JPH04291339A - 光像形成材料 - Google Patents

光像形成材料

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JPH04291339A
JPH04291339A JP5695991A JP5695991A JPH04291339A JP H04291339 A JPH04291339 A JP H04291339A JP 5695991 A JP5695991 A JP 5695991A JP 5695991 A JP5695991 A JP 5695991A JP H04291339 A JPH04291339 A JP H04291339A
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JP
Japan
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group
photoimage
forming material
aniline derivative
alkyl group
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Application number
JP5695991A
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English (en)
Inventor
Naoto Yanagihara
直人 柳原
Toshiaki Endo
俊明 遠藤
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプルーフ紙、プリントア
ウト紙、オーバーレイフイルム等に用いることのできる
光像形成材料に関するものであり、特に熱定着可能なロ
イコ染料系光像形成材料に関するものである。更に詳し
くは、使用前のカブリが少なく、発色画像の濃度が高く
かつ、安定性に優れた光像形成材料に関する。
【0002】
【従来技術】従来、プルーフ紙、プリントアウト紙、オ
ーバーレイフイルム等の用途に用いることのできる光像
形成材料は、画像露光することで感光部分が可視化され
るいわゆるフリ−ラジカル写真として、多くの写真的応
用がなされてきている。これに関して特に有効なものは
、光酸化剤を使って各種のロイコ染料をその対応する染
料にラジカル酸化発色する方法である。これらは光に対
して感受性であるが故に露光により染料画像を形勢させ
た後においても通常の室内光線、太陽光又は白色光にさ
らされた場合に色形成がおこる。そこで画像露光後定着
を行うという方法がいくつか提案されている。その中で
、ロイコ染料と光酸化剤とが一緒にマイクロカプセル中
に内包されており、かつ該マイクロカプセルの外側に還
元剤を存在させてなる光像形成材料を見出した(特願昭
62−259111号)。しかしながら、このような光
像形成材料において、長期間の保存中、使用前に発色す
る(カブリが出る)という問題があることが判った。
【0003】
【発明の目的が解決しようとする課題】従って、本発明
の目的は、使用前のカブリが少なく、発色画像の濃度が
高くかつ、安定性に優れた光像形成材料を提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、少なく
とも、■酸化発色可能なロイコ染料と光酸化剤を内包し
たマイクロカプセル、及び■還元剤を含有する塗布層を
支持体上に形成した光像形成材料において、該マイクロ
カプセルにアニリン誘導体が内包されていることを特徴
とする光像形成材料によって達成された。
【0005】本発明に係るアニリン誘導体のうち、窒素
原子の少なくとも1つはアルキル基で置換されているこ
とが好ましい。また、アニリン誘導体がベンゼン環上に
置換基を有していないか、アルキル基、アルコキシ基、
ハロゲン原子、置換アミノ基を有していることが好まし
い。本発明に係るアニリン誘導体のうち、下記一般式〔
1〕で表されるアニリン誘導体が好ましい。 一般式〔1〕
【0006】
【化1】
