JPH04300112A - 振動ドリル - Google Patents

振動ドリル

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JPH04300112A
JPH04300112A JP6170891A JP6170891A JPH04300112A JP H04300112 A JPH04300112 A JP H04300112A JP 6170891 A JP6170891 A JP 6170891A JP 6170891 A JP6170891 A JP 6170891A JP H04300112 A JPH04300112 A JP H04300112A
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JP
Japan
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spindle
cam
spring
slide cam
axial direction
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JP6170891A
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Akihiro Ishibashi
昭宏 石橋
Takemi Yoshihara
吉原 武巳
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はドリルビットに回転及び
軸方向振動を与えることができる振動ドリルに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】振動ドリルとして特公昭54−1842
5号公報に示されたものが知られている。これは先端に
ドリルビットが取り付けられるスピンドルと、方向に摺
動自在となっているこのスピンドルに固着した回転カム
と、回転不能に且つ軸方向に移動自在とされて回転カム
と対向するとともに回転カムとの接触方向にばね付勢さ
れたスライドカムとを備えたもので、ドリルビットを被
穿孔面に押し当てた時、スピンドルが後退して回転カム
とスライドカムとが接触する。この状態でスピンドルを
回転させたならば、スピンドルに固着された回転カムは
スライドカムとの係合面においてスライドカムを一旦後
退させることでその係合状態を解除するとともに、ばね
付勢を受け回転カムに再係合のために前進して回転カム
に衝突する際の衝撃をスピンドルに伝えるものであり、
この結果、ドリルビットは回転だけでなく、軸方向振動
も行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところでドリルビット
に与えられる軸方向振動の衝撃力は、スピンドルの回転
数とスライドカムを付勢しているばねの圧縮量に依存す
るのであるが、従来の振動ドリルではスライドカムを付
勢しているばねの圧縮量は、スピンドルが後退し得る量
が回転カムがスライドカムに接触係合するのに必要な量
だけに抑えられてしまっていたことから、ばねの組み込
みの際の予備圧縮量で決定されるものとなっており、こ
のために従来の振動ドリルにおける衝撃力の調整はスピ
ンドルの回転数で調整するようになっていた。しかし、
被穿孔物によっては、回転数を低く且つ衝撃力は大きく
といった条件が求められた場合、回転数を高めることで
衝撃力を大きくすることではこれに応ずることができず
、回転数とは関係なく衝撃力を調整できるようにしたも
のが求められている。
【0004】本発明はこのような点に鑑み為されたもの
であり、その目的とするところはスピンドルの回転数と
は別に衝撃力の調整を容易に行うことができる振動ドリ
ルを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、先端
にドリルビットの装着部を備えて軸方向に移動自在に支
持されるとともに回転駆動されるスピンドルと、このス
ピンドルに固着された回転カムと、回転カムとの対向面
に軸方向振動発生用の係合面を備えて回転不能で且つ軸
方向移動自在とされたスライドカムと、スライドカムを
回転カムに向けて付勢するばねとを備えている振動ドリ
ルにおいて、スピンドルの軸方向移動の最大量が、回転
カムとスライドカムとの係合深さより大きくされてスピ
ンドル後退時のばねの圧縮量が可変とされていることに
特徴を有している。
【0006】本発明によれば、スピンドルを後退させる
量に応じてばねの圧縮量が変化するために、ばねがスラ
イドカムを付勢して回転カムを打つ時の衝撃力を調整す
ることができる。
【0007】
【実施例】以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述す
