JPH04291109A - 高さ計測装置 - Google Patents

高さ計測装置

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Publication number
JPH04291109A
JPH04291109A JP3057407A JP5740791A JPH04291109A JP H04291109 A JPH04291109 A JP H04291109A JP 3057407 A JP3057407 A JP 3057407A JP 5740791 A JP5740791 A JP 5740791A JP H04291109 A JPH04291109 A JP H04291109A
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JP
Japan
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height
brightness
light
irradiation point
light irradiation
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Withdrawn
Application number
JP3057407A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Hizuka
哲男 肥塚
Giichi Kakigi
柿木 義一
Shinji Hashinami
伸治 橋波
Moritoshi Ando
護俊 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント配線パターン
等の外観検査装置に用いられる高さ計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8(A)は、従来の外観検査装置用高
さ計測装置の計測原理を示す。
【0003】試料10はプリント配線板であり、基板1
0a上に厚み5μm程度のプリント配線パターン10b
が形成されている。基板10aは多層配線基板であり、
基材層10a2上に下層プリント配線パターン10b2
が形成され、この上に基材層10a1が積層されている
。基材層10a1及び10a2は、厚さ30μm程度の
ポリイミド樹脂等の透明物質又は透明に近い半透明物質
である。
【0004】プリント配線パターン10bの厚み、すな
わち基板10aの高さに対するプリント配線パターン1
0bの高さを計測するために、試料10に対し光ビーム
を照射し、照射点からの光を結像レンズ20でPSD2
2上に結像させる。PSD22の一対の出力a、bの和
(a+b)は光照射点の明るさを表し、この一対の出力
の差と和の比(a−b)/(a+b)は光照射点の高さ
を表す。
【0005】次のような場合は基板10aの高さを正確
に計測することができる。
【0006】(1)光照射点がプリント配線パターン1
0b上に在る場合、(2)光照射点が基板10a上に在
りかつ光照射点の真下に下層プリント配線パターン10
b2が存在しない場合、又は、(3)図8(B)に示す
如く光照射点の真下に下層プリント配線パターン10b
2が在っても下層プリント配線パターン10b2で反射
された光が下層プリント配線パターン10b2の上方の
プリント配線パターン10bで遮られる場合。
【0007】通常、プリント配線パターン10bの近く
の基板10aの高さの平均値を求め、これに対するプリ
ント配線パターン10bの高さをプリント配線パターン
10bの厚みとする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図8(A)
に示す如く、光照射点の真下に下層プリント配線パター
ン10b2が存在する場合には、基板10a上の光照射
点と下層プリント配線パターン10b2上の光照射点と
からの光が結像レンズ20でPSD22上に結像される
ので、このときの高さ(a−b)/(a+b)は、各光
照射点の光強度を重みとする両光照射点の重み付高さ平
均値となり、基板10aの表面の高さを正確に計測する
ことができない。このため、プリント配線パターン10
bの厚み計測精度が悪くなり、欠陥の過剰検出や欠陥の
