JPH04296221A - 等速ジョイント - Google Patents
等速ジョイントInfo
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- JPH04296221A JPH04296221A JP6207191A JP6207191A JPH04296221A JP H04296221 A JPH04296221 A JP H04296221A JP 6207191 A JP6207191 A JP 6207191A JP 6207191 A JP6207191 A JP 6207191A JP H04296221 A JPH04296221 A JP H04296221A
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- roller
- tripod
- joint
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- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 17
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 abstract description 10
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 abstract description 3
- 230000003534 oscillatory effect Effects 0.000 abstract 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 6
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D3/00—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
- F16D3/16—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts
- F16D3/20—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members
- F16D3/202—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members one coupling part having radially projecting pins, e.g. tripod joints
- F16D3/205—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members one coupling part having radially projecting pins, e.g. tripod joints the pins extending radially outwardly from the coupling part
- F16D3/2055—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members one coupling part having radially projecting pins, e.g. tripod joints the pins extending radially outwardly from the coupling part having three pins, i.e. true tripod joints
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Motor Power Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の駆動力伝達軸
部に用いられる等速ジョイントに関し、詳しくは駆動軸
と被動軸との等速性を維持しつつ両軸の角度変位や軸方
向の相対変位を許容し得るトリポード型等速ジョイント
に関する。
部に用いられる等速ジョイントに関し、詳しくは駆動軸
と被動軸との等速性を維持しつつ両軸の角度変位や軸方
向の相対変位を許容し得るトリポード型等速ジョイント
に関する。
【0002】
【従来技術】従来より、特公昭57−13210号公報
に開示されたようなトリポード型等速ジョイントが知ら
れている。この等速ジョイントは、図4に示すように、
一端が開口した円筒状で内周に回転軸方向と平行に延び
互いに対向する一対の平面状案内面14aをもつ3条の
案内溝12aを有する外方継手部材1aと、外方継手部
材1aの内側に同軸的に配設され各案内溝12a内に突
出するトリポード軸23aを有する内方継手部材2aと
