JPH04300558A - ポリエーテルアミドでコーテイングされた縫合糸 - Google Patents

ポリエーテルアミドでコーテイングされた縫合糸

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JPH04300558A
JPH04300558A JP3322395A JP32239591A JPH04300558A JP H04300558 A JPH04300558 A JP H04300558A JP 3322395 A JP3322395 A JP 3322395A JP 32239591 A JP32239591 A JP 32239591A JP H04300558 A JPH04300558 A JP H04300558A
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amide
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】本発明はコーティングされた手術用縫合
糸に関するものである。特に、本発明はポリエーテルア
ミドでコーティングされた縫合糸並びに手術用縫合糸の
結び目タイダウン(tiedown)性能を改良させる
方法に関するものである。
【0002】手術用縫合糸はしばしばそれらの1種以上
の性能を改良させるために表面コーティングを必要とし
ている。例えば、マルチフィラメント縫合糸は手術工程
中に組織内を容易に且つ円滑に通過するために典型的に
は縫合糸の触覚円滑性、柔軟性およびタイダウン性能を
改良させるために表面コーティングを必要としている。 マルチフィラメント縫合糸はタイダウン性能を改良しそ
して組織抵抗を減少させるためにも表面コーティングを
必要とするかもしれない。
【0003】手術用縫合糸に適しているコーティングに
関する要望に答えて、多くの特許が可能性のあるコーテ
ィング組成物を開示している。米国特許3,942,5
32は、マルチフィラメント縫合糸用のポリエステルコ
ーティングを開示している。好適なポリエステルコーテ
ィングはポリブチレートであり、これは1,4−ブタン
ジオールとアジピン酸との縮合生成物である。米国特許
4,105,034は、ポリ(アルキレンオキサレート
)、例えばポリ(ヘキサメチレンオキサレート)、のマ
ルチフィラメント縫合糸コーティングを開示している。 これらの特許に開示されているコーティング組成物は優
れた取り扱い特性を示しそしてコーティングされた縫合
糸の多くの性質を強化させるが、コーティングされた縫
合糸の結び目一体性はわずかに減少する。
【0004】米国特許3,527,650は、アクリル
系ラテックス中のポリテトラフルオロエチレン(PTF
E)粒子からなるコーティング組成物を開示している。 PTFEは優れた潤滑剤として作用してマルチフィラメ
ント縫合糸のラフネスを減少させるが、それは使用中に
剥がれる傾向を有している。また、この特別なコーティ
ングは適切に適用するための硬化段階を必要とするよう
な熱硬化性である。米国特許4,043,344は、非
吸収性の手術用縫合糸用のプルロニックスTM酸化エチ
レン/酸化プロピレン共重合体コーティングを開示して
いる。残念なことに、これらの共重合体コーティングは
湿潤タイダウン評価中にそれらの潤滑性を失ってしまう
【0005】縫合糸コーティング用の可能性のある候補
がないという観点からすると、一般的技術を用いて適用
することができ、物理的性質を犠牲にしないでコーティ
ングされた縫合糸の柔軟円滑性を増加させ、そして縫合
糸の結び目一体性に悪影響を与えないような縫合糸用の
コーティングを開発することが望ましいであろう。
【0006】
【発明の要旨】一面において、本発明はコーティングさ
れていない縫合糸の結び目タイダウン性能と比較してそ
れの結び目タイダウン性能を改良させるのに有効な量の
ブロック(エーテル−コ−アミド)でコーティングされ
ている表面を有する縫合糸である。
【0007】他の面では、本発明は縫合糸の結び目タイ
ダウン性能を改良させる方法である。この方法は、縫合