【0007】(式中、R1 はアルキル基を、R2 は
水素原子、アルキル基、アラルキル基、アリール基を、
R3 、R4 およびR5 は同一でも異なっていても
よく水素原子、アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原
子、置換アミノ基を表す。R1 、R2 はR3 、R
4 、R5 などと互いに結合してベンゼン環と縮合し
ていてもよい。)
【0008】一般式〔1〕において、
R1 で示される置換基のうち、炭素原子数1〜16の
アルキル基が好ましい。この基はさらに炭素原子数1〜
4のアルコキシ基、炭素原子数6〜12のアリールオキ
シ基で置換されていてもよい。特には、炭素原子数1〜
10のアルキル基、炭素原子数2〜12のアルコキシア
ルキル基、炭素原子数7〜12のアリールオキシアルキ
ル基が好ましい。
【0009】一般式〔1〕において、R2 で示される
置換基のうち、水素原子、炭素原子数1〜16のアルキ
ル基、炭素原子数7〜16のアラルキル基、炭素原子数
6〜12のアリール基が好ましい。特には、炭素原子数
1〜8のアルキル基、炭素原子数7〜10のアラルキル
基が好ましい。これらの基はさらにアルコキシ基、ハロ
ゲン原子、アルキル基、シアノ基などで置換されていて
もよい。R1 およびR2 は互いに結合してヘテロ原
子や不飽和結合を有する環状構造を形成していてもよい
。R1 およびR2 はR3 、R4 、R5 などと
互いに結合してベンゼン環と縮合していてもよい。
【0010】一般式〔1〕において、R3 、R4 お
よびR5 で示される置換基のうち、水素原子、炭素原
子数1〜12のアルキル基、炭素原子数6〜12のアリ
ール基、炭素原子数7〜12のアラルキル基、炭素原子
数1〜25のアルコキシ基、炭素原子数6〜10のアリ
ールオキシ基、塩素原子、炭素原子数1〜20の置換ア
ミノ基が好ましい。これらの基は更に置換基を有してい
てもよく、置換基としてはアルキル基、アルコキシ基、
アリールオキシ基、ハロゲン原子などが好ましい。アニ
リン誘導体の安定性の点からは、特には、R3 、R4
 およびR5 として水素原子、炭素原子数1〜10の
アルキル基、炭素原子数6〜10のアリール基、炭素原
子数7〜12のアラルキル基、炭素原子数1〜15のア
ルコキシ基、炭素原子数7〜15のアリールオキシアル
コキシ基が好ましい。具体的には、水素原子、メチル基
、エチル基、t−ブチル基、ベンジル基、メトキシ基、
エトキシ基、オクチルオキシ基、2−フエノキシエトキ
シ基、2−(p−ジメチルアミノフエノキシ)エトキシ
基、2−(p−ジエチルアミノフエノキシ)エトキシ基
などが好ましい。
【0011】R3 とR4 、R4 とR5 、R5 
とR6 およびR6 とR7 は互いに結合し、ベンゼ
ン環と縮合した環状構造を形成していてもよい。
【0012】一般式〔1〕で示されるアニリン誘導体の
使用量としてはモル比でロイコ染料に対し、0.001
〜10.0が好ましく、特には、0.005〜5.0が
好ましい。
【0013】本発明に係るアニリン誘導体は単独で用い
ても、混合して用いてもよい。
【0014】以下に本発明による一般式〔1〕の化合物
の具体例を挙げるが、本発明がこれらに限定されるもの
ではない。N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチ
ルアニリン、N,N−ジブチルアニリン、N,N−ジベ
ンジルアニリン、N,N−ジメチル−p−トルイジン、
N,N−ジメチル−m−トルイジン、N,N−ジメチル
−o−トルイジン、N,N−ジエチル−p−トルイジン
、N,N−ジエチル−m−トルイジン、N,N−ジエチ
ル−o−トルイジン、N,N−ジメチル−p−アニシジ
ン、N,N−ジメチル−m−アニシジン、N,N−ジメ
チル−o−アニシジン、N,N−ジエチル−p−アニシ
ジン、N,N−ジエチル−m−アニシジン、N,N−ジ
エチル−o−アニシジン、N,N−ジメチル−p−フエ
ネチジン、N,N−ジメチル−m−フエネチジン、N,
N−ジエチル−p−フエネチジン、N,N−ジエチル−
m−フエネチジン、N,N−ジエチルアミノ−m−オク
