JPH04295030A - ガラスバルーン製品とその組成物 - Google Patents

ガラスバルーン製品とその組成物

Info

Publication number
JPH04295030A
JPH04295030A JP8313791A JP8313791A JPH04295030A JP H04295030 A JPH04295030 A JP H04295030A JP 8313791 A JP8313791 A JP 8313791A JP 8313791 A JP8313791 A JP 8313791A JP H04295030 A JPH04295030 A JP H04295030A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
glass balloon
glass
weight
balloon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8313791A
Other languages
English (en)
Inventor
Fukuo Sugano
菅野 福男
Yoshizo Akabane
赤羽根 義三
Koji Oba
孝治 大庭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Kogyo Co Ltd
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Tokai Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd, Tokai Kogyo Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP8313791A priority Critical patent/JPH04295030A/ja
Publication of JPH04295030A publication Critical patent/JPH04295030A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Surface Treatment Of Glass (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガラスバルーン及びその
組成物、特に破壊強度が改善されたガラスバルーン及び
その組成物に係る。
【0002】
【従来の技術】樹脂の軽量化を図る目的でガラスバルー
ンを樹脂中に配合することは種々提案され、実施されて
いる。例えばポリプロピレンにガラスバルーンを配合し
て成形圧力と破壊率の関係を示したプラスチックマテリ
アルVol.16,No.6,p81(1975) が
ある。
【0003】一方、射出成形材料の分野においては、ポ
リエチレン以外の大半の樹脂に対しガラスバルーンを配
合し、これに少量のポリエチレンを配合して軽量化を目
的とすること(特開平1−168742号公報参照)や
、樹脂にガラスバルーンを配合し、更にガラス繊維を配
合して軽量化と共に機械的強度の向上を目的とすること
等が提案されている。
【0004】しかし、射出成形の分野では、樹脂中にガ
ラスバルーンを添加することは、圧縮応力や摩擦力がか
かり、かなりのバルーンが破壊する。実際本発明者の検
討では、上記特開平1−168742号公報においては
、その20〜30%が破壊しており、更にガラス繊維を
加えたものはその50〜60%のものが破壊している。 これは混合や射出成形に際し、ガラスバルーンがガラス
繊維と激しくこすり合わされてガラスバルーンの表面に
多数の傷がつく為と考えられる。
【0005】この様に折角軽量化を目的として入れても
その半分近くが破壊してしまい、軽量化の目的が十分達
成されないのみならず、破壊したガラスバルーンが樹脂
中にまざって樹脂の特性に悪影響を及ぼすことにもなり
兼ねない。そこでガラスバルーンの破壊防止の目的でガ
ラスの肉厚を厚くする手段も提案されているが、この手
段を採用すると、本来の軽量化の目的が損なわれてしま
う欠点があると共に、ガラスバルーンの破壊はそれ程有
効には抑えられない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、これら従来
のガラスバルーンが有していた諸欠点をことごとく取り
除き、肉厚が比較的薄くても又ガラス繊維と一緒に混合
しても実質的に破壊を防止し得るガラスバルーンを見出
すことを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は前記課題を解
決することを目的として種々研究、検討した結果、ガラ
スバルーンを樹脂によって重さで3〜200重量%被覆
することにより前記目的を達成し得ることを見出した。
【0008】本発明は、一見するとガラスバルーンをカ
ップリング剤によって被覆する手段と似ているかに見え
るが、カップリング剤を用いる場合には、その厚さの数
十〜数百Åであるのに為し、本発明では数μ〜数十μと
桁違いに大きい。ガラスバルーンの表面上に発生する傷
の経緯を考慮すると、最も好ましい樹脂被覆は、傷が鋭
角に尖った状態にある処のフリット粉末が、還元炎中を
通過することにより、膨らんだ直後であるが、既にガラ
スバルーンとして流通しているものであっても差し支え
ない。
【0009】更に本発明において用いられるガラスバル
ーンは適宜なもので差し支えないが、樹脂と混合されて
不必要な発色を生じない様アルカリ溶出度の小さいもの
が好ましい。このため、ガラスバルーンは、重量%で以
下の様な組成を有し、かつ、B2 O3 /Na2 O
重量比が1.2〜3.5の範囲であるものが好ましい。 SiO2                     
60〜80Na2 O               
       2〜12.5K2 O        
                0〜3Li2 O 
                     0〜3全
アルカリ金属酸化物          2〜12.5
CaO                      
  5〜15MgO                
        0〜3全アルカリ土類金属酸化物  
    5〜15B2 O3            
           6〜15ZnO       
                 0〜3Al2 O
3                     0〜3
P2 O5                    
   0〜3Sb2 O3             
        0〜1As2 O3        
             0〜1SO2      
             0.05〜1かかるガラス
バルーンはアルカリ溶出量が0.08ミリ当量/g、特
に0.06ミリ当量/g以下と低い。
【0010】更に本発明者の検討によると、上記のガラ
スバルーンのうちでも重量%で以下の組成を有し、かつ
、B2 O3 /Na2O重量比が1.35〜3.0の
範囲であるガラスバルーンは、アルカリ溶出度が特に低
く、好ましい。 SiO2                     
  65〜75Na2 O             
           3〜6K2 O       
               0.5〜1.5Li2
 O                    0.5
〜1.2全アルカリ金属酸化物           
 3〜8CaO                  
        8〜13MgO          
                0〜3全アルカリ土
類金属酸化物        5〜15B2 O3  
                       7〜
12ZnO                    
      1〜2.5Al2 O3        
           0.5〜1.5P2 O5  
                   1.1〜2.
