JPH04288560A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH04288560A
JPH04288560A JP3019369A JP1936991A JPH04288560A JP H04288560 A JPH04288560 A JP H04288560A JP 3019369 A JP3019369 A JP 3019369A JP 1936991 A JP1936991 A JP 1936991A JP H04288560 A JPH04288560 A JP H04288560A
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JP
Japan
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image
transfer paper
image forming
fixing
photoreceptor
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Yutaka Kashiwabara
裕 柏原
Yoshihiro Abe
佳弘 阿部
Yoshiharu Hario
針生 善晴
Yuko Usui
薄井 祐子
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像形成装置に関し、詳
しくは、自動的に両面画像を形成することができる、又
は自動的に合成画像を形成することのできる複写機、プ
リンタ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】感光体、光学変倍制御手段、転写紙搬送
手段、定着手段を構成要素として含む像形成手段を用い
て転写紙への画像転写及びこの画像転写された転写紙の
画像定着を複数回繰り返す画像形成装置がある。
【0003】このような画像形成装置のうち、最近の複
写機においては、所定のコピー動作によってトナー像が
転写された転写紙に、定着手段によって、加熱或いは加
熱及び加圧を行ない、トナー像を定着させる所謂、加熱
定着方式が採用されるのが一般的である。
【0004】ところが、加熱定着方式の特徴として、転
写紙自体に含まれる水分が定着の熱によって蒸発してし
まうため、定着後は、転写紙が収縮するという現象があ
げられる。また、転写紙の種類によって収縮の度合いも
それぞれ異なる。ここで、一度、定着によって収縮した
転写紙が元に戻るまでに、15〜20分程度の時間がか
かることが経験的に知られている。
【0005】通常の片面コピーの場合には、前記した、
転写紙収縮現象は不具合とはならない。しかし、両面複
写機能を備えた複写機で両面コピーをとる場合は、転写
紙の表面へのトナー像の転写、定着が終了した後に裏面
への転写が行なわれるため、裏面への転写時には、転写
紙が収縮した状態となっている。
【0006】そして、このように収縮した状態で転写さ
れた転写紙は、転写後に、時間の経過とともに元のサイ
ズに戻る。そして、この戻る過程で、裏面定着画像も転
写紙とともに伸び、定着時よりも若干大きめの像となっ
てしまう。
【0007】従って、裏面の像、単独でみた場合に原稿
との対比で大きな像となっていること、及び、転写紙の
裏、表で像の大きさが異なること、などから、ユーザー
の意図した像が得られない結果となる。
【0008】かかる現象は、両面モード時に限らず、合
成モード時にも生じ得る。つまり、同一の転写紙に連続
して複数回の転写、定着が行なわれた場合に生じる。
【0009】因みに、両面モード時には、プラテン上に
載置された原稿と同一又は相似の静電潜像を感光体に形
成し、この静電潜像をトナーで現像してトナー像を作り
、このトナー像を搬送ローラにて送られた転写紙の表面
に転写した後、定着し、再び同様のプロセスを行なって
該転写紙の裏面にトナー像を転写し、定着してから排出
するというプロセスが行なわれものである。
【0010】また、合成モード時には、プラテン上に載
置された原稿と同一又は相似の静電潜像を感光体に形成
し、この静電潜像をトナーで現像してトナー像を作り、
このトナー像を搬送ローラにて送られた転写紙に転写し
た後、定着し、再び同様のプロセスを行なって該転写紙
の同一面にトナー像を転写し、定着するというプロセス
が行なわれるものである。
【0011】ところで、前述したような、像の大きさの
変化を回避するには、複写された転写紙の縦、横倍率を
原稿のサイズと一致させる手法、例えば、光学系の走査
速度やレンズ位置をプログラムモードにてマニュアル変
化させる方法を用いることができる。
【0012】つまり、複写された転写紙の長さを実測し
、原稿との差分を光学系の走査速度及びレンズ位置につ
いて、それぞれマニュアルで調節することで原稿長さと
一致させるのである。
【0013】このような技術として、特開昭62−44
728号公報及び特公平1−19570号公報に開示さ
れたものがある。
【発明が解決しようとする課題】
【0014】しかし、前記開示技術にかかる方法は、予
め設定した値だけで調節が行なわれるので、同一の転写
紙に対して一回しか画像形成プロセスが行なわれない場
合には的するであろうが、同一の転写紙に対して連続し
て転写、定着が行なわれるケースには適合しない。よっ
て、両面モード時や合成モード時に発生する転写紙の収
縮による倍率の狂いを自動的に補正することができない
【0015】本発明は、両面モード時や、合成モード時
に発生する転写紙の収縮による倍率の狂いを自動的に補
正することができる画像形成装置を提供することを目的
とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る画像形成装置においては、画像定着後
の転写紙の長さを検出する検出手段から得られた情報に
基づき、その転写紙の収縮率を求め、この収縮率に応じ
た大きさの像が形成されるように、感光体、光学変倍制
御手段、転写紙搬送手段、定着手段を構成要素として含
む像形成手段の構成要素の全部又は一部を制御して画像
形成を行なうこととした。
【0017】ここに、転写紙の画像定着後の収縮分を転
写紙の搬送方向の長さから検出する検出手段を設け、両
面モード時には、前記検出手段によって検出されたデー
タより算出された収縮率に基づいて、光学変倍制御手段
を制御して該転写紙の裏面用の画像形成を行なうとよい
【0018】また、転写紙の画像定着後の収縮分を転写
紙の搬送方向の長さから検出する検出手段を設け、合成
モード時には、前記検出手段によって検出されたデータ
より算出された収縮率に基づいて光学変倍制御手段を制
御して、次ぎに該転写紙に合成画像として形成されるべ
き像の画像形成を行なうとよい。
【0019】また、転写紙の画像定着後の収縮分を転写
紙の搬送方向の長さから検出する検出手段を設け、両面
モード時には、前記検出手段によって検出されたデータ
より算出された収縮率に基づいて感光体速度、転写紙搬
送速度、光学変倍制御手段を制御して該転写紙の裏面の
画像形成を行なうとよい。
【0020】また、転写紙の画像定着後の収縮分を転写
紙の搬送方向の長さから検出する検出手段を設け、合成
モード時には、前記検出手段によって検出されたデータ
より算出された収縮率に基づいて感光体速度、転写紙搬
送速度、光学変倍制御手段を制御して次ぎに該転写紙に
合成画像として形成されるべき像の画像形成を行なうと
よい。
【0021】また、転写紙の画像定着後の収縮分を転写
紙の搬送方向に対してその直角方向の長さから検出する
検出手段を設け、合成モード時には、前記検出手段によ
って検出されたデータより算出された収縮率に基づいて
光学変倍制御手段を制御して次ぎに該転写紙に合成画像
として形成されるべき像の画像形成を行なうとよい。
【0022】
【作用】定着熱等の影響で収縮している転写紙が、その
後、復元拡大される分、予め小さな像が感光体上に作ら
れる。
【0023】
【実施例】第1の例(図1、図8、図12乃至図14参
照。) 本例は、請求項2に対応する。本例は、適用されるとき
のモードが両面モード時であり、検出手段による検出内
容が転写紙の搬送方向の長さであり、検出結果に基づく
制御対象が光学変倍制御手段の、レンズ、ミラー、スキ
ャナーである。
【0024】画像形成装置の一例として、複写機につい
てプロセスの概要を図12により説明する。先ず、片面
モード時のプロセスについて説明すると、この複写機で
は、画像形成に際し、照明ランプ3と反射板4と第1ミ
ラー5を有する第1スキャナー6及び第2ミラー7と第
3ミラー8を有する第2スキャナー9が、プラテン2上
