JPH0429502B2 - - Google Patents

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JPH0429502B2
JPH0429502B2 JP62184590A JP18459087A JPH0429502B2 JP H0429502 B2 JPH0429502 B2 JP H0429502B2 JP 62184590 A JP62184590 A JP 62184590A JP 18459087 A JP18459087 A JP 18459087A JP H0429502 B2 JPH0429502 B2 JP H0429502B2
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clamp
workpieces
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pallet member
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、複数個一組のワークをクランプして
加工ラインのトランスフアーマシーンに通す為の
ワーク搬送治具に関する。
(従来の技術) 近年、例えば自動車業界等における如く、製品
市場の多様化に伴ない、一括大量生産方式を多種
少量生産方式へ改めようとする風潮が見られ、こ
の為、別機種の部品間においては当然のことなが
ら、同一機種の同種の部品であつてもワークサイ
ズや形状の異なるものが多くなり、その加工や組
立等生産工程の諸段階が煩雑化するばかりか、そ
こで使用される治具の種類や点数も目に見えて増
大して来ている。
この点、所与の工作機構にワークを位置決め固
定しておく為の治具であれば、これをサイズの異
なるワークに共用可能な構成とすることにより点
数の削減を図つたものが、既に、例えば、特公昭
60−48296号公報等において提案されている。
同公報の場合、ワークとしてのコンロツドに機
械加工を施すに当り、ブロツク状の治具本体に、
適宜数N個の大径端部用インサートクランプを一
定の間隔で横一列に並べると共に、N+1個の小
径端部用インサートクランプを同間隔で平行に配
列し、以つて、N個側の列の第i番目のクランプ
と、N+1個側の列の第i番目又は第i+1番目
のクランプとを協働させる形で二点支持を行うこ
とにより、夫々端部が同形状のワークをN個クラ
ンプ可能な構成を得ており、各ワークは、協働す
るクランプ同士間の距離に対応した大小いずれか
の所定の長さ寸法を持つことが許される。
だが、諸種の工作機械を含む加工ラインではど
うしても個々の機械の稼動率を上げることが主と
なり、この為、そうしたラインのトランスフアー
マシーン沿いにワークを搬送する為の治具の場
合、従来は、同形状ワークを多数個取りさせるこ
とにより作業の効率化を図るようにしていた。
斯かる従来のワーク搬送治具は、通常、一群の
ワークを複数個ずつ一組として搬送する為のパレ
ツト部材と、この一組のワークをパレツト部材上
に位置決め固定しておく為の複数のクランプ部材
とを備えて構成され、クランプ部材はその一組の
ワークに専用の配置パターンでパレツト部材上に
配設されている。
従つて、複数個ずつの組に分けて搬送される一
群のワークが総べて同一形状のものであれば、各
組のワーク数を統一することにより、一種類の治
具を適宜個数用意しておくだけで足りていた。
一群のワークが異種形状のものから成る場合に
は、対応した種類数の治具を用意する必要があつ
たが、一括大量生産方式の下では、そうしたこと
が余り無く、あつても種類数が少ないことから、
その分の治具を製作してもコスト的に見合つてい
た。
尚、いずれの場合も、同種類の治具の各一にお
けるクランプ部材の配置パターンは、そこにクラ
ンプされるワークの形状が同一であることから、
