JPH04303865A - 導電性ロール - Google Patents

導電性ロール

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Publication number
JPH04303865A
JPH04303865A JP3093062A JP9306291A JPH04303865A JP H04303865 A JPH04303865 A JP H04303865A JP 3093062 A JP3093062 A JP 3093062A JP 9306291 A JP9306291 A JP 9306291A JP H04303865 A JPH04303865 A JP H04303865A
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JP
Japan
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conductive
powder
particle size
electrically conductive
toner
Prior art date
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Pending
Application number
JP3093062A
Other languages
English (en)
Inventor
Ko Ishihara
石原 興
Norio Kanbara
神原 紀雄
Hitoshi Yoshikawa
均 吉川
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Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Publication date
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  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子写真複写機の現
像ロール等に用いられる導電性ロールに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写機の複写方式は、一般に、
図4に示すように、光導電体表面層付きの感光ドラム1
の外周面を一様に帯電させ、ついで被複写体の被複写像
を介してその外周面を露光することにより、上記外周面
上に静電潜像を形成する。つぎに、上記感光ドラム1と
対設されている現像ロール2の上に、トナー供給装置(
図示せず)から現像剤(トナー)を供給し、現像ロール
2の外周面と層形成ブレード3との間の摩擦力によつて
トナーを摩擦帯電させ、これを感光ドラム1の静電潜像
に対して電気的吸引力で飛翔させトナー像を形成し、こ
れを複写紙5に転写して定着することにより複写を行う
という方法である。上記の電子写真複写機において、上
記層形成ブレード3には一般にゴム材料が用いられ、そ
れを電子写真複写機の本体に取り付ける材料として板材
4が用いられている。また、上記現像ロール2の円筒状
ロール本体としては、アルミニウムやステンレス材ない
しプラスチツク製の円筒体が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような電子写真複
写方式において、最近では、上記トナーをマイナス帯電
化(マイナス化)して画質の向上を図つたり、またトナ
ーを微細化(フアイン化)して画質の向上を図つたりし
ているが、上記のような従来の現像ロールではこれに対
応することができない。すなわち、上記トナーのマイナ
ス化においては、摩擦帯電によつて、トナーを充分にマ
イナス帯電させることが容易ではない。帯電量が少ない
とかぶり現象(複写紙の地肌にトナーが点状に付着して
汚れる)を生じ不鮮明な画像となる。したがつて、その
帯電量を大きくする必要があるが、上記のような現像ロ
ールでは限界がある。また、上記の現像ロールでは、ト
ナーのフアイン化にも対応することができない。特に、
ワードプロセツサのプリンターにも、上記のような電子
写真複写方式の現像方式が応用されているが、その現像
方式は、アナログ式の現像方式(静電潜像の帯電量に比
例してトナーの付着量を増減し濃淡を表す)ではなく、
デジタル式の現像方式(静電潜像の各部を微細な枡目に
区切り、その枡目のトナーによる埋まり度合いで濃淡を
表す)が採用されており、このようなデジタル式の電子
写真複写方式には、マイナストナーが主として用いられ
ることから、これを充分にマイナス帯電させることが望
まれている。
【0004】この発明は、このような事情に鑑みなされ
たもので、トナーのマイナス化およびフアイン化に充分
対応することのできる導電性ロールの提供をその目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明の導電性ロールは、軸体の外周に導電層が
形成された導電性ロールであつて、上記導電層が、シリ
コン系樹脂バインダー中に、下記の(A)〜(C)成分
からなる群から選ばれた少なくとも一つの粉末状充填材
と、導電性金属酸化物粉末が分散含有されているという
構成をとる。 (A)粒径20μm以下のシリコン粉末。 (B)粒径20μm以下のポリアミド樹脂粉末。 (C)粒径20μm以下のメタクリル酸エステル樹脂粉
末。
【0006】
【作用】すなわち、本発明者らは、現像ロール等の導電
性ロールにおいて、その外周面に形成される導電層のマ
イナストナーの帯電性を向上させるために一連の研究を
重ねた。その結果、シリコン系樹脂バインダーと、特定
の粒径を有する粉末状充填材を含有する導電塗料の塗膜
によつて導電層を形成させると、誘電された電荷が粉末
状充填材の周囲に蓄積されるようになり高いトナー帯電
性を有するようになることを見出しこの発明に到達した
【0007】つぎに、この発明を詳細に説明する。
