JPH04305164A - 電圧信号を電気光学的に測定する方法および装置 - Google Patents

電圧信号を電気光学的に測定する方法および装置

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JPH04305164A
JPH04305164A JP3265541A JP26554191A JPH04305164A JP H04305164 A JPH04305164 A JP H04305164A JP 3265541 A JP3265541 A JP 3265541A JP 26554191 A JP26554191 A JP 26554191A JP H04305164 A JPH04305164 A JP H04305164A
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JP
Japan
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electro
signal
voltage signal
optic
offset
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Application number
JP3265541A
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English (en)
Inventor
Francois J Henley
フランソワ・ジェイ・ヘンリー
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Photon Dynamics Inc
Original Assignee
Photon Dynamics Inc
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Publication date
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Publication of JPH04305164A publication Critical patent/JPH04305164A/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
    • G01R31/302Contactless testing
    • G01R31/308Contactless testing using non-ionising electromagnetic radiation, e.g. optical radiation

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電圧信号を電気光学的
に測定する方法および装置に関するものであり、更に詳
細には、被測定信号を電圧信号の電気的平均と比較する
ランタイム精密オフセット校正を行うことにより電圧信
号をdcの確度で電気光学的に測定する方法および装置
に関する。このようにして電圧信号を校正ずみのシステ
ムを用いて測定する。
【0002】
【従来の技術】ECLおよびGaAsの技術の進歩によ
り可能となった集積回路の速さの増大のため、優れた時
間的精度で最大ギガヘルツの速さで試験データ信号を供
給することにより、前記のような技術に基づいた装置を
試験することができるより一層高速の試験システムの必
要が生じてきた。このような試験データ信号に対する応
答パターンのdc精度の測定値を得ることは困難である
ことがわかっている。
【0003】電気光学式試験システムは典型的には、高
速試験データ信号に対する応答信号を測定するのにAC
結合のような同期検波法を利用している。このような方
法では電気光学式システムの流動オフセットのため瞬時
電圧レベルのdc精度の測定値を得ることができなかっ
た。
【0004】光屈折結晶および電気光学センサのアレイ
を備えている電気光学式システムでは、システムの校正
は、各種結晶に対する補償オフセットを格納した参照用
テーブルを使用して行われる。しかしながら、結晶に加
えられる熱的および機械的影響により応力誘起複屈折を
生じ、これが必要なオフセットを流動させる。その結果
、参照用テーブル内のオフセットが終始不正確になりま
たはねじれることがある。瞬時dc応答レベル、または
信号レベルを極端に正確なタイミング制約に合わせて測
定しようとすると、オフセットの変化がかなり重要にな
ってくる。その結果、極端なタイミング制約下で電気光
学的信号レベルをdc精度で測定することは長い間変わ
らない困難な問題であった。典型的なAC結合法はこの
ような精度を達成することができない。
【0005】本発明者により一部が作り出された電気光
学式電圧作像システムは、(1)Francois  
J.Henleyによる「Electro−Optic
  Technology  Supports  G
igahertz  Speeds」、Electro
nics  Test,1988年9月、(2)Lyl
e  H.McCartyによる「System  T
est  Devices  at  GHzRate
s」、Design  News,1989年4月10
日、(3)John  Novellinoによる「E
lectro−Optic  DeviceTeste
r  Tops  1  GHz」、ELectron
ic  Design、1988年9月8日、および(
4)Francois  J.Henleyによる「A
n  Ultra  High  Speed  Te
st  System」、IEEE  Design 
 &  Test  of  Computers、1
989年2月、に述べられている。電気光学式試験シス
テムのブロック図については、Francois  J
.Henleyによる「Using  Electro
−Optic  Sampling  Technol
ogy  For  Accurate  Gigah
ertzATE:Overview  of  the
  Art」、1990  IEEE  VLSI  
Test  Symposium、で説明されている。 試験システム用高速パターン発生器については、Dea
n  J.Kratzer,Steve  Barto
n,Francois  J.HenleyおよびDa
vid  A.Plomgremによる「High  
Speed  Pattern  Generator
  and  GaAs  Pin  Electro
nics  for  a  Gigahertz  
Production  test  System」
、Proceedings  of  IEEE  1
988  International  Test 
 Conference,1988年9月、で説明され
ている。電気光学式試験システムの試験ヘッドの設計に
ついてはFrancois  J.Henleyおよび
Hee−June  Choiによる「Test  H
ead  Using  Electro−optic
  Receivers  and  GaAs  P
in  Electronics  for  a  
Gigahertz  Production  te
st  System」、Proceedings  
of  IEEE  1988  Internati
onal  Test  Confrence、198
8年9月、に説明されている。
【0006】その他の関連刊行物には、(1)1989
年8月の国際試験会議で提示された、Francois
  J.Henleyによる「AchievingAT
EAccuracy  at  Gigahertz 
 Test  Rates:Comparison  
of  Electronic  and  Eiec
tro−Optic  Sanpling  Tech
nologies」、(2)Francois  J.