に載置された原稿1の面を走査する。
【0025】この走査に伴い、原稿からの反射光がレン
ズ10を介して感光体14に到り、結像露光される。な
お、感光体14は予め、帯電器15によって暗中にて一
様に帯電されているものとする。
【0026】こうして感光体14上に担持された静電潜
像は、現像部16を通過する際にトナーによって可視像
化される。
【0027】一方、給紙部にストックされている転写紙
Sは給紙ローラ29又は30によって分離されてレジス
トローラー31に送られる。そして、ここで一旦待機し
、感光体上のトナー像の到来とタイミングを合わせて、
送り出される。
【0028】この搬送の過程で、搬送路の途中に設けら
れたセンサからなる検出手段33により、センサ検知時
間から転写紙の進行方向での長さ(以下、単に転写紙の
長さという。)が測定される。
【0029】こうして転写紙は転写分離部17に到る。 そして感光体より転写紙の表面にトナー像の転写が行な
われ、次いで転写紙は感光体から分離されて、転写紙搬
送手段19で搬送されて定着手段20に達し、ここで加
熱定着される。
【0030】定着を終えた転写紙は、定着熱により正常
な寸法よりも収縮している。この転写紙は、搬送路の途
中に設けられたセンサからなる検出手段35によりセン
サ検知時間から転写紙の長さが測定される。この検出手
段35による測定データは、先の検出手段33による測
定データと比較され、紙の収縮分が算出されてメモリー
される。
【0031】この転写紙は、通常、片面モード時は、排
紙ローラー24により、排紙トレイ25上に排紙される
【0032】次ぎに、両面モード時のプロセスについて
説明する。両面モード時には、先ず、前記片面モードに
準じて転写紙の表面に画像が転写される。そして、この
画像を定着された後の転写紙は、経路切り換え爪21に
より、用紙反転部23に導かれ、しかる後、逆向きに搬
送されて中間トレイ27に収納される。
【0033】こうして、中間トレイ27上に収納された
転写紙は、給紙ローラー28により再給紙される。その
際、第1スキャナー6、第2スキャナー9の走査速度及
びレンズ10、ミラー11、12の相対位置が、前記片
面モード時にメモリーされた転写紙の収縮率分を補正し
得る値となるように設定され、この設定値により感光体
14上に静電潜像が担持される。
【0034】つまり、両面モード時は転写紙の収縮分を
見込んで、転写紙の長さ方向については第1、第2スキ
ャナーの走査速度を変化させ、幅方向の収縮分はレンズ
10の位置とミラー11、ミラー12の位置を変化させ
て静電潜像が担持されるのである。
【0035】ここで、転写紙の長さ方向及び幅方向の収
縮分は、経験的に略同一であることが知られているので
、本例では、収縮率は転写紙の長さ方向(進行方向)の
測定データのみから算出されたものを用いている。
【0036】こうして感光体上に担持された静電潜像は
現像の後、転写紙の裏面に転写され、定着手段20を経
て排紙トレイ25に排紙される。これで両面に画像の形
成された転写紙が得られた訳である。
【0037】なお、第1スキャナー6は照明ランプ3と
反射板4を有し、第2スキャナー9は第2ミラー7、第
3ミラー8を有し、これらは、スキャナーモーターM1
により駆動されるようになっている。
【0038】検出手段33、35として用いられている
センサは、図15に示すようにセンサ発光部46とセン
サ受光部47からなる反射型のものが用いられ、図16
に示すように、このセンサ受光部の出力がオンとなって
いる時間Δtを検出し、これから転写紙の長さを算出す
る。
【0039】次ぎに、第1図のフローチャートによって
、両面モード時の倍率補正プロセスについて説明する。
【0040】プロセス(イ)−1:図1において、両面
モードが選択されると、一連のプロセスを包含するプロ
セス(イ)−1が実行される。このプロセス(イ)−1
では、転写紙表面への画像記録の過程で、検出手段33
、35により定着前と定着後の転写紙の長さを読み込み
、転写紙裏面に形成されるべき画像について、転写紙の
長さ、幅の各方向の倍率補正量を算出する。
【0041】ここに、表面画像を定着前の転写紙の長さ
を1L1、表面画像の定着後の転写紙の長さを1L2と
すれば、転写紙裏面用の画像形成に際しての倍率補正量
は、 長さ補正量=1L2/1L1 幅  補正量=1L2/1L1 で表される。
【0042】プロセス(ロ)−1:次ぎに、一連のプロ
セスを包含するプロセス(ロ)−1が実行される。この
プロセス(ロ)−1では、裏面画像形成時には、前記プ
ロセス(イ)−1で算出された補正量に応じて、縦倍率
と横倍率が算出され、これらの倍率で画像形成がなされ
るように光学変倍制御手段による作像条件が調整される
。この例では、縦倍率はスキャナー走査速度、横倍率は
レンズとミラー位置をそれぞれ修正することによって条
件が整えられる。
【0043】即ち、倍率設定は、 補正後縦倍率=設定倍率(mT)×1L2/1L1補正
後横倍率=設定倍率(mR)×1L2/1L1で表され
る。従って、仮に、 1L1=100、        mT=100%1L
2=  99、        mR=100%とすれ
ば、   補正後縦倍率=mT×1L2/1L1=100×9
9/100=99%  補正後横倍率=mR×1L2/
1L1=100×99/100=99%となる。よって
、縦倍率は補正により99%時のスキャナー速度に、横
倍率は補正により99%時のレンズ、ミラー位置にそれ
ぞれ設定される。
【0044】プロセス(ハ)−1:次ぎに、一連のプロ
セスを包含するプロセス(ハ)−1が実行される。この
プロセス(ハ)−1では、裏面画像形成が終了すること
を条件に、前記プロセス(ロ)−1で行なった縦、横の
各倍率の補正を解除して初期設定値に戻し、次ぎの画像
形成に備える。
【0045】次ぎに、前記プロセスを含め、複写機を制
御するための制御回路について図8により説明する。こ
の制御回路は、複写制御用のマスター・マイクロコンピ
ューター(以下、CPU1Aという。)、光学制御用の
スレーブ・マイクロコンピューター(以下、CPU2A
という。)、制御データ保持の為、電池でバックアップ
されたランダム・アクセスメモリ(以下、RAMという
。)を中心に構成されている。
【0046】CPU1Aには操作入力を行ない、表示も
行なう操作制御部と、複写制御用としての図示しない各
種センサ入力信号、各種負荷出力信号等がインタフェー
スI/O1a、I/O2aを通して授受されるようにな
っている。また、転写紙の長さ及び幅を検知する検出手
段からのセンサ群信号がインタフェースI/O3aを通
して入力されるようになっている。
【0047】一方、CPU2Aには、第1スキャナー6
、第2スキャナー9を走査駆動させるDCサーボモータ
によるスキャナーモーターM1や、レンズ10、ミラー
11、12駆動用のステッピングモータM2、M3等が
接続されている。
【0048】かかる構成において、オペレータにより操
作制御部から入力された信号に基づき、マスターCPU
1Aが両面モードと判定すると、モード信号、制御デー
タがスレーブCPU2Aに伝達され、図1に示したフロ
ーチャートに従うプロセスが実行される。
【0049】このように、本例では、表面画像形成時に
定着後の転写紙の収縮率を検出及び算出して、その補正
情報を光学変倍制御手段にフィードバックするので、両
面画像形成時の転写紙の収縮による倍率の狂いを除去し
、原稿像と複写されたコピー上の像を制度よく一致させ
ることができる。
【0050】第2の例(図2、図8、図14乃至図16
参照。) 本例は、請求項3に対応する。本例は、適用されるとき
のモードが合成モード時であり、検出手段による検出内
容が転写紙の搬送方向であり、検出結果に基づく制御対
象が、光学変倍制御手段のうち、レンズ、ミラー、スキ
ャナーである。
【0051】画像形成装置の一例として、複写機につい
てプロセスの概要を図14により説明する。先ず、片面
モード時のプロセスであるが、これについては、前記例
1において説明した内容と全く同一であるので説明を省
略する。
【0052】次ぎに、合成モード時のプロセスについて
説明する。合成モード時には、先ず、前記片面モードに
準じて転写紙の表面に画像が転写される。そして、この
画像を定着された後の転写紙は、経路切り換え爪21、
22により、方向を制御されて搬送され、中間トレイ2
7に収納される。
【0053】こうして、中間トレイ27上に収納された
転写紙は、給紙ローラー28により再給紙される。その
際、第1スキャナー6、第2スキャナー9の走査速度及
びレンズ10、ミラー11、12の相対位置が、前記片
