JPH0429113Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0429113Y2
JPH0429113Y2 JP1985198304U JP19830485U JPH0429113Y2 JP H0429113 Y2 JPH0429113 Y2 JP H0429113Y2 JP 1985198304 U JP1985198304 U JP 1985198304U JP 19830485 U JP19830485 U JP 19830485U JP H0429113 Y2 JPH0429113 Y2 JP H0429113Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
fixed
partition plate
bearing plate
bolt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985198304U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62108590U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985198304U priority Critical patent/JPH0429113Y2/ja
Publication of JPS62108590U publication Critical patent/JPS62108590U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0429113Y2 publication Critical patent/JPH0429113Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は2シリンダ形ロータリコンプレツサの
組立構造の改良に関する。
〔考案の技術的背景〕
従来、この種2シリンダ形ロータリコンプレツ
サの組立構造としては、例えば特公昭59−25880
号記載のものがある。この組立構造は、第1、第
2シリンダの両方にそれぞれネジ切り部が設けら
れ、両シリンダの開口部を閉塞する第1軸受板及
び第2軸受板を互い違いに第1シリンダ及び第2
シリンダのネジ切り部にボルトで固定するもので
あつた。このような構造の組立てにおいては、第
1シリンダに第1軸受板を第1軸受板の上から固
定した後、第2シリンダを第1シリンダに固定す
る前に仕切板だけを第1シリンダに別のボルトで
固定し、その後、消音器を形成するカツプを第1
軸受板に圧入し、その上から第1シリンダと仕切
板を貫通するボルトで第2シリンダを固定するよ
うにしていた。
〔従来技術の問題点〕
しかしながら上記従来のものは、第1シリンダ
及び第2シリンダの両方にネジ切り加工をしなけ
ればならず、第1シリンダ及び第2シリンダがコ
スト高になるとともに、仕切板だけを第1シリン
ダに固定するボルト、ネジ切り部が必要で部品点
数が増加し、かつ組立に時間がかかる等の欠点が
あつた。また、仕切板を第1シリンダに固定しカ
ツプを第1軸受板に圧入した後、第2シリンダを
固定するにあたつては、カツプの上から第1シリ
ンダと仕切板を貫通するボルトで第2シリンダを
固定するので、ボルトを挿入する際に、第2シリ
ンダを外部から組立治具により支持しながらボル
トと第2シリンダに形成されたネジ切り孔との位
置合わせが微妙であり、組立作用を難しくしてい
た。
[考案の目的] 本考案は上記欠点を除去するためになされたも
ので、安価で組立が容易な2シリンダ形ロータリ
コンプレツサを提供することを目的とする。
[考案の構成] 本考案は、第1シリンダと第2シリンダの間に
仕切板を挟持するとともに、両シリンダの両開口
部を軸受板で閉塞して構成される2シリンダ形ロ
ータリコンプレツサにおいて、上記両シリンダの
内、第1シリンダにのみネジ切り部を設け、第1
シリンダに第1軸受板を第1ボルトで固定すると
ともに第1シリンダに仕切板及び第2シリンダを
第2シリンダの反仕切板側から第2ボルトで第2
シリンダと仕切板を貫通して固定し、上記第1、
第2ボルトを第1シリンダに設けたネジ切り部に
対向して設け、上記第1シリンダに仕切板、第2
シリンダ及び第2軸受板を第2軸受板の上から第
3ボルトで固定するとともに上記第1軸受板を第
4ボルトで第1シリンダに固定し、上記第3、第
4ボルトを第1シリンダに設けたネジ切り部に対
向して設けて構成している。
[作用] このような構成によれば、第1シリンダのみに
ネジ切り部を設け、このネジ切り部に対向して固
定された第1と第2ボルト及び第3と第4ボルト
によりそれぞれ第1軸受板、仕切板、第2シリン
ダ、第2軸受板等を第1シリンダに集中して固定
できる。
[考案の実施例] 以下、本考案の一実施例につき、図面に従い説
明する。第1図において、1は上部に電動機部2
を、下部に第1圧縮部3と第2圧縮部4とを密閉
ケース5内に配設し、両部を回転軸6で連結して
収納してなる2シリンダ形ロータリコンプレツサ
である。
上記両圧縮部3,4は第1シリンダ7と第2シ
リンダ8と、該両シリンダ内を回転軸6の各々
180°回転角をずらした偏心部9,10で偏心回転
させるローラ11,12と、該ローラに当接して
両シリンダ7,8に穿設した案内溝(図示せず)
を摺動するブレード(図示せず)と、両シリンダ
7,8の上下開口部を閉塞する回転軸6の軸受部
13,14を有する第1軸受板15、第2軸受板
16、該両軸受板に重設されて第1マフラ17と
第2マフラ18を形成する第1マフラカバ19と
第2マフラカバ20と、上記両シリンダ7,8の
間を区画する仕切板21とにより構成される。な
お22は第1軸受板15と第2マフラカバ20に
挟持されかつ外周部が密閉ケース5内壁に固定さ
れたフレームである。
次に、第1、第2圧縮部3,4の組立順序を説
明する。
