JPH0429961Y2 - - Google Patents

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JPH0429961Y2
JPH0429961Y2 JP1986106348U JP10634886U JPH0429961Y2 JP H0429961 Y2 JPH0429961 Y2 JP H0429961Y2 JP 1986106348 U JP1986106348 U JP 1986106348U JP 10634886 U JP10634886 U JP 10634886U JP H0429961 Y2 JPH0429961 Y2 JP H0429961Y2
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JP
Japan
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bent
machine cover
coolant
machine
door body
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JP1986106348U
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JPS6313640U (ja
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  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、クーラントを使用する機械に係わ
り、さらに言えば該機械のカバーに設けた扉部分
からクーラントが飛散することを防止する装置に
関する。
(従来の技術) 高速スピンドルにより研削を行なう工作機械に
おいては、従来より切粉対策等の目的でクーラン
トが使用され、工作中クーラントは遠心力により
潤滑油、切粉とともに周囲に飛散する。近年、ク
ーラントの使用量は増加する傾向にあり、これに
伴ない周囲領域へのクーラント等の飛散が大きな
問題となつてきている。そのため前記工作機械を
機械カバーで完全に密閉することがある。このよ
うな機械カバーでは、メインテナンス等の観点か
ら扉を設けることが必要になつており、機械カバ
ーと扉との合わせ目にはシール用ゴム部材を取り
付けることが多い。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、機械カバーと扉とのシール手段
としてゴム部材を使用した場合には、ゴム部材そ
のものにクーラントおよび潤滑油等が多量にしみ
込むために、使用するたびにゴム部材は変質、劣
化する。そのため短期間のうちに、機能性および
耐久性が低下して、初期のシール能力が果せなく
なる。ゴム部材のシール能力が低下すると、上記
機械カバーと扉の合わせ目からクーラント洩れが
多く発生し、機械カバーの外側の床面や周辺装置
の汚れがひどくなつてしまうという問題を生じ
た。
本考案はこの点に鑑みてなされたものであり、
その目的とするところは、扉の合わせ目にゴム部
材を使用することなく、クーラントの洩れを確実
に防止することができるクーラント飛散防止扉装
置を提供することである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点を解決するための手段とし
て、クーラント使用機械を囲む機械カバーの開口
部に、扉本体を往復動可能に配設した扉装置にお
いて、扉本体の閉じ側の辺縁部に前記開口部の側
縁部分の内側および外側に延びる2つの屈曲シー
ルを形成し、前記機械カバーの開口部の側縁端に
内側または外側へ折曲する折曲端部を形成し、該
折曲端部の先端を前記2つの屈曲シール部のうち
の一方に密接させると共に、前記2つの屈曲シー
ル部のうちの他方の先端を前記折曲端部の折曲方
向と反対側となる機械カバーの一面に密接させる
ようにしたものである。
本考案においても、扉本体は機械カバーの外側
に配設されるのが通常であるが、内側に配設した
ものにも適用できる。上記内、外側の両屈曲シー
ル部の一方は、扉本体の一側辺縁を機械カバー側
に折り曲げることにより一体に成形することがで
き、この場合他方の屈曲シール部は、製作上、扉
本体とは別体のプレス成形品を扉本体の内面また
は外面に一体に取り付ければよい。
機械カバーの開口部の側縁部位は、内外両側か
ら上記2つの屈曲シール部によつて挟まれる形態
となるが、本考案では、該開口部の側縁端を内側
または外側へ屈曲させる。機械カバーの開口部の
一側辺縁部位を、例えば内側向きに屈曲させたと
きは、該屈曲した部分の先端面が、扉本体の内側
屈曲シール部に密接して対面することになる。こ
の場合、開口部の側縁部位と扉本体の上記屈曲シ
ール部とが、相互に干渉しないように構成するこ
とは勿論である。
本考案において『前記開口部の側縁部位に扉本
体の上記両屈曲シール部が密接する』ということ
は、該両者間の〓間がゼロであるか、クーラント
等の液体の通過を、極力有効に阻止しうる程度の
〓間に設定されるという意味である。
(作用) 上記の構成により、機械カバーの開口部に配設
した扉本体の合わせ目は、前記開口部の一側辺縁
部に対し、内側屈曲シール部と外側屈曲シール部
が両側から密接するため、機械カバーを挟んだ内
側と外側とから二重にシールされる。したがつ
て、ゴム部材を使用しなくとも扉本体と機械カバ
ーとの合わせ目からクーラント等が機械カバーの
外に洩れることが、確実に防止される。
(実施例) 次に、本考案の一実施例を図について説明す
る。
本図はクーラント使用機械の機械カバーの扉部
分を示した平面図である。図において、1はクー
ラントを使用する機械本体のチツプ部、2は機械
本体の外側を囲む機械カバーであり、開口部S側
の辺縁端は、内側に直角に折り曲げられて、折曲
端部2aが形成されている。3は前記機械カバー
2に対し開口部Sを挟んでその反対側に設けられ
た機械カバーであつて、機械カバー3の開口部S