、各トリポード軸23aに回転可能に設けられた内側ロ
ーラ3aと、内側ローラ3aの外周に球面接触して揺動
自在に配設され案内溝12aを転動する外側ローラ4a
とを備えている。この等速ジョイントでは、従来、1個
で構成されていたローラ部材が内側ローラ3a及び外側
ローラ4aの2個で構成されている。これにより、等速
ジョイントがジョイント角をとった状態で回転し、伝達
される回転トルクによってトリポード軸23aが案内溝
12aの溝中心線に対して傾く首振り運動を行う際に、
外側ローラ部材4aと案内溝12aとの間で同時に生起
する滑り摩擦と転がり摩擦とをそれぞれトリポード軸2
3aと内側ローラ3aとの間と、内側ローラ3aと外側
ローラ4aとの間との2つの接触面で受け持つようにな
されている。よって、上記のようにローラ部材を2個で
構成した場合には、ローラ部材1個の場合よりも発生す
る摩擦力を低く抑えることができ、最大ジョイント角を
大きくできるという利点がある。
に開示されたようなトリポード型等速ジョイントが知ら
れている。この等速ジョイントは、図4に示すように、
一端が開口した円筒状で内周に回転軸方向と平行に延び
互いに対向する一対の平面状案内面14aをもつ3条の
案内溝12aを有する外方継手部材1aと、外方継手部
材1aの内側に同軸的に配設され各案内溝12a内に突
出するトリポード軸23aを有する内方継手部材2aと
、各トリポード軸23aに回転可能に設けられた内側ロ
ーラ3aと、内側ローラ3aの外周に球面接触して揺動
自在に配設され案内溝12aを転動する外側ローラ4a
とを備えている。この等速ジョイントでは、従来、1個
で構成されていたローラ部材が内側ローラ3a及び外側
ローラ4aの2個で構成されている。これにより、等速
ジョイントがジョイント角をとった状態で回転し、伝達
される回転トルクによってトリポード軸23aが案内溝
12aの溝中心線に対して傾く首振り運動を行う際に、
外側ローラ部材4aと案内溝12aとの間で同時に生起
する滑り摩擦と転がり摩擦とをそれぞれトリポード軸2
3aと内側ローラ3aとの間と、内側ローラ3aと外側
ローラ4aとの間との2つの接触面で受け持つようにな
されている。よって、上記のようにローラ部材を2個で
構成した場合には、ローラ部材1個の場合よりも発生す
る摩擦力を低く抑えることができ、最大ジョイント角を
大きくできるという利点がある。
【0003】また、特開昭61−17719号公報には
、図5及び図6に示すように、内周に回転軸方向と平行
に延びる3条の球面案内溝12bを有する外方継手部材
1bと、外方継手部材1bの内側に同軸的に配設され各
球面案内溝12b内に突出するトリポード軸23bを有
する内方継手部材2bと、各トリポード軸23bに回転
可能に設けられたローラ部材3bと、ローラ部材3bの
外周面を両側で挟持し球面案内溝12bに外方継手部材
1bと相対回動可能に配設されたU字形の調心部材4b
とを備えた等速ジョイントが開示されている。この等速
ジョイントでは、調心部材4bにジョイント角に対する
調心機能をもたせることにより、等速ジョイントがジョ
イント角をとった状態で回転する際に、スラスト力発生
の要因である回転軸方向の分力の発生を低減できるよう
になされている。
、図5及び図6に示すように、内周に回転軸方向と平行
に延びる3条の球面案内溝12bを有する外方継手部材
1bと、外方継手部材1bの内側に同軸的に配設され各
球面案内溝12b内に突出するトリポード軸23bを有
する内方継手部材2bと、各トリポード軸23bに回転
可能に設けられたローラ部材3bと、ローラ部材3bの
外周面を両側で挟持し球面案内溝12bに外方継手部材
1bと相対回動可能に配設されたU字形の調心部材4b
とを備えた等速ジョイントが開示されている。この等速
ジョイントでは、調心部材4bにジョイント角に対する
調心機能をもたせることにより、等速ジョイントがジョ
イント角をとった状態で回転する際に、スラスト力発生
の要因である回転軸方向の分力の発生を低減できるよう
になされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、トリポード
型等速ジョイントにおいては、ジョイント角をとった状
態で回転する際に、その構造上、その回転軸と同方向に
スラスト力が発生することが知られている。このスラス
ト力の発生要因は、ローラ部材が転がり運動するときの
トリポード軸に働く摩擦抵抗力と、ローラ部材がトリポ
ード軸芯方向に摺動するときの案内溝との摩擦抵抗力と
、ローラ部材がトリポード軸芯方向に摺動するときのト
リポード軸との摩擦抵抗力とである。
型等速ジョイントにおいては、ジョイント角をとった状
態で回転する際に、その構造上、その回転軸と同方向に
スラスト力が発生することが知られている。このスラス
ト力の発生要因は、ローラ部材が転がり運動するときの