HenleyおよびDouglas  B.McDon
aldによる「Systems  Solutions
  Based  on  Electro−opti
c  Sampling  to  High  Sp
eed  IC  TestProblems」、SP
IE  vol.795  Characteriza
tion  of  Very  High  Spe
ed  Speed  Semiconductor 
 Devices  &  Integrated  
Circuits(1987),pp.345〜351
、および(3)Steven  Bartonによる「
Characterization  of  Hig
h  Speed(Above  500MHz)Da
vices  Using  AdvancedATE
−Techigues,Results  and  
Device  Problems」、Proceed
ings  of  the  IEEE  1989
、International  Test  Con
ference,1989年8月、がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述により電圧信号を
dc精度で正確に測定することができる電気光学式シス
テムの必要性が存在する。このような能力は、これに限
定されるものではないが、マルチチャネルオシロスコー
プ、電圧作像システム、および高速集積回路装置の試験
を含む用途について望ましい。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、電気光
学的電圧信号は、電気光学式測定システムのランタイム
精密オフセット校正を行い、次いでこの校正ずみシステ
ムを用いて信号を測定することによりギガヘルツ範囲の
信号に対して、優れたタイミングおよび信号レベルの精
度で、測定される。精密オフセット校正は、被測定信号
を印加信号の電気的平均と比較してドリフトエラーを除
去している。複数のこのような信号は、システムを精密
オフセット校正し、複数の信号の各々について信号を測
定して測定される。本発明によれば、複数の金属点状接
点を有する電気光学結晶が試験中の装置(DUT)に結
合される。DUTは、種々な入力ピンで複数の試験デー
タ信号を受け、これに応じて、種々の出力ピンに複数の
電圧信号を発生する。DUTのピンは、結晶のそれぞれ
の点状接点に電気的に結合される。その結果、種々の出
力ピンからの応答信号が対応する点状接点に加えられる
。その他、応答信号および試験データ信号は、平均基準
回路に加えられる。
【0009】応答信号を測定するには、試験パターンを
繰り返す期間中応答を形成するために応答信号を反復サ
ンプルする。応答を測定する前に、電気光学式システム
を所定の応答信号に結合された点状接点について精密オ
フセット校正する。
【0010】精密オフセット校正をしている間、平均基
準回路により応答信号を選定し、対応する点状接点を電
気光学式電圧測定システムによりサンプルする。平均基
準回路は電気光学的にサンプルされた応答信号と比較さ
れる基準信号を発生する。応答信号の連続サンプルは校
正中平均信号を形成するので、電気光学的に測定された
平均信号が平均基準信号と比較される。平均を形成する
電気光学的に測定された応答信号について、試験信号の
DUTの各種ピンへの印加と応答信号のサンプリングと
の間のタイミングが不規則にされる。
【0011】電気光学的に測定された平均電圧信号が相
関二重サンプリング増幅器で発生される。電気光学的に
測定された平均信号および平均基準信号は積分器に入力
され、積分器は相関二重サンプリング増幅器のオフセッ
ト入力にフィードバックされるオフセット信号を発生す
る。このようにして、増幅器と積分器との間にフィード
バックループが形成され、これにより電気光学的に測定
された平均信号が強制的に平均基準信号に等しくされる
。ループが安定すると、発生したオフセット信号は、校
正ずみ精密オフセットになる。校正ずみ精密オフセット
は次に、サンプルホールド装置をサンプルモードからホ
ールドモードに切り替えることにより増幅器オフセット
信号として格納される。
【0012】次に試験ベクトルと応答のサンプリングと
の間のタイミングを回復するので、電気光学的に測定さ
れた信号はもはや平均信号ではなく、所定応答信号の瞬
時電圧測定値である。次に応答信号を試験パターン期間
中いろいろな時刻に信号を反復サンプルすることにより
測定する。各サンプルは、サンプルした点状接点で瞬時
電圧信号のdc精度の測定値を与える。
【0013】他の点状接点での他の応答信号を測定する
には、精密オフセット校正測定プロセスを測定すべき別
の各応答信号について行う。その結果、電気光学結晶の
点状接点に加えられる高周波の未知電圧信号をdc精度
までの優れたタイミングで測定することができる。
【0014】本発明による電気光学式測定装置は、電気
光学結晶、光学系、相関二重サンプリング増幅器、積分
回路、サンプルホールド回路、平均基準回路、およびシ
ステム制御器から構成されている。電気光学式システム
に粗オフセットを加える補償結晶も設けられている。点
状接点は電気光学結晶の一表面上に構成されている。各
点状接点は、レーザビームを反射する反射面を備えてい
る。点状接点は、レーザビームを反射し、点状接点に加
えられる電圧レベルに比例してビームの偏りを変える。 レーザビームは光学系を通して反射し、アナライザおよ
び相関二重サンプリング増幅器に戻されて、反射レーザ
ビームの偏りに比例する電気光学的電圧信号を発生する
【0015】平均基準回路は、多重化装置に結合された
高インピーダンス抵抗器チャネルの回路網を備えている
。多重化装置は、サンプルされた点状接点と同じ電圧信
号を受けるチャネルを選択する。RC回路網のような平
均化装置が多重化装置の出力に結合されて平均基準信号
を発生する。
【0016】
【実施例】システムの概観 図1を参照すると、主システムユニット12および試験
ヘッド14を備えている電気光学式試験システム10の
ブロック図が示されている。このような試験システムの
電圧作像システムについては、共通に譲渡された199
0年2月15日出願の、関連米国特許出願07/481
,429、「Voltage  Imaging  S
ystem  Using  Electro−Opt
ics」および1989年10月17日発行された共通
に譲渡された米国特許第4,875,006号、「Ul
trahigh−speed  Digital  T
est  System  Using  Elect
ro−Optic  Signal  Samplin
g」に述べられている。この出願および特許の内容をこ
こに参照により取り入れてある。
