JPH04303802A - 光拡散シート - Google Patents

光拡散シート

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JPH04303802A
JPH04303802A JP6740491A JP6740491A JPH04303802A JP H04303802 A JPH04303802 A JP H04303802A JP 6740491 A JP6740491 A JP 6740491A JP 6740491 A JP6740491 A JP 6740491A JP H04303802 A JPH04303802 A JP H04303802A
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JP
Japan
Prior art keywords
embossed
sheet
sheets
thermoplastic resin
light
Prior art date
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Pending
Application number
JP6740491A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Ogawara
小河原 宏
Fumio Nishitani
文男 西谷
Hiroshi Nasu
那須 博至
Tomohiro Yokota
知宏 横田
Toshiyuki Doro
敏行 堂路
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、照明カバー、窓ガラ
ス用、液晶ディスプレイ等のバックライトの光拡散板等
に用いられる光拡散シートに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に光拡散板は、充分な輝度を保ちな
がら光源を拡散させることが必要である。
【0003】この光拡散板に用いられる光拡散シートの
製造方法には、次に説明する二つの方法が知られている
【0004】その一つとしては、熱可塑性合成樹脂に光
拡散剤を添加して押し出し成形によって、光拡散シート
を得る方法がある。
【0005】また、押し出し成形によって得られた熱可
塑性合成樹脂シートの表面にエンボス加工を施して光拡
散シートを得る方法がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者の製造
方法においては、光拡散シートの光拡散性を向上させよ
うとすると炭酸カルシウム等の光拡散剤を増加する必要
があるが、このように光拡散剤を増加させると全光線透
過率が低下して輝度が下がるといった問題があった。
【0007】また、後者の製造方法においては、光拡散
シートとして十分な光拡散性を得るためには、シャープ
な深いエンボスを形成する必要があるが、一定の深さ以
上のエンボスを熱可塑性合成樹脂シートに形成すること
は、工業的に困難であるといった問題があった。
【0008】この発明は、上記従来の実情に鑑みてなさ
れたものであって、工業的に容易に製造することができ
、高い光拡散性と高い全光線透過率を有する光拡散シー
トを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するために、一面がエンボス加工された厚さ150
μ以下の熱可塑性樹脂シートを、エンボス面が同一の向
きになるように複数枚貼り合わせて形成されたものとし
た。上記エンボス加工の深さは、樹脂シートの厚みの2
5%以上であることが光拡散性がよく、好ましい。
【0010】
【作用】この光拡散シートを製造する方法としては、一
面がエンボス加工された熱可塑性樹脂シートをエンボス
面が同一の向きとなるように複数枚貼り合わせるだけな
ので、工業的に容易に製造することが可能である。
【0011】また、製造された光拡散シートは、エンボ
ス面を有する複数の熱可塑性樹脂シートをそれぞれのエ
ンボス面を同一の向きにして貼り合わされるものである
から、それぞれの樹脂シートの厚さは薄いにも拘らず、
1枚の樹脂シートに比べて光拡散性にすぐれ、同時に光
線透過率にもすぐれるという意外な作用効果を発揮する
ことが判った。
【0012】樹脂シートのエンボス面を同一の向きにし
て貼り合わせることにより、最外層のエンボス面、及び
、貼り合わせ面の一方の樹脂シートの平面と他方の樹脂
シートのエンボス面との間に於ける光の複雑な乱反射と
屈折が相乗的に現れるため、特にすぐれた光拡散性を示
すものと考えられる。この性質は、特に液晶ディスプレ
イのバックライトのように側面から光を受ける光拡散板
として非常に有効である。
【0013】
【実施例】以下、この発明に係る光拡散シートの実施例
について、図面に基づいて説明する。
【0014】図1はこの発明に係る光拡散シートの第1
の実施例を示す概略断面図、図2はこの発明に係る光拡
散シートの第2の実施例を示す概略断面図である。
【0015】この発明に係る光拡散シート1は、一面が
エンボス加工された厚さ150μ以下の熱可塑性樹脂シ
ート2を、エンボス面21が同一の向きになるように複
数枚貼り合わせて形成されたものである。
【0016】図1に示す光拡散シート1は、エンボス面
21,21における最大エンボス深さが厚みの25%以
上である2枚の熱可塑性樹脂シート2,2をエンボス面
を上向きにして貼り合わせたものである。
【0017】図2に示す光拡散シート1は、エンボス面
21,21におけるエンボス深さが異なる2枚の熱可塑
性樹脂シート2,2をエンボス深さが浅い樹脂シートを
上にして貼り合わせたものである。
【0018】また、これらの熱可塑性樹脂シート2は、
2枚に限らず、3枚以上貼り合わせて光拡散シート1を
形成することもできる。
【0019】複数枚の熱可塑性樹脂シート2を貼り合わ
せるには、ドライラミネート法が好ましいが、これに限