第2,3図のように、第1シリンダ7と第1軸
受板15とは同心度を出して2本の第1ボルト2
3,23により第1シリンダ7に固定され、第1
ボルトがネジ切り部24に固定される。
第1シリンダ7に仕切板21を装着する際に回
転軸6を第1軸受板15の軸受部13に挿入し、
回転軸6の偏心部9に挿着したローラ11を第1
シリンダ7内に組込み、仕切板21は第4図によ
うに第2シリンダ8と1緒に第1シリンダ7と同
心度を出して2本の第2ボルト25,25により
固定され、第2ボルト25は第1シリンダ7のネ
ジ切り部24に上記2本の第1ボルト23に対向
して固定される。
また、第2軸受板16で上記第2シリンダ8の
開口部を閉塞する前に、回転軸6の偏心部10に
ローラ12を嵌装する。その後第7図のように、
上記第2軸受板16の下部に第1マフラカバ19
を重設し、この第2軸受板16、第1マフラカバ
19、第2シリンダ8及び仕切板21を貫通する
5本の第3ボルト26により第1シリンダ7に固
定され、第3ボルト26は第1シリンダ7のネジ
切り部27に固定される。
さらに、第1軸受板15の上部には密閉ケース
5の内壁に例えば溶接、圧入、焼ばめ等の固定手
段により固定されるフレーム22及び第2マフラ
カバ20を重設し、この3者を貫通する5本の第
4ボルト28により第1シリンダ7に固定され、
この第4ボルト28は上記第3ボルト26が固定
されたネジ切り部27に第3ボルト26と対向し
て固定される。
このように、ネジ切り部24,27を第1シリ
ンダ7にのみ設け、このネジ切り部24,27に
第1と第2ボルト23,25及び第3と第4ボル
ト26,28をそれぞれ対向して固定することに
より第1軸受板15、仕切板21、第2シリンダ
8、第2軸受板16、第1及び第2マフラカバ1
9,20等を第1シリンダ7に集中して固定でき
るので、従来にように、ネジ切り部24,27を
第1シリンダ7と第2シリンダ8の両方に設けた
ものと比較し、他の部品、例えば第2シリンダ8
の加工が容易で安価になるとともに、組立時にネ
ジ切り部24,27が設けられた第1シリンダ7
を支持するだけで組立てができ、組立治具の構造
が簡単にできて組立作業が容易となる。
また従来の、第2シリンダ8を第1シリンダ7
に固定する前に仕切板21だけを第1シリンダ7
に固定する別個のボルトが不要になる。
さらに、上記のようにして組立てられた第1、
第2圧縮部3,4は各部品をそれぞれ同心度を出
しながら組立てていくため各部のクリアランスを
精度良く保持できる。
なお、本実施例では、フレーム22を密閉ケー
ス5内壁に固定したものを示したが、これは第9
図のように第1シリンダ7を固定するものでもよ
い。
〔考案の効果〕
本考案は、以上のように第1シリンダにのみネ
ジ切り部を設け、このネジ切り部に対向して固定
された第1と第2ボルト及び第3と第4ボルトに
よりそれぞれ第1軸受板、仕切板、第2シリンダ
第2軸受板等を第1シリンダに集中して固定でき
るので、第2シリンダの加工が容易で安価にな
り、さらに、第1シリンダに仕切板及び第2シリ
ンダを第2シリンダの反仕切板側から第2ボルト
で第2シリンダと仕切板を貫通して固定すること
により、仕切板と第2シリンダを第1シリンダに
同時に同心度を出しながら固定でき、従来の仕切
板を固定する別個のボルトが不要となるととも
に、組立時にネジ切り部が設けられた第1シリン
ダを支持するだけで組立てができ、第2シリンダ
を外部に組立治具により支持しておく必要がな
く、組立治具の構造を簡単にできると共に組立作
業が容易になる等、実用上大なる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る2シリンダ形
ロータリコンプレツサの縦断面図、第2図乃至第
8図は同コンプレツサの組立順序を示し、第2図
は第1軸受板と第シリンダの組立状態を示す平面
図、第3図は同断面図、第4図は第1シリンダと
仕切板及び第2シリンダの組立状態を示す断面図
第5図は同底面図、第6図は、第4図のものに第
2軸受板及びフレームを組立てた状態を示す平面
図、第7図は同断面図、第8図は同底面図、第9
図は他の実施例に係る2シリンダ形ロータリコン
プレツサの縦断面図である。 7……第1シリンダ、8……第2シリンダ、1
5……第1軸受板、16……第2軸受板、21…
…仕切板、23……第1ボルト、24……ネジ切
り部、25……第2ボルト、26……第3ボル
ト、27……ネジ切り部、28……第4ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第1シリンダと第2シリンダの間に仕切板を挟
    持するとともに、両シリンダの両開口部を軸受板
    で閉塞して構成される2シリンダ形ロータリコン
    プレツサにおいて、上記両シリンダの内、第1シ
    リンダにのみネジ切り部を設け、第1シリンダに
    第1軸受板を第1ボルトで固定するとともに第1
    シリンダに仕切板及び第2シリンダを第2シリン
    ダの反仕切板側から第2ボルトで第2シリンダと
    仕切板を貫通して固定し、上記第1、第2ボルト
    を第1シリンダに設けたネジ切り部に対向して設
    け、上記第1シリンダに仕切板、第2シリンダ及
    び第2軸受板を第2軸受板の上から第3ボルトで
    固定するとともに上記第1軸受板を第4ボルトで
    第1シリンダに固定し、上記第3、第4ボルトを
    第1シリンダに設けたネジ切り部に対向して設け
    てなることを特徴とする2シリンダ形ロータリコ
    ンプレツサ。
JP1985198304U 1985-12-25 1985-12-25 Expired JPH0429113Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985198304U JPH0429113Y2 (ja) 1985-12-25 1985-12-25