チルオキシベンゼン、m−ピペリジニルエトキシベンゼ
ン、m−ピペリジノエトキシベンゼン、p−モリホリノ
メトキシベンゼン、ジュロリジン、(p−N,N−ジエ
チルアミノフエニル)フエニルメタン、N−メチルアニ
リン、N−エチルアニリン、N−ブチルアニリン、N−
メチル−N−エチルアニリン、N−メチル−N−ベンジ
ルアニリン、N−エチル−N−ベンジルアニリン、N−
エチル−N−(2−エトキシエチル)アニリン、4−メ
トキシジフエニルアミン、4−メトキシジフエニルエチ
ルアミン、6−エトキシ−1,2,3,4−テトラヒド
ロ−2,2,4−トリメチルキノリン、6−エトキシ−
1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチルキノリン、
N−エチル−6−エトキシ−1,2−ジヒドロ−2,2
,4−トリメチルキノリン、N−フエニル−6−エトキ
シ−1,2−ジヒドロ−2,2,4−トリメチルキノリ
ン、1,2−ビス(m−ジメチルアミノフエノキシ)エ
タン、1,2−ビス(m−ジエチルアミノフエノキシ)
エタン、1,3−ビス(m−ジエチルアミノフエノキシ
)プロパンなどが挙げられる。
【0015】本発明に係るロイコ染料としては、例えば
米国特許3445234号明細書に記載されているもの
が好ましく、ここに参照として記載する。 (A)  アミノトリアリ−ルメタン、アミノキサンテ
ン、アミノチオキサンテン、アミノ−9,10−ジヒド
ロアクリジン、アミノフェノキサジン、アミノフェノチ
アジン、アミノジヒドロフェナジン、アミノジフェニル
メタン、ロイコインダミン、 (B)  アミノヒドロ桂皮酸(シアノエタン、ロイコ
    メチン)、ヒドラジン、ロイコインジゴイド染
料、アミノ−2,3−ジヒドロアントラキノン、テトラ
ハロ−p,p, −ビフェノ−ル、2−(p−ヒドロキ
シフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾ−ル、フェ
ネチルアニリン。これらのロイコ形の中で(A)は1個
の水素原子を失うことにより、(B)は2個の水素原子
を失うことにより母体染料を生成する。
【0016】具体的には、トリス(4−ジメチルアミノ
フエニル)メタン、トリス(4−ジエチルアミノフエニ
ル)メタン、トリス(4−ジエチルアミノ−2−メチル
フエニル)メタン、ビス(4−ジエチルアミノフエニル
)−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフエニル)メタ
ン、ビス(4−ジエチルアミノ−2−メチルフエニル)
−(4−ジエチルアミノフエニル)メタン、ビス(1−
エチル−2−メチルインド−ル−3−イル)−フエニル
メタン、2−N−(3−トリフルオロメチルフェニル)
−N−エチルアミノ−6−ジエチルアミノ−9−(2−
メトキシカルボニルフェニル)キサンテン、2−(2−
クロロフェニル)アミノ−6−ジブチルアミノ−9−(
2−メトキシカルボニルフェニル)キサンテン、2−ジ
ベンジルアミノ−6−ジエチルアミノ−9−(2−メト
キシカルボニルフェニル)キサンテン、ベンゾ〔a〕−
6−N,N−ジエチルアミノ−9−(2−メトキシカル
ボニルフェニル)キサンテン、2−(2−クロロフェニ
ル)−アミノ−6−ジブチルアミノ−9−(2−メチル
フェニルカルボキサミドフェニル)キサンテン、3,6
−ジメトキシ−9−(2−メトキシカルボニル)−フェ
ニルキサンテン、ベンゾイルロイコメチレンブル−、3
,7−ビス−ジエチルアミノフェノキサジン等を挙げる
ことができる。
【0017】本発明の光像形成材料に使用できる好まし
い光酸化剤は通常不活性であるが、可視光線、紫外線、
赤外線、X線のような活性輻射線に露光されると、ロイ
コ染料をその発色型に酸化する化学種を生ずるものであ
る。代表的な光酸化剤としては、特公昭62−3972
8号、特公昭63−2099号記載の2,4,5−トリ
アリ−ルイミダゾ−ル二量体の如きロフィンダイマ−化
合物、米国特許3282693号記載の2−アジドベン
ゾオキサゾ−ル、ベンゾイルアジド、2−アジドベンズ