基本パターンの繰返しとなり、整然とした規則性
を呈する。この点、従来は、そうした規則性に疑
念を差し挟むようなことはせず、むしろそれを当
然のこととして受止めていたし、設計者の美意識
にもかなつていた。
(発明が解決しようとする問題点) 然るに、多種少量生産方式の進展に連れ、一群
のワークが異種形状のものから成ることが多くな
り、その形状の種類も増えて来ると、必要とする
治具の種類が飛躍的に増大し、治具点数も倍々的
に増さざるを得ず、この為、コスト面で過重な負
担を強いられる虞れが出て来た。
本発明は、斯かる従来のワーク搬送治具におけ
る問題点を有効に解決すべく為されたもので、そ
の目的とするところは、従来よりの通念や美意識
を一旦捨て去り、治具の原点に改めて立返ること
により、異種形状ワークの複数個取りを可能と
し、以つて、多種少量生産方式の今後の進展につ
れ、たとえ同類の部品であつても形状の異なるも
のが増えれば増える程、コスト面での大きな見返
りを期待できるワーク搬送治具を提供するにあ
る。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決すべく、本発明は、形状の違
いにより複数種類に種別可能な一群のワークを複
数個ずつまとめ一組として加工ラインのトランス
フアーマシーン沿いに搬送する為のパレツト部材
と、その一組のワークをパレツト部材上に位置決
め固定しておく為の複数のクランプ部材とを備え
たワーク搬送治具において、前記パレツト部材の
上面を高精度に仕上げて基準座を設置するととも
に、該パレツト部材上面には、異種形状の1つの
ワークに対して少なくとも3ケ所を前記基準座に
向けて押圧出来るクランプアームと、ワークに加
わる水平方向の切削反力を支えるナチユラルロツ
クと、ワークの水平方向の位置決めを行う位置決
め用部材を設け、又、パレツト部材の下面にはス
ライド部と該スライド部に囲まれる凹所を設け
て、スライド面より上部の凹所内に前記各クラン
プアームに固着される各クランプロツドの下端
部、及びこの下端部に連結する各旋回アーム、リ
ンクプレートを収容し、この各旋回アームは、パ
レツト部材端部のフツク部材の進退動によつて回
動可能とする一方、前記各クランプロツドとナチ
ユラルロツクを下方からの押圧によつて上下動可
能とした。
(作用) 上記手段によれば、異種形状の複数のワークを
クランプするに際し、パレツト上面を高精度に仕
上げてワーク位置決め用の基準座を設置するとと
もに、1つのワークに対して少なくとも3ケ所を
保持することで、ワークの位置の精度が高まり且
つ保持が確実となる。又、これに加えてワークの
形状等の特性を考慮して、必要な箇所に切削時の
水平反力を支えるナチユラルロツクと、ワークの
水平方向の位置決め用部材を設ければ、更に位置
決め精度を高めることが出来る。
そして、かかるワークのクランプ及びアンクラ
ンプは、クランプアームの上下動と旋回動によつ
て行うが、かかる旋回のためのリンク機構等をパ
レツト部材下面のスライド面より上部の凹所内に
設ければ、搬送中等の他の部材等と干渉を起こさ
ず、又パレツト上面のスペース的な制約がなくな
つて、搭載するワークの姿勢、形状、種類等の自
由度が増す。
又、このように異種のワークを確実に搭載出来
ることで部分的であれ全体的であれ単にサイズの
みか形状自体の異なる複数個のワークを同じ治具
にクランプして加工ラインに通すことができ、従
つて、治具の種類及び点数をその分削減できる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例に係るワーク搬送治具
を添付図面に基いて説明する。
先ず、第1図及び第2図を参照して、ワーク搬
送治具の全体構成に付き説明を行なう。
第1図はワークをクランプした状態を示す搬送
治具の平面図、第2図は第1図の2−2線に沿つ
た搬送治具の縦断面図で更に要部を破断して示し
たものである。
