JPH0429025A - トルク検出装置 - Google Patents

トルク検出装置

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JPH0429025A
JPH0429025A JP13601690A JP13601690A JPH0429025A JP H0429025 A JPH0429025 A JP H0429025A JP 13601690 A JP13601690 A JP 13601690A JP 13601690 A JP13601690 A JP 13601690A JP H0429025 A JPH0429025 A JP H0429025A
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Japan
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shaft
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torque detection
detection device
grain size
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JP13601690A
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Katsuji Tanizaki
谷崎 勝二
Munekatsu Shimada
宗勝 島田
Hiroyuki Aoki
青木 博幸
Shinichiro Yahagi
慎一郎 矢萩
Takanobu Saitou
斉藤 貴伸
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Daido Steel Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
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Daido Steel Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
〔発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、被測定軸に加えられるトルクを検出するの
に利用される磁歪方式のトルク検出装置に関するもので
ある。 (従来の技術) 従来の磁歪方式のトルク検出装置としては、例えば第1
図に示すようなものがある。 第1図に示すトルク検出装置1は、磁気歪効果を有する
被測定軸20表面部分に、左右一対の凹凸部3 (3a
 、3b)を複数形成して形状磁気異方性が得られるよ
うにし、その周りに励磁手段兼検量手段用のコイル4.
(4a 、 4 b)をすき間5を介してヨーク6の部
分に設けた構造をなすものである(例えば、特開昭62
−17962.7号。 特開昭63−、L1723.0号、特開平1−1708
23号等)。 このような構造をなすトルク検出装置1において、被測
定軸2に加えられたトルクTを検出するに際しては、例
えば、第2図に示す回路を用いていた。すなわち、コイ
ル4 (4a 、4b)は抵抗14a、、1.4bと組
み合わされてブリッジ回路を構成し、このブリッジ回路
には可変抵抗器15を設け、接続点A、C間に励磁用発
振器16を接続すると共に接続点B 、 B’間には差
動増幅器17を接続して、出力端子18.19より検出
出力を取り出すようにしている。 (発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来のトルク検出装置1にあ
っては、被測定軸2として種々の構成のものが考えられ
ているが、例えば動力伝達軸を被測定軸として当該動力
伝達軸に付加されたトルクTを直接検出しようとする場
合において、動力伝達軸の素材として機械構造用炭素鋼
または合金鋼(SC、SCr 、SCM 、SNCMな
ど)を浸漬熱処理して使用するために、被測定軸2の組
織中の残留オーステナイト結晶粒が比較的大きくなって
おり、前記残留オーステナイトがトルク検出波M1の長
期使用および低温での使用において不安定になり、これ
がトルク検出波!11の測定精度の低下をもたらすこと
があるという課題があった。 (発明の目的) この発明は、このような従来の課題に着目してなされた
もので、被測定軸と、前記被測定軸を磁路の一部とする
磁気回路を形成する励磁手段と、前記被測定軸の磁歪成
分を検出する検出手段を備えた磁歪方式のトルク検出装
置において、当該トルク検出装置の長期使用および低温
での使用であっても、トルク検出特性に変化がなく、高
精度のトルク検出を継続して実施することが可能である
ようにすることを目的としている。
【発明の構成】
(課題を解決するための手段) この発明は、被測定軸と、前記被測定軸を磁路の一部と
する磁気回路を形成する励磁手段と、前記被測定軸の磁
歪成分を検出する検出手段を備えたトルク検出装置にお
いて、磁性体である鉄鋼材料を素材とすると共に浸炭熱
処理を施してその組織中の残留オーステナイト結晶粒を
微細化した被測定軸を用いた構成としたことを特徴とし
ており、実施態様においてはその組織中の旧オーステナ
イト結晶粒径が10ルm以下である被測定軸を用いた構
成としたことを特徴としており、このようなトルク検出
装置の構成を上述した従来の課題を解決するための手段
としている。 この発明に係わるトルク検出装置は、被測定軸と、前記
被測定軸を磁路の一部とする磁気回路を形成する励磁手
段と、前記被測定軸の磁歪成分を検出する検出手段を備
えた構成を有するものであり、具体的な構成としては、
81図に例示したようなものである。 本発明者らは、この種の磁歪方式のトルク検出装置1に
おいて、被測定軸2の素材として、上記のごとき機械構
造用炭素鋼または低合金鋼等の浸炭熱処理を施して用い
られる鉄鋼材料を選定した場合、トルク検出波M1の長
期使用および低温での使用において、その特性が変化す
る原因について解析したところ、このような特性の変化
は非磁性の残留オーステナイトの一部が強磁性のマルテ
ンサイトに変態することが原因であることが判った。 したがって、このような考察結果から、残留オーステナ
