JPH04297424A - ライム病ワクチンおよびワクチン効力評価用攻撃モデル - Google Patents

ライム病ワクチンおよびワクチン効力評価用攻撃モデル

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JPH04297424A
JPH04297424A JP3164264A JP16426491A JPH04297424A JP H04297424 A JPH04297424 A JP H04297424A JP 3164264 A JP3164264 A JP 3164264A JP 16426491 A JP16426491 A JP 16426491A JP H04297424 A JPH04297424 A JP H04297424A
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vaccine
burgdroperi
antigen
spirochetes
mammal
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JP3164264A
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William Marshall Acree
ウィリアム・マーシャル・アクリー
Bonnie Lee Wallace
ボニー・リー・ウォレース
Hsien-Jue Steve Chu
シェン−ジュー・スティーブ・チュー
Lloyd George Chavez
ロイド・ジョージ・チャベズ
David Scott Sandblom
デイビッド・スコット・サンドブロム
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    • C07K14/195Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from bacteria
    • C07K14/20Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from bacteria from Spirochaetales (O), e.g. Treponema, Leptospira
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    • A61P31/02Local antiseptics
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    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はライム病(Lyme d
isease)の徴候を予防または緩和するワクチン、
該ワクチンの製造方法および該ワクチンの評価用攻撃(
challenge)モデルに関する。
【0002】
【従来の技術および課題】ライム病は、アイ・ダンミニ
(I.dammini)、アイ・パシフィカス(I.p
acificus)およびアイ・リシナス(I.ric
inus)を包含するイクソデス(Ixodes)科の
ダニによって感受性動物の間を伝播するボレリア・バー
グドロフェリ(Borrelia burgdorfe
ri)スピロヘーターに起因する。
【0003】ヒトの場合、該疾病は、ダニのライフサイ
クルの若虫期におけるダニから得られると考えられる。 ライム病の大部分は、若虫期が始まる6月または7月に
発生する。若虫期のイクソデスダニは非常に小さく、ほ
ぼゴマの実の大きさであり、見つけ出すのが困難である
。ダニは、スピロヘーターに起因する疾病を伝播するの
に、約12時間以上の間、動物宿主の血液を摂食しなけ
ればならないと考えられている。
【0004】イヌ、ネコ、ウマ、ヒツジ、シカ、トリお
よびウシを包含する多くの家畜動物は該疾病に対して感
受性である。該動物はヒトに伝播するかもしれないスピ
ロヘーターの病原体保有者として供するため、動物それ
自身だけでなく、該動物の世話人にも危険が及ぶ。本願
発明者らおよび他の者らは、ダニ不在下であっても、イ
ヌがケンネルメイトに該疾病を伝播しうることを立証し
たため、このことはとりわけ真実である。したがって、
該疾病は家畜動物からヒトに伝播しうると考えられる。
【0005】ビー・バーグドロフェリスピロヘーターは
哺乳動物組織培養にて用いられる混合物と同様の栄養素
複合混合物を必要とするので、それらを invitr
o にて増殖させるのは困難である(バーバー(Bar
bour)ら、カーレント・マイクロバイオロジー(C
urr.Microbiol.)8:123〜126,
1983)。スピロヘーターは、培養体にて、(例えば
、12〜24時間の倍増時間で)ゆっくりと増殖する。
【0006】ライム病の徴候は変化し、該徴候は他の疾
病の徴候と類似するため該疾病を診断することは困難で
ある。該疾病の初期の徴候は、皮膚発疹、発熱、頭痛な
らびに筋肉および関節痛を包含する。感染後、数週間な
いし数カ月で、該徴候は心臓炎症および再発生関節炎を
包含しうる。その後、該徴候は慢性関節炎および痴呆を
包含しうる。
【0007】該疾病は、感染後、テトラサイクリン、ペ
ニシリンおよびエリスロマイシンを包含する多くの抗生
物質で治療することができる。それにもかかわらず、ダ
ニが最も攻撃的に該疾病を伝播する2ないし3カ月の期
間を通して効果的である予防処理に対する要求がある。 ジョンソン(Johnson)の米国特許第47216
17号は、生理学上許容されるビヒクル中、不活性化バ
ーグドロフェリ・スピロヘーターからなるワクチンを記
載している。該ジョンソンのワクチンは、ワクチン接種
後30日で、ビー・バーグドロフェリの攻撃から齧歯動
物を保護するのに効果的であると開示されている。該ジ
ョンソンのワクチンは、血清中和検定にて効果的である
抗血清を顕在化させることを開示していない。該ワクチ
ンがライム病の徴候の制御に有効であることも開示され
ていない。さらには、該特許は、保護哺乳動物における
抗血清を顕在化させる一群のビー・バーグドロフェリ蛋
白を開示していない。この蛋白群は本願にて初めて開示
されている。
【0008】ビー・バーグドロフェリ抗原OspAに対
する抗体は、治療動物に受動免疫を付与するのに効果的
であると記載されている。OspAはビー・バーグドロ
フェリの主外部膜蛋白であり、分子量が約31Kである
。OspAの遺伝子を単離し、発現ベクターが構築され
た(ハウェー(Howe)ら、インフェクション・イム
ニティー(Infection Immunity)5
4:207〜212,1986)。したがって、この表
面蛋白はワクチンにおける有用性を立証するかもしれな
い。しかしながら、この蛋白の構成は、他のバーグドロ
フェリ表面蛋白であるOspBのように(バーバーら、
インフェクションおよびイムニティー(Infecti
on and Immunity),45:94〜10
0,1984)、スピロヘーター株の間で変異すると考
えられている(バーバーら、ジャーナル・オブ・インフ
ェクシャス・ディシーズ(J.Infect.Dis.
),152:478〜484,1985;ビセット(B
isset)ら、ジャーナル・オブ・クリニカル・マイ
クロバイオロジー(J.Clinical Micro
biol.),25:2296〜2301,1987)
。さらに、関連するボレリア・ヘルムジイ(Borre
lia hermsii)スピロヘーターの主蛋白(回
帰熱の起因病原体)も株の間で変異することが知られて
いる(バーバーら、ジャーナル・オブ・エクスペリメン
タル・メソッド(J.Experimental Me
d.)156:1312〜1324,1982)。この
変異がスピロヘーター株を変異することによって感染か
らのクロス保護を阻害し、それによってスピロヘーター
が宿主の動物免疫系を回避する機構が明らかになるかも
しれない。
【0009】ワクチンを評価する場合、実験室動物が被
験病原体で標準的生殖感染を有することが重要である。 かかる感染は、生殖手段により実験室動物に導入される
ことが好ましい。この種の生殖実験室疾病が「攻撃モデ
ル」であり、それで病原体での攻撃から動物を保護する
ワクチンの効力を試験することができる。該攻撃モデル
は自然に見いだされる疾病と密接に似ていることが好ま
しい。
【0010】種々の齧歯動物の攻撃モデル(スピロヘー
ター注射により該疾病を齧歯動物に誘発する)がライム
病に対するワクチンの効力を評価するのに記載されてい
る(例えば、シャイブル(Schaible)ら、プロ
シーディングス・オブ・ナショナル・アカデミー・オブ
・サイエンシス(Proc.Natl.Acad.Sc
i.)USA,87:3768〜3772,1990お
よび米国特許第4721617号)。しかしながら、齧
歯動物において菌血症を誘発することはできるが、齧歯
動物攻撃モデルにおけるライム病の徴候は化学的または
遺伝学的に免疫抵抗性減弱の齧歯動物でのみ報告されて
いる(例えば、シャイブルら、前掲)。
【0011】さらには、この疾病の罹病者、病原体保有
者または伝播キャリアーとしてのイヌの重要性にもかか
わらず、いまだイヌ攻撃モデルは記載されていない。ア
ッペル(Apple)(Compendium on 
Continuing Education for 
the PracticingVeterinaria
n)4(11):888〜892,1982)およびグ
リーン(Greene)ら(アメリカン・ジャーナル・
オブ・ベタリナリー・リサーチ(Am.J.Vet.R
es.)49:752〜757,1988)は、イヌ攻
撃モデルを開発する従来の試みの不成功を記載している
。せいぜい、イヌの潜伏性実験ビー・バーグドロフェリ
感染が記載されているにすぎない(バーゲス(Burg
ess)、Zentralblatt Fuer Ba
kteriologie Microbiologie
 und Hygiene),A263:49〜54,
1986)。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は感受性哺
乳動物宿主にて対応する抗血清を顕在化させる、ビー・
バーグドロフェリの少なくとも2種の主抗原からなるワ
クチンを提供することである。
【0013】本発明のさらなる目的はビー・バーグドロ
フェリ・スピロヘーターの株ないし株変異にもかかわら
ず、ライム病から感受性哺乳動物を保護するワクチンを
提供することである。
【0014】本発明のもう一つ別の目的は免疫抵抗性減
弱的でない哺乳動物を用い、ライム病の少なくとも1つ
の徴候を示す攻撃モデルを提供することである。該攻撃
モデルを用いてライム病に対するワクチンおよび別の治
療の効力を評価することができる。
【0015】本発明のさらにもう一つ別の目的は診断目
的に用いうるビー・バーグドロフェリ抗原およびビー・
バーグドロフェリに対する抗体を提供することである。
【0016】本発明のさらにもう一つ別の目的はライム
病ワクチンの調製に用いるビー・バーグドロフェリ産生
