JPH0285061A - 電動パワーステアリング装置のフエイルセイフ装置 - Google Patents

電動パワーステアリング装置のフエイルセイフ装置

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Publication number
JPH0285061A
JPH0285061A JP63236070A JP23607088A JPH0285061A JP H0285061 A JPH0285061 A JP H0285061A JP 63236070 A JP63236070 A JP 63236070A JP 23607088 A JP23607088 A JP 23607088A JP H0285061 A JPH0285061 A JP H0285061A
Authority
JP
Japan
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motor
circuit
steering torque
torque
output
Prior art date
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Pending
Application number
JP63236070A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumiaki Hirota
廣田 文昭
Takehiko Fushimi
伏見 武彦
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車の操舵装置に関するもので、特にモー
タによって操舵力を助成する電動パワーステアリング装
置に関する。
(従来の技術) 従来より、電動パワーステアリング装置のフェイルセー
フ装置として、特開昭62−231871号公報に開示
された装置が知られている。
この装置は、操舵トルク検出手段により検出される操舵
トルクが最適値に近づくようにモータに供給する電力を
決定する演算手段と、演算手段が決定した電力をキータ
に供給するモータ駆動手段と、モータに流れる電流値を
検出する電流検出手段と、電流検出手段の出力が演算手
段の出力に対応しているか否かを判断する判断手段と、
電流検出手段の出力が前記演算手段の出力に対応しなく
なった時、前記モータに流れる電力を遮断する電力遮断
手段とを備えている。
この従来装置では、電動パワーステアリング装置に何ら
かの故障が発生し、モータに流れる電流値が演算手段の
出力に対応しなくなった時に電力遮断手段が動作し、モ
ータへの電力供給が停止される。
(発明が解決しようとした課題) ところが、従来装置においては、モータに流れる電流値
を検出することによって、故障を検出していたので、モ
ータに電流を流し、モータに補助トルクを発生させなけ
れば、故障が検出されないという問題点があった。
本発明は前述した従来装置の問題点を解決するためにな
されたもので、モータに補助トルクを発生させることな
く故障を検出することを技術的課題とした。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 前述した技術的手段を達成するために講じた技術的手段
は、演算手段によって操舵トルクに応じた電力が決定さ
れ、決定された電力がモータに供給される電動パワース
テアリング装置において、モータの端子電圧が演算手段
の出力に対応しなくなった時、モータに流れる電力を遮
断するようにしたことである。
(作用) 前述した技術的手段によれば、電動パワーステアリング
装置に何らかの故障が発生し、モータの端子に現れる電
圧値が演算手段の出力に対応しなくなった時に電力遮断
手段が動作し、モータへの電力供給が停止される。
前述した技術的手段によれば、モータの端子に現れた電
圧によって電動パワーステアリング装置の故障が検出さ
れる。モータに電流を流す必要がないので、モータに補
助トルクを発生させることなく故障を検出することがで
きる。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の好ましい一実施例を説明
する。
第1図に本発明の一実施例の操舵機構を示す。
車両の運転者により操作されるステアリングホイールl
には第一ステアリングシャフト2および第ニステアリン
グシャフト3が接続されている。第ニステアリングシャ
フト3にはラックアンドピニオン機構4が接続されてい
る。従って、ステアリングホイールlの回転は、第一、
第ニステアリングシャフト2.3を介してラックアンド
