステーション32の下端部には、下部外管3
4と下部内管34aとで囲まれた空間36を構成し、こ
の空間36には、下部内管34aの外面に熱的に一体化
した銅製の微粒子の多孔焼結体37が軸方向に連続して
積層されている。図中、積層方向途中の多孔焼結体は省
略している。
【0030】下部外管34及び下部内管34aの下端面
はフランジ38と一体化され、空間36は導通孔39で
J・T弁40に通じている。J・T弁の出口は気液分離
器41に通じ、上部は、導通孔42で下部内管34a内
と通じている。下部内管34aと、ステンレス製のJ・
T弁ロッド管43との間の空間44内には、下部内管3
4aの内面と熱的に一体化された銅製の微粒子の多孔焼
結体45が軸方向に連続して積層されている。図中、積
層方向途中の多孔焼結体は省略している。また、上部内
管23とJ・T弁ロッド管43との間の空間46内には
、上部内管23の内面と熱的に一体化された、銅製の多
孔伝熱板47を軸方向に積層している。図中、積層方向
途中の多孔伝熱板は省略している。
【0031】空間46の上端部は低圧配管48と導通し
ている。ロッド43aの下端部のニードルがネジ50で
上下し、J・T弁40の開度を調整する。細長いロッド
43aは、熱伝導率が非常に小さい例えばプラスチック
製の円管51でガイドされている。
【0032】第1ヒートステーション26と第2ヒート
ステーション32とは、それぞれ第1低温フランジ27
、第2低温フランジ35で、温度約70K、温度約15
Kに冷却される。高圧ヘリウムガスは空間24の上端部
より冷却機B20内に流入し、多孔伝熱板25,28,
31,33及び多孔焼結体37を通りながら温度約6K
に冷却され、J・T弁40に流入する。J・T弁40で
膨張したのち、温度約4.3Kの低圧ヘリウムミストは
気液分離器41内で液体ヘリウムは下部に溜り、気液分
離器41壁を冷却する。低圧ヘリウムガス、及び液体ヘ
リウムの蒸発ガスは、導通孔42を通り、多孔焼結体4
5、多孔伝熱板47を冷却しながら常温低圧ガスとなっ
て、空間46の上端部より冷却機B20から流出して低
圧配管48に戻る。
【0033】図1に示すように、液体ヘリウム温度に冷
却された気液分離器41は、液体ヘリウム槽4の気相部
に露出しており、槽内の蒸発ガスは気液分離器41の外
面に触れて再液化し、液体ヘリウム槽4内の圧力及び液
面が一定に保たれ、液体ヘリウムを補充する必要がない
。尚、弁49は冷却機B20の脱着時のヘリウムガス供
給弁である。
【0034】また、配管19b、冷却機B20に供給す
るヘリウムガスは、冷凍機Aの低温端より分流されたガ
スであり、不純物の濃度は冷凍機Aの常温入口部よりも
低く、その濃度は数 ppb 程度ではきわめて少ない
。したがって、冷却機B内の伝熱面や、J・T弁に蓄積
する不純物はきわめて少なく、伝熱性能の低下やJ・T
弁の閉塞のトラブルはほとんど発生しない。したがって
、冷却機B20のオーバーホールの周期も長期となり、
オーバーホールの経費が少なく、運転コストを低減でき
る。
【0035】仮りに冷却機B20にトラブルが発生した
場合でも、冷却機B20を取りはずし、常温状態で高純
度ヘリウムガスで機内をクリーニングし、不純物を取り
除き、再び挿入ポート21内に装着し、クールダウンが
終了する間も、冷凍機Aは運転できる。よって、冷却機
B20の未装着時でも熱シールド筒の温度上昇を防止で
き、液体ヘリウムの蒸発量の大幅な増加を押えることが
できる。また、冷却機B20の取出し時にクライオスタ
ットの真空を破壊する必要がなく、オーバーホールに必
要なコストを大幅に低減できる効果がある。
【0036】また、冷却機B20内に自己冷却用の冷凍
機を組込む必要がないために、冷却機B20を小型化,
軽量化でき、かつ製造コストを低減でき、冷却機B20
自身のオーバーホール経費を低減できる効果がある。
【0037】また、冷却機B20の再装着時に、冷凍機
Aの運転続行により第1低温フランジ27、第2低温フ
ランジ35はすでに冷却されているので、冷却機B20
のクールダウンを大幅に短縮できる効果がある。
