JPH0430589A - 半導体レーザの製造方法 - Google Patents

半導体レーザの製造方法

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JPH0430589A
JPH0430589A JP13875490A JP13875490A JPH0430589A JP H0430589 A JPH0430589 A JP H0430589A JP 13875490 A JP13875490 A JP 13875490A JP 13875490 A JP13875490 A JP 13875490A JP H0430589 A JPH0430589 A JP H0430589A
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gas
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Hiroyoshi Hamada
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、可視光を出射するAlGa1nP系化合物半
導体からなる半導体レーザの製造方法に関する。
(ロ)従来の技術 AlGaInPは0.6μm帯の波長を有し、可視光半
導体レーザの材料として用いられている。
第6図は、例えばJapanese Journal 
AppliedPhysics 、Vol、28、No
、 9(1989)、 P、 1615−1621に記
載されている、従来のAlGaInP系の半導体レーザ
を示している。
図において、(11)はn型GaAsからなる基板、(
12)はn型GaAsからなるバッファ層、(13)は
n型AjGalnPからなるn型クラッド層、(14)
はアンドープのGaInPからなる活性層、(15)は
p型AjGalnPからなるn型クラッド層、(16)
はn型GaAsからなるブロック層である。これらの層
は周知のMOCVD法を用いて基板(11)の−主面上
に順次エピタキシャル成長される。また、ブロック層(
16)にはエツチングにより、n型クラッド層(15)
まで達する深さのストライプ状の溝(16′)が形成さ
れている。
(18)は露出したn型クラッド層(15)上及びブロ
ック層(16)上にエピタキシャル成長されたp型Ga
Asからなるキャップ層、(19)はキャップ層(18
)上に形成されたp側電極、(20)は基板(11)の
他主面上に形成されたn側電極である。
斯るAlGaInP系半導体レーザにおけるn型不純物
としては、通常SeあるいはSiが用いられている。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかるに、n型クラッド層の不純物としてSeを用いる
と、次の活性層を形成する際に、成長炉中に残存するS
eが再蒸発し、活性層中に取り込まれ、活性層中にキャ
リアが生じるといった、所謂メモリー効果が現れる。第
7図は斯るメモリー効果を示し、Seを添加したA I
’G a I nP層(n型クラッド層に対応)上に、
アンドープのGalnP層(活性層に対応)を積層した
ときの、厚さ方向のキャリア濃度分布を示している。
この様に、活性層中にSeが取り込まれると、斯るSe
がドナー準位を形成するため半導体レーザが長波長化し
、さらに活性層自体の結晶性が劣化するため半導体レー
ザの信頼性が低下するといった問題が生じる。
また、n型クラッド層の不純物としてSiを用いた場合
では、第8図(第7図でAlGalnP層に添加する不
純物をSiとしたもの)に示す如く、メモリー効果は現
れないものの、第9図に実線で示す様に、キャリア濃度
が高くなると、例えば6×10110l7”以上でn型
クラッド層のフォトルミネッセンス(PL)の発光強度
が低下する(図中破線は不純物としてSeを用いた場合
を示し、この場合キャリア濃度がI X 10 ”cm
−”まで高い発光強度を保つことができる)。これは、
Siの過度の添加によって、n型クラッド層の結晶性が
劣化したためである。このようなn型クラッド層の結晶
性の劣化は、この上に形成される活性層の結晶性を劣化
させる原因となり、ひいては半導体レーザの発振しきい
値の上昇、低寿命化を招く原因となる。
従って、本発明はn型クラッド層及び活性層の劣化を生
じさせること無く、十分なキャリア濃度を有するn型ク
ラッド層を形成することを技術的課題とする。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は、基板上に、n型クラッド層、活性層、n型ク
ラッド層がこの順に積層されたAIGaInP系化合物
半導体からなる半導体レーザの製造方法であって、上記