トリポード軸に働く摩擦抵抗力と、ローラ部材がトリポ
ード軸芯方向に摺動するときの案内溝との摩擦抵抗力と
、ローラ部材がトリポード軸芯方向に摺動するときのト
リポード軸との摩擦抵抗力とである。
【0005】しかし、上記前者の等速ジョイントの場合
には、ジョイント角をとった状態で回転すると、トリポ
ード軸23aと内側ローラ3aとの間にトリポード軸芯
C1 方向の滑り摩擦が生じるため、スラスト力の発生
要因となる分力が発生する。また、上記後者の等速ジョ
イントの場合には、調心部材4bが球面案内溝12bの
球面状案内面全体に接触して配設されているため、調心
部材4bが回動する際に摺動抵抗が大きくなって円滑に
回動しにくいという問題がある。したがって上記従来の
等速ジョイントは、いづれもスラスト力の低減になお問
題があった。
には、ジョイント角をとった状態で回転すると、トリポ
ード軸23aと内側ローラ3aとの間にトリポード軸芯
C1 方向の滑り摩擦が生じるため、スラスト力の発生
要因となる分力が発生する。また、上記後者の等速ジョ
イントの場合には、調心部材4bが球面案内溝12bの
球面状案内面全体に接触して配設されているため、調心
部材4bが回動する際に摺動抵抗が大きくなって円滑に
回動しにくいという問題がある。したがって上記従来の
等速ジョイントは、いづれもスラスト力の低減になお問
題があった。
【0006】本発明は上記問題に鑑み案出されたもので
あり、その解決すべき課題は、スラスト力の発生をより
一層低減し得る等速ジョイントを提供することにある。
あり、その解決すべき課題は、スラスト力の発生をより
一層低減し得る等速ジョイントを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の等速ジョイント
は、一端が開口した円筒状で内周に回転軸方向と平行に
延び互いに対向する一対の平面状の案内面をもつ複数の
案内溝を有する外方継手部材と、該外方継手部材の内側
に同軸的に配設され前記各案内溝内に突出するトリポー
ド軸を有する内方継手部材と、前記各トリポード軸に回
転可能に設けられた内側ローラと、該内側ローラの外周
に球面接触して揺動自在に配設され前記案内溝を転動す
る外側ローラとを備えた等速ジョイントにおいて、前記
トリポード軸は、前記外側ローラに前記回転軸方向両側
で当接し該当接部とトリポード軸芯とを含む面での前記
トリポード軸に対する前記外側ローラの揺動を規制する
規制部材を有することを特徴とするものである。
は、一端が開口した円筒状で内周に回転軸方向と平行に
延び互いに対向する一対の平面状の案内面をもつ複数の
案内溝を有する外方継手部材と、該外方継手部材の内側
に同軸的に配設され前記各案内溝内に突出するトリポー
ド軸を有する内方継手部材と、前記各トリポード軸に回
転可能に設けられた内側ローラと、該内側ローラの外周
に球面接触して揺動自在に配設され前記案内溝を転動す
る外側ローラとを備えた等速ジョイントにおいて、前記
トリポード軸は、前記外側ローラに前記回転軸方向両側
で当接し該当接部とトリポード軸芯とを含む面での前記
トリポード軸に対する前記外側ローラの揺動を規制する
規制部材を有することを特徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明の等速ジョイントでは、ジョイント角を
とって回転する際にトリポード軸が回転軸方向に首振り
運動を行うと、外側ローラは規制部材によって規制され
た回転軸方向に揺動することなく内側ローラとともにト
リポード軸の首振り運動の動きに追従し、内側ローラと
相対回転しつつ案内溝の平面状案内面を転動する。この
とき、外側ローラ及び内側ローラは、トリポード軸に対
してトリポード軸芯方向にほとんど相対移動することが
なく、トリポード軸と案内面とのトリポード軸芯方向へ
の相対変位は外側ローラと案内面との間で吸収される。 これにより、トリポード軸芯方向に発生する摩擦抵抗力
の分力が全体として小さくなり、スラスト力が低減する
。
とって回転する際にトリポード軸が回転軸方向に首振り
運動を行うと、外側ローラは規制部材によって規制され
た回転軸方向に揺動することなく内側ローラとともにト
リポード軸の首振り運動の動きに追従し、内側ローラと
相対回転しつつ案内溝の平面状案内面を転動する。この
とき、外側ローラ及び内側ローラは、トリポード軸に対
してトリポード軸芯方向にほとんど相対移動することが
なく、トリポード軸と案内面とのトリポード軸芯方向へ
の相対変位は外側ローラと案内面との間で吸収される。 これにより、トリポード軸芯方向に発生する摩擦抵抗力
の分力が全体として小さくなり、スラスト力が低減する
。
【0009】一方、外側ローラは、規制部材との当接部
どうしを結ぶ線を中心として回転軸と直角な方向に揺動
可能である。これにより、トリポード軸が首振り運動を
行う際に発生する外側ローラのトリポード軸に対する回