見落としの原因となる。
【0009】本発明の目的は、このような問題点に鑑み
、入射光に対し表面のみで光を反射する部分と表面及び
下層の両方で光を反射する部分とを有する基板上に被検
査物が配置された試料であっても、基板表面に対する被
検査物の高さを正確に計測することができる高さ計測装
置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段及びその作用】以下、実施
例図面を参照して本発明を説明する。
【0011】高さ計測対象としての試料は、例えば図8
に示す如く、入射光に対し表面のみで光を反射する部分
と表面及び下層の両方で光を反射する部分とを有する基
板10a上に被検査物、例えばプリント配線パターン1
0bが配置されている。
【0012】本第1〜4発明に係る高さ計測装置は、図
1又は図4に示す如く、試料10に対し、光源14から
放射された光ビームを光走査手段、例えばX−Yステー
ジ12、光走査光学系16及びステージ制御回路18で
走査し、試料10上の光照射点からの光を集光して該光
照射点の明るさ及び高さを明るさ・高さ検出手段、例え
ば結像レンズ20、PSD22、加算器24、減算器2
6及び除算器28で検出する。
【0013】第1発明の特徴は、例えば図1に示す如く
、明るさに基づいて光照射点の対象を判別する対象判別
手段、例えば対象判別回路30と、対象判別手段30で
該表面のみと判別された時に、明るさ・高さ検出手段2
0〜28で検出された高さを保持する表面高さ記憶手段
、例えばレジスタ32と、対象判別手段30で該表面及
び該下層の両方であると判別された時には、表面高さ記
憶手段32の記憶内容を選択して出力し、その他である
と判別された時には、明るさ・高さ検出手段20〜28
で検出された高さを選択して出力する選択手段、例えば
セレクタ34とを備えていることにある。
【0014】表面高さ記憶手段32の内容は、現在の光
照射点の近くの基板10a上のみに光照射点がある場合
の高さであるので、基板10a上の現在の光照射点の高
さを表していると推定することができる。したがって、
上記構成の高さ計測装置は、上記性質の試料であっても
、特別な検出器を別途用いることなく、基板表面に対す
る被検査物の高さを正確に計測することが可能となる。
【0015】第2発明では、上記第1発明において、対
象判別手段を、明るさ及び高さの組合わせに基づいて光
照射点の対象を判別する構成、例えば図6に示す対象判
別回路40としている。
【0016】例えば図8において、基材層10a1、1
0a2の透明度や厚さ及び試料10に対する光ビーム入
射角によっては、光照射点の明るさ度数分布は図3に示
すようにならず、明るさで光照射点の対象を正確に区別
することができない場合がある。一方、光照射点が基板
10aの表面のみにある場合の高さは、下層にも光照射
点がある場合の高さよりも大きい。高さと明るさの組合
せが取りうる範囲は、例えば図7に示す如く、光照射点
の対象により異なる。
【0017】第2発明では、明るさ及び高さの組合わせ
に基づいて光照射点の対象を判別するので、光照射点の
対象の判別がより正確になり、基板表面に対する被検査
物の高さを第1発明よりも正確に計測することが可能と
なる。
【0018】第3発明の特徴は、例えば図4に示す如く
、明るさに基づいて光照射点の対象を判別する対象判別
手段、例えば対象判別回路30と、対象判別手段30で
該表面のみと判別された時に明るさ・高さ検出手段20
〜28で検出された高さの平均値と、対象判別手段30
で該表面及び該下層の両方であると判別された時に明る
さ・高さ検出手段20〜28で検出された高さの平均値
との差を補正値として算出する補正値算出手段、例えば
補正値算出回路36と、該補正値を保持する補正値記憶
手段、例えばレジスタ32と、明るさ・高さ検出手段2
0〜28で検出された高さと補正値記憶手段32の記憶
内容との和を演算する加算手段、例えば加算器38と、
対象判別手段30で該表面及び該下層の両方であると判
別された時には、加算手段38の演算結果を選択して出
力し、その他であると判別された時には、明るさ・高さ
検出手段20〜28で検出された高さを選択して出力す
る選択手段、例えばセレクタ34とを備えていることに
ある。