面モード時にメモリーされた転写紙の収縮率分を補正し
得る値となるように設定され、この設定値により感光体
14上に静電潜像が担持される。
【0054】つまり、合成時は転写紙の収縮分を見込ん
で、転写紙の長さ方向については第1、第2スキャナー
の走査速度を変化させ、幅方向の収縮分はレンズ10の
位置とミラー11、12の位置を変化させて静電潜像が
担持されるのである。
【0055】ここで、転写紙の長さ方向及び幅方向の収
縮分は、経験的に略同一であることが知られているので
、本例では、収縮率は転写紙の長さ方向(進行方向)の
測定データのみ算出されたものを用いている。
【0056】こうして、感光体上に担持された静電潜像
は現像の後、転写紙の表面に転写され、定着手段20を
経て排紙トレイ25に排紙される。これで、表面に合成
画像の形成された転写紙が得られた訳である。
【0057】本例において、光学変倍制御手段、検出手
段33、35等(図15、図16参照。)が用いられる
が、前記例1で説明した内容と重複するので、説明は省
略する。
【0058】次ぎに、図2のフローチャートによって、
合成モード時の倍率補正プロセスについて説明する。
【0059】プロセス(イ)−2:図2において、合成
モードが選択されると、一連のプロセスを包含するプロ
セス(イ)−2が実行される。このプロセス(イ)−2
では、転写紙表面への被合成画像の記録、例えば、初回
の画像形成の過程で、検出手段33、35により定着前
と定着後の転写紙の長さを読み込み、転写紙表面への被
合成画像記録の後、この画像に合成されるべき画像、つ
まり合成画像について、転写紙の長さ、幅の各方向の倍
率補正量を算出する。
【0060】ここに、被合成画像について、定着前の転
写紙の長さを2L1、定着後の転写紙の長さを2L2と
すれば、合成画像の形成に際しての倍率補正量は、長さ
補正量=2L2/2L1 幅  補正量=2L2/2L1 で表される。
【0061】プロセス(ロ)−2:次ぎに、一連のプロ
セスを包含するプロセス(ロ)−2が実行される。この
プロセス(ロ)−2では、合成画像形成時には、前記プ
ロセス(イ)−2で算出された補正量に応じて、縦倍率
と横倍率が算出され、これらの倍率で画像形成がなされ
るように光学変倍制御手段による作像条件が調整される
。この例では、縦倍率はスキャナー走査速度、横倍率は
レンズとミラー位置をそれぞれ修正することによって条
件が整えられる。
【0062】即ち、倍率設定は、 補正後縦倍率=設定倍率(mT)×2L2/2L1補正
後横倍率=設定倍率(mR)×2L2/2L1で表され
る。従って、仮に、 2L1=100、        mT=100%2L
2=  99、        mR=100%とすれ
ば、   補正後縦倍率=mT×2L2/2L1=100×9
9/100=99%  補正後横倍率=mR×2L2/
2L1=100×99/100=99%となる。よって
、縦倍率は補正により99%時のスキャナー速度に、横
倍率は補正により99%時のレンズ、ミラー位置にそれ
ぞれ設定される。
【0063】プロセス(ハ)−2:次ぎに、一連のプロ
セスを包含するプロセス(ハ)−2が実行される。この
プロセス(ハ)−2では、裏面画像形成が終了すること
を条件に、前記プロセス(ロ)−2で行なった縦、横の
各倍率の補正を解除して初期設定値に戻し、次ぎの画像
形成に備える。
【0064】次ぎに、前記プロセスを行なうための制御
回路は、例1で図8により説明した内容に準ずる。図8
に示した制御回路において、オペレータにより走査制御
部から入力された信号に基づきCPU1Aが合成モード
と判定すると、モード信号、制御データがCPU2Aに
伝達され、図2に示したフローチャートに従うプロセス
が実行される。
【0065】このように、本例では、被合成画像形成時
に定着後の転写紙の収縮率を検出及び算出して、その補
正情報を光学変倍制御手段にフィードバックするので、
合成画像形成時の転写紙の収縮による倍率の狂いを除去
し、原稿像と複写されたコピー上の像を精度よく一致さ
せることができる。
【0066】第3の例(図1、図9、図14乃至図16
参照。) 本例は、請求項4に対応する。本例は、適用されるとき
のモードが両面モード時であり、検出手段による検出内
容が転写紙の搬送方向であり、検出結果に基づく制御対
象が、感光体速度、転写紙搬送速度、光学変倍制御手段
のうち、レンズとミラーである。
【0067】画像形成装置の一例として、複写機につい
てプロセスの概要を図14により説明する。先ず、片面
モード時のプロセスであるが、これについては、前記例
1において説明した内容と全く同一であるので説明を省
略する。
【0068】次ぎに、両面モード時のプロセスについて
説明する。両面モード時には、先ず、前記片面モードに
準じて転写紙の表面に画像が転写される。そして、この
画像を定着された後の転写紙は、経路切り換え爪21に
より、用紙反転部23に導かれ、しかる後、逆向きに搬
送されて中間トレイ27に収納される。
【0069】こうして、中間トレイ27上に収納された
転写紙は、給紙ローラー28により再給紙される。その
際、感光体駆動モーターM4により感光体14の速度が
、搬送ローラー駆動モーターM5により転写紙搬送速度
が、又、レンズ10、ミラー11、12の相対位置が、
それぞれ、前記片面モード時にメモリーされた転写紙の
収縮率分を補正し得る値となるように設定され、この設
定値により感光体14上に静電潜像が担持される。
【0070】つまり、両面時は転写紙の長さ方向につい
ては感光体速度と転写紙搬送速度とを変化させ、、幅方
向の収縮分はレンズ10位置とミラー11、12の位置
を変化させて静電潜像を担持させるのである。
【0071】ここで、転写紙の長さ方向及び幅方向の収
縮分は、経験的に略同一であることが知られているので
、本例では、収縮率は転写紙の長さ方向(進行方向)の
測定データのみ算出されたものを用いている。
【0072】こうして、感光体上に担持された静電潜像
は現像の後、転写紙の裏面に転写され、定着手段20を
経て排紙トレイ25に排紙される。これで、両面に画像
の形成された転写紙が得られた訳である。
【0073】本例において、光学変倍制御手段、検出手
段33、35等(図15、図16参照。)が用いられる
が、前記例1で説明した内容と重複するので、説明は省
略する。
【0074】次ぎに、第1図のフローチャートによって
、両面モード時の倍率補正プロセスについて説明する。
【0075】プロセス(イ)−3:図1において、両面
モードが選択されると、一連のプロセスを包含するプロ
セス(イ)−3が実行される。このプロセス(イ)−3
では、転写紙表面への画像の記録の過程で、検出手段3
3、35により定着前と定着後の転写紙の長さを読み込
み、転写紙裏面に形成されるべき画像について、転写紙
の長さ、幅の各方向の倍率補正量を算出する。
【0076】ここに、表面画像を定着前の転写紙の長さ
を3L1、表面画像の定着後の転写紙の長さを3L2と
すれば、転写紙裏面用の画像形成に際しての倍率補正量
は、 長さ補正量=3L1/3L2 幅  補正量=3L2/3L1 で表される。
【0077】プロセス(ロ)−3:次ぎに、一連のプロ
セスを包含するプロセス(ロ)−3が実行される。この
プロセス(ロ)−3では、裏面画像形成時には、前記プ
ロセス(イ)−3で算出された補正量に応じて、縦倍率
と横倍率が算出され、これらの倍率で画像形成がなされ
るように作像条件が調整される。この例では、縦倍率は
感光体速度及び転写紙搬送速度を変えることにより、横
倍率はレンズとミラー位置を変えることにより、条件が
整えられる。
【0078】即ち、倍率設定は、   補正後縦倍率=(補正後の感光体速度=転写紙搬送
速度)              =設定速度Vo×
3L1/3L2   補正後横倍率=設定倍率(mR)×3L2/3L1
で表される。従って、仮に、 3L1=100、        Vo=100mm/
s3L2=  99、        mR=100%
とすれば、   補正後縦倍率=Vo×3L1/3L2=100×1
00/99=101mm/s  補正後横倍率=mR×
3L2/3L1=100×99/100=99%となる
。よって、縦倍率は感光体速度及び転写紙搬送速度を1
01mm/sに、横倍率は補正により99%時のレンズ
、ミラー位置にそれぞれ設定される。
【0079】プロセス(ハ)−3:次ぎに、一連のプロ
セスを包含するプロセス(ハ)−3が実行される。この
プロセス(ハ)−3では、裏面画像形成が終了すること
を条件に、前記プロセス(ロ)−3で行なった縦、横の