0Sb2 O3                  
     0〜1As2 O3           
            0〜1SO3       
              0.05〜1
【0011
】被覆する樹脂は、ガラスバルーンよりも柔らかいこと
が前提となり、この観点からすると大概の樹脂が適用さ
れる。例えば好ましい樹脂としてオレフィン系樹脂、フ
ッ素系樹脂、シリコン系樹脂、ウレタン或はユリア系樹
脂、エポキシ系樹脂、飽和あるいは不飽和ポリエステル
系樹脂、ゴム系樹脂、アクリル系樹脂、酢酸ビニル系樹
脂、ポリアミド系樹脂、ビニルエステル系樹脂等であり
、これらは少なくとも一種を適宜用い得る。
【0012】被覆方法に特に限定はなく、例えば予め樹
脂濃度が調整されたエマルジョンやラテックス或は有機
溶液の中にガラスバルーンを投入し、スラリーを形成せ
しめ、低速で液を撹拌し、しかる後に液を分離し、乾燥
する手段、あるいは、V型混合機にガラスバルーンを投
入し、回転させながら所定濃度の溶液あるいはエマルジ
ョンやラテックスをスプレー塗布し、乾燥する手段等が
採用される。
【0013】ガラスバルーンに対する樹脂の被覆量は、
一般に重さで3〜200重量%、好ましくは10〜50
重量%が適当であるが、厳密には被覆する樹脂の種類や
方法等によって決定される。この様に樹脂が被覆された
ガラスバルーンは単独あるはガラス繊維等と併用して配
合した場合、顕著にガラスバルーンの破壊が抑制される
【0014】樹脂がコーティングされたガラスバルーン
が配合されるマトリックスに何等限定されるものではな
く、広範囲に適用できる。例えばコンクリートや石膏等
の無機系や熱可塑性あるいは熱硬化性の樹脂などである
【0015】熱可塑性樹脂としてポリエチレン樹脂、ポ
リプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ABS樹脂、A
S樹脂、アクリル系樹脂、塩化ビニル樹脂、各種ポリア
ミド樹脂、ポリオキシメチレン樹脂、ポリカーボネート
樹脂、変性ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリエチレン
テレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂
、超高分子量ポリエチレン樹脂、ポリビニールアセテー
ト樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリサルホン樹脂、
ポリエーテルサルホン樹脂、ポリフェニレンサルファイ
ド樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリアミドイミド樹脂、
ポリエーテルイミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリエーテ
ルエーテルケトン樹脂、各種液晶樹脂、テトラフルオロ
エチレン/パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合
体樹脂、ポリクロロトリフルオロエチレン樹脂、ポリフ
ッ化ビニリデン樹脂、ポリフッカビニル樹脂、エチレン
/テトラフルオロエチレン共重合体、エチレン/クロロ
トリフルオロエチレン共重合体樹脂等である。
【0016】熱硬化性樹脂としてはエポキシ樹脂、シリ
コン樹脂、BT樹脂、フェノール樹脂、不飽和ポリエス
テル樹脂、ジアリルフタレート樹脂等である。
【0017】本発明の目的はガラスバルーンの破壊率を
低減せしめて効率良く軽量化させるとともに製造ロット
毎の比重の変動が大きく品質の制御が困難であったもの
を容易にさせるガラスバルーンに関するものであるが、
ガラスバルーンを配合した場合に得られるその他の効果
としてヒケやソリに対する安定化、収縮率の低減、断熱
効果、剛性その他の物性向上、誘電率や誘電正接等の電
気特性向上等が挙げられる。
【0018】マトリックスに対するガラスバルーンの配
合比率は特に限定されるものではなく、軽量化をどこ迄
するかによって一義的に決まるが、あまり入れすぎると
樹脂の物性を損ねる。この為一般には10〜50重量%
程度が適当である。
【0019】樹脂がコーティングされたガラスバルーン
の応用として、コーティングされたガラスバルーン/マ
トリックスの二成分系に更に繊維状強化材、充填材、添
加剤、安定剤、難燃剤の単独もしくはそれらを併用して
組成物を形成することが可能である。更に詳しくは繊維
状強化材としてガラス、カーボン、チタン酸カリウム、
アスベスト、炭化ケイ素、窒化ケイ素、メタケイ酸カル
シウムなどからなる繊維、アラミド繊維等の有機繊維等
