JPH0429269Y2 - - Google Patents

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JPH0429269Y2
JPH0429269Y2 JP1987098569U JP9856987U JPH0429269Y2 JP H0429269 Y2 JPH0429269 Y2 JP H0429269Y2 JP 1987098569 U JP1987098569 U JP 1987098569U JP 9856987 U JP9856987 U JP 9856987U JP H0429269 Y2 JPH0429269 Y2 JP H0429269Y2
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loop
wire
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electromagnetic induction
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、電磁誘導発破用電気雷管に関するも
のであり、特に電磁誘導発破用として作業性が良
く、不発が少ないループ部の改良に関するもので
ある。
(従来の技術) 電気雷管の結線方法は、結線間違いが少ないこ
と、斉発性が良いこと等の理由から、直列結線す
るのが普通である。しかし直列結線では水分の多
い場所や、水中などでは結線部からの漏電により
不発が発生し易いこともあるので、電気雷管の脚
線と発破母線との間を直接結線しない発破方式が
ある。
そのような発破方式としては、たとえば特開昭
60−86400号公報に記載されているような、いわ
ゆる電磁誘導発破法が知られている。この電磁誘
導発破法は、環状の磁性体より成るトランスコア
に発破母線および電気雷管の脚線をループ状に通
しておき、発破母線に通電することにより雷管側
の脚線に電磁誘導により電流を誘起させて電気雷
管を発火させるものである。また電磁誘導発破用
電気雷管は、ループ部を電気雷管に接続されてい
る脚線を利用して構成するのが実開昭61−78839
号公報および実開昭61−64137号公報に記載され
ており、この電気雷管のうち代表的なものを第4
図に示す。即ち、この電気雷管は、雷管本体1に
接続された脚線2の端末を外部に対して絶縁され
た金属圧着端子3によりループ部4を形成するよ
うに接続したものである。
(考案が解決しようとする問題点) このように従来の電磁誘導発破用電気雷管はル
ープ部を電気雷管の脚線を以つて形成しているこ
とから、使用時に脚線をループ状に開く必要があ
るとともに、脚線の芯線の曲げ強度が弱いため、
一度開いたループ部が外力等により閉じてしまう
ことがあつた。このため、母線と脚線ループ部と
をトランスコアに通す時に、脚線ループ部の開き
忘れ、開き損ない等によりループ部がトランスコ
アに磁気結合されず、したがつて母線に通電した
ときに電気雷管に電力が供給されず不発となる欠
点があつた。
本考案の目的は、これらの従来技術の問題点を
解決する為に電磁誘導発破用電気雷管の脚線ルー
プ部を特殊の構成とすることによつて母線および
脚線ループ部のトランスコアを介しての電磁的結
合を容易にかつ、確実に行うことのできる電磁誘
導発破用電気雷管を提供することにある。
(問題点を解決するための手段および作用) 本考案の電磁誘導発破用電気雷管は、雷管本体
と、この雷管本体に接続させた一対の脚線と、両
端がこれらの脚線の遊端に接続され、自己の曲げ
強度剛性によりループ形状を保つことができる弾
性材料からなる導電性のワイヤによつて構成され
たループ部とを有することを特徴とするものであ
る。
このような本考案の電気雷管においては、自己
の曲げ強度によりループ形状を保つことができる
ループ部の導線に脚線を接続するようにしたた
め、トランスコアとの電磁的結合を確実かつ容易
に行うことができる。
〔実施例〕
第1図は本考案の電気雷管の一例の全体の構成
を示す線図であり、第2図はその一部分の拡大図
である。
第1図および第2図において、本考案の電磁誘
導発破用電気雷管は、電橋、点火薬、起爆薬等を
含む雷管本体1、この雷管本体の電橋に接続され
た脚線2およびこの脚線に接続部3を介して接続
されたループ部4を具えている。このループ部4
は自己の曲げ強度によりループ形状を保持するこ
とができるものである。したがつてこのループ部
4を電磁誘導を行うためのトランスコア11に容
易かつ確実に通すことができる。このトランスコ
ア11は、例えば第1図に示すように、2分割し
たトランスコアを用い、これらを母線12と一緒
にループ部4を挟み込むように合体して電磁結合
することができるものとすることができる。
第2図に示すようにループ部4は導線4aと、
その外周に設けた絶縁被覆4bとを以つて構成
し、導線の剛性または絶縁被覆の剛性またはこれ
ら両者の剛性によつてループ形状を保つことがで
きるように構成する。また、脚線2は芯線2a,
2bと、これらを覆う絶縁被覆2c,2dとを以
つて構成する。一方の芯線2aとループ部4の導
線4aの一端とを圧着端子3aを用いて接続する
とともに他方の芯線2bと導線4aの他端とを同
じく圧着端子3bによつて連結する。これらの圧
着端子3aおよび3bを互いに電気的に絶縁する
とともに外部から絶縁するために絶縁被覆3cを
被着する。
ループ部4を構成する導線4aの材質としては
曲げ強度が強くかつ電気抵抗の小さいものであれ
ば特に限定されないが、これらの特性を満たすと
ともに加工性にも優れたものとしては銅材、アル
ミ材、鉄材などを用いることができる。
このように、本考案においては、自己の曲げ強
度剛性によつてループ形状を維持することができ
る弾性材料より成る導電性のワイヤを以てループ
部4を構成し、このワイヤの両端を一対の脚線2
の遊端に接続する。
また、脚線2とループ部4との接続方法は特に
限定されないが、加工性、作業性、経済性の良い
方が好ましく、例えば第2図に示したような金属
