JPH04302371A - 電子式名刺ホルダー装置 - Google Patents

電子式名刺ホルダー装置

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Publication number
JPH04302371A
JPH04302371A JP3089114A JP8911491A JPH04302371A JP H04302371 A JPH04302371 A JP H04302371A JP 3089114 A JP3089114 A JP 3089114A JP 8911491 A JP8911491 A JP 8911491A JP H04302371 A JPH04302371 A JP H04302371A
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JP
Japan
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business card
item
screen
reading
image
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Pending
Application number
JP3089114A
Other languages
English (en)
Inventor
Noboru Aoyama
昇 青山
Hiroshi Nakane
博 中根
Masami Kobayashi
正巳 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH04302371A publication Critical patent/JPH04302371A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、名刺の内容を読み取
って記憶し、この記憶した内容をデータベースとして検
索,修正,編集等の各種機能を実行するとともに、パー
ソナル・コンピュータや電話機とのインターフェース機
能も有する電子式名刺ホルダー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、名刺は、日本はもとより
、現在世界中で広く利用され、特にビジネスの世界にお
いては必要不可欠な存在となっている。さらに、近年に
いたっては、学生も個人で名刺を作り、自らの社交の場
に活用するなど、その利用範囲もますます広がりを見せ
ている。今後はさらに、情報通信及び交通手段等の発達
により、人と人とのコミュニケーションの場も広がると
思われるが、このような状況にあって、名刺の役割はま
すます重要なものになり、また、その利用形態や働きも
新しいスタイルのものが望まれるようになると考えられ
ている。
【0003】そこで、上記のような観点からこれからの
名刺のあり方を考えると、現在の名刺は以下に示すよう
な問題を有しており、その改良が必要なことがわかる。
【0004】すなわち、現在、名刺は少し厚めの紙でで
きており、その一枚一枚は、一般に名刺ホルダーに収納
されて使用されるが、多くの名刺を収納すると非常に大
きく重くかさばって扱いにくいものとなり、持ち運びは
もちろん机の引き出しにしまっておくことすら難しくな
る。また、このホルダーの中から必要な名刺を捜し出す
場合であるが、本人がホルダーの中での名刺の収納場所
を忘れていれば、ホルダー全体に渡って捜しまわるとい
った労を強いられることになる。記憶力に優れた人の場
合でも、名刺の数が多くなれば、すみやかに目的の名刺
を捜し出すことは困難になる。
【0005】この対策として、個人が項目別に見出しを
つけることで、捜し易さの向上を図ることも可能ではあ
る。ところが、新しい名刺をもらったときに、その名刺
を収納する項目の空きスペースがない場合、もらった名
刺の収納場所に困ることになる。無理にその項目内に納
めようとすると、ほかの項目の名刺の入れ替えをするな
ど、やっかいな作業を強いられることになる。このよう
に、従来型の名刺ホルダーでは、小型携帯性及び検索効
率の上で問題を有している。
【0006】さらに、通常、名刺には氏名,住所及び電
話番号等の個人の基本的な情報が記されているだけであ
るため、後になって名刺の本人がどんな顔の人であった
か、また、どのような打ち合わせを行なったか等、忘れ
て思い起こせない場合もあり得る。すなわち、従来型の
名刺には、個人に付帯する詳しい情報を盛り込むことが
できないという問題もある。
【0007】加えて、情報交換手段としての媒体を、紙
にしか頼れないということがある。このことは、名刺の
情報を応用して発展的に利用するに当たって効率が悪い
ことになる。具体的にいえば、例えば電話で相手と連絡
をとるような場合、名刺の電話番号を参照しながら電話
のダイヤルを操作する等、途中に手作業が必要で煩わし
さが残る。これでは、情報の直接的な利用ができないた
め、今後進んでいく新しいスタイルの情報化時代への対
応にそぐわないものとなる。
【0008】また、天然資源の有効利用が唱えられてい
る現在において、紙を媒体とする情報交換の方法は、時
代の流れに相応していないといえる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
名刺は、収納上,検索上及び情報量の点で種々の問題を
有しているとともに、情報の利用に発展性がないという
不都合もある。
【0010】そこで、この発明は上記事情を考慮してな
されたもので、現在の名刺システムと共存し、かつ、現
在の名刺のもつ種々の問題点を解決し、しかも将来的な
発展への対応を図ることができる新しいタイプの電子式
名刺ホルダー装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電子式名
刺ホルダー装置は、略平板状に形成された本体と、この
本体の一方面側から他方面側に連通される名刺挿通路と
、この名刺挿通路に沿って配置され名刺の印刷情報を読
み取る読取手段と、この読取手段で読み取られた名刺情
報を記憶する記憶手段とを備え、名刺挿通路を本体の厚
み方向に対して斜めに形成するように構成したものであ
る。
【0012】また、この発明に係る電子式名刺ホルダー
装置は、略平板状で平面長方形に形成された本体と、こ
の本体の一方面側から他方面側に連通される名刺挿通路
と、この名刺挿通路に沿って配置され名刺の印刷情報を
読み取る読取手段と、この読取手段で読み取られた名刺
情報を記憶する記憶手段とを備え、名刺挿通路を本体の
長手方向の側面近傍に該本体の長手方向に沿って形成す
るように構成したものである。
【0013】さらに、この発明に係る電子式名刺ホルダ
ー装置は、名刺の印刷情報をイメージ情報として読み取
る読取手段と、この読取手段で読み取られたイメージ情
報を画面表示する表示手段と、この表示手段で表示され
た画面を用いて名刺の印刷情報を項目別にエリア指定す
る指定手段と、この指定手段で指定されたエリアのイメ
ージを認識し対応するデジタルコードデータに変換する
変換手段と、この変換手段で変換されたデジタルコード
データを項目別に記憶する記憶手段と、この記憶手段に
記憶されたデジタルコードデータを文字変換し項目別に
整理された一定の書式で表示する表示制御手段とを備え
るようにしたものである。
【0014】また、この発明に係る電子式名刺ホルダー
装置は、名刺の印刷情報をイメージ情報として読み取る
読取手段と、この読取手段で読み取られたイメージ情報
を画面表示する表示手段と、この表示手段で表示された
画面を用いて名刺の印刷情報を項目別にエリア指定する
指定手段と、この指定手段で指定されたエリアのイメー
ジを認識し対応するデジタルコードデータに変換する変
換手段と、この変換手段で認識不能となりデジタルコー
ドデータに変換されなかったイメージを指示する指示手
段と、この指示手段で指示されたイメージに対して該イ
メージを手書き入力して変換手段による変換処理に供さ
せる入力手段と、変換手段で変換されたデジタルコード
データを項目別に記憶する記憶手段とを備えるようにし
たものである。
【0015】さらに、この発明に係る電子式名刺ホルダ
ー装置は、名刺の印刷情報をイメージ情報として読み取
る読取手段と、この読取手段で読み取られたイメージ情
報を画面表示する表示手段と、この表示手段で表示され
た画面を用いて名刺の印刷情報を項目別にエリア指定す
る指定手段と、この指定手段で指定されたエリアのイメ
ージを認識し対応するデジタルコードデータに変換する
変換手段と、この変換手段で変換されたデジタルコード
データを項目別に記憶する記憶手段と、この記憶手段に
記憶されたデジタルコードデータのなかから所望の名刺
の所望の項目に対応するデータを登録する登録手段と、
この登録手段に登録されたデジタルコードデータを文字
変換し所定の順序で並べたリストとして表示する表示制
御手段とを備えるようにしたものである。
【0016】また、この発明に係る電子式名刺ホルダー
装置は、名刺の印刷情報をイメージ情報として読み取る
読取手段と、この読取手段で読み取られたイメージ情報
を画面表示する表示手段と、この表示手段で表示された
画面を用いて名刺の印刷情報を項目別にエリア指定する
指定手段と、この指定手段で指定されたエリアのイメー
ジを認識し対応するデジタルコードデータに変換する変
換手段と、この変換手段で変換されたデジタルコードデ
ータを項目別に記憶する記憶手段と、名刺を分類するた
めの分類項目を入力設定する設定手段と、記憶手段に記
憶されたデジタルコードデータのなかから設定手段で設
定された分類項目に属する名刺の所望の項目のデジタル
コードデータを登録する登録手段と、この登録手段に登
録されたデジタルコードデータを文字変換し所定の順序
で並べたリストとして表示する表示制御手段とを備える
ようにしたものである。
【0017】
【作用】上記のような構成によれば、まず、名刺挿通路
を本体の厚み方向に対して斜めに形成するようにしたの
で、本体内における名刺の面積を本体の厚みを厚くする
ことなく広くとることができ、読取手段を構成する各部
品を十分に名刺に接触させて印刷情報を確実に読み取る
ことができるようになる。また、名刺挿通路を本体の長
手方向の側面近傍に該本体の長手方向に沿って形成する
ようにしたので、名刺挿通路の両端部へ応力が集中しに
くくなり本体の機械的強度(剛性)を高めることができ
る。
【0018】さらに、名刺のイメージを項目別にデジタ
ルコードデータに変換し、項目別に分類して記憶手段に
記憶させるようにしたので、様々な角度からの検索に対
応できるようになり、取り扱いが便利でひいては検索動
