JPH0430473Y2 - - Google Patents

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JPH0430473Y2
JPH0430473Y2 JP9978687U JP9978687U JPH0430473Y2 JP H0430473 Y2 JPH0430473 Y2 JP H0430473Y2 JP 9978687 U JP9978687 U JP 9978687U JP 9978687 U JP9978687 U JP 9978687U JP H0430473 Y2 JPH0430473 Y2 JP H0430473Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はバルブ開閉装置に関するものであつ
て、特にエアモータ等の流体圧モータを駆動源と
して採用したバルブ開閉装置に関するものであ
る。
(従来の技術) 流体圧モータを採用したバルブ開閉装置におい
ては、バルブをストロークエンドの状態とすると
きに、バルブ開閉用ねじ棒に最大旋転トルクが作
用して固く締めつけられ、そのためこの状態から
他方のストロークエンドに向けてバルブを始動さ
せようとしても始動しない場合がある。
このような不具合を解消する従来のバルブ開閉
装置(例えば、鋼板工業株式会社の技術資料
「BESTORQUE VALVE ACTUATOR」)とし
ては、第3及び第4図に示すバルブ開閉装置を挙
げることができる。第3図に示すように、このバ
ルブ開閉装置は、エアモータ71の出力軸72に
取着したピニオン73を歯車74に噛合させ、こ
の歯車74の中心部に形成した孔75にボス76
を配置し、さらにこのボス76の中心部に形成し
た孔77に筒状のスリーブ78を嵌入固定し、ス
リーブ78の内周部に形成したねじ部79をバル
ブのステム81に螺合させている。そして、第4
図に示すように、歯車74の孔75を定める内周
部には溝82が形成されると共に、ボス76の外
周部には突起83が形成され、突起83が溝82
内に周方向に遊びをもつて位置するようにされて
いる。すなわちストロークエンドに位置している
ステム81を他方のストロークエンドに向けて始
動させる際に、溝82の一側部84を突起83の
一側部85に打ちつけることによつて、ボス76
に衝撃トルクを与え、これにより始動に必要なト
ルクを得るようにしているのである。
(考案が解決しようとする問題点) ところで上記構成のバルブ開閉装置にあつて
は、溝82の一側部84を突起83の一側部85
との間に距離があるために、エアモータ71が始
動しても直ちにバルブの開閉動作が起こらず、一
定時間が経過して両側部84,85が衝突するに
至つて初めてバルブが開閉動作を始めるという不
具合がある。しかも上記構成の場合には、エアモ
ータ71がトルク制御を行われずに運転されるた
め、両側部84,85が衝突したときに最大スト
ールトルクが瞬時に作用することになるので、部
品間に過大な衝撃力が作用したり、これに伴う摩
耗が生ずるという不具合もある。
この考案は上記従来の欠点を解消するためにな
されたものであつて、その目的は、ストロークエ
ンドの状態にあるバルブを他方のストロークエン
ドに向けて始動させる際に、安定した高トルクを
バルブに作用さされることが可能であると共に、
バルブの迅速な開閉動作が行え、しかも上記始動
時の高トルクによる部品間の摩耗を軽減すること
のできるバルブ開閉装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) そこでこの考案のバルブ開閉装置においては、
バルブを作動させるための流体圧モータをライン
によつて流体供給源に接続すると共に、このライ
ンには減圧弁を介設し、また上記流体圧モータの
動作方向を切換えてバルブの開閉方向への作動を
選択的に切換えるための第1切換手段を上記ライ
ンの減圧弁の後位の位置に介設し、この第1切換