【0008】この発明の導電性ロールは、軸体と、その
外周に形成される導電層とから構成されている。
【0009】上記軸体としては、特に限定するものでは
なく、金属製の中実体からなる芯金や、内部を中空にく
りぬいた金属製の円筒体が使用される。
【0010】また、上記軸体の外周に沿つて形成される
導電層は、シリコン系樹脂バインダー中に、特定の粉末
状充填材および導電性金属酸化物粉末を分散含有させた
導電塗料の塗膜によつて形成されており、その厚みは5
0〜300μmに設定することが好適である。
【0011】上記シリコン系樹脂バインダーとしては、
特に限定するものではなく、従来公知のものがあげられ
るが、例えば、オルガノクロルシラン類を加水分解し重
合して得られる純シリコンワニスならびにこの純シリコ
ンワニスをアルキツドやエポキシ樹脂,アクリル樹脂,
ポリエステル樹脂,フエノール樹脂,メラミン樹脂,ウ
レタン樹脂等で変性した各種の変性シリコンワニス等が
用いられる。なかでも、上記純シリコンワニスを用いる
のが好適である。
【0012】上記特定の粉末状充填材としては、粒径2
0μm以下のシリコン粉末(A成分)、粒径20μm以
下のポリアミド樹脂粉末(B成分)および粒径20μm
以下のメタクリル酸エステル樹脂粉末(C成分)があげ
られ、単独でもしくは併せて用いられる。
【0013】上記粒径の20μm以下のシリコン粉末(
A成分)は、シリコン樹脂硬化物を公知の方法により粒
径20μm以下の粉末状に粉砕したものである。
【0014】上記粒径20μm以下のポリアミド樹脂粉
末(B成分)は、ポリアミド樹脂硬化物を公知の方法に
より粒径20μm以下の粉末状に粉砕したものである。 上記ポリアミド樹脂としては、ナイロン6,ナイロン6
6,ナイロン11,ナイロン12等があげられる。特に
上記ナイロン12が好適に用いられる。
【0015】上記粒径20μm以下のメタクリル酸エス
テル樹脂粉末(C成分)は、メタクリル酸エステル樹脂
を公知の方法により粒径20μm以下の粉末状に粉砕し
たものである。上記メタクリル酸エステル樹脂粉末とし
ては、ポリメチルメタクリレート,エチルメタクリレー
ト,n−ブチルメタクリレート等があげられる。特にポ
リメチルメタクリレート(PMMA)が好適にあげられ
る。
【0016】上記特定の粉末状充填材は、いずれもその
粒径が20μm以下のものを用いる必要がある。すなわ
ち、粒径が20μmを超えると、複写画像に斑点(べた
黒のなかに白ぬけが発生)を生じるからである。
【0017】このような特定の粉末状充填材の配合割合
は、それぞれ単独でもしくは併せて用いた場合のいずれ
においても、シリコン系樹脂バインダー100重量部(
以下「部」と略す)に対して10〜50部の割合に設定
するのが好ましい。すなわち、粉末状充填材の配合割合
が10部未満では充分な現像剤(トナー)の帯電性の向
上効果が得られず、50部を超えると導電塗料のチクソ
性が大きくなり、コーテイングが困難となる傾向がみら
れるからである。
【0018】上記導電性金属酸化物粉末としては、c−
ZnO,c−SnO2 等が用いられる。なお、上記「
c−」とは導電性を有することを意味する。
【0019】なお、導電層の形成材料として用いられる
導電塗料には、上記シリコン系樹脂バインダー,特定の
粉末状充填材および導電性金属酸化物粉末以外に必要に
応じて分散剤等が適宜配合される。
【0020】この発明の導電性ロールは、上記原料を用
い、例えばつぎのようにして製造することができる。す
なわち、上記シリコン系樹脂バインダー,特定の粉末状
充填材および導電性金属酸化物粉末を配合し、この配合
物をボールミル等を用いて混合,攪拌して導電塗料をつ
くる。そして、この導電塗料を、デイツプ法,ロールコ
ート法,スプレーコーテイング法等によつて金属製の軸
体(芯金)表面に均一厚みに塗工して乾燥し、加熱硬化
することにより、図1に示すような構造の導電性ロール
を製造することができる。図において、15は導電層、
16は芯金である。
【0021】このようにして得られる導電性ロールは、
上記導電層15が、図2に示すように、シリコン系樹脂
バインダー21が硬化し、その表面層に凹凸粗面を形成
するよう粉末状充填材(シリコン粉末,ポリアミド樹脂
粉末,メタクリル酸エステル樹脂粉末)20が分散され
ている。図において、22は導電性金属酸化物粉末であ
る。したがつて、トナーと導電層15表面の接触によつ
て誘電された電荷が、上記粉末状充填材20の周囲に多
く蓄積されるため、トナーの帯電性が向上する。
【0022】この発明の導電性ロールは、デジタル方式
の電子写真複写機用の導電性ロールとして最適であるが
、この導電性ロールのみならず、フアクシミリ,プリン
ター等、各種の導電性ロールとして広く用いられる。
【0023】
【発明の効果】以上のように、この発明の導電性ロール
は、導電層が、シリコン系樹脂バインダー中に、特定の
粉末状充填材と、導電性金属酸化物粉末とを分散含有さ
せた特殊な導電塗料の塗膜によつて形成されているため
、高いトナー帯電性を備えている。したがつて、例えば
この発明の導電性ロールを電子写真複写機に組み込んで
使用した場合、複写画像の濃度不足が生じず、充分な濃
度の複写画像が得られる。
【0024】つぎに、実施例について比較例と併せて説
明する。
【0025】
【実施例1〜8】導電層形成材料として、後記の表1に
示す原料を同表に示す割合で配合し、ボールミルにより
混合攪拌したのち、粘度300cps に調整してデイ
ツプ液(導電塗料)をつくつた。この液中に、直径20
mmの芯金を浸漬してコーテイングしたのち、引き上げ
て乾燥させ、ついで加熱処理して導電層を形成した。そ
して、図1に示すような導電性ロールを作製した。
【0026】
【表1】
【0027】 *1:東芝シリコン社製,YR−3187。 *2:東芝ケミカル社製,TVB−2014。 *3:白水化学社製,23K。 *4:旭カーボン社製,アサヒサーマル。 *5:東芝シリコン社製,トスパール145(粒径4.