である。
【0020】充填材として酸化チタン、三酸化アンチモ
ン、クレー、ベントナイト、セリサイト、ゼオライト、
石膏、タルク、マイカ、カオリン、カーボンブラック、
二硫化モリブテン、石英粉、ガラスビーズガラスフレー
クあるいは亜鉛、アルミニウム、銅、マグネシウム、カ
ルシウム、鉄等の金属粉末やそれらの酸化物、炭酸化物
あるいは水酸化物の粉末などである。
【0021】添加剤として臭素系難燃剤や熱安定剤、酸
化防止剤、紫外線吸収剤等がある。その他分散剤や着色
剤等配合しても組成物が構成できる。
【0022】以下に本発明の実施例を記述するが、これ
によって本発明を限定するものではない。
【0023】
【実施例】[実施例1]20リットルのステンレス製容
器に769gのポリエチレン樹脂エマルジョン(固形分
26重量%)を計量し、水約4250gを加えて希釈し
た。ガラスバルーン(重量%でSiO2 70.5,B
2O3 7.8,Na2 O  4.9,CaO11.
1,K2 O  0.8,ZnO  1.0,Al2 
O3 0.8,P2 O5 1.4,SO3 0.3,
Li2 O  0.86,B2 O3 /Na2 O 
 1.59、アルカリ溶出度0.049ミリ当量/g)
1.8kgを投入し、常温で2時間低速で撹拌した。そ
の後ろ過分離し、120℃で5時間乾燥した。この樹脂
コートされたガラスバルーンは熱分析の結果10重量%
の樹脂コートがされていることが分かった。
【0024】この樹脂コートされたガラスバルーンをポ
リブチレンテレフタレート樹脂(PBT樹脂)70部に
対してガラスバルーンとして30重量部になるように個
々にフィーダーを設置し混練機のホッパーに導入した。 予め280℃にセットされた同方向二軸混練機で混練し
、押し出されたストランドを水冷した後ペレタイザーで
カッティングして成形材料を得た。このペレットを12
0℃で5時間乾燥した後に280℃にセットされた成形
機のホッパーに投入し、保圧800kg/cm2で比重
測定用の試験片を成形した。比重の測定方法は水中置換
法で行なった。この成形品の比重から成形品中における
ガラスバルーンの破壊率を計算で算出した。
【0025】なお、ガラスバルーンの破壊率の求め方は
次の通りである。 A1 :樹脂量(70%) A2 :樹脂コートガラスバルーン量(30%)d1 
:樹脂比重(PBTなら1.31)d2 :コートに使
用した樹脂の比重 (PEなら0.91) d3 :生のガラスバルーン比重 (X−2000なら0.74) d4 :破壊したガラスバルーン(2.5)
【0026
】以上が既知の数値であるとして、試験片の比重dとし
、破壊したガラスバルーン量Aとすると100/d =
90/d1 +(30 ×0.1)/d2+(30 ×
0.9 −A)/d3 +A/d4この式から、Aの値
が求まる。したがって破壊率(%)=(A/A2)×1
00 として計算した。 これらの結果を表1に示す。
【0027】[実施例2]実施例1の樹脂コートガラス
バルーンを使用し、実施例1の樹脂/ガラス繊維(GF
)/ガラスバルーンが50/20/30(重量部)にな
るように個々にフィーダーを設置し混練機のホッパーに
導入した。その後は実施例1と同様に混練し、成形して
テスト片を得て比重を測定した。その結果を表1に示す
【0028】
【表1】
【0029】[実施例3]ガラスバルーン(重量%でS
iO2 70.5,B2 O3 7.7,Na2 O 
 4.8,CaO  11.2,K2 O  0.7,
ZnO  1.0,Al2 O3 0.7,P2 O5
 1.4,SO3 0.2,Li2 O  0.86,
B2 O3 /Na2 O1.60、アルカリ溶出度0
.047ミリ当量/g)1.8kgを20リットルのリ
ボンミキサーに投入し、低速で撹はんしながら、20重
量%に調整された1000gの4フッ化エチレン/2フ
ッ化ビニリデン/6フッ化プロピレン共重合体(以下単
にフッ素樹脂と云う)をスプレー塗布した後に、同リボ
ンミキサーを120℃に加温し、樹脂コートされたガラ
スバルーンを乾燥させた。この樹脂コートされたガラス
バルーンは熱分析の結果10重量%の樹脂コートがされ
ていることが分かった。
【0030】この処理されたガラスバルーンをポリアミ
ド樹脂70重量部に対してガラスバルーンとして30重
量部になるように個々にフィーダーを設置し混練機のホ
ッパーに導入した。予め270℃にセットされた同方向
二軸混練機で混練し、押し出されたストランドを水冷し
た後ペレタイザーでカッティングして成形材料を得た。 このペレットを120℃で5時間乾燥した後に270℃
にセットされた成形機のホッパーに投入し、保圧850
kg/cm2で比重測定用の試験片を成形した。比重の
