JPH04292895A - El素子 - Google Patents

El素子

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JPH04292895A
JPH04292895A JP3056736A JP5673691A JPH04292895A JP H04292895 A JPH04292895 A JP H04292895A JP 3056736 A JP3056736 A JP 3056736A JP 5673691 A JP5673691 A JP 5673691A JP H04292895 A JPH04292895 A JP H04292895A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gold
film
moisture
light
emitting layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP3056736A
Other languages
English (en)
Inventor
広瀬 孝二
Koji Hirose
衣川 一尚
Kazunao Kinugawa
青木 繁彦
Shigehiko Aoki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seikosha KK
Original Assignee
Seikosha KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seikosha KK filed Critical Seikosha KK
Priority to JP3056736A priority Critical patent/JPH04292895A/ja
Publication of JPH04292895A publication Critical patent/JPH04292895A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、EL素子に関する。
【0002】
【従来の技術】EL素子は時計の透明文字板の後側や、
時計の指針に設けられたスリットの後側等に取り付けら
れて、発光文字板や発光指針等として利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、EL素
子の非発光時には、通常クリーム色のEL素子の発光層
の色がそのまま文字板や針のスリットの色として人間の
目に認識され、EL素子を取り付けた製品に外装デザイ
ン上の制約を与えるという問題点があった。とくに製品
に高級感等を与えようとする場合には不向きであるとい
う問題点があった。
【0004】そこで本発明の目的は、EL素子の非発光
時には金色又は銀色を呈するEL素子を提供し、EL素
子を用いた製品に高級感を与え、EL素子の利用分野を
広げることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、透明電極と背面電極との間に発光層を介
在させると共に防湿フィルムにより被覆してなるEL素
子において、金又はアルミニウムのコーティングが施さ
れた透明体が発光層と防湿フィルムとの間に配置されて
いる。
【0006】また、本発明は、透明電極と背面電極との
間に発光層を介在させると共に防湿フィルムにより被覆
してなるEL素子において、金又はアルミニウムのコー
ティングが防湿フィルムの表面に設けられている。
【0007】また、本発明は、透明電極と背面電極との
間に発光層を介在させると共に防湿フィルムにより被覆
してなるEL素子において、片面に透明電極が形成して
ある透明シートの他面に、金又はアルミニウムのコーテ
ィングが施されている。
【0008】また、本発明は、透明電極と背面電極との
間に発光層を介在させると共に防湿フィルムにより被覆
してなるEL素子において、透明シートに形成される透
明電極が金又はアルミニウムによって形成されている。
【0009】これらにおいて、コーティングされた金の
膜厚は0.02〜0.05μmであることが好ましい。
【0010】また、これらにおいて、コーティングされ
たアルミニウムの膜厚は0.02〜0.04μmである
ことが好ましい。
【0011】
【作用】ハーフミラー効果により、非発光時には金色又
は銀色を呈し、発光時には、EL素子の光、例えば青緑
色の光が金又はアルミニウムのコーティング膜を通過し
て、外部に放出される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。◆まず第1実施例を説明する。◆図1にお
いて、発光層1の上側にはITO層を有する透明電極2
、下側には背面電極3が配置され、透明電極2の上側及
び背面電極3の下側には捕水フィルム5が配設されてい
る。そして上側の捕水フィルム5の上には、金又はアル
ミニウムのコーティングが施された透明シートフィルム
6が取り付けられている。
【0013】ここに、透明シートフィルム6について説
明する。◆コーティング膜厚を厚くすると、EL素子の
光の透過率が減少するので、EL素子の発光の絶対輝度
及び電圧を増加して輝度を増した場合の寿命等の関係よ
り、少なくとも透過率10%以上が必要である。従って
、EL発光面の前面に金属コーティングガラスを置いた
ときのコーティング金属の膜厚とEL素子の光の透過率
との関係を示す図5のグラフにより、膜厚は、金を用い
た場合に0.05μm以下、アルミニウムを用いた場合
に0.04μm以下が好ましい。
【0014】一方、金またはアルミニウムをコーティン
グしたフィルムを、ハーフミラー効果により、人の目で
、金色又は銀色として認識できるためには、EL素子の
波長520nmのとき少なくとも反射率40%が必要で
ある。図6はコーティング金属の膜厚と反射率との関係
を示したグラフであり、反射率40%以上となるために
は、膜厚は、金又はアルミニウムを用いた場合のいずれ
においても、0.02μm以上が必要である。
【0015】従って、金を用いた場合には、膜厚は0.