作の高速化を促進させることができる。また、記憶手段
に記憶されたデジタルコードデータを文字変換し項目別
に整理された一定の書式で表示するようにしたので、ど
の名刺も同じ書式で見ることができるため非常に見易く
なって、名刺を一枚一枚見ながらの検索も煩わしさがな
くなる。さらに、認識不能となりデジタルコードデータ
に変換されなかった名刺のイメージを手書き入力して変
換手段による変換処理に供させるようにしたので、特別
な文字形態の名刺や汚れた名刺でも確実にデジタルコー
ドデータに変換して記憶させることができる。
【0019】また、記憶手段に記憶されたデジタルコー
ドデータのなかから所望の名刺の所望の項目に対応する
データを登録し、この登録されたデジタルコードデータ
を文字変換し所定の順序で並べたリストとして表示する
ようにしたので、例えば使用頻度の高い名刺のデータを
登録しておけば、検索時に記憶手段に記憶された全ての
名刺のデータを検索する必要がなくなり検索速度の向上
を図ることができる。さらに、名刺を分類するための分
類項目を入力設定できるようにし、記憶手段に記憶され
たデジタルコードデータのなかから入力設定された分類
項目に属する名刺の所望の項目のデジタルコードデータ
を登録し、この登録されたデジタルコードデータを文字
変換して所定の順序で並べたリストとして表示するよう
にしたので、使用者が分類項目を自由に増やすことがで
き、検索をより一層便利にすることができる。
【0020】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して詳細に説明する。図1は、この実施例で説明する
電子式名刺ホルダー装置の全体を表側から見た状態を示
している。この装置は、手帳もしくはカード状の大きさ
に形成され、名刺の内容を内蔵された半導体メモリに記
憶してデータベース化することにより、現行の分厚い名
刺ホルダーの肩代わりを行なうものである。この装置は
、ポケットにストレスなくはいる大きさであるにも関わ
らず、多くの名刺の管理及び検索等を効果的に行なうこ
とができ、主に以下に示すような優れた特徴を有してい
る。
【0021】1.名刺の読み込み 2.名刺情報のデジタルデータ化 3.名刺内容以外の個人情報の記憶 4.多人数分のデータを収納 5.名刺情報のディスプレイ表示 6.多角的な検索機能 7.パーソナル・コンピュータや電話機とのインターフ
ェース化 図1において、本体11は、一般的な名刺のサイズ(カ
ードサイズ)より少し大きな程度に、また薄く形成され
ている。本体11の表側には、名刺の内容を読み取るた
めのスロット状の名刺読取部12,タッチパネル構造の
液晶の表示画面13,画面操作のための操作キー部14
と電子ペン15,バーコードの読み取りや光信号を送信
するための発光部16とその動作釦17,電力を供給す
るための太陽電池18等が設けられている。
【0022】また、上記本体11の裏側には、図2に示
すように、内容読み取り後の名刺を吐き出すためのスロ
ット19,メモリバックアップ用の電池収納部20,オ
ートダイヤル機能等に使用する小型スピーカ21が設け
られている。また、本体11の後部には、外部装置との
インターフェースコネクタ22と、ICカード23及び
上記電子ペン15の装着用のスロット24,25とが設
けられている。これらICカード23及び電子ペン15
の着脱及びロックは、スライド摘み26によって行なわ
れる。ICカード23のタイトルは、アクリル製の透明
窓27を介して目視することができる。
【0023】さらに、本体11のサイドには、ACアダ
プターのプラグ差し込み用端子28が設けてあり、外部
(電源コンセントやバッテリーパック等)から電力の供
給が行なえるようにしている。これは、特に名刺の読み
込み時に消費電力が大きくなるため、電池の電力をカバ
ーするために設けたものであり、通常使用するにあたっ
ては必要ないが、多くの名刺を読み込むときには有効で
ある。
【0024】図3は、本体11を前面側から見た状態を
示しており、光の発信窓29,光信号の受信部30,小
型マイクロホン31等が設けられている。
【0025】図4は、本体11の表側を見た平面図で、
操作キー部14の図中上段に配列された「読取」,「修
正」,「編集」,「検索」,「特殊」の各キーはファン
クション(機能)キーであり、「電話」キーはオートダ
イヤルで電話をかけるときに使用するキーである。また
、操作キー部14の図中下段に配列された「次頁」,「
前頁」,「取消」,「実行」,「終了」,「ON/OF
F」の各キーは、主に各ファンクションモード内での操
作に必要なキーである。そして、これら12個のキーと
4個の「矢印」キーとにより本体11の基本的な操作が
行なわれる。
【0026】以下、各機能の働きについて具体的に説明
する。 [名刺の読み取り機能]まず、図5は、上記名刺読取部
12の断面構造を示している。この名刺読取部12は、
基本的には、本体11の一方面側から他方面側に連通し
該本体11の厚み方向に対して斜めに形成される名刺挿
通路12aを有し、この名刺挿通路12aに沿って、名
刺32に印刷された情報を読み取るためのイメージセン
サ33と、名刺32の移動量を検出するためのエンコー
ダ34とを設置したもので、イメージセンサ33の出力
はデジタルメモリ35に書き込まれ、エンコーダ34の
出力は出力検出器36に供給される。イメージセンサ3
3は、CCD(チャージ・カップルド・デバイス)のラ
インセンサで光源を一体にしたものであり、エンコーダ
34には、ローラ34aと磁気センサ34bとの組み合
わせによるロータリエンコーダが用いられている。なお
、イメージセンサ33は、スプリング37によってロー
ラ34aに接触する方向に付勢されている。
【0027】このような構成において、名刺32を名刺
読取部12内に名刺挿通路12aに沿って斜め方向に挿
入すると、名刺32はイメージセンサ33とローラ34
aとに挟まれ、名刺32の移動に伴ってローラ34aが
回転し、このローラ34aの回転量により名刺32の移
動量(読取位置)が検出される。名刺32の印刷面の読
み取りは、イメージセンサ33の読み取りを上記読取位
置に同期させることにより行なわれる。また、このロー
ラ34aには、回転速度が速くなりすぎないように、速
度をコントロール(抑制)するためのダンパー(図示せ
ず)が連結されており、正確で安定した読み込み動作が
行なえるようにしている。なお、イメージセンサ33の
図中下側に設置された磁気ヘッド38は、詳細は後述す
るが、名刺32の裏面に貼られた磁気テープの情報を読
み込みものである。
【0028】図6は、上記エンコーダ34の回転検出部
を示している。ローラ34aの回転量は、その周面に微
細周期で交互に着磁されたN,S極を、磁気センサ34
bで読み取ることによって行なわれる。この磁気センサ
34bは、2つの検出部を有し、図7に示すように、位
相の異なる2つの検出信号を得られるようになされてい
る。このため、2つの検出信号のどちらの位相が進んで
いるかによって、ローラ34aの回転方向を判断するこ
とができるため、名刺32を挿入してから逆方向に戻し
た場合でも、イメージセンサ33の読み取りと名刺32
の読取位置との同期関係に支障なく、名刺32の印刷情
報を読み取ることができる。
【0029】なお、ローラ34aの着磁部分は、直接名
刺32と接触しないようにローラ34aの端部に形成さ
れ、汚れや異物混入による傷等が付かないように保護さ
れている。また、ローラ34aの着磁部分と磁気ヘッド
38とは、お互いの磁気が動作に影響を及ぼさないよう
に、互いにローラ34aの長手方向に離れた位置に設置
されている。
【0030】図8は、名刺読取部12の名刺32の挿入
口に、ほこり等の異物混入防止用の蓋39を開閉自在に
設けたもので、名刺32を読み込むときにフック部39
aをはずし蓋39を開けて名刺32を挿入する。
【0031】図9は、名刺32の印刷情報読み込みの具
体的な手順を示すフローチャートである。すなわち、開
始(ステップS1)されると、ステップS2で名刺読取
部12の挿入口に名刺32を挿入し、ステップS3でそ
の名刺32を送り出す。そして、ステップS4でローラ
34aが回転され、ステップS5で磁気センサ34bか
ら回転検出パルスが出力されて、ステップS6で出力検
出器36がその回転検出パルスを確認すると、ステップ
S7で回転検出パルスに同期したタイミングでイメージ
センサ33による印刷情報のイメージ入力が行なわれ、
ステップS8でそのイメージデータがデジタルメモリ3
5に書き込まれる。その後、ステップS9で名刺32の
印刷面全面のイメージ入力が終了したことが検出される
と、ステップS10で次の処理に移行される。
【0032】なお、上記の例では、名刺32の送りを磁
気的手段で検出するようにしたが、これに限らず例えば
光学的な手段を用いてもよい。また、名刺32の名刺読
取部12の挿入口への挿入は、縦方向及び横方向のどち
らでもよいとともに、挿入口との相対位置に気を使う必
要なく行なうことができる。これは、後の「修正機能」
で説明するように、読み込まれた名刺32について、そ
の位置の変更や拡大・縮小等の修正が行なえるからであ
る。
【0033】一方、上記した名刺32の読み取り例では
、本体11に対して名刺32を動かす方法を採用したが
、逆に、名刺32を固定して本体11を動かすようにし
てもよい。この場合、図10に示すように、本体11の
端部にイメージセンサ33とその両側に2つのローラ3
4aとを露出させて設け、図11に示すように、テーブ
ル40上に置かれた名刺32の印刷表面に本体11のイ
メージセンサ33を当て、本体11を図示矢印方向に移
動させてなぞることによって行なわれる。
【0034】また、イメージセンサ33やエンコーダ3
4を設置する位置は、本体11の端部に限らず、図12
及び図13に示すように、本体11の裏面平面部にイメ
ージセンサ33とその両側に2つのローラ34aとを露
出させて設けるとともに、本体11の端部に補助ローラ
41を設け、テーブル40上に置かれた名刺32の印刷
表面に本体11のイメージセンサ33を当て、3つのロ
ーラ34a,41を利用して本体11を移動させるよう
にしてもよい。
【0035】さらに、図14に示すように、本体11の
裏面に2次元(平面)イメージセンサ42を設け、その
上に名刺32を載せることにより、名刺32の印刷面を
まるごとイメージ情報として読み取ってしまうようにす
ることもできる。また、他の読み込み方としては、小型
のカメラを利用したものもかんがえられるが、これにつ
いては、後の「特殊機能」の項目で触れることにする。
【0036】名刺32の読み取り方の違った例として、
これまで述べた印刷面のイメージ読み込みに代えて、磁