測定方法は水中置換法で行なった。この成形品の比重か
ら成形品中におけるガラスバルーンの破壊率を計算で算
出した。これらの結果を表2に示す。
【0031】[実施例4]実施例3の樹脂コートガラス
バルーンを使用し、樹脂/ガラス繊維(GF)/ガラス
バルーンが50/20/30(重量部)になるように個
々にフィーダーを設置し混練機のホッパーに導入した。 その後は実施例1と同様に混練し、成形してテスト片を
得て比重を測定した。その結果を表2に示す。
【0032】[実施例5]二酸化珪素6600g、ソー
ダ灰1220g、石灰1650g、ほう酸2520g、
酸化亜鉛100g、酸化アルミニウム50g、第二リン
酸カルシウム400g、炭酸リチウム250g、炭酸カ
リウム150g、硫酸ソーダ120g、の原料を混合し
、ルツボを用いて表面素地温度1350℃で溶融し、ガ
ラスフリットを得た。得られたこのフリットをボールミ
ル中で粉砕した。次にこの粉末を25g/分及び空気と
LPGの予混合燃焼ガス600リットル/分の割合で連
続的に発泡炉内に供給し、製造されたガラスバルーンは
直ちに捕集設備で捕集した。
【0033】捕集直後のガラスバルーン1.8kgを2
0リットルのリボンミキサーに投入し、低速で撹拌しな
がら、20重量%に調整された1000gのフッ素樹脂
エマルジョンをスプレー塗布した後に、同リボンミキサ
ーを120℃に加温し、樹脂コートされたガラスバルー
ンを乾燥させた。この樹脂コートされたガラスバルーン
は熱分析の結果10重量%の樹脂コートがされているこ
とが分かった。
【0034】この処理されたガラスバルーンをポリアミ
ド樹脂70重量部に対してガラスバルーンとして30重
量部になるように個々にフィーダーを設置し混練機のホ
ッパーに導入した。予め270℃にセットされた同方向
二軸混練機で混練し、押し出されたストランドを水冷し
た後ペレタイザーでカッティングして成形材料を得た。
【0035】このペレットを120℃で5時間乾燥した
後に270℃にセットされた成形機のホッパーに投入し
、保圧850kg/cm2で比重測定用の試験片を成形
した。比重の測定方法は水中置換法で行なった。この成
形品の比重から成形品中におけるガラスバルーンの破壊
率を計算で算出した。これらの結果を表2に示す。
【0036】
【表2】
【0037】[実施例6]ポリプロピレン樹脂70重量
部、実施例1の樹脂コートガラスバルーンが30重量部
になるように個々にフィーダーを設置し混練機のホッパ
ーに導入した。予め220℃にセットされた同方向二軸
混練機で混練し、押し出されたストランドを水冷した後
ペレタイザーでカッティングして成形材料を得た。
【0038】このペレットを120℃で5時間乾燥した
後に230℃にセットされた成形機のホッパーに投入し
、保圧700kg/cm2で比重測定用の試験片を成形
した。比重の測定方法は水中置換法で行なった。この成
形品の比重から成形品中におけるガラスバルーンの破壊
率を計算で算出した。これらの結果を表3に示す。
【0039】[実施例7]ABS樹脂70重量部、実施
例1の樹脂コートガラスバルーンが30重量部になるよ
うに個々にフィーダーを設置し混練機のホッパーに導入
した。予め230℃にセットされた同方向二軸混練機で
混練し、押し出されたストランドを水冷した後ペレタイ
ザーでカッティングして成形材料を得た。
【0040】このペレットを120℃で5時間乾燥した
後に240℃にセットされた成形機のホッパーに投入し
、保圧750kg/cm2で比重測定用の試験片を成形
した。比重の測定方法は水中置換法で行なった。この成
形品の比重から成形品中におけるガラスバルーンの破壊
率を計算で算出した。これらの結果を表3に示す。
【0041】[実施例8]フッ素系樹脂70重量部、実
施例1の樹脂コートガラスバルーンが30重量部になる
ように個々にフィーダーを設置し混練機のホッパーに導
入した。予め360℃にセットされた同方向二軸混練機
で混練し、押し出されたストランドを水冷した後ペレタ
イザーでカッティングして成形材料を得た。
【0042】このペレットを120℃で5時間乾燥した
後に390℃にセットされた成形機のホッパーに投入し
、保圧800kg/cm2で比重測定用の試験片を成形
した。比重の測定方法は水中置換法で行なった。この成
形品の比重から成形品中におけるガラスバルーンの破壊
率を計算で算出した。これらの結果を表3に示す。
【0043】
【表3】
【0044】
【発明の効果】本発明のガラスバルーンは軽量化材とし
ての破壊が抑制され、効率良く軽量化されるとともに製
造ロット毎の比重の変動が大きく、品質の制御困難であ
ったものを容易にさせるガラスバルーンを提供するもの