糸の表面を有効な量のブロック(エーテル−コ−アミド
)の有機溶媒中溶液でコーティングしそして次にコーテ
ィングされた縫合糸から溶媒を除去する段階からなって
いる。
【0008】本発明のブロック(エーテル−コ−アミド
)コーティングは一般的技術を用いて縫合糸の表面に適
用することができる。縫合糸の柔軟円滑性を示している
コーティングされた縫合糸の結び目タイダウン性能は、
コーティングされた縫合糸の引っ張り性質を犠牲にせず
に、劇的に改良される。驚くべきことに、これらの性質
における改良はコーティングされた縫合糸の結び目確実
性に悪影響を与えずに得られる。
【0009】
【発明の詳細な記載】ここで定義されている如く、ブロ
ック(エーテル−コ−アミド)は繰り返しの「軟質」ポ
リエーテルブロックおよび「硬質」ポリアミドブロック
を有するブロック共重合体である。軟質ポリエーテルブ
ロックは共重合体の柔軟性、親水性および熱可塑性を増
加させ、そして硬質ポリアミドブロックは共重合体の物
理的性質を増加させる。
【0010】共重合体のポリエーテルブロックは典型的
にはポリ酸化エチレン、ポリ酸化プロピレンまたはポリ
酸化テトラメチレンのブロックを含有しているが、他の
ポリエーテルブロックも同様に想定される。共重合体中
のポリエーテルの量は一般的には約25−約80重量%
の、好適には約35−約75重量%の、範囲である。約
25重量%より少ない共重合体中のポリエーテルの量は
充分な潤滑性に欠けそして膜コーティング性質において
丈夫であるかもしくは硬いため、縫合糸コーティング用
には適当でないかもしれない。約80重量%より多い共
重合体中のポリエーテルの量は劣った物理的性質を有す
るコーティング共重合体を生成する可能性がある。
【0011】ポリエーテルブロックは例えばポリ酸化エ
チレンの繰り返し単位を含有しているだけでなく、共重
合体中のポリエーテルの合計量が約35−約75重量%
の間である限り、例えばポリ酸化プロピレンの如き異な
るポリ酸化アルキレンの別の繰り返し単位を含有するこ
ともできる。同様な方式で、2種以上のポリ酸化アルキ
レンを共重合させて適当なポリエーテルブロックを製造
することもできる。好適には、共重合体のポリエーテル
ブロックはポリ酸化テトラメチレンの繰り返し単位だけ
からなっている。
【0012】ブロックポリ(エーテル−コ−アミド)の
ポリアミドブロックは、例えばナイロン6、66、61
1、612、10、11または12の如きポリアミド類
であることができる。ポリアミドブロックは異なるポリ
アジド類の繰り返し単位を含有することもでき、または
少なくとも2種のポリアミド類を反応させることにより
コポリアミド類を製造することもできる。好適には、共
重合体のポリアミドブロックはナイロン12の繰り返し
単位だけからなっている。
【0013】本発明の範囲内のブロックポリ(エーテル
−コ−アミド)類は公知である。一例では、米国特許4
,252,920、米国特許4,115,475および
米国特許4,208,493中に記載されている如く、
ポリエーテルブロックはエステルタイダウンによりポリ
アミドブロックと結合されている。他の場合には、米国
特許4,808,675中に記載されている如く、ポリ
エーテルブロックはアミン基で終っておりそしてポリア
ミドブロックと直接結合されている。最も好適なブロッ
ク共重合体は、ペバックスTM3533SA00ブロッ
クポリ(エーテル−コ−アミド)である。
【0014】結び目タイダウン性能を改良するために縫
合糸の表面上にコーティングされるブロックポリ(エー
テル−コ−アミド)の量は一般的には共重合体の分子量
に依存しておりそして経験的に容易に決めることができ
る。驚くべきことに、結び目タイダウンを認識できるほ
ど強化させるのに必要な共重合体の量は典型的には、例
えば米国特許4,105,034中に記載されているポ
リブチレートコーティングの如き一般的コーティング重
合体用に必要な量より相当少ない。ほとんどの場合、共
重合体に必要な量はそれの固有粘度が増加するにつれて
減少する。有利には、縫合糸上にコーティングされる共
重合体の量はコーティングされる縫合糸の重量の約0.