【0038】また、スリーブ15と膨張機10の第1コ
ールドステージ13、第2コールドステージ14のすき
間17aには、冷却機B20の運転中、絶えずヘリウム
ガスが流動しているので、この間の熱抵抗はヘリウムガ
スが静止している場合に比べて非常に小さくなる。した
がって、スリーブ15に一体化した熱伝導体5c,6c
はより低温に冷却される。したがって、熱シールド筒5
a,6aもより低温に冷却され、熱シールド効果が増し
て液体ヘリウム槽4内の液体ヘリウムの蒸発量は低減す
る。また、熱伝導体5b,6bもより低温に冷却される
ので、図2に示す冷却機B20の第1ヒートステーショ
ン26、第2ヒートステーション32の冷却温度も低下
し、冷却機B20の液化冷凍量は増加する。したがって
、冷凍機A、冷却機Bの運転動力を低下させても液体ヘ
リウムの蒸発ガスを再液化できることになり、運転電力
費を節減できる。これにより、さらに運転コストを低減
できる効果がある。
【0039】(第2実施例)図3は本発明になる第2の
実施例を示すもので、本実施例が図1の第1実施例と異
なる点は、冷凍機Aの低温端より抜き出したヘリウムガ
スを、第1コールドステーション13とスリーブ15の
間を通過後、スリーブ15に設けた配管52に導き、挿
入ポート21の外面に熱的に一体化した例えばコイル管
式の熱交換器53を通った後、配管19bに導くように
した構造にある。本実施例によれば、挿入ポート21の
常温部から低温部にポート壁を熱伝導で侵入する熱を、
熱交換器53内の低温ヘリウムガスで取り除き、冷却機
B20の冷凍性能をさらに向上できる効果がある。
【0040】(第3実施例)図4は本発明になる第3の
実施例を示すもので、本実施例が図1の第1実施例と異
なる点は、冷凍機Aの低温端より抜き出したヘリウムガ
スを第2コールドステーション14下部のスリーブより
配管54に導き、熱シールド筒6a,5aに熱的に一体
化された例えばコイル管式の熱交換器55,56に通し
た後、熱交換器53を経て配管19bに導くようにした
構造にある。本実施例によれば、冷凍機Aの低温端より
抜き出したヘリウムガスで直接熱シールド筒6a,5a
を冷却できるので、熱シールド筒の温度をさらに低温に
冷却できる。したがって、液体ヘリウムの蒸発量をさら
に低減でき、冷却機B20の冷凍負荷を低減して運転動
力を節減し、運転コストをさらに低減できる効果がある
。なお、本実施例においては、熱伝導体5c,6cを削
除しても熱伝導体6b,5bを冷却できるので、スリー
ブ15の取付け位置が熱伝導体6b,5bの位置に左右
されず、真空槽7の構造に自由度を持たせる効果もある
【0041】なお、これらの実施例の冷却機Bの第1、
第2ヒートステーションは、挿入ポート内のすき間のヘ
リウムガスの熱伝導によって冷却するようにしているが
、上記すき間にインジューム等のやわらかい金属を介入
させ、金属の熱伝導によって冷却すれば、さらに冷却機
Bの冷凍性能を向上することができる。この場合、第1
、第2ヒートステーションの構造は円錐状にし、すき間
部の挿入ポートも第1、第2ヒートステーションの形状
に合った、円錐状した方が良好な冷却を行える。また、
円筒状のヒートステーションとする場合、両ヒートステ
ーションの外径を一致させることにより、挿入ポート内
径も軸方向に対して同一で良く、挿入ポートの構造が簡
単となり、製造コストを低減できる効果がある。
【0042】(第4実施例)図5は本発明になる第4の
実施例を示すもので、冷凍機Aの低温端に位置するディ
スプレーサ57内に充てんした鉛や希土類金属の化合物
や合金の蓄冷材58の下部に、銅網等のフィルタ59の
間に活性炭やモレキュラシーブス等の吸着材60を挿入
した構造である。本実施例によれば、冷凍機A内のヘリ
ウムガスで15K以下に冷却された吸着材60により細
孔17より抜き出されたヘリウムガス中の不純物は、特
に、水素分が除去されて純度がさらに向上する。したが
って、冷却機B内で蓄積する不純物の量はさらに低減し
、冷却機Bのオーバオール周期がさらに延長できるので
、運転コストを低減できる効果が生じる。なお、本実施
