JPH0428859B2 - - Google Patents

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JPH0428859B2
JPH0428859B2 JP1053775A JP5377589A JPH0428859B2 JP H0428859 B2 JPH0428859 B2 JP H0428859B2 JP 1053775 A JP1053775 A JP 1053775A JP 5377589 A JP5377589 A JP 5377589A JP H0428859 B2 JPH0428859 B2 JP H0428859B2
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hydraulic
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vibration
cylinder
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JP1053775A
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Kaname Nagai
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、油圧式シヨベル系掘削機を母体と
し、そのフロントアタツチメント及び油圧系統機
器を改良して振動掘削機、振動輾圧機及び振動破
砕機として兼用し得るようにした振動式の多用途
機に関するものである。
〔従来の技術〕
シヨベル系掘削機には装軌式、装輪式、トラツ
ク搭載式などが有るが、各型式に共通して作業機
としてのフロントアタツチメントを有している。
上記のフロントアタツチメントの基本的な構造
は、第5図に示すように、フロントアタツチメン
トFの基体をなすブーム1の先端にアーム2が回
動自在に軸支され、更にその先端にバケツト3な
どのように直接的に土砂等に触れる作業部材を取
りつけてなる。4はブームピン、5はアームピ
ン、6はバケツトピンである。7はブーム起伏用
の油圧シリンダ(ブームシリンダ)、8はアーム
回動用の油圧シリンダ(アームシリンダ)、9は
バケツト回動用の油圧シリンダ(バケツトシリン
ダ)である。
上記のような基本的構造のフロントアタツチメ
ントの他に、例えばバケツト3とアーム2との間
に吊棒を介装するなどの変形フロントアタツチメ
ントも多く用いられており、また、バケツト3に
も各種形式のバケツト(例えば岩石用バケツト、
溝掘用バケツト、粘性土用バケツト)が有つて交
換使用し得るのみでなく、バケツト3を取外して
リツパ、杭打機、コンクリートバイブレータなど
を取付けて使用することもできる。
従来一般に、バケツトによつて土砂を掘削する
場合、土砂が固結していると掘削が困難で、著し
く作業能率が低下する。また、土砂の粘性が大き
くてバケツトからの土離れが悪いときも著しく作
業能率が低下する。
固結した土砂を高能率で掘削できるようにする
と共に、掘削した土砂を篩い別け得るようにする
ため、バケツトに起振用の油圧シリンダを取り付
けて、バケツトの切刃に振動を与える構造が公知
(実公昭56−47252号)である。
また、バケツトに振動発生機(油圧、空圧、電
気などで駆動される起振機)を搭載して掘削性能
や土離れ性能を改良した構造も公知(実公昭54−
41526号)である。
さらに進歩した先行技術として、フロントアタ
ツチメントを構成しているアームを先端部と根元
部とに分割して、双方の部分の間に防振部材を介
装して接続した構造も公知(特開昭59−173492
号)である。
〔発明が解決しようとする課題〕
例えば地下に配管を埋設しようとした場合、 地表の固結層を破砕すること、 溝を掘ること、 溝を埋め戻すこと、及び、 埋め戻した土砂を輾圧すること。
が必要である。
従来の油圧式シヨベル系掘削機は、溝掘りと埋
め戻しとについては高能率で作業を行い得るが、
破砕と輾圧とに関しては能力が劣つていた。
しかし乍ら、狭隘な作業区域で比較的小規模な
配管埋設工事をする場合、専用の破砕機や専用の
輾圧機を取り揃えることは困難でもあり不経済で
もあるため、バツクホウと通称されるアタツチメ
ントを装着した油圧シヨベルによつて、破砕、溝
掘り、埋戻し、輾圧が行われることが少なくな
い。
しかし乍ら、従来の油圧式シヨベル系掘削機は
輾圧や破砕に適していなかつた。次に、その理由
について説明する。
(a) 第6図は、溝Dを埋め戻した盛土Sをバケツ
ト3で押さえつけて輾圧している状態の説明図
である。
シヨベル系掘削機は、バケツト3によつて通
常の掘削作業をする際、該バケツト3に対して
下向き方向の掘削反力が掛かつて、いわゆる尻
が浮く状態となるので、車体後方にバランスウ
エイトCが装着されている。
このため、第6図の状態でバケツト3を盛土
Sに押しつけると、無限軌道接地面の前部fが
浮き上がつてしまい、充分な輾圧効果が得られ
ない。
実公昭54−41526号「振動式バツクホー」の
如くバケツト3に起振機が設置されていると、
有効な振動輾圧を行い得るが、例えば配管の寸
法に応じて大、中、小のバケツトを交換使用す
る際、該大中小それぞれのバケツトに起振機を
設置しなければならないので製造コストが割高
であり、バケツトの運搬、保管が厄介であり、
その上、バケツトの着脱交換に際して油圧ホー
スの継ぎ替え作業を必要とし、多大の時間、労
力を費さねばならない。
(b) 第7図は、アーム2の先端にリツパ爪10を