気テープやバーコードを利用した読み込み方が考えられ
ている。図15は、名刺32の裏面側に、その名刺32
の印刷情報をデジタル信号にコード化して記録した磁気
テープ43を貼り付けた状態を示している。このような
名刺32の場合は、先に図5で示した読み取り手段によ
って、図16に示すようにして読み取らせることにより
、イメージセンサ33で印刷情報のイメージ読み込みが
行なわれるのと同時に、磁気ヘッド38によって磁気テ
ープ42に記録されたデジタル信号の読み込みが行なわ
れる。
【0037】また、図17は、名刺32の裏面側に、そ
の名刺32の印刷情報に対応したバーコード44が印刷
された状態を示している。このバーコード44は、会社
名,氏名等の項目別に種分けされるヘッダ部を有し、各
項目毎に個別のラインを形成するように設定される。例
えばライン44aは会社名であり、ライン44bは氏名
であり、ライン44cは住所であり、ライン44dは電
話番号及びファクシミリ番号である。このような名刺3
2の場合は、図18に示すように、本体11の発光部1
6をバーコード44に当ててなぞることにより名刺情報
の読み込みが行なわれる。
【0038】このように、磁気テープ43やバーコード
44を介して読み込まれる情報は、イメージ情報ではな
く整理された文字や記号としてのコード情報である。こ
のため、検索を行なうに当たっては、名刺32に示され
る各項目(会社名,氏名等)毎に変換する必要はなく、
取り込まれた情報は直接的なデータとして、本体11内
部で効率よく利用される。また、この磁気テープ43や
バーコード44は、名刺32を作るとき印刷される場合
と、作られた後で貼り付けられる場合とがあるが、将来
どちらが一般的になるにしろ、後者の場合は自分で作れ
る装置があれば便利である。このシステムについては、
後の「特殊機能」の項目で説明する。
【0039】名刺32の読み込み方としては、以上述べ
たような様々な手段が考えられる。ここに述べた手段は
、現行の名刺システムとの共存、もしくはその延長線上
にある。すなわち、お互いに、自分たちが持っている名
刺のやり取りをともなうものである。ただし、例えばう
まくコーティングが施された名刺や、プラスチック製の
名刺が使われるようになるとすると、名刺を必ずしも相
手にあげてしまう必要はなく、再利用することも可能で
ある。つまり、もらった名刺を本体11で読み込み、そ
の後相手に返すという使い方が可能となる。
【0040】さらに、この外の読み取り手段として、現
在の名刺のような媒体を用いずに、本体11から他の本
体11へ、光を利用して直接的に名刺の情報を送信する
ことも考えられる。この手法については、後の「インタ
ーフェース機能」の項目で説明する。
【0041】ところで、先に図5で説明したように、名
刺32を名刺読取部12内に挿入する際に、本体11の
厚み方向に対して斜めに挿入するようにした理由は、名
刺32の印刷情報や磁気テープ43及びバーコード44
の情報が確実に読み取れるように、イメージセンサ33
,エンコーダ34及び磁気ヘッド38等の各部品を名刺
32に十分に接触させるようにするとともに、本体11
の厚みを薄くすることを考慮したからである。すなわち
、名刺32を本体11の厚み方向に対して斜めに挿入す
るように構成することにより、本体11の内部における
名刺32の面積を、本体11の厚みを厚くすることなく
広くとることができ、これにより、イメージセンサ33
,エンコーダ34及び磁気ヘッド38等の各部品を、十
分に名刺32に接触させて印刷情報や磁気テープ43及
びバーコード44の情報を確実に読み取ることができる
ようになるものである。
【0042】また、名刺読取部12のスロットは、図4
に示したように、本体11の長手方向に沿ってかつ一方
の側面に近い部分に形成されている。これは、本体11
の機械的強度(剛性)を高めポケット等に入れての持ち
運びに際して容易に損壊しないようにするためである。 すなわち、この本体11は、ポケット等に入れて持ち運
びできる携帯性を考慮して厚みが極力薄くなるように設
計されるものであるから、名刺32の挿入用スロットを
、例えば本体11の中央部でかつ本体11の短手方向に
沿って形成したりすると、本体11に外部から機械的圧
力が加わった場合、スロットの両端部に応力が集中し本
体11が2つに折れたり割れ易くなるものである。そこ
で、名刺読取部12のスロットを本体11の長手方向に
沿ってかつ一方の側面に近い部分に形成することにより
、スロットの両端部へ応力が集中しにくくし本体11の
機械的強度(剛性)を高めることができるものである。
【0043】[本体のハードウェア構成]次に、他の機
能について説明するに先立ち、本体11のハードウェア
構成について、図19を参照してまとめて説明しておく
ことにする。すなわち、本体11は、入力インターフェ
ース部45と、主要部46と、出力インターフェース部
47とに大別される。このうち、入力インターフェース
部45は、ファンクションキー,操作キー及びタッチパ
ネル等でなり、表示画面13を操作するための入力部4
5aを有し、この入力部45aにより主要部46のCP
U(中央演算処理装置)46aに命令が与えられる。ま
た、入力インターフェース部45は、ラインセンサや小
型カメラ等でなり、名刺32の印刷面や顔写真等のイメ
ージ情報を読み込むためのイメージ読取部45bを有し
ている。このイメージ読取部45bで読み取られた情報
は、主要部46のバッファ用RAM(ランダム・アクセ
ス・メモリ)46bに一旦蓄えられた後、CPU46a
でデータ圧縮等の処理が施され、名刺データを統括的に
管理するためのデータベースとなるRAM46cの所定
のアドレスに書き込まれる。
【0044】さらに、入力インターフェース部45は、
磁気テープリーダやバーコードリーダ等でなり、デジタ
ル信号にコード化された信号を読み取るためのデジタル
読取部45cを有している。このデジタル読取部45c
で読み取られた情報は、直接CPU46aで扱える形に
コード化されているため、そのままRAM46cに書き
込まれる。また、入力インターフェース部45は、ロー
タリーエンコーダ45d,光信号受信部45e及び小型
マイクロホン45fを有している。ロータリーエンコー
ダ45dは、ラインセンサによるイメージ読み取りの同
期をとるための信号発振部で、この信号は出力検出器4
6dで検出され、整えられた(変調された)後、CPU
46aに送られてラインセンサによるイメージ読み取り
のコントロールに利用される。
【0045】光信号受信部45eは、赤外線等の光信号
(例えばコード化された名刺情報)を受けるもので、こ
こで受けた信号は、光信号コントローラ46eで変調さ
れた後、デジタル信号として取り込まれCPU46aで
処理される。小型マイクロホン45fは、音声メモ等に
利用されるもので、ここで得られた信号は、音声コント
ローラ46fでA/D(アナログ/デジタル)変換され
た後、CPU46aで処理される。
【0046】また、上記出力インターフェース部47は
、名刺32の内容や操作メニューを表示するための液晶
ディスプレイ47aと、バーコード読み取り用の光信号
や名刺32の内容を光に変調した信号を発信するための
光信号発信部47bと、オートダイヤル用の音信号や音
声メモされた音声信号を出力する小型スピーカ47cと
、ICカード,パーソナル・コンピュータ及びプリンタ
等でなる、本体11の外部に用意される外部入出力装置
47dとがある。
【0047】さらに、上記主要部46は、主として、本
体11の各種基本的な働きをコントロールするつまり命
令の解読や指令及びデータの処理を行なうCPU46a
と、名刺データを記憶するデータベース用のRAM46
cとから構成される。このCPU46aには、前述した
出力検出器46d,光信号コントローラ46e及び音声
コントローラ46fの外に、出力インターフェース部4
7を働かせるための種々のコントローラが接続されてい
る。
【0048】すなわち、ディスプレイコントローラ46
gは、液晶ディスプレイ47aに画像を出力するための
信号処理部であり、例えば日本語ワード・プロセッサの
機能に必要とされるテキストや外字登録を実現するため
のテキストRAM46h及び外字RAM46iが接続さ
れる。また、テキストROM(リード・オンリー・メモ
リ)46jは、同じく日本語ワード・プロセッサの機能
であるかな漢字変換や記号変換に必要とされる。光信号
コントローラ46kは、光信号発信部47cで発信する
信号を生成する。同様に、音声コントローラ46lは、
小型スピーカ47cで音声再生する信号を生成するもの
で、D/A(デジタル/アナログ)変換機能を有してい
る。リアルタイムクロック46mは、日付や時間を自動
的にカウントする、いわゆる時計の働きを行なうための
クロックである。
【0049】[データベース機能]次に、データベース
機能について説明する。すなわち、読み込まれた個人の
名刺データは、効果的な検索を行なうために、個人別に
半導体メモリ(上記RAM46c)に記憶される。一方
、このデータは別に、個人に関連する付帯的なデータを
名刺の裏情報として記憶できるようになっている。つま
り、1枚の名刺は、複数のページを有するような構造で
データ記憶される。このようにして構成されたデータの
一例を、図20に示している。図20は、名刺1件(1
セット)分のデータの構造を示している。図に示す5枚
のカードは、それぞれに独立したデータを収納するもの
であり、個々のデータは、表示画面13上では、あたか
もページをめくるような気軽さで確認することができる
。この説明では、便宜上、それぞれの頁をカードにみな
し、CARD1,CARD2,……というように符号を
付している。
【0050】CARD1には、読み込んだ名刺の印刷面
のイメージデータがそのまま記録されたものである。こ
れにより、例えばロゴマークやの確認や一風趣向が凝ら
された名刺なども、そのイメージを損なうことなくあり
のままの形で保存することができる。CARD2は、C
ARD1の読み取り内容を、会社名,氏名,電話番号等
の項目別にテキストROM46jを用いてデジタルコー
ド変換し、各項目別に共通のフォーマット上に整理され
た形で記憶されたものである。このCARD2を作成す
るにあたっては、主にCARD1の内容を加工すること
によって行なわれるが、その具体的な手段については、
後の「修正機能」の項目で説明する。CARD2で扱わ
れる各項目の情報を利用して、名刺の種々の検索が行な
われることになる。
【0051】CARD3は、名刺をもらった相手の顔の
イメージを記録するエリアである。これにより、例え相
手の顔を忘れていたとしても思い出すことができるので