方法を提供することである。本発明のさらにもう一つ別
の目的は血清中和検定法を提供し、それによりビー・バ
ーグドロフェリに対する抗血清の効力を検定することで
ある。
【0017】ビー・バーグドロフェリに対して血清中和
価の抗体を有する動物は、14、17、19、25、2
8、31、34、38、41、44、48、52、54
、58、60、68、80および90Kの分子量(±3
K)を有する一連のビー・バーグドロフェリ蛋白に対す
る抗体を有し、菌血症およびビー・バーグドロフェリ・
スピロヘーターによる攻撃後の他のライム病徴候から保
護されることが見いだされた。少なくとも2種のこれら
主抗原からなり、血清中和価を有する抗血清を産生する
ワクチンは、ライム病から感受性哺乳動物を保護するの
に効果的である考えられる。
【0018】さらには、天然の感染経路をまねる方法に
て低継代スピロヘーターを注射することにより、該疾病
の人工モデル(「攻撃モデル」)を哺乳動物に顕在化さ
せうることが見いだされた。
【0019】図1はビー・バーグドロフェリに対し血清
中和価の抗血清を有する免疫化イヌからの抗血清を用い
て明視化したスピロヘーターのウェスタンブロットを示
す。
【0020】攻撃モデル 攻撃モデルに用いるスピロヘーターは、感染ダニの中腸
から単離した後、少数の継代を介して培養した。一般に
は、約10回だけ継代する。好ましくは、2回のみ継代
する。ここで用いる「継代」とは、一般に、培養にて、
102〜104の生物体/mlから106〜108の生
物体/mlへの増殖を意味する。
【0021】該攻撃モデルは、自然に起こるダニ−伝達
感染をまねてデザインする。特に、摂食ダニによるよう
にスピロヘーターを繰り返し注射する。一般に、いずれ
の1回の注射においてもスピロヘーターの用量はスピロ
ヘーターが約108以下であり、好ましくは約10〜約
106のスピロヘーターである。最も好ましい具体例に
おいて、スピロヘーターの数は約50〜約50000の
スピロヘーターである。投与回数は少なくとも2回であ
り、好ましくは約4回〜約14回である。好ましくは、
投与間にて少なくとも4時間が経過している。
【0022】いずれの所定の投与もまた、スピロヘータ
ーの自然伝播をまねて変えることができる。例えば、所
定の投与のスピロヘーターを動物の複数の場所に注射し
てもよい。さらに、いずれの注射部位においても、多様
な深度(例えば、筋肉内(IM)、腹腔内(IP)、皮
内(ID)および皮下(SC))にて注射することがで
きる。
【0023】スピロヘーター投与の好ましいスケジュー
ルは、約1週間の過程にわたって一日の注射(約1/3
IP、約1/3ID、約1/3SC)である。
【0024】スピロヘーターは、一般に、攻撃開始の数
日の範囲内で攻撃したイヌから回収することができる。 跛行が、一般に、約30日後に見られる。しかしながら
、これら事象の時期は攻撃動物の種類により変化するも
のと思われる。
【0025】スピロヘーター血症は、免疫抑制剤または
免疫抑制化学物質を投与することによって、または電離
放射線を照射することによって動物を免疫抑制化するこ
とにより攻撃動物にて強化することができる。そのうち
適当な免疫抑制剤は、種々のグルココルチコイドステロ
イド(デキサメタゾンおよびメチルプレドニゾロンを包
含)、シクロスポリン、アザチオピン(6−メルカプト
プリンの類似体)、FK−506(ガト(Gato)ら
、トランスプランテーション・プロシーディングス(T
ransplant Proc.),19(S6):4
,1987)、15−デオキシスペルグアリン(トド(
Todo)ら、トランスプランテーション・プロシーデ
ィングス,209(S1):233〜236,1988
)等である。デキサメタゾンはICN・バイオケミカル
ズ(ICN Biochemicals)(オハイオ州
、クリーヴランド)およびシェリング・コーポレーショ
ン(Schering Corp.)(ニュージャージ
州、ケニルワース、アジウム〜(Azium〜)の商品
名で市販)から入手可能である。メチルプレドニゾロン
・アセテートは、デポ−メドロール〜(Depo−Me
drol〜)(ミシガン州、カラマズー、アップジョン
・カンパニー(UpjohnCo.))として、または
デポ−プレデート〜(Depo−Predate〜)(
アリゾナ州、スコットデール、レゲレ・ファーマシュー
ティカルズ(Legere Pharmaceutic
als))として入手可能である。デキサメタゾンが本
発明の好ましい免疫抑制剤である。
【0026】さらに、スピロヘーター血症は、攻撃モデ
ル用の遺伝学的に免疫不全の動物を用いることによって
強化されると考えられる。
【0027】ここに開示の攻撃モデルは、以下に開示の
ライム病ワクチンの効力を試験するのに用いることがで
きる。加えて、該攻撃モデルは、抗生物質および受動免
疫化での治療を包含するライム病の他の治療を試験する
のに用いることができる。
【0028】ビー・バーグドロフェリ・ワクチンの生成
好ましくは、ワクチン生成における初期段階で用いられ
るビー・バーグドロフェリ株は感受性哺乳動物にてスピ
ロヘーター血症を誘発する能力を保持している。ビー・
バーグドロフェリ株B−31が最も好ましい(受入れ番
号第35210号の下、アメリカン・タイプ・ティシュ
ー・コレクション(American Type Ti
ssue Collection)から入手可能である
)。
【0029】ビー・バーグドロフェリ・スピロヘーター
は、BSK II培地(バーバーら、イェール・ジャー
ナル・オブ・バイオロジー・アンド・メディスン(Ya
le J.Biol.Med.),57:521〜52
5,1984)またはその栄養均等物にて増殖させるこ
とができる。この培地は、哺乳動物細胞用にデザインさ
れた培地(さらにずっと複雑である)の適用であるため
、ビー・バーグドロフェリの増殖速度に有意に影響しな
い範囲内で複数の成分を省略することができると考えら
れる。増殖培地におけるかかる変形は、過度の実験を行
うことなく容易に確認することができ、本発明の範囲内
である。
【0030】培養温度は、一般に25℃〜40℃であり
、好ましくは32℃〜38℃、最も好ましくは34℃で
ある。好ましくは、該温度をインキュベーション全体を
通して目標温度の1℃の範囲内で維持する。
【0031】一般に、培地のpHは7.0〜8.0であ
る。好ましくは、適宜、酸または塩基を添加することに
よりインキュベーション過程を通して、pHを所望のp
Hの±0.2pH単位の範囲内に維持する。最も好まし
くは、pHが7.6±0.2である。
【0032】インキュベーションは、一般に、撹拌され
て培養体と空気の間のガス交換が促進される容器中にて
行う。好ましくは、撹拌を約25〜約100rpmで回
転するインペラーで行う。
【0033】有意には、ビー・バーグドロフェリの主表
面蛋白であるOspAまたはOspBの一方の産生レベ
ルを検定することによりインキュベーション過程をモニ
ター観察する。これら蛋白をモニターする方法を実施例
2に記載する。これら蛋白の一方にて最大レベルが得ら
れたならば、ビー・バーグドロフェリ培養を終える。該
蛋白をモニターする場合、インキュベーションの終了時
に存在するビー・バーグドロフェリ細胞の少なくとも6
0%が該蛋白を発現することが好ましい。これは免疫蛍
光検定(実施例1に記載)により測定することができる
。さらに好ましくは、該生物体の少なくとも70%が蛋
白を発現する。なお一層好ましくは、該生物体の少なく
とも90%が蛋白を発現する。
【0034】本発明の一具体例において、インキュベー
ション後、生物体を不活性化するかまたは抗原フラクシ
ョンを生または毒性スピロヘーター不含にて収集する。 該生物体は、メルチオレート、β−プロピレンラクトン
、二元エチレンアミン、フェノール、グルタルアルデヒ
ドおよびホルムアルデヒドを包含する多くの化学剤によ
り不活性化することができる。さらに、該生物体は熱(
例えば、60℃にて数時間)で不活性化することができ
る。
【0035】好ましい不活性化剤は、グルタルアルデヒ
ドまたはホルムアルデヒドのようなアルデヒドである。 ホルムアルデヒドが最も好ましい。使用するアルデヒド
の濃度は、約0.05%〜約1%v/vが好ましい。最
も好ましくは、濃度が0.1%である。
【0036】抗原フラクションは、例えば、ゲル濾過、
電気泳動、アフィニティークロマトグラフィーおよび/
または遠心分離で収集することができる。
【0037】治療すべき哺乳動物に投与する前に、採収
した抗原および/またはスピロヘーターを生理学上許容
される担体に懸濁させる。好ましくは、抗原/スピロヘ
ーターを水酸化アルミニウム、リン酸アルミニウム、サ
ポニン、オイルまたはアジュバント活性を有する公知の
ポリマーのようなアジュバントと混合する。
【0038】多くのアクリル酸ポリマーおよびアクリル
酸とメタクリル酸ならびにスチレンのコポリマーはアジ
ュバント活性を有している。ポリビニル・ケミカル・イ
ンダストリーズ(Polyvinyl Chemica
l Industries)(マサチューセッツ州、ウ
ィルミントン)は、かかるポリマーを商品名:ネオクリ
ル(NEOCRYL)の下で市販している。NEOCR
YL A640は、pH7.5、粘度100eps(ブ
ルックフィールド(Brookfield)25℃)、
固体40重量%、固体38容量%含有のガロン当たり8
.6ポンドの重量、および酸数48を有する水性アクリ
ルコポリマーであり、好ましいアジュバントである。詳
しくは、NEOCRYLA640はスチレンと非合一の
水性アクリルコポリマーである。さらに詳しくは、NE
OCRYL A640はスチレンとアクリル酸およびメ
タクリル酸の混合物とのコポリマーのラテックスエマル
ジョンである。他の有用なNEOCRYLグレードは5
20および625ならびにNEOREZ966である。 「CSMA」なる語は、スチレンとアクリル酸およびメ
タクリル酸の混合物とのコポリマーを称するのに用いら
れる。
【0039】エチレン/無水マレイン酸コポリマーも別
の好ましいアジュバントである。本発明の有用なエチレ
ン/無水マレイン酸コポリマーの適当なグレードは、E
MA−31(ミズリー州、セントルイス、モンサント社
(Monsanto Co.))のような線状エチレン
/マレイン酸のコポリマーであり、約75000〜10
0000の概算平均分子量を有するエチレンと無水マレ
イン酸が略等量のコポリマーである。これらコポリマー
は、以下の典型的特性を有する水溶性の白色、フリーフ
ロー粉体である:真密度約1.54g/ml、軟化点約
170℃、融点約235℃、分解温度約274℃、嵩密
度約20(lbs/ft3)およびpH2.3(1%溶
液)。
【0040】さらに好ましくは、2種以上のアジュバン
トを採収した抗原および/またはスピロヘーターと混合
する。好ましい組み合わせは、エチレン/無水マレイン
酸コポリマーとNEOCRYL A640である。
【0041】該ワクチンのpHは、一般に、1Nの酸ま
たは塩基を適宜添加することにより約6.8と約7.7
の間に調整する。
【0042】採収した抗原および/またはスピロヘータ