ビニオン機構4に伝達される。この時、ラックアンドビ
ニオン機構4はタイロッド5を移動させ、車輪6の向き
を変化させる。
第ニステアリングシャフト3とラックアンドビニオン機
構4の間には、電動駆動機構7が配設されている。
電動駆動機構7の詳細を第2図を参照して説明する。ト
ーションバー8の一端8aは第ニステアリングシャフト
3に結合される。また、トーションバー8の他端8bは
ラックアンドビニオン機構4に結合されている。従って
、第ニステアリングシャフト3の回転は、トーションバ
ー8を介してピニオンギア15を回転させ、ラック16
を移動させる。ラックアンドビニオン機構4の詳細は既
に多くの文献に紹介されているので、説明を省略する。
運転者がステアリングホイールlを回した時、トーショ
ンバー8の一端8aと他端8bの間には操舵トルクが加
えられる。この時、トーションバー8は、加えられた操
舵トルクの大きさに比例して捩じられる。操舵トルクは
路面と車輪6の間の摩擦力に応じて発生するので、例え
ば車輪6がアスファルト上に位置している時にはトーシ
ョンバー8が比較的太き(涙しられ、また、車輪6が氷
上に位置している時には比較的小さく捩じられる。
発生した操舵トルクの大きさは、トルク検出機構22に
より電気信号に変換される。トルク検出機構22はトー
ションバー8の捩じれを軸方向変位に変換する機構(第
4図参照)と軸方向変位を電気信号に変換する機構(第
3図参照)を備えているゆ 第2図と第4図を参照して説明する。トーションバー8
の一端8aにはスリーブ9が固定されている。また、ス
リーブ9の外側には、軸方向変位部材12がトーション
バー8の軸方向に移動自在に挿入されている。軸方向変
位部材12はトーションバー8の他端8bに固定された
歯車17と一体に回転する。
スリーブ9には斜溝lOが設けられている。この斜溝l
Oの中にはボール11が挿入されている。
ボール11は軸方向変位部材12に固定されている。従
って、トーションバー8が捩じれると、該捩じれの大き
さに比例して軸方向変位部材12がトーションバー8の
軸方向に移動する。
第2図と第3図を参照して説明する。軸方向変位部材1
2にはカンチレバー13の一端13 a 7’l<嵌合
され、他端13bはハウジング7aに固定されている。
従って、軸方向変位部材12が変位すると、その変位量
に応じてカンチレバー13がたわみ、カンチレバー13
上に歪みが発生する。発生した歪みはカンチレバー13
に貼り付けられた歪みゲージ14によって電気信号に変
換される。
歪みゲージ14により変換された電気信号は操舵トルク
の大きさに応じたものとなる。
それとは別に、ビニオンギア15には、トーションバー
8の他に、歯車17が結合されている。
歯車17には減速ギア18.19が接続されている。減
速ギア19は電磁クラッチ2Gの出力シャフト20aに
結合されている。
電磁クラッチ20は、モータ21と減速ギア19の間を
断続する。従って、電磁クラッチ20がモータ21と減
速ギア19を接続している時に限ってモータ21の回転
がピニオンギア15に伝達される。電磁クラッチ20の
の詳細は既に多くの文献に紹介されているので、説明を
省略する。
以上に説明した電動駆動機構7は、安全なフェイルセー
フ機能を備えた特別な制御回路23により駆動される。
第5図は制御回路23を示すブロック図である。
制御回路23はマイクロプロセッサMPUを主要な構成
要素としている。制御回路23には電源回路31から電
力が供給される。電源回路31にハハッテリ32から電
力が供給されている。バッテリ32には定電圧回路33
が接続されており、マイクロプロセッサMPυおよびそ
の周辺回路に5 〔V〕の直流電力Vccおよび12(
V)の直流電力十Bを供給する。
トルク検出機構22で電気信号に変換された操舵トルク
は、増幅回路24で増幅された後に、微積分回路25に
入力される。微積分回路25は、その微分特性によりト
ルク検出機構22の機械的な時間遅れを補正し、その積
分特性により電気ノイズやトルク検出機構22の機械的
な振動を吸収する。その後、電気信号に変換された操舵
トルクはA/D変換回路26によって8ビツトのデジタ
ル信号に変換され、入力ポートIPI−IP8からマイ
クロプロセッサMPUに入力される。
操舵トルクとマイクロプロセッサMPUに入力される数
値との関係は第6図に示す特性を有している0本実施例
装置を適用して実験した車輌では、あらゆる走行状態の
下で操舵トルクが±1  (kgfm〕の範囲を越えな
かった。そこで、本実施例では操舵トルクが±1  (
kgfm)以内を正常範囲として設定し、この正常範囲
から操舵トルクが外れた場合には、トルク検出機構22