【0017】再び図1を参照すると、主システムユニッ
ト12は、データ獲得システム16、高速パターン発生
器18、システムタイムベース20、システム制御器2
2、および連続波モード固定Nd:Yagレーザ26を
備えている。
【0018】パターン発生器18は、試験データベクト
ルを格納し、試験期間中、データ信号を試験中の装置(
DUT)28のピンに時間多重する試験ヘッド14に送
る。タイムベース20はパターン発生器の発信およびデ
ータ信号のDUTピンへの印加のタイミングを規定する
。レーザ26は連続パルスレーザ源である。好適実施例
によれば、レーザ26は高いQを持っており、パルス幅
80ないし100ピコ秒のパルスを発生し、76MHz
 の光学発振器を使用している。
【0019】試験ヘッド14は、電気光学センサ結晶3
0、電気光学式電圧測定システム32、平均基準回路3
3、およびピンドライバ34を備えている。試験ベクト
ルは、ピンドライバ34を通してDUT30のピンに加
えられ、ピンドライバ34は、時間領域で信号を多重化
し、データをDUT30に転送されたときより低い速さ
でヘッド14に転送することができるようにする。
【0020】図2を参照すると、DUTの周囲が破断図
で示されている。DUT28はDUTボード54および
エラストマ56、58を通して電気光学センサ30のそ
れぞれの点状接点52に電気的に結合されている複数の
ピン50を備えている。DUTボード54は、エラスト
マ56を通してDUTピン50に、およびエラストマ5
8を通して点状接点52に結合されるよう構成されてい
る。金属被覆エラストマ(MOE)リング60がDUT
ボード54を同心的に取り囲み、信号をピンドライバ3
4から伝えるコネクタ62に、および信号を平均基準回
路33に伝えるコネクタ64に電気的に結合している。
【0021】図3を参照すると、タイムベースのブロッ
ク図が示されており、この図ではレーザ26からの検出
されたレーザパルスがタイムベース20に入力されてい
る。タイムベース20は、レーザパルス出力に参照され
る位相ロックループ周波数合成器である。レーザパルス
の入力流れは分割器110で、76MHz のレーザの
実施例の場合、76分割され、データ獲得システム16
のための1MHz のクロック信号を発生する。1MH
z の信号は、位相検波器112、ループフィルタ11
4、600〜1200MHz 電圧制御発振器(VCO
)116、4分割プリスケーラ118、およびN分割分
割器120で形成される位相ロックループに入力される
。位相ロックループの帯域幅は、自走VCO116の位
相ノイズがループのフィールドバック作用により抑制さ
れるほどに充分大きいが、しかもなおループの安定性お
よび側波帯の抑制が維持されるよう制限されている。
【0022】位相ロックループの出力は、N分割分割器
120で規定される150から300MHz の信号で
ある。N分割器120の分割区間はシステム制御器22
により設定される。位相ロックループの出力信号は、信
号を7、8、または9で割って精密遅れ124に入力さ
れる18.75MHz から37.5MHz の信号を
発生する粗遅れ122を通過する。
【0023】粗遅れ122は吸い込みおよび吐き出し能
力がある8分割カウンタである。パルス吸い込み(9で
割る)はパターンの初期に四つのVCOクロックサイク
ルをサンプルする。パルス吐き出し(7で割る)はパタ
ーンの後期に四つのVCOクロックサイクルをサンプル
する。制御器22は、粗遅れ122の通常、吸い込み、
または吐き出しの各モードを選択する。
【0024】説明した実施例の最大粗遅れは6.67ナ
ノ秒(四460MHzクロックサイクル)である。精密
遅れ124は、粗遅れ内部の量子化階段を補間するのに
使用される。精密遅れの出力は、タイムベース出力をピ
ンドライバ34およびパターン発生器18に伝えるクロ
ック分配回路126に導く。
【0025】図4を参照すると、ピンドライバ34のブ
ロック図が示されている。ピンドライバ34は一続きの
試験ベクトルをDUT28のピンに加えるのに使用され
る。ピンドライバ34は、16ビットの37.5MHz
 ないし75MHz のデータ流れ130をパターン発
生器から受け取り、このようなデータ流れに基づいて毎
秒1200メガバイト(MB/s)のデータ信号を出力
する。複数のピンドライバはデータ信号を各種DUT入
力ピンに供給する。終始、データ信号が反復されて反復
試験パターンを形成する。
【0026】タイムベース20からの18.75ないし
37.5MHz のクロック信号はプログラム可能遅れ
要素132でピンドライバ34に入る。要素132の遅
れは、システム制御器22により規定される。プログラ
ム可能に遅れたクロック信号は、位相検波器134、ル
ープフィルタ136、600ないし1200MHz 電
圧制御発振器(VCO)138、16分割分割器140
、および2分割分割器142から形成される位相ロック
ループに入る。プログラム可能に遅れたクロック信号は
、位相検波器134の一つの入力で位相ロックループに
入る。 検波器134の他の入力はVCO138からフィードバ
ックされる32分割信号である。検波器134は、32
分割信号の周波数および位相をプログラム可能に遅れた
クロック信号のものと比較する。得られたエラー信号出
力はフィルタ136でろ波されてVCO138に対する
dc同調電圧を形成する。
【0027】VCO138は、600ないし1200M
Hz の周波数範囲にわたり、すなわちタイムベース2
0からのクロック信号入力の周波数範囲の32倍、にわ
たって動作する。VCO138の出力はクロック信号と
して16ビットの並列対直列シフトレジスタ144に入
力される。16分割パルスは負荷信号としてレジスタ1
44に入力される。パターン発生器からの16ビットの
データ流れ130は、レジスタ144で直列データに変
換され、Q+およびQ−出力から出力される。16パル
スの各群で、15直列シフトを伴う1並列負荷が行われ
る。 データはシフトされるが、パターン発生器18は、シフ
トすべきデータの次の16ビットを発生する。したがっ
て、パターン発生器18からピンドライバ34までのデ
ータ転送は、データをDUTピン50に加えるときのも
のより遅い。50オームの特性インピーダンスを有する
DUTピン信号径路の場合、印加電圧信号の立ち上がり
および立ち下がりの時間は約110ピコ秒である。図5
を参照すると、それぞれのタイミング図が示されている
。図5はレーザパルスの時間基準、すなわち、タイミン
グを示している。レーザ26は、76MHzの割合でパ
ルスを発生し、システム10の時間基準を形成する。上
述のように、タイムベース20は、レーザ26と比較さ
れる18.75から37.5MHz の信号を発生する
。Bは、パターン発生器18およびピンドライバ34を
