JPH04300413A - 耐熱ローラー - Google Patents

耐熱ローラー

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Publication number
JPH04300413A
JPH04300413A JP3063254A JP6325491A JPH04300413A JP H04300413 A JPH04300413 A JP H04300413A JP 3063254 A JP3063254 A JP 3063254A JP 6325491 A JP6325491 A JP 6325491A JP H04300413 A JPH04300413 A JP H04300413A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
polyarylate
fiber
cotton
single fiber
Prior art date
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Pending
Application number
JP3063254A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimasa Shinoda
信田 芳正
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd filed Critical Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
Priority to JP3063254A priority Critical patent/JPH04300413A/ja
Publication of JPH04300413A publication Critical patent/JPH04300413A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、弾性ローラーの改良に
関し、特にポリアリレート短繊維を特定量混合して、さ
らに耐熱性に優れ且つ長寿命なローラーに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、コットンローラーは、エジプト綿
やインド綿等の天然の原綿を用いて、これをウェブとし
、軸の周囲にこのウェブを配置させ、加圧プレスして硬
度を上げ、旋盤で加工してローラー製品を製造していた
。かかるコットンローラーは、弾性ローラーとして例え
ばグラビア紙の表面加工や、その他紙、フィルム、繊維
織編物等の押圧加工に多く使用されており、その用途は
極めて広い。
【0003】従来技術としては、例えば特公昭55ー4
5771号公報、実公昭63−13279号公報等が知
られている。これらの従来技術にあっては、コットンロ
ーラーの耐熱性を改善するため、アラミド繊維やポリイ
ミド繊維等の耐熱性繊維からなる紙を使用することによ
り、ローラーの基材から設計変更しようとするものであ
る。
【0004】しかしながら、従来のコットンローラーに
おいては、前記の通り耐熱性が不足していて、ニップ圧
による弾性変形の繰り返しによるヒシテリシス損失で、
絶えずかなりの発熱を伴う。かかる発熱により、ローラ
ーが劣化して、使用できる期間(寿命)が短いという問
題があった。即ち、加圧及び/または加熱ローラーにお
いては、表面から少し中に入った部分で、熱劣化し、と
きには炭化まで進み、黒く焼け焦げて使用不可能になる
現象があった。この現象は、金属製加圧ローラーでニッ
プ圧力を高くして用いた場合は特に顕著に発現し、長年
当業界で解決できず、その改善が望まれていた。
【0005】前記した特公昭55−45771号公報、
実公昭63−13279号公報等の公知例にあっては、
高価なアラミド繊維やポリイミド繊維を使用するので、
どうしてもコストが高いという問題点があり、さらにこ
れらの耐熱性繊維は繊維の絡みがあまり良好でなく、繊
維ウェブや繊維シートを作るのが簡単でなかった。また
、弾性特性がコットンほど良好でないという問題点もあ
った。
【0006】従って、現在においてもこれらの耐熱性繊
維を用いたローラーは汎用化されていないというのが実
情です。そこで、本出願人等は以上の従来技術の問題点
を改良する方法を鋭意研究の結果、主成分はコットンで