図中、Jは搬送治具の全体を示し、搬送治具J
は、ワークとしての1−2速、3−4速及び5速
用シフトフオークW1,W2,W3(以降、総称
的にはWで表す)をクランプして不図示の機械加
工ラインのトランスフアーマシーン沿いに搬送す
る為のもので、平面視略長方形状のパレツト1
と、ワークWをパレツト1上に位置決め固定する
為のクランプ機構Cと、クランプ機構Cをパレツ
ト1の裏側から操作する為のリンク構成Lとから
成る。加工ラインの稼動率を上げる為には、加工
ステーシヨンの数に、ワークの取付、クランプ、
アンクランプ等の作業ステーシヨン数とトランス
フアーマシーンの復路分とを加え、更に予備の分
を見ただけの治具枚数を揃えておくことが望まし
い。
ワークW1〜W3は、夫々、主軸部a1〜a3
と、その側方に形成されたフオーク部f1〜f3
及び突起部p1〜p3とを備えているが、図示の
様に、その形状が相互間で異なり、例えば、ワー
クW1,W2の主軸部a1,a2はフオーク部f
1,f3の中央寄りに位置しているが、ワークW
3の主軸部a3はフオーク部f3の一方の腕の方
に片寄つており、またワークW2は突起部p2が
他よりも長く、ワークW3は突起部p3の突出方
向が他と異なつている。
パレツト1は、略々偏平で稜線傾斜の緩やかな
四角錐台状の本体部1aと、加工ライン側から見
て前後に位置する治具投入レールスライド部1
b,1c及び左右に位置する本線レールスライド
部1d,1eと、右側及び左側の角隅に位置する
前後一対のパレツトクランプ差込部1f,1f及
び1g,1gとから成る鋳造品で、本体部1a表
側の上面1hを精度高く仕上げて位置決めの基礎
レベルを出すと共に、裏側に凹所Sをを形成して
リンク機構Lを仕舞込み不要な干渉を防いでい
る。
クランプ機構Cは、角ワークW1,W2,W3
を三点支持して所定レベルを出すに適した上面1
h上の位置にボルト締めされた基準座R1…,R
2…,R3…と、基準座R1〜R3と協働してワ
ークWの三点保持を行なうに適したワーク輪郭周
辺の場所に配設されたクランプアーム2〜9と、
アーム2〜9がボルト2a〜9aで止着されたク
ランプロツド12〜19と、パレツト本体部1a
に裏側から垂直に縦通固定されて対応するロツド
12〜19を軸方向摺動自在且つ回動自在に保持
する略円筒状のロツドホルダー22〜29と、各
ホルダー22〜29内に縮装されて対応するロツ
ド12〜19をパレツト1の裏側方向へ常時付勢
するスプリングSp…とから成る。アーム2〜9
は、ワークW1,W2に対し専用で各2個、共用
で1個、W3に対し専用で3個、都合8個設けら
れ、いずれも対応するロツド12〜19と共に進
退回動自在であり、また共用アーム4は略菱形、
専用アーム2,3,5〜9は先細りの爪に似た平
面視形状を有し、先端クランプ部2b,3b,4
b;4b′,5b,6b;7b,8b,9bがワー
クWの対応箇所、即ち、W1,W2,W3の各フ
オーク部f1,f2,f3両側及び突起部p1,
p2,p3に沿い易いテーパ面或いはカーブ面と
なつている。尚、図中、10,11は夫々ワーク
W1,W2の切削反力源を兼ねるナチユラルロツ
ク、20,21はワークW3の位置決め用治具、
30はトランスフアーマシーンに設けられたワー
ク着脱ステーシヨンにおいてロツド12〜19を
一斉に上下動させる為のプツシユプレート、31
は同プレート30の動きに合せて上下動し更に前
後動する引掛爪である。
ところで、上記クランプ機構Cは、そのクラン
プ機能を受持つクランプ部材としてのアーム2〜
9に、パレツト1の水平姿勢において、クランプ
及びアンクランプ動作を行なわせるようにしてお
り、斯かる動作は、各アーム2〜9が固定された
ロツド12〜19の上下進退動と水平旋回動の合
成により与えられ、その内、上下進退動をプツシ
ユプレート30とスプリングSpとが分担してい
る。そして、旋回動の方を司どつているのがリン