転軸方向以外の方向への傾きは、外側ローラが内側ロー
ラと球面接触部分で摺動して揺動することにより吸収さ
れる。
どうしを結ぶ線を中心として回転軸と直角な方向に揺動
可能である。これにより、トリポード軸が首振り運動を
行う際に発生する外側ローラのトリポード軸に対する回
転軸方向以外の方向への傾きは、外側ローラが内側ロー
ラと球面接触部分で摺動して揺動することにより吸収さ
れる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本実施例の等速ジョイントの回転軸方向の断面図
を図1に示し、その回転軸直角方向の断面図を図2に示
す。本実施例の等速ジョイントは、3条の案内溝12を
有する外方継手部材1と、3個のトリポード軸23を有
する内方継手部材2と、各トリポード軸23に回転可能
に設けられた内側ローラ3と、内側ローラ3の外周に球
面接触して配設された外側ローラ4と、トリポード軸2
3に設けられた規制部材5とを主要素として構成されて
いる。
する。本実施例の等速ジョイントの回転軸方向の断面図
を図1に示し、その回転軸直角方向の断面図を図2に示
す。本実施例の等速ジョイントは、3条の案内溝12を
有する外方継手部材1と、3個のトリポード軸23を有
する内方継手部材2と、各トリポード軸23に回転可能
に設けられた内側ローラ3と、内側ローラ3の外周に球
面接触して配設された外側ローラ4と、トリポード軸2
3に設けられた規制部材5とを主要素として構成されて
いる。
【0011】外方継手部材1は、一端が開口した円筒状
のものであり、その内周には軸芯方向に延びる3条の案
内溝12が等角度間隔に形成されている。案内溝12は
、その両側に互いに対向する一対の平面状の案内面14
を有する。この外方継手部材1は、その底部側が駆動軸
7の一端に連結固定されている。内方継手部材2は、短
い円筒状の基部21と、基部21の外周面から等角度間
隔で放射方向に突出する3個のトリポード軸23とから
なる。この内方継手部材2は、基部21の内周に被動軸
8が連結固定され、各トリポード軸23が各案内溝12
内に進入した状態で外方継手部材1の内側に同軸的に配
設されている。トリポード軸23の先端部には、後述の
規制部材5を保持する保持穴25が設けられている。 この保持穴25は、トリポード軸芯Cと直角に交差し被
動軸8の回転軸Dと平行な方向に貫通して形成されてい
る。
のものであり、その内周には軸芯方向に延びる3条の案
内溝12が等角度間隔に形成されている。案内溝12は
、その両側に互いに対向する一対の平面状の案内面14
を有する。この外方継手部材1は、その底部側が駆動軸
7の一端に連結固定されている。内方継手部材2は、短
い円筒状の基部21と、基部21の外周面から等角度間
隔で放射方向に突出する3個のトリポード軸23とから
なる。この内方継手部材2は、基部21の内周に被動軸
8が連結固定され、各トリポード軸23が各案内溝12
内に進入した状態で外方継手部材1の内側に同軸的に配
設されている。トリポード軸23の先端部には、後述の
規制部材5を保持する保持穴25が設けられている。 この保持穴25は、トリポード軸芯Cと直角に交差し被
動軸8の回転軸Dと平行な方向に貫通して形成されてい
る。
【0012】内側ローラ3は、直円筒状の内周面32と
凸球面状の外周面34とをもつ筒状のものである。この
内側ローラ3は、その内周が複数のニードルベアリング
36を介して各トリポード軸23に軸承されており、そ
の両端がカラー38により保持されている。内側ローラ
3の外周面34は、トリポード軸芯C上の点Oを中心と
する球面で形成されている。
凸球面状の外周面34とをもつ筒状のものである。この
内側ローラ3は、その内周が複数のニードルベアリング
36を介して各トリポード軸23に軸承されており、そ
の両端がカラー38により保持されている。内側ローラ
3の外周面34は、トリポード軸芯C上の点Oを中心と
する球面で形成されている。
【0013】外側ローラ4は、凹球面状の内周面41と
直円筒状の外周面43とをもち、内側ローラ3より少し
長い筒状のものである。外側ローラ4の内周面41は、
内側ローラ3の外周面34と符合する曲率の球面で形成
されている。この外側ローラ4は、内側ローラ3の外側
に球面接触して揺動自在に嵌合され、案内溝12の案内
面14を転動可能に配設されている。
直円筒状の外周面43とをもち、内側ローラ3より少し
長い筒状のものである。外側ローラ4の内周面41は、
内側ローラ3の外周面34と符合する曲率の球面で形成
されている。この外側ローラ4は、内側ローラ3の外側
に球面接触して揺動自在に嵌合され、案内溝12の案内
面14を転動可能に配設されている。
【0014】規制部材5は、外側ローラ4の内周直径よ
りも長いピン状のものである。この規制部材5は、トリ
ポード軸23に設けられた保持穴25に嵌合固定されて