ると、図1〜図4は一実施例を示すもので、ドリルビッ
ト(図示せず)はハウジング9の先端面より外部に突出
しているスピンドル1の先端に装着されたチャック15
に取り付けられる。ここにおけるスピンドル1は、ハウ
ジング9内に配設されたギアボックス40及びケーシン
グ41に軸受42,43を介して軸回りの回転と軸方向
の移動とが自在となるようにされたもので、その後端に
は減速機構との連結部としてのスプラインが形成されて
いる。そして中程には回転カム2が固着されている。
【0008】上記減速機構は、モータ5の回転出力を3
段の遊星機構によって減速するもので、モータ5の出力
軸に固着された太陽ギア51、この太陽ギア51に噛み
合う複数個の遊星ギア52、これら遊星ギア52が噛み
合うインターナルギア53、上記遊星ギア52を支持し
ているキャリア54、キャリア54に形成されている太
陽ギアと噛み合う複数個の遊星ギア55、遊星ギア55
が噛み合うインターナルギア56、遊星ギア55を支持
しているキャリア57、キャリア57に形成されている
太陽ギアと噛み合う複数個の遊星ギア58、遊星ギア5
8が噛み合うインターナルギア59、遊星ギア58を支
持しているキャリア60とからなり、キャリア60は上
記スプライン1のスプラインと軸方向摺動自在に結合す
るスプライン孔を備えている。なお、この減速機構にお
ける各インターナルギア53,55,59のうち、イン
ターナルギア53,59がギアボックス40に固着され
ているのに対して、インターナルギア55は軸方向に摺
動自在とされ、ハウジング9外面に配された変速操作子
61のスライド操作に伴って、ギアボックス40との係
合で回転不能となる位置と、キャリア54と係合してキ
ャリア54と一体に回転する位置との間で移動する。
【0009】前記回転カム2と対向するスライドカム3
は、軸受42と回転カム2との間にスピンドル1への遊
嵌で配設されているもので、その外周面から突出する図
2に示す突起30がケーシング41と係合することで回
り止めがなされており、また軸受42との間に配された
ばね4によって回転カム2側に向けてばね付勢されてい
る。ただし図2に示すように上記突起30が当接する位
置決めピン73があって、スライドカム3のばね付勢に
よる前進が所定位置で規制されている上に、スライドカ
ム3と回転カム2との間には空打ち防止ばね31が介装
されているために、通常時は図1に示すようにスライド
カム3と回転カム2とが互いに接触することがないよう
にされている。
【0010】一方、ハウジング9の先端部に軸回りの回
転が自在となるように調節ハンドル7が装着されている
。この調節ハンドル7は、その内面に調節リング板71
が取り付けられたもので、調節リング板71に設けられ
た複数箇所のテーパ面72に前記位置決めピン73の先
端が当接している。このために調節ハンドル7を軸回り
に回転させれば、調節リング板71のテーパ面72によ
って、位置決めピン73が軸方向前後に移動するもので
あり、これに伴ってスライドカム3の位置がスピンドル
1の軸方向において変化する。
【0011】ここにおいて、スピンドル1の軸受43と
の関係による軸方向移動の最大量は、クロムモリブデン
鋼等の鍛造加工にて形成された回転カム2とスライドカ
ム3との対向面に設けられている断面鋸歯状で且つ環状
に形成されている係合面の係合深さよりもかなり大きく
されている。また調節ハンドル7の回転によるスライド
カム3の軸方向移動の最大量は、スピンドル1の軸方向
移動の最大量より大きくされている。
【0012】しかしてこの振動ドリルでは、通常時は前
述のように回転カム2とスライドカム3とが互いに離れ
ていることから、モータ5の回転はスピンドル1を回転
させるだけであるが、チャック15に取り付けたドリル
ビットの先端を被穿孔面に押し当てることでスピンドル
1を後退させたならば、図4に示すように回転カム2が
スライドカム3と接触係合し、係合面においてスライド
カム3をばね4に抗して後退させる力を発生する。スラ
イドカム3はこの力を受けて後退した後、係合面におけ
る一歯分を乗り越えた時点でばね4付勢によって回転カ
ム2に再度係合するものであり、この時の衝撃がスピン
ドル1を通じてドリルビットに与えられる。そして、調
節ハンドル7を回転させることでスライドカム3を後退
させたならば、スライドカム3を付勢するばね4の初期
圧縮量が変化するものであり、これに伴ってスライドカ
ム3が回転カム2に衝突する時の力も変わるために、振
動の衝撃力を変化させることができる。
【0013】図5以下に他の実施例を示す。本実施例に
おいては、スピンドル1を支持する軸受43はその内輪
がスピンドル1に固着されるとともに外輪が受け台44
を介してケーシング41に取り付けられることでスピン
