JPH0430308Y2 - - Google Patents

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JPH0430308Y2
JPH0430308Y2 JP1986067583U JP6758386U JPH0430308Y2 JP H0430308 Y2 JPH0430308 Y2 JP H0430308Y2 JP 1986067583 U JP1986067583 U JP 1986067583U JP 6758386 U JP6758386 U JP 6758386U JP H0430308 Y2 JPH0430308 Y2 JP H0430308Y2
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JP
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guide
foam material
curtain
shutter curtain
smoke
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JP1986067583U
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  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、火災時に煙やガス等の流出を防ぐた
めの防煙シヤツターに関するものである。
[従来技術及び考案が解決しようとする問題点] 一般に、シヤツターカーテンは、その左右側縁
部が略コ字溝形をしたガイドレールに遊嵌状に嵌
入案内されることによつて円滑な開閉作業ができ
るように構成されている。しかるに、このものを
そのまま防火防煙シヤツターとして用いた場合、
シヤツターカーテンとガイドレールとの間隙から
煙やガス等が流れ出てしまうので高い防煙機能を
備えた防煙シヤツターとして用いることはできな
い。そこで従来、第1図に示すように、シヤツタ
ーカーテン1とガイドレール2との間隙を密閉す
べくガイドレール2の内壁にネオプレンゴム等の
ゴム質弾性体から成る気密材6を取付け、これを
シヤツターカーテンに弾性的に当てるようにした
ものがある。しかしながらこのものでは、ガイド
レールの内壁に気密材を取付けるのが煩雑かつ面
倒である許りか、シヤツターカーテンのカーテン
面は平滑でないため気密材とカーテン面との間に
どうしても隙間が生じて気密性が損なわれ、しか
もこの様なゴム質弾性を有した気密材は、素材自
体が樹脂材であるが故に、耐熱温度が250℃前後
と低くしかも可燃性を有しており、従つて火災時
に高温になるにつれ、早期のうちに気密材が劣化
して気密性が損なわれ、ついには焼失してしまう
という問題点がある。
そこで実公昭56−50077号公報に示す如くガイ
ドレールのガイド溝内に、火災に伴う温度上昇で
発泡する発泡材を配設し、火災発生時にこれら発
泡材を発泡させてガイドレールとシヤツターカー
テンのカーテン面とを塞ぐようにしたものが提唱
される。しかしながらこのものは、シヤツターカ
ーテンが摺接するガイド面の略全域にそのまま発
泡材を貼着したものであるから、シヤツターカー
テン昇降時の振動や風等によつてシヤツターカー
テンが前後に揺れたとき、該揺れたシヤツターカ
ーテンのカーテン面が発泡材に接触し、これによ
つて発泡材が剥がれたり損耗したりして損なわ
れ、火災時において初期の気密性能を発揮できな
くなる惧れが有りさらに改善を要するものであ
る。
[問題を解決するための手段] 本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点
を一掃することができる防煙シヤツーを提供する
ことを目的として創案されたものであつて、シヤ
ツターカーテンの左右両側縁部を、左右ガイドレ
ールにそれぞれ形成される前後ガイド面間に遊嵌
状に嵌合してシヤツターカーテンの開閉ガイドを
するよう構成してなる防煙シヤツターであつて、
前記ガイドレールに、火災発生に伴う温度上昇で
発泡してシヤツターカーテンとガイドレールとの
間隙を塞ぐ発泡材を設けるにあたり、前記ガイド
レールのガイド面が形成される側の面部に、ガイ
ド面より突出しないよう溝状の収容部を形成