ーを、キーホールリンペットヘモシアニンまたは破傷風
トキシンのような免疫刺激性巨大分子と結合させてもよ
い。蛋白の巨大分子への結合は、リクイト(Likhi
te)の米国特許第4372945号およびアロマー(
Armor)らの米国特許第4474757号に開示さ
れている。ワクチン調製の一般的態様は、ニュー・トレ
ンズ・アンド・デベロップメンツ・イン・ワクチンズ(
New Trends and Developmen
ts in Vaccines)(ボラー(Volle
r)ら編、ユニバーシティー・パーク・プレス、メリー
ランド州、バルチモア、1978)に記載されている。
【0043】抗原は、ゲル濾過、ここに開示の抗血清を
用いる免疫アフィニティークロマトグラフィー、分別遠
心分離または電気泳動のような破砕法を包含する数種の
方法により、生または毒性生物体不含にて収集すること
ができる。例えば、ビー・バーグドロフェリの外膜抗原
は低濃度のイオン性または非イオン性のいずれかのデタ
ージェントで抽出しうることが見いだされた。これらの
抽出抗原は、ワクチン接種動物における免疫応答を顕在
化させるのに効果的である。
【0044】該発明の具体例についての好ましいデター
ジェントは、ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)および
トリトンX100(ミズリー州、セントルイス、シグマ
・ケミカル(Sigma Chemical)および他
社から入手可能)である。
【0045】抽出プロトコルを、ビー・バーグドロフェ
リ生物体で、好ましくは約108の生物体/ml、さら
に好ましくは約109の生物体/mlと1012の生物
体/mlの濃度で開始する。ついでデタージェントを、
SDSのようなイオン性デタージェントについて、好ま
しくは約0.2%重量/容量〜約0.6w/v%の濃度
まで加える。非イオン性デタージェントの場合、濃度は
、好ましくは約0.25%w/v〜約2.0%w/vで
あり、さらに好ましくは約0.8%w/v〜約1.2%
w/vである。
【0046】ついで、該生物体を、一般に、約100r
pm〜約300rpmで約0.5時間〜約10時間撹拌
する。好ましくは、該撹拌を約1〜2時間維持する。つ
いで、外膜蛋白を遠心分離により細菌から取り出す。遠
心分離後、上清液は外膜蛋白に富んでおり、ペレット状
物は生物体を含んでいる。
【0047】ビー・バーグドロフェリに適用した場合、
該操作により主ビー・バーグドロフェリ抗原が抽出され
、ビー・バーグドロフェリに起因する発熱から感受性哺
乳動物を保護するワクチン用の抗原が得られる。ワクチ
ンを前記方法により抽出抗原から調製する。本発明のも
う一つ別の具体例において、インキュベーション後、ス
ピロヘーターを処理し、ビー・バーグドロフェリの特異
主抗原を単離する。
【0048】本発明のワクチンが、以下の分子量を有す
る抗原によって複数のビー・バーグドロフェリに対する
抗血清を誘発することが見いだされた:14、17、1
9、25、28、31、34、38、41、44、48
、52、54、58、60、68、80および90K±
3K)。これら抗原を、ビー・バーグドロフェリの「主
抗原」またはその生物学的均等物と称する。本発明によ
れば、有効なワクチンは少なくとも2種の主抗原に対す
る抗血清を誘発する。少なくとも2種のビー・バーグド
ロフェリの公知変異性は、単一特異性ワクチンが広範囲
のバーグドロフェリ単離体に対して効果的でないかもし
れないことを示唆している。好ましくは、ワクチンがビ
ー・バーグドロフェリの少なくとも2種の主抗原に対す
る抗血清を誘発するのに効果的である。さらに好ましく
は、ワクチンが少なくとも3種の主抗原に対する抗血清
を誘発するのに効果的である。好ましくは、該ワクチン
に含まれる抗原の1つがOspA(MW31K)または
OspB(MW34K)である。31、34および41
K蛋白は、各々、OspA、OspBおよびビー・バー
グドロフェリの鞭毛蛋白である。
【0049】実施例3に記載されている血清中和検定を
用い、所定のビー・バーグドロフェリ抗原に対して定方
向の抗血清の相対的強度を検定することができる。ビー
・バーグドロフェリ感染に対する抗血清の強度は、血清
中和検定におけるビー・バーグドロフェリを中和する抗
血清の能力と相関していると考えられる。さらに、該検
定を用いて2種またはそれ以上の抗原に対して定方向の
抗血清が単一特異性抗血清よりもさらに効果的であるか
どうかを検定することができる。たとえ、所定の抗原に
対して単一特異的である抗血清が血清中和検定において
それ自身効果的でないとしても、該抗血清が別の単一特
異性抗血清の強度を強化することが予想される。従って
、該血清中和検定を用い、完全な補体でない主抗原に対
し定方向の抗血清を顕在化させるワクチンを確認するこ
とができる。
【0050】かくして、開示されている各主抗原に対し
定方向の抗血清を製造することができる。例えば、全ス
ピロヘーターの抽出体の抗原はSDSポリアクリルアミ
ドゲル電気泳動により分離され、特異結合を取り出すこ
とができる。これら結合の位置はポリアクリルアミドゲ
ルの一部を電気ブロットし、該ブロットを標準ウェスタ
ンブロット法により検定することにより確認することが
できる(モレキュラー・クローニング(Molecul
ar Cloning)、第2版、サンブロック(Sa
mbrook)ら編、コールド・スプリング・ハーバー
・プレス(Cold Spring HarborPr
ess)、1989および以下の実施例5参照)。
【0051】抗原含有のゲルスライスを用い、数種類の
方法で抗原特異性抗血清を高めることができる。例えば
、ゲルスライスを細いゲージ針を通す押出しのような方
法で粉砕することができる。ついで、粉砕したゲルを抗
血清を産生させる動物に注射することができる。ポリア
クリルアミドゲル材がポリマー型アジュバントとして作
用することが予想されるが、アジュバントを該注射材に
加えてもよい。別法として、抗原が実質的にゲルスライ
スから溶出されるまで、該ゲルスライスをデタージェン
ト水溶液中にてインキュベートすることを包含する多く
の公知方法により抗原をゲルスライスから溶出してもよ
い。あるいは、抗原をゲルスライスから電気溶出するこ
ともできる。電気溶出装置はいくつかの製造業者、シュ
レイシャー・アンド・シュエル(Schleicher
&Schuell)(ニューハンプシャー州、キーン)
およびバイオ−ラッド・ラブス(Bio−Rad La
bs)(カリフォルニア州、リッチモンド)から入手可
能である。さらに、かかる装置は通常の実験室装置から
製造することができる(モレキュラー・クローニング、
前掲、pp.6.28〜6.29参照)。ついで、該溶
出抗原をアジュバントと共にまたはなしで抗血清を産生
させる動物に投与することができる。
【0052】別の方法において、抗原をSDSポリアク
リルアミドゲル電気泳動により分離し、ウェスタンブロ
ットによりなされるのと同様の方法にて種々の吸着膜の
1つに移行させる。ついで、移動膜の適当な部位を取り
出すことにより特異抗原を単離することができる。適当
な膜は、ウェスタンブロットにて通常使用されるニトロ
セルロース膜、ミリポール社(Millipore C
orp.)(マサチューセッツ州、ベッドフォード)か
らのイムノビロン〜−P(Immunobilon〜−
P)、およびポリアミンでコートしたガラス繊維膜(バ
ンデケルクホブ(Vandekerckhove)ら、
ヨーロピアン・ジャーナル・オブ・バイオケミストリー
(Eur.J.Biochem.)152:9〜19、
1985およびアベルソールド(Abersold)ら
、ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー(
J.Biol.Chem.)、261:4229〜42
38、1986)を包含する。該抗原含有の膜スライス
は、抗体を産生させる動物の皮下内に外科的に移植する
ことができる。該膜は遅延放出アジュバントとして作用
すると考えられる。
【0053】主抗原は抗体応答を顕在化させるのに効果
的であることが知られている(実施例5参照)。これら
抗原のいくつかはT−キラー細胞応答を顕在化させると
考えられる。免疫処理した動物からリンパ球を単離し、
ビー・バーグドロフェリの特異性主抗原に対するT−細
胞応答を検定することによりこれらのことが分かる。T
−細胞活性化応答は、細胞内カルシウムの増加、リンフ
ォカインの生成、細胞増殖および細胞融解活性を包含す
る。T−細胞のかかる in vitro 測定はワイ
ス(Weis)らにより記載されている(アドブ・イム
ノール(Adv.Immunol)、41:1〜38、
1987)。
【0054】公知技法を用い、抗血清産生動物からのB
細胞をモノクローナル抗体(「mcAb」の単離に使用
することができる(カンプベル(Campbell)、
モノクローナル・アンチボディー・テクノロジー(Mo
noclonal Antibody Technol
ogy)、13巻、エルセベール(Elsevier)
、アムステルダム  1984;ハーロー(Harlo
w)ら、アンチボディーズ:ア・ラボラトリー・マニュ
アル(Antibodies:A Laborator
y Manual)、コールド・スプリング・ハーバー
・プレス、ニューヨーク、1988;ゴディング(Go
ding)、モノクローナル・アンチボディーズ:プリ
ンシプルズ・アンド・プラクティス(Monoclon
al Antibodies:Principles 
and Practice)、アカデミック・プレス(
Academic Press)、ロンドン、1986
)。かかる抗体は本発明の範囲内である。
【0055】個々の主抗原の電気泳動性イオン移動はビ
ー・バーグドロフェリの単離体の間でいくらか変わると
考えられる。実施例5のウェスタンブロット法を用い、
他のビー・バーグドロフェリ単離体のSDSポリアクリ
ルアミドゲル電気泳動性イオン移動のパターンを同定す
ることができる。ここに開示の1つの主抗原に対する変
異体の免疫化学均等物は、単一特異性抗血清を用いるウ
ェスタンブロット分析法により確立され、該結合を明視
化することができる。個々のビー・バーグドロフェリ抗
原の電気泳動性変異体を単離し、それに対して得られる
抗血清を血清中和検定にて相対的有効性を評価すること
ができる。
【0056】以下の「診断法」下にて詳細に記載されて
いるように、本発明の開示はビー・バーグドロフェリの
主抗原の単離および配列特性を教示するに十分である。 したがって、合成抗原または生物学的均等物からなるワ
クチンは本発明の範囲内である。
【0057】したがって、ワクチンのさらなる具体例に
おいて、該ワクチンは、少なくとも2種のビー・バーグ
ドロフェリの主抗原またはその生物学的均等物(例えば
、合成蛋白)からなる。該ワクチンを生理学上許容され
る担体と組み合わせ、所望により、前記のようにアジュ
バント処理してもよい。該ワクチンのさらなる具体例に
おいて、該ワクチンは発熱または関節炎から感受性哺乳
動物を保護するのに効果的であることにより特徴付けら
れる。
【0058】当業者であれば、本発明のワクチンを他の