駆動する37.5MHz のタイムベースクロック出力
を示す。 上述のようなピンドライバ34は、試験ベクトルのデー
タ流れを最大1200MB/sの速さでDUTピンに対
して発生する。Cは、レーザおよびタイムベースクロッ
クに対するデータ流れを示す。図示のように、レーザパ
ルスに続く最初の試験ベクトルは、レーザパルスから一
定の遅れだけオフセットしている。この遅れはプログラ
ム可能遅れ132で設定される遅れに対応する。精密オ
フセット校正の期間中、この遅れは不規則にされる(D
を参照)。
【0028】サンプリングの方法 試験中、試験ベクトルの試験パターンはDUT28の入
力ピン50に加えられ、連続して反復される。上述のよ
うに、試験ベクトルは、特定のDUTピン50にある信
号に対応している。DUT28は、試験パターンに応じ
てDUTの出力ピン50に一組の応答信号を発生する。 応答信号は応答パターンを形成するそれぞれの応答ベク
トルである。DUTの出力ピン50は、試験パターンを
反復する期間中電気光学的にサンプルされ、各出力ピン
での応答信号を測定する。
【0029】試験システムは、応答ベクトルを繰り返し
サンプルすることにより応答パターンを測定する。試験
ヘッドの応答ベクトルサンプリング速度は、分割された
レーザ源の周波数(すなわち、1MHz )である。し
かし、DUTピン50に加えられる試験ベクトルのデー
タ速度は、更に速く、多数の試験ベクトルが応答ベクト
ルのサンプルの間に送られることを意味している。
【0030】試験パターン全体にわたり応答ベクトルを
サンプルするには、応答ベクトルを電気光学式測定シス
テム32により反復してサンプルし、各サンプルを、応
答が多数のまたは全ての点で得られるまで試験パターン
の異なる点で行うようにする。試験ベクトルの発生とサ
ンプリングとの間のタイミングを、試験パターンの種々
な点で応答を取ることができるような関係にする。この
関係はプログラム可能遅れ132を所定の値に固定する
ことにより得られる。しかし、このような測定の前に、
精密オフセット校正を行う。
【0031】精密オフセット校正の期間中、所定応答ベ
クトルを反復サンプルするが、試験ベクトルのタイミン
グと電気光学的サンプリングとの間の関係を不規則にす
る。この結果電気光学的に測定した電圧が、試験パター
ンの特定の点に対する瞬時電圧信号応答ではなく、試験
パターン全体にわたる平均電圧応答になる。精密オフセ
ット校正が完了すると、相互関係を格納し、応答ベクト
ルを反復サンプルして応答信号を測定する。次いで次の
応答ベクトルをサンプルし、最初に精密オフセット校正
をしてから測定する。今度は各応答ベクトルを測定して
ベクトルパターンを発生する。
【0032】タイミング関係を不規則にして応答ベクト
ルを平均信号として検出するプロセスをピンプロセスと
言う。電気光学的サンプリングと試験ベクトルの印加と
の間の関係を不規則にするのは、事実、試験ベクトルの
印加に対する電気光学式システムの「スピニング」であ
る。
【0033】電気光学式測定システムおよび平均基準回
路 図6を参照すると、電気光学式電圧測定システム32の
ブロック図が、光学系70、走査レンズ72、補償器結
晶200、相関二重サンプリング増幅器(CDS)74
、およびA/D変換器76を備えて示されている。電気
光学センサ結晶30も図示されている。レーザ源26は
、レーザパルスのビームLを発生し、これはファイバコ
リメータ82に、次いで偏光子84に送り込まれる。 レーザビームは、枠88で示すようにプレート86の出
力で直線偏光になる。直線偏光ビームL′は非偏光ビー
ムスプリッタ90に入り、X−Yスキャナ92に導かれ
る。スキャナ92は、ビームL′をミラー94に導き、
ミラー94はビームL′を結晶200およびレンズ72
を通して所定の点状接点52の下側に反射する。
【0034】各点状接点52は結晶30と接触してレー
ザビームを反射する反射面を備えている。各点状接点は
、それがさらされる印加電圧信号(すなわち、応答信号
)に比例してレーザビームL′の偏りを変える。反射ビ
ームL″はミラー94に戻り、X−Yスキャナ92を通
して非偏光ビームスプリッタ94および四分の一波長板
86に導かれる。枠96で示すように反射ビームは楕円
状に偏光している。反射ビームL″は、ビームの偏りを
分割し、各偏りをそれぞれの検出器100、102で検
出するアナライザ98に入る。一方の検出器100はx
軸に沿う偏りを検出するが、他方の検出器102はy軸
に沿う偏りを検出する。検出器100、102はそれぞ
れの電圧信号A、Bを発生し、これらは相関二重サンプ
リング増幅器74に入力される。差電圧信号が発生され
、A/D変換器76によりアナログからディジタルの形
に変換され、電気光学的に測定された電圧信号としてデ
ータ獲得システム16に出力される。
【0035】図7を参照すると、電気光学式電圧測定シ
ステム32および平均基準回路33の回路ブロック図が
示されている。それぞれの応答電圧信号は、電気光学式
(E−O)測定システム32および平均基準回路33に
入力される。E−O測定システム32は、所定応答信号
をサンプルして対応する電気光学的に測定された電圧信
号を発生する。平均基準回路33は、サンプルした応答
電圧信号を選択して対応する平均基準信号を発生する。
【0036】平均基準回路33を参照すると、応答電圧
信号が、各チャネルが抵抗器214で形成されているそ
れぞれのチャネルに入力されている。抵抗器214は、
応答電圧信号を壊さないように応答電圧信号に対して高
インピーダンスおよび低インダクタンスになるように選
定される。たとえば、マイクロ波範囲の高周波応答電圧
信号に対しては、1kΩから10kΩの低インダクタン
スの抵抗器を使用する。
【0037】各抵抗器214は、多重化装置216に結
合されている。制御器22は、多重化装置216を通過
したチャネルを選択してサンプルすべき点状接点52に
対応させる。コンデンサ222は、多重化装置216の
出力に結合して、時間平均電圧信号を発生するRC回路
網を形成する。平均電圧信号は、増幅器224により増
圧され、次いでプログラム可能利得装置226で利得調
節されて利得調節平均基準電圧信号を発生する。
【0038】E−O電圧測定システム32および電気光
学センサ30を参照すると、点状接点52のアレイが電
気光学センサ結晶30の表面に設置されている。レーザ
ビームは、光学系70を通過し、補償器結晶200およ
び電気光学センサ結晶30を通して所定の点状接点52
に導かれる。所定の点状接点52は制御器22により決
まる。
【0039】光学系70は、偏りが変わった(すなわち
、楕円偏光)反射レーザビームL″を二つの差動検出器
100、102(すなわち、x軸、y軸)で検出する。 反射ビームL″の偏りは、それぞれの軸に沿うビームの