手段を切換操作するための操作手段と、バルブが
ストロークエンドの状態となつたのを検出するた
めの検出手段とをそれぞれ設け、さらに上記ライ
ンの減圧弁の前位の位置に第2切換手段を介設す
ると共に、この第2切換手段にその一端を接続し
たバイパスラインでもつて上記減圧弁の前後をバ
イパスし、第2切換手段の切換動作によつて上記
流体供給源を上記バイパスラインと減圧弁とに切
換連通させるべく構成し、さらに上記検出手段で
バルブのストロークエンド状態を検出している状
態で、他方のストロークエンドに向けてバルブを
始動させるべく上記操作手段を操作したときに、
この操作時から所定時間は上記流体供給源を上記
バイパスラインに接続する一方、その後は上記流
体供給源を上記減圧弁に接続するように上記第2
切換手段を作動させるための制御手段を備えてい
ることを特徴としている。
(作用) 上記構成のバルブ開閉装置では、検出手段でバ
ルブのストロークエンドの状態を検出している状
態で、このストロークエンドの状態から他方のス
トロークエンドに向けてバルブを始動させるべく
操作手段を操作するときには、この操作時に制御
手段が働いて第2切換手段を作動させ、流体供給
源が所定時間バイパスラインに接続され、流体圧
モータには上記流体供給源からの流体圧が直接作
用する。そのためバルブには高トルクが作用し、
そのトルクによつてバルブは直ちに始動すること
になる。そして上記所定時間経過後は制御手段が
第2切換手段をさらに作動させることとなり、流
体供給源が今度は減圧弁に接続され、流体圧モー
タには減圧弁で減圧された流体圧が働いて、バル
ブには上記よりも低いトルクが作用し、このトル
クでバルブは他方のストロークエンドに向けて作
動を続けていくことになる。
(実施例) 次にこの考案のバルブ開閉装置の具体的な実施
例について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
第1図にはこの考案のバルブ開閉装置の一実施
例の空気圧回路を示している。同図において、1
は圧縮空気の供給源であつて、この空気供給源1
はフイルタ2、供給油3を介して第2切換弁4の
1次側ボートRに接続されている。上記フイルタ
2は空気供給源1からの圧縮空気中に混入してい
る異物、水分等を除去し、給油器3は圧縮空気に
潤滑油を混入して装置を円滑に作動させるための
ものである。上記第2切換弁4は第2切換手段を
構成するものであるが、この第2切換弁4は、そ
の2次側にポートSとポートFを有しており、ポ
ートSは減圧弁5に、ポートFはバイパスライン
6にそれぞれ接続されている。この第2切換弁4
はソレノイドSOL3とばね7とによつて切換が
なされ、ソレノイドSOL3が無励磁のときはシ
ンボル位置S1に位置し、ポートRはポートSに
連通すると共に、ポートFはブロツクされ、空気
供給源1が減圧弁5に接続される。またソレノイ
ドSOL3が励磁されたときはシンボル位置S2
に位置し、ポートRはポートFに連通すると共
に、ポートSはブロツクされ、空気供給源1がバ
イパスライン6に接続される。一方上記減圧弁5
は流量調整弁8を介して第1切換弁9の1次側ポ
ートPに接続され、また上記バイパスライン6は
減圧弁5と流量調整弁8との間のラインに合流す
るように接続されている。また減圧弁5と流量調
整弁8との間には圧力計10が接続されており、
元弁11を操作することによつて後述するエアモ
ータに供給される空気圧を測定できるようにして
いる。上記第1切換弁9は第1切換手段を構成す
るものであるが、この第1切換弁9は、その2次
側にポートAとポートBとを有しており、各ポー
トA,Bはそれぞれエアモータ12に接続されて
いる。この第1切換弁9はソレノイドSOL1と
ソレノイドSOL2とによつて切換がなされ、両
ソレノイドSOL1,SOL2が共に無励磁のとき
はシンボル位置S3に位置し、ポートPはブロツ
クされると共に、両2次側ポートA,Bは大気開
放となり、エアモータ12は停止した状態とな