ワクチンと組み合わせ、1以上の病原体に対して効果的
な混合ワクチンを得ることを認識するであろう。例えば
、それはレプトスピラ・カニコラ、レプトスピラ・イク
テロハエモラージアエ、レプトスピラ・ハージョ、レプ
トスピラ・グリッポチファサ、ネコ白血病、鼻気管炎、
カリチ、汎白血球減少、オウム病クラミジア、イヌジス
テンパー、アデノウイルス2型、コロナウイルスパライ
ンフルエンザおよびパルボウイルスに対する1以上のワ
クチンと組み合わせたライム病ワクチンを包含する。
【0059】ワクチン接種 ワクチンは、皮下内、皮内、腹腔内または筋肉内のいず
れかの注射により投与することが好ましい。筋肉内注射
が好ましい。ワクチンは単一のまたは複数の注射により
投与してもよい。ビー・バーグドロフェリに対する経口
暴露がネコにおける抗体応答を顕在化させることが判明
したため(キムニナン(Kimminan)、ベタリナ
リー・テクニシャン(Veterinary Tech
nician),10:385〜397、1989)、
経口ワクチンもまた意図するものであり、本発明の範囲
内である。
【0060】各ワクチン用量中に存在するスピロヘータ
ー抗原の量は、少なくとも、抗体の血清中和価を誘発す
るのに十分な量であるように選択する。(血清中和検定
は補体と共に抗血清のビー・バーグドロフェリを中和す
る能力を測定し、実施例3にてさらに詳細に記載されて
いる。)この量は様々であり、一般に、各用量は約10
6〜1012のスピロヘーター、好ましくは約107〜
109のスピロヘーターから誘導される抗原からなる。 個々のワクチン調製用の抗原産物の最適量は、ワクチン
接種した哺乳動物の血清中和価をモニター観察する標準
的な研究により確認することができる。
【0061】診断法 いくつかの主抗原(MW14、17、19、25、28
、38、44、48、52、54、58、60、68、
80および90K±3K)に対する単一特異性抗血清を
診断装置において用い、ビー・バーグドロフェリ抗原の
存在について体液または組織抽出液を検定する。抗原を
調査するこれら抗体を用いる方法が前記およびハーロウ
(Harlow)ら(アンチボディーズ:ア・ラボラト
リー・マニュアル、コールド・スプリング・ハーバー・
プレス、ニューヨーク、1988)により検討されてい
る。
【0062】加えて、個々の抗原蛋白は診断助剤として
用いることができる。前記のように単離した蛋白または
主抗原混合物は、ドデシル硫酸ナトリウム−ポリアクリ
ルアミドゲル電気泳動(SDS−PAGE)により分離
することができる。該ゲルは膜上に電気ブロットするこ
とができる。ついで、膜のストリップを診断される動物
からの血清を用いる「ウェスタンブロット」として展開
することができる。対照として、公知の陽性または陰性
血清を用い、相当する膜ストリップを明視化することが
できる。
【0063】ゲノミックおよびサブゲノミックDNAを
ビー・バーグドロフェリから単離し、該DNAを制限酵
素で断片化することができる。ついで、該消化DNAを
プラスミドまたはファージ発現ベクターに結ぶ。コロニ
ーまたはプラーク(適宜)を増殖させ、1種以上の主抗
原に対する抗血清を用いて検定しうる膜に一部移動させ
る。陽性プラークまたはコロニーは増殖し、それらが発
現する蛋白は、(一般に、ベクター−発現蛋白を適当な
薬剤、通常、イソプロピルチオ−β−D−ガラクトシド
で誘発した後に)SDS−PAGEで分離することがで
きる。そのため、該蛋白は前記のウェスタンブロット法
により調査することができる。
【0064】したがって、該主抗原をコードするDNA
、厳重な条件下でこのDNAに雑種形成するDNAおよ
び実質的に同一の蛋白をコードするDNAは、本発明の
範囲内である。
【0065】つぎに実施例を挙げて本発明をさらに詳し
く説明する。
【実施例】実施例1−攻撃モデル イヌ 16〜18週齢の、未だビー・バーグドロフェリに暴露
したことがない26匹のビーグル犬(カンサス州、トペ
カ、テラコン社(Theracon,Inc.)から入
手)を用いた。1群5匹のイヌで4つの攻撃群を評価し
た。群1および群2ならびに3匹の接触対照を室Aにて
一緒に収容した。群3および群4ならびに3匹の接触対
照を室Bにて一緒に収容した。
【0066】ダニからのビー・バーグドロフェリ単離体
ビー・バーグドロフェリで感染したダニをウィスコンシ
ン州にて収集し、消化管(中腸)を約1000匹のダニ
から摘出し、バーバー−ストエンナー−ケリー(Bar
bour−Stoenner−Kelly)(BSK)
培地(バーバー(Barbour)ら、カーレント・マ
イクロバイオロジー(Curr.Microbiol.
)、8:123〜126、1983)にて乳化させ、ア
リコート2mlを有するバイアル中、−100℃にて貯
蔵した。使用前に、この物質を解氷し、プールし、遠心
分離によりアリコート1mlに付き微生物10000匹
まで濃縮した。
【0067】攻撃スケジュール 各4群のイヌに、腹部の異なる部位にてスピロヘーター
攻撃の1日の用量を7日連続で投与した。各用量は0.
5ml当たり500匹の微生物を含んでいた。針を感染
部位から抜き取る際に該物質を腹腔内(IP)、皮内(
ID)および皮下内(SC)に放出することにより、ツ
ベルクリンシリンジを用いて攻撃を開始した。
【0068】免疫抑制 群1のイヌに、デキサメタゾン(2mg/ml、ニュー
ジャージ州07033、ケニルワース、シェリング社(
Schering Corp.)、アジウム〜(Azi
um〜))1ml用量を、攻撃の日、攻撃開始後2、4
および6日目に投与した。群2のイヌは、攻撃期間の間
、免疫抑制剤で処理しなかった。群3のイヌに、メチル
プレドニゾロンアセテート(20mg/ml、ミシガン
州49001、カラマズー、アップジョン社(Upjo
hn Co.)、デポ−メドロール〜(Depo−Me
drol〜))1ml用量を、攻撃の初日(「doc」
)および攻撃後(「dpc」)6日目(攻撃の日から数
えて)に投与した。群4のイヌには、攻撃期間の間、免
疫抑制剤を投与しなかった。
【0069】攻撃の60日後、群1および群2ならびに
接触対照のすべてのイヌにデキサメタゾン1ml用量を
投与し、群3および群4ならびに接触対照のすべてのイ
ヌにメチルプレドニゾロンアセテート1mlを投与した
【0070】ビー・バーグドロフェリについての血液試
料試験スピロヘーター攻撃の第1の投与後、26匹すべ
てのイヌから1日に2回、14日間連続して血液試料を
摂取した。攻撃後60日で、1日に2回、10日間連続
して血液試料を摂取し、剖検の際(攻撃後90日)に血
液試料を摂取した。血液を15%Na2 EDTA(エ
チレンジアミン四酢酸)溶液含有の試験管に収集した。
【0071】全血液1mlをBSK培地6mlに加え、
混合物を32℃にて6週間インキュベートした。培養体
を間接蛍光抗体(IFA)法を用いて試験した。培養体
をスライド上に分取し、風乾し、冷アセトンにて固定し
た。スライドをビー・バーグドロフェリまたは所定のビ
ー・バーグドロフェリ抗原に対して定方向のムリン抗体
(IgG同基準標体)の希釈体で37℃にて30分間潅
漑した。ついで、該スライドをリン酸緩衝生理食塩水(
PBS)でリンスした。ついで、抗−IgGマウス血清
(ペンシルバニア州、ウェストグラブ、ジャクソン・イ
ムノ・レサーチ・ラブス(Jackson Immun
o Research labs)を結合した蛍光イソ
チオシアネート(FITC)の希釈体を各スライドに加
え、37℃にてさらに30分間インキュベートした。ス
ライドをPBSにて洗浄し、蛍光顕微鏡を用いて数を読
んだ。蛍光性スピロヘーターの存在は陽性単離を示す。
【0072】IFA検定において用いる抗体はビー・バ
ーグドロフェリに対するポリクローナル抗血清(ヒツジ
抗体が、マサチューセッツ州、アクション、フィッツゲ
ラルド・インダストリーズ・インターナショナル(Fi
tzgerald Industries Inter
national)より入手可能である)を包含し、さ
らに、モノクローナル抗体(例えば、Cb−2で、Os
pBに対するマウスモノクローナル抗体がテキサス州、
ピー・オー・ボックス969、エリジン、ベタリナリー
・クリニカル・リソーセス(Veterinary C
linical Resources)から入手可能で
ある)を用いてもよい。加えて、本願発明における教示
方法にて得られる抗血清を用いてもよい。
【0073】抗体価 イヌを攻撃の時点で、ついで2、4、6、8、10、1
4、30、60および90dpcで放血させた。ビー・
バーグドロフェリの標準懸濁液(2×106生物体/m
l)をスライド上にのせ、冷アセトンで60分間固定し
た。リン酸緩衝生理食塩水(「PBS」)で十分にリン
スする前に、試験血清の2倍血清希釈液を、スライド上
、36℃にて30分間インキュベートした。ついで、F
ITC−標識抗−イヌIgG(ヤギから)を各スライド
に加え、36℃にてさらに30分間インキュベートした
。スライドをPBSで洗浄し、結果を蛍光顕微鏡で測定
した。IFA抗体価の終末点を陽性蛍光を示す最高血清
希釈度として測定した。
【0074】結果 血液(0〜14dpc)からのスピロヘーターの初期回
収を表1および2に示す。処理方法の過程全体にわたる
スピロヘーターの回収を表3に要約する。一つの結論は
スピロヘーターが4日以内にすべての攻撃イヌから回収
されることである。免疫抑制イヌの場合、スピロヘータ
ーは約2日以内に回収される。
【0075】意外にも、長期遅延後には、スピロヘータ
ーで攻撃されなかった接触対照イヌからスピロヘーター
が回収された。しかしながら、スピロヘーターが回収さ
れる回数が低いことから、スピロヘーター血症度は処理
したイヌの場合よりも低度であることは明らかである。
【0076】指定時期に摂取した血清の抗体価(IFA
測定)を表4および5に示す。スピロヘーターに暴露さ
れなかったイヌの高バックグラウンド価(1:16〜1
:128)を他から観察した。これら表中におけるデー
タからの結論は、免疫抑制剤がビー・バーグドロフェリ
・スピロヘーター血症に応答する抗体を増強するという
ことである。この増強は、おそらく、動物を免疫抑制し
た場合に得られる高レベルのスピロヘーター血症による
ものである。
【0077】加えて、跛行が攻撃イヌの75%にて観察
された。接触対照イヌでは跛行が全く観察されなかった
にもかかわらず、各攻撃群のイヌの60〜80%は跛行
を観察した。
【0078】ライム病についての本願攻撃モデルは、免
疫抑制されない場合であっても、ライム病の徴候が攻撃
動物に現れるという利点を有する。これは実験室状況に
て示される疾病が自然に感染した動物に見られる疾病と
より近似していることを示唆する。
【0079】表  1 イヌ血液からのボレリア・バーグドロフェリの回収室A
  デキサメタゾン 攻撃後の日数 イヌ  DOC  1   2   3   4   
5   6   7   8   9  10  11
  12  13  14  陽性      am/
pm                       
                         