各倍率の補正を解除して初期設定値に戻し、次ぎの画像
形成に備える。
【0080】次ぎに、前記プロセスを行なうための制御
回路について図9により説明する。この制御回路は、複
写制御用のマスター・マイクロコンピューター(以下、
CPU1Bという。)、光学制御用のスレーブ・マイク
ロコンピューター(以下CPU2Bという。)、制御デ
ータ保持の為、電池で保持されたランダム・アクセス・
メモリ(以下、RAMという。)を中心に構成されてい
る。
【0081】CPU1Bには操作入力を行ない、また、
表示も行なう操作制御部と、感光体を駆動するサーボモ
ータによる感光体駆動モーターM4、転写紙を搬送する
搬送ローラーを駆動する搬送ローラー駆動モーターM5
、CPU2B、RAM、各種センサ入力信号及び各種負
荷出力信号の授受を行なうインタフェースI/O1b、
I/O2b、I/O3b等が接続されている。また、C
PU2Bには、スキャナーモーターM1、レンズ10、
ミラー群11、12駆動用のステッピングモータM2、
M3等が接続されている。
【0082】この制御回路における制御は、オペレータ
により操作制御部から入力された信号をもとに、CPU
1Bで両面モードと判定すると、モード信号、制御デー
タがCPU2Bに伝達され、図1に示したフローチャー
トによる処理が行なわれる。
【0083】このように、本例では、両面画像形成時に
定着後の転写紙の収縮率を検出及び算出して、その補正
情報を感光体駆動手段、光学変倍制御手段にフィードバ
ックするので、両面画像形成時の転写紙の収縮による倍
率の狂いを除去し、原稿像と複写されたコピー上の像を
精度よく一致させることができる。
【0084】第4の例(図2、図9、図14乃至図16
参照。) 本例は、請求項5に対応する。本例は、適用されるとき
のモードが合成モード時であり、検出手段による検出内
容が転写紙の搬送方向であり、検出結果に基づく制御対
象が、感光体速度、転写紙搬送速度、光学変倍制御手段
のうち、レンズとミラーである。
【0085】画像形成装置の一例として、複写機につい
てプロセスの概要を図14により説明する。先ず、片面
モード時のプロセスであるが、これについては、前記例
1において説明した内容と全く同一であるので説明を省
略する。
【0086】次ぎに、合成モード時のプロセスについて
説明する。合成モード時には、先ず、前記片面モードに
準じて転写紙の表面に画像が転写される。そして、この
画像を定着された後の転写紙は、経路切り換え爪21、
22により導かれて、中間トレイ27に収納される。
【0087】こうして、中間トレイ27上に収納された
転写紙は、給紙ローラー28により再給紙される。その
際、感光体駆動モーター37により感光体14の速度が
、搬送ローラー駆動モーター36により転写紙搬送速度
が、又、レンズ10、ミラー11、12の相対位置が、
それぞれ、前記片面モード時にメモリーされた転写紙の
収縮率分を補正し得る値となるように設定され、この設
定値により感光体14上に静電潜像が担持される。
【0088】つまり、合成時は転写紙の長さ方向につい
ては感光体速度と転写紙搬送速度とを変化させ、、幅方
向の収縮分はレンズ10位置とミラー11、12の位置
を変化させて静電潜像を担持させるのである。
【0089】ここで、転写紙の長さ方向及び幅方向の収
縮分は、経験的に略同一であることが知られているので
、本例では、収縮率は転写紙の長さ方向(進行方向)の
測定データのみ算出されたものを用いている。
【0090】こうして、感光体上に担持された静電潜像
は現像の後、転写紙の表面に転写され、定着手段20を
経て排紙トレイ25に排紙される。これで、転写紙の表
面に合成画像の形成された転写紙が得られた訳である。
【0091】本例において、光学変倍制御手段、検出手
段33、35等(図15、図16参照。)が用いられる
が、前記例1で説明した内容と重複するので、説明は省
略する。
【0092】次ぎに、図2のフローチャートによって、
合成モード時の倍率補正プロセスについて説明する。
【0093】プロセス(イ)−4:図2において、合成
モードが選択されると、一連のプロセスを包含するプロ
セス(イ)−4が実行される。このプロセス(イ)−4
では、転写紙表面への画像の記録の過程で、検出手段3
3、35により定着前と定着後の転写紙の長さを読み込
み、転写紙表面に形成されるべき画像について、転写紙
の長さ、幅の各方向の倍率補正量を算出する。
【0094】ここに、表面画像を定着前の転写紙の長さ
を4L1、表面画像の定着後の転写紙の長さを4L2と
すれば、転写紙表面用の合成画像形成に際しての倍率補
正量は、 長さ補正量=4L1/4L2 幅  補正量=4L2/4L1 で表される。
【0095】プロセス(ロ)−4:次ぎに、一連のプロ
セスを包含するプロセス(ロ)−4が実行される。この
プロセス(ロ)−4では、合成画像形成時には、前記プ
ロセス(イ)−4で算出された補正量に応じて、縦倍率
と横倍率が算出され、これらの倍率で画像形成がなされ
るように作像条件が調整される。この例では、縦倍率は
感光体速度及び転写紙搬送速度を変えることにより、横
倍率はレンズとミラー位置を変えることにより、条件が
整えられる。
【0096】即ち、倍率設定は、   補正後縦倍率=(補正後の感光体速度=転写紙搬送
速度)              =設定速度Vo×
4L1/4L2   補正後横倍率=設定倍率(mR)×4L2/4L1
で表される。従って、仮に、 4L1=100、        Vo=100mm/
s4L2=  99、        mR=100%
とすれば、   補正後縦倍率=Vo×4L1/4L2=100×1
00/99=101mm/s  補正後横倍率=mR×
4L2/4L1=100×99/100=99%となる
。よって、縦倍率は感光体速度及び転写紙搬送速度を1
01mm/sに、横倍率は補正により99%時のレンズ
、ミラー位置にそれぞれ設定される。
【0097】プロセス(ハ)−4:次ぎに、一連のプロ
セスを包含するプロセス(ハ)−4が実行される。この
プロセス(ハ)−4では、.合成画像形成が終了するこ
とを条件に、前記プロセス(ロ)−4で行なった縦、横
の各倍率の補正を解除して初期設定値に戻し、次ぎの画
像形成に備える。
【0098】次ぎに、前記プロセスを行なうための制御
回路は、例3で図9により説明した内容に準ずる。図9
に示した制御回路において、オペレータにより走査制御
部から入力された信号に基づきCPU1Bが合成モード
と判定すると、モード信号、制御データがCPU2Bに
伝達され、図3に示したフローチャートに従うプロセス
が実行される。
【0099】このように、本例では、被合成画像形成時
に定着後の転写紙の収縮率を検出及び算出して、その補
正情報を、感光体駆動手段、光学変倍制御手段にフィー
ドバックするので、合成画像形成時の転写紙の収縮によ
る倍率の狂いを除去し、原稿像と複写されたコピー上の
像を精度よく一致させることができる。
【0100】第5の例(図4、図8、図14乃至図17
参照。) 本例は、請求項6に対応する。本例は、適用されるとき
のモードが合成モード時であり、検出手段による検出内
容が転写紙の搬送方向に対してその直角方向の長さであ
り、検出結果に基づく制御対象が、光学変倍制御手段の
うち、レンズ、ミラー、スキャナーである。
【0101】画像形成装置の一例として、複写機につい
てプロセスの概要を図14により説明する。先ず、片面
モード時のプロセスであるが、これについては、前記例
1において説明した内容と略同一である。
【0102】異なる点は、■転写紙がレジストローラー
31より感光体上の画像とタイミングをとって搬送され
るが、その際、センサからなる検出手段32により、転
写紙の搬送方向に対してその直角方向の長さ(以下、単
に転写紙の幅という。)が測定される点、■転写を終え
転写分離部17により感光体より分離され、さらに、定
着手段20を通過することによって定着され、その直後
に、センサからなる検出手段34により、転写紙の幅が
測定される点である。
【0103】これら、定着前後の転写紙の幅の測定デー
タにより、紙の収縮分が算出されてメモリーされる。
【0104】次ぎに、合成モード時のプロセスについて
説明する。合成モード時には、先ず、前記片面モードに
準じて転写紙の表面に画像が転写される。そして、この
画像を定着された後の転写紙は、経路切り換え爪21、
22により、方向を制御されて搬送され、中間トレイ2
7に収納される。
【0105】こうして、中間トレイ27上に収納された
転写紙は、給紙ローラー28により再給紙される。その
際、第1スキャナー6、第2スキャナー9の走査速度及
