JPH0428858Y2 - - Google Patents

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JPH0428858Y2
JPH0428858Y2 JP1988071425U JP7142588U JPH0428858Y2 JP H0428858 Y2 JPH0428858 Y2 JP H0428858Y2 JP 1988071425 U JP1988071425 U JP 1988071425U JP 7142588 U JP7142588 U JP 7142588U JP H0428858 Y2 JPH0428858 Y2 JP H0428858Y2
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JP
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bumper
vehicle body
bumper reinforcement
fascia
reinforcement
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 A 産業上の利用分野 本考案は、車体に固定されるバンパーレインフ
オースの表面に樹脂製バンパーフエイシアを取付
けて成る自動車のバンパー装置に関し、特に軽衝
突時にバンパーレインフオースが車体に直接接触
しないように改良したものである。
B 従来の技術 第8図により従来の自動車のバンパー装置を説
明する。
バンパー10は、ウレタンなどの可撓性材料か
ら成るバンパーフエイシア11を、金属製のバン
パーレインフオース12の表面にクリツプ13に
よつて組み付けて構成される。このバンパー10
は、バンパーフエイシア11が外側に位置するよ
うに、車体強度メンバを構成するテールクロスメ
ンバー1にバンパーレインフオース12を介して
取り付けられる。かかる取り付けに際しては、バ
ンパーレインフオース12の端部12aとテール
クロスメンバー1との間に所定の間〓dを設けて
おき、軽衝突時の衝撃でバンパー10がある程
度、車体パネル方向に移動してもバンパーレイン
フオース12がテールクロスメンバー1に当接せ
ず金属同志の干渉を防止している。
C 考案が解決しようとする問題点 このような従来の自動車のバンパー装置では、
上述の間〓dを穏蔽して外観をよくするためサイ
トシールド2がバンパー1の上方に位置するよう
にテールクロスメンバー1に装着されている。従
つて、部品点数が多くなり、重量が増大する問題
がある。
これに対して、衝突時のバンパーの移動量や変
形例を少なくするためバンパーレインフオースの
剛性とバンパー取付部分の剛性とを高めると、こ
れらの部材の重量が増大し、またコスト高とな
る。
本考案の目的は、各部材の剛性を高めることな
く、バンパーレインフオースと車体との間〓を小
さくできる自動車のバンパー装置を提供すること
にある。
D 問題点を解決するための手段 本考案は、可撓性材料により成型されたバンパ
ーフエイシアをバンパーレインフオースの外面に
取り付けて成るバンパーが、バンパーレインフオ
ースの上面端部と車体との間に間隔を有して取り
付けられる自動車のバンパー装置に適用される。
そして、バンパーフエイシアの上面端部にはバ
ンパーレインフオースの上面端部よりも車体側に
突出し下方に屈曲させた場合に前記バンパーレイ
ンフオースの上面端部とこの上面端部と対向する
前記車体との間に介在し得る突出長を有するプロ
テクタ部を屈曲可能に当該バンパーフエイシアと
一体的に形成し、、このプロテクタ部と対向する
車体には、バンパー装置が車体側へ移動したとき
にプロテクタ部を下方に屈曲させてバンパーレイ
ンフオースと車体との間に当該プロテクタ部を介
在させるように導くガイド面を形成することによ
り、上述の問題点が解決される。
E 作用 上記構成では、軽衝突によつてバンパーが車体
側に押し込まれると、バンパーフエイシアのプロ
テクタ部が車体のガイド面に沿つて屈曲して車体
とバンパーレインフオースとの間に挿入し、これ
らの直接の干渉が防止される。また、プロテクタ
部はバンパーレインフオースの上面端部よりも車
体側に突出されているので、車体とバンパーレイ
ンフオースとの間隔が隠蔽される。
F 実施例 第1図〜第5図により本考案の一実施例を説明
する。この実施例のバンパー30は第5図に示す
ように、バツクドア3を有するハツチバツクタイ
プあるいはバンタイプの自動車100の車体後部
に取り付けられるリヤバンパーに適用したもので
ある。
第1図は第5図のA−A線断面図、第2図は第
1図の部分拡大断面図であり、フロアパネル21
の後部にテールクロスメンバー22が形成されて
いる。テールクロスメンバー22は車体強度メン
バをなすものであり、テールクロスメンバーアウ
タパネル221とテールクロスメンバーインナパ
ネル222とを接合し、かつ両パネルをフロアパ
ネル21に接合してボツクス形の閉断面形状とさ
れる。4はこのテールクロスメンバー22に嵌着
されたゴムなどのウエーザーストリツプであり、
バツクドア3の閉止時にバツクドア3が当接して