装着して固結層Hを破砕している状態の説明図
である。
固結した土砂の掘削には振動を与えることが
有効である。
本発明は上述の事情に鑑みて為されたもの
で、油圧式シヨベル系掘削機のフロントアタツ
チメント、及び油圧系機器の1部を改良して、 大小各種バケツトの交換を迅速に行うことが
でき、 各バケツトに起振機を設置する必要無く、 有効な掘削、輾圧、破砕作業を行うことがで
き、 1台の油圧式シヨベル系掘削機を母体とし
て、 そのフロントアタツチメントの1部を交換し
て、固結層の破砕、広狭各種の幅寸法の溝掘
削、上記溝の埋戻し、及び埋め戻した土砂の輾
圧を行い得る、振動式の多用途機を提供するこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため本発明は、バケツト
及びリツパ爪を着脱交換し得る構造の油圧式シヨ
ベル系掘削機(例えば、ユンボ、又はバツクホー
と通称されている、フロントアタツチメント交換
可能な自走式掘削機)を母体とし、 油圧式のシヨベル系掘削機のフロントアタツチ
メントであるブームの先端付近に、油圧モータに
よつて回転駆動される偏心重錘式起振機が設置さ
れており、 上記ブームを起伏動させる油圧シリンダは、そ
のピストンロツドを伸縮方向に変位せしめ得る緩
衝手段を備えたものであることを特徴とする。
〔作用〕
上記の手段によれば、 () ブームの先端部に偏心重錘式の起振機が設
置されているので、この偏心重錘式の起振機を
作動させるとアームを介してバケツトなど(土
砂に触れる部材)が振動する。
これにより、バケツトを振動させて振動掘削
を行つたり、 土砂の放出を容易にしたり(振動させて土離
れを良くする)、 バケツトを振動させて振動輾圧を行つたり、 リツパを振動させて固結した土砂を破砕した
りすることが出来る。
() 前記の偏心重錘式の起振機は油圧モータに
よつて回転駆動される構造であるから、油圧シ
ヨベルの油圧源を利用でき、別途に油圧ポンプ
や油タンクを設ける必要が無い。
また、バケツトやリツパ爪には起振機を搭載
していないので、その着脱交換に際して油圧ホ
ースの継き替え作業を必要としないので迅速、
容易に着脱交換を行うことができる。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例を示す外観図であ
る。
この実施例は、第5図に示した従来例の油圧式
シヨベル系掘削機を母体とし、これに本発明を適
用して改良したものであつて、第5図と同一の図
面参照番号を付したものは前記従来例と同一乃至
は類似の構成部材である。
説明の適宜上、本発明においてブームとは、車
体に対して軸着され、油圧力によつて垂直面内で
往復回動せしめられる部材をいう。ただし、車体
が水平地盤上に置かれている場合である。
また、本発明においてアームとは、前記のブー
ムの先端に回動可能に軸着され、その自由端にバ
ケツトやリツパ爪を着脱交換し得る杆状部材をい
う。
本実施例は、ブーム1の先端部に偏心重錘式の
起振機12を設置するとともに、ブーム起伏用油
圧シリンダ7′のピストンロツド7aが伸縮方向
に変位し得る緩衝手段(第3図について詳細後
述)を設ける。
第2図はブーム1の先端部を切断して前記偏心
重錘式の起振機12およびその駆動部分を現した
状態を描いてある。
油圧モータ12aに駆動プーリ12bを取り付
け、Vベルト12cによつて被動プーリ12dを
回転させる。
上記被動プーリ12dは第1回転軸12eに固
着されている。
上記と別体に、第2回転軸12fが設けられて
おり、 第1回転軸12eには偏心重錘12g-1が、第
2回転軸12fには偏心重錘12g-2が、それぞ
れ取り付けられている。
第1回転軸12eと第2回転軸12fとは、同
期歯車12hを介して伝動されていて、互いに等
速で反対方向に回転する。
このため、偏心重錘12g-1,12g-2が同期回
転してブーム1に振動を与える。
第1図から容易に理解できるように、ブーム1
に往復矢印a−b方向の振動が与えられると、ア
ーム2を介してバケツト3に振動が伝わり、振動
掘削、振動輾圧、振動土砂放出を行うことが出来
る。
しかし、これだけでは上記振動がブーム起伏シ
リンダ7′で拘束される上に、車体及び運転席が
激しく振動するので、該ブーム起伏シリンダ7′
に次記のような緩衝手段を設ける。
(第3図参照)ピストンロツド7aの先端部7
a−1はピストン7bに対して摺動自在に嵌合し、
座金つきナツト7a-2で抜け止めされている。
このピストンロツド7aに設けられたフランジ
状のバネ座7a-3とピストン7bとの間にコイル
スプリング7cが圧縮介装されている。
b-2はピストンパツキンである。
これにより、ピストンロツド7aはピストン7
bに対して伸縮方向に変位可能であり、コイルス
プリング7cによつて緩衝される。
この緩衝作用により、運転席への振動伝播が吸
収され、かつ、ブーム1の先端部の振動がブーム
シリンダ7′によつて拘束されない。
第4図は、第3図と異なる緩衝手段を示す。こ
の実施例は油圧的にピストンロツド7aの伸縮を
許容して緩衝機能を果たすものである。
油圧ポンプ7dは油タンク7e内の作動油を吸
入し、操作弁7fを介してシリンダボトム室b、
シリンダヘツド室hに圧力油を供給する。
上記シリンダボトム室b、シリンダヘツド室h
のそれぞれを、絞り機能を有する操作弁7gを介
して、小容量のアツキユムレータ7hに接続す
る。
上記操作弁7gを操作して、シリンダボトム室
b、シリンダヘツド室hにアツキユムレータ7h
を連通させると、ピストンロツド7aは伸縮方向