び、レンズ10、ミラー11、12の相対位置は前記転
写紙表面複写時に対して前記メモリーされている転写紙
の収縮率分の補正が与えられ、合成画像の形成プロセス
が実行される。
【0106】つまり、合成時は転写紙の収縮分を見込ん
で、転写紙の長さ方向は走査速度を変化させ、転写紙の
幅方向はレンズの位置とミラー位置とを変化させて補正
するのである。
【0107】ここで、図17を参照しつつ、検出手段3
2の付帯機構について説明する。なお、検出手段34の
付帯機構については検出手段32のそれと同様な構成と
なっているので検出手段32の説明を以って代える。
【0108】図17において、検出手段32は移動体4
0に取り付けられている。そして、搬送速度V4で搬送
される転写紙の進行方向と直角の方向に一定の移動速度
V3にて移動される。
【0109】この移動体40はワイヤ41に係留される
とともにガイド棒45に摺動自在に係合されており、ワ
イヤはプーリー42、43に巻かれ、プーリーはモータ
ー44により駆動されるようになっている。このように
して、移動体40は一定の移動速度V4で移動されるこ
ととなる。
【0110】このような図17に係る機構を利用して、
検出手段32、34を移動し、紙の検知オン信号の出力
時から検知オフ信号の出力時までの時間より、転写紙の
幅寸法を求めることができるのである。
【0111】上述の機構において、検出手段32、34
の移動速度V3は一定であり、また、転写紙搬送速度V
4も一定であるので、これら検出手段32、34の検知
オン信号から検知オフ信号までの時間により、転写紙の
幅が導き出せる。
【0112】なお、検出手段32、34として用いられ
るセンサは、図15によって既に説明した検出手段33
、35と同じ反射型のものが用いられ、図16に示すよ
うに、センサ受光部の出力がオンとなっている時間Δt
を検出し、これから転写紙の長さを算出する。
【0113】次ぎに、図4のフローチャートによって、
合成モード時の倍率補正プロセスについて説明する。
【0114】プロセス(イ)−5:図4において、合成
モードが選択されると、一連のプロセスを包含するプロ
セス(イ)−5が実行される。このプロセス(イ)−5
では、転写紙表面への被合成画像の記録、例えば、初回
の画像形成の過程で、検出手段32、34により定着前
と定着後の転写紙の長さを読み込み、転写紙表面への被
合成画像記録の後、この画像に合成されるべき画像、つ
まり合成画像について、転写紙の長さ、幅の各方向の倍
率補正量を算出する。
【0115】ここに、被合成画像について、定着前の転
写紙の幅を5W1、定着後の転写紙の幅を5W2とすれ
ば、合成画像の形成に際しての倍率補正量は、長さ補正
量=5W2/5W1 幅  補正量=5W2/5W1 で表される。
【0116】プロセス(ロ)−5:次ぎに、一連のプロ
セスを包含するプロセス(ロ)−5が実行される。この
プロセス(ロ)−5では、合成画像形成時には、前記プ
ロセス(イ)−5で算出された補正量に応じて、縦倍率
と横倍率が算出され、これらの倍率で画像形成がなされ
るように光学変倍制御手段による作像条件が調整される
。この例では、縦倍率はスキャナー走査速度、横倍率は
レンズとミラー位置をそれぞれ修正することによって条
件が整えられる。
【0117】即ち、倍率設定は、 補正後縦倍率=設定倍率(mT)×5W2/5W1補正
後横倍率=設定倍率(mR)×5W2/5W1で表され
る。従って、仮に、 5W1=100、        mT=100%5W
2=  99、        mR=100%とすれ
ば、   補正後縦倍率=mT×5W2/5W1=100×9
9/100=99%  補正後横倍率=mR×5W2/
5W1=100×99/100=99%となる。よって
、縦倍率は補正により99%時のスキャナー速度に、横
倍率は補正により99%時のレンズ、ミラー位置にそれ
ぞれ設定される。
【0118】プロセス(ハ)−5:次ぎに、一連のプロ
セスを包含するプロセス(ハ)−5が実行される。この
プロセス(ハ)−5では、裏面画像形成が終了すること
を条件に、前記プロセス(ロ)−5で行なった縦、横の
各倍率の補正を解除して初期設定値に戻し、次ぎの画像
形成に備える。
【0119】次ぎに、前記プロセスを行なうための制御
回路は図8に示す通りであるが、これは例2により説明
した内容に準ずる。
【0120】このように、本例では、被合成画像形成時
に定着後の転写紙の収縮率を検出及び算出して、その補
正情報を光学変倍制御手段にフィードバックするので、
合成画像形成時の転写紙の収縮による倍率の狂いを除去
し、原稿像と複写されたコピー上の像を精度よく一致さ
せることができる。
【0121】第6の例(図5、図10、図14乃至図1
7参照。) 本例は、請求項7に対応する。本例は、適用されるとき
のモードが両面モード時であり、検出手段による検出内
容が転写紙の搬送方向に対してその直角方向の長さであ
り、検出結果に基づく制御対象が、感光体速度、転写紙
搬送速度、光学変倍制御手段のうち、レンズ、ミラーで
ある。
【0122】画像形成装置の一例として、複写機につい
てプロセスの概要を図14により説明する。先ず、片面
モード時のプロセスであるが、これについては、前記例
1において説明した内容と略同一である。
【0123】次ぎに、両面モードのプロセスであるが、
■転写紙がレジストローラー31より感光体上の画像と
タイミングをとって搬送され、その際、センサからなる
検出手段32により、転写紙の幅が測定される点、■転
写を終え転写分離部17により感光体より分離され、さ
らに、定着手段20を通過することによって定着され、
その直後に、センサからなる検出手段34により、転写
紙の幅が測定される点は、前記例5と同様である。
【0124】これら、定着前後の転写紙の幅の測定デー
タにより、紙の収縮分が算出されてメモリーされる。
【0125】次ぎに、両面モード時のプロセスについて
説明する。両面モード時には、先ず、前記片面モードに
準じて転写紙の表面に画像が転写される。そして、この
画像を定着された後の転写紙は、経路切り換え爪21に
より、用紙反転部23に導かれ、しかる後、逆向きに搬
送されて中間トレイ27に収納される。
【0126】こうして、中間トレイ27上に収納された
転写紙は、給紙ローラー28により再給紙される。その
際、感光体駆動モーターM4により感光体14の速度が
、搬送ローラー駆動モーターM5により転写紙搬送速度
が、又、レンズ10、ミラー11、12の相対位置が、
それぞれ、前記片面モード時にメモリーされた転写紙の
収縮率分を補正し得る値となるように設定され、この設
定値により感光体14上に静電潜像が担持される。
【0127】つまり、両面時は転写紙の長さ方向につい
ては感光体速度と転写紙搬送速度とを変化させ、、幅方
向の収縮分はレンズ10位置とミラー11、12の位置
を変化させて静電潜像を担持させるのである。
【0128】ここで、転写紙の長さ方向及び幅方向の収
縮分は、経験的に略同一であることが知られているので
、本例では、収縮率は転写紙の幅方向の測定データのみ
算出されたものを用いている。
【0129】こうして、感光体上に担持された静電潜像
は現像の後、転写紙の裏面に転写され、定着手段20を
経て排紙トレイ25に排紙される。これで、両面に画像
の形成された転写紙が得られた訳である。
【0130】本例において、光学変倍制御手段、検出手
段32、34等が用いられるが、前記例5で図15乃至
図17にて説明した内容と重複するので説明は省略する
【0131】次ぎに、図5のフローチャートによって、
両面モード時の倍率補正プロセスについて説明する。
【0132】プロセス(イ)−6:図5において、両面
モードが選択されると、一連のプロセスを包含するプロ
セス(イ)−6が実行される。このプロセス(イ)−6
では、転写紙表面への画像の記録、例えば、初回の画像
形成の過程で、検出手段32、34により定着前と定着
後の転写紙幅を読み込み、転写紙裏面に形成されるべき
画像について、転写紙の長さ、幅の各方向の倍率補正量
を算出する。
【0133】ここに、表面画像を定着前の転写紙の幅を
6W1、定着後の転写紙の幅を6W2とすれば、両面画
像の形成に際しての倍率補正量は、 長さ補正量=6W1/6W2 幅  補正量=6W2/6W1 で表される。
【0134】プロセス(ロ)−6:次ぎに、一連のプロ
セスを包含するプロセス(ロ)−6が実行される。この
プロセス(ロ)−6では、両面画像形成時には、前記プ
ロセス(イ)−6で算出された補正量に応じて、縦倍率
と横倍率が算出され、これらの倍率で画像形成がなされ
るように作像条件が調整される。この例では、縦倍率は