     単離体数  1  −/− −/+ +/−
 −/− −/− −/+ +/− −/− +/+ 
−/+ +/+ −/− +/− +/+ −/+  
13  2 −/− −/+ +/+ −/+ −/−
 −/− −/− +/+ +/+ +/+ +/− 
−/+ +/− −/+ −/+  15  3  −
/− −/− +/+ −/+ −/− −/− −/
− −/+ +/+ +/+ +/+ −/− +/+
 −/+ −/+  15  4  −/− −/+ 
+/+ +/− −/− +/+ −/+ −/+ +
/− +/+ +/+ −/− +/+ −/− −/
−  15  5  −/− −/+ −/+ −/−
 +/+ −/− +/+ +/+ +/− −/+ 
−/+ −/− +/+ +/+ +/+  17  
                         
                         
               75
【0080】 室A  W/O  デキサメタゾン 攻撃後の日数 イヌ  DOC  1   2   3   4   
5   6   7   8   9  10  11
  12  13  14  陽性      am/
pm                       
                         
     単離体数  6  −/− −/− −/−
 −/− −/+ +/− −/+ +/− +/− 
+/+ −/− −/+ +/− −/+ −/+  
11  7  −/− −/− −/− −/− −/
+ −/+ +/+ +/+ −/− +/+ −/+
 +/+ +/+ −/+ +/+  16  8  
−/− −/− −/− −/− +/+ +/+ +
/+ +/+ +/− −/− +/− −/+ −/
− +/+ −/−  13  9  −/− −/−
 −/− −/− +/+ −/− +/− +/− 
−/+ +/+ −/+ −/+ +/nd+/+ −
/−  1210  −/− −/− −/− −/−
 −/+ −/− −/+ +/+ −/+ −/+ 
+/− +/+ +/− +/− −/−  11  
                         
                         
               63
【0081】 室A  接触対照 攻撃後の日数 イヌ  DOC  1   2   3   4   
5   6   7   8   9  10  11
  12  13  14  陽性      am/
pm                       
                         
     単離体数11  −/− −/− −/− 
−/− −/− −/− −/− −/− −/− −
/+ −/− −/− −/− −/− −/+   
212  −/− −/− −/− −/− −/− 
−/− −/− −/− −/− −/− −/− −
/− −/− −/− −/+   113  −/−
 −/− −/− −/− −/− −/− −/− 
−/− −/+ −/− −/− −/+ −/− −
/− −/−   2               
                         
                         
   5
【0082】表  2 イヌ血液からのボレリア・バーグドロフェリの回収室B
  メチルプレドニゾロンアセテート攻撃後の日数 イヌ  DOC  1   2   3   4   
5   6   7   8   9  10  11
  12  13  14  陽性      am/
pm                       
                         
     単離体数14  −/− −/− −/− 
+/− −/+ +/+ −/− −/− −/− −
/− −/− −/− −/− +/− −/−   
515  −/− −/+ +/− −/+ −/+ 
+/− −/+ +/+ −/− −/− −/− +
/− −/− −/− −/−   916  −/−
 +/− +/+ +/− +/+ +/− +/+ 
+/+ −/− −/− −/− +/− −/− −
/− −/−  1217  −/− −/+ −/+
 +/+ +/− −/+ +/+ −/− +/− 
−/− −/− −/+ −/− −/− −/−  
1018  −/− −/− +/+ +/+ +/+
 −/+ +/+ −/− −/− −/− −/− 
−/− −/− −/− −/−   9      
                         
                         
           45
【0083】 室B  W/O  メチルプレドニゾロンアセテート攻
撃後の日数 イヌ  DOC  1   2   3   4   
5   6   7   8   9  10  11
  12  13  14  陽性      am/
pm                       
                         
     単離体数19  −/− −/− −/− 
−/− +/+ +/− +/+ −/+ +/− −
/+ −/− −/+ +/+ −/− −/+  1
220  −/− −/− −/− −/− +/+ 
+/− +/+ +/+ −/− +/− −/− −
/+ +/− −/− −/−  1021  −/−
 −/− −/− −/− +/+ +/+ −/− 
+/− −/+ −/+ −/− +/+ +/− −
/− −/−  1022  −/− −/− −/−
 −/− +/+ +/+ −/+ +/+ +/− 
+/− −/− −/− +/+ +/− −/−  
1223  −/− −/− −/− −/− +/+
 +/+ +/+ +/− −/+ +/− −/− 
−/+ +/− −/− −/−  11      
                         
                         
           55
【0084】 室B  接触対照 攻撃後の日数 イヌ  DOC  1   2   3   4   
5   6   7   8   9  10  11
  12  13  14  陽性      am/
pm                       
                         
     単離体数24  −/− −/− −/− 
−/− −/− −/− −/− −/+ −/− −
/− −/− −/+ −/− −/− −/−   
125  −/− −/− −/− −/− −/− 
−/− −/− −/+ −/− +/− −/− −
/+ −/− −/− −/−   326  −/−
 −/− −/− −/− −/− −/− −/− 
+/+ −/+ +/− −/− −/+ −/− −
/− +/−   6               
                         
                         
  10
【0085】表  3 陽性回収を付与する血液試料のパーセント時  期  
    デキサメタゾン  メチルプレドニゾロン  
攻撃時の      接触DPC      処理  
          処理             
     無薬剤 1      対照 20〜14 
     50%              32%
          42%          9%
60          80%          
      0%          50%    
    33%61〜63    53%      
        53%          40% 
       61%90          80%
              60%        
  50%        50%すべてのイヌを60
日目に免疫抑制した1 室AおよびB(群2および4)
のイヌについて観察2 室AおよびBの接触対照につい
て観察
【0086】表  4 ボレリア・バーグドロフェリに対する逆数IFA抗体価
室A  デキサメタゾン 攻撃後の日数: イヌ  DOC   2    4    6    
8  10  14    30    601   
90  1    64     64    64 
  128   128   256   128  
102400  102400  102400  2
    64     64    64    64
    64   128   128    160
0  102400  409600  3    6
4    128   128   256   51
2   512   512   25600  10
2400  102400  4    64    
 64    64   128   128   1
28    64    1600  102400 
1638400  5   128    128  
 128   256   256   256   
256   25600  102400  4096
00GMT2    73     84    84
   147   169   223   147 
  11143  102400  310267
【0087】 室A  W/O  デキサメタゾン 攻撃後の日数: イヌ  DOC   2    4    6    
8  10  14    30    601   
90  6    16     64    64 
  128    64   128   128  
  6400    6400    6400  7
  32     64   512   512  
 512   512   512    6400 
  25600  102400  8   128 
   256   256   256   256 
  256   256    1600   256
00   25600  9   128    25
6   256   512   512   512
   512    1600  102400  1
0240010    64     64   12
8   256   256   256   256
     400    1600    6400 
GMT    56    111   194   
294   256   294   294    
2111   14706   25600
【0088】 室A  接触対照 攻撃後の日数: イヌ  DOC   2    4    6    
8  10  14    30    601   
9011    16     16    32  
  32    32    16    32   
   32     128     12812  
 128    128   128   256  
 256   256   256     256 
    256     25613   128  
  512   512   512  1024  
1024  1024    1024    102
4    1024 GMT    64    10
2   128   161   203   161
   203     203     322   
  322    1 すべてのイヌを60dpcにて
デキサメタゾンで免疫抑制した
【0089】表  5 ボレリア・バーグドロフェリに対するIFA抗体価室B
  メチルプレドニゾロン 攻撃後の日数: イヌ  DOC   2    4    6    
8  10  14d   30    601   
9014    32     64   256  
 128   256   256  1024  1
02400  409600 163840015  
  32    128   128   256  
 256   256   256    6400 
  25600  40960016    16  
   64    64    64    64  
 128   128  102400  40960
0 163840017   128    256 
  512   512   512   512  
1024    1600  409600 1638
40018    32    128   128 
  512   512  1024  1024  
 25600  409600 1638400 GM
T    37    111   169   22
3   256   338   512   194
01  235253 1241675
【0090】 室B  W/O  メチルプレドニゾロン攻撃後の日数
: イヌ  DOC   2    4    6    
8  10  14d   30    601   
9019    32    128   128  
 128   128   256   512   
  600   25600   2560020  
  32     64    64   128  
 128   256   256     600 
  25600  40960021    32  
  128   128   128   128  
 256   256    1600  10240
0  40960022   128    256 
  256   128   256   256  
 128    6400   25600  102
40023    32     64    64 
   64    64    64    64  
   400   25600  102400 GM
T    42    111   111   11
1   128   194   194    10
81   33779  135118
【0091】 室B  接触対照 攻撃後の日数: イヌ  DOC   2    4    6    
8  10  14    30    601   
9024    64    128   128  
 128   128   128   128   
  128     128     25625  
 128    512   512   512  
 512   512   512     512 
   1024    102426   128  
  256   256   512   512  
 256   256     256     51
2     512 GMT   102    25
6   256   322   322   322
   256     256     406   
  406    1 すべてのイヌを60dpcにて
デキサメタゾンで免疫抑制した
【0092】実施例2−
ビー・バーグドロフェリ・ワクチンの生成 ビー・バーグドロフェリ株 ビー・バーグドロフェリ株B−31(受入れ番号352
10の下、アメリカン・タイプ・ティシュー・コレクシ
ョンから入手可能)を用い、大規模の抗原産生培養体に
接種した。
【0093】培養体中の他のビー・バーグドロフェリ株
もビー・バーグドロフェリ抗原の産生にて有用であると
考えられる。好ましくは、ワクチン生成に用いられる株
が哺乳動物におけるスピロヘーター血症の起因となりう
ることである。
【0094】スピロヘーター増殖培地 増殖培地を、バーバー(Barbour)らにより記載
されているBSII処方(ヤーレ・ジャーナル・オブ・
バイオロジー・アンド・メディスン(Yale J.B
iol.Med.)57:521〜525,1984)
を修飾することで調製する。用いる処方を以下に示す:
【0095】                          
         処方            配合
物質                       
                 配合量CMRL1
0661(10X)(ニューヨーク州、       
     83ml/l          グランド
アイランド、ギブコ(GIBCO))ネオペプトン2(
ミシガン州、デトロイト、             
     4.6g/l          ディフコ
(DIFCO))炭酸水素ナトリウム(U.S.P.)
                         