雨水などの進入を防止する。
バンパー30は、可撓性を有する樹脂で成形さ
れたバンパーフエイシア31を、上述したと同様
に金属製のバンパーレインフオース32に図示し
ないクリツプなどで一体化して構成され、テール
クロスメンバー22にビスなどで取付けられる。
そしてこのとき、テールクロスメンバーアウタパ
ネル221とバンパーレインフオース32との最
小寸法が、d(第2図)とされる。
バンパーフエイシア31は第4図に示す如くバ
ンパーレインフオース32の外面に沿う形状に形
成されるが、第2図の詳細図にも示すようにテー
ルクロスメンバーアウタパネル221と対向する
上縁には、バンパーフエイシア本体311から分
岐される舌状のプロテクタ部312が形成されて
いる。バンパーフエイシア本体311の端部31
1aはバンパーレインフオース32の折返し部3
21内に挿入され、衝突時に外方へ拡がるのを防
止している。プロテクタ部312はバンパーレイ
ンフオース32の折返し部321よりも車体側に
突出し、その先端は間〓d内に位置している。ま
たプロテクタ部312は先端に向かつて肉薄とな
る先細り形状とされ、容易に屈曲するようになつ
ている。本実施例においては、このプロテクタ部
312が対向するテールクロスメンバーアウタパ
ネル221には円弧状のガイド面221aが形成
されており、衝突時にバンパー30に作用する外
部入力によつてプロテクタ部311がテールクロ
スメンバーアウタパネル221に当接すると、プ
ロテクタ部312がガイド面221aに沿つて下
方へ折れ曲がるようになつている。また、プロテ
クタ部312は、ガイド面221aに沿つて下方
へ折れ曲がつた場合に、第3図に示したように、
前記バンパーレインフオース32の上面端部であ
る折り返し部321とこの折返し部321に対向
する車体のテールクロスメンバーアウタパネル2
21との間に介在し得る突出長を有している。
次に軽衝突時の各部の動きを説明する。
軽衝突時の外部入力によつてバンパー30が車
体側に移動あるいは変形すると、まずバンパーフ
エイシア31のプロテクタ部312の先端がテー
ルクロスメンバーアウタパネル221に当接す
る。プロテクタ部312は先細り形状のため大き
な可撓性を有し、かつテールクロスメンバーアウ
タパネル221にはガイド面221aが形成され
ているので、プロテクタ部312がこのガイド面
221aに沿つて摺動しつつ下方向に屈曲する。
これにより、第3図に示すようにプロテクタ部3
12がテールクロスメンバーアウタパネル221
とバンパーレインフオース32の折返し部321
との間に入り込む。したがつて、バンパーレイン
フオース32がテールクロスメンバーアウタパネ
ル321に直接当接せず、テールクロスメンバー
22の損傷が少ない。
このため、上述したテールクロスメンバー22
とバンパーレインフオース32との間の間〓dを
従来よりも小さくでき、次のような効果が得られ
る。
車両の全長を一定としたとき、間〓dが短縮
された長さ分だけ、テールクロスメンバー22
の車両前後方向の長さを長くでき、ボツクス状
閉断面の面積が大きくなり、以つて車体の強度
を向上できる。
また、テールクロスメンバー22の従来のま
まとして車室内の車両前後方向の長さを長くで
き、居住空間が広げられる。
間〓dを隠蔽するサイトシールドが不要とな
り部品点数およびコスト低減が図れる。
軽衝突時に金属製のバンパーレインフオース
32の折返し部321と車体のテールクロスメ
ンバーアウタパネル221との当接が樹脂製の
プロテクタ部312により回避され、テールク
ロスメンバーアウタパネル221が損傷しある
いは塗装が剥がれる不都合を防止できる。
次にバンパーフエイシア31の製造方法につい
て説明する。
バンパーフエイシア31は樹脂の一体成型品で
あり、第6図に示すように、その金型50は、上
型51と下型52とから成り、これらの間にバン
パーフエイシア31成形用のキヤビテイ53が形
成されている。樹脂材はランナーに連通するゲー
ト54からキヤビテイ53内に導入され、冷却、
硬化される。ゲート54とキヤビテイ53との間
の一部分には流路が狭くなつたフイルムゲート5
5が形成されており、樹脂材はキヤビテイ53の
みならずフイルムゲート55にまで充満されて硬
化される。
硬化された樹脂材を切断してバンパーフエイシ
ア31を得るが、本実施例ではフイルムゲート5
5の略中央部分で切断することにより、フイルム
ゲート55およびフイルムゲート55からキヤビ
テイ53に連通する通路56で硬化した樹脂をバ
ンパーフエイシア31のプロテクタ部312とし
て利用することができる。第4図はこのように成
形されたバンパーフエイシア31を示すが、従来
では廃棄されているフイルムゲート55および通
路56部分で硬化した樹脂をプロテクタ部312
として使用するので原料の有効利用が可能となつ
ている。
第7図はバンパーフエイシア31の変形例を示
す断面図であり、同図aはプロテクタ部312の
中間部分上面に段部61が形成され、同図bはプ
ロテクタ部312の下面に溝部62が形成され、
同図cはプロテクタ部312の上面に溝部63が
形成されている。これら段部61、溝62,63