ドル1と共に軸方向に移動自在となっている。そして受
け台44はその先端周縁から複数個の突片45を突出さ
せて突片45先端を調節ハンドル7の内周面に形成され
た溝75に係合させることで調節ハンドル7と共に回転
するようになっている。また上記ケーシング41には、
一端がケーシング41の先端縁に至るガイド溝46が形
成されたものとなっている。図中47は上記突片45に
接することで受け台44を前方に向けて付勢しているば
ねである。
【0014】今、受け台44における突片45が図5及
び図7に示すようにケーシング41のガイド溝46から
外れた位置にある時、スピンドル1にチャック15を介
して取り付けられるドリルビットを被穿孔面に押し当て
ても、受け台44はその突片45がケーシング41の先
端縁に当接することで後退が妨げられているために、ス
ピンドル1が後退することはなく、したがって回転カム
2とスライドカム3とがかみ合わないためにこの両者に
よる軸方向振動が生じることはなく、ドリルビットは回
転のみを行う。
【0015】しかし、調節ハンドル7を回転させること
で受け台44の突片45をガイド溝46のところに位置
させたならば、ドリルビットを被穿孔面に押し付けると
、図7及び図8に示すように、この押し付け強さに応じ
てスピンドル1はばね47を圧縮させつつ後退するもの
であり、回転カム2がスライドカム3と噛み合うために
軸方向振動が発生することになる。そしてこの軸方向振
動の衝撃力は、スピンドル1の軸方向移動の最大量が回
転カム2とスライドカム3との係合深さより大きくなっ
ているために、ドリルビットを被穿孔面に押し付ける力
の大きさに応じてスピンドル1の後退量及びスライドカ
ム3を付勢しているばね4の圧縮量が設定されるもので
あり、上記押し付け力を大きくすれば衝撃力が大きく、
押し付け力を小さくすれば衝撃力が小さくなるものであ
る。
【0016】なお、受け台44が図10に示すように最
も後退した時にも、ばね4は回転カム2とスライドカム
3との係合深さに相当する分だけ圧縮について余裕をも
っているために、この時点においてもスライドカム3が
ばね4を圧縮しつつ後退することで回転カム2との係合
が外れることが許されるようになっている。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明においては、スピン
ドルの軸方向移動の最大量が、回転カムとスライドカム
との係合深さより大きく、スピンドル後退時のばねの圧
縮量が可変となっているために、スピンドルを後退させ
る量に応じてばねの圧縮量が変化するものであり、した
がってスピンドルの回転数とは関係なくばねがスライド
カムを付勢して回転カムを打つ時の衝撃力を調整するこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の縦断面図である。
【図2】同上の他の縦断面図である。
【図3】同上の調節ハンドルを示すもので、(a) は
(b) 中のX−X線における断面図、(b) は背面
図である。
【図4】同上の回転カムとスライドカムとの係合時にお
ける縦断面図である。
【図5】他の実施例の縦断面図である。
【図6】同上のスライドカムの部分を示すもので、(a
) は横断面図、(b) は回転カムとスライドカムと
の係合面の断面形状を示す断面図である。
【図7】同上の受け台の部分を示すもので、(a) は
横断面図、(b)は(a) 中のY矢視図である。
【図8】同上のスピンドルを途中まで後退させた時の縦
断面図である。
【図9】同上の横断面図である。
【図10】同上のスピンドルをいっぱいに後退させた時
の縦断面図である。
【符号の説明】
1  スピンドル 2  回転カム 3  スライドカム 4  ばね

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  先端にドリルビットの装着部を備えて
    軸方向に移動自在に支持されるとともに回転駆動される
    スピンドルと、このスピンドルに固着された回転カムと
    、回転カムとの対向面に軸方向振動発生用の係合面を備
    えて回転不能で且つ軸方向移動自在とされたスライドカ
    ムと、スライドカムを回転カムに向けて付勢するばねと
    を備えている振動ドリルにおいて、スピンドルの軸方向
    移動の最大量が、回転カムとスライドカムとの係合深さ
    より大きくされてスピンドル後退時のばねの圧縮量が可
    変とされていることを特徴とする振動ドリル。
JP3061708A 1991-03-26 1991-03-26 振動ドリル Expired - Lifetime JP3002284B2 (ja)

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