JPH0430298Y2 - - Google Patents

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JPH0430298Y2
JPH0430298Y2 JP1985173488U JP17348885U JPH0430298Y2 JP H0430298 Y2 JPH0430298 Y2 JP H0430298Y2 JP 1985173488 U JP1985173488 U JP 1985173488U JP 17348885 U JP17348885 U JP 17348885U JP H0430298 Y2 JPH0430298 Y2 JP H0430298Y2
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JP
Japan
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belt
pulley
eccentric shaft
shaft
intermediate eccentric
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JP1985173488U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は車両用に使用する戸閉機械に関するも
のである。一般に車両は戸閉機械の取付スペース
が限られ、小形化が要求される。勿論機械の小形
化と共に、保守、調整時の空間的制約も含まれ
る。
戸閉機械の取付位置としては、車両出入口の横
の床上式と、扉真上の鴨居式があるが、本考案に
かかる戸閉機械は後者の鴨居内に取り付けるもの
について改善したものである。
〔従来の技術とその問題点〕
鴨居式戸閉機械における両開き扉の開閉は、ラ
ツクピニオンすなわち歯車伝達による方式と、ベ
ルト伝達によるものがある。
本考案はベルト伝達式による両開き扉の鴨居式
戸閉機械に関するもので、以下、従来方式のベル
ト機構について説明する。
第6図はベルト伝達式戸閉機械の一例の正面図
であり、ベルト機構台1上に設けられた空気シリ
ンダ2の動作はアーム8を介して左扉3を駆動す
る。同時にアーム8に連結された扉連結棒4によ
つてこの力はベルト5に伝達され、もう一本の扉
連結棒6によつてアーム8′を介して右扉7に伝
達されてこれを駆動する。
この場合、ベルト5のたるみによつて、扉連結
棒4,6などが他の部材と接触したり、左右の扉
3と7の動作が同期しなくなることを防止するた
め、ベルト5には所定の張力を与えている。
この張力を付与する機構は、ベルト5にターン
バツクル機構を入れる方式と、プーリ9,9′の
いずれか一方もしくは両方の位置を移動し中心間
の距離を変える方法とがある。
第7図はターンバツクルによりベルト張力を与
えるものの要部正面図であり、プーリ9,9′の
位置はベルト機構台1上に固定したままで、ベル
ト5にターンバツクル機構10を入れ、これによ
つてベルト5の長さを調節することによつて適切
な張力を得るものである。
この方式はプーリ9,9′間の距離に余裕のあ
る場合にのみ可能で、小形化などにより余裕のな
い場合は不可能となる。また、エンドレスベルト
を使用する場合には、この方式は勿論不可能とな
る。
第8図および第9図はプーリ位置の移動により
ベルト張力を与えるものの図で、第8図は要部正
面図、第9図は必要部を断面した側面図である。
一方のプーリ9はベルト機構台1に直接回転可能
に取り付けられているが、他方のプーリ9′は移
動プーリ台13上に回転可能に取り付けられる。
通常、ベルト伝達式による両開き扉の鴨居式戸
閉機械においては、ベルト張力を約100Kgfとし
ており、従つてプーリ9,9′には約200Kgfの力
が掛る。このプーリ9′を水平に移動し、更に固
定して置くためには相当強固な構造を要する。
すなわち、ベルト張力を調整するに当つては、
まず固定ボルト12を弛めてベルト機構台1上で
移動プーリ台13が摺動可能な状態にした後、張
力調整ボルト11によつて移動プーリ台13をプ
ーリ9から離間せしめ、ベルト5に適切な張力を
得たとき固定ボルト12を締めることにより、プ
ーリ9,9′間の距離を固定するようにしたもの
である。
このような構造であるため、プーリ9,9′の
間隔は狭くなつても、戸閉機械全体は長くなり、