ク機構Lであり、そのリンク動が引掛爪31の前
後動に対応する構成となつている。
ここで、第1図及び第2図に第3図を突合わせ
て、リンク機構Lの説明を行なう。第3図はリン
ク機構の平面図である。
前記ロツド12〜19は、上部u…に比し順に
小径となつた中間部m…及び下部12a〜19a
を有し、各ロツド中間部m周りのホルダ中空部h
に押込められたスプリングSpの下端をロツド下
部12a〜19aの上端に嵌着したストツパStで
受け、以つて、同下部12a〜19aのストツパ
St下方に突出する部分にロツド旋回アーム32〜
39の基部32a〜39aを嵌装係止すると共に
ビスvでストツパStに止着一体化し、更に下部1
2a〜19a下端にキヤツプcを螺合させビス止
めしている。
また、第1図に示すように、ガードブロツクを
兼ねるレールスライド部1c,1c間に平面視長
方形状のフツク部材40をパレツト本体部1aの
後縁と平行に臨ませ、同部材40には、第2図の
ように、下面にフツク溝40aを形成しておき、
更に、第3図に示すように、3本のインサートロ
ツド41〜43をフツク溝40a側からのボルト
41a〜43aで前面に締付け固定して平行に突
設し、パレツト本体部1a後面の対応するガイド
穴1i,1j,1kに挿通している。そして、各
ロツド41〜43の先端に段形のエラ部が付いた
ほぞ41b〜43bを形成し、これにシフトロツ
ド41′〜43′の基端ほぞ穴部41′a〜43′a
を嵌着しており、ロツド41′〜43′は、斯くし
て、上下摺動自在且つ前後押引可能な仕組になつ
ている。尚、中央のロツド42′は、先端に平面
視略『へ』の字状の連結共用部42′bが設けら
れ、その前面に連続した連結部42′c,42′d
が形成されている。
そして、加工ライン側から見て左右に位置する
ロツド41′,43′の先端部41′b,43′bと
上記旋回アーム32,33の先端部32b,33
bとを夫々リンクブレート44,45で連結して
第1及び第2のリンクモーシヨンL1,L2を
得、更に、中央ロツド42′の左側の連結部4
2′cと上記旋回アーム34の一方の先端部34
b、同旋回アーム34の他方の先端部34cと旋
回アーム39の一方の先端部39b、同アーム3
9の他方の先端部39cとアーム36の先端部3
6bを順次リンクプレート46〜48で連結して
行くと共に、上記ロツド42′の右側の連結部4
2′dと旋回アーム35の一方の先端部35b、
同アーム35の他方の先端部35cとアーム37
の先端部37b、同先端部37bとアーム38の
先端部38bをリンクプレート49〜51で連結
して行つて。夫々第3及び第4のリンクモーシヨ
ンL3,L4を得ることにより、リンク機構Lを
構成している。図中、pは連結ピンを表す。
ここで、第4図を参照して、前記ナチユラルロ
ツク11の構成に付き概説する。尚、ナチユラル
ロツク10は、11と同様な構成であることか
ら、説明を省略する。
第4図は第1図の4−4線に沿つた搬送治具の
要部縦断面図である。
ナチユラルロツク11は、ワークW2のフオー
ク部f2に右側から臨む押圧ピン52と、ピン5
2を軸方向摺動自在に保持するピンホルダー53
と。ピン52の大径部52aをアンロツク方向即
ち右方に付勢する水平スプリング54と、ピン大
径部52aの背斜面52bに当接し上下方向に摺
動するウエツジ55と、ウエツジ55と一体の垂
直ロツド56と、ロツド56を軸方向摺動自在に
保持するロツドホルダー57と、ロツド56の大
径部56aをロツク方向即ち下方に付勢する垂直
スプリング58とから成り、ロツド56はパレツ
ト本体部1aの下方に突出している。そして、治
具Jのノーマル状態、即ちワークを保持していな
い時には、ロツド56の下端部56bが各クラン
プロツド12〜19のキヤツプc下端より低位置
となる。尚、図中、59はナチユラルロツク11
のハウジング、60はワーク突起部p2下端のピ
ースプレートPを位置決めする為の弾性クラン