【0019】対象判別手段30で該表面及び該下層の両
方であると判別された時、加算手段38の演算結果は基
板10a上の現在の光照射点の高さを表していると推定
することができる。したがって、上記構成の高さ計測装
置は、上記性質の試料であっても、特別な検出器を別途
用いることなく、基板表面に対する被検査物の高さを正
確に計測することが可能となる。
【0020】第4発明では、上記第3発明において、対
象判別手段を、明るさ及び高さの組合わせに基づいて光
照射点の対象を判別する構成、例えば図6に示す対象判
別回路40としている。
【0021】この構成の場合、上記第2発明の場合と同
様の理由により、光照射点の対象の判別がより正確にな
り、基板表面に対する被検査物の高さを第3発明よりも
正確に計測することが可能となる。
【0022】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0023】(1)第1実施例 図1は、第1実施例の高さ計測装置構成図である。試料
10の上方には、光源14及び光走査光学系16が配置
され、光源14から放射された光ビームは、光走査光学
系16で、試料10上に垂直照射されかつ紙面垂直方向
に走査される。この一走査毎に、ステージ制御回路18
は、光走査方向に直角な方向へ1ライン分、X−Yステ
ージ12をステップ駆動する。また、試料10の斜め上
方には、結像レンズ20を介してPSD22が配置され
ており、光照射点からの散乱光は、結像レンズ20を通
ってPSD22上に結像される。
【0024】PSD22の一対の出力a、bは、加算器
24及び減算器26に供給され、(a+b)及び(a−
b)が得られる。これらは除算器28に供給されて、デ
ジタル値に変換された後、光照射点の高さ(a−b)/
(a+b)が演算される。
【0025】加算器24の出力(a+b)は光照射点の
明るさを表し、これは、対象判別回路30へ供給される
。対象判別回路30は、明るさ(a+b)に基づいて、
光照射点がプリント配線パターン10b上に在るのか、
基板10aの表面上のみに在るのか、又は、基板10a
の表面上及び図8に示す下層プリント配線パターン10
b2上の両方に在るのかを判別する。
【0026】試料10の全面を光走査したときの、光照
射点の明るさ度数分布グラフを図3に示す。この図から
、E3<a+b<E4の場合、光照射点はプリント配線
パターン10b上に在ると判定することができる。また
、E1<a+b<E2の場合、光照射点は基板10a上
のみに在ると判定することができる。その他の場合には
、光照射点は基板10a上と下層プリント配線パターン
10b2上の両方に在ると判定することができる。
【0027】このような事実から、図1に示す対象判別
回路30は、図2に示すように構成することができる。 明るさ(a+b)は、コンパレータ30a及び30cの
非反転入力端子に供給され、かつ、コンパレータ30b
及び30dの反転入力端子に供給される。コンパレータ
30a及び30cの反転入力端子及びコンパレータ30
b、30dの非反転入力端子には、それぞれ調整可能な
基準電圧E3、E1、E4及びE2が、基準電圧発生器
30eから供給される。コンパレータ30a及び30b
の出力はアンドゲート30fに供給され、コンパレータ
30c及び30dの出力はアンドゲート30gに供給さ
れる。したがって、アンドゲート30fの出力である配
線パターン検出信号Sbは、E3<a+b<E4のとき
に高レベルとなり、アンドゲート30gの出力である基
板表面検出信号Saは、E1<a+b<E2のときに高
レベルとなる。アンドゲート30f及び30gの出力は
、ノアゲート30hに供給され、ノアゲート30hの出
力である下層検出信号Sabは、アンドゲート30f及
び30gの出力が共に低レベルのときに高レベルとなる
【0028】図1に示す如く、基板表面検出信号Saは
、クロックCLKと共にアンドゲート31へ供給される
。クロックCLKは、例えば、光走査光学系16の動作
に同期したピクセルクロックPCLKを2分周したもの
である。アンドゲート31の出力は、レジスタ32のロ
ード端子に供給される。一方、除算器28の出力は、セ
レクタ34のA側入力端子及びレジスタ32に供給され
る。セレクタ34のB側入力端子には、レジスタ32の
出力が供給される。セレクタ34の制御端子には下層検