る。また一方のソレノイドSOL1が励磁された
ときはシンボル位置S4に位置し、ポートPはポ
ートAに連通すると共にポートBは大気開放とさ
れ、エアモータ12は一方の方向に回転させる。
さらにソレノイドSOL2が励磁されたときはシ
ンボル位置S5に位置し、ポートPはポートBに
連通すると共にポートAは大気開放とされ、エア
モータ12は他方の方向に回転される。
一方エアモータ12の出力軸13にはウオーム
14が取着され、ウオームホイール15と噛合す
るようにされている。ウオームホイール15は図
示しないバルブ駆動用ねじ棒等に、従来同様に接
続されていて、エアモータ12の駆動トルクが出
力軸13、ウオーム14、ウオームホイール15
を通してバルブに伝達され、バルブが作動するよ
うにされているのである。この場合、第4図に示
す従来のもののように、突起83の一側部85
と、溝82の一側部84との間に距離を設ける必
要はなく、〓間を零に近づけた状態で取付けるこ
とができる。なお以下の説明においては、上記第
1切換弁9がシンボル位置S4に位置していると
きのエアモータ12の回転によつてバルブが開方
向に作動し、シンボル位置S5に位置していると
きのエアモータ12の回転によつてバルブ閉方向
に作動するものとする。
一方上記ウオームホイール15にはこのウオー
ムホイール15と共に回転する第1歯車16が同
軸上に固定され、この第1歯車16には第2歯車
17を噛合させている。また第2歯車17にはこ
の第2歯車17と共に回転する第1傘歯車18が
同軸上に連結され、この第1傘歯車18にはリミ
ツト装置20に接続された第2傘歯車19を噛合
させている。すなわちウオームホイール15の回
転位相を第1歯車16、第2歯車17、第1傘歯
車18、第2傘歯車19を介して、検出手段の一
部を構成するリミツト装置20に伝達するように
されているのである。リミツト装置20は、一端
部に上記第2傘歯車19を固着したねじ棒21の
両端をそれぞれ本体枠22,22で回転自在に支
持し、このねじ棒21の外周部にはカム23を螺
合させると共に、このねじ棒21に並列して上記
本体枠22,22間に渡設した案内棒24を上記
カム23に貫通し、上記第2傘歯車19によるね
じ棒21の回転によつてカム23が軸方向に移動
するようにされており、さらにバルブが全開状態
となつたときのカム23の位置にリミツトスイツ
チLS1を、またバルブが全閉状態となつたとき
のカム23の位置にリミツトスイツチLS2をそ
れぞれ配置し、その位置でリミツトスイツチLS
1,LS2がONとなるようにされ、バルブの全開
状態と全閉状態を検出するようにしたものであ
る。またこのリミツチ装置20においては、ねじ
棒23の他端側を本体枠22から外方(第1図に
おいて下方)に突出させ、この突出部分の横断面
を多面形に加工して多角形カム25を形成し、こ
の多角形カム25と隣接してリミツトスイツチ
LS3を配置しており、ねじ棒21が1回転する
ときにこの多角形カム25の角数と同一回数だけ
リミツトスイツチLS3がONとなるようにされて
いる。すなわちリミツトスイツチLS3のONの回
数をカウントすることによりその度数をバルブの
開度に置換えて開度を検出するようにされている
のである。
第2図には、上記バルブ開閉装置の電気回路を
示している。この回路は、第1切換弁9を操作す
るための操作回路26と、バルブのストロークエ
ンド状態を検出するための検出回路27と、第2
切換弁4を作動させるための制御回路28と、カ
ウンタ回路29と、表示回路30とを互いに並列
に接続することによつて構成されている。
〔操作手段について〕
操作手段は操作回路26によつて構成される。
この操作回路26においては、手動操作自動復帰
接点より成るb接点の停止押釦スイツチPBSを
介設した接続線31は途中で2方に分岐され、一
方の分岐接続線32には継電器接点より成るa接
点MC1と、2つのb接点MC2,LC1とがそれ
ぞれ直列に介設され、さらにこの分岐接続線32
