JPH04296545A - 積層板 - Google Patents

積層板

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JPH04296545A
JPH04296545A JP6210591A JP6210591A JPH04296545A JP H04296545 A JPH04296545 A JP H04296545A JP 6210591 A JP6210591 A JP 6210591A JP 6210591 A JP6210591 A JP 6210591A JP H04296545 A JPH04296545 A JP H04296545A
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stainless steel
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steel foil
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Kazunobu Oota
太田 和亘
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Sekisui Jushi Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建材や各種機材等とし
て使用される積層板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、二枚以上の金属板を組み合わせて
形成されてなる積層板としては、金属板の間に変性ポリ
エチレン樹脂からなる接着性フイルムを介在させたもの
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来技
術における積層板は、変性ポリエチレン樹脂の接着性フ
イルムを接着剤としている訳であるから、その接着強度
が比較的高いにもかかわらず、耐水性に乏しいという特
性から、あまり耐水性を必要としない用途にしか使用出
来ないという制約があった。
【0004】又、耐水性を必要とする用途に対しては、
積層板の端面(切断面)の防水処理が必要であるが、こ
の防水処理も完全に行うことは技術的に困難であった。 又更に、耐水性を必要とする用途に対しては、積層する
金属の表面をプライマー処理や、酸化処理をすることが
提案されているが、作業環境の悪化、積層板の初期接着
強度の低下、製造工程の煩雑化等の問題点があるのが現
状である。
【0005】本発明は、上記従来技術の問題点を解消し
、耐久性の優れた金属板の積層板を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決する為の手段】請求項1記載の発明は、ア
ルミニウム製基板の両面又は片面に、変性ポリオレフイ
ン系合成樹脂からなる接着剤層を介してステンレス製箔
が積層一体化されており、ステンレス製箔の接着剤層側
の面に、アルミニウム蒸着膜が形成されていることを特
徴とする積層板をその要旨とするものであり、請求項2
記載の発明は、アルミニウム製基板の両面又は片面に、
変性ポリオレフイン系合成樹脂からなる接着剤層を介し
てステンレス製箔が積層一体化されており、ステンレス
製箔の接着剤層側の面に、亜鉛蒸着膜が形成されている
ことを特徴とする積層板をその要旨とするものである。
【0007】本発明者は、研究の結果前述の金属層間の
接着力の耐水性劣化の原因は、変性ポリエチレン樹脂の
接着性フイルムは、ポリエチレンの接着剤化が、主とし
て酸基による変性であり、極性を具備されているだけで
なく、極めて親水性に富むものであること、又、積層す
る金属間に電位差が存在すること、更には水分に起因す
る金属イオンの拡散にあることを突き止め、積層する金
属板間の電位差を極力減少させ、金属板の表面がイオン
化しないようにすれば、耐水性を向上し得ることを見出
し上記構成の積層板を完成したのである。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明は、アルミニウム製基板の
両面又は片面に、変性ポリオレフイン系合成樹脂からな
る接着剤層を介してステンレス製箔が積層一体化されて
おり、ステンレス製箔の接着剤層側の面に、アルミニウ
ム蒸着膜が形成されているので、アルミニウム製基板に
積層される金属板であるステンレス製箔は、接着剤層と
直接密着せず、接着剤層をサンドイッチするものは、ア
ルミニウムという同種の金属であるから、接着剤層をサ
ンドイッチするこれらの金属板間に電位差は存在しない