ありながら、これにポリエステル短繊維を特定量加える
ことにより、耐熱性に優れ且つ長寿命であり、合わせて
製造プロセスを大幅に変更することなく、製造コストの
易いローラーを開発し、実願昭63ー109157号と
して出願した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、さらに耐熱
性に優れ且つ長寿命な弾性ローラーを提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポリアリレー
トからなる短繊維を主成分とすることを特徴とする耐熱
ローラーである。
【0009】
【作用】本発明の弾性ローラーの一実施例であるコット
ンローラーを、さらに詳細に説明する。本発明における
コットンローラーとは、中心軸の周囲に例えばコットン
を成分とする繊維ウェブ、または繊維シートのドーナツ
状のものを多数枚重ねて加圧し、然る後施盤で円柱状に
切削加工し、グラインダーで研摩して仕上げたものをい
う。
【0010】そして、下記〔化1〕で表されるポリアリ
レートからなる短繊維が含有される。
【0011】
【化1】
【0012】ポリアリレート短繊維は、前記繊維ウェブ
、または繊維シートを原料として用いる場合は、繊維ウ
ェブ、または繊維シートを作る前までにコットン繊維に
混合する。具体的には、コットンの原綿の開俵工程、混
綿工程、混打綿工程、開繊工程、シート形成工程等いず
れの段階であってもよい。例えば、ベールプラッカー(
開俵機)、オープナー、スーパークリーナー、スカッチ
ャー、カード等いかなる工程で混合してもよい。特に、
好ましくは混打綿工程で加えるのが望ましい。なお、不
織布、または紙を原料として用いる場合は、前記の工程
に加えて不織布製造工程、または抄紙工程で混綿しても
よい。
【0013】混合は均一混合が望ましいが、積層状の混
合、リング状の混合等不均一混合であってもよい。ポリ
アリレートからなる短繊維を含有させる理由は、対で使
う金属ローラーからの圧力を受けても、内部発熱による
ローラー内部の蓄熱現象を低減し、炭化または焦げの発
生を防止でき、耐寿命性を大幅に向上できるからである
【0014】なお、より好ましい混合率は10〜40重
量%である。ポリアリレート短繊維が10重量%未満で
は、耐寿命性を大幅に向上することは期待できない。ま
た、40重量%を越える量では、ローラー使用時に表面
で溶融が発生してその部分が剥げ落ちる現象が発生して
好ましくないこと、及びドーナツ状シート状物の加圧プ
レス工程において滑り性が高くなって圧力をかけ難くく
なる等の問題点があり、好ましくない。
【0015】ポリアリレート繊維長は、10〜100m
mが好ましく、特には30〜70mm程度である。ポリ
アリレート短繊維の太さは、1〜10デニールが好まし
く、特には3〜6デニールである。また、捲縮の数は通
常繊維糸やふとん綿に用いるポリアリレートステープル
の程度と同様でよい。例えば、捲縮数は5〜15山/イ
ンチ程度である。ようは、ポリアリレート短繊維は、繊
維ウェブ、または繊維シートを作る前までにコットン繊
維に絡み合って混合できればよいからである。かかる捲
縮は、例えば米国特許第2917784号明細書等の方
法で付与することができる。
【0016】本発明においては、前記のコットン繊維と
ポリアリレート短繊維のほか、第三の成分を加えること
ができる。かかる第三の繊維成分としては、ナイロン、
アクリル、アラミド、ポリイミド等の合成繊維、炭素繊
維等の導電性繊維、糸をほぐした反毛、パルプ粒子等を
適宜加えることができる。本発明の耐熱性ローラーは、
ショアーD硬度が70°〜95°が好ましく、特には7
5°〜90°の範囲である。
【0017】次に、本発明の一実施態様について説明す
る。鉄芯に化粧リングとカバーを取り付け、その上にド
ーナツ状の繊維ウェブ、または繊維シートを積層し、プ
レス機で加圧して密度の高い積層体を作る。次に、これ
を施盤で切削加工し、円柱状にした後、グラインダーで
研摩して仕上げる。前記の繊維ウェブ、または繊維シー
トは、カードで開繊された繊維ウェブを折り畳み、プレ
スして繊維密度を高くすると同時に、鉄芯に挿入する部
分を繰り抜き、さらに外周もカットして作る。この後に
、さらにプレスして高密度化することが好ましい。大き
さは、任意のものとすることができるが、通常直径が1
0〜数10cm程度、長さは数10cm〜数mの範囲で