、再度相手と会うようなときに、顔と名前が一致しない
という問題を避けることができ、ビジネスを円滑に進め
る上で有効である。また、モンタージュの作成機能を用
意し充実したものとしておけばより便利である。CAR
D4は、打ち合わせ内容などの名刺に絡んだ内容を文字
にして残すためのメモエリアである。電子ペン15によ
る手書き入力や文字変換機能を利用してデータを入力す
る。CARD5は、地図やラフスケッチ等のイメージの
情報を記憶することができる、予備のメモエリアである
【0052】以上、5枚のカードが1セットとして扱わ
れ、それぞれのカードは、前述した「前頁」キーや「次
頁」キーの操作で簡単に切り換えて表示することができ
る。図21は、これら5枚のカードの具体的な表示画面
の例を示している。
【0053】[表示機能]次に、本体11の表示画面1
3には、薄型の液晶ディスプレイを用いている。この表
示画面13は、単に画面の表示だけを行なうのではなく
、入力キーの働きも兼ね備えるように構成されている。 すなわち、表示面を電子ペン15でなぞれば、なぞった
ラインがそのまま入力できる手書き入力機能と、表示面
を指でタッチすることでキーの働きを行なういわゆるタ
ッチパネルの機能とを取り入れている。これにより、操
作キーの数を減らし、本体11の小型化が促進される。 さらに、画面の分割表示も行なえるようにし、後述する
検索や編集等の特殊な操作を可能としている。
【0054】以下に、これらの機能を利用した操作の一
例を示す。図22は、画面の分割機能を説明している。 同図(a)は、名刺読み込み後のイメージデータ(CA
RD1の内容)を画面表示したものである。画面の図中
下部には、本体11の操作キー部14の一部が示されて
いる。ここで示されるキーは、このステージで特に使用
されるキーである。また、「矢印」キーについては、使
用する方向のものを斜線で示している。
【0055】図22(a)に示すCARD1の内容表示
状態で、「実行」キーを1回押圧操作すると画面は2分
割され、もう一度押圧操作するとさらに2分割されて、
同図(b)に示すように画面は4分割されることになる
。ここでいう分割とは、表示画面13の表示エリアの分
割であり、分割された各エリアには、それぞれ独立した
別の名刺が表示されることになる。すなわち、図22(
b)に示す4分割画面において、表示エリア1,2,3
には、それぞれ先の名刺に関連する(もしくはつながる
)別の名刺が表示されることになる。画面の分割数は、
さらに増やすことも可能であるが、表示画面13の分解
能(画素数)との関係により、文字の判別に支障を来さ
ない程度の数に設定される。
【0056】以上のように、マルチ表示された画面に対
して、スクロール機能を働かせることで、見たい名刺の
簡易な検索や名刺の配置の入れ替えを行なうことができ
る。図23は、4分割画面を模擬的に表わしている。ま
ず、同図(a)は初期の状態であり、図に示すA1,A
2,B1,B2はそれぞれの場所における名刺を代表す
る記号である。画面上には4枚の名刺だけしか表示され
ていないが、本体11の中では、複数枚の名刺がカルタ
を広げたように隣り合わせに整然と並べられたごとくに
認識され扱われる。そして、名刺を表わす記号のアルフ
ァベットは縦列を表わし、数字は横の行を表わしている
【0057】そこで、まず、図23(a)に示す状態か
ら、画面(名刺)を図中右方向に1枚分ずらせることを
考える。この場合、斜線が付された「矢印」キーを1回
押圧操作すると、図23(b)に示すように、A1,A
2の名刺が隠れ新たに図中左側からC1,C2の名刺が
表われる。このとき、上記の「矢印」キーを操作し続け
れば、名刺は同方向に順次スクロールされ続けることに
なる。同様にして、上下方向についても、スクロールを
行なうことができる。ちなみに、図23(b)に示す状
態から、斜線が付された「矢印」キーを1回押圧操作す
ると、同図(c)に示すように、B1,C1の名刺が隠
れ新たに図中下側からB3,C3の名刺が表われる。
【0058】次に、名刺同志の配列位置を入れ替えるこ
とについて説明する。図24(a)は、初期の表示画面
の状態を示している。仮にA1とB2の名刺を入れ替え
る場合を考えると、まず、表示画面13のタッチパネル
機能を利用して、それぞれの名刺A1,B2の表示され
た各分割画面に指を触れる。これにより、入れ替えを行
なうべき2枚の名刺が選択されるので、後は「実行」キ
ーを操作することにより、図24(b)に示すように入
れ替えが実行される。なお、この名刺同志の配列位置の
入れ替えは、上述したスクロール機能と併用することに
より、離れた位置に配置された名刺同志の入れ替えも可
能であり、名刺のレイアウト編集を効果的かつ簡単に行
なうことができる。
【0059】また、分割表示された複数の名刺の中から
1枚を選んで拡大するには、拡大したい名刺の表示され
た分割画面に指を触れ、後は「実行」キーを操作するこ
とにより、図22(a)に示したように、指定された名
刺を初期の読み込みイメージの表示に戻すことができる
【0060】このように、画面の分割表示,スクロール
,タッチパネル機能を応用することにより、名刺の検索
や編集を非常に速やかに行なうことができ、操作性も容
易化することができる。
【0061】[修正機能]次に、読み込まれた名刺につ
いては、その位置,縦横の変換及びズーム(拡大,縮小
)の操作を行なうことができる。この場合、まず、修正
対象となる名刺を画面表示させ、「修正」キーを操作す
る。すると、図25に示すように、表示画面13に「位
置修正」,「縦横変換」,「ズーム」のメニューが表示
される。そして、所望のメニューの表示部分を指でタッ
チして選択し、「矢印」キーを操作して名刺が表示画面
13の所望の位置に収まるように修正する。
【0062】「位置修正」のモードでは、「矢印」キー
を操作することにより、表示されている名刺を画面内で
上下左右に移動させることができる。「縦横変換」のモ
ードでは、上及び右方向の「矢印」キーを操作すること
により、表示されている名刺を縦及び横方向の向きに切
り替えることができる。また、「ズーム」のモードでは
、上下方向の「矢印」キーを操作することにより、表示
されている名刺を拡大及び縮小することができる。
【0063】ここで、図26は、上記のような修正が施
された後の画面表示された名刺を示している。この画面
は、先に示したCARD1の画面であり、前記CPU4
6aには単なるイメージ画面としてしか認識されない。 このため、データの検索を行なうにあたっては、イメー
ジの文字情報をデジタルコード化して、会社名,肩書き
,氏名,電話番号等の項目別に分類し、VPU46aに
認識させてRAM46cに記憶させる必要がある。
【0064】そこで、以下に、読み込まれた名刺を修正
し項目別に整理してフォーマット化する、つまり、CA
RD1からCARD2を作成することについて、図27
に示すフローチャートを参照して説明する。まず、ステ
ップS11で、対象となる名刺を呼び出してから、ステ
ップS12で、「修正」キーを操作して「修正」モード
に切り替えると、ステップS13で、画面がメニュー画
面に切り換えられる。このメニュー画面は、図28(a
)に示すように、名刺の情報を会社名,部課名,氏名,
住所,電話番号及びFAX番号のテキスト変換項目に分
類している。
【0065】ここで、修正作業の一例として、氏名の項
目を選択する場合を考えると、ステップS14で、メニ
ュー画面の氏名の表示部分を指でタッチすることにより
、テキスト変換項目を選択する。すると、ステップS1
5で、画面の表示が、図28(b)に示すように、初期
の名刺読み取り後の画面に切り換えられる。このとき、
変換対象項目(この場合氏名)が、図28(b)に示す
ように画面の左上に表示され、確認できるようになされ
ている。その後、ステップS16で、変換エリアが指定
される。この変換エリアの指定は、図28(b)に示す
ように、電子ペン15で2つの点を指定することにより
、氏名である「名刺花子」の文字を囲む枠を作ることで
行なわれる。
【0066】そして、「実行」キーが操作されることに
より、ステップS17で、テキスト変換が実施される。 この変換処理は、イメージで与えられた文字をデジタル
コード化されたデータに変換しCPU46aに認識させ
ることで、まず、ステップS18で、上記枠で囲まれた
文字つまり変換内容が、図28(c)に示すように、画
面いっぱいに拡大表示される。その後、ステップS19
で、すべての文字がコード化されたか否かの判別が行な
われ、もしイメージ文字の読み取りができずにコードに
変換できない文字があった場合には、ステップS20で
、未変換部分の修正が行なわれる。
【0067】この修正処理は、まず、図28(c)に示
すように、変換できない文字「刺」を画面上で反転表示
させ、この未認識の文字「刺」の表示部分を電子ペン1
5でヒットして選択した後、前述した手書き機能により
その文字「刺」を入力し直すことにより行なわれる。そ
して、全ての文字がコードに変換され、再び「実行」キ
ーが操作されると、再度図28(a)に示すメニュー画
面が表示され、ここに氏名に関する変換処理が終了され
る。そこで、メニュー画面の変換終了・確認の表示部分
を指でタッチすると、表示画面が図28(d)に示すよ
うに切り換えられる。この画面は、変換された文字を表
示する画面であり、先に述べたCARD2の画面に相当
する。これにより、各テキスト変換項目の変換後の姿を
確認することができる。
【0068】ここで、もし変換されていない項目があれ
ば、その部分は表示されずにブランク状態となっている
ので、「終了」キーを操作することにより図28(a)
に示すメニュー画面に戻して、その項目について上記と
同様の操作を繰り返して変換処理を行ない、ステップS
21で全項目の変換が終了されたことが確認されること
により、ここに1枚の名刺の全コード化が終了(ステッ
プS22)される。なお、図28(d)の画面に表示さ
れる日付は、名刺読み込み時の日付であり、自動入力さ
れるため、改めて入力する必要はない。そして、図28
(a)に示すメニュー画面の表示状態で、「終了」キー
を操作することにより、図26に示した初期のイメージ
画面が表示される。
【0069】以上によって、名刺1件についての修正(
データ変換)がなされたことになるが、このとき、例え
ば図26に示すように、画面の図中右下角に逆三角形状
の変換終了マークを付すようにすれば、変換がなされて
いない名刺を捜すのに便利である。
【0070】上記のような修正機能によれば、イメージ
画面として読み取った名刺の印刷情報を、項目別に分類
して同じフォーマット上に整理しコード変換してデータ
ベース化するようにしたので、種々の角度からの検索要