出信号Sabが供給され、セレクタ34は、この制御端
子が低レベルのときA側に切り換えられ、高レベルのと
きB側に切り換えられる。
【0029】配線パターン検出信号Sbは、セレクタ3
4から出力される高さの対象が、プリント配線パターン
10bであるか基板10aであるかを識別するのに用い
られる。
【0030】次に、上記の如く構成された本第1実施例
の動作を説明する。
【0031】光照射点がプリント配線パターン10b上
に在る場合には、下層検出信号Sabが低レベルとなっ
ており、セレクタ34はA側入力端子を選択し、除算器
28の出力(a−b)/(a+b)がセレクタ34を通
って取出される。この際、基板表面検出信号Sa及びア
ンドゲート31の出力も低レベルであり、レジスタ32
は保持状態となっている。
【0032】光照射点が基板10a上のみに在る場合に
は、基板表面検出信号Saが高レベルとなっており、ア
ンドゲート31が開かれてピクセルクロックPCLKが
レジスタ32のロード端子へ供給され、除算器28の出
力がピクセルクロックPCLKに同期してレジスタ32
に保持される。この際、下層検出信号Sabが低レベル
となっており、セレクタ34は上記同様にA側入力端子
が選択され、除算器28の出力(a−b)/(a+b)
がセレクタ34を通って取出される。
【0033】光照射点が図8(A)に示す如く基板10
a上及び下層プリント配線パターン10b2上に在る場
合には、基板表面検出信号Saが低レベル、下層検出信
号Sabが高レベルとなっており、アンドゲート31は
閉じられ、かつ、セレクタ34はB側入力端子が選択さ
れる。したがって、レジスタ32の保持内容が高さとし
て、セレクタ34を通って取出される。この時のレジス
タ32の内容は、現在の光照射点の近くの、基板10a
上のみに在る光照射点の高さである。基板10aの反り
は一般に緩やかであるので、レジスタ32の内容は、現
在の基板10a上の光照射点の高さを表していると推定
することができる。
【0034】したがって、基板10aの高さを従来より
も正確に計測することが可能となり、これによって、基
板10aに対するプリント配線パターン10bの高さ、
すなわち、プリント配線パターン10bの厚みを、より
正確に計測することが可能となる。
【0035】(2)第2実施例 図4は、第2実施例の高さ計測装置構成図である。図1
と同一構成要素には同一符号を付してその説明を省略す
る。
【0036】この高さ計測装置は、図1に示す構成要素
30〜32の代わりに、構成要素32、36及び38を
備えている他は、図1と同一である。
【0037】補正値算出回路36には、除算器28から
高さ(a−b)/(a+b)が供給され、対象判別回路
30から基板表面検出信号Sa及び下層検出信号Sab
が供給され、さらに、光走査光学系16の動作に同期し
たピクセルクロックPCLKが供給される。補正値算出
回路36は、基板表面検出信号Saが高レベルのときに
ピクセルクロックPCLKに同期して高さ(a−b)/
(a+b)を累積加算し、その平均値haを求め、同様
に、下層検出信号Sabが高レベルのときにピクセルク
ロックPCLKに同期して高さ(a−b)/(a+b)
を累積加算し、その平均値habを求める。そして、両
平均値の差(ha−hab)を求めて、これをレジスタ
32に供給し保持させる。加算器38は、レジスタ32
の出力(ha−hab)と除算器28の出力(a−b)
/(a+b)との和を求め、これをセレクタ34のB側
入力端子に供給する。
【0038】図5は、上記補正値算出回路36の構成図
である。ピクセルクロックPCLK及び基板表面検出信
号Saがアンドゲート36aに供給され、アンドゲート
36aの出力は、カウンタ36bに供給されて計数され
、かつ、累積加算器36cのクロック端子に供給される
。累積加算器36cは、アンドゲート36aからのクロ
ックに同期して、高さ(a−b)/(a+b)を累積加
算する。累積加算器36c及びカウンタ36bの出力は
除算器36dに供給され、基板10a上の光照射点の高
さ平均値haが算出される。同様に、ピクセルクロック
PCLK及び下層検出信号Sabがアンドゲート36e
に供給され、アンドゲート36eの出力は、カウンタ3
6fに供給されて計数され、かつ、累積加算器36gの