し、該収容部に、発泡材表面がガイド面よりもカ
ーテン面側に突出しないよう発泡材を収容したこ
とを特徴とするものである。
そしてこの本考案は、この構成によつて、火災
発生に伴う温度上昇で発泡する発泡材をガイドレ
ールに配設して火災時においてガイドレールとカ
ーテン面とのあいだの気密性を確保しようとする
ものでありながら、該発泡材が、ガイドレールに
遊嵌するシヤツターカーテンによつて損なわれて
しまうことがないようにしたものてである。
[実施例] 次に本考案の一実施例を図面に基づいて説明す
る。図面において、1は防煙シヤツターを構成す
るシヤツターカーテンであつて、該シヤツターカ
ーテン1は、その左右両端縁部がガイドレール2
にガイドされて開閉するものである。即ち、第2
図に示す第一実施例のものでは、ガイドレール2
は略コ字溝状になつており、その両溝側辺2a,
2bのうちの一方の溝側辺2aの開口縁部には外
側に向けて、また他方の溝側辺2bの開口縁部に
は内側に向けて略「形状の折曲部2c,2dが折
返し状に折曲形成されており、そして内側に向け
て折曲された内側折曲部2dとこれに対向する一
方の溝側辺2aとの間にシヤツターカーテン1の
カーテン面が摺接する前後のガイド面F,Gが形
成され、該前後ガイド面F,G間に形成されるガ
イド溝3にシヤツターカーテン1の左右端縁部を
遊嵌状に嵌合し、シヤツターカーテン1の開閉ガ
イドをするように形成されている。さらに、上記
内側折曲部2dには、火災初期の低温時に煙やガ
ス等の流入を防ぐネオプレンゴム等のゴム質弾性
体から成る気密材5が挟持されている。
一方、4はパーライト、パーミキユライト、ケ
イ酸カルシウム等の熱によつて発泡する無機質発
泡材であつて、該発泡材4は、他方の溝側辺2b
の内面に一体的に設けられた溝状部材からなる
収容部2eに収容取付けされている。つまり収容
部2eは、ガイドレール2においてガイド面Fが
形成される側の面部、つまり他方の溝側辺2bの
内面に溝状をした型材の底面を一体的に固着す
ることによつて形成されるが、該収容部2eのカ
ーテン面に対向する開口端位置は、前記内側折曲
部2dのガイド面Fからは突出することなく、逆
に僅かに投入した位置となるように設定されてお
り、そして、シヤツターカーテン開閉作動時の振
動や風等によつてシヤツターカーテン1が前後方
向に揺れてガイド面Fに摺接しても、発泡材4に
シヤツターカーテン1のカーテン面が接当するの
を防止するように構成されている。
そして火災が発生すると、シヤツターカーテン
1は、図示しない感煙器の作動に連繋する制動解
除によつて自動的に降下し閉鎖することになる
が、火災により温度上昇すると、発泡材4は発泡
を始めてその容量が増大し、シヤツターカーテン
1を押圧してガイドレール2の発泡材4の取付け
ていない側のガイド面Gに密着させることができ
るようになつている。しかも、この発泡材4は発
泡後は硬質化して1000℃以上の熱にも耐えられも
のが選択されていて、シヤツターカーテン1とガ
イドレール2との間隙を塞ぐことができるように
なつている。
叙述の如く構成された本考案の実施例におい
て、火災発生によりシヤツターカーテン1が自動
的に降下し開口部を閉鎖することになる。そして
火災によつて温度が上昇すると収容部2eに収容
された発泡材4が発泡、硬化し、これによつてシ
ヤツターカーテン1とガイドレール2との間隙を
塞ぐことになる。このため、シヤツターカーテン
1とガイドレール2との間隙から炎や煙、ガス等
が洩れ出してしまうことを確実に防止できる。し
かもこの発泡材は1000℃以上の熱にも耐え得るも
のであるので、火炎の漏洩がなくなつて防火シヤ
ツターとしての効果も充分果たされる。
この様に本考案にあつては、収容部2eに収容
した発泡材4が温度上昇に伴つて発泡することに
よつて、シヤツターカーテン1とガイドレール2
とのあいだの間隙が塞がれて気密性に確保できる
ことになるが、この発泡材4は、ガイド面Fから
は突出しないよう収容部2eに収容されているの
で、シヤツターカーテン1が開閉作動時の振動や
風を受けたりして前後に揺れたとき、カーテン面
はガイド面Fに接当するだけであつて、発泡材4
に接触することはなく、従つて、発泡材4がシヤ
ツターカーテン1の接当により剥れたり損耗して
しまうような惧れがなく、長期に亘つて確実な発