は途中で3方に分岐され、各分岐接続線34,3
5,36に接点x1リレー40と、接点MC1リ
レー41と、ソレノイドSOL1がそれぞれ介設
されている。そして上記a接点MC1には手動操
作自動復帰接点より成るa接点のバルブ開操作押
釦スイツチPBOが並列に接続されている。一方
他方の接続線S3には継電器接点より成るa接点
MC2と、2つのb接点MC1,LC2とがそれぞ
れ直列に介設され、さらにこの分岐接続線33は
途中で3方に分岐され、各分岐接続線37,3
8,39に接点x2リレー42、接点MC2リレ
ー43、ソレノイドSOL2がそれぞれ介設され
ている。そして上記a接点MC2には手動操作自
動復帰接点より成るa接点のバルブ閉操作押釦ス
イツチPBCが並列に接続されている。
〔検出手段について〕
検出手段は、上記リミツト装置20と検出回路
27とによつて構成される。この検出回路27に
おいては、接続線44は途中で2方に分岐され、
一方の分岐接続線45にはリミツトスイツチLS
1と、接点LC1リレー47とが直列に介設され、
他方の分岐接続線46にはリミツトスイツチLS
2と、接点LC2リレー48とが直列に介設され
ている。
〔制御手段について〕
制御手段は制御回路28によつて構成される。
この制御回路28においては、3本の接続線4
9,50,51を互いに並列に接続し、接続線4
9には継電器接点より成る2つのa接点MC1,
LC1と、接点MC3リレー52が直列に介設さ
れている。そして上記a接点MC1には同様の継
電器接点より成るa接点MC2を、a接点LC1
にはa接点LC2がそれぞれ並列に接続されてい
る。また接続線50には継電器接点より成るa接
点MC3とタイマー53とが直列に介設されてい
る。さらに接続線51には上記タイマー53の時
限復帰接点より成るa接点TとソレノイドSOL
3が直列に介設されている。この接点Tはタイマ
ー53が励磁中は常時閉となつており、タイマー
53が無励磁となつてから所定時間、例えば、数
秒経過すると開となるようにしてある。そしてa
接点Tには手動操作自動復帰接点より成るa接点
の押釦スイツチPBTが並列に接続されている。
カウンタ回路29においては、接続線54にリ
ミツトスイツチLS3と、a接点x2と、表示ラ
ンプOLが直列に介設されると共に、a接点x2
にはa接点x1が、また表示ランプOLには接点
x3リレー55がそれぞれ並列に接続されてい
る。そして上記リミツトスイツチLS3、a接点
x2、カウント表示ランプOLに対して並列にカ
ウンタ装置56が接続されている。このカウンタ
装置56はa接点x1,x2,x3を接続してお
り、これらの接点信号を受けてバルブの開度をカ
ウント表示するのである。
表示回路30は、2本の接続線57,58を並
列に接続し、一方の接続線57には電源表示ラン
プWLが介設され、他方の接続線58は途中で4
方に分岐され、分岐接続線59にはa接点MC1
と開操作表示ランプGLが、分岐接続線60には
a接点MC2と閉操作表示ランプYLが、分岐接
続線61にはa接点LC1と全開表示ランプRL1
が、そして分岐接続線62にはa接点LC2と全
閉表示ランプRL2が、それぞれ直列に介設され
ている。
なおSWは電源スイツチであり、Fは過電流保
護用のヒユーズである。
上記構成のバルブ開閉装置においては、例え
ば、バルブが全開状態となつて検出回路27のリ
ミツトスイツチLS1がONとなると、接点LC1
リレー47が励磁され、制御回路28のa接点
LC1が閉となる。この状態でバルブを閉方向に
始動させるために押釦スイツチPBCを押すと、
ソレノイドSOL2と接点MC2リレー43がそれ
ぞれ同時に励磁される。ソレノイドSOL2が励
磁されると第1切換弁9はシンボル位置S5に位
置し、エアモータ12はバルブを閉方向に作動さ
せるように回転駆動することとなる。一方接点
MC2リレー43が励磁されると制御回路28の
a接点MC2が閉となり、接点MC3リレー52
が励磁されてa接点MC3が閉となり、さらにタ
