JPH0430201Y2 - - Google Patents

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JPH0430201Y2
JPH0430201Y2 JP1986111007U JP11100786U JPH0430201Y2 JP H0430201 Y2 JPH0430201 Y2 JP H0430201Y2 JP 1986111007 U JP1986111007 U JP 1986111007U JP 11100786 U JP11100786 U JP 11100786U JP H0430201 Y2 JPH0430201 Y2 JP H0430201Y2
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JP
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paper
roller shaft
roller
conveyance
conveying
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JP1986111007U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔概要〕 用紙を安定走行させる搬送ローラ機構であつ
て、低剛性のローラ軸に多数の搬送ローラを配置
するように構成し、サイズの異なる用紙でも、常
に搬送ローラが用紙に均等圧で当たることによ
り、用紙の安定走行を可能とする。
〔産業上の利用分野〕
本考案は用紙の斜行や蛇行を防止する搬送ロー
ラ機構に関するもので、さらに詳しく言えば、
OCR装置等において各種の用紙サイズに対応可
能な搬送ローラ機構に関するものである。
OCR装置では、用紙は通例搬送ローラを使用
した搬送系で送られるが、この場合に、読み取り
を正確且つ確実に行うためには、第4図に示すよ
うに、用紙1の向きPまたは用紙1の送り方向F
と読み取り方向Rとが常に一定関係即ち直角の関
係にあることが必要である。
従つて、用紙1は、第4図の想像線で示すよう
に斜行または蛇行することなく、安定して送られ
ることを要する。
そのためには用紙1の横方向に並んで用紙1に
接する複数の搬送ローラ2の接触圧が均等である
ことを要する。
また、多様の業務の必要に応ずるためには、1
枚ずつの用紙だけでなく、多数枚の複写構造を有
する伝票を処理し得る事を要し、更に、第4図の
実線及び想像線で例示するように、サイズの異な
る用紙1について読み取り可能であることが必要
である。
そこで、OCR装置等において各種用紙サイズ
に対応可能であるとともに、用紙を安定走行させ
得る搬送ローラ機構が要望されている。
〔従来の技術〕
各種用紙サイズに対応しながら用紙を送る搬送
ローラ機構として、従来は例えば第5図に示すよ
うに、用紙1の両面にローラ群が接するようにな
つている構造において、ローラタツチを良くする
ために、用紙1のいずれか一方の面例えば上面に
接する多数の搬送ローラ2を、互いに独立に支持
し且つ用紙に向けて付勢する構造としている。
用紙1の他の面に接する多数の搬送ローラ3
は、通例固定位置に軸支された一本のローラ軸5
に回転自在であるように配置してある。
なお、用紙1の各面において搬送ローラ2,3
を駆動系としてもよく、またはフリーのピンチロ
ーラとしても良い。
このように一方のローラ群における搬送ローラ
2が独立に支持及び付勢される構造となつている
から、部品点数が多くなるとともに、組み付けの
際に搬送ローラ2毎に取り付け方向等の調整を要
する。しかも各搬送ローラ2は幅が小さいから、
取り付け精度を高めることが困難である。
従つて、各搬送ローラ2の取り付けの方向にば
らつきが生じやすい。
その結果搬送ローラ2の片当たりや接触圧の不
均一が生じ、これにより送られる用紙1は斜行・
蛇行する。
第6図は他の従来例である。
第6図Aにおいて、用紙1の両面に接する各ロ
ーラ群は、いずれも一本の剛性の高いローラ軸
4,5に配置した一体の同軸ローラである。上の
ローラ軸4の両端は、独立に用紙1に向けて付勢
力を受けている。
用紙1のサイズが大きい場合には、第6図Aに
示すように、上のローラ軸4が用紙1に平行のま
ま各搬送ローラ2が用紙1に当たるから、ローラ
軸4の両端における付勢力が各搬送ローラ2に均
等に作用する。従つて、搬送ローラ2の片当たり
がなく、しかも用紙1の全幅に渡つて各搬送ロー
ラ2の均等な加圧を受けるので、用紙の斜行・蛇
行は生じない。
しかるに、用紙のサイズが小さい場合には、第
6図Bに示すように、上のローラ軸4が傾斜し、