クロック端子に供給される。累積加算器36gは、アン
ドゲート36eからのクロックに同期して、高さ(a−
b)/(a+b)を累積加算する。累積加算器36g及
びカウンタ36fの出力は除算器36hに供給され、図
8に示す基板10a上及び下層プリント配線パターン1
0b2上の両方に形成された光照射点の上記重み付高さ
平均値habが算出される。
【0039】ha及びhabは減算器36iに供給され
、両者の差(ha−hab)が算出される。この(ha
−hab)が、補正値算出回路36の出力となる。
【0040】次に、上記の如く構成された本第2実施例
の動作を説明する。
【0041】図8において、基板10aにはその全面に
わたって反りがあるが、下層プリント配線パターン10
b2上の基材層10a1の厚みは、基板10aの製造上
、基材層10a1の全体にわたってほぼ一定であると考
えられる。そこで、高さ計測装置に対しティーチングを
行うために、最初に試料10上の特定ラインを光走査し
て、補正値算出回路36で(ha−hab)を算出し、
これをレジスタ32に保持させる。
【0042】次に、試料10の外観検査を行うために、
通常の光走査を開始する。セレクタ34は、上記第1実
施例と同様に切換え制御される。すなわち、下層プリン
ト配線パターン10b2上に光照射点があると対象判別
回路30が判別した場合には、セレクタ34はB側入力
端子が選択され、除算器28の出力(a−b)/(a+
b)とレジスタ32の内容(ha−hab)との和が、
基板10aの高さとして、セレクタ34を通して出力さ
れる。
【0043】なお、外観検査のための光走査中において
も、補正値算出回路36を常に動作状態とし、配線パタ
ーン検出信号Sbの立ち上がりでレジスタ32の内容を
更新した後、図5のカウンタ36b、36f及び累積加
算器36c、36gの出力をゼロクリアする構成であっ
てもよい。
【0044】(3)第3実施例 図6は、本発明の第3実施例に係る対象判別回路40の
構成図である。この対象判別回路40は、図1又は図4
の対象判別回路30の代わりに用いられる。
【0045】図8において、基材層10a1、10a2
の透明度や厚さ及び試料10に対する光ビーム入射角に
よっては、光照射点の明るさ度数分布は図3に示すよう
にならず、明るさ(a+b)で光照射点の対象を正確に
区別することができない場合がある。一方、光照射点が
基板10a上のみにある場合の高さ(a−b)/(a+
b)は、下層プリント配線パターン10b2上にも光照
射点がある場合の高さ(a−b)/(a+b)よりも大
きい。高さと明るさの組合せが取りうる範囲は、図7に
示す如く、光照射点の対象により異なる。そこで、本第
3実施例では、高さと明るさのベクトルがどの範囲にあ
るかにより、光照射点の対象を判別している。
【0046】図6において、明るさ(a+b)は、ウイ
ンドコンパレータ40a、40c及び40eに供給され
、高さ(a−b)/(a+b)は、ウインドコンパレー
タ40b、40d及び40fに供給される。ウインドコ
ンパレータ40a〜40fは互いに同一構成であり、ぞ
れぞれB6<a+b<B4、H6<(a−b)/(a+
b)<H5、B5<a+b<B2、H2<(a−b)/
(a+b)<H1、B3<a+b<B1、H4<(a−
b)/(a+b)<H3のときのみ出力が高レベルとな
る。これらB1〜B6及びH1〜H6は、図7に示す如
く光照射点の各対象の範囲に基づいて選定される。
【0047】ウインドコンパレータ40a及び40bの
出力はアンドゲート40gに供給され、アンドゲート4
0gから配線パターン検出信号Sbが出力される。ウイ
ンドコンパレータ40c及び40dの出力はアンドゲー
ト40hに供給され、アンドゲート40hから下層検出
信号Sabが出力される。同様に、ウインドコンパレー
タ40e及び40fはアンドゲート40iに供給され、
アンドゲート40iから基板表面検出信号Saが出力さ
れる。
【0048】上記の如く構成された対象判別回路40を
、図1又は図4の対象判別回路30の代わりに用いれば
、光照射点の対象の判別がより正確になるので、プリン
ト配線パターン10bのパターン形状を上記第1及び第
2の実施例の場合よりも正確に計測することが可能とな
る。
【0049】なお、本発明には外にも種々の変形例が含