求に対応し易く取り扱いが便利であり、ひいては高速検
索を効果的に促進させることができる。また、名刺は、
イメージ画面のままでは様々なフォーマット、例えば基
本的なところでは縦書きや横書きといった形のものがあ
り、1枚1枚見ながら検索するのには不便であるが、項
目別に整理された同じフォーマットの画面(CARD2
)を有するため、1枚1枚見ながらの検索も容易に行な
えるようになる。
【0071】さらに、名刺の各項目の内容をコード化す
るにあたり、画面上で各項目別にエリアを指定し、この
エリア内の文字をコード化するようにしたので、各項目
に対する修正や編集を誤りなく確実に行なうことができ
る。また、本体11の自動変換機能ではコード化が困難
である場合には、部分的に手書き修正を行なえるように
したので、修正機能を大幅に向上させることができる。
【0072】[編集機能]次に、編集機能は、名刺を効
果的に検索するために、名刺の内容にしたがってモード
別に分類する機能である。編集のモードとして、「優先
順位」,「職種」,「地域」,「シークレット」の4つ
が用意されている。「優先順位」のモードでは、使用頻
度が高い名刺をまとめてグループ化し管理することがで
きる。「職種」及び「地域」のモードでは、それぞれの
文字が示すように職種や地域別にグループ化を行なうこ
とができる。また、「シークレット」のモードでは、特
別に秘密にしておきたい名刺をグループ化することがで
きる。
【0073】ここで注意したいことは、読み込まれた名
刺は、これらの4つの各モード内で編集されグループ化
されることになるが、データベースから独立してそのグ
ループ内に移されてしまうわけではない。ここでいうグ
ループ化とは、単にその名刺がこのグループのラベルを
持たされるだけであり、必要なときに、このラベルを頼
りに呼び出されるといった内容のものである。このため
、1枚の名刺は、必ずしも1つのグループだけに属する
とは限らず、複数のグループに属する場合もありえる。 また、「シークレット」以外のグループ内での名刺の削
除についても、単にラベルが消えるだけで、名刺がデー
タベースから消されてしまうわけではない。
【0074】以下に、それぞれのモードの場合について
編集操作の例を説明する。編集は、読み込みが完了し、
既にデータベース化された名刺が対象となる。そこで、
まず始めに、編集を行ないたい1件の名刺を画面に表示
させる。この表示は、CARD1及びCARD2のいず
れの形態でもよい。この表示された名刺が編集の対象と
なり、ここで、「編集」キーが操作されると、画面の表
示が、図29(a)に示すようなメニュー画面に切り換
わる。
【0075】ここで、指定した名刺が、特に使用頻度の
高いものであれば、「優先順位」のモードに納めると便
利である。この場合、まず、画面の「優先順位」の表示
部分を指でタッチする。すると、画面の表示が、図29
(b)に示すように切り換えられ、「登録」か「削除」
かを問われる。新たに登録する場合には、画面の「登録
」の表示部分を指でタッチすると、画面の表示が、図2
9(c)に示すように切り換えられる。図29(c)に
示す画面では、既に5件の名刺が登録され、優先度の高
い順番に、番号順に並べられている。
【0076】この図29(c)に示す画面では、その下
側に「氏名」,「会社名」,「NEW」の3つの選択モ
ードが用意され、このリスト上で表示する名前として、
個人名を使用するか、会社名を使用するか、あるいは新
たにネーミングをやり直すか(例えばニックネームの使
用など)の選択をすることができる。ここで、使用者は
要求に見合うキーを選択しその表示部分を指でタッチし
た後、「実行」キーを操作することにより、最初に画面
に表示した編集対象となる名刺の「優先順位」のリスト
内への登録が完了される。
【0077】「氏名」あるいは「会社名」のモードを選
択した場合には、それぞれ名刺に記載された氏名あるい
は会社名が使用される。また、「NEW」モードを選択
した場合には、電子ペン15で文字(タイトル)を入力
することが要求され、電子ペン15による手書き入力後
「実行」キーを操作することで登録が完了される。通常
、新しく登録された名刺は、リストの最後(図29(c
)の例では6番目)に登録されるが、その優先順位を変
更することもできる。
【0078】この場合、まず、変更したい名刺の番号の
表示部分を電子ペン15でタッチし、次にその名刺を挿
入したい番号の表示部分を電子ペン15でタッチすれば
、最初に選択された名刺は挿入したい番号の場所にソー
トされ、タッチされた番号及びこれより下に表示されて
いた名刺は一つ繰り下がる。登録件数が多くて、1画面
内に表示しきれない場合は、上下の「矢印」キーを操作
することにより画面をスクロールさせて表示したり、「
前頁」キーや「次頁」キーを操作して頁を切り換えて表
示させることができる。
【0079】そして、図29(c)に示すリスト表示状
態で「終了」キーが操作されると、画面は図29(b)
のように切り換えられ、この状態で「終了」キーが操作
されると、画面は図29(a)のように切り換えられ、
この状態でさらに「終了」キーが操作されると、画面は
最初に編集対象の名刺を表示した状態となる。
【0080】この「優先順位」の項目に登録した名刺を
リストから削除する場合には、図29(b)に示す画面
において、画面の「削除」の表示部分を指でタッチする
。すると、画面は、図29(d)に示すように切り換え
られるので、削除したい名刺の表示部分を電子ペン15
でタッチする。このとき、電子ペン15でタッチされた
名刺は反転表示されるので、その後、画面の「削除」の
表示部分を電子ペン15でタッチするか、「実行」キー
を操作することにより、削除が完了される。但し、ここ
でいう削除は、あくまでも、この「優先順位」のモード
内での削除であり、データベース上から名刺が削除され
てしまうわけではない。削除作業が終了したら、画面の
「終了」の表示部分を電子ペン15でタッチすることに
より、画面が図29(b)に示す表示に戻される。
【0081】次に、「職種」のモードへの登録について
説明する。上述した「優先順位」の項目に登録した名刺
を続けてこの「職種」の項目に登録する場合は、そのま
ま図29(a)のメニュー画面を表示させて「職種」の
表示部分を指でタッチすればよいが、新しい名刺につい
て「職種」のモードに登録したい場合は、まず、対象と
なる名刺を最初に呼び出して画面表示させる必要がある
【0082】そして、「編集」キーを操作して図29(
a)のメニュー画面を表示させ、その「職種」の表示部
分を指でタッチする。すると、画面の表示が、図30(
a)に示すように切り換えられ、「登録」か「項目追加
」か「項目削除」かを問われる。まず、「登録」を選択
する場合は、「登録」の表示部分を指でタッチすると、
画面は図30(b)に示すように予め用意された職種別
のリスト表示に切り換えられる。使用者は、名刺の内容
から判断して関連する職種の項目(例えば医療)を選択
し、その職種の表示部分を電子ペン15でタッチする。 このとき、選択された職種の項目は反転表示され、誤っ
て選択した場合は、他の項目を電子ペンでタッチして選
択し直すと、前に選択された項目が自動的に取り消され
反転表示が通常の表示に切り換えられる。
【0083】その後、「実行」キーを操作することによ
り、対象となった名刺は、その選択された職種のリスト
内に登録され、画面が図30(a)に示すメニュー画面
表示に切り換えられて、各々の名刺が、職種毎に分類さ
れることになる。
【0084】次に、「項目追加」のモードであるが、こ
こでは予め用意された項目以外に、新たに自分に必要な
項目を作ることができる。すなわち、追加する項目の内
容については、「職種」にこだわることなく、例えば外
国人や学生等の項目を自由に追加することができる。こ
の「項目追加」のモードを選択した場合、画面は図30
(c)に示すように表示が切り換えられる。そこで、電
子ペン15を用いて、項目番号と項目名とを画面の所定
の場所に手書き入力し、画面上の「実行」の表示部分を
ヒットしてコード変換を行なう。このとき、項目番号を
省略すると、手書き入力した新たな項目名は、項目リス
トの最後に追加されることになる。
【0085】項目の手書き入力がうまくコード変換され
なかった場合には、画面上の「取消」の表示部分を電子
ペン15でヒットして、再度手書き入力を繰り返す。コ
ード変換が終了した場合、再度画面上の「実行」の表示
部分を電子ペン15でヒットすると、新しい項目が設定
され所定の場所にソートされる。その後、画面は図30
(b)に示すように項目リスト表示に切り換えられ、新
たな項目が正しく所定の位置に追加されたかどうかを確
認することができる。
【0086】「項目削除」のモードは、登録された項目
のなかで、不要となった項目を削除するものである。図
30(a)に示すメニュー画面において、「項目削除」
の表示部分を指でタッチすると、画面は図30(b)に
示すリスト表示に切り換えられるので、この項目リスト
のなかから削除したい項目の表示部分を電子ペン15で
次々にヒットする。すると、ヒットされた項目は反転表
示され、この状態で、「実行」キーを操作することによ
り、反転表示されている項目が削除され、画面が図30
(a)に示すメニュー画面に切り換えられる。そこで、
「終了」キーが操作されると、画面が図29(a)に示
すメニュー画面に切り換えられる。
【0087】次に、「地域」モードについて説明する。 このモードの基本的な操作は、扱う項目が地域となるだ
けで「職種」モードと同じである。ここでいう地域とは
、例えば大きくとらえると世界の国別であり、日本国内
に限れば北海道,九州,関東等のブロックであり、さら
に、小さく見ていくと県や市,村や区域といったエリア
である。このモードについても、メニュー画面は「職種
」のモードと同じであり操作も略同様であるから、操作
の詳細な説明は省略する。なお、この「地域」モードに
おいて、決められたパターンで地域を設定するようにす
れば、名刺の住所データを自動的に判別させてその地域
の項目内に登録させるような編集も可能となる。
【0088】最後に、「シークレット」モードについて
説明する。このモードは、秘密にしておきたい名刺を暗
号を入力しないと見れないようにするためのモードであ
る。そのためには、まず最初に暗号番号を登録しなけれ
ばならない。そこで、このモードが選択されると、図3
1(a)に示す画面が表われる。ここで、電子ペン15
を用いて、例えば5けた以内の暗号(番号)を手書き入
力し、「実行」キーを操作するかまたは画面上の「実行
」を電子ペン15でヒットしてコード変換を行なう。 コード変換された番号は、再度この画面上にて確認でき