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985198304U JPH0429113Y2 (ja) 1985-12-25 1985-12-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62108590U JPS62108590U (ja) 1987-07-10
JPH0429113Y2 true JPH0429113Y2 (ja) 1992-07-15

Family

ID=31158864

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985198304U Expired JPH0429113Y2 (ja) 1985-12-25 1985-12-25

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0429113Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0755340Y2 (ja) * 1988-10-31 1995-12-20 株式会社東芝 圧縮機
JP3986283B2 (ja) * 2001-09-27 2007-10-03 三洋電機株式会社 ロータリコンプレッサ

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS581790B2 (ja) * 1975-12-11 1983-01-12 ヤマハ株式会社 デンシガツキノビブラ−トセイギヨソウチ
JPS5925880A (ja) * 1982-08-04 1984-02-09 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd コ−クス炉のカ−ボン除去方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS581790U (ja) * 1981-06-26 1983-01-07 三菱電機株式会社 2シリンダ形回転圧縮機

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS581790B2 (ja) * 1975-12-11 1983-01-12 ヤマハ株式会社 デンシガツキノビブラ−トセイギヨソウチ
JPS5925880A (ja) * 1982-08-04 1984-02-09 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd コ−クス炉のカ−ボン除去方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62108590U (ja) 1987-07-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH081182B2 (ja) 2シリンダロ−タリコンプレツサ
JPH04224284A (ja) 冷凍用圧縮機とその組立方法
JPH0429113Y2 (ja)
JPS63297791A (ja) 2気筒回転式密閉型電動圧縮機の組立方法
JPH03225097A (ja) 2シリンダロータリコンプレッサの組立方法
JPH06159277A (ja) 多気筒回転圧縮機
JPS5925880B2 (ja) 2シリンダ−ロ−タリコンプレツサ
JPH0755340Y2 (ja) 圧縮機
JPH0637876B2 (ja) 2シリンダロ−タリコンプレツサの製造方法
JPS6240205U (ja)
JPS6258089A (ja) 2シリンダ型ロ−タリ圧縮機
CA1054944A (en) Rotary engine stationary gear locating and timing device
JPS61155684U (ja)
JPS60125792A (ja) 多シリンダ−ロ−タリ圧縮機のクランク軸接続装置
JP3301797B2 (ja) 圧縮機用電動機の回転子
JPS62156185U (ja)
JPS6272491U (ja)
JPH03124989A (ja) 回転式圧縮機
JP2002048082A (ja) 2シリンダロータリ圧縮機の組立方法
JPS5844288A (ja) ロ−タリ式圧縮機
JPS6261979U (ja)
JPH01100389A (ja) 圧縮機
JPS60180688A (ja) 圧縮機におけるシリンダと軸受体との接合固定方法
JPS6045891U (ja) 回転型圧縮機
JPS5942315U (ja) エンジンのクランク軸の軸受装置