イミダゾ−ルの如きアジド化合物、米国特許36155
68号記載の3’ −エチル−1−メトキシ−2−ピリ
ドチアシアニンパ−クロレ−ト、1−メトキシ−2−メ
チルピリジニウム−p−トルエンスルホネ−ト等のピリ
ジニウム化合物、N−ブロモサクシンイミド、トリブロ
モメチルフェニルスルホン、2−トリクロロメチル−5
−(p−ブトキシスチリル)−1,3,4−オキサジア
ゾ−ル、2,6−ジトリクロロメチル−4−(p−メト
キシフェニル)−トリアジン等の有機ハロゲン化合物、
日本写真学会1968年春季研究発表会講演要旨55ペ
−ジ記載のアジドポリマ−等を挙げることができる。こ
れらのうちロフィンダイマ−化合物及び有機ハロゲン化
合物が好適で、更に両者の併用が高感度化を実現できる
ので最適である。本発明の光像形成材料の製造にあたっ
ては、ロイコ染料と光酸化剤とをモル比で10:1〜1
:10の割合で混合するとよく、更に好ましい混合比は
2:1〜1:2である。
【0018】本発明において好ましいカプセルは、常温
ではマイクロカプセル壁の物質隔離作用によりカプセル
内外の物質の接触を妨げ、ある温度以上に加熱された時
のみ物質の透過性が上がるものである。この現象は、カ
プセル壁材、カプセル芯物質、添加剤を適宜選ぶことに
より、その透過開始温度を自由にコントロ−ルすること
ができる。この場合の透過開始温度は、カプセル壁のガ
ラス転移温度に相当するものである。カプセル壁固有の
ガラス転移温度を制御するには、カプセル壁形成剤の種
類を変えることが必要である。本発明において使用し得
る壁材料としては、ポリウレタン、ポリウレア、ポリア
ミド、ポリエステル、ポリカ−ボネ−ト等が挙げられ、
この中で特にポリウレタン及びポリウレアが好ましい。 本発明で使用するマイクロカプセルは、ロイコ染料及び
光酸化剤等の光像形成物質を含有した芯物質を乳化した
後、その乳化油滴の周囲に高分子物質の壁を形成して作
られる。この場合壁を形成するリアクタントを油滴の内
部及び/又は油滴の外部に添加する。
【0019】上記の光像形成物質を溶解する有機溶剤と
しては高沸点オイルが用いられ、具体的にはリン酸エス
テル、フタル酸エステル、アクリル酸エステル、メタク
リル酸エステル、その他のカルボン酸エステル、脂肪酸
アミド、アルキル化ビフェニル、アルキル化タ−フェニ
ル、アルキル化ナフタレン、ジアリ−ルエタン、塩素化
パラフィン等が挙げられる。本発明においては、上記の
有機溶剤に低沸点の補助溶剤を加えることもできる。補
助溶剤の具体例としては、酢酸エチル、酢酸イソプロピ
ル、酢酸ブチル、メチレンクロライド、シクロヘキサノ
ン等が挙げられる。乳化油滴を安定に作るために、水相
に保護コロイドや界面活性剤を添加することができる。 保護コロイドとしては、一般的に水溶性高分子が使用可
能である。
【0020】本発明においては、マイクロカプセルのサ
イズは、特に画像の解像度向上及び取り扱い性の点から
体積平均で20μ以下が好ましく、更に好ましくは4μ
以下である。
【0021】本発明の光像形成材料において、使用前の
安定性を更に付与するために酸化防止剤をマイクロカプ
セル中に含有させることができる。酸化防止剤としては
フエノ−ル系化合物、ハイドロキノン系化合物、カテコ
−ル系化合物などがこのましい。具体的には、2、6−
ジ−t−ブチル−4−メチルフエノ−ル、2、4、6−
トリ−t−ブチルフエノ−ル、  2、5−ジ−t−ブ
チルハイドロキノン、2、3−ジ−t−ブチルハイドロ
キノン、2、5−ジ−t−オクチルハイドロキノン、2
、5−ジ−t−アミルハイドロキノン、3、6−ジ−t
−ブチルカテコ−ルなどが挙げられる。本発明の光像形
成材料の製造にあたり、光酸化剤と酸化防止剤とをモル
比で10:0.001〜10:2の割合で混合するとよ
く、更に好ましい混合比は10:0.01〜10:1で
ある。
【0022】本発明の光像形成材料は露光して画像形成
後加熱処理を行うことによって安定な画像を確実に得る
ことができる。即ち、本発明の光像形成材料の定着機構
としては、加熱によりカプセル壁を通して光酸化剤と還
元剤が接触することにより、もはやその後に光酸化剤が