、間違った場合は、「取消」キーを操作するかまたは画
面上の「取消」を電子ペン15でヒットして、入力をや
り直す。暗号番号の設定が終ると、再度「実行」キーを
操作することにより、番号の登録がなされ、図29(a
)に示すメニュー画面に戻される。
【0089】この「シークレット」モードに名刺を登録
するには、まず、対象となる名刺を画面上に呼び出した
後でこのモードを選択する。すると、図31(a)の画
面が再び表われるので、暗号登録と同じようにして暗号
番号を電子ペン15で書き込む。入力した番号と先に設
定した暗号番号とが一致すれば、画面が図31(b)に
示すように切り換えられ、一致しなければ、画面が同図
(c)に示すように切り換えられる。この図31(c)
の画面においては、再度番号の入力をやり直すか、もし
設定した暗号番号を忘れたような場合は「全削除」を選
択し、設定した暗号番号及びこのモードに登録した全て
の名刺を削除しなければならない。ただし、この場合も
、削除される名刺は、あくまでこのモード内で登録され
た名刺であり、データベース上の名刺が削除されること
はない。
【0090】ただし、この本体11が人手に渡ることに
より、誤って「全削除」が行なわれるといった問題が起
きる可能性がある。そこで、暗号の二重登録といった手
段が考えられる。すなわち、この「全削除」を行なう前
に、この削除操作のための別の暗号の入力を要求するよ
うにすればよい。
【0091】入力した番号が一致し、図31(b)に示
す画面において、「登録」を選択すると、対象となる名
刺が登録される。そして、作業を終えたい場合には「終
了」キーを操作し、登録された内容を確認したい場合は
、画面上の「一覧・削除」の表示部分を電子ペン15で
ヒットすることにより、画面が図31(d)に示すリス
ト表示に切り換えられる。登録件数が多くて1画面に納
まらない場合は、上下の「矢印」キーによってスクロー
ルしながら確認できる。このとき、同時に画面上にカー
ソルが表示されるので、削除したい名刺にカーソルを合
わせて反転表示させ、「実行」キーを操作すれば削除を
行なうことができる。そして、画面上の「終了」の表示
部分を電子ペン15でヒットすることにより、画面が図
29(a)に示すメニュー画面に切り換えられる。
【0092】図32は、以上の編集機能の動作をまとめ
たフローチャートである。まず、ステップS23で、編
集対象となる名刺を呼び出し、ステップS24で、「編
集」キーを操作して「編集」モードに切り換え、ステッ
プS25で、メニュー画面を表示させ、ステップS26
で、編集項目つまり優先順位,職種,地域,シークレッ
トを選択する。そして、ステップS27で、選択された
編集項目毎に登録か削除かの選択が行なわれ、ステップ
S28で登録操作、ステップS29で削除操作がそれぞ
れ行なわれた後、ステップS30で、編集内容が確認さ
れ、終了(ステップS31)される。
【0093】[検索機能]この機能は、上述した修正や
編集機能によって整えられ準備されたデータについて、
すみやかな検索を行なう機能である。検索を行なう場合
、まず、本体11の「検索」キーを操作する。これによ
り、図33(a)に示すメニュー画面が表われる。この
例においては、「スペシャル」,「会社名」,「氏名」
,「日付」,「職種」,「地域」,「シークレット」の
7つの検索モードを用意している。このように、検索目
的に応じた種々のモードを用意することにより、効果的
ですみやかな検索を行なうことが可能となる。
【0094】「スペシャル」のモードは、先の編集機能
の項目で説明した「優先順位」に対応する検索モードで
ある。このモードを選択する、つまり、この表示部分を
指でタッチすると、図33(b)に示す画面が表われる
。画面のリストは、優先順位別に編集された内容を示し
ている。選択にあたっては、反転表示を行なうカーソル
が使用され、上下方向の「矢印」キーを用いて目的とす
る名刺を選択する。呼び出したい名刺にカーソルをあわ
せた後、「実行」キーを操作すると、その名刺が図33
(c)に示すように画面表示される。この画面は、先に
述べた名刺1セット分のデータのCARD1の画面であ
る。ここで、「前頁」キーや「次頁」キーを操作するこ
とにより、CARD2,CARD3,……と画面を切り
換えることができる。また、上下の「矢印」キーを操作
すれば、優先順位別に並べられた名刺をスクロールして
みることもできる。「終了」キーで図33(a)に示す
メニュー画面に戻される。
【0095】「スペシャル」のモードに限らず、メニュ
ー画面に示す「会社名」,「氏名」等の各モードにおい
ても、それを選択すると、それぞれ扱われる対象となる
名刺は、そのモードの条件に制限される。すなわち、前
記CPU46aは、モードが選択された時点で、扱う対
象とする名刺をあたかもテーブル(以下シートという)
状に並べたように扱い、このシートを参照することにな
る。
【0096】次に、「会社名」のモードを選択する場合
について説明する。このモードを選択すると、画面が図
34(a)に示すように切り換えられる。五十音表が表
示されるので、「矢印」キーでカーソルを移動させて目
的とする会社名の頭文字を選択し、「実行」キーを操作
する。ここで、「あ」を選択した場合、画面は図34(
b)に示すように切り換えられ会社名が五十音順にリス
トとして表示される。この場合、「株式会社」等の文字
を自動的に省くことで、見易くなるように工夫されてい
る。
【0097】そして、再度上下方向の「矢印」キーを操
作してカーソルを移動させ、目的とする会社を選択する
。このページで見つけることができなかったら、「矢印
」キーを操作し続けることで画面をスクロールさせるか
、または「前頁」キーや「次頁」キーを操作して頁を切
り換えることもできる。カーソルをあわせて「実行」キ
ーを操作すれば、指定した会社の名刺が画面に表示され
る。ただし、指定した会社の複数の社員から名刺をもら
っていた場合には、図34(c)に示すように名刺をも
らった社員の名前のリストが表示される。そこで、再度
カーソルを移動させて個人の名前を選択し「実行」キー
を操作することにより、その名刺が図34(d)に示す
ように画面表示される。
【0098】シート上には、名刺は会社毎にまとまって
配列されているため、この会社の他の社員を検索したい
場合には、「矢印」キーを用いて画面をスクロールさせ
ながら検索すればよい。また、肩書き順等への並べ換え
を行ないたい場合には、先に説明した表示機能の名刺入
れ替えの操作で実行することができる。
【0099】「氏名」で検索する場合も、まず、五十音
表の選択から始り、上記と同様な操作で検索を行なうこ
とができる。
【0100】「日付」で検索する場合、モード切り換え
後、図35(a)に示す画面が表われる。この画面は、
名刺を読み込んだ日付順に新しいものから順番に並べた
ものである。画面には、日付と個人名(または会社名)
が表示される。個人名で表示するか会社名で表示するか
は、画面下部の氏名または会社名の表示部分を電子ペン
15でヒットすることにより選択される。初期の画面に
ついては、前回の検索時の状態(個人名か会社名か)を
記憶しておき、この条件に合わせて表示が行なわれる。 あとは同様に、カーソルを「矢印」キーで移動させて目
的とする名刺を選択し「実行」キーを操作することによ
り、その名刺が図35(b)に示すように画面表示され
る。
【0101】ところで、日付で検索する場合には、日付
の覚え違い等から、名刺を表示させてみたものの目的と
する名刺と違っていることが往々にして有り得る。そこ
で、図35(b)に示すように名刺が表示された状態で
、上下方向の「矢印」キーを操作することにより画面が
スクロールし、日付が新しい名刺から古い名刺へと、名
刺画面を見ながらの検索を行なうことができる。この場
合、CPU46aは、名刺が日付の新しいものから古い
ものの順に縦に一列に並べられたシートとして認識して
いる。
【0102】「職種」による検索も、「会社名」による
検索と基本的には同じであり、職種リストから職種を選
び、その職種内の業者あるいは人物のリストから目的の
名刺を検索するという操作を行なうことになる。これら
の「職種」の項目としては、編集機能の項目で述べたよ
うに、予め用意されたものと自分で新たに作ったものと
がある。後者の場合は、「職種」という言葉のイメージ
にとらわれることなく、例えば外国人とか同級生という
ように自由な発想で作られた項目もある。この職種で代
表する各項目の下に用意された業者及び人物のリストは
、検索の便宜を図るために五十音順に並べられているも
のとする。
【0103】最後に、「シークレット」による検索につ
いて説明する。このモードにはいると、先に示した図3
1(a)に示す画面が表示され、編集機能で説明した操
作により暗号番号を手書き入力する。番号が正しければ
、図31(d)に示すリスト画面が表われるため、カー
ソルを移動させて目的とする名刺を検索し「実行」キー
を操作することにより、目的とする名刺が画面表示され
検索終了となる。
【0104】図36は、以上の検索機能の動作をまとめ
たフローチャートである。まず、ステップS32で、「
検索」モードに切り換えられると、ステップS33で、
7つの検索モードのメニュー画面が表示され、ステップ
S34で、検索方法(「スペシャル」,「会社名」,「
氏名」,「日付」,「職種」,「地域」,「シークレッ
ト」)が選択されると、ステップS35で、各検索モー
ドの下位の検索操作が行なわれる。そして、ステップS
36で、目的とする名刺が画面表示されると、終了(ス
テップS37)される。
【0105】[インターフェース機能]この実施例で説
明する電子式名刺ホルダー装置は、本体と本体、また本
体と他の装置との間にインターフェースをとり機能のシ
ステムアップが図られている。ここでは次の6種類の例
について説明する。 1.本体と電話 2.本体と本体 3.本体とパーソナル・コンピュータ 4.本体とイメージスキャナ 5.本体とプリンタ 6.本体とICカード 上記項目1について、図37を参照して説明する。プッ
シュホン式の電話機の場合、相手の名刺を表示画面13
に呼び出して小型スピーカ21を電話口にあてながら動
作釦17を操作することにより、人手によって電話番号
を入力しなくても電話をかけることができる。
【0106】上記項目2について、図38を参照して説
明する。図38(a)は、光を用いて本体11から本体
11にデータを転送する例を示している。すなわち、本
体11に設けられた発光部16を相手の本体11の受信
部30に向けて動作釦17を操作することにより、名刺
の内容を相手の本体11に光信号で送ることができる。 また、図38(b)に示すように、2つの本体11のイ
ンターフェースコネクタ22同志をケーブル48で接続