の形成により、プロテクタ部312は下方に屈曲
し易くなつており、テールクロスメンバー22と
の当接で容易にバンパーレインフオース32とテ
ールクロスメンバー22との間に入り込む。
なお上記実施例ではリヤバンパーについて説明
したが、本考案ではフロントバンパーにも同様に
適用できる。
G 考案の効果 本考案によれば、可撓性を有する樹脂により成
形されたバンパーフエイシアの上面端部を金属製
のバンパーレインフオースの上面端部よりも車体
側に突設させてプロテクタ部を形成し、軽衝突時
に車体とバンパーレインフオースとの間にプロテ
クタ部が入るように当該プロテクタ部を屈曲可能
に形成したので、車体とバンパーレインフオース
とが当接するのを防止できる。従つて、車体とバ
ンパーレインフオースとの間〓を小さくでき、
車両全長を変えずにテールクロスメンバーのよう
な車体強度メンバの剛性を向上できるとともに車
室内を広くでき、外観向上のためのサイトシー
ルドも不要とすることができ、重量低減とコスト
低減が図れる。また、剛性の高い金属製のバン
パーレインフオースを用いて重衝突時にバンパー
として充分な強度を確保しつつ、軽衝突時には金
属製のバンパーレインフオースの上面端部と車体
との当接によつて車体が損傷し或は塗装が剥がれ
る不都合を防止でき、可撓性を有する樹脂製の
バンパーフエイシアは軽衝突時の衝撃が解除され
れば元の形状に復帰することから、重衝突時に対
する強度を金属製のバンパーレインフオースによ
り確保しつつ、軽衝突後の外観品質の維持を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の断面を示し第5図
A−A線における断面図、第2図はその拡大断面
図、第3図は動作を説明する断面図、第4図はバ
ンパーレインフオースの部分斜視図、第5図は自
動車の斜視図、第6図はバンパーレインフオース
成形金型の断面図、第7図a,b,cはプロテク
タ部の変形例を示す断面図、第8図は従来例のバ
ンパーの取り付け状態の断面図である。 30……バンパー、31……バンパーフエイシ
ア、32……バンパーレインフオース、22……
テールクロスメンバー(車体)、221……ガイ
ド面、312……プロテクタ部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 可撓性を有する樹脂により成形されたバンパー
    フエイシアを金属製のバンパーレインフオースの
    外面に取り付けて成るバンパーが、前記バンパー
    レインフオースの上面端部と車体との間に間隔を
    有して取り付けられる自動車のバンパー装置にお
    いて、 前記バンパーフエイシアの上面端部には、前記
    バンパーレインフオースの上面端部よりも車体側
    に突出し下方に屈曲させた場合に前記バンパーレ
    インフオースの上面端部とこの上面端部と対向す
    る前記車体との間に介在し得る突出長を有するプ
    ロテクタ部が屈曲可能に当該バンパーフエイシア
    と一体的に形成され、このプロテクタ部と対向す
    る車体には、前記バンパー装置が車体側へ移動し
    たときに前記プロテクタ部を下方に屈曲させて前
    記バンパーレインフオースと車体との間に当該プ
    ロテクタ部を介在させるように導くガイド面が形
    成されていることを特徴とする自動車のバンパー
    装置。
JP1988071425U 1988-05-30 1988-05-30 Expired JPH0428858Y2 (ja)

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JP1988071425U JPH0428858Y2 (ja) 1988-05-30 1988-05-30

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JPH01174260U JPH01174260U (ja) 1989-12-11
JPH0428858Y2 true JPH0428858Y2 (ja) 1992-07-14

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS606361U (ja) * 1983-06-23 1985-01-17 株式会社田村電機製作所 外部接続機能付電話機

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61143952U (ja) * 1985-02-28 1986-09-05

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JPS606361U (ja) * 1983-06-23 1985-01-17 株式会社田村電機製作所 外部接続機能付電話機

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JPH01174260U (ja) 1989-12-11

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