おり、その両端は外側ローラ4の端面上にわずかな間隙
をもって位置している。これにより外側ローラ4は、図
3(a)に示すように、規制部材5と当接したときにそ
の当接部とトリポード軸芯Cとを含む面(以下「揺動規
制面」という)でのトリポード軸23に対する揺動を規
制されており、かつ、図3(b)に示すように、規制部
材5との当接部どうしを結ぶ線を中心として揺動規制面
と直角な方向に揺動可能である。
りも長いピン状のものである。この規制部材5は、トリ
ポード軸23に設けられた保持穴25に嵌合固定されて
おり、その両端は外側ローラ4の端面上にわずかな間隙
をもって位置している。これにより外側ローラ4は、図
3(a)に示すように、規制部材5と当接したときにそ
の当接部とトリポード軸芯Cとを含む面(以下「揺動規
制面」という)でのトリポード軸23に対する揺動を規
制されており、かつ、図3(b)に示すように、規制部
材5との当接部どうしを結ぶ線を中心として揺動規制面
と直角な方向に揺動可能である。
【0015】以上のように構成された等速ジョイントに
おいて、駆動軸7が回転すると、その回転トルクを外方
継手部材1から各外側ローラ4及び内側ローラ3を介し
て内方継手部材2に伝達し、被動軸8が駆動軸7と等速
で回転する。また、内外方両継手部材2、1間に回転軸
方向への外力が作用すると、各内側ローラ3及び外側ロ
ーラ4がトリポード軸23を中心に回転するとともに、
外側ローラ4が案内溝12の案内面14に案内されて転
動し、その相対変位が許容される。
おいて、駆動軸7が回転すると、その回転トルクを外方
継手部材1から各外側ローラ4及び内側ローラ3を介し
て内方継手部材2に伝達し、被動軸8が駆動軸7と等速
で回転する。また、内外方両継手部材2、1間に回転軸
方向への外力が作用すると、各内側ローラ3及び外側ロ
ーラ4がトリポード軸23を中心に回転するとともに、
外側ローラ4が案内溝12の案内面14に案内されて転
動し、その相対変位が許容される。
【0016】そして、等速ジョイントがジョイント角を
とった状態で回転すると、内外方両継手部材2、1間の
角度変位に伴ってトリポード軸23は首振り運動を行う
状態となる。このとき、外側ローラ4は、規制部材5に
よって揺動規制面上での揺動が規制されているため、図
3(a)に示すように、内側ローラ3とともにトリポー
ド軸23の首振り運動の動きに追従して平面状の案内面
14を円弧を描くように転動する。これにより、外側ロ
ーラ4及び内側ローラ3はトリポード軸23に対してト
リポード軸芯C方向にほとんど相対移動することがなく
、トリポード軸23と案内面14とのトリポード軸芯C
方向への相対変位は外側ローラ4と案内面14との間で
吸収される。したがって、トリポード軸芯C方向に発生
する分力が全体として小さくなり、スラスト力は低減す
る。
とった状態で回転すると、内外方両継手部材2、1間の
角度変位に伴ってトリポード軸23は首振り運動を行う
状態となる。このとき、外側ローラ4は、規制部材5に
よって揺動規制面上での揺動が規制されているため、図
3(a)に示すように、内側ローラ3とともにトリポー
ド軸23の首振り運動の動きに追従して平面状の案内面
14を円弧を描くように転動する。これにより、外側ロ
ーラ4及び内側ローラ3はトリポード軸23に対してト
リポード軸芯C方向にほとんど相対移動することがなく
、トリポード軸23と案内面14とのトリポード軸芯C
方向への相対変位は外側ローラ4と案内面14との間で
吸収される。したがって、トリポード軸芯C方向に発生
する分力が全体として小さくなり、スラスト力は低減す
る。
【0017】また、トリポード軸23が首振り運動を行
う際に発生するトリポード軸23の回転軸D方向以外の
方向への傾きは、図3(b)に示すように、外側ローラ
4が内側ローラ3と球面接触部分で円滑に摺動して回転
軸Dと直角の方向に揺動することにより吸収される。以
上のように、本実施例の等速ジョイントは、ジョイント
角をとった状態で回転する際に、規制部材5によって外
側ローラ4の揺動規制面上での揺動が規制されているこ
とにより、トリポード軸23と案内面14との間に生じ
るトリポード軸芯C方向への全体としての摺動抵抗が小
さくなるため、スラスト力の発生をより一層低減するこ
とができる。
う際に発生するトリポード軸23の回転軸D方向以外の
方向への傾きは、図3(b)に示すように、外側ローラ
4が内側ローラ3と球面接触部分で円滑に摺動して回転
軸Dと直角の方向に揺動することにより吸収される。以
上のように、本実施例の等速ジョイントは、ジョイント
角をとった状態で回転する際に、規制部材5によって外
側ローラ4の揺動規制面上での揺動が規制されているこ
とにより、トリポード軸23と案内面14との間に生じ
るトリポード軸芯C方向への全体としての摺動抵抗が小
さくなるため、スラスト力の発生をより一層低減するこ