であり、該ガラスバルーンは軽量化以外にヒケやソリの
解消や成形収縮率の低減、断熱性向上等の効果も発現す
るものである。この材料の利用分野として建材関係や自
動車、家電、電子あるいは機構部品の分野において有益
な効果をもたらすことができる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂により重さで3〜200重量%被覆さ
    れたガラスバルーン製品。
  2. 【請求項2】ガラスバルーンは、フリット粉末を、還元
    炎中を通過せしめて製造された直後のものである請求項
    1のガラスバルーン製品。
  3. 【請求項3】樹脂により被覆されるガラスバルーンが重
    量%で下記組成を有し、かつ、B2O3 /Na2 O
    重量比が1.2〜3.5の範囲である、アルカリ溶出度
    の小さい請求項1のガラスバルーン製品。 SiO2                     
    60〜80Na2 O               
           2〜12.5K2 O        
                    0〜3Li2 O 
                         0〜3全
    アルカリ金属酸化物          2〜12.5
    CaO                      
      5〜15MgO                
            0〜3全アルカリ土類金属酸化物  
        5〜15B2 O3            
               6〜15ZnO       
                     0〜3Al2 O
    3                     0〜3
    P2 O5                    
       0〜3Sb2 O3             
            0〜1As2 O3        
                 0〜3SO2      
                 0.05〜1
  4. 【請求項4】
    樹脂がオレフィン系樹脂、フッ素系樹脂、シリコン系樹
    脂、ウレタンあるいはユリア系樹脂、エポキシ系樹脂、
    飽和あるいは不飽和ポリエステル系樹脂、ゴム系樹脂、
    アクリル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、ポリアミド系樹脂
    、ビニルエステル系樹脂の中から選ばれた少なくとも一
    種の樹脂である請求項1、2、または3のガラスバルー
    ン製品。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか一つのガラスバル
    ーン製品が配合された射出成形用樹脂組成物。
JP8313791A 1991-03-22 1991-03-22 ガラスバルーン製品とその組成物 Withdrawn JPH04295030A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8313791A JPH04295030A (ja) 1991-03-22 1991-03-22 ガラスバルーン製品とその組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8313791A JPH04295030A (ja) 1991-03-22 1991-03-22 ガラスバルーン製品とその組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04295030A true JPH04295030A (ja) 1992-10-20

Family

ID=13793817

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8313791A Withdrawn JPH04295030A (ja) 1991-03-22 1991-03-22 ガラスバルーン製品とその組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04295030A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001310323A (ja) * 2000-04-28 2001-11-06 Sumitomo Chem Co Ltd 熱可塑性樹脂組成物の製造方法