イマー53が作動されて接点Tが閉となり、そし
てソレノイドSOL3が励磁され、第2切換弁4
はシンボル位置S2に位置し、空気供給源1をバ
イパスライン6に接続することとなる。その結
果、エアモーア12には空気供給源1からの流体
圧が直接働き、そのためバルブには高トルクが作
用し、そのトルクによつてバルブは閉方向に直ち
に始動することになる。この始動によつて検出回
路27のリミツトスイツチLS1はOFFとなり、
同時に接点LC1リレー47の励磁が解かれて制
御回路28のa接点LC1が開となり、タイマー
53は無励磁となる。そしてこのタイマー53の
a接点Tは、上記したように、時限復帰接点であ
るので、所定時間を経過すると開となり、ソレノ
イドSOL3の励磁は解かれて第2切換弁4はシ
ンボル位置S1に復帰することとなる。したがつ
て今度は流体供給源1が減圧弁5に接続されて、
エアモータ12には減圧弁5で減圧された流体圧
が働くようになり、バルブには上記よりも低い
(例えば、2/3程度)のトルクが作用し、このトル
クでバルブは閉方向に作動を続けていくことにな
る。そしてバルブが全閉位置に達すると、検出回
路のリミツトスイツチLS2がONとなり、これに
より接点LC2リレー48が励磁される。そうする
と操作回路26においては、そのb接点LC2が開
となり、ソレノイドSOL2の励磁が解かれ、この
結果、第1切換弁9はシンボル位置S3に復帰し、
エアモータ12への流体供給が停止し、バルブの
移動が停止することになる。なお全閉状態から開
方向にバルブを作動させる場合にも上記と同様に
機能することとなる。
このように上記バルブ開閉装置においては、バ
ルブをストロークエンドの状態から他方のストロ
ークエンドに向けて始動させる際に、その操作時
より所定時間は流体供給源1からの流体圧を直接
エアモータ12に作用させることによつて、バル
ブに高トルクを作用させるようにしているので、
バルブに安定した高トルクを作用させることが可
能であり、そのため確実にバルブをストロークエ
ンドの状態から他方のストロークエンドに向けて
始動させることができる。しかもバルブに作用す
る上記のような高トルクは、従来のような衝撃ト
ルクではないので、部品間の摩耗を軽減すること
が可能である。
また上記実施例においては、検出回路27のリ
ミツトスイツチLS1,LS2がいずれもONとな
つていない状態、すなわちバルブがストロークエ
ンドの状態にない状態で、バルブを、例えば閉方
向に作動させるべく押釦スイツチPBCを押すと、
ソレノイドSOL2と接点M2リレー43がそれ
ぞれ同時に励磁れることとなるが、接点MC2リ
レー43の励磁によつて制御回路28のa接点
MC2が閉となつても同回路28の2つのa接点
LC1,LC2は閉となつていないため、接点MC
3リレー52が励磁されないため、タイマー53
も作動せず、そのためソレノイドSOL3は無励
磁のままである。すなわちソレノイドSOL2の
励磁によつて第1切換弁9がシンボル位置S5に
位置してエアモータ12がバルブを閉方向に作動
させる際には、流体供給源1は減圧弁5に接続さ
れたままとなり、通常のトルクでバルブが始動す
ることとなるのである。なおバルブの開方向の作
動においても同様である。このように上記バルブ
開閉装置では、バルブがストロークエンドの状態
にない場合には、バルブの始動時に高トルクが作
用しないようにされているので、高トルクのまま
ストロークエンド状態となる危険性が回避され、
したがつてバルブの締付けや、ひいては破損を防
止することが可能である。
さらに上記バルブ開閉装置においては、例え
ば、バルブが全開状態となつて検出回路27のリ
ミツトスイツチLS1がONとなると、接点LC1
リレー47が励磁され、操作回路26のb接点
LC1が開となる。この状態で開方向にバルブを
作動させる押釦スイツチPL0を押した場合には、
上記b接点LC1が開となつているので、ソレノ
イドSOL1が励磁されることはない。なおバル