05−約1.0、好適には約0.10−約0.80、%
の範囲である。一般的には、1.0重量%より多い量で
はコーティングされた縫合糸の結び目確実性を相当損な
わせる可能性もあり、そして0.05重量%より低い量
では縫合糸性質における認識可能な改良が得られない可
能性もある。縫合糸はブロックポリ(エーテル−コ−ア
ミド)をコーティングするだけでなく、希望により2種
以上の該共重合体の混合物をコーティングすることもで
きる。好適には、縫合糸を1種のブロックポリ(エーテ
ル−コ−アミド)でコーティングする。
【0015】本発明のブロックポリ(エーテル−コ−ア
ミド)コーティングは典型的には、約45,000−約
95,000の、好適には約50,000−約90,0
00の、範囲のゲル透過クロマトグラフィーにより測定
された重量平均分子量により特徴づけられている。
【0016】本発明の範囲内の縫合糸は、手術工程用に
使用されるかまたは意図されているいずれの型であって
もよい。縫合糸は合成もしくは天然性であってもよく、
吸収性もしくは非吸収性であってもよく、または編組さ
れた、捩られたもしくは被覆された形のモノフィラメン
トもしくはマルチフィラメントであってもよい。さらに
、縫合糸を希望により1本以上の針と連結させることも
できる。吸収性モノフィラメント縫合糸の例には、天然
縫合糸、例えば手術用の腸線および膠原質、並びに合成
縫合糸、例えばp−ジオキサノンのホモ重合体および共
重合体、が包含される。吸収性マルチフィラメント縫合
糸の例には、1種以上のラクトン類の繊維−生成用重合
体から製造された縫合糸、例えばヴィクリルRポリ(ラ
クチド−コ−グリコリド)マルチフィラメント縫合糸、
が包含される。非吸収性モノフィラメントおよびマルチ
フィラメント縫合糸の例には、ナイロン、ポリプロピレ
ン、鋼、ポリ弗化ビニリデン、麻、木綿、絹、およびポ
リエステル類、例えばポリエチレンテレフタレート(P
ET)が包含される。好適な縫合糸は非吸収性マルチフ
ィラメント縫合糸、好適にはポリエステル縫合糸、であ
る。最も好適な縫合糸はPETである。
【0017】本発明のブロックポリ(エーテル−コ−ア
ミド)コーティング用の有機溶媒は有利には共重合体を
適度に溶解させそして120℃以下の一般的沸点を有す
る溶媒または溶媒混合物である。適切な有機溶媒の例は
2,2,2−トリフルオロエタノールの如き弗素化され
た脂肪族溶媒であり、そして溶媒混合物の例は2,2,
2−トリフルオロエタノールと例えばトルエンの如き芳
香族溶媒との混合物である。選択される特定の溶媒また
は溶媒混合物は経験的に容易に決めることができる。一
般的には、特定溶媒系の有効性はコーティング共重合体
中の硬質対軟質ブロックの比に大きく依存している。
【0018】共重合体を適当な有機溶媒中に単に溶解さ
せることにより、コーティングを容易に製造することが
できる。もちろん溶液中の共重合体の濃度は縫合糸の表
面上に望ましくコーティングされる共重合体の量に依存
しているが、それは一般的には約0.2−約6.0、好
適には約0.5−約4.0、重量%の範囲内であるべき
である。
【0019】ブロックポリ(エーテル−コ−アミド)の
溶液が製造されたなら、縫合糸を一般的なコーティング
技術、例えば浸漬、噴霧など、を用いてコーティングす
ることができる。コーティングを適用した後に、空気中
での乾燥または当技術で公知の他の方法により、例えば
溶媒を真空下で高温において除去することにより、溶媒
を除去することができる。
【0020】マルチフィラメント縫合糸をコーティング
するためには、有機溶媒および適用のためのコーティン
グ溶液の製造が通常は必要である。しかしながら、コー
ティング溶液の製造を必要とせずにモノフィラメント縫
合糸をコーティングするための別の方式も利用できる。 合成モノフィラメント縫合糸をコーティングしようとす
る場合には、縫合糸が誘導される繊維−生成用重合体を
適当な低分子量ブロックポリ(エーテル−コ−アミド)
と共に押し出して、ブロックポリ(エーテル−コ−アミ
ド)を押し出し中に繊維表面からしみださせてそれの柔
軟円滑性を増加させることができる。そのような方法は
繊維−生成用重合体の潤滑性および結び特性を強化させ
ると示されている。
【0021】縫合糸のタイダウン性能を改良する際に使
用するために好適なブロック共重合体コーティングは本
質的に非吸収性である。しかしながら、最初に低分子量
ブロックポリ(エーテル−コ−アミド)を官能化しそし
て次にそれを生吸収性縫合糸および縫合糸コーティング
の製造用に一般的に使用されている1種以上のラクトン
、例えばグリコリド、ラクチド、p−ジオキサノン、炭
酸トリメチレンなど、と共重合させることにより、吸収
性縫合糸用に特に適している生吸収性共重合体を製造す
ることができる。
【0022】下記の実施例は本発明の特許請求の範囲を
説明するものであるが、限定するものではない。実施例