側の辺縁端の外側面には、断面略コ字形の板部材
4が固着されている。
5は機械カバー2,3の開口部Sに配された鉄
板製の扉本体で、機械カバー2,3の外側面に沿
つて、図中A−B方向に往復移動可能に設置され
ている。扉本体5の図における左側辺縁部には、
外側屈曲シール部6が一体成形され、この外側屈
曲シール部6は、機械カバー2側に直角に折り曲
げられている。外側屈曲シール部6の先端面は、
機械カバー2の外側面に密接して対面している。
また、扉本体5の左側辺縁部には、前記A−B方
向と平行に延びる先端側部分(内側屈曲シール
部)7aを有する板部材7が、扉本体5の内側面
に取り付けられている。この板部材7の先端側部
分7aには、先述の機械カバー2の折曲端部2a
の先端面が密接対向している。9は、機械カバー
2と板部材7と扉本体5の左側辺縁部とで形成さ
れた中空部である。
扉本体5の右側辺縁には、機械カバー3の板部
材4にA方向へ移動して当接する板部材8が取り
付けられている。この板部材8の断面形状は、前
記板部材4に対応するよう略コ字形に形成されて
いる。前記両板部材8,4の内側には、中空部1
0が形成されている。
以上の構成において、いま扉本体5と機械カバ
ー2の合わせ目に、チツプ部1からクーラント1
1が、図中一点鎖線で示された矢印方向に飛散し
てきたとすると、機械カバー2の折曲端部2aの
先端シール部と、板部材7の先端側部分7aとの
間の〓間が極少であるので、ほとんどのクーラン
トは中空部9の中に進入することが阻止される。
もしこの段階で中空部9内にクーラントが洩れた
としても、洩れたクーラントは、機械カバー2と
扉本体5の外側屈曲シール部6によつて、完全に
機外への洩れが防止される。この結果、クーラン
トが機械カバー2と扉本体5との合わせ目から外
部に洩れて飛散することはない。
また、同様に扉本体5の右側辺縁部について
も、図中二点鎖線で示された矢印方向に飛散した
クーラント12は、機械カバー3の板部材4と扉
本体5の板部材8とにより、中空部10内へのク
ーラント洩れが殆ど防止される。もし僅少のクー
ラントが中空部10に進入したとしても、この僅
少のクーラントは、板部材8と4の重合部分によ
り、機械カバー3の外部に洩れることはない。
(考案の効果) 本考案は以上説明したように、扉本体と機械カ
バーとの合わせ目において、機械カバーの開口部
に対し内外両側に屈曲シール部を付設することに
より、クーラントが機外に洩れるのを機械カバー
の内側と外側とで二段階で確実に防止するもので
あるから、シール手段としてゴム部材を使用する
従来装置よりも長期間にわたつてシール機能を維
持することができる。より詳しくは、機械カバー
または扉本体が破損するまでシール機能を維持す
ることができる。
したがつて、クーラントの機外への飛散に起因
する工場の床、周辺装置の汚れを未然に防止し、
工場内の作業環境が著しく改善される。また、ゴ
ム部材を使用していないので、ゴム部材の寿命に
よる部品交換等のメインテナンスが不要であり、
永久使用が可能である。さらに、クーラントが機
外に飛散しない分だけ、クーラントの消費量を従
来に比べ低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例の平面図である。 2,3……機械カバー、2a……折曲端部、
4,7,8……板部材、5……扉本体、6……外
側屈曲シール部、7a……先端側部分(内側屈曲
シール部)、9,10……中空部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クーラント使用機械を囲む機械カバーの開口部
    に、引き戸式の扉本体を往復動可能に配設し、前
    記扉本体の閉じ側の辺縁部に前記開口部の側縁部
    分の内側および外側に延びる2つの屈曲シール部
    を形成し、前記機械カバーの開口部の側縁端に内
    側または外側へ折曲する折曲端部を形成し、該折
    曲端部の先端を前記2つの屈曲シール部のうちの
    一方に密接させると共に、前記2つの屈曲シール
    部のうちの他方の先端を前記折曲端部の折曲方向
    と反対側となる機械カバーの一面に密接させるよ
    うにしたことを特徴とするクーラント飛散防止扉
    装置。
JP1986106348U 1986-07-11 1986-07-11 Expired JPH0429961Y2 (ja)

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JP1986106348U JPH0429961Y2 (ja) 1986-07-11 1986-07-11

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JPS6313640U JPS6313640U (ja) 1988-01-29
JPH0429961Y2 true JPH0429961Y2 (ja) 1992-07-20

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ID=30981620

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JP5515358B2 (ja) * 2009-03-27 2014-06-11 ブラザー工業株式会社 工作機械
JP5949409B2 (ja) * 2012-10-04 2016-07-06 村田機械株式会社 工作機械のカバー構造
JP6384204B2 (ja) * 2014-08-29 2018-09-05 ブラザー工業株式会社 工作機械
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JP2020015157A (ja) * 2018-07-27 2020-01-30 東京エレクトロン株式会社 加工装置
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