感光体速度及び転写紙搬送速度を変えることにより、横
倍率はレンズとミラー位置を変えることにより、条件が
整えられる。
【0135】即ち、倍率設定は、   補正後縦倍率=( 補正後の感光体速度=転写紙搬
送速度 )              =設定速度V
o×6W1/6W2   補正後横倍率=設定倍率(mR)×6W2/6W1
で表される。従って、仮に、 6W1=100、        Vo=100mm/
s6W2=  99、        mR=100%
とすれば、   補正後縦倍率=Vo×6W1/6W2=100×1
00/99=101mm/s  補正後横倍率=mR×
6W2/6W1=100×99/100=99%となる
。よって、縦倍率は補正により感光体速度及び転写紙搬
送速度を101mm/sに、横倍率は補正により99%
時のレンズ、ミラー位置にそれぞれ設定される。
【0136】プロセス(ハ)−6:次ぎに、一連のプロ
セスを包含するプロセス(ハ)−6が実行される。この
プロセス(ハ)−6では、裏面画像形成が終了すること
を条件に、前記プロセス(ロ)−6で行なった縦、横の
各倍率の補正を解除して初期設定値に戻し、次ぎの画像
形成に備える。
【0137】次ぎに、前記プロセスを行なうための制御
回路について、図10により説明する。この制御回路は
、複写制御用のマスター・マイクロコンピューター(以
下、CPU1Eという。)、光学制御用のスレーブ・マ
イクロコンピューター(以下CPU2Eという。)、制
御データ保持の為、電池で保持されたランダム・アクセ
ス・メモリ(以下、RAMという。)を中心に構成され
ている。
【0138】CPU1Eには操作入力、表示を行なう操
作制御部と、感光体を駆動するサーボモータによる感光
体駆動モーターM4、転写紙を搬送する搬送ローラーを
駆動する搬送ローラー駆動モーターM5、及び、CPU
2E、インタフェースI/O1e、I/O2e、I/O
3e、RAM等が接続されている。そして、CPU2E
には、スキャナーモーターM1、レンズ10、ミラー群
11、12駆動用のステッピングモータM2、M3等が
接続されている。
【0139】この制御回路における制御は、オペレータ
により操作制御部から入力された信号をもとに、CPU
1Eで両面モードと判定すると、モード信号、制御デー
タがCPU2Eに伝達され、図5に示したフローチャー
トによる処理が行なわれる。
【0140】このように、本例では、両面画像形成時に
定着後の転写紙の収縮率を検出及び算出して、その補正
情報を感光体速度、転写紙搬送速度及び光学変倍制御手
段にフィードバックするので、両面画像形成時の転写紙
の収縮による倍率の狂いを除去し、原稿像と複写された
コピー上の像を精度よく一致させることができる。
【0141】第7の例(図5、図10、図14乃至図1
7参照。) 本例は、請求項8に対応する。本例は、適用されるとき
のモードが両面モード時であり、検出手段による検出内
容が転写紙の搬送方向に対してその直角方向の長さであ
り、検出結果に基づく制御対象が、光学変倍制御手段の
、レンズ、ミラー、スキャナーである。
【0142】画像形成装置の一例として、複写機につい
てプロセスの概要を図14により説明する。先ず、片面
モード時のプロセスであるが、これについては、前記例
6において説明した内容と略同一である。
【0143】また、■転写紙がレジストローラー31よ
り感光体上の画像とタイミングをとって搬送されるが、
その際、センサからなる検出手段32により、転写紙の
幅が測定される点、■転写を終え転写分離部17により
感光体より分離され、さらに、定着手段20を通過する
ことによって定着され、その直後に、センサからなる検
出手段34により、転写紙の幅が測定される点も、前記
例6と同様である。
【0144】これら、定着前後の転写紙の幅の測定デー
タにより、紙の収縮分が算出されてメモリーされる。
【0145】次ぎに、両面モード時のプロセスについて
説明する。両面モード時には、先ず、前記片面モードに
準じて転写紙の表面に画像が転写される。そして、この
画像を定着された後の転写紙は、経路切り換え爪21に
より、用紙反転部23に導かれ、しかる後、逆向きに搬
送されて中間トレイ27に収納される。
【0146】こうして、中間トレイ27上に収納された
転写紙は、給紙ローラー28により再給紙される。その
際、第1スキャナー6、第2スキャナー9の走査速度及
び、レンズ10、ミラー11、12の相対位置は表面コ
ピー時に対して、前述のメモリーされている転写紙の収
縮分を見込んで進行方向の長さ分は走査速度を変化させ
、幅方向の収縮分はレンズの位置とミラー位置とを変化
させて静電潜像を担持させる。
【0147】つまり、両面時は転写紙の収縮分を見込ん
で、長さ方向については走査速度を変化させ、幅方向の
収縮分はレンズ10の位置とミラー11、12の位置を
変化させて静電潜像を担持させるのである。
【0148】ここで、転写紙の長さ方向及び幅方向の収
縮分は、経験的に略同一であることが知られているので
、本例では、収縮率は転写紙の幅方向の測定データのみ
算出されたものを用いている。
【0149】こうして、感光体上に担持された静電潜像
は現像の後、転写紙の裏面に転写され、定着手段20を
経て排紙トレイ25に排紙される。これで、両面に画像
の形成された転写紙が得られた訳である。
【0150】本例において、光学変倍制御手段、検出手
段32、34等が用いられるが、前記例6で図15乃至
図17にて説明した内容と重複するので説明は省略する
【0151】次ぎに、第5図のフローチャートによって
、両面モード時の倍率補正プロセスについて説明する。
【0152】プロセス(イ)−7:図5において、両面
モードが選択されると、一連のプロセスを包含するプロ
セス(イ)−7が実行される。このプロセス(イ)−7
では、転写紙表面への画像の記録、例えば、初回の画像
形成の過程で、検出手段32、34により定着前と定着
後の転写紙幅を読み込み、転写紙裏面に形成されるべき
画像について、転写紙の長さ、幅の各方向の倍率補正量
を算出する。
【0153】ここに、表面画像を定着前の転写紙の幅を
7W1、定着後の転写紙の幅を7W2とすれば、両面画
像の形成に際しての倍率補正量は、 長さ補正量=7W2/7W1 幅  補正量=7W2/7W1 で表される。
【0154】プロセス(ロ)−5:次ぎに、一連のプロ
セスを包含するプロセス(ロ)−7が実行される。この
プロセス(ロ)−7では、両面画像形成時には、前記プ
ロセス(イ)−7で算出された補正量に応じて、縦倍率
と横倍率が算出され、これらの倍率で画像形成がなされ
るように作像条件が調整される。この例では、縦倍率は
スキャナー走査速度、横倍率はレンズとミラー位置をそ
れぞれ修正することによって条件が整えられる。
【0155】即ち、倍率設定は、 補正後縦倍率=設定倍率(mT)×7W2/7W1補正
後横倍率=設定倍率(mR)×7W2/7W1で表され
る。従って、仮に、 7W1=100、        mT=100%7W
2=  99、        mR=100%とすれ
ば、   補正後縦倍率=mT×7W2/7W1=100×9
9/100=99%  補正後横倍率=mR×7W2/
7W1=100×99/100=99%となる。よって
、縦倍率は補正により99%時のスキャナー速度に、横
倍率は補正により99%時のレンズ、ミラー位置にそれ
ぞれ設定される。
【0156】プロセス(ハ)−7:次ぎに、一連のプロ
セスを包含するプロセス(ハ)−7が実行される。この
プロセス(ハ)−7では、裏面画像形成が終了すること
を条件に、前記プロセス(ロ)−7で行なった縦、横の
各倍率の補正を解除して初期設定値に戻し、次ぎの画像
形成に備える。
【0157】次ぎに、前記プロセスを行なうための制御
回路は図10に示す通りであるが、これは前記例6によ
り説明した内容に準ずる。
【0158】このように、本例では、両面画像形成時に
定着後の転写紙の収縮率を検出及び算出して、その補正
情報を光学変倍制御手段にフィードバックするので、両
面画像形成時の転写紙の収縮による倍率の狂いを除去し
、原稿像と複写されたコピー上の像を精度よく一致させ
ることができる。
【0159】第8の例(図4、図12、図14乃至図1
7参照。) 本例は、請求項9に対応する。本例は、適用されるとき
のモードが合成モード時であり、検出手段による検出内
容が転写紙の搬送方向に対してその直角方向の長さであ
り、検出結果に基づく制御対象が、感光体速度、転写紙
搬送速度、光学変倍制御手段の、レンズ、ミラーである
【0160】画像形成装置の一例として、複写機につい
てプロセスの概要を図14により説明する。先ず、片面