課題を解決するため、上記n型クラッド層の形成を、n
型不純物の原料ガスとして、Se原料ガスを供給してエ
ピタキシャル成長する第1の工程と、上記Se原料ガス
の供給を止め、これに換えてSi原料ガスを供給してエ
ピタキシャル成長する第2の工程と、によって行うこと
を特徴とする。
(ホ)作用 本発明によれば、n型クラッド層の形成を、n型不純物
の原料ガスとして、Se原料ガスを供給してエピタキシ
ャル成長する第1の工程と、上記Se原料ガスの供給を
止め、これに換えてSi原料ガスを供給してエピタキシ
ャル成長する第2の工程と、によって行い、この上に活
性層を積層することによって、n型クラッド層の、活性
層との接合界面近傍におけるSiの添加量は、所望のキ
ャリア濃度から、その前に添加されたSeのメモノー効
果によって生じるキャリア濃度を差し引いた量で良く、
Siを単独で添加する際に必要とされる添加量より少な
くすることができる。
(へ)実施例 先ず、第4図を参照して本発明の詳細な説明する。
第4図は、n型不純物としてSe原料ガスを供給して成
長した第1のA!GaInP層上に、不純物の原料ガス
をSi原料ガスに切り換えて第2のAlGalnP層を
成長し、更にこの上にアンドープのGalnP層を成長
したときの層厚方向のキャリア濃度分布を示す。図中A
の部分はSeによって発生したキャリアを示し、Bの部
分はSlによって発生したキャリアを示す。
ここで、第4図における第1、第2のAlGalnP層
は、AlGalnP系の半導体レーザのn型クラッド層
に対応し、アンドープのGalnP層は活性層に対応す
るものである。
図に示すように、本発明では先述したSeのメモリー効
果を利用して、第2のAlGalnP層のキャリア濃度
を、メモリー効果によって発生するキャリアに、その成
長時に添加するSiによるキャリアを加えて形成する。
これにより、第2のAlGaInP層成長時のSiの添
加量は、Siのみの添加で得る場合に比して少ない量で
すみ、且つアンドープのGaInP層におけるSeのメ
モリー効果は抑制され、AjGalnP層とGalnP
層との界面は急峻となる。
また、第2のAjGalnP層成長時に、Si原料ガス
の供給量を適宜増やしていくことによって、第4図に示
されるように、第1、第2のAjGalnP層にわたっ
て、略一定のキャリア濃度を得ることができる。
次に、本発明方法を適用して製造されたAIGaInP
系の半導体レーザの一例を第1図に示す。
図において、(1)は(100)面を主面に有するn型
GaAsからなる基板、(2)は基板(1)の−主面(
1a)上に積層された厚さ0.3μmのn型GaAsか
らなるバッファ層である。(3)は厚さ0.8μmのn
型AIGaInPからなるn型クラッド層で、バッファ
層(2)上に、n型不純物の原料ガスとして、Se原料
ガスのみを供給して形成した第1層(3a)と、Si原
料ガスのみを供給して形成した第2層(3a)とを順次
積層して構成される。
(4)はn型クラッド層(3)上に積層された、厚さ0
.08μmのアンドープGa1nPからなる活性層、(
5)は活性層(4)上に積層された、厚さ0.8μmの
p型AlGaInPからなるp型クラッド層、(6)は
p型クラッド層(5)上に積層された、厚さ0.05μ
mのp型GaInPからなるコンタクト層、(7)はコ
ンタクト層(6)上に積層された、厚さ0. 4μmの
n型GaAsからなるブロック層である。また、ブロッ
ク層(7)には、エツチングにより、コンタクト層(6
)まで達する幅5μmのストライプ状の溝(7′)が形
成されている。
(8)はブロック層(7)上及び露出したコンタクト層
(6)上に積層された、厚さ1.5μmのp型GaAs
からなるキャップ層、(9)はキャップ層(8)上に形
成された、Au、Crの合金からなるp側電極、(10
)は基板(1)の他主面(1b)上に形成されたAu、
Sn、Crの合金からなるn側電極である。
次に、本実施例装置の製造方法を第2図を参照して説明
する。
第2図(a)は第1の工程を示し、基板(1)の−主面
(1a)上に、成長温度を700℃、成長圧力を70t
orrとした減圧MOCVD法を用いて、バッファ層(
2)、n型クラッド層(3)、活性層(4)、p型クラ
ッド層(5)、コンタクト層(6)、ブロック層(7)
を順次連続して成長する。
ここで、n型クラッド層(3)の成長方法を第3図を参
照して具体的に説明する。第3図はn型クラッド層(3
)を成長する際のキャリアガスの供給量プロファイルを
示す。
第3図に示す如く、先ずn型不純物の原料ガスであるS
e原料ガス、例えばH,Seを、V原ガス(即ちP原料
ガス)に対するモル比で、1×10(HsSe/V族ガ
ス)程度、10分間供給し、第1層(3a)を厚さ0.