プである。
ここで、第1図乃至第4図を参照して、クラン
プ機構C及びナチユラルロツク11(ナチユラル
ロツク10も同様)とプツシユプレート30との
間の位置関係に付き説明する。この点、第1図、
第3図及び第4図はクランプ機構Cのクランプア
ーム2〜9が第1図実線の作動位置でワークWの
クランプ動作を完了し更にナチユラルロツク11
がロツク動作を終えた後の状態を示す。第2図
は、パレツト1より上側が第1図と同じ状態を示
し、下側は説明の便宜上ナチユラルロツク11が
ワークWをアンロツクし更にクランプアーム2〜
9が作動位置でアンクランプした時の状態を示し
ている。
第2図に示すように、各クランプロツド12〜
19のキヤツプc下端は、対応するロツドホルダ
ー22〜29の下端フランジ部fと旋回アーム
32〜39との間の距離dに応じた同一水平面上
にあり、ノーマル状態においては、スプリング
Spによる付勢下限位置、即ち、レールスライド
部1b,1cの下面より僅かに高目のレベルを有
する。
今、治具Jの初期状態として、トランスフアー
マシーンの移送サイクル開始時、ワークWの取付
に先立ち、まだ、クランプアーム2〜9が第1図
実線の角度位置で下限位置に置かれている場合を
考え、この状態の治具Jを投入レールでワーク着
脱ステーシヨンに送り込み、パレツト1の周縁部
をストツパーにより上下方向に対して係止したも
のとする。尚、この時、フツク部材40は第3図
に実線で示す位置Bにあり、引掛爪31も対応し
た位置に初期設定されている。次いで、第2図に
示すように、ワーク着脱ステーシヨンのプツシユ
プレート30がその下限位置としての定位置o
より上限位置uまで上動し、これに連れ、クラ
ンプアーム2〜9もスプリングSpに抗して上限
位置に昇り、同時に、同ステーシヨンの引掛爪3
1がフツク部材40の溝40aに係合して、同部
材40を第3図仮想線の位置Aに押しやり、これ
により、アーム2〜9が第1図仮想線の待避位置
へ回動し、そこで、人手により基準座R1〜R3
にワークWが取付けられる。尚、移送サイクルが
進んで既にワークWがクランプされている場合、
上記プレート30の上動に際し、途中、ナチユラ
ルロツク11が1のレベル位置からアンロツク
動作を開始し、2のレベル位置で完了する。
次いで、爪31の前進に伴ない、フツク部材4
0が第3図のA位置よりB位置に戻され、対応し
たリンク機構Lの作動により、クランプアーム2
〜9が、その上限位置において、第1図実線の作
動位置へ旋回する。
その後、プツシユプレート30が下動し、それ
に連れ、クランプ機構Cのアーム2〜9が下動す
ると共に第4図に示すナチユラルロツク11の押
圧ピン52が定位置から左動し、先ず、cのレ
ベル位置でワークWのクランプが完了し、キヤツ
プc下端はその位置に留まり、次いで、2のレ
ベル位置でロツク動作が始まり、これも1のレ
ベル位置で完了し、従つて、ロツド56の下端部
56bも2の位置に留まる。尚、プツシユプレ
ート30は、第1図の定位置oまで下動し、爪
31もこれと共に下動し、フツク部材40から離
脱する。
こうして、ワークWがクランプ及びロツクされ
た治具Jは加工ライン側のレール上に押出され、
90度起し上げて垂直姿勢をとらされ、各加工ステ
ーシヨンにおいて、適宜な軸頭H…によりワーク
Wの機械加工が施され、再び水平姿勢に戻し、リ
ターンコンベヤからワーク着脱ステーシヨンに戻
され、クランプ時と逆の動作によりワークWがア
ンクランプされ、加工済みのワークWが取外され
る。
本実施例によれば、3個一組のワークWをいず
れも異種形状のものとし、この異種形状のワーク
W1〜W3の各一に付きクランプアーム2〜9を
実質的に3個分割当て、そのワーク形状に応じた
位置に配設している為、3種類のワークW1〜W
3を一つの治具Jで搬送でき、従つて、従来であ
れば3種類の治具を必要とした処を、1種類の治