偏りを検知する各差動検出器100、102を有するア
ナライザ98により分離される。一方の差動検出器10
2は相関二重サンプリング増幅器74に入力される信号
Aを発生するが、他方の検出器100はやはり相関二重
サンプリング増幅器74に入力される信号Bを発生する
。相関二重サンプリング増幅器74は、偏りの変化に、
したがって応答ベクトルの電圧信号に比例する差信号A
−Bを発生する。円偏光ビームL″(すなわち、接地)
の場合には、A信号およびB信号は等しく、差信号は0
である。オフセット信号Cも差信号を校正するため相関
二重サンプリング増幅器に入力される。
【0040】差信号はA/D変換器76に入力され、次
にデータ獲得システム16およびD/A変換器242に
入力される。D/A242は電気光学的に測定された電
圧信号を積分回路244の一方のチャネルに供給する。 積分回路244の他方のチャネルは、利得調節平均基準
電圧信号を受ける。積分回路244は、サンプルホール
ド回路246を通して相関二重サンプリング増幅器74
のオフセット入力Cに結合する出力信号を発生する。サ
ンプルホールド回路246のサンプルモード中、相関二
重サンプリング増幅器74の出力を平均基準信号に強制
的に近づけるループが形成される。精密オフセット校正
の期間中はサンプルモードを設定してループを閉じる。
【0041】安定なループを得るには、電気光学的に測
定された電圧を平均信号にする。上述のとおり、この平
均E−O信号はスピンプロセスにより得られる。平均測
定信号を、回路が安定するにつれて平均測定信号を強制
的に平均基準信号値にして、積分回路244により平均
基準信号と比較する。測定信号が安定するにつれて、積
分回路244のオフセット信号出力も安定する。安定オ
フセット信号は校正ずみ精密オフセットである。
【0042】安定すると直ちに、サンプルホールド回路
246は、制御器22によりホールドモードに入り、校
正ずみ精密オフセットを相関二重サンプリング増幅器7
4のオフセット信号Cとして格納する。こうしてからス
ピンプロセスを終了し、印加電圧信号の通常測定ができ
るようにする。
【0043】始動校正 試験システム10の一般的動作の前に電気光学式測定シ
ステム32はシステム校正を受けるが、この校正には電
気光学的校正および平均基準校正が含まれる。電気光学
的校正は粗オフセット校正および電気光学的利得校正か
らなる。平均基準校正はシステム利得調節校正からなる
【0044】最初に、電気光学的校正について説明する
。粗オフセット校正を、点状接点52への印加電圧信号
を接地し、結晶30の表面254に形成される電極を接
地し、かつサンプルホールド回路246から出力される
オフセット信号Cを接地して行う。各点状接点に対し相
関二重サンプリング増幅器74から出力される差信号を
補償器結晶200に結合されているDAC補償器256
を調節し、かつ調節値を所定点接点の粗オフセットとし
て参照用テーブルに格納することにより0にする。この
プロセスを反復して各点状接点52に対応する粗オフセ
ットを発生する。この校正により結晶30および200
の、および光学系70のオフセットエラーが補正される
【0045】次に、各点状接点に対する電気光学的利得
校正を、それぞれの点状接点を接地し、結晶30の表面
254により形成される電極を接地し、オフセット信号
Cを強制的に接地し、補償器256を参照用テーブルか
らの適切な粗オフセットを用いて設定して計算する。次
に差信号を或る値E0 として検出する。次に表面25
4の電圧を、たとえば、5ボルトに変え、差信号を再び
測定して或る値、E5 、を検出する。こうして所定点
状接点52n に対する電気光学的利得を次の公式から
得ることができる。 gn =(0V−5V)/(E0 −E5)ただし  
gn =電気光学的利得 E0 =0ボルトでの測定差信号 E5 =5ボルトでの測定差信号 電気光学的利得を各点状接点に対して計算し参照用テー
ブルに格納する。
【0046】システム利得を調節するための平均基準校
正を次に行う。いずれか点状接点を選択して点状接点5
2を接地電位に接続し、表面254の電極を接地電位と
し、対応する粗オフセットを設定する。増幅器224へ
の入力を精密測定ユニット(PMU)260により接地
電位に設定し、A/D76から出力される電圧信号E0
 を測定する。増幅器224へのPMU260の出力を
、たとえば、10ボルトに調節し、差信号E10を測定
する。こうしてシステム利得Gは次の公式から求まれる
【0047】G=(0V−10V)/(E0 −E10
)ただし、  G=システム利得 E0 =0ボルトでの測定差信号 E10=10ボルトでの測定差信号 次にプログラム可能利得装置をシステム利得の計算値G
を用いてプログラムする。
【0048】ランタイム精密オフセット校正予備校正が
完了したので、電気光学式システム32はいつでも通常
動作可能の状態にある。電気光学的利得およびシステム
利得の値は比較的安定である。しかし、オフセットは、
ドリフト、温度変化、その他の原因で終始変わることが
ある。そのため、通常動作中精密オフセット校正を行っ
て測定の精度を高める。
【0049】精密オフセット校正は応答電圧信号を測定
しようとするたびに行う。通常動作中、それぞれの応答
電圧信号を対応する点状接点に供給し、点状接点をサン
プリングのため選定し、選択した点状接点に対して精密
オフセット校正を行い、次に電気光学的電圧測定値をA
/D変換器76の出力として得る。それぞれの点状接点
を精密オフセット校正を用いて走査し、印加電圧信号を
測定しようとするたびに信号測定を各点状接点について
行う。
【0050】各ランタイム精密オフセット校正中、光学
系70に上述のスピンプロセスを施し、電気光学的に測
定した平均信号を発生する。サンプルホールド回路24
6をサンプルモードにして、測定平均電圧信号を平均基
準電圧信号のレベルに調節する。測定平均電圧信号が安
定すると、オフセット信号Cは校正ずみ精密オフセット
になる。サンプルホールド回路246は、ホールドに切
り替わって精密オフセット信号を格納し、スピンプロセ
スを終了する。スピンが終了すると、試験ベクトルと電
気光学的サンプリングとの間の相対タイミング関係を回
復する。これでA/D76の出力を繰り返しサンプルし
て所定点状接点で応答信号に対応する電気光学的に測定
した信号を発生することができる。したがって、高周波
の未知の印加電圧信号を優れたタイミングおよび信号振
幅精度で測定することができる。
【0051】本発明の好適実施例について図解し、説明
したが、本発明は他の実施例および変更例に置き代える
ことができる。たとえば、平均基準回路に対する時間平
均をRC回路網について説明したが、印加電圧信号を終