 1.8g/l酵母エキス(メリーランド州、コロンビ
ア、                 3.3g/l
          オキソイド・ユー・エス・エイ(
Oxoid USA))HEPES緩衝剤(酸型)(オ
ハイオ州、クレーブランド、   5.7g/l   
       リサーチ・オーガニックス(Resea
rch Organics))グルコース(U.S.P
.)                       
           4.3g/lクエン酸・三カリ
ウム塩(ミズリー州、セントルイス、       1
.0g/l          シグマ・ケミカル(S
IGMS Chemical))ピルビン酸ナトリウム
(シグマ)                    
       0.7g/lN−アセチル−D−グルコ
サミン(シグマ)                 
0.5g/lL−グルタミン3(ギブコ)      
                         
 0.4g/lウシ血清アルブミン3(ニューヨーク州
、タカホー、          25g/l    
      インターゲン・バイオケム(Interg
en Biochem.))胎児ウシ血清3(カンサス
州、レネックサ(Lenexa)、       4.
2ml/l          ハズレトン(HAZL
ETON))脱イオン水              
                         
         適量1 パーカー(Parker)
ら、Special Publications of
 the New York Academy of 
Science Vol.5、303頁、1957に記
載 2 ビーフ蛋白加水分解物 3 熱不安定性
【0096】一定容量の脱イオン水(最終容量の約80
%)を前記固体の溶解を促進する温度(例えば、30℃
〜40℃)まで徐々に加熱する。前記成分を加え、すべ
ての固体が溶解するまで撹拌する。ついで、濃NaOH
水溶液を用いてpHを7.6±0.1に調整する。容量
を脱イオン水で最終容量に調整する。ついで、該溶液を
滅菌濾過する。
【0097】別法として、熱不安定性成分を減じた前記
成分の溶液を縮小容量にて調製し、オートクレーブで滅
菌する。ついで、熱不安定性成分の滅菌濾過した濃縮溶
液を加え、滅菌水で容量を調整する。
【0098】培地成分の源として列挙した製造業者は限
定する意味ではなく、許容しうる品質の例示を示すもの
である。該培地成分は細菌学および/または哺乳動物細
胞培養の分野において周知であり、許容しうる物質は他
の製造業者からも入手可能である。
【0099】バーバーらにより記載されているゼラチン
成分はビー・バーグドロフェリ増殖に必要でないことが
判明した。事実、ゼラチンは細菌培養体の粘度を増加さ
せることによりビー・バーグドロフェリの処理を妨害す
る。さらに、ゼラチンがあれば、低温で培養体が「ゲル
化」するため、処理するまで培養体を冷蔵庫にて貯蔵す
ることができない。ゼラチンは、所望により、中程度お
よび小規模培養(25ml〜約10リットル)にて用い
る培地に(11.7g/リットルにて)加えてもよいが
、一般に、生産規模培養(10リットル以上)に用いる
培地には加えない。
【0100】ビー・バーグドロフェリの増殖十分な細菌
が得られるまで細菌を小型容器にて増殖させて大規模の
発酵槽(好ましくは800〜2000リットル)に接種
する。一般に、培養体を培地1ml当たり3×105生
物体で接種する。
【0101】発酵を以下のモニターし、調節した変数で
行う: 温度                      3
4℃±1℃pH                  
    7.6±0.2インペラーRPM      
    25〜100
【0102】一般に、生物体濃度
が少なくとも1×108/mlとなるまで培養体を増殖
させる(約6日間)。 しかしながら、大規模な産生目的には、発酵過程にわた
ってビー・バーグドロフェリ主表面蛋白の産生をモニタ
ー観察することが重要である。OspAまたはOspB
のいずれかの濃度が実質的に最大量に達した時点(濃度
が降下する前に)で培養を終える。
【0103】モニター抗原 抗原レベルは、SDSポリアクリルアミドゲル電気泳動
法(SDS−PAGE)、ビー・バーグドロフェリ抗原
に対する抗血清を用いるウェスタンブロット法、RIA
、ELISAおよび補体固定を包含する他の抗体媒介検
定法を含む多くの技法により測定することができる(フ
ァンダメンタル・イムノロジー(Fundamenta
l Immunology),ダブリュ・イー・ポール
(W.E.Paul)編、ラベン・プレス、ニューヨー
ク、1989、315〜358頁参照)。
【0104】例えば、実施例1に記載したIFA検定で
抗原をモニター観察する。加えて、主ビー・バーグドロ
フェリ表面蛋白の一つ、OspAまたはOspBを発現
する細胞数をこの検定でモニター観察する。
【0105】回収および精製 OspAまたはOspBの最大濃度が得られたならば、
ホルムアルデヒドを0.1%の濃度まで添加することに
より(この具体例における)培養体を不活性化する。つ
いで、遠心分離、中空繊維濾過または接線流濾過により
生長培地を除去することにより不活性化スピロヘーター
を濃縮する。所望により、該不活性化生物体を水または
平衡食塩溶液で洗浄してもよい。最後に、該不活性化生
物体を水または平衡食塩溶液に懸濁させて、≧5×10
8生物体/mlの細胞濃度を形成させる。
【0106】ワクチン処方 濃縮体を5×108生物体/mlの濃度まで希釈する。 ついで、エチレン/無水マレイン酸コポリマー(例えば
、ミズリー州、セントルイス、モンサント(Monsa
nto)より製造)を3%v/vの濃度まで加える。つ
いで、pHを1NのNaOHでpH6.8と7.7の間
に調整する。最後に、NEOCRYL A640〜を1
%w/vの濃度まで加える。
【0107】実施例3−血清中和検定 血清中和検定を以下のように行う: (a)血清試料を滅菌濾過し、該血清試料を56℃にて
30分間加熱することにより、該試料における補体を不
活性化する。 (b)該血清の一連の希釈液を希釈剤としてPBSを用
いて製造する。希釈液を分離管に加える。 (c)活性増殖するビー・バーグドロフェリ(0.4m
l、3×104生物体/ml)を各分離管に加え、血清
試料と一緒に緩やかに混合した。 (d)滅菌濾過したモルモット補体(0.8ml、ミズ
リー州、セントルイス、シグマ社から入手)を各分離管
に加え、含有物を緩やかに混合した。 (e)該管を撹拌しながら35℃にて1時間インキュベ
ートした。 (f)各管からの0.1mlアリコートを別々に培養管
におけるBSKII培地0.9mlに加えた。該培養体
を35℃にて7日間増殖させた。
【0108】7日間のインキュベーションの終わりに、
該培養体を、暗視野顕微鏡を用いて視覚性細菌の数を評
点した。「血清中和価」を、免疫処理前血清に対して8
0%までスピロヘーター数を減少させる血清の最高希釈
度として評点した。
【0109】本願発明者らは、免疫処理したイヌの血清
中和価が4以上である場合はいつでも、該イヌは単離し
たビー・バーグドロフェリ・スピロヘーターでの攻撃に
より誘発されるスピロヘーター血症から効果的に保護さ
れることを観察した。
【0110】さらに血清中和検定を用い、H3TS、O
spAに対するモノクローナル抗体(ミネソタ州の大学
のラッセル・シー・ジョンソン(Russel C.J
phnson)から入手)が該血清中和検定(力価=1
:236)において効果的であることを明らかにした。 OspBに対するモノクローナル抗体Cb−2もまた、
この検定によればビー・バーグドロフェリを中和するの
に効果的である。 鞭毛蛋白(41K)に対するモノクローナル抗体は効果
的でなかった。
【0111】実施例4−免疫処理 ワクチン接種 イヌをワクチン接種群とワクチン非接種の対照群に分け
た。ワクチン接種群に、実施例2のワクチン1mlを2
回筋肉内注射した。第2の注射は第1の注射後22日ま
でに行った。いくつかのデータは、第1のワクチン接種
後の検定数(「dpv」)または第2のワクチン接種後
の日数(「dpv−2」)の表現で示されている。
【0112】固有の補体を不活性化するのに用いる条件
、すなわち、希釈緩衝液、加える生物体数、加える補体
数、補体源、補体添加後のインキュベーション条件、お
よび最終インキュベーションにて用いる条件が臨界的で
なく、所望によりまたは個々の環境指示により変更して
もよいことを当業者であれば容易に認識するであろう。
【0113】ビー・バーグドロフェリ攻撃第2のワクチ
ン接種後156日に、すべてのイヌを実施例1に記載の
方法を用いてビー・バーグドロフェリで攻撃した。攻撃
方法は、7日連続の5000スピロヘーターの注射/日
および攻撃初日および攻撃開始後6日目(攻撃後の日数
または「dpc」)におけるデキサメタゾン2mgの注
射を包含する。
【0114】結果 表6は、該ワクチンが、ワクチン接種の5カ月後に開始
したビー・バーグドロフェリ・スピロヘーター攻撃によ
るスピロヘーター血症からイヌを保護するのに効果的で
あったことを示す。非対スチューデント−t試験によれ
ば、該差異の統計的有意性はp=0.006である。
【0115】表7は、該ワクチンが跛行行動により明白
なスピロヘーター誘発関節炎からイヌを保護するのに効
果的であることを示す。カイ二乗分析によれば、群間の
差異の統計的有意性はp<0.01である。
【0116】表8は、該ワクチンがビー・バーグドロフ
ェリでの攻撃後に観察される発熱を制限するのに効果的
であったことを示す。発熱がワクチン接種のイヌでほと
んど観察されないだけでなく、攻撃後41日経過した後
も発熱は観察されない。対照的に、非ワクチン接種のイ
ヌは長期間(攻撃後60日まで)にわたって発熱を展開
した。非対スチューデント−t試験によれば、38日間
の観察にわたるこれら観察における差異の統計的有意性
はp<0.01であった。
【0117】表9は、ワクチン接種のイヌが第2のワク
チン接種後156日目に抗ビー・バーグドロフェリ抗体
の血清中和価を保持していることを示す。スピロヘータ
ー攻撃はワクチン接種したイヌにおけるこの力価を高め
るのに効果的であった。対照的に、非ワクチン接種のイ
ヌは弱抗体応答を高めた。
【0118】表  6 攻撃後のイヌにおけるボレリア・バーグドロフェリ・ス
ピロヘーター血症の発達           攻撃後の日数:                  7  10  1
2  14  17  19  21  24  26
  28  29  30  31  32         イヌ ワクチン  A           B           C           D           E           F           G           H           I           J     陽性イヌ1    0  0  0  0  
0  0  0  0  0  0  0  0  0
  0    の総数 対照      K           L     +           M              
   +          +  +       
   N                     
        +                
      +          O           P           Q              
               +         
         +          R    
                         