して、データ転送を行なうようにしてもよい。
【0107】上記項目3について、図39を参照して説
明する。図39に示すように、本体11のインターフェ
ースコネクタ22を介して、本体11のデータをパーソ
ナル・コンピュータ49に転送したり、パーソナル・コ
ンピュータ49で作成したデータを本体11に転送する
ことができる。この機能により、名刺データをパーソナ
ル・コンピュータ49で修正したり、ソフトの作成に利
用したりすることができる。さらに、本体11のデータ
を、パーソナル・コンピュータ49を介してHDDやF
DD装置50に転送し保存させるともできる。また、光
ファイバー等を利用したパーソナル・コンピュータ通信
網が広く一般に使用されるようになると、パーソナル・
コンピュータで名刺情報のやり取りを行なうことができ
る。特に、業務に関係する会社の紹介や連絡を行なう場
合、すみやかにしかも部署や担当者の名前を具体的な条
件に選んでコンタクトを取ることができ、企業間での情
報交換を円滑に行なうことができる。
【0108】上記項目4について、図40を参照して説
明する。これは、本体11にイメージスキャナ51を接
続して、イメージ情報を本体11に取り込むようにした
ものである。地図やカタログの内容等を名刺の裏情報と
してメモすることができる。また、本体11の読み取り
機能では読み取りが難しい名刺の読み取りに利用する補
助機能としても有効である。
【0109】上記項目5について、図41を参照して説
明する。これは、小型のプリンタ52を本体11に接続
して、名刺情報を宛名の印刷に利用するようにしたもの
である。
【0110】上記項目6については、先に図2に示した
ように、すでに電子手帳等に利用されているようなIC
カード23を本体11に着脱できるようにしたもので、
RAMを内蔵するカードを装着して記憶容量を拡大した
り、データのバックアップ、また辞書やゲームに代表さ
れるソフトを、利用できるようにしたものである。IC
カードは、半導体メモリの容量の増大に伴なって今後ま
すます利用用途が広がるものであるから、本体の用途の
拡大を期待することができる。
【0111】[特殊機能]ここでは、これまで説明して
きた機能とは異なる、以下に示すような他の特殊な機能
について説明する。 1.電卓機能 2.時計(世界時計)機能 3.モンタージュ作成機能 4.カメラを用いた画像の取り込み機能5.音声のメモ
機能 6.電話番号を音声で知らせる機能 7.名刺を作成する機能 8.ICカード機能 これらの特殊な機能は、主に操作キー部14の「特殊」
キーの操作で切り換えられるモード内に納められている
【0112】上記項目1と2は、すでに電子手帳等に採
用されている機能であり、最初から本体11に組み込ん
でおけば便利である。
【0113】上記項目3は、予め顔の輪郭,眉毛,目,
鼻,口,耳,眼鏡,髭などについてそれぞれいくつかの
パターンを用意しておき、自由に組み合わせを変えて顔
を作れるようにしたものである。この機能によって、相
手のモンタージュを作成し名刺の付帯データとして記憶
させておくと、後で相手の顔を忘れたとき等に非常に便
利である。
【0114】上記項目4については、小型のCCD撮像
素子を用いたカメラを本体11に内蔵するようにしたも
のである。このカメラは、相手の顔のイメージを残せる
程度のものでよく、図42に示すように、ピントを合わ
せなくてもシャッタ釦53を押すだけで容易に撮影でき
るものが望ましい。カメラで撮影した相手の顔は、名刺
の裏情報としてCARD3で示す頁に記憶させておくと
、後で相手の顔を思い出したり他の人に相手を説明した
りする場合に便利である。
【0115】また、将来的に表示画面13の解像度が向
上した場合、先の実施例で説明したラインセンサによる
名刺の読み取りを行なわなくても、図43に示すように
、カメラで直接名刺の印刷情報を撮影してイメージを読
み取るようにすることもできる。さらに、別の発想とし
て、カメラを本体11に内蔵するのではなく、図44に
示すように、インターフェース機能を介して本体11に
カメラ54を接続することも考えられる。この場合、カ
メラ部の寸法の制限は、さほど厳しくないために、オー
トフォーカスやズーム機能を持たせて、よりはっきりと
かつ手頃な大きさに整えた画像を取り込むことができる
。また、図45は、名刺読み込み用のイメージセンサ3
3をそのまま利用して、光学レンズ55を介して取り込
まれた光学像をミラー56で反射させ、このミラー56
を回転させることで被写体の全光学像を読み取るように
したものである。
【0116】上記項目5については、半導体の音声レコ
ーダを用いて、名刺に関連する音の情報をメモする機能
である。近年の半導体メモリの飛躍的な記憶容量の向上
を考えると、音声レコーダとして十分実用に耐えられる
ものが開発される。半導体メモリを用いた音声レコーダ
の場合、機械式のテープレコーダに比べて内蔵マイクロ
ホンにテープ走行系のノイズが入らないため、質の良い
録音が可能となる。逆に考えれば、録音状態が良いため
、量子化のビット数を必要最小限まで下げることができ
、メモリ容量の節約にもつながる。また、容量の足りな
い分は、ICカードで補うこともできる。
【0117】使い方としては、名刺1件について、約1
0秒程度の録音時間があれば、次回のミーティングの予
定等の音声による記録が十分に可能である。また、自分
の声の記録を取るだけでなく、相手の声や話しぶりを記
録することもできるため、先に説明した相手の顔写真を
記録する場合と同様に、相手や打ち合わせ場所のイメー
ジを再現することができる。さらに、お互いの約束内容
の確認などにも利用することができる。また、内部の時
計やカレンダを利用して、決まった時刻にメッセージや
警告を発生させることもでき、個人のスケジュール管理
に非常に便利になる。さらには、相手のメッセージをそ
のまま他の人に伝えることができる。
【0118】上記項目6は、検索した名刺の電話番号を
音声で知らせる機能である。通常、電話をかける場合に
は、電話番号を見ながらダイヤルを回すまたは押すこと
になるが、この場合、名刺と電話機のダイヤルとを見比
べているために、非常に煩わしいものとなる。これに対
して、本体11の小型スピーカ21からゆっくりとまた
は繰り返し音声で電話番号を伝えてくれるようにするこ
とにより、使用者は電話機だけを見ればよく容易に電話
をかけることができる。
【0119】上記項目7は、名刺をこの装置で作成する
機能である。これは、 1.名刺が予め決められたフォーマット上に形成される
ようにプログラム化しておく場合、 2.全く自由に独特な名刺を作成できるようにする場合
、 3.1と2の中間的な形態をとる場合、がある。
【0120】1番目の手法は、例えば「会社名」,「氏
名」,「肩書き」,「電話番号」等の項目別に電子ペン
15で手書き入力を行ない、その都度コード変換してC
PU46aに認識させていくという手続きをとることに
なる。2番目の手法は、電子ペン15で手書き入力した
イメージ情報をそのまま名刺の印刷面にするという作り
方になる。3番目の手法は、1番目の手法で作成した名
刺の一部、例えばロゴマークを2番目の手法で作成する
というものである。
【0121】ここで、2番目及び3番目の手法を採用す
る場合には、必ずしも本体11上で作成する必要はなく
、本体11のインターフェース機能を利用して、パーソ
ナル・コンピュータやイメージスキャナを活用すれば、
込み入った名刺でもきれいに仕上げることができる。さ
らに、インターフェースケーブルを利用して磁気テープ
やバーコードシールを作成する装置に接続すれば、作成
した名刺をコード化したテープ(シール)を作ることが
できる。もし相手が本体11を持っていれば、このシー
ルを貼った名刺を読み取ってもらえるため、名刺を相手
にあげてしまう必要がなく、繰り返し利用することがで
き経済的である。
【0122】上記項目8については、現在、電子手帳に
活用されているICカードの機能をこの装置に応用した
ものである。ICカードそのものについては、様々な種
類のものが製品化されており、この装置でもその大部分
が利用できる。ここでは、特にこの装置で使われれば便
利と思われるものとして、以下の項目を扱っている。
【0123】1.RAMカード(拡張メモリ)2.時刻
表 3.電話帳 4.地図 5.ゲーム 項目1について、名刺データのバックアップか記憶件数
が増えた場合の記憶容量の拡大に利用する。特に、イメ
ージ情報や音声を記録する場合は、補助用のメモリとし
て有効である。
【0124】項目2について、客先への訪問が必要にな
り、交通手段や待ち合わせ時間を調べる必要が生じたと
きなどに有効である。また、名刺の関連データとして、
内容の一部を装置に移し換えると便利である。
【0125】項目3について、電話帳の一部を記憶した
ICカードであり、これを利用することにより電話帳を
めくらなくても、カードの情報から簡単に電話番号を求
める番号を見つけることができる。さらに、ICカード
から読み出した電話番号については、オートダイヤル機
能によりダイヤルキーを押す必要がないので便利である
。特に、使用頻度の高い電話番号については、見出しを
付けて本体11のRAM46cに記憶させておけば検索
の手間が省けて便利である。
【0126】項目4について、これは、地図情報をIC
カードに記憶したものである。これを利用すると、記憶
された相手の住所をもとにその場所を調べることができ
る。ここで、住所データからある程度ラフにでも地図上
の場所を自動検索できるようにソフト(プログラム)を
作成すれば、さらに使い易いものになる。また、呼び出
された地図に電子ペン15で書き込みを行ない、その画
面を装置に記憶させるといった使い方も考えられる。さ
らに、この地図と項目2で示した時刻表のデータとをう
まく結び付けることによって、より効果的に活用するこ
とができる。
【0127】項目5について、これは、装置にゲームな
どの娯楽の情報を取り入れたものである。これについて
は、様々な種類のICカードが考えられるが、ここでは
、名刺の内容に結び付いたものとして、a.字画による
姓名判断 b.企業ゲーム を例として取り上げる。
【0128】aの姓名判断については、調べたい人の名
刺の名前データを直接利用して字画を求め、占いを行な
うように構成したものである。さらに、発展的に利用し
て、例えば生まれる赤ん坊の命名を手伝う(選択する)
プログラムを組み込むこともできる。bの企業ゲームは
、名刺に取り込まれた会社の名前や株の情報を利用して
、株の運用や財務経理の仕組みなどを学習させながら会
社の運用を行なっていくといったビジネスゲームである
【0129】また、上記した5つの項目に限らず、辞書