が機能不完全であると判断する。
車速検出装置27は車輌の速度に応じた時間間隔で電気
パルスを発生する。車速検出装置27はトランスミッシ
ョン(図示せず)の出力軸と一体に回転する永久磁石2
8と永久磁石28の近くに配設されたリードスイッチ2
9を備えている。この種のセンサーは既に多くの文献に
紹介されているので詳細な説明は省略する。永久磁石2
8が回転するとリードスイッチ29がオン・オフを繰り
返し、電気パルスを発生する。リードスイッチ29が発
生した電気パルスは波形成形回路3Gによって矩形波に
変換された後、マイクロプロセッサMPUの割り込み要
求端子IRQに入力される。
マイクロプロセッサMPυは内部時計を内蔵している。
また、マイクロプロセッサMPυには、割り込みプログ
ラム(図示せず)が記憶されている。この割り込みプロ
グラムは、内部時計の計測時間を参照することにより割
り込み要求端子IRQに入力された電気パルスの時間間
隔を測定し、この時間間隔の逆数を演算して車速を出力
する。
マイクロプロセッサMPUの出力ポートOP1にはリレ
ードライバ34が接続されている。リレードライバ34
がソレノイド35に通電すると、接点36が閉じる。以
後、本明細書では、ソレノイド35に通電して接点36
を閉じることを“リレーON”、ソレノイド35の通電
を停止し、接点36を開くことを“リレーOFF″と呼
ぶことにする。
マイクロプロセッサMPUの出力ポートOP2とOF2
にはドライブ回路37が接続されている。
ドライブ回路37は出力ポートopz、opsの出力の
状態に応じて電界効果トランジスタTR1゜TR2のど
ちらか一方をオンに設定する回路である。ドライブ回路
37の特性は第1表の通りである。また、ドライブ回路
37には昇圧回路が内蔵されており、電界効果トランジ
スタTRI、TR2のゲート端子には約20(V)の電
圧が印加される。
マイクロプロセッサMPUの出力ポートOP4〜0PI
IにはP WM(PuLse Width ModuL
ation)回路38が接続されている。PWM回路3
8はマイクロプロセッサMPυの出力ポートOP4とO
pHからの出力信号に基づいて第7図に示すデユーティ
−比を有する方形波パルスを発生する。
PWM回路38が発生した方形波パルスは、アンドケー
ト39を介してドライブ回路40に与えられる。
ドライブ回路40は出力ポートOP2.OP3の出力の
状態に応じて電界効果トランジスタTR3、TR4のど
ちらか一方にアンドゲート39の出力信号を与える回路
である。ドライブ回路40の特性は第2表の通りである
“二”はアンドゲート39の出力に応じて0N10FF
することを示す。
第2表 第1表と第2表から明らかなように、マイクロプロセッ
サMPUは、出力ポートOP2.OP3の状態を設定す
ることにより、モータ21の回転方向を決定することが
できる。また、マイクロプロセッサMPυは、出力ポー
トOP4〜OPIIの状態を設定することにより、モー
タ21が発生する補助トルクの大きさを決定することが
できる。
モータ21に流れた電流の大きさは、小さな抵抗値を有
する抵抗41によって電圧に変換される。
変換された電圧は過電流検出回路42に与えられる。過
電流検出回路42の特性を第3表に示す。
過電流検出回路42はモータ21に流れる電流が定格値
を越えるとアンドゲート39を遮断状態に設定し、電界
効果トランジスタTR3,TR4をオフに設定する。そ
れゆえに、過電流検出回路42が故障しない限り、モー
タ21に流れる電流が定格値を越えることはない。
第3表 また、抵抗41によって変換された電圧は、A/Dコン
バータ43により8ビツトのデジタル信号に変換°され
、入力ポートIP9〜IP16がらマイクロプロセッサ
MPUに入力される。マイクロプロセッサMPυは、モ
ータ21に流れる電流が定格値を大幅に越えた時にリレ
ー接点36を開き、クラッチドライバ5Gを通して電磁
クラッチ20をオフするようにプログラムされている。
このプログラムについては、後に第8図を参照して説明
することにする。
モータ21の端子44の電圧の有無は電圧検出回路45
を通って入力ボート1P17.IPlgからマイクロプ
ロセッサMPUに入力される。電圧検出回路45はアナ
ログスイッチ46.47を備えている。アナログスイッ
チ46は出力ポート0P13がH”になった時に“ON
’″になり、端子44とトランジスタ48を接続する。
また、アナログスイッチ47は出力ポート0P14が“
H”になった時に“ON”になり、端子44とトランジ
スタ49を接続する。マイクロプロセッサMPUは、出
力ボート0P13.0P14の状態を設定し、モータ2