において、引っ張り性質、タイダウン・ラフネスおよび
結び目確実性はそれぞれインストロン引っ張り試験器を
用いて測定されている。引っ張り性質、すなわち直線お
よび結び目引っ張り強度、並びに%伸び、は一般的には
米国特許4,838,267中に記載されている工程に
従い測定されている。タイダウン・ラフネスは結び目タ
イダウン性能の測定値である。それは結び目を縫合糸の
下に滑らすのに必要な力を示しており、そしてそれは一
般的には米国特許3,942,532中に記載されてい
る工程に従い測定されている。明白に破壊する前に結び
目を確保して滑らなくするのに必要な投げ数に関する指
示値を与える結び目確実性は、最初に一般的な四角い結
び目をマンドレルの周りに結び付け、インストロン試験
器上で結び目を離して引っ張って滑りが生じるかどうか
を観察し、そしてそうなら次に20個の結び目のうちの
20個が滑らずに明白に破壊するまでさらに投げながら
結び目を結ぶことにより、測定されている。
【0023】
【実施例】実施例1 4回の実験のそれぞれに関して、ペバックスTMブロッ
クポリ(エーテル−コ−アミド)の2,2,2−トリフ
ルオロエタノール中または50重量/重量%トリフルオ
ロエタノール/トルエン中溶液を製造した。サイズ2/
0(USP標準)のメルシレンRPET編組マルチフィ
ラメント縫合糸を室温において一般的な研究質用コーテ
ィング装置を用いてコーティング溶液でコーティングし
、そして次にコーティングされた縫合糸を空気中で高温
において乾燥して溶媒を除去した。表1は4回の実験の
それぞれに関する引っ張りおよびタイダウン・ラフネス
性質並びに結び目確実性をコーティングされていないメ
ルシレンRPET編組マルチフィラメント縫合糸と比較
しているものである。
【0024】
【表1】                          
         表1          ブロック
ポリ(エーテル−コ−アミド)でコーティング    
      されたポリエステル縫合糸の性質    
                      溶媒中
のコーティング濃度       コーティング   
                         
     重量%                 
 されていない                  
      0.5*    0.5*    1.0
**   1.0**     対照縫合糸   ペバ
ックスTM         25331   353
32   40333   55334 コーティング
共重合体  %固体分5、重量         0.1    
 0.1     0.1     0.1     
      − 縫合糸直径、ミル       13
.8    13.6    13.72   13.
48         13.60 湿潤6タイダウン
・     130.6   108.8   158
.6   184.8         350.6 
ラフネス、グラム  乾燥タイダウン・      119.8   10
6.5   167.8   178.3      
   289.4 ラフネス、グラム  湿潤結び目確実性        4       
4       5       5        
     4 乾燥結び目引っ張り     56.7
    54.0    58.7    60.3 
         57.7 強度、kpsi  湿潤結び目引っ張り     55.5    57
.2    57.1    53.8       
   57.1 強度、kpsi  乾燥直線引っ張り       91.0    9
3.2    94.7    93.3      
    93.0 強度、kpsi  %伸び                 15.0
    17.0    16.7    12.2 
         16.5      * 溶媒−ト
リフルオロエタノール     ** 溶媒混合物−5
0重量/重量%トリフルオロエタノール/トルエン1 
ペバックスTM2533は約81,000の重量平均分
子量を有する62.4/37.6重量/重量ポリ酸化テ
トラメチレン/ナイロン12ブロック共重合体である。
【0025】2 ペバックスTM3533は約66,0
00の重量平均分子量を有する71.6/  28.3
重量/重量ポリ酸化テトラメチレン/ナイロン12ブロ
ック共重合体である。
【0026】3 ペバックスTM4033は約60,0
00の重量平均分子量を有する52.7/47.3重量
/重量ポリ酸化テトラメチレン/ナイロン12ブロック
共重合体である。
【0027】4 ペバックスTM5533は約61,0
00の重量平均分子量を有する37.3/62.7重量
/重量ポリ酸化テトラメチレン/ナイロン12ブロック
共重合体である。
【0028】5 コーティングされたおよびコーティン