例では、吸着材60を冷凍機Aのディスプレーサ57内
に設けたが、冷凍機Aのシリンダ16とスリーブ15底
面との間の空間61内に吸着材60を配置しても同様な
効果が生じる。
【0043】(第5実施例)図6は本発明になる第5の
実施例を示すもので、冷却機Bの第1ヒートステーショ
ン26、第2ヒートステーション32、及びJ・T弁4
0前の高圧流路内の空間に活性炭やモレキュラシーブス
等の吸着材62を配置させた点が図2のものと異なる。 すなわち、ヘリウムガス中に含まれる不純物を各々の温
度レベルに冷却された吸着材62で取り除き、各伝熱板
の汚染や、J・T弁の閉塞を防止することができる。し
たがって、冷却機Bのオーバホール周期をさらに延長で
き、運転コストを低減することができる効果がある。ま
た、オーバホール時に吸着材62も同時に取り出し、常
温で再生することができ、オーバーホールの作業を容易
に、かつ、短時間内に終了することができる。
【0044】(第6実施例)図7は本発明の第6の実施
例を示すもので、図1の第1実施例と異なる点は、冷却
機Bに、図6で示す吸着材を内蔵した冷却機B63を装
着し、かつ、冷却機B63にヘリウムガスを供給するヘ
リウム圧縮機ユニット64を独立して設け、ヘリウムガ
スを冷凍機Aの低温端より供給しない構造としたもので
ある。本実施例によれば、ヘリウム圧縮機ユニット64
から供給されるヘリウムガス中の不純物は、冷却機B6
3内に内蔵した吸着材で除去できるので、冷却機B63
の汚染、閉塞を防止できる。したがって、冷却機Bのオ
ーバーホール周期を延長できるとともに、冷凍機Aを独
立できるので、圧縮機ユニット64にトラブルが発生し
た場合でも冷凍機Aの単独運転が継続でき、液体ヘリウ
ムの蒸発量を最小に押えることができる効果がある。
【0045】また、これらの実施例で、J・T弁の開度
を常温部より操作できるようにしたが、J・T弁の代わ
りに、固定絞りのオリフィスを冷却機Bの低温端に設け
ても、同様な効果が生じる。
【0046】(第7実施例)図8は本発明になる第7の
実施例を示すもので、図1の第1実施例と異なる点は、
冷却機B20用の独立した圧縮機ユニット64から供給
されるヘリウムガスを、熱交換器65を介して冷却し、
熱伝導体5aに一体化した吸着器66に導き、吸着器6
6内に充てんした吸着材でヘリウムガス中の不純物を除
去し、熱交換器65を通って常温に戻ったヘリウムガス
を配管19bに導くようにした構造にある。本実施例に
よっても、冷却機Bに不純物の少ないヘリウムガスを供
給できるので、従来例よりも冷却機Bのオーバホール周
期を延長させることができる。
【0047】なお、これらの実施例では、超電導マグネ
ットを液体ヘリウムで冷却する場合について説明したが
、被冷却体が、ジョセフソン電子機器、SQUID素子
、各種センサ等であっても同様な効果を生じる。
【0048】上述のとおり、内部に機械的連動による寒
冷発生手段を有しないで蒸発ガスの再液化機能を有した
冷却機Bに、不純物の少ないヘリウムガスを供給し、こ
の冷却機Bを、熱シールド筒冷却用の冷凍機Aと各々分
離して構成できるので、これらの実施例を適宜選択する
ことにより、以下のような効果を生じる。
【0049】(1)冷凍機Aを運転停止せずに、冷却機
Bのみをオーバーホールできることにより、このときの
液体ヘリウム蒸発量の大幅な増加を防止でき、メンテナ
ンスコストを大幅に低減できる。
【0050】(2)クライオスタットの真空を破壊せず
に冷却機Bのみを取り出せるので、メンテナンスコスト
を大幅に低減できる。
【0051】(3)冷却機Bの液体ヘリウム注入口内に
装着できるので、冷却機Bを装着後、液体ヘリウムの蒸
発ガスで常温の冷却機Bを直接予冷できる。そのため、
冷却機Bのクールダウン時間を短縮することができる。
【0052】(4)冷却機B内には、自己冷却用の冷凍
機を組込む必要がなく、また機械的運動による寒冷発生
手段を含まないため、冷却機Bの製造コストを低減する
ことができる。
【0053】(5)冷却機Bに冷凍機Aの低温端より抜