02〜0.05μmの範囲であることが好ましく、アル
ミニウムを用いた場合には、膜厚は0.02〜0.04
μmの範囲であることが好ましい。◆なおクロムも銀色
を出すことができるが、図6に示すように、反射率がア
ルミニウムの場合に比して低く、また透過率10%以上
を得るためにはアルミニウムの場合に比して膜厚を小さ
くしなければならないので、銀色を出すためのコーティ
ング材としては好ましくない。また銀は耐蝕性の点で不
適である。従って銀色を出すためにはアルミニウムが最
も適している。
【0016】また、金は、図7のコーティング金属の波
長−透過率特性において、波長500nm付近で高い透
過率を示すが、これは、図8に示す一般的なELの発光
スペクトル特性(このようなスペクトル特性を持つEL
が最も発光寿命が長く、一般的に使用される)の主スペ
クトルと一致し、銀等に比し効率よくEL素子の発光を
透過することが可能である。
【0017】透明シートフィルム6は、金又はアルミニ
ウムがコーティングされる面と反対側の面に接着層とな
るホットメルト層(図示せず。)が設けてあり、透明シ
ートフィルム6はこのホットメルト層を介して捕水フィ
ルム5に固着される。そしてこれら全ては上側及び下側
の防湿フィルム7,7により被覆され、水分等の浸入が
防止されている。
【0018】このように構成され、透明電極2と背面電
極3との間に電圧を印加すると、発光層1が発光し、そ
の光が、透明シートフィルム6の金又はアルミニウムの
コーティング膜を透過して、外部に放出され、これが組
込まれた製品をEL素子の光、例えば青緑色の光で明る
く照明し、非発光時には、ハーフミラー効果により、透
明シートフィルム6の金又はアルミニウムのコーティン
グ膜が、金色又は銀色を呈し、これが組込まれた製品に
優れた装飾性及び高級感を与える。
【0019】本実施例において、金又はアルミニウムが
コーティングされた透明シートフィルム6を捕水フィル
ム5と防湿フィルム7との間に配置したが、透明電極2
と捕水フィルム5との間に配置する等、発光層1と防湿
フィルム7との間のいずれかの位置に配置することがで
きる。
【0020】次に第2実施例を説明する。◆図2におい
て、発光層1の上側にはITO層を有する透明電極2、
下側には背面電極3が配置され、透明電極2の上側及び
背面電極3の下側には捕水フィルム5が配置されている
。そしてこれらは上側及び下側の防湿フィルム27,2
7で被覆されている。そして、上側の防湿フィルム27
の上に、金又はアルミニウムのコーティングが施された
透明シートフィルム26が、接着層となるホットメルト
層(図示せず。)により固着されている。透明シートフ
ィルム26にコーティングしてある金又はアルミニウム
の膜厚等は、第1実施例と同様である。◆第2実施例は
このように構成してあり、第1実施例と同様の効果を得
ることができる。
【0021】この第2実施例では金又はアルミニウムの
コーティングが施された透明シートフィルム23を防湿
フィルム27に固着したが、防湿フィルムに直接、金又
はアルミニウムのコーティングを施してもよい。◆第1
,2実施例では、金又はアルミニウムのコーティングが
施される透明体として、透明シートフィルムを用いたが
、透明なプラスチック板,ガラス板等を用いてもよい。
【0022】次に第3実施例を説明する。◆図3におい
て、透明電極が形成される基材フィルム32aの下面に
はITO層による透明電極層32bが形成してあり、基
材フィルム32aの上面には金又はアルミニウムのコー
ティング32cが直接、施してある。コーティングして
ある金又はアルミニウムの膜厚等は、第1実施例と同様
である。このように構成された透明電極32が発光層の
一方の面に取り付けられ、また発光層の他方の面に背面
電極が取り付けられ、これらの外側に捕水フィルムが取
り付けられ、さらにこれらが防湿フィルムで被覆されて
いる(図示省略)。◆この構成によっても、第1実施例
と同様の効果を得ることができる。
【0023】次に第4実施例を説明する。◆図4におい
て、透明電極が形成される基材フィルム42aの下面に
は透明電極層として用いられるITO層の替わりに、金
又はアルミニウムのコーティング42bが直接、施して