モード時のプロセスであるが、これについては、前記例
6において説明した内容と略同一である。
【0161】次ぎに、合成モードにおいて、■転写紙が
レジストローラー31より感光体上の画像とタイミング
をとって搬送され、その際、センサからなる検出手段3
2により、転写紙の幅が測定される点、■転写を終え転
写分離部17により感光体より分離され、さらに、定着
手段20を通過することによって定着され、その直後に
、センサからなる検出手段34により、転写紙の幅が測
定される点も、前記例6と同様である。
【0162】これら、定着前後の転写紙の幅の測定デー
タにより、紙の収縮分が算出されてメモリーされる。
【0163】次ぎに、合成モード時のプロセスについて
説明する。合成モード時には、先ず、前記片面モードに
準じて転写紙の表面に画像が転写される。そして、この
画像を定着された後の転写紙は、経路切り換え爪21、
22により導かれて中間トレイ27に収納される。
【0164】こうして、中間トレイ27上に収納された
転写紙は、給紙ローラー28により再給紙される。その
際、感光体駆動モーターM4により感光体14の速度が
、搬送ローラー駆動モーターM5により転写紙搬送速度
が、又、レンズ10、ミラー11、12の相対位置が、
それぞれ、前記片面モード時にメモリーされた転写紙の
収縮率分を補正し得る値となるように設定され、この設
定値により感光体14上に静電潜像が担持される。
【0165】つまり、合成コピー時は転写紙の長さ方向
については感光体速度と転写紙搬送速度とを変化させ、
、幅方向の収縮分はレンズ10位置とミラー11、12
の位置を変化させて静電潜像を担持させるのである。
【0166】ここで、転写紙の長さ方向及び幅方向の収
縮分は、経験的に略同一であることが知られているので
、本例では、収縮率は転写紙の幅方向の測定データのみ
算出されたものを用いている。
【0167】こうして、感光体上に担持された静電潜像
は現像の後、転写紙の表面に転写され、定着手段20を
経て、排紙トレイ25に排紙される。これで、転写紙の
表面に合成画像の形成された転写紙が得られた訳である
【0168】本例において、光学変倍制御手段、検出手
段32、34等が用いられるが、前記例5で図15乃至
図17で説明した内容と重複するので説明は省略する。
【0169】次ぎに、図4のフローチャートによって、
合成モード時の倍率補正プロセスいついて説明する。
【0170】プロセス(イ)−8:図4において、合成
モードが選択されると、一連のプロセスを包含するプロ
セス(イ)−8が実行される。このプロセス(イ)−8
では、転写紙表面への被合成画像の記録、例えば、初回
の画像形成の過程で、検出手段32、34により定着前
と定着後の転写紙の長さを読み込み、転写紙表面への被
合成画像記録の後、この画像に合成されるべき画像、つ
まり合成画像について、転写紙の長さ、幅の各方向の倍
率補正量を算出する。
【0171】ここに、被合成画像について、定着前の転
写紙の幅を8W1、定着後の転写紙の幅を8W2とすれ
ば、合成画像の形成に際しての倍率補正量は、長さ補正
量=8W1/8W2 幅  補正量=8W2/8W1 で表される。
【0172】プロセス(ロ)−8:次ぎに、一連のプロ
セスを包含するプロセス(ロ)−8が実行される。この
プロセス(ロ)−8では、合成画像形成時には、前記プ
ロセス(イ)−8で算出された補正量に応じて、縦倍率
と横倍率が算出され、これらの倍率で画像形成がなされ
るように光学変倍制御手段による作像条件が調整される
。この例では、縦倍率は感光体速度及び転写紙搬送速度
を変えることにより、横倍率はレンズとミラー位置を変
えることにより、条件が整えられる。
【0173】即ち、倍率設定は、   補正後縦倍率=( 補正後の感光体速度=転写紙搬
送速度 )              =設定速度V
o×8W1/8W2   補正後横倍率=設定倍率(mR)×8W2/8W1
で表される。従って、仮に、 8W1=100、        Vo=100mm/
s8W2=  99、        mR=100%
とすれば、   補正後縦倍率=Vo×8W1/8W2=100×1
00/99=101mm/s  補正後横倍率=mR×
8W2/8W1=100×99/100=99%となる
。よって、縦倍率は補正により感光体速度及び転写紙搬
送速度を101mm/sに、横倍率は補正により99%
時のレンズ、ミラー位置にそれぞれ設定される。
【0174】プロセス(ハ)−8:次ぎに、一連のプロ
セスを包含するプロセス(ハ)−8が実行される。この
プロセス(ハ)−8では、合成画像形成が終了すること
を条件に、前記プロセス(ロ)−8で行なった縦、横の
各倍率の補正を解除して初期設定値に戻し、次ぎの画像
形成に備える。
【0175】次ぎに、前記プロセスを行なうための制御
回路について図12により説明する。この制御回路は、
複写制御用のマスター・マイクロコンピューター(以下
、CPU1Cという。)、光学制御用のスレーブ・マイ
クロコンピューター(以下CPU2Cという。)、制御
データ保持の為、電池で保持されたランダム・アクセス
・メモリ(以下、RAMという。)を中心に構成されて
いる。
【0176】CPU1Cには操作入力、表示を行なう操
作制御部と、感光体を駆動するサーボモータによる感光
体駆動モーターM4、転写紙を搬送する搬送ローラーを
駆動する搬送ローラー駆動モーターM5、及び、CPU
2C、インタフェースI/O1c、I/O2c、I/O
3c、RAM等が接続されている。そして、CPU2C
には、スキャナーモーターM1、レンズ10、ミラー群
11、12駆動用のステッピングモータM2、M3等が
接続されている。
【0177】この制御回路における制御は、オペレータ
により操作制御部から入力された信号を、CPU1Cで
合成モードと判定すると、モード信号、制御データがC
PU2Cに伝達され、図4に係るフローチャートに従う
プロセスが実行される。
【0178】このように、本例では、合成画像形成時に
定着後の転写紙の収縮分を検出及び算出して、その補正
情報を感光体速度、転写紙搬送速度、及び、光学変倍制
御手段にフィードバックしているので、合成画像形成時
の収縮による倍率の狂いを除去し、原稿像と複写された
コピー上の像を精度よく一致させることができる。
【0179】第9の例(図6、図13、図14乃至図1
7参照。) 本例は、請求項10に対応する。本例は、適用されると
きのモードが両面モード時であり、検出手段による検出
内容が転写紙の搬送方向及びその直角方向の長さであり
、検出結果に基づく制御対象が、光学変倍制御手段の、
レンズ、ミラー、スキャナーである。
【0180】画像形成装置の一例として、複写機につい
てプロセスの概要を図14により説明する。先ず、片面
モード時のプロセスであるが、これについては、前記例
1において説明した内容と略同一である。
【0181】次ぎに、両面モードのプロセスであるが、
先ず、転写紙がレジストローラー31より感光体上の画
像とタイミングをとって搬送され、その際、センサから
なる検出手段32により、転写紙の幅が測定され、次い
で、検出手段33により転写紙の進行方向の長さが測定
され、転写部に送られる。
【0182】転写を終えた転写紙は、転写分離部17に
より感光体より分離され、さらに、定着手段20を通過
することによって定着され、その直後に、センサからな
る検出手段34により、転写紙の幅が測定され、次いで
、検出手段35により、転写紙の進行方向の長さがそれ
ぞれ、測定される。
【0183】これら、定着前後の転写紙の幅及び長さの
測定データにより、紙の収縮分が算出されてメモリーさ
れる。
【0184】次ぎに、両面モード時のプロセスについて
説明する。両面モード時には、先ず、前記片面モードに
準じて転写紙の表面に画像が転写される。そして、この
画像を定着された後の転写紙は、経路切り換え爪21に
より、用紙反転部23に導かれ、しかる後、逆向きに搬
送されて中間トレイ27に収納される。
【0185】こうして、中間トレイ27上に収納された
転写紙は、給紙ローラー28により再給紙される。その
際、第1スキャナー6、第2スキャナー9の走査速度及
び、レンズ10、ミラー11、12の相対位置は表面コ
ピー時に対して、前述のメモリーされている転写紙の収
縮分を見込んで進行方向の長さ分は走査速度を変化させ
、幅方向の収縮分はレンズの位置とミラー位置とを変化
させて静電潜像を担持させる。
【0186】つまり、両面時は転写紙の収縮分を見込ん
で、長さ方向については走査速度を変化させ、幅方向の
収縮分はレンズ10の位置とミラー11、12の位置を