【0009】又、請求項2記載の発明は、アルミニウム
製基板の両面又は片面に、変性ポリオレフイン系合成樹
脂からなる接着剤層を介してステンレス製箔が積層一体
化されており、ステンレス製箔の接着剤層側の面に、亜
鉛蒸着膜が形成されているので、アルミニウム製基板に
積層される金属板であるステンレス製箔は、接着剤層と
直接密着せず、接着剤層をサンドイッチするものは、ア
ルミニウムに近い電位を有する亜鉛という金属であるか
ら、接着剤層をサンドイッチするこれらの金属板間の電
位差は極めて小さい。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例について図面に基づき
詳細に説明する。図1は請求項1記載の発明の一実施例
を示す一部切欠断面図であり、図2は他の実施例を示す
一部切欠断面図であり、図3は請求項2記載の発明の一
実施例を示す一部切欠断面図であり、図4は同上に於け
る他の実施例を示す一部切欠断面図である。
【0011】図面において、1はアルミニウム製基板、
2はステンレス製箔、3は変性ポリオレフイン系合成樹
脂からなる接着剤層、4はアルミニウム蒸着膜、5は亜
鉛蒸着膜である。図1及び図2では、アルミニウム製基
板1の両面又は片面に、変性ポリオレフイン系合成樹脂
からなる接着剤層3/アルミニウム蒸着膜4/ステンレ
ス製箔2という順に積層一体化された例を示しており、
このようなアルミニウム蒸着膜4とステンレス製箔2と
の組合せの他に、図3及び図4では、亜鉛蒸着膜5とス
テンレス製箔2との組合せの例を示している。
【0012】本発明において用いるアルミニウム製基板
は、通常アルマイト化されて表面が酸化被膜により被覆
されているのが好ましいが、必ずしもアルマイト化され
ていなくてもよい。又、厚みは通常0.5〜4.0mm
のものが用いられる。本発明において用いるステンレス
製箔は、表面を酸化処理しない通常の状態で、既に厚み
10〜30Åの不働体被膜を有しているが、イオン化防
止には不充分であり、本発明のようにアルミニウム蒸着
膜や亜鉛蒸着膜を設けるのである。これらの蒸着膜の厚
みは、通常0.1〜3.0μmであって、蒸着膜を形成
する方法は、通常の公知の方法、例えば真空蒸着法等を
採用すればよい。
【0013】本発明において用いる変性ポリオレフイン
系合成樹脂からなる接着剤層は、接着力、製造面等の観
点から、変性ポリエチレンの接着性フイルムが好適であ
る。この接着剤層の厚みは、積層板全体の強度、加工性
等の観点から、通常、0.05〜0.25mmである。 本発明において、積層板を製造するには、ホットプレス
法、ラミネート法等の方法が挙げられ、このような方法
で製造された本発明積層板の全体の厚みは、1〜4.5
mmである。
【0014】次に、本発明積層板の耐久性を調べた促進
劣化試験と、その結果について述べる。先ず、請求項1
記載の発明、即ち、アルミニウム製基板1の両面又は片
面に、変性ポリオレフイン系合成樹脂からなる接着剤層
3/アルミニウム蒸着膜4/ステンレス製箔2という順
に積層一体化された積層板について述べる。
【0015】試験試料片として、厚さ1.3μmのアル
ミニウム蒸着膜を有する厚さ0.15mmのステンレス
箔(SUS304、鏡面仕上げ)を、厚さ1.5mmの
アルミニウム製基板の両面にそれぞれ厚さ0.15mm
の変性ポリエチレン接着性フイルムを用いて積層一体化
した積層板とし、幅2cm×長さ15cmの試験片を用
いた。比較例として、蒸着処理を施していない通常のス
テンレス箔2を積層一体化した試験片を用いた。
【0016】上記試験片について、塩水噴霧試験を行っ
た結果を表1に、温水(50℃)浸漬試験を行った結果
を表2に、煮沸試験を行った結果を表3にそれぞれ示し
た。尚、各表中の数値は、それぞれ、塩水噴霧時間、温
水浸漬時間、煮沸時間に対する箔の剥離強度(Kg/c
m)を示している。
【0017】
【表1】
【0018】表1から、実施例1は接着剤層の凝集破壊
が生ずるのみで、比較例1に比し高い剥離強度を有して
いることが判った。又、比較例1においては噴霧時間が
120時間ぐらいまでは、接着剤層の凝集破壊が生じ、
その後部分的破壊が認められ、さらに金属面の界面剥離
が生じていた。
【0019】
【表2】
【0020】表2から、実施例1は接着剤層の凝集破壊
が生ずるのみで、比較例1に比し高い剥離強度を有して
いることが判った。又、比較例1においては、浸漬時間
120時間ぐらいまでは、接着剤層の凝集破壊が生じ、
その後部分的破壊が認められ、さらに金属面の界面剥離
が生じていた。
【0021】
【表3】
【0022】表3から、実施例1は接着剤層の凝集破壊
が生ずるのみで、比較例1に比べ高い剥離強度を有して