ある。コーティングしてある金又はアルミニウムの膜厚
等は、第1実施例と同様である。このように構成された
透明電極42が発光層の一方の面に取り付けられ、また
発光層の他方の面に背面電極が取り付けられ、これらの
外側に捕水フィルムが取り付けられ、さらにこれらが防
湿フィルムで被覆されている(図示省略)。
【0024】この構成でも、第1実施例と同様の効果を
得ることができ、またITO層の替わりに金又はアルミ
ニウムのコーティング層を用いるため、製造コストを低
減することができる。◆上記第1〜4実施例では、捕水
フィルムが設けられているが、本発明は捕水フィルムが
設けられていないEL素子にも無論適用できる。
【0025】
【発明の効果】本発明はこのように構成してあるため、
発光時にはコーティング膜を通して光を放出し、非発光
時にはハーフミラー効果により、金色又は銀色を呈しE
L素子の存在感がなくなり、これによりEL素子を用い
た製品に高級感を与え、EL素子の利用分野を広げるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のEL素子の断面図である
【図2】本発明の第2実施例のEL素子の断面図である
【図3】本発明の第3実施例の透明電極の断面図である
【図4】本発明の第4実施例の透明電極の断面図である
【図5】コーティング金属の膜厚とEL素子の光の透過
率との関係図である。
【図6】コーティング金属の膜厚と反射率との関係図で
ある。
【図7】コーティング金属の波長−透過率特性図である
【図8】一般的なELの発光スペクトル特性図である。
【符号の説明】
1              発光層2,32,42
  透明電極 3              背面電極6,26  
      金又はアルミニウムのコーティングが施さ
れた透明体 7,27        防湿フィルム32a,42a
  透明シート

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  透明電極と背面電極との間に発光層を
    介在させると共に防湿フィルムにより被覆してなるEL
    素子において、金又はアルミニウムのコーティングが施
    された透明体が上記発光層と上記防湿フィルムとの間に
    配置されていることを特徴とするEL素子。
  2. 【請求項2】  透明電極と背面電極との間に発光層を
    介在させると共に防湿フィルムにより被覆してなるEL
    素子において、金又はアルミニウムのコーティングが上
    記防湿フィルムの表面に設けられていることを特徴とす
    るEL素子。
  3. 【請求項3】  透明電極と背面電極との間に発光層を
    介在させると共に防湿フィルムにより被覆してなるEL
    素子において、片面に透明電極が形成してある透明シー
    トの他面に、金又はアルミニウムのコーティングが施さ
    れていることを特徴とするEL素子。
  4. 【請求項4】  透明電極と背面電極との間に発光層を
    介在させると共に防湿フィルムにより被覆してなるEL
    素子において、透明シートに形成される透明電極が金又
    はアルミニウムによって形成されていることを特徴とす
    るEL素子。
  5. 【請求項5】  請求項1乃至4のいずれか1つにおい
    て、上記コーティングされた金の膜厚は0.02〜0.
    05μmであることを特徴とするEL素子。
  6. 【請求項6】  請求項1乃至4のいずれか1つにおい
    て、上記コーティングされたアルミニウムの膜厚は0.
    02〜0.04μmであることを特徴とするEL素子。
JP3056736A 1991-03-20 1991-03-20 El素子 Pending JPH04292895A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030036089A (ko) * 2001-11-02 2003-05-09 세이코 엡슨 가부시키가이샤 전기 광학 장치 및 그 제조 방법과 전자 기기

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