3μm程度成長する。この時のV / m比(III族
ガスの合計に対するV原ガスのモル比)は550である
第1層(3a)の成長後、Se原料ガスの供給を止め、
Si原料ガスの供給を始める。この時、Si原料ガス、
例えばSiH4は、III族ガスの合計に対するモル比
で、0から8 X 10−’(S iH、/ III族
ガス)まで増加させながら20分間供給し、第2層(3
b)を厚さ0.5μm程度成長する。
以上の方法によって、第1層(3a)及び第2層(3b
)のキャリア濃度は、その厚さ方向において、5〜8 
X 1017c m−”程度に保たれる。
第2図(b)は第2の工程を示し、H,SO,:H2O
: H101= 3 : 1 : 1からなるエッチャ
ントを用いて、ブロック層(7)にコンタクト層(6)
まで達する幅5μmのストライプ状の溝(7゛)をエツ
チング形成する。
第2図(C)は第3の工程を示し、ブロック層(7)上
及び露出したコンタクト層(6)上にキャップ層(8)
をエピタキシャル成長する。
最後に、キャップ層(8)上にp側電極(9)、基板(
1)の他主面(1b)上にn側電極(10)を夫々形成
することによって、第1図に示した本実施例装置が製造
される。
斯る本実施例装置に、周囲温度60℃、3mWの定出力
動作によるエージング試験を行った。その結果を第5図
に実線で示す。また、比較のため、第6図に示したAl
GaInP系の半導体レーザのn型クラッド層(13)
の不純物としてSiのみを用いたもののエージング試験
結果を破線で、またn型クラッド層(13)の不純物と
してSeのみを用いたもののエージング試験結果を1点
鎖線にて第5図に併記する。
図より、本実施例装置では、4000時間にわたって駆
動電流に変化がないことから、素子劣化が少なく、信頼
性が高いことが分かる。これは、Seのメモリー効果、
及びSiの過度の添加が抑制されたことによって、活性
層の結晶性が向上したためである。
(ト)発明の効果 本発明方法によれば、n型クラッド層の形成を、n型不
純物の原料ガスとして、Se原料ガスを供給してエピタ
キシャル成長する第1工程と、上記Se原料ガスの供給
を止め、これに換えてSi原料ガスを供給してエピタキ
シャル成長する第2工程と、で行うことによって、この
上に積層される活性層の結晶性が向上し、劣化が少なく
信頼性の高い半導体レーザを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の一実施例を示す断面図、第2図は
本実施例装置の製造方法を説明するための工程別断面図
、第3図は本実施例装置のn型クラッド層成長時のn型
不純物原料ガス供給量プロファイルを示す成長プログラ
ム図、第4図は本発明装置の原理を説明するためのキャ
リア濃度分布図、第5図は本実施例装置及び比較例装置
のエージング試験結果を示す特性図、第6図は従来装置
を示す断面図、第7図は従来装置のn型クラッド層のn
型不純物としてSeを用いた時のメモリー効果を示すキ
ャリア濃度分布図、第8図は従来装置のn型クラッド層
のn型不純物としてSiを用いた時のキャリア濃度分布
を示す特性図、第9図は従来装置のn型クラッド層の不
純物にSeあるいはSiを用いたとき、キャリア濃度に
対するn型クラッド層のフォトルミネッセンス強度を示
す特性図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基板上に、n型クラッド層、活性層、p型クラッ
    ド層がこの順に積層されたAlGaInP系化合物半導
    体からなる半導体レーザの製造方法において、上記n型
    クラッド層の形成を、n型不純物の原料ガスとして、S
    e原料ガスを供給してエピタキシャル成長する第1の工
    程と、上記Se原料ガスの供給を止め、これに換えてS
    i原料ガスを供給してエピタキシャル成長する第2の工
    程と、によって行うことを特徴とする半導体レーザの製
    造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010232638A (ja) * 2009-03-03 2010-10-14 Hitachi Cable Ltd 発光素子用エピタキシャルウェハおよび発光素子

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