イトの安定化のために、その結晶粒を微細化することが
最も効果的であると考えた。 このように、この発明に係わるトルク検出装置1におい
て、被測定軸2には、残留オーステナイト結晶粒を微細
化したもの、とくに望ましくは組織中の旧オーステナイ
ト結晶粒径が10JLm以下となっているものが用いら
れるが、実施態様においては、結晶粒微細化処理として
、浸炭焼入れ+再焼入れや、浸炭+高周波焼入れ等の熱
処理による手法が最も効果的でありかっまた簡便である
。 (文明の作用) この発明に係わるトルク検出装置1では、被測定軸2と
して、機械的強度を有し、しかも磁性体である鉄鋼材料
を素材としてこの鉄鋼材料に浸炭熱処理を施すと共に、
fA繊織中残留オーステナイト結晶粒を微細化したもの
、とくに旧オーステナイト結晶粒径が10μm以下とな
っているものを用いることにより、トルク検出装置1の
長期使用および低温での使用においても、その特性の変
化がなく、高精度なトルク検出が維持されるようになる
。 この場合、被測定軸2の組織中の旧オーステナイト結晶
粒が微細なものは残留オーステナイト結晶粒も微細にな
り、トルク−出力特性を安定化させるには旧オーステナ
イト結晶粒径を10uLm以下にすることがとくに望ま
しい。 (実施例) 第1図に示したと同じように、この実施例におけるトル
ク検出装置1は、被測定軸2の表面部分に左右一対の凹
凸部3(3a、3b)を円周方向に複数形成し、そのま
わりに励磁手段兼検出手段用のコイル4(4a、4b)
を間隔5を介してヨーク6に設けた構造をなすものであ
る。 この実施例のトルク検出装置1においては、被測定軸2
の素材として機械構造用鋼である磁性体のSNCM42
0鋼にッケル・クロムψモリブデン鋼)を用い、軸素材
に対して凹凸部3(3a、3b)を加工した後、920
℃で浸炭して830℃で焼入れし、さらに850℃で再
焼入れした後170℃で焼もどしを施した被測定軸2を
用いた。この被測定軸2の組織中の旧オーステナイト結
晶粒の平均粒径は約2JLmであった。 (比較例) 実施例と同じ構造のトルク検出装置1において、被測定
軸2の素材として同じく機械構造用鋼である磁性体のS
NCM420鋼にッケル・クロム吻モリブデン鋼)を用
い、軸素材に対して凹凸部3(3a、3b)を加工した
後、920℃で浸炭して830℃で焼入れし、ついで1
70℃で焼もどしを施した被測定軸2を用いた。この被
測定軸2の旧オーステナイト結晶粒の平均粒径は約20
ALmであった。 (評価試験例) 次に、前記実施例と比較例の評価結果を示す。 低温試験 第1表に示すように、トルク検出装置1の低温(−50
℃)での冷却前後におけるトルク−出力特性の変化を実
施例と比較例とについて調べた。 なお、トルク−出力特性における感度とヒステリシスは
第3図に示すように定義した。第2表はその結果をまと
めたものである。 第 表 第2表に示すように、低温冷却前後において、実施例の
場合は特性の変化はないが、比較例の場合はかなり変化
していることが認められた。 長期繰返し試験 次に、第3表に示すような長期繰返し試験による比較を
行った。第4表はその結果をまとめたものである。 / / / / / 第 表 第4表に示すように、長期繰返し試験前後において、実
施例の場合は特性の変化はないが、比較例の場合は変化
していることが認められた。 したがって、上記の低温試験および長期繰返し試験の結
果より、この発明に係わるトルク検出装置1では、この
トルク検出装置1の低温での使用および長期使用によっ
てもトルク検出特性に変化がなく、高精度のトルク検出
を継続してア施することが可能であることが確かめられ
た。
【発明の効果】
この発明は、被測定軸と、前記被測定軸を磁路の一部と
する磁気回路を形成する励磁手段と、前記被測定軸の磁
歪成分を検出する検出手段を備えたトルク検出装置にお
いて、磁性体である鉄鋼材料を素材とすると共に浸炭熱
処理を施してその組織中の残留オーステナイト結晶粒を
微細化した被測定軸を用いた構成としたため、トルク検
出装置の長期使用および低温での使用において、その特
性の変化がなく、高精度なトルク検出が継続して実施で
きるという著しく優れた効果がもたっされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は磁歪方式のトルク検出装置の構造を例示する断
面説明図、第2図は第1図のトルク検出装置の検出回路
を例示する説明図、第3図はトルク−出力特性を例示す
るグラフである。 1・・・トルク検出装置、2・・・被測定軸、4(4a
。 4b)・・・励磁手段兼検出手段。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)被測定軸と、前記被測定軸を磁路の一部とする磁
    気回路を形成する励磁手段と、前記被測定軸の磁歪成分
    を検出する検出手段を備えたトルク検出装置において、
    磁性体である鉄鋼材料を素材とすると共に浸炭熱処理を
    施してその組織中の残留オーステナイト結晶粒を微細化
    した被測定軸を用いたことを特徴とするトルク検出装置
  2. (2)組織中の旧オーステナイト結晶粒径が10μm以
    下である請求項第1項に記載のトルク検出装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59182949A (ja) * 1983-03-31 1984-10-17 Aichi Steel Works Ltd 焼入性、耐へたり性の優れたばね用鋼
JPH0298639A (ja) * 1988-10-05 1990-04-11 Kubota Ltd 磁歪式トルクセンサ用回転軸の調質処理方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59182949A (ja) * 1983-03-31 1984-10-17 Aichi Steel Works Ltd 焼入性、耐へたり性の優れたばね用鋼
JPH0298639A (ja) * 1988-10-05 1990-04-11 Kubota Ltd 磁歪式トルクセンサ用回転軸の調質処理方法

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