き出した不純物の少ないヘリウムガスを供給できるので
、冷却機Bのオーバーホール周期を延長でき、運転コス
トを低減できる効果がある。
【0054】(6)冷却機B内に不純物を除去する吸着
機を内蔵できるので、冷却機B内の汚染、閉塞を防止し
てオーバーオール周期をさらに延長でき、吸着材の再生
作業も容易にでき、運転コストをさらに低減できる。
【0055】(7)冷凍機Aの低温端と冷却機Bの入口
とを連通する配管の途中に吸着材を配置することができ
るので、冷却機Bに供給するヘリウムガス中の不純物濃
度をさらに低減できる。そのため、冷却機Bのオーバー
ホール周期をさらに延長することができる。
【0056】(8)冷凍機Aの低温端より抜き出したヘ
リウムガスが、冷凍機Aの装着スリーブと冷凍機Aのコ
ールドステーションとの間のすき間を流れるので、コー
ルドステーションとスリーブ外に一体化した熱伝導体と
の間の熱抵抗が小さくなり、熱シールド筒及び冷却機B
のヒートステーションの温度がより低温になり、液体ヘ
リウムの蒸発量が低減するとともに、冷却機Bの冷凍性
能が向上し、冷凍機A、冷却機Bの運転消費電力が低減
して運転コストを低減させることができる。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、冷却機の作動流体とし
て、不純物のきわめて少ない高圧のヘリウムガスを常温
状態で供給できるので、冷凍機と冷却機とを分離し、そ
れぞれ単独のオーバーホールが可能となる。そのため、
オーバーホールコストを低くすることができる。また、
冷却機の冷却温度をさらに低下させることができるので
、冷却機の液化冷凍性能も向上する。そのため、液化冷
凍機の圧縮機の運転コストを低減することができる。 従って、超電導マグネットを内蔵した高信頼性の液化冷
凍機付きクライオスタットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す液化冷凍機付クラ
イオスタットの断面図である。
【図2】本発明の第1実施例で使用する冷却機Bの断面
図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示す液化冷凍機付クラ
イオスタットの断面図である。
【図4】本発明の第3の実施例を示す液化冷凍機付クラ
イオスタットの断面図である。
【図5】本発明の第4の実施例を示す冷凍機Aの低温端
の断面図である。
【図6】本発明の第5の実施例を示す冷却機Bの断面図
である。
【図7】本発明の第6の実施例を示す液化冷凍機付クラ
イオスタットの断面図である。
【図8】本発明の第7の実施例を示す液化冷凍機付クラ
イオスタットの断面図である。
【符号の説明】
1  空洞部                   
     2  超電導マグネット 3  液体ヘリウム                
  4  液体ヘリウム槽 5a,6a  熱シールド筒          5b
,5c,6b,6c  熱伝導体 7  真空容器                  
    8  積層断熱材9a,9b  圧縮機   
             10  膨脹機11  高
圧配管                    12
  中圧配管13  第1コールドステージ     
   14  第2コールドステージ 15  スリーブ                 
   16  シリンダ17,18  細孔     
             17a  すき間19a 
 弁                       
 19b  配管20  冷却器B         
           21  挿入ポート22  上
部外管                    23
  上部内管24  空間             
           25  多孔伝熱板26  第
1ヒートステーション      27  第1低温フ
ランジ 28  多孔伝熱板                
  29  中部外管30  空間         
               31,33  多孔伝