泡材4の保護が計れることになる。
尚、本考案は上記実施例に限定されるものでな
く、第3図に示す第二実施例の如く構成しても良
い。つまりこのものは、折曲部2c,2dが何れ
も外側に向けて折曲されていて、ガイド面F,G
が両溝側辺2a,2bの内面に形成されるもので
あるが、このような場合には、一方の溝側辺2b
に、ガイド面から没入するよう溝を一体的に折
曲形成してこれを収容部2eとし、ここに発泡材
4をガイド面Fからカーテン面側に突出しないよ
うに収容したものであり、このものでも発泡材4
の保護が計れることになる。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成したも
のであるから、火災発生に伴い発泡した発泡材に
よつてガイドレールとシヤツターカーテンのカー
テン面との間隙が塞がれることになつて、高度の
気密性が確保され、防煙防火性能の高いものにな
る。
しかもこの防火防煙性能を発揮する発泡材は、
ガイドレールのガイド面が形成される側の面部
に、ガイド面から突出しないよう設けた溝状の
収容部に発泡材表面がガイド面よりもカーテン面
側には突出しないよう収容されているので、平時
の開閉作動時の振動や風を受けたことによつてシ
ヤツターカーテンが前後に揺れたとき、カーテン
面はガイド面に接当することになつて、発泡材お
よびその収容部に接触することがなく、この結
果、発泡材の確実な保護が計れて、発泡材が剥れ
た損耗したりして損なわれてしまうことがなく、
もつて長期に亘つて信頼性の高い防煙性を確保で
きるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る防煙シヤツターの実施例を
示したものであつて、第1図は従来例を示すガイ
ドレール部の横断面図、第2図A,Bは第1実施
例におけるガイドレール部の横断面図、第3図
A,Bは第二実施例におけるガイドレール部の横
断面図である。 図中、1はシヤツターカーテン、2はガイドレ
ール、2a,2bはガイドレール溝側辺、2eは
収容部、F,Gはガイド面、4は発泡材、5は機
密材である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 シヤツターカーテンの左右両側縁部を、左右
    ガイドレールにそれぞれ形成される前後ガイド
    面間に遊嵌状に嵌合してシヤツターカーテンの
    開閉ガイドをするよう構成してなる防煙シヤツ
    ターであつて、前記ガイドレールに、火災発生
    に伴う温度上昇で発泡してシヤツターカーテン
    とガイドレールとの間隙を塞ぐ発泡材を設ける
    にあたり、前記ガイドレールのガイド面が形成
    される側の面部に、ガイド面より突出しないよ
    う〓溝状の収容部を形成し、該収容部に、発泡
    材表面がガイド面よりもカーテン面側に突出し
    ないよう発泡材を収容したことを特徴とする防
    煙シヤツター。 2 前記発泡材の収容部は、ガイド面よりも突出
    しないようガイドレールのガイド面が形成され
    る側の面部に、〓溝状部材を一体的に設ける
    か、あるいは〓溝を一体形成して構成したこと
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の防煙シヤツター。
JP1986067583U 1986-05-02 1986-05-02 Expired JPH0430308Y2 (ja)

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JPS62180190U JPS62180190U (ja) 1987-11-16
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JP2015071936A (ja) * 2014-11-21 2015-04-16 三和シヤッター工業株式会社 窓シャッターのガイドレールの防火構造

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JPS5650077U (ja) * 1979-09-25 1981-05-02

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