いることが判った。又、比較例1においては、接着剤層
の凝集破壊が生ずると共に、煮沸時間10時間ぐらいか
ら金属面の界面剥離が混在した状態となった。次に、請
求項2記載の発明、即ち、アルミニウム製基板1の両面
又は片面に、変性ポリオレフイン系合成樹脂からなる接
着剤層3/亜鉛蒸着膜5/ステンレス製箔2という順に
積層一体化された積層板について述べる。
【0023】積層構造、寸法は請求項1記載の発明の場
合と同じにして得た試験試料片について、塩水噴霧試験
を行った結果を表4に、温水(50℃)浸漬試験を行っ
た結果を表5に、煮沸試験を行った結果を表6にそれぞ
れ示した。  尚、各表中の数値は、それぞれ、塩水噴
霧時間、温水浸漬時間、煮沸時間に対する箔の剥離強度
(Kg/cm)を示している。
【0024】
【表4】
【0025】表4から、実施例2は接着剤層の凝集破壊
が生ずるのみで、比較例2に比し高い剥離強度を有して
いることが判った。又、比較例2においては噴霧時間が
120時間ぐらいまでは、接着剤層の凝集破壊が生じ、
その後部分的破壊が認められ、さらに金属面の界面剥離
が生じていた。
【0026】
【表5】
【0027】表5から、実施例2は接着剤層の凝集破壊
が生ずるのみで、比較例2に比し高い剥離強度を有して
いることが判った。又、比較例2においては、浸漬時間
120時間ぐらいまでは、接着剤層の凝集破壊が生じ、
その後部分的破壊が認められ、さらに金属面の界面剥離
が生じていた。
【0028】
【表6】
【0029】表6から、実施例2は接着剤層の凝集破壊
が生ずるのみで、比較例に比し高い剥離強度を有してい
ることが判った。又、比較例2においては、接着剤層の
凝集破壊が生ずると共に、煮沸時間10時間ぐらいから
金属面の界面剥離が混在した状態となった。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、アルミニウム製
基板の両面又は片面に、変性ポリオレフイン系合成樹脂
からなる接着剤層を介してステンレス製箔が積層一体化
されており、ステンレス製箔の接着剤層側の面に、アル
ミニウム蒸着膜が形成されているので、アルミニウム製
基板に積層される金属板であるステンレス製箔は、接着
剤層と直接密着せず、接着剤層をサンドイッチするもの
は、アルミニウムという同種の金属であるから、接着剤
層をサンドイッチするこれらの金属板間に電位差は存在
しない。
【0031】従って、金属板の表面がイオン化せず、耐
水性に富むものが得られ、積層板の用途範囲が拡大する
。又、請求項2記載の発明は、アルミニウム製基板の両
面又は片面に、変性ポリオレフイン系合成樹脂からなる
接着剤層を介してステンレス製箔が積層一体化されてお
り、ステンレス製箔の接着剤層側の面に、亜鉛蒸着膜が
形成されているので、アルミニウム製基板に積層される
金属板であるステンレス製箔は、接着剤層と直接密着せ
ず、接着剤層をサンドイッチするものは、アルミニウム
に近い電位を有する亜鉛という金属であるから、接着剤
層をサンドイッチするこれらの金属板間の電位差は極め
て小さい。
【0032】従って、金属板の表面のイオン化がし難く
、耐水性に富むものが得られ、積層板の用途範囲が拡大
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の一実施例を示す一部切欠
断面図である。
【図2】同上に於ける他の実施例を示す一部切欠断面図
である。
【図3】請求項2記載の発明の一実施例を示す一部切欠
断面図である。
【図4】同上に於ける他の実施例を示す一部切欠断面図
である。
【符号の説明】
1    アルミニウム製基板 2    ステンレス製箔 3    変性ポリオレフイン系合成樹脂からなる接着
剤層4    アルミニウム蒸着膜 5    亜鉛蒸着膜

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  アルミニウム製基板の両面又は片面に
    、変性ポリオレフイン系合成樹脂からなる接着剤層を介
    してステンレス製箔が積層一体化されており、ステンレ
    ス製箔の接着剤層側の面に、アルミニウム蒸着膜が形成
    されていることを特徴とする積層板。
  2. 【請求項2】  アルミニウム製基板の両面又は片面に
    、変性ポリオレフイン系合成樹脂からなる接着剤層を介
    してステンレス製箔が積層一体化されており、ステンレ
    ス製箔の接着剤層側の面に、亜鉛蒸着膜が形成されてい
    ることを特徴とする積層板。
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