まれる。例えば、加算器24及び除算器28の出力を画
像メモリに格納した後に、上記各実施例のハードウエア
構成による処理をコンピュータのソフトウエアで行う構
成であってもよい。
【0050】
【発明の効果】以上説明した如く、本第1〜4発明に係
る高さ計測装置によれば、入射光に対し表面のみで光を
反射する部分と表面及び下層の両方で光を反射する部分
とを有する基板上に被検査物が配置された試料であって
も、光照射点が基板表面及び下層の両方に在ると対象判
別手段で判別された時、基板表面のみにある光照射点の
高さを推定するので、特別な検出器を別途用いることな
く、基板表面に対する被検査物の高さを正確に計測する
ことが可能となるという優れた効果を奏し、高精度の高
さ計測が要求されるプリント配線パターン等の外観検査
の正確化に寄与するところが大きい。
【0051】本第2及び第4発明では、対象判別手段を
、明るさ及び高さの組合わせに基づいて光照射点の対象
を判別する構成としているので、明るさのみで光照射点
の対象を正確に区別することができない場合であっても
、光照射点が基板表面のみにある場合の高さは下層にも
光照射点がある場合の高さよりも大きいという性質から
、光照射点の対象の判別がより正確になり、基板表面に
対する被検査物の高さをより正確に計測することが可能
となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の高さ計測装置構成図であ
る。
【図2】図1に示す対象判別回路30の構成図である。
【図3】試料全面を光走査したときの光照射点の明るさ
度数分布グラフである。
【図4】本発明の第2実施例の高さ計測装置構成図であ
る。
【図5】図4に示す補正値算出回路36の構成図である
【図6】本発明の第3実施例に係る対象判別回路40の
構成図である。
【図7】試料全面を光走査したときの高さ・明るさ分布
図である。
【図8】従来技術の問題点説明図であって、(A)は問
題ある場合を示し、(B)は問題ない場合を示す。
【符号の説明】
10  試料 10a  基板 10b  プリント配線パターン 10a1  基材層 10b2  下層プリント配線パターン12  X−Y
ステージ 14  光源 16  光走査光学系 18  ステージ制御回路 20  結像レンズ 22  PSD 24、38  加算器 26、36i  減算器 28、36d、36h  除算器 30、40  対象判別回路 32  レジスタ 34  セレクタ 36  補正値算出回路 30a〜30d  コンパレータ 30e  基準電圧発生器 36c、36g  累積加算器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  入射光に対し表面のみで光を反射する
    部分と表面及び下層の両方で光を反射する部分とを有す
    る基板(10a)上に被検査物(10b)が配置された
    試料(10)に対し、光源(14)から放射された光ビ
    ームを光走査手段(12、16、18)で走査し、該試
    料上の光照射点からの光を集光して該光照射点の明るさ
    及び高さを明るさ・高さ検出手段(20〜28)で検出
    する高さ計測装置において、該明るさに基づいて該光照
    射点の対象を判別する対象判別手段(30)と、該対象
    判別手段で該表面のみと判別された時に、該明るさ・高
    さ検出手段で検出された高さを保持する表面高さ記憶手
    段(32)と、該対象判別手段で該表面及び該下層の両
    方であると判別された時には、該表面高さ記憶手段の記
    憶内容を選択して出力し、その他であると判別された時
    には、該明るさ・高さ検出手段で検出された高さを選択
    して出力する選択手段(34)と、を有することを特徴
    とする高さ計測装置。
  2. 【請求項2】  入射光に対し表面のみで光を反射する
    部分と表面及び下層の両方で光を反射する部分とを有す
    る基板(10a)上に被検査物(10b)が配置された
    試料(10)に対し、光源(14)から放射された光ビ
    ームを光走査手段(12、16、18)で走査し、該試
    料上の光照射点からの光を集光して該光照射点の明るさ
    及び高さを明るさ・高さ検出手段(20〜28)で検出