EP2705092A4 (en) * 2011-05-02 2014-09-17 3M Innovative Properties Co THERMOPLASTIC RESIN COMPOSITION WITH HOLLOW GLASS MICROPHONES
CN110167666A (zh) * 2016-10-19 2019-08-23 界面咨询有限责任公司 牺牲微球

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001310323A (ja) * 2000-04-28 2001-11-06 Sumitomo Chem Co Ltd 熱可塑性樹脂組成物の製造方法
JP4586234B2 (ja) * 2000-04-28 2010-11-24 住友化学株式会社 熱可塑性樹脂組成物の製造方法
EP2705092A4 (en) * 2011-05-02 2014-09-17 3M Innovative Properties Co THERMOPLASTIC RESIN COMPOSITION WITH HOLLOW GLASS MICROPHONES
US9321906B2 (en) 2011-05-02 2016-04-26 3M Innovative Properties Company Thermoplastic resin composite containing hollow glass microsheres
CN110167666A (zh) * 2016-10-19 2019-08-23 界面咨询有限责任公司 牺牲微球
JP2019533049A (ja) * 2016-10-19 2019-11-14 インターフェイシャル・コンサルタンツ・エルエルシー 犠牲的マイクロスフェア
US11254796B2 (en) 2016-10-19 2022-02-22 Interfacial Consultants Llc Sacrificial microspheres
CN110167666B (zh) * 2016-10-19 2023-03-10 界面咨询有限责任公司 牺牲微球

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR890001461B1 (ko) 난연성 수지 조성물
CN102504500A (zh) Pet工程塑料、其制备方法和应用
CN105086071A (zh) 一种户外用具有抗紫外线效果的电缆料及其制备方法
JPS61148262A (ja) ポリブチレンテレフタレ−ト樹脂組成物
CN105038180A (zh) 一种环保阻燃抗冲击聚碳酸酯复合材料及其制备方法
KR20220044981A (ko) 높은 무기 충전제 함량 및 하이드록실-작용성 오르가노폴리실록산을 포함하는 pvc
JPS6343425B2 (ja)
JPH04295030A (ja) ガラスバルーン製品とその組成物
JPH04295031A (ja) ガラスバルーン製品およびその組成物
CN114105525A (zh) 一种阻燃型玻璃纤维复合材料及其制备方法
CN108384229A (zh) 一种复合纤维增强尼龙6再生料及其制备方法
CN108148322A (zh) 一种高阻燃电缆被覆层及其制备方法
JPH06226771A (ja) 射出成形用樹脂組成物
JPH05139783A (ja) ガラスバルーン含有成形用組成物
JPH0121187B2 (ja)
CN103205102A (zh) 白色的无卤阻燃聚碳酸酯复合材料的制备方法
CN110204897A (zh) 一种阻燃抗静电型聚酰胺复合材料及其制备方法
CN106543680B (zh) 一种阻燃耐磨的聚碳酸酯材料及其制造方法
JPH02196858A (ja) 射出成形用ポリフェニレンスルフィド樹脂組成物
US3817907A (en) Thermoplastic molding compositions and molded articles
JP3393618B2 (ja) ポリカーボネート樹脂組成物
JPH0415825B2 (ja)
KR20220044980A (ko) Pvc 조성물, 이에 의해 형성된 중합체 복합 물품 및 이의 제조 방법
CN105086073A (zh) 一种防水防霉复合低烟阻燃电缆料及其制备方法
US4201704A (en) Flame-retarded thermoplastic polyester compositions having improved arc resistance and process for preparing same

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19980514