                +  +    陽
性イヌ1    1  0  0  1  0  0 
 3  1  0  0  1  2  1  0  
  の総数 1  陽性(+)は間接蛍光抗体試験によりスライド当
たりボレリア生物体が>10であることを示す。 表  6(つづき) 攻撃後のイヌにおけるボレリア・バーグドロフェリ・ス
ピロヘーター血症の発達           攻撃後の日数:                  33  34  
35  36  37  38  39  40  4
1  42      陽性日の          
                         
                         
 総数/イヌ        イヌ ワクチン  A                  
                         
       0          B      
                         
                   0     
     C                   
                         
      0          D       
                         
                  0      
    E                    
                         
     0          F        
                         
                 0       
   G                     
                         
    0          H         
                         
                0        
  I                      
                         
   0          J          
                         
               0    陽性イヌ1
    0  0  0  0  0  0  0  
0  0  0    の総数 対照      K                
                         
         0          L    
                         
                     1   
       M             +   
                         
       4          N      
                         
                   2     
     O                   
                         
      0          P       
                         
                  0      
    Q         +          
                         
    3          R     +  +
                         
              4    陽性イヌ1 
   1  2  1  0  0  0  0  0
  0  0    の総数 1  陽性(+)は間接蛍光抗体試験によりスライド当
たりボレリア生物体が>10であることを示す。
【0119】表  7 ボレリア・バーグドロフェリ攻撃後のイヌにおける跛行
の発達           攻撃後の日数:             31 32 33 34 3
5 36 37 38 39 40 41 42 43
 44 45 46 47 48 49 50    
  イヌ ワク    A   チン  B         C         D         E         F         G         H         I         J   陽性イヌ1 0 0 0 0 0 0 0 0 0
 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0  の
総数 対照    K         L                
                         
         + +        M    
                         
                  +    + 
       N         O  +             
               + + +     
     +        P         Q         R   陽性イヌ1 1 0 0 0 0 0 0 0 0
 0 1 1 1 0 0 1 2 2 0 0  の
総数 1  陽性(+)はイヌが体重を1本の脚で支えなかっ
たことを示す。 表  7(つづき) ボレリア・バーグドロフェリ攻撃後のイヌにおける跛行
の発達           攻撃後の日数:              51 52 53 54 
55 56 57 58 59 60 61 62 6
3 64 65 66  陽性日の         
                         
                         
  総数/イヌ        イヌ ワク    A                  
                         
           0  チン  B      
                         
                       0 
       C                 
                         
            0        D   
                         
                         
 0        E              
                         
               0        F
                         
                         
    0        G           
                         
                  0      
  H                      
                         
       0        I        
                         
                     0   
     J                   
                         
          0  陽性イヌ1  0 0 0
 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 
0  の総数 対照    K                  
                         
           0        L    
                         
 +                      3
        M                
              +          
            3        N   
   +                     
                         
1        O               
                         
              5        P 
                         
                         
   0        Q            
                         
           +    1        
R                        
      +                  
    1  陽性イヌ1  0 1 0 0 0 0
 0 0 0 3 0 0 0 0 0 1  の総数 1  陽性(+)はイヌが体重を1本の脚で支えなかっ
たことを示す。
【0120】表  8 ボレリア・バーグドロフェリ攻撃後のイヌにおける発熱
の発達           攻撃後の日数:               28    29   
 30    31    32    33    
34    35    36    37     
 イヌ ワク    A  103.8   −    −  
  −    −    −  103.2   − 
   −    −  チン  B    −    
−    −    −    −    −    
−    −    −    −        C
    −    −    −    −    −
    −    −    −    −    −
        D    −    −    − 
   −    −    −    −    − 
   −    −        E    −  
  −    −    −    −    −  
  −    −    −    −       
 F  103.2   −    −  103.4
   −    −    −    −  103.
0   −        G    −    − 
 104.0   −    −    −    −
    −    −    −        H 
   −  103.0   −    −    −
    −  103.0   −    −    
−        I    −    −    −
    −    −    −    −    −
    −    −        J    − 
   −    −    −    −    − 
   −    −    −    −  陽性イヌ
1   2    1    1    1    0
    0    2    0    1    0
  の総数 対照    K    −    −    −   
 −    −    −    −    −   
 −    −        L    −    
−    −    −  103.0 103.0 
  −    −    −    −       
 M    −    −    −    −   
 −    −    −    −    −   
 −        N    −    −    
−    −    −    −    −    
−    −    −        O    −
  103.0   −    −  103.4  
 −  103.0   −    −    −  
      P    −    −  103.0 
  −    −    −    −    −  
103.0   −        Q  103.0
   −    −  103.2   −  103
.0   −    −    −    −    
    R    −    −    −    −
    −    −    −  103.0   
−  103.2  陽性イヌ1   1    1 
   1    1    2    2    1 
   1    1    1  の総数 1  陰性(−)は103.0°F以下の測定値を示す
。 表  8(つづき) ボレリア・バーグドロフェリ攻撃後のイヌにおける発熱
の発達           攻撃後の日数:               38    39   
 40    41    42    43    
44    45    46    47     
 イヌ ワク    A    −    −    −   
 −    −    −    −        
  −    −  チン  B    −    −
    −    −    −    −    −
          −    −        C
    −    −    −    −    −
    −    −          −    
−        D    −    −    −
    −    −    −    −     
     −    −        E    −
    −    −    −    −    −
    −          −    −    
    F  103.0   −  103.2 1
03.0   −    −    −       
   −    −        G    −  
  −    −    −    −    −  
  −          −    −      
  H    −    −    −    −  
  −    −    −          − 
   −        I    −    −  
  −    −    −    −    −  
        −    −        J  
  −    −    −    −    −  
  −    −          −    − 
 陽性イヌ1   1    0    1    1
    0    0    0          
0    0  の総数 対照    K    −    −    −   
 −    −    −    −        
  −    −        L  103.0 
  −  103.2   −    −    − 
   −          −  103.8   
     M  103.0   −    −   
 −    −  103.0   −       
 103.4 103.5        N    
−    −  103.0   −    −   
 −    −          −    −  
      O    −    −    −  1
03.6 104.0 103.0   −     
     −  103.0        P   
 −    −    −    −    −   
 −    −          −    −  
      Q  103.4   −  103.2
   −    −    −    −      
    −    −        R    − 
   −    −    −    −    − 
 103.2       104.0   −  陽
性イヌ1   3    0    3    1  
  1    2    1    0    2  
  3  の総数 1  陰性(−)は103.0°F以下の測定値を示す
。 表  8(つづき) ボレリア・バーグドロフェリ攻撃後のイヌにおける発熱
の発達           攻撃後の日数:               48    49   
 50    51    52    53    
54    55    56    57     
 イヌ ワク    A      −    −    − 
   −    −    −    −    − 
   −    −  チン  B    −    
−    −    −    −    −    
−    −    −    −        C
    −    −    −    −    −
    −    −    −    −    −
        D    −    −    − 
   −    −    −    −    − 
   −    −        E    −  
  −    −    −    −    −  
  −    −    −    −       
 F    −    −    −    −   
 −    −    −    −    −   
 −        G    −    −    
−    −    −    −    −    
−    −    −        H    −
    −    −    −    −    −
    −    −    −    −     
   I    −    −    −    − 
   −    −    −    −    − 
   −        J    −    −  
  −    −    −    −    −  
  −    −    −  陽性イヌ1   0 
   0    0    0    0    0 
   0    0    0    0  の総数 対照    K    −    −    −   
 −    −    −    −    −   
 −    −        L    −    
−    −    −    −    −    
−    −  103.0   −        
M    −    −    −    −    
−    −    −    −    −  10
3.0        N    −    −   
 −    −  103.0   −    −  
  −    −    −        O   
 −    −  103.1 103.4   − 
 104.2   −    −    −    −
        P    −    −    − 
   −    −    −    −    − 
   −    −        Q    −  
  −    −  103.8   −  103.
6 103.0 103.0   −    −   
     R    −    −    −    
−    −    −    −    −    
−  103.5  陽性イヌ1   0    0 
   1    2    1    2    1 
   1    1    2  の総数 1  陰性(−)は103.0°F以下の測定値を示す
。 表  8(つづき) ボレリア・バーグドロフェリ攻撃後のイヌにおける発熱
の発達           攻撃後の日数:               58    59   
 60    61    62    63    
64    65    発熱日の         
                         