グされていない縫合糸の間の重量の差を測定することに
より測定された。
【0029】6 湿潤性質は縫合糸を25℃の水中で少
なくとも24時間ソーキングした後に測定された。
【0030】これらの結果は、種々の量のブロックポリ
(エーテル−コ−アミド)でコーティングされたポリエ
ステルはコーティングされていない縫合糸のものと比較
して相当改良された乾燥および湿潤タイダウン・ラフネ
スを表していることを示している。改良されたラフネス
はコーティングされていない縫合糸の結び目確実性また
は引っ張り性質を犠牲にせずに得られている。一般的に
、本発明のコーティングされた縫合糸に関しては200
グラムより小さい、湿潤タイダウン・ラフネスが容易に
得られる。
【0031】本発明の特許請求の範囲内の他のブロック
ポリ(エーテル−コ−アミド)コーティングを用いても
同様な顕著な結果が得られる。
【0032】本発明の主なる特徴および態様は以下のと
おりである。
【0033】1.コーティングされていない縫合糸の結
び目タイダウン性能と比較してコーティングされた結び
目タイダウン性能を改良させるのに有効な量のブロック
ポリ(エーテル−コ−アミド)で縫合糸の表面がコーテ
ィングされている、縫合糸。 2.ブロックポリ(エーテル−コ−アミド)中のポリエ
ーテルの量が約25−約80重量%である、上記1の縫
合糸。
【0034】3.ブロックポリ(エーテル−コ−アミド
)のポリエーテルのブロックがポリ酸化テトラメチレン
の繰り返し単位を含有している、上記2の縫合糸。
【0035】4.ブロックポリ(エーテル−コ−アミド
)のポリエーテルのブロックがナイロン12の繰り返し
単位を含有している、上記3の縫合糸。
【0036】5.ブロックポリ(エーテル−コ−アミド
)が低分子量ブロックポリ(エーテル−コ−アミド)と
ラクトンとの共重合体である、上記1の縫合糸。
【0037】6.縫合糸の表面上にコーティングされて
いるブロックポリ(エーテル−コ−アミド)の量がコー
ティングされている縫合糸の重量の約0.05−約1.
0%の間の範囲である、上記1の縫合糸。
【0038】7.ブロックポリ(エーテル−コ−アミド
)の分子量が約45,000−約95,000の間であ
る、上記6の縫合糸。
【0039】8.縫合糸が1本以上の針が付いているか
または付いていないモノフィラメントまたはマルチフィ
ラメントである、上記7の縫合糸。
【0040】9.縫合糸がマルチフィラメントである、
上記8の縫合糸。
【0041】10.マルチフィラメント縫合糸が非吸収
性縫合糸である、上記9の縫合糸。 11.縫合糸がポリエステルである、上記10の縫合糸
【0042】12.ポリエステルがポリエチレンテレフ
タレートである、上記11の縫合糸。
【0043】13.a)縫合糸の表面を有効な量のブロ
ックポリ(エーテル−コ−アミド)の有機溶媒中溶液で
コーティングし、そして次に b)溶媒をコーティングされた縫合糸から除去する段階
からなる、縫合糸の結び目タイダウン性能を改良する方
法。
【0044】14.ブロックポリ(エーテル−コ−アミ
ド)の溶液が2,2,2−トリフルオロエタノールまた
は例えば2,2,2−トリフルオロエタノールとトルエ
ンとの溶媒混合物中の約0.2−約6.0重量%のブロ
ックポリ(エーテル−コ−アミド)の溶液である、上記
13の方法。
【0045】15.コーティングされた縫合糸を空気中
で乾燥することにより溶媒が除去される、上記14の方
法。
【0046】16.ブロックポリ(エーテル−コ−アミ
ド)の溶液が2,2,2−トリフルオロエタノールまた
は2,2,2−トリフルオロエタノールとトルエンとの
混合物中の約0.2−約6.0重量%のブロックポリ(
エーテル−コ−アミド)の溶液である、上記13の方法
【0047】17.コーティングされた縫合糸を高温に
おいて乾燥する、上記16の方法。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  コーティングされていない縫合糸の結
    び目タイダウン性能と比較してコーティングされた結び
    目タイダウン性能を改良させるのに有効な量のブロック
    ポリ(エーテル−コ−アミド)で縫合糸の表面がコーテ
    ィングされている、縫合糸。
  2. 【請求項2】  a)縫合糸の表面を有効な量のブロッ
    クポリ(エーテル−コ−アミド)の有機溶媒中溶液でコ
    ーティングし、そして次に b)溶媒をコーティングされた縫合糸から除去する段階
    からなる、縫合糸の結び目タイダウン性能を改良する方
    法。
JP32239591A 1990-11-14 1991-11-12 ポリエーテルアミドでコーテイングされた縫合糸 Expired - Fee Related JP3190394B2 (ja)

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