ブが全閉状態となつているときに押釦スイツチ
PLCを押した場合にも同様に機能する。このよ
うに上記バルブ開閉装置においては、ストローク
エンドの状態にあるバルブがさらにそのストロー
クエンドの方向に向けて作動することを防止する
ことが可能である。
以上、この考案のバルブ開閉装置の一実施例を
説明したが、この考案は上記実施例に限定される
ものではなく、例えば、上記実施例においてはエ
アモータ12を用いたものについて説明したが、
油圧モータ等の種々の流体圧モータを採用するこ
とも可能である。
(考案の効果) 上述したように、この考案のバルブ開閉装置に
おいては、バルブをストロークエンドの状態から
他方のストロークエンドに向けて始動させる際
に、その操作時より所定時間は流体供給源からの
流体圧力を直接流体圧モータに作用させることに
よつて、バルブに高トルクを作用させるようにし
ているので、バルブに安定した高トルクを作用さ
せることが可能であり、そのため確実に、かつ直
ちにバルブをストロークエンドの状態から他方の
ストロークエンドに向けて始動させることができ
る。しかもバルブに作用する上記のような高トル
クは、従来のような衝撃トルクではないので、部
品間の摩耗を軽減することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のバルブ開閉装置の一実施例
を示す空気圧回路図、第2図は上記実施例におけ
る電気回路図、第3及び第4図はそれぞれ従来の
バルブ開閉装置の縦断面図及び横断面図である。 1……空気供給源(流体圧供給源)、4……第
2切換弁(第2切換手段)、5……減圧弁、6…
…バイパスライン、9……第1切換弁(第1切換
手段)、12……エアモータ(流体圧モータ)、2
6……操作回路(操作手段)、27……検出回路
(検出手段)、28……制御回路(制御手段)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. バルブを作動させるための流体圧モータ12を
    ラインによつて流体供給源1に接続すると共に、
    このラインには減圧弁5を介設し、また上記流体
    圧モータ12の動作方向を切換えてバルブの開閉
    方向への作動を選択的に切換えるための第1切換
    手段9を上記ラインの減圧弁5の後位の位置に介
    設し、この第1切換手段9を切換操作するための
    操作手段26と、バルブがストロークエンドの状
    態となつたのを検出するための検出手段20,2
    7とをそれぞれ設け、さらに上記ラインの減圧弁
    5の前位の位置に第2切換手段4を介設すると共
    に、この第2切換手段4にその一端を接続したバ
    イパスライン6でもつて上記減圧弁5の前後をバ
    イパスし、第2切換手段4の切換動作によつて上
    記流体供給源1を上記バイパスライン6と減圧弁
    5とに切換連通させるべく構成し、さらに上記検
    出手段20,27でバルブのストロークエンド状
    態を検出している状態で、他方のストロークエン
    ドに向けてバルブを始動させるべく上記操作手段
    26を操作したときに、この操作時から所定時間
    は上記流体供給源1を上記バイパスライン6に接
    続する一方、その後は上記流体供給源1を上記減
    圧弁5に接続するように上記第2切換手段4を作
    動させるための制御手段28を備えていることを
    特徴とするバルブ開閉装置。
JP9978687U 1987-06-29 1987-06-29 Expired JPH0430473Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5301325B2 (ja) * 2009-03-19 2013-09-25 株式会社モリタホールディングス 消火装置
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