小形化が困難である。更に、保守においても車両
に取り付けた状態で行う場合により単純化するこ
とが望まれる。
以上のことから、小形で構造が単純なベルト張
力機構を持つた戸閉機械が望まれるため、保守も
極めて容易に行うことができるようにしたのが、
本考案にかかる車両用戸閉機械である。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案にかかる車両用戸閉機械においては、ベ
ルト機構台に設けた軸固定穴に回転可能に嵌合す
る中間偏心軸を設置し、この中間偏心軸によりベ
ルトプーリを枢支せしめ、この中間偏心軸を回転
せしめることにより、プーリ間の距離を変えてベ
ルトの調力を調整するようにしたものである。
前記中間偏心軸は、軸固定穴に嵌合する軸部分
の中心と、ベルト用プーリを枢支する軸部分の中
心とが偏心せしめられており、この中間偏心軸を
回転せしめることによりプーリの中心は移動す
る。
2個1対のプーリのうち一方または双方のプー
リに対してこの中間偏心軸を適用できるが、一方
のプーリのみに適用した場合には中間偏心軸の偏
心量の2倍だけプーリ間の距離が変化し、双方の
プーリに適用すれば更に2倍の変位距離を得るこ
とができる。
必要なプーリ間距離の変化量は。ベルトの伸び
によつて決められるものである。
〔作用〕
本考案においては、中間偏心軸をベルト機構台
に設けたプーリ軸固定穴に嵌合せしめているの
で、ベルトによるプーリ相互間方向の引張力はこ
の嵌合部で支持し、第8図および第9図で説明し
た従来品のように摩擦抵抗によるものではないか
ら、取り付けボルトは簡単なものでよい。
ベルトによるプーリ相互間の引張力は、中間偏
心軸を回転せしめるモーメントとして働くが、偏
心量は小さいのでプーリ軸固定穴に対して固定す
る取り付けボルトは小さいもので十分である。
ベルトに引張力を与えるために中間偏心軸を回
転せしめるに際しては、偏心量に対して十分の長
さを有する回転用工具を用いるので、容易に回転
せしめることができる。
〔実施例〕
第1図は本考案にかかる車両用戸閉機械のベル
ト用プーリ部の拡大正面図であり、第2図は第1
図の〜線に沿う断面図であつて、第3図は中
間偏心軸の拡大正面図、第4図は第3図の〜
線に沿う断面図、第5図は中間偏心軸の回転方法
を示す正面図である。
ベルト機構台1の所定の位置に軸固定金具16
が固着されている。軸固定金具16には中間偏心
軸18の取付穴嵌合部18aと嵌合する有底の軸
固定穴が設けられており、この穴の中心には取付
ボルト用ねじ穴に設けられている。
中間偏心軸18は軸固定金具16の軸固定穴に
滑合状態で嵌合する取付穴嵌合部18aと、プー
リ軸受15の内輪が嵌合する軸受嵌合部18bと
から構成され、これら取付穴嵌合部18aの中心
O1と、軸受嵌合部18bの中心O2とは、偏心量
cだけ偏心せしめられている。
取付穴嵌合部18aの中心O1には、取付穴嵌
合部18aと軸受嵌合部18bの両部分を貫通
し、且つ軸受嵌合部18b側に座ぐり部を有する
ボルト17用取付穴18cが設けられている。ま
た、軸受嵌合部18b側の表面には、取付穴嵌合
部18aの中心O1から等距離の位置に、回転用
工具14のかに目突起14aに係合する2個の工
具用穴18dが設けられている。
更に、軸受嵌合部18bのプーリ軸受15との
嵌合シート面に、プーリ軸受15を固定するため
の軸用止め輪19用の止め輪用溝18eが設けら
れている。この中間偏心軸18の取付穴嵌合部1
8aを軸固定金具16の軸固定穴に嵌合せしめ、
ボルト17で締め付ける。本実施例ではボルト1
7として六角穴付きボルトを使用しているので、
ボルト17の頭部は取付穴18cに設けられた座
ぐり部に没入する。
このようにしてベルト機構台1に固定された中
間偏心軸18の軸受嵌合部18bに、プーリ軸受
15の内輪を嵌合せしめて軸用止め輪19で固定
する。プーリ軸受15の外輪には、ベルト5が掛
けられたプーリ9が嵌合固定され、プーリ9は中
間偏心軸18の軸受嵌合部18bの中心O2を中
心として回転可能に支承される。
このようにしてプーリ間に懸架されたベルト5
の張力を調整するためには、中間偏心軸18を回
転せしめてプーリ9の中心位置を調整すればよ
い。中間偏心軸18を回転せしめるためには、か
に目スパナーの形状をした回転用工具14を用い
る。
すなわち、ボルト17を若干弛めて中間偏心軸