ある。
【0018】
【実施例】次に、本発明の一実施態様を実施例を用いて
説明する。
【0019】(実施例1)エジプト綿(平均繊維長36
mm)80重量%と、ポリアリレート短繊維(平均繊維
長45mm、太さ5デニール、捲縮の数12山/インチ
)30重量%を、混打綿機で開繊しつつ略均一に混合し
、仕上げ製綿機を通して繊維ウェブを形成し、これを上
下一対のベルトコンベアーで押圧して繊維シートを得た
【0020】この繊維シートを折り畳み、一辺が40c
mの積層シートとした。この積層シートをプレス機で加
圧してプレスし、繊維密度を高くすると同時に、鉄芯に
挿入する部分を繰り抜き、さらに外周もカットしてほぼ
正六角形にした。この後に、さらにプレスして高密度化
し、鉄芯に化粧リングとカバーを取り付け、その上にド
ーナツ状の繊維シートを積層し、プレス機で加圧して密
度の高い積層体を作った。
【0021】次に、これを施盤で切削加工し、円柱状に
した後、グラインダーで研摩して仕上げた。製品は直径
35cm、長さが1mのものであった。また、ショアー
D硬度は80°であった。得られた耐熱性コットンロー
ラーを、金属製剛性ローラーと対で線圧力250Kg/
cmで紙のカレンダー加工(グラビア加工)を行った。
【0022】この結果、24ケ月経過してもローラーの
劣化は起こらず、優れた耐寿命性を示した。
【0023】(比較例1)実施例1において、ポリアリ
レート短繊維を加えず、全量エジプト綿で実施した以外
は実施例1と同様にしてローラーを作った。このコット
ンローラーは実施例1と同一条件で5ケ月でローラー内
部の劣化が発生し、使用することができなくなった。
【0024】(実施例2〜4)実施例1と同様な条件で
、ポリアリレート短繊維の混合量を変化させ、ローラー
の耐寿命性を調べた。この結果を実施例1、比較例1の
結果とともに表1に示す。
【0025】(比較例2)実施例1において、ポリアリ
レート短繊維を加えず、ポリエステル短繊維を25重量
%含有させて実施した以外は実施例1と同様にしてロー
ラーを作った。このコットンローラーは、実施例1と同
一条件で14ケ月でローラー内部の劣化が発生し、使用
することができなくなった。
【0026】
【表1】
【0027】表1から明らかなとおり、実施例1〜4は
耐熱性と耐久性に極めて良好な結果を示し、また比較例
2も14ヶ月程度と比較的良好な結果を示したが、比較
例1はポリアリレート短繊維やポリエステル短繊維の混
合率が低かったので、耐久性に問題があり、好ましい結
果は得られなかった。
【0028】
【発明の効果】本発明は、耐熱性と耐久性が飛躍的に向
上し、特に加圧を受けたときの内部発熱による蓄熱現象
を減少し、合わせて製造コストの安いローラーを提供す
ることができたという顕著な効果を奏する。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリアリレートからなる短繊維を主成分と
    することを特徴とする耐熱ローラー。
  2. 【請求項2】ポリアリレートが、下記〔化1〕で表され
    る短繊維であることを特徴とする請求項1項記載の耐熱
    ローラー。 【化1】
  3. 【請求項3】ポリアリレート短繊維の含有量が、10〜
    40重量%であることを特徴とする請求項1項または2
    項記載の耐熱ローラー。
  4. 【請求項4】ポリアリレート短繊維が、捲縮処理された
    ものであることを特徴とする請求項1項、2項または3
    項記載の耐熱ローラー。
JP3063254A 1991-03-27 1991-03-27 耐熱ローラー Pending JPH04300413A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06504331A (ja) * 1991-08-27 1994-05-19 ベロイト・テクノロジーズ・インコーポレイテッド 製紙機械のロール
JP2006214073A (ja) * 2005-02-06 2006-08-17 Winner Industries (Shenzhen) Co Ltd スパンレース不織布の生産方法、x線現像物含有のスパンレース不織布の生産方法及びx線現像物含有のスパンレース不織布

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