    する高さ計測装置において、該明るさ及び高さの組合わ
    せに基づいて該光照射点の対象を判別する対象判別手段
    (40)と、該対象判別手段で該表面のみと判別された
    時に、該明るさ・高さ検出手段で検出された高さを保持
    する表面高さ記憶手段(32)と、該対象判別手段で該
    表面及び該下層の両方であると判別された時には、該表
    面高さ記憶手段の記憶内容を選択して出力し、その他で
    あると判別された時には、該明るさ・高さ検出手段で検
    出された高さを選択して出力する選択手段(34)と、
    を有することを特徴とする高さ計測装置。
  3. 【請求項3】  入射光に対し表面のみで光を反射する
    部分と表面及び下層の両方で光を反射する部分とを有す
    る基板(10a)上に被検査物(10b)が配置された
    試料(10)に対し、光源(14)から放射された光ビ
    ームを光走査手段(12、16、18)で走査し、該試
    料上の光照射点からの光を集光して該光照射点の明るさ
    及び高さを明るさ・高さ検出手段(20〜28)で検出
    する高さ計測装置において、該明るさに基づいて該光照
    射点の対象を判別する対象判別手段(30)と、該対象
    判別手段で該表面のみと判別された時に該明るさ・高さ
    検出手段で検出された高さの平均値と、該対象判別手段
    で該表面及び該下層の両方であると判別された時に該明
    るさ・高さ検出手段で検出された高さの平均値との差を
    補正値として算出する補正値算出手段(36)と、該補
    正値を保持する補正値記憶手段(32)と、該明るさ・
    高さ検出手段で検出された高さと該補正値記憶手段の記
    憶内容との和を演算する加算手段(38)と、該対象判
    別手段で該表面及び該下層の両方であると判別された時
    には、該加算手段の演算結果を選択して出力し、その他
    であると判別された時には、該明るさ・高さ検出手段で
    検出された高さを選択して出力する選択手段(34)と
    、を有することを特徴とする高さ計測装置。
  4. 【請求項4】  入射光に対し表面のみで光を反射する
    部分と表面及び下層の両方で光を反射する部分とを有す
    る基板(10a)上に被検査物(10b)が配置された
    試料(10)に対し、光源(14)から放射された光ビ
    ームを光走査手段(12、16、18)で走査し、該試
    料上の光照射点からの光を集光して該光照射点の明るさ
    及び高さを明るさ・高さ検出手段(20〜28)で検出
    する高さ計測装置において、該明るさ及び高さの組合わ
    せに基づいて該光照射点の対象を判別する対象判別手段
    (40)と、該対象判別手段で該表面のみと判別された
    時に該明るさ・高さ検出手段で検出された高さの平均値
    と、該対象判別手段で該表面及び該下層の両方である判
    別された時に該明るさ・高さ検出手段で検出された高さ
    の平均値との差を補正値として算出する補正値算出手段
    (36)と、該補正値を保持する補正値記憶手段(32
    )と、該明るさ・高さ検出手段で検出された高さと該補
    正値記憶手段の記憶内容との和を演算する加算手段(3
    8)と、該対象判別手段で該表面及び該下層の両方であ
    ると判別された時には、該加算手段の演算結果を選択し
    て出力し、その他であると判別された時には、該明るさ
    ・高さ検出手段で検出された高さを選択して出力する選
    択手段(34)と、を有することを特徴とする高さ計測
    装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08136232A (ja) * 1994-11-02 1996-05-31 Kinjiyou Kiko Kk 缶蓋スコアー形状自動測定装置
JP2007134658A (ja) * 2005-11-14 2007-05-31 Nitto Denko Corp 配線回路基板および配線回路基板を製造し電子部品を実装する方法

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