5μm)。 *6:日本リルサン社製,オルガソール(粒径6μm)
。 *7:綜研化学社製,MP(粒径2μm)。 *8:日本シリカ社製,E−75。
【0028】
【比較例1〜3】後記の表2に示す原料を同表に示す割
合で配合した。それ以外は実施例1と同様にし図1に示
すような導電性ロールを作製した。
【0029】
【表2】
【0030】 *1:東芝シリコン社製,YR−3187。 *2:東芝ケミカル社製,TVB−2014。 *3:白水化学社製,23K。 *4:旭カーボン社製,アサヒサーマル。 *5:東芝シリコン社製,トスパール145(粒径4.
5μm)。 *6:日本リルサン社製,オルガソール(粒径6μm)
。 *7:綜研化学社製,MP(粒径2μm)。 *8:日本シリカ社製,E−75。
【0031】
【比較例4】シリコンパウダーであるトスパール145
(東芝シリコン社製,粒径4.5μm)に代えて粒径3
0μmのもの(東レシリコン社製,トレフイル)を用い
た。それ以外は実施例1と同様にして図1に示すような
導電性ロールを得た。
【0032】このようにして得られた各導電性ロールに
ついて、複写画像濃度およびトナー帯電量について、下
記の方法により測定評価した。その結果を後記の表3お
よび表4に示した。
【0033】〔複写画像濃度〕導電性ロールを現像ロー
ルとして用い、電子写真複写機に組み込み、25℃×5
5%RH条件下において画像出しを行つた。そして、べ
た黒画像において、濃度が充分で画像むらや白斑点ぬけ
の無いものを○、濃度不充分,画像むら,白斑点のいず
れかが発生したものを×として評価した。
【0034】〔トナー帯電量〕導電性ロールにおけるト
ナーの帯電量を、25℃×55%RH条件下においてつ
ぎのようにして測定した。すなわち、図3に示すように
、導電性ロール30表面上に現像剤(トナー)32層を
形成し、吸引ポンプ33により現像剤32を吸引してフ
アラデーゲージ34により測定した(フアラデーゲージ
法)。図において、35はフイルター、36は絶縁体パ
イプ、37は電位計である。
【0035】
【表3】
【0036】
【表4】
【0037】*:斑点ムラが生じた。
【0038】上記表3および表4の結果から、比較例品
は複写画像の評価結果が低く、トナー帯電量も低い。こ
れに対して実施例品は、いずれの特性についても良好で
、優れた現像ロールとなりうることがわかつた。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の導電性ロールの縦断面図である。
【図2】この発明の導電性ロールの導電層断面の模式図
である。
【図3】トナー帯電性を評価するフアラデーゲージ法の
測定状態を示す構成図である。
【図4】導電性ロールを組み込んだ電子写真複写機の要
部構成図である。
【符号の説明】
15  導電層 16  芯金 20  粉末状充填材 21  シリコン系樹脂バインダー 22  導電性金属酸化物粉末

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  軸体の外周に導電層が形成された導電
    性ロールであつて、上記導電層が、シリコン系樹脂バイ
    ンダー中に、下記の(A)〜(C)成分からなる群から
    選ばれた少なくとも一つの粉末状充填材と、導電性金属
    酸化物粉末が分散含有されていることを特徴とする導電
    性ロール。 (A)粒径20μm以下のシリコン粉末。 (B)粒径20μm以下のポリアミド樹脂粉末。 (C)粒径20μm以下のメタクリル酸エステル樹脂粉
    末。
JP3093062A 1991-03-30 1991-03-30 導電性ロール Pending JPH04303865A (ja)

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