始平均する他の回路をも使用することができる。本発明
は、電気光学式測定システムの安定化に一般的に適用す
ることができる。したがって、本発明の範囲を、特許請
求の範囲による他は、限定するつもりはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】電気光学式試験システムのブロック図である。
【図2】図1のシステムに対する電気光学センサと試験
中の装置との間のインターフェースの破断面である。
【図3】図1のタイムベースのブロック図である。
【図4】図1のピンドライバのブロック図である。
【図5】レーザパルス基準、タイムベースクロック信号
、および試験中の装置への出力としての試験ベクトルデ
ータ流れに対する相対タイミング図である。
【図6】図1の電気光学式電圧測定システムの回路ブロ
ック図である。
【図7】本発明の一実施例による図6の電気光学式測定
システムの、平均基準回路と共に示した回路ブロック図
である。
【符号の説明】
12  主システムユニット 16  データ獲得システム 18  高速パターン発生器 20  システムタイムベース 22  システム制御器 26  レーザ

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  電気光学式測定システムにより電圧信
    号を電気光学的に測定する方法であって、印加電圧信号
    を発生する工程、印加電圧信号の電気光学的サンプルを
    印加電圧信号の電気的平均と比較することにより電気光
    学式測定装置を精密オフセット校正を行う工程、および
    校正ずみ電気光学式システムを用いて前記印加電圧信号
    を電気光学的にサンプルして前記電気光学的に測定した
    電圧信号を発生する工程からなることを特徴とする電圧
    信号を電気光学的に測定する方法。
  2. 【請求項2】  前記印加電圧信号の発生と前記電気光
    学的サンプリングとの間のタイミング関係は変更可能で
    あり、且つ精密オフセット校正の工程が、前記印加電圧
    信号から平均基準電圧信号を発生する工程、印加電圧信
    号を電気光学的にサンプルする工程、前記印加電圧信号
    の発生とサンプリングとの間のタイミング関係を不規則
    にする工程、前記サンプル信号を前記基準信号と比較し
    て校正ずみ精密オフセット信号を発生する工程、および
    前記印加電圧信号の発生とサンプリングとの間のタイミ
    ング関係を回復する工程からなることを特徴とする請求
    項1記載の電圧信号を電気光学的に測定する方法。
  3. 【請求項3】  電気光学結晶を有する電気光学式測定
    システムにより電圧信号を電気光学的に測定する方法で
    あって、前記結晶は、各々が該結晶と接触する反射面を
    備えた複数の点状接点を備えており、レーザビームが前
    記結晶を通過して前記点状接点の一つに至って前記点状
    接点の前記一つを電気光学的にサンプルし、前記点状接
    点の前記一つは前記点状接点の前記一つに加えられる入
    力電圧信号の電圧レベルに比例してレーザビームの偏り
    を変えるようにしたものにおいて、前記点状接点の前記
    一つとして一つの点状接点を選択する工程、前記選択し
    た点状接点に印加電圧信号を発生する工程、印加電圧信
    号を印加電圧信号の電気的平均と比較することにより、
    電気光学式測定システムを選択した点状接点について精
    密オフセット校正する工程、および校正ずみ電気光学式
    システムを用いて前記選択した点状接点をサンプルし、
    前記電気光学的に測定した電圧信号を発生する工程から
    なることを特徴とする電圧信号を電気光学的に測定する
    方法。
  4. 【請求項4】  前記印加電圧信号の発生と前記電気光
    学的サンプリングとの間のタイミング関係は変更可能で
    あり且つ精密オフセット校正の工程が、前記選択した点
    状接点の前記印加電圧信号から平均基準電圧信号を発生
    する工程、前記選択した点状接点で印加電圧信号を電気
    光学的にサンプルする工程、前記印加電圧信号の発生と
    サンプリングとの間のタイミング関係を不規則にする工
    程、前記サンプル信号を前記基準信号と比較して校正ず
    み精密オフセット信号を発生する工程、前記印加電圧信
    号の発生とサンプリングとの間のタイミング関係を回復
    する工程からなることを特徴とする請求項3記載の電圧
    信号を電気光学的に測定する方法。
  5. 【請求項5】  前記タイミング関係が不規則になって
    いる間に電気光学的にサンプルした信号が安定するのを
    待つ工程、および安定してから前記精密オフセット信号
    を校正ずみ精密オフセット信号として格納する工程をさ
    らに備えていることを特徴とする請求項4記載の電圧信
    号を電気光学的に測定する方法。
  6. 【請求項6】  電気光学結晶、レーザビームの偏りを
    検出する検出器、および信号平均化手段を有する電気光
    学式測定システムにより電圧信号を電気光学的に測定す
    る方法であって、前記結晶は、各々が該結晶と接触する
    反射面を備えた複数の点状接点を備えており、レーザビ
    ームが前記結晶を通過して前記点状接点の一つに至って
    前記点状接点の一つを電気光学的にサンプルし、前記点
    状接点の前記一つは該点状接点の前記一つに加えられる
    入力電圧信号の電圧レベルに比例してレーザビームの偏
    りを変え、前記点状接点の前記一つはレーザビームを反
    射して前記結晶を通して検出器に戻し、検出器はこれに
    応じて前記反射レーザビームの偏りに比例する電気光学
    的電圧信号を発生し、前記検出器はオフセット信号を受
    けるようにしたものにおいて、前記点状接点の前記一つ
    として一つの点状接点を選択する工程、前記選択した点
    状接点で印加電圧信号を発生する工程、前記選択した点
    状接点の前記印加電圧信号から平均基準電圧信号を発生
    する工程、前記選択した点状接点で印加電圧信号を電気
    光学的にサンプルする工程、前記印加電圧信号の発生と
    サンプリングとの間のタイミング関係を不規則にする工
    程、前記サンプル信号を前記基準信号と比較して前記オ
    フセット信号を発生する工程、前記オフセット信号を前
    記検出器に加えて電気光学的サンプリングを校正する工
    程、前記印加電圧信号の発生とサンプリングとの間のタ
    イミング関係を回復する工程、および校正に続き前記印
    加電圧信号を電気光学的にサンプルして前記電気光学的
