JPH0429348Y2 - - Google Patents

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JPH0429348Y2
JPH0429348Y2 JP9821587U JP9821587U JPH0429348Y2 JP H0429348 Y2 JPH0429348 Y2 JP H0429348Y2 JP 9821587 U JP9821587 U JP 9821587U JP 9821587 U JP9821587 U JP 9821587U JP H0429348 Y2 JPH0429348 Y2 JP H0429348Y2
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JP
Japan
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drain
cooling
fin
drain pipe
heat
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JP9821587U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、電子冷却装置に係り、特には、ペル
チエ効果を発揮する熱電子素子と、前記熱電子素
子の一方面の付設されて機器内に設けられる冷却
用フインと、前記熱電子素子の他方面に付設され
て前記機器外に設けられる放熱用フインと、前記
冷却用フインから滴下する結露水を受けるドレン
パンと、前記ドレンパン上のドレン水を機器外部
に導出するドレンパイプとを備える電子冷却装置
に関する。
(従来の技術) 従来の熱電子素子を使用する電子冷却装置は、
例えば第3図の断面図に示すような構成となつて
いる。
図において、符号101は直流電圧が印加され
るとペルチエ効果を発揮する熱電子素子であり、
その両面に冷却フイン102と放熱フイン103
とのそれぞれが取り付けられていて、冷却フイン
102を機器104内に、放熱フイン103を機
器104外に位置させている。そして、冷却フイ
ン102を吸熱側とし放熱フイン103を放熱側
とすることにより機器104内を冷却し、それに
伴い冷却フイン102で結露を発生させて除湿を
行うようにしている。105はドレンパンであ
り、冷却フイン102からの結露によるドレン水
を受け、このドレン水はドレンパイプ106を介
して外部に放出されるようになつている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような構成を有する従来例
の場合では、機器104が高冷な外部環境で使用
される場合に、ドレンパイプ106内のドレン水
が凍結して外部に導出されず、その結果ドレンパ
ン105上のドレン水が溢れ出て機器104内の
各種要素を濡らして損傷したり、また機器104
が冷凍輸送コンテナである場合には、輸送物品を
濡らしてしまう問題があつた。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたも
のであつて、機器外部の温度が非常に低い場合に
も、ドレンパイプ内のドレン水が凍結せずスムー
ズに外部に導出される電子冷却装置を提供するこ
とを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、このような目的を達成するために、
冒頭に記載した電子冷却装置において、前記ドレ
ンパイプを前記放熱用フインと伝熱的に接触する
ように配置した構成とした。
(作用) 本考案は、上記構成により、冷却作動時には放
熱フインから熱を与えられることによりドレンパ
イプを通過するドレン水の凍結が防止され、ドレ
ンパン上のドレン水はスムーズに外部に導出され
る。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。第1図は、本考案の実施例に係る電子
冷却装置を使用した計器箱の外観構成を示す斜視
図であり、第2図はその部分断面図である。
図において符号1は、各種計器を収納使用する
機器としての計器箱である。計器箱1の前面の扉
2部分に本考案の電子冷却装置が取り付けられて
いる。電子冷却装置は、ペルチエ効果を発揮する
熱電子素子3と、その熱電子素子3の内面に設け
られ計器箱1内に位置する冷却フイン4と、熱電
子素子3の外面に設けられ計器箱1外に位置する
放熱フイン5と、冷却フイン4を覆うように設け
られるカバー6と、冷却フイン4の下方に設けら
れるドレンパン7と、ドレンパプ7から外部に延
び出すドレンパイプ8とから構成されている。
そして、上記ドレンパイプ8は、放熱フイン5
の下部を挿通するように外部に導出されており、
すなわち放熱フイン5と伝熱的に接触するように
配置されていて、装置が冷却動作を行う際にはド
レンパイプ8は放熱フイン5から熱を与えられる
構成となつている。
次に、この実施例の作用について説明する。
熱電子素子3に直流電圧が印加されると、冷却
フイン4は吸熱作用により計器箱1内を冷却し、
放熱フイン5は放熱作用により計器箱1内の熱を
外部に放熱し、冷却フイン4の温度は下降し、放
熱フイン5の温度は上昇する。そして冷却フイン
4の表面には結露が生じ、その結露水は冷却フイ
ン4面を流下してドレンパン7に溜まり、さらに
ドレンパイプ8を介して外部に流出する。この
時、外部温度が0℃以下であつても、ドレンパイ
プ8には放熱フイン5から熱が与えられて、いわ
ゆる保温状態とされているので、そこを通過する
ドレン水は凍結することがなく、スムーズに外部
に導出される。電子冷却装置が作動する際にのみ
冷却フイン4に結露が発生してドレン水を生じ、
その作動時には放熱フイン5は温度上昇してドレ
ンパイプ8に熱を与える状態となるので、常にド
レン水はドレンパイプ8内で凍結することなく外
部に導出される。
上記実施例においては、ドレンパイプ8が放熱
フイン5を挿通するように設けたが、ドレンパイ
プ8が放熱フイン5に接触してその部分において
熱が与えられ、上記のように通過するドレン水の
凍結が防止される構成であれば、放熱フイン5と
ドレンパイプ8との配置構成は適宜であつてよ
い。
また、上記実施例では、機器を計器箱とした
が、各種電気機器やコンテナとされてもよい。
(考案の効果) 以上のように、本考案によれば、冷却動作時に
は放熱フインから熱が与えられてドレンパイプは
保温状態に保たれるので、ドレン水は凍結するこ
となくドレンパイプを通つて外部に流出し、これ
によつてドレン水が機器内にこぼれて内部要素を
濡らして損傷するようなことが防止できるように
なつた。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図は本考案の実施例に係り、第1
図は本考案を使用する計器箱の外観斜視図、第2
図は同要部断面図である。第3図は従来例を示す
要部断面図である。 1は計器箱(機器)、3は熱電子素子、4は冷
却フイン、5は放熱フイン、7はドレンパン、8
はドレンパイプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ペルチエ効果を発揮する熱電子素子と、 前記熱電子素子の一方面に付設されて機器内に
    設けられる冷却用フインと、 前記熱電子素子の他方面に付設されて前記機器
    外に設けられる放熱用フインと、 前記冷却用フインから滴下する結露水を受ける
    ドレンパンと、 前記ドレンパン上のドレン水を機器外部に導出
    するドレンパイプとを備える電子冷却装置におい
    て、 前記ドレンパイプを前記放熱用フインと伝熱的
    に接触するように配置したことを特徴とする電子
    冷却装置。
JP9821587U 1987-06-25 1987-06-25 Expired JPH0429348Y2 (ja)

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JP9821587U JPH0429348Y2 (ja) 1987-06-25 1987-06-25

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JP9821587U JPH0429348Y2 (ja) 1987-06-25 1987-06-25

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JPS645085U JPS645085U (ja) 1989-01-12
JPH0429348Y2 true JPH0429348Y2 (ja) 1992-07-16

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220018749A (ko) * 2020-08-07 2022-02-15 아이트리드솔루션 주식회사 펠티어 소자를 이용한 냉장고

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220018749A (ko) * 2020-08-07 2022-02-15 아이트리드솔루션 주식회사 펠티어 소자를 이용한 냉장고

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JPS645085U (ja) 1989-01-12

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