JPH04293837A - 建築物の床構造 - Google Patents

建築物の床構造

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JPH04293837A
JPH04293837A JP8048791A JP8048791A JPH04293837A JP H04293837 A JPH04293837 A JP H04293837A JP 8048791 A JP8048791 A JP 8048791A JP 8048791 A JP8048791 A JP 8048791A JP H04293837 A JPH04293837 A JP H04293837A
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JP
Japan
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floor
floor structure
wiring
piping
building
Prior art date
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Pending
Application number
JP8048791A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Ishii
紘 石井
Hitoshi Mitani
三谷 仁
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、波形に成型された金属
パネル(以下、デッキプレートという。)を用いた建築
物の床構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のデッキプレートを利用した床構造
の一例を図3に示す。図に示すように従来のこの種の床
構造においては、デッキプレート101を建築物の床構
築部に設けた大型の鉄骨梁110上に敷設し、このデッ
キプレート101上部に鉄筋105を配してコンクリー
ト106を打設して床部を構築する。
【0003】その際に、必要な配管や配線(以下、配管
等という)103は、デッキプレート101上において
コンクリート106内に、鉄筋105と共に施工時に埋
設される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の床組
構造ではデッキプレート101を同一平面状に敷設した
いわゆる一層構造としているため、コンクリート106
他の上部構造物の荷重に対してデッキプレート101自
体を補強する必要がある。
【0005】即ち、デッキプレート101は特定方向に
長い波形状を有しており、その強度分布に方向性が生じ
る。このため、前述した大型の鉄骨梁110に加え、各
鉄骨梁110の間で小型の鉄骨梁(以下、小梁という)
111によりデッキプレート101を補助的に支える必
要が生ずる(図4参照)。この小梁111の配設間隔は
、通常の床構造では約2.5〜3.5mのピッチを必要
とする。
【0006】このため、天井裏に小梁111を収納する
ための空間として、天井裏ふところ深さ112が必要と
なり、建築物設計上の制限となっている。これは、特に
高層建築になるほど建物全体の高さも高くなる問題を生
ずる。
【0007】一方、建築物における配管等103は、前
述のように床のコンクリート106内に埋込式に設置さ
れるため、その施工時には鉄筋105等と同時にデッキ
プレート101上に配置する必要があり、コンクリート
106打設時には、これらの配管等103を壊さないよ
うに細心の注意を必要とする。
【0008】加えて、配管等103は一旦コンクリート
106打設後は容易にその配置を変更できない問題があ
る。これは、配管等103の取出し口104が、配管等
の端部を折曲げ加工して床表面に到達する様に構成され
ているためであり、配管等の端部以外での取出しが容易
に行えない問題がある為である。
【0009】このため、後に改装等を行う際に配線や配
管の変更を要する場合には、床のコンクリート106を
破ってこれらを新たに埋設し直す必要がある。また、床
を破らない場合には、配管等103を露出させなければ
ならず露出配管により床に凹凸ができるため、外観上の
見栄えが悪くなり、室内利用上の制限となりさらには安
全上の問題の生ずる場合もある。
【0010】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであり、デッキプレートを使用する床構造の強度を向
上させると共に、配線や配管等の施工工事や改造工事等
を容易に行える建築物の床構造を提供することを目的と
している。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
願請求項1記載の発明は、波形に成型された金属パネル
(デッキプレート)上にコンクリート等の床材を敷設し
てなる建築物の床構造において、前記金属パネルを複数
枚積層し、上下層で接する金属パネルの波方向が互いに
交叉するように配設したものである。
【0012】さらに、請求項2記載の発明は、前記各金
属パネル間における互いの波形状の交叉により生じた隙
間空間を利用して配線若しくは配管を施したものである
【0013】また、請求項3記載の発明は、前記床材部
を貫通し、前記隙間空間と床表面とを連通させる取出孔
を設けて、配線等の施工を更に容易としたものである。
【0014】
【作用】本発明は上記のように構成されているため以下
の作用を奏する。本願請求項1記載の発明によれば、デ
ッキプレートを複数枚積層し、各層のパネルを互いにそ
の波方向が交叉するように積層したことにより、従来の
単層パネルの場合に生ずる強度分布の方向性が互いに補
償される。
【0015】即ち、一般のデッキプレートでは、波形状
一方向であるため、この波形状の山と谷が連なる方向に
ついて一定の補強部材としての小梁が必要であった。
【0016】しかし、本発明では前記波方向が各層パネ
ルで互いに交叉しており、例えば二層のデッキプレート
をその波方向が互いに直交するように重ねれば、一方の
デッキプレートの波方向が他方のデッキプレートの強度
不足を補って補完することとなる。従って、デッキプレ
ートを交叉させた積層構造のみで床構造に高い強度をも
たせることが可能である。
【0017】なお、本発明に使用するデッキプレート単
体については、従来と同形状のものでもよいが、積層構
造とすることによる床構造としての厚み等を考慮して、
波形状の凹凸の高さを相応に低くすることも可能である
。また、デッキプレート層は特に積層数を限定するもの
ではないが、床構造全体の厚みや要求される強度等を考
慮して定めればよい。
【0018】次に、本願請求項2記載の発明では、各層
のデッキプレートの間に生じた隙間空間を利用して配線