圧着端子や、ネジリ合せ等の方法が用いられる。
また接続の方法として他の例えばループ部4の導
線4aの両端、或いは全体の断面形状を電気雷管
脚線2の芯線2aおよび2bが入る大きさの中
空、溝または折り代を有する形状として雷管脚線
と圧着接続してもよい。さらに、接続部3におけ
る絶縁被覆3cはループ部4と脚線2の圧着端子
3a,3bが、完全に絶縁されれば特に限定され
ないが絶縁の確実性等を考慮し、例えば合成樹脂
にてシールドすることが好ましいが、絶縁塗料等
で被覆するなど通常の絶縁被覆を行つてもよい。
また、ループ部4の曲げ強度剛性が十分であれ
ば接続部3における絶縁被覆3cは第2図に示し
たようにループ部導線4aの両端と電気雷管の脚
線の芯線2a及び2bを一まとめにしなくても、
導線4aの片端と芯線2aとの接続部及び導線4
aの他の片端と芯線2bとの接続部にそれぞれ
別々の絶縁被覆を行つてもよい。
次に、ループ部4を構成する導線4aおよび絶
縁被覆4bの断面形状について説明する。
第3図a〜dはループ部4の幾つかの実施例の
断面形状を示すものである。第3図aに示す例で
は円形断面の導線4aの周囲に絶縁被覆4bを被
着したものであり,第3図bに示す例では、中空
の導線4aの外周に絶縁被覆4bを被着したもの
である。このように中空の導線4aを用いるとき
は、その中に脚線の芯線を挿入して圧着できるの
で、より確実に接続することができる。第3図c
はV字状の断面形状を有する導線4aの外側に絶
縁被覆4bを被着したもので、第3図dは同じく
V字状断面の導線4aをチユーブ状の絶縁被覆4
bに通したものである。このように断面がV字状
の導線を用いることにより曲げ強度剛性を高める
ことができる。ループ部4の太さは、トランスコ
ア11中に数本のループ部4を入れることがで
き、かつ十分な曲げ強度剛性が得られるものであ
ればどのような太さであつてもよい。例えば、第
3図aに示す例では一般的に広く使用されている
脚線の芯線2a及び2bの直径の0.4〜0.45mmよ
りも太い0.6〜1.2mm程度の直径のものが好まし
い。本考案によるループ部4の構成は上述した例
に限られるものではなく、十分な曲げ強度剛性が
得られるものであればどのような構造のものであ
つてもよい。
また、絶縁被覆4bの材質は、例えばビニール
等の合成樹脂とするのが好適であるが、導線4a
を絶縁、保護できればどのような材質であつても
よく、断面形状については、第3図a〜cに示す
ように導線4aの外側の表面全体を被覆する形状
であつてもよく、また第3図dに示すようにビニ
ルチユーブ等のように導線4aの外側表面との間
に隙間がある形状であつてもよい。さらにループ
部4の形状については第1図において一例として
円型を示したが、トランスコア11と母線12と
を電磁的に結合できるものであれば、特に大きさ
や形状は限定されず、四角形、三角形、楕円形等
でもよく、作業性、取扱性、加工性を考慮して適
宜決めることができる。例えば、第1図に示す実
施例ではループ部4の直径は5cm程度で断面の直
径は2mm程度である。
(考案の効果) 以上のような本考案の電磁誘導発破用電気雷管
においては、自己の曲げ剛性によりループ形状を
保持し得るループ部を用いるため次のような特長
を有している。
(1) 従来の電磁誘導発破用電気雷管と比較し、脚
線ループ部が常に開いており開き忘れがない。
(2) 従来の電磁誘導発破用電気雷管と比較し、脚
線ループ部が自己の曲げ強度剛性により常にル
ープ形状を保ち、外力によりループが閉じるこ
とがないので作業性が良い。
(3) 従来の電磁誘導発破用電気雷管と比較し、脚
線ループ部が常に開いていることにより脚線の
トランスコアとの結合状態の視認性が良い。
以上の特長により電磁誘導発破用電気雷管脚線
ループ部を母線とともにトランスコアに電磁的に
結合する場合に、脚線ループ部の変形、開き忘れ
および見落としによる結線不良による不発発生を
なくすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の電磁誘導発破用電気雷管の
一例の全体の構成を示す線図、第2図は同じくそ
のループ部付近の拡大断面図、第3図a,b,c
およびdはループ部の幾つかの実施例の断面構造
を示す横断面図、第4図は従来の電磁誘導発破用
電気雷管を示す線図である。 1……雷管本体、2……脚線、2a,2b……
脚線芯線、2c,2d……脚線絶縁被覆、3……
接続部、3a,3b……圧着端子、3c……接続
部絶縁被覆、4……ループ部、4a……ループ部
導線、4b……ループ部絶縁被覆、11……トラ
ンスコア、12……母線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 雷管本体と、この雷管本体に接続された一対の
    脚線と、両端がこれらの脚線の遊端に接続され、
    自己の曲げ強度剛性によりループ形状を保つこと
    ができる弾性材料からなる導電性のワイヤによつ
    て構成されたループ部とを有することを特徴とす
    る電磁誘導発破用電気雷管。
JP1987098569U 1987-06-29 1987-06-29 Expired JPH0429269Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6086400A (ja) * 1983-10-19 1985-05-15 日本油脂株式会社 電気発破方法及び電気発破装置

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JPS6164137U (ja) * 1984-09-29 1986-05-01

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JPS6086400A (ja) * 1983-10-19 1985-05-15 日本油脂株式会社 電気発破方法及び電気発破装置

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