活性化されたとしても還元剤が作用して酸化剤を失活さ
せることによるものである。このような還元剤は、活性
化された光酸化剤の遊離基をトラップする所謂フリ−ラ
ジカル捕捉物質として作用する。
【0023】例えば、米国特許3042515号記載の
ベンゼン環に水酸基を有し少なくとも別の水酸基又はア
ミノ基がこのベンゼン環の別の位置にあるハイドロキノ
ン化合物やアミノフェノ−ル化合物、特公昭62−39
728号記載の環式フェニルヒドラジド化合物、更にグ
アニジン誘導体、アルキレンジアミン誘導体及びヒドロ
キシアミン誘導体から選ばれる化合物、フェニルヒドラ
ジン化合物等を用いることができる。
【0024】本発明の光像形成材料において、上記還元
剤はサンドミル等により固体分散するか、もしくはオイ
ルに溶解して乳化分散するかして用いるのがよい。固体
分散又は乳化分散する時に保護コロイドを使用すること
が好ましい。好ましい還元剤の量は光酸化剤成分のモル
基準で1〜100倍モル量であり、更に好ましくは5〜
20倍モル量である。
【0025】本発明における画像の定着は、以上述べた
ように加熱によりカプセル壁を通して光酸化剤と還元剤
の接触で有効に達成しうるが、加熱と加圧を同時に行う
ことで相乗的な効果を期待することもできる。この還元
剤にp−ベンジルオキシフェノ−ルやp−トルエンスル
ホンアミド等の融点降下剤を併用することは低温定着が
可能になり好ましい。本発明においては、カプセル内に
公知の増感剤を添加しても何ら差し支えない。
【0026】本発明における光像形成材料は、このよう
なロイコ染料と光酸化剤を内包したマイクロカプセル及
び還元剤の分散物として支持体上に塗布して作ることが
できる。上記のロイコ染料と光酸化剤を内包したマイク
ロカプセル及び還元剤の分散物にバインダー、顔料、ワ
ックス類、金属石鹸あるいは界面活性剤を加えてもよく
、本発明における光像形成層の塗布量としては固形分換
算で3〜30g/m2 、特に5〜20g/m2 が好
ましい。
【0027】支持体に適する材料は、ティッシュペ−パ
−から厚手のボ−ル紙にいたるまでの紙類、再生セルロ
−ス、酢酸セルロ−ス、硝酸セルロ−ス、ポリエチレン
テレフタレ−ト、ポリエチレン、ポリビニルアセテ−ト
、ポリメチルメタクリレ−ト、ポリビニルクロライド等
が挙げられる。支持体に塗布する方法としては、エア−
ナイフコ−ト法、カ−テンコ−ト法、スライドコ−ト法
、ロ−ラ−コ−ト法、ディップコ−ト法、ワイヤ−バ−
コ−ト法、ブレ−ドコ−ト法、グラビアコ−ト法、スピ
ンコ−ト法あるいはエクストル−ジョンコ−ト法等が挙
げられるが、これらに限定されるものではない。又、必
要により支持体上に下塗り層を設けたり、或いは光像形
成層上に被覆層を設けたりしてもよい。下塗り層や被覆
層は主成分としてバインダー及び/又は顔料を含んでい
る。
【0028】本発明においてはいかなる便利な光源も光
酸化剤の活性化及びロイコ染料の像の形成のために使用
することができる。慣用の光源は蛍光ランプ、水銀ラン
プ、メタルハライドランプ、キセノンランプ、タングス
テンランプ等を包含する。本発明の光像形成材料は、地
肌光黄変及び粉吹きが改良された光像形成組成物として
用いられる。以下に実施例を示すが、本発明はこれに限
定されるものではない。尚添加量を示す「部」は「重量
部」を示す。
【0029】
【実施例】実施例1 トリス(p−ジメチルアミノフエニル)メタン1部、2
,2’ −ビス−(o−クロロフェニル)−4,4’ 
,5,5’ −テトラフェニルビイミダゾ−ル2部、ト
リブロモメチルフェニルスルホン0.4部、N,N−ジ
エチル−m−トルイジン0.8部及びキシリレンジイソ
シアナ−ト/トリメチロ−ルプロパン付加物の75重量
%酢酸エチル溶液10部を酢酸エチル16部とジシクロ
ヘキシルフタレート14部の混合溶媒に添加し、溶解し
た。 この溶液を、カルボキシ変性ポリビニルアルコ−ル5重
量%水溶液64部の中に添加し、20 oCで乳化分散
し、平均粒径1μの乳化液を得た。得られた乳化液に水
58部を加え、40 oCにて3時間撹拌しつづけた。 その後室温にもどし、濾過してカプセル分散液を得た。