具Jで済ますことができる為、治具点数のその分
少なくて済む。
また、ワークW1〜W3として同類のパーツを
選んでいる為、加工精度面でのバラツキを可及的
に低減でき、しかも、それらを同車種の部品とれ
ば、アンクランプ後の組立作業も楽になる。
(発明の効果) 以上の説明により明らかな如く、本発明によれ
ば、同じパレツト部材にクランプされる一組のワ
ーク中に異種形状のものを含め、1つのワークを
確実且つ精度よくクランプすることが出来、切削
加工時の加工精度の向上が図れる。
そして、かかるワークのクランプ及びアンクラ
ンプのための作動機構は、パレツト部材下面のス
ライド面より上部の凹所に設けられているため、
ワーク搬送中の他の部材等と干渉を起こすような
ことはなく、又パレツト上面へのスペース的な制
約もなくなつて、搭載するワークの姿勢、形状、
種類等の自由度が増す。
又、このように異種のワークを確実に扱うこと
が出来るため、部分的であれ全体的であれ単にサ
イズのみか形状自体の異なる複数個のワークを同
じ治具にクランプして加工ラインに通すころがで
き、従つて、治具の種類及び点数をその分削減で
きるばかりか、ワークとして同類のパーツを選ぶ
ことにより、加工精度面でのバラツキを可及的に
低減でき、しかも、それらを同一機種の部品とす
れば、アンクランプ後の組立作業も楽になる等多
くの効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例に係るワーク搬送治具
に付き示したもので、第1図はワークをクランプ
した状態を示す搬送治具の平面図、第2図は第1
図の2−2線に沿つた縦断面図、第3図はリンク
機構の平面図、第4図は第1図の4−4線に沿つ
た要部縦断面図である。 尚、図面中、1はパレツト、2〜9はクランプ
アーム、Jは搬送治具、W1〜W3はワークを表
す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 形状の違いにより複数種類に類別可能な一群の
    ワークを複数個ずつまとめ一組として加工ライン
    のトランスフアーマシーン沿いに搬送する為のパ
    レツト部材と、上記一組のワークを該パレツト部
    材上に位置決め固定しておく為の複数のクランプ
    機構とを備えたワーク搬送治具において、前記パ
    レツト部材の上面を高精度に仕上げて基準座を設
    置するとともに、該パレツト部材上面には、異種
    形状の1つのワークに対して少なくとも3ケ所を
    前記基準座に向けて押圧出来るクランプアーム
    と、ワークに加わる水平方向の切削反力を支える
    ナチユラルロツクと、ワークの水平方向の位置決
    めを行う位置決め用部材を設け、又、パレツト部
    材の下面にはスライド部と該スライド部に囲まれ
    る凹所を設けて、スライド面より上部の凹所内に
    前記各クランプアームに固着される各クランプロ
    ツドの下端部、及びこの下端部に連結する各旋回
    アーム、リンクプレートを収容し、各旋回アーム
    は、パレツト部材端部のフツク部材の進退動によ
    つて回動可能とする一方、前記各クランプロツド
    とナチユラルロツクを下方からの押圧によつて上
    下動可能としたことを特徴とするワーク搬送治
    具。
JP18459087A 1987-07-23 1987-07-23 Work conveying jig Granted JPS6427834A (en)

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JP18459087A JPS6427834A (en) 1987-07-23 1987-07-23 Work conveying jig

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