熱板 32  第2ヒートステーション      34  
下部外管35  第2低温フランジ         
   36  空間37  多孔焼結体       
           38  フランジ39  導通
孔                      40
  J・T弁41  気液分離器          
        42  導通孔43  ロッド管  
                  43a  ロッ
ド44,46  空間               
   45  多孔焼結体47  多孔伝熱板    
              48  低圧配管49 
 弁                       
   50  ネジ51  円管          
              52,54  配管53
,55,56  熱交換器        57  デ
ィスプレーサ 58  蓄冷材                  
    59  フィルタ60,62  吸着材   
             61  空間63  冷却
器B                    64 
 ヘリウム圧縮機ユニット

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  被冷却体と、該被冷却体を冷却する液
    化冷凍機の低温端とを、断熱空間に収納した液化冷凍機
    付きクライオスタットにおいて、前記液化冷凍機は冷却
    機と冷凍機とを備え、該冷凍機の低温端と該冷却機の常
    温端との間に、該低温端より分流した作動流体を該冷却
    機に供給する連通路を備えたことを特徴とする液化冷凍
    機付きクライオスタット。
  2. 【請求項2】  被冷却体と、該被冷却体を冷却する液
    化冷凍機の低温端とを、断熱空間に収納した液化冷凍機
    付きクライオスタットにおいて、前記液化冷凍機は冷却
    機と冷凍機とを備え、該冷却機は前記断熱空間に設けた
    冷媒の注入口に装着されていることを特徴とする液化冷
    凍機付きクライオスタット。
  3. 【請求項3】  被冷却体と、該被冷却体を冷却する液
    化冷凍機の低温端とを、超電導マグネットを内蔵し、熱
    シールド体を有する断熱空間に収納した液化冷凍機付き
    クライオスタットにおいて、前記液化冷凍機は冷却機と
    熱シールド体冷却用の冷凍機とからなり、該冷却機及び
    該冷凍機は、前記断熱空間内の熱伝導体に着脱可能に接
    続されていることを特徴とする液化冷凍機付きクライオ
    スタット。
  4. 【請求項4】  被冷却体と、該被冷却体を冷却する液
    化冷凍機の低温端とを、断熱空間に収納した液化冷凍機
    付きクライオスタットにおいて、前記液化冷凍機は冷却
    機と冷凍機とを備え、該冷却機は前記断熱空間に単独で
    着脱可能に装着されていることを特徴とする液化冷凍機
    付きクライオスタット。
  5. 【請求項5】  被冷却体と、該被冷却体を冷却する液
    化冷凍機の低温端とを、断熱空間に収納した液化冷凍機
    付きクライオスタットにおいて、前記液化冷凍機は冷却
    機と冷凍機とを備え、該冷却機は熱交換器と膨脹弁とを
    主要部とするとともに、該冷凍機は機械的運転を伴う寒
    冷発生手段を具備し、かつ、該冷凍機の低温端より分流
    した作動流体を該冷却機の常温端より供給する連通路を
    有するとともに、該冷却機と該冷凍機との間を前記断熱
    空間内で熱的に着脱可能な熱伝導手段で接続したことを
    特徴とする液化冷凍機付きクライオスタット。
  6. 【請求項6】  請求項5記載のクライオスタットにお
    いて、前記冷凍機を前記断熱空間の内部と隔離したスリ
    ーブに挿入し、該スリーブと該冷凍機との間に、前記作
    動流体の流動するすき間を有することを特徴とする液化
    冷凍機付きクライオスタット。
  7. 【請求項7】  請求項5記載のクライオスタットにお