や英会話等の有効なICカードが使用されることにより
、この装置の用途をますます広げることができる。
【0130】なお、この発明は上記実施例に限定される
ものではなく、この外その要旨を逸脱しない範囲で種々
変形して実施することができる。
【0131】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
現在の名刺システムと共存し、かつ、現在の名刺のもつ
種々の問題点を解決し、しかも将来的な発展への対応を
図ることができる新しいタイプの電子式名刺ホルダー装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る電子式名刺ホルダー装置の一実
施例を示す表側の外観図。
【図2】同実施例の裏面側を示す外観図。
【図3】同実施例の正面図。
【図4】同実施例の平面図。
【図5】同実施例の名刺読取部の構成を示す断面図。
【図6】同名刺読取部のエンコーダの構成を示す図。
【図7】同エンコーダの出力信号を示す波形図。
【図8】同名刺読取部の一部変形例を示す断面図。
【図9】同名刺読取部の動作を説明するためのフローチ
ャート。
【図10】同名刺読取部の第1の他の例を示す斜視図。
【図11】同第1の他の例の使用状態を示す側面図。
【図12】同名刺読取部の第2の他の例を示す表側の斜
視図。
【図13】同第2の他の例を示す裏側の斜視図。
【図14】同名刺読取部の第3の他の例を示す裏側の斜
視図。
【図15】磁気テープを貼った名刺の表と裏の状態を示
す斜視図。
【図16】同名刺の磁気テープデータの読み取りを示す
斜視図。
【図17】バーコードシールを貼った名刺の表と裏の状
態を示す斜視図。
【図18】同名刺のバーコードデータの読み取りを示す
斜視図。
【図19】同実施例の本体の信号処理系を示すブロック
構成図。
【図20】同実施例の名刺1件分の情報を説明するため
の図。
【図21】同名刺1件分の情報の具体例を示す図。
【図22】同実施例の分割表示を説明するための図。
【図23】同実施例のスクロール操作を説明するための
図。
【図24】同実施例の名刺入れ替え操作を説明するため
の図。
【図25】同実施例の修正機能のメニュー画面を示す図
【図26】同修正機能によって修正された後の名刺を示
す図。
【図27】同修正機能の動作を説明するためのフローチ
ャート。
【図28】同修正機能における名刺の各項目をコード化
する操作を説明するための図。
【図29】同実施例の編集機能の優先順位モードを説明
するための図。
【図30】同編集機能における項目の追加について説明
するための図。
【図31】同編集機能のシークレットモードを説明する
ための図。
【図32】同編集機能の全体的な動作を説明するための
フローチャート。
【図33】同実施例の検索機能のスペシャルモードを説
明するための図。
【図34】同検索機能の会社名モードを説明するための
図。
【図35】同検索機能の日付モードを説明するための図
【図36】同検索機能の全体的な動作を説明するための
フローチャート。
【図37】同実施例のインターフェース機能の第1の例
を説明するための図。
【図38】同実施例のインターフェース機能の第2の例
を説明するための図。
【図39】同実施例のインターフェース機能の第3の例
を説明するための図。
【図40】同実施例のインターフェース機能の第4の例
を説明するための図。
【図41】同実施例のインターフェース機能の第5の例
を説明するための図。
【図42】同実施例のイメージ画像の取り込みの第1の
例を説明するための図。
【図43】同実施例のイメージ画像の取り込みの第2の
例を説明するための図。
【図44】同実施例のイメージ画像の取り込みの第3の
例を説明するための図。
【図45】同実施例のイメージ画像の取り込みの第4の
例を説明するための図。
【符号の説明】
11…本体、12…名刺読取部、13…表示画面、14
…操作キー部、15…電子ペン、16…発光部、17…
動作釦、18…太陽電池、19…スロット、20…電池
収納部、21…小型スピーカ、22…インターフェース
コネクタ、23…ICカード、24,25…スロット、
26…スライド摘み、27…透明窓、28…プラグ差し
込み用端子、29…発信窓、30…受信部、31…小型
マイクロホン、32…名刺、33…イメージセンサ、3
4…エンコーダ、35…デジタルメモリ、36…出力検
出器、37…スプリング、38…磁気ヘッド、39…蓋
、40…テーブル、41…補助ローラ、42…2次元イ
メージセンサ、43…磁気テープ、44…バーコード、
45…入力インターフェース部、46…主要部、47…
出力インターフェース部、48…ケーブル、49…パー
ソナル・コンピュータ、50…HDD,FDD装置、5
1…イメージスキャナ、52…プリンタ、53…シャッ
タ釦、54…カメラ、55…光学レンズ、56…ミラー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  略平板状に形成された本体と、この本
    体の一方面側から他方面側に連通される名刺挿通路と、
    この名刺挿通路に沿って配置され名刺の印刷情報を読み
    取る読取手段と、この読取手段で読み取られた名刺情報
    を記憶する記憶手段とを具備し、前記名刺挿通路を前記
    本体の厚み方向に対して斜めに形成するように構成して
    なることを特徴とする電子式名刺ホルダー装置。
  2. 【請求項2】  略平板状で平面長方形に形成された本
    体と、この本体の一方面側から他方面側に連通される名
    刺挿通路と、この名刺挿通路に沿って配置され名刺の印
    刷情報を読み取る読取手段と、この読取手段で読み取ら
    れた名刺情報を記憶する記憶手段とを具備し、前記名刺
    挿通路を前記本体の長手方向の側面近傍に該本体の長手
    方向に沿って形成するように構成してなることを特徴と
    する電子式名刺ホルダー装置。
  3. 【請求項3】  名刺の印刷情報をイメージ情報として
    読み取る読取手段と、この読取手段で読み取られたイメ
    ージ情報を画面表示する表示手段と、この表示手段で表
    示された画面を用いて前記名刺の印刷情報を項目別にエ
    リア指定する指定手段と、この指定手段で指定されたエ
    リアのイメージを認識し対応するデジタルコードデータ
    に変換する変換手段と、この変換手段で変換されたデジ
    タルコードデータを項目別に記憶する記憶手段と、この
    記憶手段に記憶されたデジタルコードデータを文字変換
    し項目別に整理された一定の書式で表示する表示制御手
    段とを具備してなることを特徴とする電子式名刺ホルダ
    ー装置。
  4. 【請求項4】  名刺の印刷情報をイメージ情報として
    読み取る読取手段と、この読取手段で読み取られたイメ
    ージ情報を画面表示する表示手段と、この表示手段で表
    示された画面を用いて前記名刺の印刷情報を項目別にエ
    リア指定する指定手段と、この指定手段で指定されたエ
    リアのイメージを認識し対応するデジタルコードデータ
    に変換する変換手段と、この変換手段で認識不能となり
    前記デジタルコードデータに変換されなかった前記イメ
    ージを指示する指示手段と、この指示手段で指示された
    前記イメージに対して該イメージを手書き入力して前記
    変換手段による変換処理に供させる入力手段と、前記変
    換手段で変換されたデジタルコードデータを項目別に記
    憶する記憶手段とを具備してなることを特徴とする電子
    式名刺ホルダー装置。
  5. 【請求項5】  名刺の印刷情報をイメージ情報として
    読み取る読取手段と、この読取手段で読み取られたイメ
    ージ情報を画面表示する表示手段と、この表示手段で表
    示された画面を用いて前記名刺の印刷情報を項目別にエ
    リア指定する指定手段と、この指定手段で指定されたエ
    リアのイメージを認識し対応するデジタルコードデータ
    に変換する変換手段と、この変換手段で変換されたデジ
    タルコードデータを項目別に記憶する記憶手段と、この
    記憶手段に記憶されたデジタルコードデータのなかから
    所望の名刺の所望の項目に対応するデータを登録する登
    録手段と、この登録手段に登録されたデジタルコードデ
    ータを文字変換し所定の順序で並べたリストとして表示
    する表示制御手段とを具備してなることを特徴とする電
    子式名刺ホルダー装置。
  6. 【請求項6】  名刺の印刷情報をイメージ情報として
    読み取る読取手段と、この読取手段で読み取られたイメ
    ージ情報を画面表示する表示手段と、この表示手段で表
    示された画面を用いて前記名刺の印刷情報を項目別にエ
    リア指定する指定手段と、この指定手段で指定されたエ
    リアのイメージを認識し対応するデジタルコードデータ
    に変換する変換手段と、この変換手段で変換されたデジ
    タルコードデータを項目別に記憶する記憶手段と、前記
    名刺を分類するための分類項目を入力設定する設定手段
    と、前記記憶手段に記憶されたデジタルコードデータの
    なかから前記設定手段で設定された分類項目に属する名
    刺の所望の項目のデジタルコードデータを登録する登録
    手段と、この登録手段に登録されたデジタルコードデー
    タを文字変換し所定の順序で並べたリストとして表示す
    る表示制御手段とを具備してなることを特徴とする電子
    式名刺ホルダー装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10320525A (ja) * 1997-05-21 1998-12-04 Ricoh Co Ltd ファイリング・検索装置およびファイリング・検索方法
JP2001175241A (ja) * 1999-12-20 2001-06-29 Brother Ind Ltd 文字画像処理装置、文字画像処理方法及び文字画像処理プログラムを記録した記録媒体
WO2002061670A1 (de) * 2001-01-31 2002-08-08 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren und system zum verarbeiten von auf informationsträgern dargestellten informationen

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