用紙1にかかるべき搬送ローラ2の一部が用紙1
から浮いてしまい又は片当たりとなり、用紙の斜
行・蛇行の原因てなつていた。
第7図は別の従来例を示す正面図である。
第7図Aの従来構造は、第6図の従来例におけ
る各搬送ローラ2の材質を比較的柔軟性の高いゴ
ムにし、小サイズの用紙の場合に搬送ローラ2の
たわみで全ローラのタツチのばらつきを吸収しよ
うとする構造となつている。
しかし第7図Bに示すように、搬送ローラ2が
たわみ量Eのたわみを生じると、その搬送ローラ
2の実質的なローラ径Dが変化し、その結果当該
搬送ローラ2による用紙1の送り速度が変化す
る。
従つて、このように用紙1の送り速度の変化が
経時的に生じて、OCR装置による読み取り情報
の精度が低下するという欠点がある。
また、用紙1に当たる複数の搬送ローラ2間で
たわみ量Eが一定でない場合には送り速度が一定
しないため、用紙が斜行又は蛇行するという欠点
がある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この従来方式では用紙サイズの異なる用紙を送
る際に用紙の斜行・蛇行が生じるという問題点が
ある。
本考案は、このような点に鑑みて創作されたも
ので、用紙サイズの異なる用紙を送る際に簡単な
構造で用紙の斜行及び蛇行を防止し得る用紙を安
定走行させる搬送ローラ機構を提供することを目
的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
第1図は本考案の原理正面図である。
第1図Aにおいて、10は、用紙1のいずれか
の面に接触する多数の搬送ローラ2を配置した本
考案の低剛性のローラ軸である。
11は、ローラ軸10の両端を独立に用紙1に
対して遠近移動自在であるよに支持する支持部材
である。
支持部材11としては例えばレバーまたはスラ
イドガイド等を使用し得る。
12は、ローラ軸10の各端を独立に用紙1に
向けて付勢する付勢手段である。
ローラ軸10は、付勢手段12の付勢力により
その両端で用紙厚に相当するたわみ量のたわみみ
を生じ得る。
〔作用〕
この機構により搬送する用紙のサイズが大きい
場合には、第1図Aに示すように、ローラ軸10
が真っ直ぐに伸びたままで、このローラ軸10に
配置した多数の搬送ローラ2が同時に均等圧で用
紙1に当たるから、用紙1は斜行・蛇行すること
なく、安定走行する。
用紙1のサイズが小さい場合には、第1図Bに
示すように、用紙1に搬送ローラ2がかからない
側のローラ軸10の端部が、付勢手段12の付勢
により、用紙1に搬送ローラ2がかかる側のロー
ラ軸10の端部よりも余分に押し出される結果、
ローラ軸10は用紙厚に相当するたわみ量のたわ
みを生ずる。
従つて、用紙1の位置する部分のローラ軸10
は、用紙1にほぼ平行となる。
従つて、用紙1にかかる各搬送ローラ2は、均
等圧にて用紙1を押さえることができる。
従つて、この場合も用紙1は斜行・蛇行するこ
となく、安定走行する。
この機構では搬送ローラ2をローラ軸10に同
軸上で配置するから、構造が単純であり、且つ部
品点数が少ない。
従つて、経済的に優れているとともに、組み付
け精度が高く、この点においても、用紙の安定走
行に役立つ。
〔実施例〕
第2図及び第3図は本考案の実施例であり、第
2図は斜視図、第3図は正面図を示す。
第2図及び第3図において、13はOCR装置
の筐体のフレーム等固定部材であり、支持部材1
1として一対のレバー11Aが揺動自在であるよ
うに枢支してある。
各レバー11Aの揺動端部には、軸受14を介
してステンレススチール製等の低剛性のローラ軸
10の両端が支持されており、ローラ軸10は回
転自在である。
ローラ軸10には、大サイズから小サイズまで
の各種用紙1を搬送可能である位置に多数の搬送
ローラ2が配置してある。
用紙1の下面には、剛性の高いローラ軸5に配
置した多数の搬送ローラ3が接触している。
12Aは、各レバー11Aを付勢して、搬送ロ
ーラ10を用紙1またはローラ軸5の搬送ローラ
3に向けて付勢している付勢手段12としてのス
プリングである。
この機構により搬送する用紙1のサイズが大き
い場合には、ローラ軸10が用紙1に平行に真っ
直ぐ伸びたままで、このローラ軸10に配置した
多数の搬送ローラ2が用紙1に作用する。従つ
て、搬送ローラ2の片当たりがなく、且つ用紙1
の全幅に渡つて搬送ローラ2の均等な加圧を受け
るので、用紙1は斜行・蛇行することなく、安定
走行する。
用紙1のサイズが小さい場合には、第3図に示
すように、ローラ軸10の両端にかかるスプリン
グ12Aの付勢力により、ローラ軸10は、用紙
1にかからない側の端イに設けた搬送ローラ2
が、対応するローラ軸5に取り付けある搬送ロー