    いて、前記連通路に吸着材を配置したことを特徴とする
    液化冷凍機付きクライオスタット。
  8. 【請求項8】  請求項5記載のクライオスタットにお
    いて、前記冷凍機の低温端部に吸着材を配置したことを
    特徴とする液化冷凍機付きクライオスタット。
  9. 【請求項9】  被冷却体と、該被冷却体を冷却する液
    化冷凍機の低温端とを、断熱空間に収納した液化冷凍機
    付きクライオスタットにおいて、前記液化冷凍機は冷却
    機と冷凍機とを備え、該冷却機は熱交換器と膨脹弁とを
    主要部とするとともに、該冷凍機は機械的運転を伴う寒
    冷発生手段を具備し、かつ、該冷凍機の低温端より分流
    した作動流体を常温に加温する加温手段と、該加温した
    作動流体を該冷却機の常温端より供給する連通路とを有
    するとともに、該冷却機と該冷凍機との間を前記断熱空
    間内で熱的に着脱可能な熱伝導手段で接続したことを特
    徴とする液化冷凍機付きクライオスタット。
  10. 【請求項10】  請求項9記載のクライオスタットに
    おいて、前記加温手段は、前記断熱空間内に配置した熱
    シールド体であることを特徴とする液化冷凍機付きクラ
    イオスタット。
  11. 【請求項11】  請求項9記載のクライオスタットに
    おいて、前記加温手段は、前記断熱空間内に配置した冷
    却機挿入用の挿入管であることを特徴とする液化冷凍機
    付きクライオスタット。
  12. 【請求項12】  被冷却体と、該被冷却体を冷却する
    液化冷凍機の低温端とを、断熱空間に収納した液化冷凍
    機付きクライオスタットにおいて、前記液化冷凍機は冷
    却機と冷凍機とを備え、該冷却機は熱交換器と膨脹弁と
    を主要部とするとともに、該冷凍機は機械的運転を伴う
    寒冷発生手段を具備し、かつ、該冷凍機に作動流体を供
    給する圧縮機を常温部に設置し、該作動流体の不純物を
    吸着する吸着器を該冷凍機の前記断熱空間内に設けた低
    温端に有し、該吸着器を通過した作動流体を前記冷却機
    の常温端より供給する連通路を有するとともに、該冷却
    機と該冷凍機との間を前記断熱空間内で熱的に着脱可能
    な熱伝導手段で接続したことを特徴とする液化冷凍機付
    きクライオスタット。
  13. 【請求項13】  被冷却体と、該被冷却体を冷却する
    液化冷凍機の低温端とを、断熱空間に収納した液化冷凍
    機付きクライオスタットにおいて、前記液化冷凍機は冷
    却機と冷凍機とを備え、該冷却機は熱交換器と膨脹弁と
    を主要部とするとともに、該冷凍機は機械的運転を伴う
    寒冷発生手段を具備し、かつ、該冷却機は内部に吸着材
    を内蔵して、該冷却機の常温端に常温部に設置した圧縮
    機より作動流体を供給するとともに、該冷却機と該冷凍
    機との間を前記断熱空間内で熱的に着脱可能な熱伝導手
    段で接続したことを特徴とする液化冷凍機付きクライオ
    スタット。
  14. 【請求項14】  被冷却体と、該被冷却体を冷却する
    液化冷凍機の低温端とを、断熱空間に収納した液化冷凍
    機付きクライオスタットにおいて、前記液化冷凍機は冷
    却機と冷凍機とを備え、該冷却機は熱交換器と膨脹弁と
    を主要部とするとともに、該冷凍機は機械的運転を伴う
    寒冷発生手段を具備し、かつ、該冷凍機の常温端に供給
    する作動流体より純度の高い作動流体を該冷却機の常温
    端に供給するとともに、該冷却機と該冷凍機との間を前
    記断熱空間内で熱的に着脱可能な熱伝導手段で接続した
    ことを特徴とする液化冷凍機付きクライオスタット。
JP3068517A 1991-04-01 1991-04-01 液化冷凍機付きクライオスタット Pending JPH04306472A (ja)

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