とができる。
【0018】また、トリポード軸23の回転軸D方向以
外の方向への傾きを内側及び外側ローラ3、4の摺動に
より吸収できるように、規制部材5は、回転軸Dと直角
の方向への外側ローラ4の揺動を可能にしているため、
ローラ部材が2個で構成される等速ジョイントの利点を
確保することができる。
外の方向への傾きを内側及び外側ローラ3、4の摺動に
より吸収できるように、規制部材5は、回転軸Dと直角
の方向への外側ローラ4の揺動を可能にしているため、
ローラ部材が2個で構成される等速ジョイントの利点を
確保することができる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、トリポード軸は、外側
ローラに回転軸方向両側で当接し該当接部とトリポード
軸芯とを含む面でのトリポード軸に対する外側ローラの
揺動を規制する規制部材を有するため、トリポード軸芯
方向への全体としての摺動抵抗が小さくなり、スラスト
力の発生をより一層低減することができる。
ローラに回転軸方向両側で当接し該当接部とトリポード
軸芯とを含む面でのトリポード軸に対する外側ローラの
揺動を規制する規制部材を有するため、トリポード軸芯
方向への全体としての摺動抵抗が小さくなり、スラスト
力の発生をより一層低減することができる。
【図1】実施例に係る等速ジョイントの回転軸方向の断
面図である。
面図である。
【図2】図1のII−II線に相当する部分の断面図で
ある。
ある。
【図3】(a)はリポード軸が回転軸方向に首振り運動
を行うときの外側ローラの状態を示す説明図であり、(
b)はトリポード軸が回転軸と直角の方向に首振り運動
を行うときの外側ローラの状態を示す説明図である。
を行うときの外側ローラの状態を示す説明図であり、(
b)はトリポード軸が回転軸と直角の方向に首振り運動
を行うときの外側ローラの状態を示す説明図である。
【図4】従来の等速ジョイントの回転軸方向の断面図で
ある。
ある。
【図5】従来の他の等速ジョイントの要部断面図である
。
。
【図6】従来の他の等速ジョイントの要部正面図である
。
。
1…外方継手部材、 2…内方継手部材、 3…内
側ローラ、4…外側ローラ、5…規制部材、 12…
案内溝、 14…案内面23…トリポード軸
C…トリポード軸 D…回転軸
側ローラ、4…外側ローラ、5…規制部材、 12…
案内溝、 14…案内面23…トリポード軸
C…トリポード軸 D…回転軸
Claims (1)
- 【請求項1】 一端が開口した円筒状で内周に回転軸
方向と平行に延び互いに対向する一対の平面状の案内面
をもつ複数の案内溝を有する外方継手部材と、該外方継
手部材の内側に同軸的に配設され前記各案内溝内に突出
するトリポード軸を有する内方継手部材と、前記各トリ
ポード軸に回転可能に設けられた内側ローラと、該内側
ローラの外周に球面接触して揺動自在に配設され前記案
内溝を転動する外側ローラとを備えた等速ジョイントに
おいて、前記トリポード軸は、前記外側ローラに前記回
転軸方向両側で当接し該当接部とトリポード軸芯とを含
む面での前記トリポード軸に対する前記外側ローラの揺
動を規制する規制部材を有することを特徴とする等速ジ
ョイント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6207191A JPH04296221A (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | 等速ジョイント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6207191A JPH04296221A (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | 等速ジョイント |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04296221A true JPH04296221A (ja) | 1992-10-20 |
Family
ID=13189490
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6207191A Pending JPH04296221A (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | 等速ジョイント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04296221A (ja) |
-
1991
- 1991-03-26 JP JP6207191A patent/JPH04296221A/ja active Pending
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