若しくは配管スペースとして活用している。即ち、デッ
キプレートは波形状を有するため、上層のデッキプレー
トの凸部の裏側と、下層のデッキプレート凹部の表側と
により、デッキプレート層構造の間に隙間空間が生ずる
。この空間は、デッキプレートの構造上必ず生ずるもの
であり、また床の構築後はいわゆるデッドスペースとな
る空間である。
【0019】本発明では、この隙間空間に配線や配管を
行うことで、デッドスペースの有効活用を図ると共に、
配線等の施工作業の簡易化を図っている。また、改装工
事等においても、新たな配線等を行う場合には、従来の
ように床の配線等の既設部並びに新たな埋設部等をすべ
て壊す必要はなく、必要箇所において床表面からこの隙
間空間に至る貫通孔を設ければ、配線等の施工作業が行
える。
【0020】さらに、本願請求項3記載の発明によれば
、予め床部の必要な箇所に取出孔を設けているため、こ
の取出孔を利用すれば改装工事等において配線施工等の
必要最低限の作業で新たな配線が設置されることとなる
。以下、実施例を通じ本発明を更に詳しく説明する。
【0021】
【実施例】本発明の一実施例を図面を参照して説明する
。図1は、本発明の一実施例にかかる床構造を示すもの
であり、床構築部に組まれた大型の鉄骨梁10上に下部
デッキプレート1と上部デッキプレート2とが重ねて敷
設され、さらにその上部にはコンクリート6が打設され
ている。なお、この図ではコンクリート6内の鉄筋を省
略している。
【0022】この実施例では、ふたつの同様なデッキプ
レート1,2を利用し、これらをその波方向を互いに直
交させて積層している。ここで、下層のデッキプレート
1はx方向に対して剛性があり、上層のデッキプレート
2はy方向に対して剛性がある。
【0023】このため、これらを重ね合わせた積層構造
としたことでx,y両方向に対して剛性のある床構造パ
ネルとなっており、従来の小梁のような補強が不要な構
造となっている。
【0024】この状態を図2を用いて説明すると、デッ
キプレート1,2は大型の鉄骨梁10にのみ支持された
状態で床構造を形成している。即ち、デッキプレート1
の下面側には何等補強部材を設けていないため、その直
下に天井仕上面を形成することができる。このため、従
来例のように天井裏ふところ深さを大きく取る必要が無
く、床構造自体の厚みを抑えることができる。
【0025】また、これらのデッキプレート1,2を交
叉させて積層しているため、両デッキプレート1,2間
に隙間空間3が生じる。このため、この隙間空間3を利
用して必要な配線や配管等を施している(図示せず)。
【0026】これらの、隙間空間3を通じて配設された
配線等は床表面に貫通させて設けた取出し口4から取出
される。なお、下階層の天井裏への配線等とすることも
できることは言うまでもない。この取出し口4は、適当
な箇所に複数設けておけばよく、不使用時には適当なカ
バー部材により開口部を覆っておけばよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る建築
物の床構造によれば、複数のデッキプレートを積層し、
これらのデッキプレートを互いにその波方向を交叉させ
て配設しているため、床構造に必要な強度が向上する利
点がある。
【0028】このため、従来のデッキプレートを利用す
る床構造において必須とされた小梁等が省略できる利点
があり、床構造の構築において小梁の材料並びにその構
築に要する作業工数の低減やコストダウンを図ることが
できる。
【0029】さらに、床構造においてデッキプレート層
を支持する梁のみを設ければよく、従来の天井裏ふとこ
ろ深さ等を最低限に削減し、床構造の全体の厚みを削減
して建物の階高を抑えることで、建物全体の高さを低く
することができ、建築コストを抑えることができる利点
もある。
【0030】加えて、デッキプレート間の隙間空間に配
線や配管を設置できるため、これらの設備工事が容易と
なる利点がある。一方、このような施工時の容易性と共
に、床構築後の配線や配管も容易であり、改築や模様替
え等の際にも、改装工事等が容易に行える利点がある。
【0031】また、予め所定位置に取出し孔を設けるこ
とで、これらの施工工事や改良工事が更に容易に行える
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る床構造を示す説明図で
ある。
【図2】本発明の一実施例に係る床構造の概略断面図で
ある。
【図3】従来の床構造を示す説明図である。
【図4】従来の床構造の概略断面図である。
【符号の説明】
1…デッキプレート(下層)、 2…デッキプレート(上層)、 3…隙間空間、 4…取出し口、 6…コンクリート、 10…鉄骨梁(大型)、 105…鉄筋、

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  波形に成型された金属パネル上にコン
    クリート等の床材を敷設してなる建築物の床構造におい
    て、前記金属パネルが複数枚積層され、上下層で接する
    金属パネル層の波方向が互いに交叉するように配設され
    ていることを特徴とする建築物の床構造。
  2. 【請求項2】  前記各金属パネル間における互いの波
    形状の交叉により生じた隙間空間に、配線若しくは配管
    を施したことを特徴とする請求項1記載の建築物の床構
    造。
  3. 【請求項3】  前記床材部を貫通し、前記隙間空間と
    床表面とを連通させる取出孔を設けたことを特徴とする
    請求項1又は2記載の建築物の床構造。
JP8048791A 1991-03-20 1991-03-20 建築物の床構造 Pending JPH04293837A (ja)

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JP8048791A JPH04293837A (ja) 1991-03-20 1991-03-20 建築物の床構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009149509A1 (en) * 2008-06-13 2009-12-17 Bluescope Steel Limited Panel construction

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009149509A1 (en) * 2008-06-13 2009-12-17 Bluescope Steel Limited Panel construction
AU2009257190B2 (en) * 2008-06-13 2016-02-18 Bluescope Steel Limited Panel construction

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