1の端子44の電圧を監視することにより電界効果トラ
ンジスタTRl−TR4が正常な状態であるか否かを判
断するようにプログラムされている。このプログラムに
ついては、後に第9図を参照して説明する。
以下、第8図を参照して、マイクロプロセッサMPUで
実行されるプログラムを説明する。工場出荷時に、バッ
テリ32が制御回路23に接続されると、マイクロプロ
セッサMPυは制御フローSOを実行し始める。
制御フローSOは太き(三つの部分を備えている。第一
の部分はステップ31−31!から成り、操舵トルクと
車速に基づいて適当な補助トルクを発生させるプログラ
ムである。
第二の部分はステップ315〜SITから成り、電動パ
ワーステアリング装置に何らかの異常が発生した場合に
モータ21の補助トルク発生を中止させるプログラムで
ある。
第三の部分はステップ513と314から成り、操舵ト
ルクがゼロの間に電界効果トランジスタTR1,TR2
およびリレー接点36の動作チエツクを行うプログラム
である。
以下、第一の部分について説明する。
ステップS1では、以後の処理に必要な初期設定が行わ
れる。
ステップS2では、ソレノイド35に通電して“リレー
ON”する。同時に、クラッチドライバ5Gを通して電
磁クラッチ20にも通電し、モータ21を減速ギア19
に接続する。
ステップS3では、入力ポートIPI−IP8から操舵
トルクが読み込まれ、レジスタTに記憶される。
ステップS4では、レジスタTに記憶された操舵トルク
が異常値を示していないか否かが判定される。レジスタ
Tの値が第6図に示した斜線領域に入っている場合(Y
)にはトルク検出機構22が機能不完全であると判断し
て、ステップ315に進む。
ステップS5では、車速検出装置27と割り込みプログ
ラム(図示せず)により求められた車速かレジスタVに
記憶される。
ステップS6では、ステアリングホイールlが右に回さ
れたのか、左に回されたのかが判定される。より具体的
には、レジスタTの値が128よりも大きいか否かが判
定される。ここで、128とは、第6図から明らかなよ
うに、操舵トルクがゼロであることを示す数値である。
ステアリングホイールlが右に回された時、即ち、レジ
スタTの値が128よりも大きい時(T>128)には
、ステップS7が実行され、レジスタDIRに“右回転
”であることが記憶される。
また、ステアリングホイールlが左に回された時、即ち
、レジスタTの値が128よりも小さい時(T< 12
8)には、ステップS8が実行され、レジスタDIRに
“左回転”であることが記憶される。さらに、操舵トル
クがゼロの時、即ち、レジスタTの値が128である時
(T=128)には、ステップ313が実行され、動作
チエツクが行われる。ステップ313の処理については
、後に第9図を参照して説明する。
ステップS9では、レジスタTに記憶された操舵トルク
およびレジスタVに記憶された車速に基づいて必要な補
助トルクの大きさが演算され、さらに必要な補助トルク
を発生させるために最適なデユーティ−比が演算される
。演算されたデユーティ−比はレジスタDTYに記憶さ
れる。
ステップ31Gでは、レジスタDIRに設定された回転
方向に基づいて出カポ−)OF2.OF2の状態が設定
される。また同時に、レジスタOTVに記憶されたデユ
ーティ−比に基づいて、出カポ−)OP4〜0PIIの
状態が設定される。
ステップSIOの処理が実行された瞬間にモータ21が
回転し、補助トルクが発生する。
ステップ311では、入カポ−1−IP9〜IP6から
モータ21に流れる電流値が読み込まれ、レジスタ量に
記憶される。
ステップ312では、レジスタIの値が設定値1max
以上であるか否かが判定される。ここで設定値1 m 
a xは、モータ21の定格電流の1.2倍に設定され
ている。レジスタ量の値が設定値1max以上になった
時(Y)には、モータ21に流れる電流が定格値を大幅
に越えていると判断できるので、ステップ315に進み
、モータ21に流れる電流が遮断される。逆に、レジス
タ1の値が設定値1 m a x未満の場合(N)には
、再びステップS2から処理を行う。
以下、制御フローSOの第二の部分について説明する。
ステップS15〜SITの処理では、異常が検出された
場合にモータ21への通電を遮断し、モータ21と減速
ギア19の間を切り離す処理が行われる。
ステップS15では、ソレノイド35への通電を遮断し
て“リレーOFF”し、同時に、電磁クラッチ20への
通電も停止し、モータ21を減速ギア19から切り離す
ステップ316では、レジスタDIRにモータ21を“
停止”させることが記憶される。また同時に、レジスタ
DTYがゼロに設定される。