らず、高周波シールや押し出しラミネート法でもよい。
【0020】熱可塑性樹脂シート2としては、透明性に
優れ、エンボス加工が可能であり、これにはポリカーボ
ネートシートやアクリル樹脂シート、ABS樹脂シート
等がある。
【0021】これらの熱可塑性樹脂シート2は、耐熱性
があり、強度が高く、透明性がよく、押し出し成型が可
能なもので、エンボス加工性のよいものが使用される。
【0022】次に、熱可塑性樹脂シート2として、ポリ
カーボネートシートを用いて、光拡散シート1を製造し
た例について説明する。
【0023】エンボス付きのポリカーボネートシートの
製造方法としては、ポリカーボネート樹脂を、Tダイを
備えた押出し機で押出しした後に、エンボスロールと加
圧ロールの間を通して厚みが100μ以下でエンボス深
さが厚みの30%以上のシートを製造した。
【0024】次に、このエンボス付きのポリカーボネー
トシートのエンボス面と反対面にリバースロール等を用
いて、ポリウレタン型2液反応型接着剤を塗布し、他の
エンボス付きのポリカーボネートシートのエンボス面と
接触させて、貼合せロールを通すことによって複合シー
トとしての光拡散シート1を得た。
【0025】ポリウレタン型2液反応型接着剤としては
、ポリエステル類、ポリエーテル類、変性ポリエーテル
型ポリエステル類、一部ウレタン変性ポリエステル類等
を1種類又は2種類以上ブレンドして用いる。
【0026】硬化剤としては、プロピレントルイレンジ
イソシアネート(TDI)やヘキサメチレンジイソシア
ネート(HMDI)等が用いられる。
【0027】また、複数枚のエンボス付きのポリカーボ
ネートシートの貼り合わせは、必ずしも全面に接着剤を
塗布して貼り合わせる必要はなく、複数枚のポリカーボ
ネートシートがエンボス面を同一の向きにして密着され
るのであれば、接着面がスポット状でもよく、又は、線
状であってもよく、あるいは、複数枚のポリカーボネー
トシートを接着剤を用いず押出しラミネート、熱ラミネ
ート、高周波融着等で物理的に貼り合わせてもよい。
【0028】一方、熱可塑性樹脂シート2の厚さが15
0μを超えると、複数枚貼り合わせると全光線透過率が
減少するので好ましくない。
【0029】また、複数枚の熱可塑性樹脂シート2を密
着して貼り合わせることが必要であり、熱可塑性樹脂シ
ート2同士が密着されていないと、全光線透過率が低下
する。
【0030】次に実際に実施した例について、比較例と
対照して説明する。
【0031】実施例Aとしては、エンボス面21の最大
エンボス深さが30μでエンボス深さを含む厚さが90
μのポリカーボネートシートをポリエーテル型ウレタン
接着剤を用いて、エンボス面21を同一の向きにして2
枚貼り合わせて光拡散シート1とした。
【0032】実施例Bとしては、エンボス面21の最大
エンボス深さが20μで厚さが70μのポリカーボネー
トシートをポリエーテル型ウレタン接着剤を用いて、エ
ンボス面21を同一の向きにして3枚貼り合わせて光拡
散シート1とした。
【0033】但し、接着剤の塗布面積は、3枚が密着す
るために必要な最小限とした。
【0034】比較例Aとしては、実施例Aに用いたエン
ボス面21の最大エンボス深さが30μで厚さが90μ
のポリカーボネートシートが1枚のものとした。
【0035】比較例Bとしては、エンボス面の最大エン
ボス深さが60μで厚さが200μのポリカーボネート
シートが1枚のものとした。
【0036】これらの光拡散シートにおける全光線透過
率と曇度と識別距離とを表1に示す。
【0037】
【表1】
【0038】この表1において、全光線透過率が高いほ
ど高輝度が得られ、曇度が高いほど光拡散性は高い。
【0039】また、識別距離は、黒線1mmの方眼紙の
上に光拡散シートをおき、側面からしゃ光して、方眼の
識別できる距離とした。
【0040】この識別距離が短いほど光拡散性が高いと
いえる。
【0041】また、光拡散シートからなる光拡散板をL
CDのバックライトユニットに用いる場合には、識別距
離が短いほどユニットを薄くすることができる。
【0042】上記の結果、この発明の光拡散シート1は
、高い光拡散性と高い全光線透過率が得られる。
【0043】また、この発明の光拡散シート1を製造す
る方法としては、一面がエンボス加工された熱可塑性樹
脂シート2をエンボス面21が同一の向きとなるように
複数枚貼り合わせるだけなので、工業的に容易に製造す
ることができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は、一面
がエンボス加工された熱可塑性樹脂シートを、エンボス
面が同一の向きになるように複数枚貼り合わせて形成さ
れたものであるから、以下に述べる効果を奏する。
【0045】すなわち、工業的に容易に製造することが
でき、高い光拡散性と高い全光線透過率を有する光拡散
シートを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る光拡散シートの第1の実施例を
示す概略断面図である。
【図2】この発明に係る光拡散シートの第2の実施例を
示す概略断面図である。
【符号の説明】
1  光拡散シート 2  熱可塑性樹脂シート 21  エンボス面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  一面がエンボス加工された熱可塑性樹
    脂シートを、エンボス面が同一の向きになるように複数
    枚貼り合わせて形成されたことを特徴とする光拡散シー
    ト。
  2. 【請求項2】  エンボス深さがそれぞれの熱可塑性樹
    脂シートの厚さの25%以上である請求項1に記載の光
    拡散シート。
JP6740491A 1991-03-30 1991-03-30 光拡散シート Pending JPH04303802A (ja)

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