18が軸固定穴内で回転可能な状態にした上で、
中間偏心軸18に設けられた2個の工具用穴18
dに、回転用工具14のかに目突起14aを係合
せしめ、回転用工具14のアームに力を加えれ
ば、中間偏心軸18は容易に回転せしめられる。
必要なベルト張力を得た位置でベルト17を締め
付け、中間偏心軸18を固定すればよい。
本実施例では中間偏心軸18の偏心量cを2mm
とし、取付穴嵌合部18aの直径は30mm、回転用
工具14のアームの長さは200mmとした。従つて、
回転用工具14にかかる力点半径を150mmとして
も、ベルト張力を100Kgfとするために、プーリ
9に対して200Kgfの力を与えるのには、回転用
工具14のアームに約2.7Kgfの力を加えればよ
い。
また、中間偏心軸18には400Kg・mmの回転モ
ーメントがかかるが、これを半径約15mmの位置で
の摩擦力で係止するためには、摩擦係数を0.3と
しても、ボルト17の締め付け力は100Kgf以下
でよく極めて小さいボルトで充分である。
〔考案の効果〕
以上詳細に説明したごとく、本考案にかかる車
両用戸閉機械においては、プーリの張力機構のた
めに余分なスペースを必要とせず、機器を小形化
することができる。また、張力調整は中間偏心軸
を回転せしめ、1本のボルトを締め付けるだけで
すむので極めて容易に行うことができる。これら
の効果は、車両の鴨居の小さいスペース内に収納
され使用される車両用戸閉機械について非常に有
効なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる車両用戸閉機械のベル
ト用プーリ部の拡大正面図、第2図は第1図の
〜線に沿う断面図、第3図は中間偏心軸の拡大
正面図、第4図は第3図の〜線に沿う断面
図、第5図は中間偏心軸の回転方法を示す正面図
であり、第6図はベルト伝達式戸閉機械の一例の
正面図、第7図はターンバツクルによりベルト張
力を与えるものの要部正面図、第8図および第9
図はプーリ位置の移動によりベルト張力を与える
ものの従来例の図で、第8図は要部正面図、第9
図は必要部分を断面した側面図である。 1……ベルト機構台、2……空気シリンダ、3
……左扉、4,6……扉連結棒、5……ベルト、
8,8′……アーム、9,9′……プーリ、10…
…ターンバツクル機構、11……張力調整ボル
ト、12……固定ボルト、13……移動プーリ
台、14……回転用工具、14a……かに目突
起、15……プーリ軸受、16……軸固定金具、
17……ボルト、18……中間偏心軸、18a…
…取付穴嵌合部、18b……軸受嵌合部、18c
……取付穴、18d……工具用穴、18e……止
め輪用溝、19……軸用止め輪。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ベルト式扉開閉機構において、ベルト機構台に
    プーリ軸固定穴を設け、該固定穴に嵌合する中間
    偏心軸とこの軸に枢支されるベルト用プーリを備
    え、前記中間偏心軸を回転せしめることによりプ
    ーリ中心間距離を変えてベルトに張力を与えるよ
    う構成したことを特徴とする車両用戸閉機械。
JP1985173488U 1985-11-13 1985-11-13 Expired JPH0430298Y2 (ja)

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JP1985173488U JPH0430298Y2 (ja) 1985-11-13 1985-11-13

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JP1985173488U JPH0430298Y2 (ja) 1985-11-13 1985-11-13

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JPS6282678U JPS6282678U (ja) 1987-05-26
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JP1985173488U Expired JPH0430298Y2 (ja) 1985-11-13 1985-11-13

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