                         
   総数/日      イヌ ワク    A      −    −    − 
   −    −    −    −    − 
       2  チン  B    −    −
    −    −    −    −    −
    −        0        C  
  −    −    −    −    −  
  −    −    −        0   
     D    −    −    −    
−    −    −    −    −    
    0        E    −    − 
   −    −    −    −    − 
   −        0        F   
 −    −    −    −    −   
 −    −    −        6    
    G    −    −    −    −
    −    −    −    −     
   1        H    −    −  
  −    −    −    −    −  
  −        2        I    
−    −    −    −    −    
−    −    −        0     
   J    −    −    −    − 
   −    −    −    −      
  0  陽性イヌ1   0    0    0 
   0    0    0    0    0 
     11  の総数 対照    K    −    −    −   
 −    −    −    −    −   
     0        L    −  103
.5 103.3   −    −    −   
 −    −        8        M
    −    −    −    −    −
    −    −    −        5 
       N    −    −    −  
  −    −    −    −    −  
      2        O    −    
−  103.2   −    −    −   
 −    −      11        P 
   −    −    −    −    − 
   −    −    −        2  
      Q    −  103.2   −  
  −    −    −    −    −  
    10        R    −  103
.4   −    −    −    −    
−    −        6  陽性イヌ1   
0    3    2    0    0    
0    0    0      64  の総数 1  陰性(−)は103.0°F以下の測定値を示す
【0121】表  9 ボレリア・バーグドロフェリに対する血清中和抗体価 
       0 DPV    7 DPV−2  
  156 DPV−2              
                         
   0 DPC        21 DPCイヌ   A      <4          2048
            23           
 1024  B      <4         
 4096          128       
     1024  C      <4     
     1024            16  
            512  D      <
4          4096          
  32            1024  E  
    <4          4096     
         8              5
12  F      <4          20
48            64         
   1024  G      <4       
   4096          128     
       1024  H      <4   
       1024            64
            2048  I      
<4          1024         
   16            1024  J 
     <4          4096    
        32              5
12GMT1   <4          2291
            36           
   871  K      ND        
    ND              <4   
             <4  L      N
D            ND          
    <4                  4
  M      ND            ND
              <4         
         8  N      ND    
        ND              <
4                  8  O  
    ND            ND     
         <4              
  16  P      ND          
  ND              <4     
           <4  Q      ND 
           ND            
  <4                  4  
R      ND            ND  
            <4           
       4GMT              
                        <
4                  4
【0122
】実施例5−ウェスタン・ブロットワクチン接種したイ
ヌからの血清を用い、確立された技法でビー・バーグド
ロフェリ蛋白のウェスタン・ブロットを実施して主抗原
を同定した。ウェスタン・ブロット法は、モレキュラー
・クローニング(Molecular Cloning
)、第2版(前掲)、pp.17.47〜18.75に
記載されている。
【0123】図1は、第2のワクチン接種後154日で
、イヌAおよびB(ワクチン接種)およびイヌKおよび
L(非ワクチン接種)から得られた抗血清を明視化した
ビー・バーグドロフェリのウェスタン・ブロットの描写
を示す。
【0124】血清中和検定にて効果的である抗血清によ
り同定された主ビー・バーグドロフェリ抗原は、14、
17、19、25、28、31、34、38、41、4
4、48、52、54、58、60、68、80および
90Kの分子量(±3K)を有する。
【0125】
【発明の効果】本発明によれば、ビー・バーグドロフェ
リ主抗原からなるライム病ワクチンを得ることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】  第2のワクチン接種後154日で、イヌA
およびB(ワクチン接種)およびイヌKおよびL(非ワ
クチン接種)から得られた抗血清を明視化したビー・バ
ーグドロフェリのウェスタン・ブロットを示す図である

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ビー・バーグドロフェリ(B.bur
    gdorferi)に対して血清中和価の抗体を誘発す
    るのに効果的な量のビー・バーグドロフェリ主抗原から
    なるライム病(Lyme disease)からの感受
    性哺乳動物保護用ワクチン。
  2. 【請求項2】  ビー・バーグドロフェリ変異株に起因
    するライム病から感受性哺乳動物を保護するのに効果的
    である請求項1記載のワクチン。
  3. 【請求項3】  ビー・バーグドロフェリの少なくとも
    2種の主抗原からなる請求項2記載のワクチン。
  4. 【請求項4】  主抗原が、各抗原の分子量が±3Kの
    範囲内で変化していてもよい、ビー・バーグドロフェリ
    の25K、28K、31K、34K、38K、41K、
    44K、48K、52K、54K、58K、60K、6
    8K、80Kおよび90K抗原からなる群より選択され
    る請求項3記載のワクチン。
  5. 【請求項5】  少なくとも2種の主抗原のうちの少な
    くとも1種がOspAおよびOspBからなる群より選
    択される請求項3記載のワクチン。
  6. 【請求項6】  哺乳動物がネコ、イヌ、トリ、ウマ、
    ヒツジまたはウシである請求項1記載のワクチン。
  7. 【請求項7】  哺乳動物がヒトである請求項1記載の
    ワクチン。
  8. 【請求項8】  哺乳動物がネコ、イヌ、トリ、ウマ、
    ヒツジまたはウシである請求項5記載のワクチン。
  9. 【請求項9】  哺乳動物がヒトである請求項5記載の
    ワクチン。
  10. 【請求項10】  各抗原の分子量が±3Kの範囲内で
    変化していてもよい、ビー・バーグドロフェリの25K
    、28K、38K、44K、48K、52K、54K、
    58K、60K、68K、80Kおよび90Kの分子量
    抗原からなる群より選択される抗原蛋白。
  11. 【請求項11】  ライム病による少なくとも1種の関
    節炎および発熱から感受性哺乳動物を保護するのに効果
    的な量のビー・バーグドロフェリ主抗原からなるライム
    病からの感受性哺乳動物保護用ワクチン。
  12. 【請求項12】  さらに、レプトスピラ・カニコラ、
    レプトスピラ・イクテロハエモラージアエ、レプトスピ
    ラ・ハージョ、レプトスピラ・グリッポチファサ、ネコ
    白血病、鼻気管炎、カリチ、汎白血球減少、オウム病ク
    ラミジア、イヌジステンパー、アデノウイルス2型、コ
    ロナウイルス、パラインフルエンザおよびパルボウイル
    スに対するワクチンからなる群より選択される少なくと
    も1種のワクチンとからなる請求項1記載のワクチン。
  13. 【請求項13】  ビー・バーグドロフェリ菌を培養し
    、OspAまたはOspBの一方のレベルをモニター観
    察し、OspAまたはOspBの一方の産生において最
    大量が得られたならば、該細菌を不活性化し、生理学的
    に許容される担体に該不活性化細菌を混合することから
    なることを特徴とするライム病ワクチンの製造方法。
  14. 【請求項14】  さらに、OspAまたはOspBの
    一方を発現する細菌をパーセントにてモニター観察する
    請求項13記載の方法。
  15. 【請求項15】  さらに、少なくとも70%の培養細
    菌がOspAまたはOspBの一方を発現することを要
    件とする請求項14記載の方法。
  16. 【請求項16】  少なくとも90%の培養細菌がOs
    pAまたはOspBの一方を発現する請求項15記載の
    方法。
  17. 【請求項17】  不活性化が、ビー・バーグドロフェ
    リを不活性化するのに効果的な量のグルタルアルデヒド
    またはホルムアルデヒドを加えることからなる請求項1
    3記載の方法。
  18. 【請求項18】  アルデヒドの添加量が約0.05%
    〜約1.0%v/vである請求項17記載の方法。
  19. 【請求項19】  さらに、アジュバントを混合した不
    活性化細菌に加えることからなる請求項17記載の方法
  20. 【請求項20】  さらに、少なくとも1種以上のアジ
    ュバントを混合不活性化細菌に加えることからなる請求
    項19記載の方法。
  21. 【請求項21】  アジュバントが、サポニン、オイル
    、エチレン/無水マレイン酸コポリマーおよびネオクリ
    ル(neocryl)からなる群より選択される請求項
    20記載の方法。
  22. 【請求項22】  アジュバントがエチレン/無水マレ
    イン酸コポリマーおよびネオクリルである請求項21記
    載の方法。
  23. 【請求項23】  ビー・バーグドロフェリ菌を培養し
    、OspAまたはOspBの一方のレベルをモニター観
    察し、OspAまたはOspBの一方の産生における最
    大量が得られたならば、該培養を終え、該細菌から主抗
    原を抽出し、該抽出抗原を生理学的に許容される担体と
    混合することからなるライム病ワクチンの製造方法。
  24. 【請求項24】  さらに、アジュバントを抽出抗原に
    加えることからなる請求項23記載の方法。
  25. 【請求項25】  さらに、少なくとも1種以上のアジ
    ュバントを抽出抗原に加えることからなる請求項24記
    載の方法。
  26. 【請求項26】  アジュバントがサポニン、オイル、
    エチレン/無水マレイン酸コポリマーおよびネオクリル
    からなる群より選択される請求項25記載の方法。
  27. 【請求項27】  アジュバントがエチレン/無水マレ
    イン酸コポリマーおよびネオクリルである請求項26記
    載の方法。
  28. 【請求項28】  ダニによる疾病の伝播をまねる方法
    にて、毒性ビー・バーグドロフェリ・スピロヘーターを
    感受性実験室哺乳動物に注射することからなる哺乳動物
    におけるライム病誘発方法。
  29. 【請求項29】  スピロヘーターをダニまたは感染哺
    乳動物から単離した後、該スピロヘーターを培養体にて
    10回だけ継代する請求項28記載の方法。
  30. 【請求項30】  スピロヘーターを少なくとも2回異
    なる時期に注射する請求項28記載の方法。
  31. 【請求項31】  各時期が少なくとも4時間間隔を置
    いている請求項30記載の方法。
  32. 【請求項32】  スピロヘーターを少なくとも4回の
    時期にて注射する請求項30記載の方法。
  33. 【請求項33】  各スピロヘーター注射を、哺乳動物
    における異なる場所にて行う請求項32記載の方法。
  34. 【請求項34】  各注射が約10〜約1×106のス
    ピロヘーターからなる請求項33記載の方法。
  35. 【請求項35】  各注射が約50〜約50000のス
    ピロヘーターからなる請求項34記載の方法。
  36. 【請求項36】  各注射が注射部位にて少なくとも2
    種の深度にてスピロヘーターを放出する請求項35記載
    の方法。
  37. 【請求項37】  ダニまたは感染哺乳動物から単離し
    た後、スピロヘーターを2回だけ継代する請求項35記
    載の方法。
  38. 【請求項38】  感染哺乳動物がライム病の少なくと
    も1種の徴候を獲得する請求項28記載の方法。
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