    に測定した電圧信号を発生する工程からなることを特徴
    とする電圧信号を電気光学的に測定する方法。
  7. 【請求項7】  印加入力電圧信号を測定して電気光学
    的出力信号を発生する電気光学式測定装置であって、印
    加電圧信号をサンプルする電気光学結晶、精密オフセッ
    ト信号および前記サンプル電圧信号に応じて、電気光学
    的電圧信号を発生する手段、前記印加電圧信号を平均化
    して平均基準電圧信号を発生する手段、前記発生した電
    気光学的電圧信号および前記平均基準信号からオフセッ
    ト信号を発生する手段、前記オフセット信号を前記精密
    オフセット信号として前記電気光学的電圧発生手段に印
    加する手段から構成されていることを特徴とする電圧信
    号を電気光学的に測定する装置。
  8. 【請求項8】  印加電圧信号と電気光学的に測定した
    電圧との間のタイミング関係を不規則にして前記発生し
    た信号を安定化できるようにする手段を備えていること
    を特徴とする請求項7記載の電圧信号を電気光学的に測
    定する装置。
  9. 【請求項9】  前記平均化手段はその各々が対応する
    点状接点に接続されている複数の高インピーダンス抵抗
    器手段からなり、前記点状接点の前記一つでの前記印加
    電圧信号は前記高インピーダンス抵抗器の対応する一つ
    への入力であり、前記抵抗器手段を多重化して、前記抵
    抗器の前記一つからなる前記サンプルチャネルを選定す
    る手段、および前記サンプルチャネルの抵抗器手段に結
    合して、前記積分手段の前記第2の入力チャネルに結合
    する時間平均基準信号を発生するキャパシタンス手段、
    を備えていることを特徴とする請求項7記載の電圧信号
    を電気光学的に測定する装置。
  10. 【請求項10】  前記電気光学的電圧信号発生手段は
    一組の差動検出器および比較手段から構成され、前記差
    動検出器は前記反射レーザビームを受けてそれぞれの電
    気光学的電圧信号を発生し、該それぞれの電気光学的電
    圧信号は前記精密オフセット信号と共に前記比較手段に
    入力されて反射レーザビームの偏りに比例する応答性電
    気光学的電圧信号を発生し、該応答性電気光学的電圧信
    号は前記積分手段の前記第1のチャネルに結合されるよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項7記載の電
    圧信号を電気光学的に測定する装置。
  11. 【請求項11】  印加入力電圧を測定して電気光学的
    出力信号を発生する電気光学式測定装置であって、各々
    が反射面を有する複数の点状接点を有する電気光学結晶
    、レーザビームを前記結晶を通して前記複数の点状接点
    の一つに導く手段であって、導かれるレーザビームは偏
    光しており、、反射レーザビームの偏りが前記点状接点
    の前記一つでの印加電圧入力信号の電圧レベルに比例し
    て変わるレーザビーム伝達手段、精密オフセット信号お
    よび前記反射レーザビームに応じて、前記反射レーザビ
    ームの偏りに比例する電気光学的電圧信号を発生する手
    段、前記印加電圧信号を平均化して平均基準電圧信号を
    発生する手段、前記発生した電気光学的電圧信号および
    前記平均基準信号からオフセット信号を発生する手段、
    前記オフセット信号が安定すると直ちに該オフセット信
    号を保持し、保持されたオフセット信号が前記精密オフ
    セット信号として前記電気光学的電圧発生手段に入力さ
    れるようにする手段から構成されていることを特徴とす
    る電圧信号を電気光学的に測定する装置。
  12. 【請求項12】  印加電圧信号と電気光学的に測定し
    た電圧との間のタイミング関係を不規則にして前記発生
    したオフセット信号が安定することができるようにする
    手段をさらに備えていることを特徴とする請求項11記
    載の電圧信号を電気光学的に測定する装置。
  13. 【請求項13】  前記平均化手段は各々が対応する点
    状接点に接続されている複数の高インピーダンス抵抗器
    手段からなり、前記点状接点の前記一つでの前記印加電
    圧信号は前記高インピーダンス抵抗器の対応する一つへ
    の入力であり、前記抵抗器手段を多重化して、前記抵抗
    器の前記一つからなるサンプルチャネルを選定する手段
    、および前記サンプルチャネルの抵抗器手段に結合して
    、前記積分手段の前記第2の入力チャネルに結合する時
    間平均基準信号を発生するキャパシタンス手段を備えて
    いることを特徴とする請求項11記載の電圧信号を電気
    光学的に測定する装置。
  14. 【請求項14】  前記電気光学的電圧信号発生手段は
    一組の差動検出器および比較手段から構成され、前記差
    動検出器は前記反射レーザビームを受けてそれぞれの電
    気光学的電圧信号を発生し、該それぞれの電気光学的電
    圧信号は前記精密オフセット信号と共に前記比較手段に
    入力されて反射レーザビームの偏りに比例する応答性電
    気光学的電圧信号を発生し、該応答性電気光学的電圧信
    号は前記積分手段の前記第1のチャネルに結合されるよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項11記載の
    電圧信号を電気光学的に測定する装置。
  15. 【請求項15】  印加入力電圧信号を測定して電気光
    学的出力信号を発生する電気光学式測定装置であって、
    各々が反射面を有する複数の点状接点を有する電気光学
    結晶、レーザビームを前記結晶を通して前記複数の点状
    接点の一つへ導く手段であって、導かれるレーザビーム
    は偏光しており、反射レーザビームの偏りは前記点状接
    点の前記一つでの印加電圧入力信号の電圧レベルに比例
    して変わるレーザビーム伝達手段、精密オフセット信号
    および前記反射レーザビームに応じて、前記反射レーザ
    ビームの偏りに比例する電気光学的電圧信号を発生する
    手段、第1の入力チャネル、第2の入力チャネル、およ
    び出力チャネルを備え、前記第1の入力チャネルは前記
    電気光学的電圧信号を受ける積分手段、前記印加電圧信
    号を平均化して前記積分手段の前記第2の入力チャネル
    に入力される平均基準電圧信号を発生し、前記積分手段
    が前記電気光学的電圧信号および前記基準信号に応じて
    前記出力チャネルにオフセット信号を発生するようにす