の変位を許容されて緩衝機能を果たす。本例(第
4図)によつても、前例(第3図)と同様の作
用、効果が得られる。
いま、小径の枝管を埋設するため、幅寸法W1
の小形バケツトで溝を掘つて埋め戻したとする
と、溝幅が役W1であるから、埋め戻した盛土の
輾圧は幅寸法W1の小形バケツトで行うのが一番
好都合である。
次いで大径の幹管を埋設するには、W2>W1
る幅寸法W2の大形バケツトで溝を掘り、該大形
バケツトで埋め戻し、該大形バケツトで輾圧する
のが最も好都合である。
このように、バケツトを交換使用する必要が有
する場合、本実施例によれば、大、中、小各種サ
イズのバケツトを交換する際、油圧ホースの着脱
操作を必要としないので迅速、容易に行い得る。
また、各サイズのバケツトそれぞれに起振機を
搭載する必要が無いので、バケツトの製造コスト
が安く、かつ、バケツトの運搬、保管が容易であ
る。
さらに、溝の掘削に先立つて固結層の破砕を必
要とする場合は、第1図に示したバケツト3をリ
ツパ爪(本第1図において図示省略、第7図にお
ける図面参照番号10)と交換する。この交換も
迅速、容易に行い得る。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、 大小各種バケツトの交換を迅速に行うことがで
き、 各バケツトに起振機を設置する必要が無く、 有効な振動掘削作業、振動輾圧作業を行うこと
ができ、 有効な振動破砕作業を行うことができ、 粘性土の土離れを振動によつて促進することが
でき 1台の油圧式シヨベル系掘削機を母体として、
油圧配管の着脱交換を要せずにそのフロントアタ
ツチメントの1部を交換して、破砕、広狭各種の
幅寸法の溝掘削、上記溝の埋戻し、及び、埋め戻
した土砂の輾圧を1台の機械で振動を利用して高
能率で行い得るという、優れた実用的効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本発明の一実施例を示し、
第1図は全体的外観図、第2図及び第3図は部分
的断面図である。第4図は他の実施例の油圧系統
図である。第5図乃至第7図は油圧式シヨベル系
掘削機の従来例を示し、第5図は全体的外観図、
第6図は輾圧作業中の状態を描いた説明図、第7
図はリツパ作業中の状態を描いた説明図である。 1……ブーム、2……従来例のアーム、3,
3′……バケツト、4……ブームピン、5……ア
ームピン、6……バケツトピン、7……ブームシ
リンダ、8……アームシリンダ、9……バケツト
シリンダ、10……リツパ爪、12……偏心重錘
式起振機、12a……油圧モータ、12g-1,1
g-2……偏心重錘、12h……同期歯車。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 油圧式のシヨベル系掘削機のフロントアタツ
    チメントであるブームの先端付近に、油圧モータ
    によつて回転駆動される偏心重錘式の起振機が設
    置されており、 上記ブームを起伏動させる油圧シリンダは、そ
    のピストンロツドを伸縮方向に変位せしめ得る緩
    衝手段を備えたものであることを特徴とする、振
    動掘削・輾圧・破砕機。
JP5377589A 1989-03-08 1989-03-08 振動掘削・輾圧・破砕機 Granted JPH02236319A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5377589A JPH02236319A (ja) 1989-03-08 1989-03-08 振動掘削・輾圧・破砕機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5377589A JPH02236319A (ja) 1989-03-08 1989-03-08 振動掘削・輾圧・破砕機

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Publication Number Publication Date
JPH02236319A JPH02236319A (ja) 1990-09-19
JPH0428859B2 true JPH0428859B2 (ja) 1992-05-15

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ID=12952190

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JP5377589A Granted JPH02236319A (ja) 1989-03-08 1989-03-08 振動掘削・輾圧・破砕機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5626457A (en) * 1995-11-20 1997-05-06 Action Machinery Company Of Alabama, Inc. Grapple impactor

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS518242U (ja) * 1974-07-08 1976-01-21
JPS5968436A (ja) * 1982-10-09 1984-04-18 Ooyodo Komatsu Kk 土木作業機械の先端工具の土落し装置

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