【0030】次に、1−フエニルピラゾリジン−3−オ
ン(フェニドンA)9.4部及びpートルエンスルホン
アミド0.9部をカルボキシ変性ポリビニルアルコ−ル
6重量%水溶液23部に加えて横型サンドミルにて分散
して、平均粒径1μの還元剤含有分散液を得た。次に下
記の組成の塗布液を調製した。 上記カプセル分散液                
                         
 165.4部上記フェニドンA分散液       
                         
        33.3部20%シリカ(サイロイド
404、富士デビソン化学(株)製)分散液    7
部30%エポキシ化ポリアミド樹脂(FL−71、東邦
化学(株)製)      3部10%スルホコハク酸
4ーメチルペンチルエステル水溶液         
       3部この塗布液を上質紙(坪量76g/
m2 )にコ−ティングロッドで固形塗布量10g/m
2 になるように塗布し、50 oCで乾燥して光像形
成材料を得た。
【0031】実施例2 実施例1におけるN,N−ジエチル−m−トルイジン0
.8部の代わりにN,N−ジエチル−m−フエネチジン
0.9部を用いた以外は実施例1と全く同様に行い、光
像形成材料を得た。
【0032】実施例3 実施例1におけるN,N−ジエチル−m−トルイジン0
.8部の代わりにN,N−ジエチル−p−トルイジン0
.9部を用いた以外は実施例1と全く同様に行い、光像
形成材料を得た。
【0033】比較例1 実施例1におけるN,N−ジエチル−m−トルイジン0
.8部を用いなかった以外は実施例1と全く同様に行い
、光像形成材料を得た。
【0034】実施例1〜3及び比較例1で得た光像形成
材料の評価を以下の様に行った。結果を表1に示す。 (1)画像濃度 フレッシュなサンプルに対して、線画の原稿を介してジ
ェットライト(超高圧水銀灯、オーク(株)製)により
光照射し、黄色の画像を得た。ついで135℃の加熱ロ
ーラーに450mm/分の速度で通し未露光部を定着し
た。その後、露光部の画像濃度をマクベス反射濃度計で
測定した。 (2)使用前のカブリ フレッシュなサンプルを45°C、30%の条件下、暗
所にて1週間保存し、カブリ濃度をマクベス反射濃度計
で測定した。 (3)画像部の安定性 上記の熱定着が終了したサンプルに32000ルックス
の蛍光灯照射を10時間行った後、画像部の濃度をマク
ベス反射濃度計で測定し、蛍光灯照射前の画像濃度と比
較した。
【0035】
【表1】
【0036】表1に示すように、本発明に係るアニリン
誘導体を使用することにより、使用前のカブリが少なく
、発色画像の濃度が高い光像形成材料を得ることができ
た。
【0037】
【発明の効果】本発明により、使用前のカブリが少なく
、発色画像の濃度が高くかつ、安定性に優れた光像形成
材料を得ることができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  少なくとも、■酸化発色可能なロイコ
    染料と光酸化剤を内包したマイクロカプセル、及び■還
    元剤、を含有する塗布層を支持体上に形成した光像形成
    材料において、該マイクロカプセルにアニリン誘導体が
    内包されていることを特徴とする光像形成材料。
  2. 【請求項2】  該アニリン誘導体の窒素原子の少なく
    とも1つがアルキル基で置換されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の光像形成材料。
  3. 【請求項3】  該アニリン誘導体がベンゼン環上に置
    換基を有していないか、アルキル基、アルコキシ基、ハ
    ロゲン原子、置換アミノ基を有していることを特徴とす
    る請求項2に記載の光像形成材料。
  4. 【請求項4】  該マイクロカプセル中にフエノール性
    化合物が含有されていることを特徴とする請求項1に記
    載の光像形成材料。
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