ラ3に接触するまで、たわみを生じる。
従つて、ローラ軸4は、用紙1にかかる部分で
は用紙1にほぼ平行となる。
従つて、用紙1にかかる位置ロ,ハにおける搬
送ローラ2は、均等圧で且つ片当たりなく用紙1
に接触する。従つて、このように小サイズの用紙
1でも、斜行・蛇行を生じることなく、安定走行
する。
ローラ軸10と搬送ローラ2とを同軸一体加工
で高精度にて製造し得るとともに、用紙1の片面
における搬送ローラ2は一本のローラ軸10に支
持されるからローラ軸10ないし搬送ローラ2の
取り付け精度が高く、従つて、用紙1の安定走行
のための高精度の調整が可能である。
このように、本考案の機構では、低剛性のロー
ラ軸10を使用することにより、ローラ軸10の
たわみで各搬送ローラ2を用紙1に均等に作用さ
せることが肝要であるが、ローラ軸10の剛性は
用紙1の安定且つ完全な搬送に適するものである
ことを要する。
即ち、ローラ軸10の剛性は、搬送ローラ2に
より用紙1を挾んだとき全搬送ローラ2が用紙1
に対して滑りを生ぜずに所定圧で当たるようにた
わみを生ずる剛性である。
また、用紙1として感圧紙を使用する場合に
は、搬送ローラ2の作用する上記所定圧は、感圧
紙が発色しない程度の圧であることが必要であ
る。
〔考案の効果〕
以上述べてきたように、本考案によれば、簡易
な構成で、用紙の斜行及び蛇行を防止しながら各
種サイズの用紙に対応可能であつて、実用的には
極めて有用であり、かつ、全体の構造も簡単に納
めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の原理正面図、第2図は本考案
の実施例を示す斜視図、第3図は第2図の機構に
より小サイズの用紙を送る状態を示す正面図、第
4図は用紙と読み取り方向との関係を示す平面
図、第5図は従来構造の斜視図、第6図は他の従
来構造の正面図、第7図は別の従来構造を示すA
正面図及びB側断面図である。 第1図において、1は用紙、2は搬送ローラ、
10はローラ軸、11は支持部材、12は付勢手
段である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 サイズの異なる用紙1を搬送する装置におい
    て、 多数の搬送ローラ2を配置してある低剛性のロ
    ーラ軸10と、 該ローラ軸10の両端を独立に用紙1に対して
    遠近移動自在であるように支持する支持部材11
    と、 該ローラ軸10の各端を独立に用紙1に向けて
    付勢する付勢手段12とからなり、 該ローラ軸10は、該付勢手段12の付勢力に
    よりその両端で用紙厚にほぼ相当するたわみ量の
    たわみを生じ得るようその剛性が設定されること
    を特徴とする用紙を安定走行させる搬送ローラ機
    構。
JP1986111007U 1986-07-18 1986-07-18 Expired JPH0430201Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986111007U JPH0430201Y2 (ja) 1986-07-18 1986-07-18

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986111007U JPH0430201Y2 (ja) 1986-07-18 1986-07-18

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Publication Number Publication Date
JPS6317147U JPS6317147U (ja) 1988-02-04
JPH0430201Y2 true JPH0430201Y2 (ja) 1992-07-21

Family

ID=30990531

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986111007U Expired JPH0430201Y2 (ja) 1986-07-18 1986-07-18

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58123849U (ja) * 1982-02-16 1983-08-23 三菱電機株式会社 紙搬送装置

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JPS6317147U (ja) 1988-02-04

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