ステップSITでは、レジスタDIRに設定された回転
方向に基づいて出力ボートOP2.OP3の状態が設定
され、モータ21への通電が遮断される。また同時に、
レジスタDTYに記憶されたデユーティ−比に基づいて
、出力ボートOP4〜0PIIの状態が設定され、モー
タ21への通電が遮断される。
ステップS15〜SITの処理はバッテリー32が制御
回路25から取り外されるまで繰り返し実行される。即
ち、本実施例は一度異常が検出されると、修理工場で修
理を受けるまでモータ21は補助トルクを発生しない。
この時、ステアリングホイールlを回転させるのにわず
かに大きな力が必要となるので、運転者は異常が検出さ
れたことに気付(。
以下、制御フローSOの第三の部分について説明する。
ステップ513では、電界効果トランジスタTR1,T
R2およびリレー接点36の動作チエツクが行われる。
そして、チエツクの結果はレジスタERRに記憶される
。ステップ513の処理は、後に第9図を参照して詳細
に説明する。
ステップ314では、レジスタERRに記憶されたチエ
ツク結果が判定され、異常がなければ(N)ステップ3
11に進む。逆に、異常があれば(Y)ステップS15
に進み、モータ21に流れる電流が遮断される。
以下、第9図を参照して、ステップ313で実行される
動作チエツクプログラムの詳細を説明する。ステップ3
13の処理は、ステップ831〜341の処理から成る
ステップ331では、電界効果トランジスタTR1,T
R2が共にオフになるように出力ボートOP2とOF2
が設定される。
ステップ332では、PWM回路38から出力される電
気信号のデユーティ−比がゼロになるよように、出力ボ
ートOP4〜0PIIが設定される。従って、ステップ
332の処理が実行されると、電界効果トランジスタT
R3,TR4が共にオフになる。
ステップS33では、アナログスイッチ46がオンに、
アナログスイッチ47がオフに設定される。この時、入
力ポートIP17の状態が、端子44の電圧がほぼ接地
電圧である時“L”に、それ以外の時には“H″に設定
される。
ステップ334では、入力ポートIP17の状態がレジ
スタElに記憶される。
ステップ335では、アナログスイッチ46がオフに、
アナログスイッチ47がオンに設定される。この時、入
カポ−)IPlgの状態が、端子44の電圧がほぼ電源
電圧である時“L”に、それ以外の時には′H”に設定
される。
ステップ336では、入力ポートIP1gの状態がレジ
スタε2に記憶される。
ステップ337では、アナログスイッチ46゜4丁が共
にオフに設定される。
ステップ338では、レジスタEl、E2の状態が共に
“H″であるか否かが判定される。レジスタEl、E2
の状態が共に“H”であれば、トランジスタTRl−T
R4が全て正常であると判断されるので、ステップ33
9に進み、レジスタERRに“0”を記憶する。レジス
タEl、E2の状態により第4表に示す故障が判別可能
である。
故障が発生していると判断された時には、ステップ34
0が実行され、レジスタERRに“1″が記憶される。
第4表 ステップ341では、ステップ314に戻る処理が行わ
れる。
以上に述べたように、制御回路23では、第9図に示し
たプログラムによって操舵トルクが発生していない間に
電界効果トランジスタTRl−TR4の動作チエツクが
行われる。車両が直進している間等、操舵トルクが発生
しない状況は車両の走行中にしばしば出現するので、第
9図に示したプログラムは、車両が走行中にしばしば実
行される。それゆえに、制御回路23は電動パワーステ
アリング装置に発生した故障を速やかに発見し、ただち
にモータ21への通電を停止させる。
ところで、モータ21への通電が停止されるのみである
と、ステアリングホイールlの回転によってモータ21
が駆動されてしまい、結果としてモータ21がステアリ
ングホイールlの回転を妨げる場合がある。そこで、制
御回路23は電動パワーステアリング装置に発生する故
障を発見するとモータ21への通電を停止させるのと同
時に電磁クラッチ2Gへの通電も遮断してモータ21を
解放する。それゆえに、モータ21がステアリングホイ
ールlの回転を妨げることがなくなり、安全な操舵が可
能となる。
本実施例では、操舵トルクが発生していない間に電界効
果トランジスタTRl−TR4の動作チエツクが行われ
る例のみを示したが、動作チエツクを行うタイミング他
にも多数考えられる。
例えば、車速検出装置27が時速100 (km/h〕
以上の車速を検出している時に動作チエツクを行っても
良い。車速が時速100 (ksl/h)以上の状態で
は、モータ21は補助トルクを発生する必要がないので