    る手段、前記オフセット信号を受け、該オフセット信号
    をサンプルしまたは保持し、サンプルし、または保持し
    たオフセット信号を前記精密オフセット信号として前記
    発生手段に出力するサンプルホールド手段、サンプルホ
    ールド手段のサンプルホールドモードを選択し、印加電
    圧信号と応答性電気光学的電圧信号との間の相対的タイ
    ミングを制御するタイミング制御手段から構成されて、
    前記精密オフセット信号は、印加電圧信号とサンプルさ
    れた電気光学的電圧信号との相対的タイミングを不規則
    にして発生される電気光学的電圧信号が、平均電気光学
    的電圧信号であるようにするサンプルモードの期間中に
    校正され、平均電気光学的電圧信号は、前記積分手段で
    前記平均基準電圧と比較されて該平均基準電圧の値に安
    定化され、安定化期間中のオフセット信号は校正ずみ精
    密オフセット信号を規定し、該校正ずみ精密オフセット
    信号は前記ホールドモードに切り替えることにより格納
    され、前記相対的タイミングは校正後回復され、前記発
    生手段は前記校正ずみの精密オフセット値および前記反
    射レーザビームに応じて前記電気光学的出力信号を発生
    することを特徴とする電圧信号を電気光学的に測定する
    装置。
  16. 【請求項16】  更に、前記時間平均基準信号に利得
    を加えて、前記積分手段の前記第2の入力チャネルに結
    合される基準信号として利得調整時間平均基準信号を発
    生するプログラム可能手段を備えていることを特徴とす
    る請求項15記載の電圧信号を電気光学的に測定する装
    置。
  17. 【請求項17】  電気光学式測定システムを校正する
    方法であって、該測定システムは第1および第2の電気
    光学結晶およびサンプリング手段を備えており、前記第
    2の結晶は、各々が前記第2の結晶と接触する反射面を
    有する複数の点状接点を備えており、レーザビームが前
    記第1および第2の結晶を通過して前記点状接点の一つ
    に至り、前記点状接点の前記一つは前記点状接点の前記
    一つでの印加電圧信号の電圧レベルに比例してレーザビ
    ームの偏りを変え、前記点状接点の前記一つはレーザビ
    ームを反射し、前記第2の結晶および前記第1の結晶を
    通して前記サンプリング手段に戻し、該サンプリング手
    段はこれに応じて前記反射レーザビームの偏りに比例す
    る電気光学的差信号を発生し、前記サンプリング手段は
    オフセット信号入力を備えている構成のものにおいて、
    各点状接点について、前記第1の結晶に加えるべきそれ
    ぞれの粗オフセット電圧を校正する工程、各点状接点の
    位置について電気光学的利得を校正する工程、および前
    記増幅器手段へのオフセット信号入力となるランタイム
    精密オフセット信号を校正する工程からなることを特徴
    とする電圧信号を電気光学的に測定する方法。
  18. 【請求項18】  ランタイム精密オフセットの校正を
    行う工程は、前記選択された点状接点に前記印加電圧信
    号から平均基準電圧信号を発生する工程、前記選択され
    た点状接点で印加電圧信号を電気光学的にサンプルする
    工程、前記印加電圧信号の発生とサンプリングとの間の
    タイミング関係を不規則にする工程、前記サンプル信号
    を前記基準信号と比較して校正ずみ精密オフセット信号
    を発生する工程、および前記印加電圧信号の発生とサン
    プリングとの間のタイミング関係を回復する工程からな
    ることを特徴とする請求項17記載の電圧信号を電気光
    学的に測定する方法。
  19. 【請求項19】  前記タイミング関係が不規則になっ
    ている期間中に電気光学的サンプル信号が安定するのを
    待つ工程、および安定してから前記精密オフセット信号
    を校正ずみ精密オフセット信号として格納する工程をさ
    らに備えていることを特徴とする請求項18記載の電圧
    信号を電気光学的に測定する方法。
  20. 【請求項20】  前記点状接点の各一つについて粗オ
    フセットを校正する工程は、前記サンプリング手段に前
    記オフセット信号として接地信号を印加する工程、前記
    点状接点の前記一つに接地信号を印加する工程、適切な
    値の粗オフセット信号を前記第1の結晶に印加して前記
    電気光学的に測定した信号に対する接地信号レベルを得
    る工程、および前記粗オフセット信号を格納する工程か
    らなることを特徴とする請求項17記載の電圧信号を電
    気光学的に測定する工程。
  21. 【請求項21】  前記点状接点の各一つについて電気
    光学的利得を校正する工程は、前記サンプリング手段に
    前記オフセット信号として接地信号を印加する工程、前
    記点状接点の前記一つに接地信号を印加する工程、前記
    点状接点の前記一つについてそれぞれの粗オフセット電
    圧を前記第1の結晶に印加する工程、第1の電圧を前記
    第2の結晶に印加し、応答性電気光学的測定信号を測定
    する工程、第2の電圧を前記第2の結晶に印加し、応答
    性電気光学的測定信号を測定する工程、前記点状接点の
    前記一つに対する電気光学的利得を、前記第1の電圧と
    前記第2の電圧との差を応答性電気光学的差信号間の差
    で割ったものとして求める工程、前記電気光学的利得を
    格納する工程からなることを特徴とする請求項17記載
    の電圧信号を電気光学的に測定する方法。
JP3265541A 1990-09-19 1991-09-18 電圧信号を電気光学的に測定する方法および装置 Pending JPH04305164A (ja)

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US07/585,586 US5157327A (en) 1990-09-19 1990-09-19 Method and apparatus for electro-optically measuring a voltage signal
US585,586 1990-09-19

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JPH04305164A true JPH04305164A (ja) 1992-10-28

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