、動作チエツクの実行による不具合は発生しない。
また、同様に、車速検出装置1if27が車輌が停止し
ている状態を検出している時に動作チエツクを行っても
良い、車輌が停止状態では、動作チエツクの実行による
不具合が発生したとしても危険が少ない。
さらに、車輌のエンジンが始動した直後に動作チエツク
を行っても良い。
〔発明の効果〕
本発明によれば、モータに補助トルクを発生させること
なく故障検出が行われ、故障が検出されれば、ただちに
モータへの電力供給が遮断される。
従って、モータに過電流が流れる前にモータへの電力供
給が遮断され、モータ駆動手段の焼損やモータの焼き付
き等の故障が未然に防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の機械構造を示す斜視図であ
る。 第2図は第1図に示す電動駆動機構の断面図であり、第
3図の■−■綿断面断面図る。 第3図は第2図の■−■線断面図である。 第4図は第2図および第3図に示すスリーブ30の外側
面を示す平面図である。 第5図は本発明の一実施例の制御回路を示すブロック図
である。 第6図は操舵トルクとマイクロプロセッサに入力される
数値との関係を示す特性図である。 第7図はマイクロプロセッサから出力される数値とPW
M回路の出力の関係を示す特性図である。 第8図はマイクロプロセッサで実行されるプログラムを
示すフローチャートである。 第9図はマイクロプロセッサで実行される動作チエツク
用プログラムを示すフローチャートである。 l・・・ステアリングホイール、 2・・・第一ステアリングシャフト、 3・・・第ニステアリングシャフト、 4・・・ラックアンドピニオン機構、5・・・タイロッ
ド、6・・・車輪、7・・・電動駆動機構、8・・・ト
ーションバー、9・・・スリー7’、10・・・斜溝、
ll・・・ボール、12・・・軸方向変位部材、13・
・・カンチレバー、14・・・歪ゲージ、15・・・ピ
ニオンギア、16・・・ラック、17・・・歯車、18
.19・・・減速ギア、20・・・電磁クラッチ、21
・・・モータ(モータ)、 22・・・トルク検出機構(操舵トルク検出手段)、2
3・・・制御回路、24・・・増幅回路、25・・・微
積分回路、26・・・A/D変換回路、27・・・車速
検出装置、23・・・永久磁石、29・・・リードスイ
ッチ、30・・・波形成形回路、31・・・電源回路、
32・・・バッテリ、33・・・定電圧回路、34・・
・リレードライバ、35・・・ソレノイド、36・・・
リレー接点、37・・・ドライブ回路(モータ駆動手段
゛)、38・・・PWM回路(モータ駆動手段)、39
・・・アンドゲート(モータ駆動手段)、40・・・ド
ライブ回路(モータ駆動手段)、41・・・抵抗、42
・・・過電流検出回路、43・・・A/Dコンバータ、 44・・・モータ端子、 45・・・電圧検出回廊(電圧検出手段)、46.47
・・・アナログスイッチ、 48.49・・・トランジスタ、 50・・・クラッチドライバ、 MPU・・・マイクロプロセッサ (演算手段、電力遮断手段)、 丁R1,TR2,TR3,TR4 ・・・電界効果トランジスタ(モータ駆動手段)、ステ
ップ5t−312・・・(演算手段)、ステップ313
,331−341・・・(判断手段)、ステップS15
〜SIT・・・(電力遮断指示手段)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、 補助トルクを発生するモータと、 該操舵トルク検出手段により検出される操舵トルクが最
    適値に近づくように前記モータに供給する電力を決定す
    る演算手段と、 該演算手段が決定した電力を前記モータに供給するモー
    タ駆動手段と、 前記モータの端子電圧を検出する電圧検出手段と、 前記電圧検出回路の出力が前記演算回路の出力に対応し
    ているか否かを判断する判断手段と、前記電圧検出回路
    の出力が前記演算回路の出力に対応しなくなつた時、前
    記モータに流れる電力を遮断する電力遮断手段と、 を備える電動パワーステアリング装置のフェイルセーフ
    装置。
  2. (2)前記判断手段は操舵トルク検出手段が操舵トルク
    ゼロを検出している時に動作することを特徴とした請求
    項(1)記載の電動パワーステアリング装置のフェイル
    セーフ装置。
JP63236070A 1988-09-20 1988-09-20 電動パワーステアリング装置のフエイルセイフ装置 Pending JPH0285061A (ja)

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