変化させて静電潜像を担持させるのである。
【0187】こうして、感光体上に担持された静電潜像
は現像の後、転写紙の裏面に転写され、定着手段20を
経て排紙トレイ25に排紙される。これで、両面に画像
の形成された転写紙が得られた訳である。
【0188】本例において、光学変倍制御手段、検出手
段32、33、34、35等が用いられるが、検出手段
33、35については前記例1で、検出手段32、34
については前記例5で図15乃至図17にて説明した内
容と重複するので説明は省略する。
【0189】次ぎに、図6のフローチャートによって、
両面モード時の倍率補正プロセスについて説明する。
【0190】プロセス(イ)−9:図6において、両面
モードが選択されると、一連のプロセスを包含するプロ
セス(イ)−9が実行される。このプロセス(イ)−9
では、転写紙表面への画像の記録、例えば、初回の画像
形成の過程で、検出手段32、33と検出手段34、3
5により定着前と定着後の転写紙長さ及び幅を読み込み
、転写紙裏面に形成されるべき画像について、転写紙の
長さ、幅の各方向の倍率補正量を算出する。
【0191】ここに、表面画像を定着前の転写紙の長さ
を9L1、幅を9W1、定着後の転写紙の長さを9L2
、幅を9W2とすれば、両面画像の形成に際しての倍率
補正量は、  長さ補正量=9L2/9L1幅  補正
量=9W2/9W1 で表される。
【0192】プロセス(ロ)−9:次ぎに、一連のプロ
セスを包含するプロセス(ロ)−9が実行される。この
プロセス(ロ)−9では、両面画像形成時には、前記プ
ロセス(イ)−9で算出された補正量に応じて、縦倍率
と横倍率が算出され、これらの倍率で画像形成がなされ
るように作像条件が調整される。この例では、縦倍率は
スキャナー走査速度を変えることにより、横倍率はレン
ズとミラー位置を変えることにより、条件が整えられる
【0193】即ち、倍率設定は、 補正後縦倍率=設定倍率(mT)×9L2/9L1補正
後横倍率=設定倍率(mR)×9W2/9W1で表され
る。従って、仮に、   9L1=100、  9W1=100、     
 mT=100%  9L2=  99、  9W2=
  99、      mR=100%とすれば、   補正後縦倍率=mT×9L2/9L1=100×9
9/100=99%  補正後横倍率=mR×9W2/
9W1=100×99/100=99%となる。よって
、縦倍率は補正により99%時のスキャナー速度に、横
倍率は補正により99%時のレンズ、ミラー位置にそれ
ぞれ設定される。
【0194】プロセス(ハ)−9:次ぎに、一連のプロ
セスを包含するプロセス(ハ)−9が実行される。この
プロセス(ハ)−9では、裏面画像形成が終了すること
を条件に、前記プロセス(ロ)−9で行なった縦、横の
各倍率の補正を解除して初期設定値に戻し、次ぎの画像
形成に備える。
【0195】次ぎに、前記プロセスを行なうための制御
回路について図13により説明する。この制御回路は、
複写制御用のマスター・マイクロコンピューター(以下
、CPU1Dという。)、光学制御用のスレーブ・マイ
クロコンピューター(以下CPU2Dという。)、制御
データ保持の為、電池で保持されたランダム・アクセス
・メモリ(以下、RAMという。)を中心に構成されて
いる。
【0196】CPU1Dには操作入力、表示を行なう操
作制御部と、CPU2Dと、複写制御用として図示しな
い各種センサ入力信号、各種負荷出力信号を授受するた
めのインタフェースI/O1d、I/O2d、I/O3
dと、RAM等が接続されている。そして、CPU2D
には、スキャナーモーターM1、レンズ10、ミラー群
11、12駆動用のステッピングモータM2、M3等が
接続されている。
【0197】この制御回路における制御は、オペレータ
により操作制御部から入力された信号をもとに、CPU
1Dで両面モードと判定すると、モード信号、制御デー
タがCPU2Dに伝達され、図6に示したフローチャー
トによる処理が行なわれる。
【0198】このように、本例では、両面画像形成時に
定着後の転写紙の収縮率を検出及び算出して、その補正
情報を光学変倍制御手段にフィードバックするので、両
面画像形成時の転写紙の収縮による倍率の狂いを除去し
、原稿像と複写されたコピー上の像を精度よく一致させ
ることができる。
【0199】第10の例(図3、図13、図14乃至図
17参照。) 本例は、請求項11に対応する。本例は、適用されると
きのモードが合成モード時であり、検出手段による検出
内容が転写紙の搬送方向及びその直角方向の長さであり
、検出結果に基づく制御対象が、光学変倍制御手段の、
レンズ、ミラー、スキャナーである。
【0200】画像形成装置の一例として、複写機につい
てプロセスの概要を図14により説明する。先ず、片面
モード時のプロセスであるが、これについては、前記例
6において説明した内容と略同一である。
【0201】次ぎに、合成モード時のプロセスであるが
、先ず、転写紙がレジストローラー31より感光体上の
画像とタイミングをとって搬送され、その際、センサか
らなる検出手段32により、転写紙の幅が測定され、次
いで、検出手段33により転写紙の進行方向の長さが測
定され、転写部に送られる。
【0202】転写を終えた転写紙は、転写分離部17に
より感光体より分離され、さらに、定着手段20を通過
することによって定着され、その直後に、センサからな
る検出手段34により、転写紙の幅が測定され、次いで
、検出手段35により、転写紙の進行方向の長さがそれ
ぞれ、測定される。
【0203】これら、定着前後の転写紙の幅及び長さの
測定データにより、紙の収縮分が算出されてメモリーさ
れる。
【0204】次ぎに、合成モード時のプロセスについて
説明する。合成モード時には、先ず、前記片面モードに
準じて転写紙の表面に画像が転写される。そして、この
画像を定着された後の転写紙は、経路切り換え爪21、
22により、中間トレイ27に収納される。
【0205】こうして、中間トレイ27上に収納された
転写紙は、給紙ローラー28により再給紙される。その
際、第1スキャナー6、第2スキャナー9の走査速度及
び、レンズ10、ミラー11、12の相対位置は初回表
面コピー時に対して、前述のメモリーされている転写紙
の収縮分を見込んで進行方向の長さ分は走査速度を変化
させ、幅方向の収縮分はレンズの位置とミラー位置とを
変化させて静電潜像を担持させる。
【0206】つまり、合成時は転写紙の収縮分を見込ん
で、長さ方向については走査速度を変化させ、幅方向の
収縮分はレンズ10の位置とミラー11、12の位置を
変化させて静電潜像を担持させるのである。
【0207】こうして、感光体上に担持された静電潜像
は現像の後、転写紙の表面に合成転写され、定着手段2
0を経て排紙トレイ25に排紙される。これで、表面に
合成画像の形成された転写紙が得られた訳である。
【0208】本例において、光学変倍制御手段、検出手
段32、33、34、35等が用いられるが、検出手段
33、35については前記例1で、検出手段32、34
については前記例5で図15乃至図17にて説明した内
容と重複するので説明は省略する。
【0209】次ぎに、図3のフローチャートによって、
合成モード時の倍率補正プロセスについて説明する。
【0210】プロセス(イ)−10:図3において、合
成モードが選択されると、一連のプロセスを包含するプ
ロセス(イ)−10が実行される。このプロセス(イ)
−10では、転写紙表面への画像の記録、例えば、初回
の画像形成の過程で、検出手段32、33と検出手段3
4、35により定着前と定着後の転写紙長さ及び幅を読
み込み、転写紙表面に形成されるべき画像について、転
写紙の長さ、幅の各方向の倍率補正量を算出する。
【0211】ここに、初回表面画像を定着前の転写紙の
長さを10L1、幅を10W1、定着後の転写紙の長さ
を10L2、幅を10W2とすれば、合成画像の形成に
際しての倍率補正量は、 長さ補正量=10L2/10L1 幅  補正量=10W2/10W1 で表される。
【0212】プロセス(ロ)−10:次ぎに、一連のプ
ロセスを包含するプロセス(ロ)−10が実行される。 このプロセス(ロ)−10では、合成画像形成時には、
前記プロセス(イ)−10で算出された補正量に応じて
、縦倍率と横倍率が算出され、これらの倍率で画像形成
がなされるように作像条件が調整される。この例では、
縦倍率はスキャナー走査速度を変えることにより、横倍
率はレンズとミラー位置を変えることにより、条件が整
えられる。
【0213】即ち、倍率設定は、 補正後縦倍率=設定倍率(mT)×10L2/10L1
補正後横倍率=設定倍率(mR)×10W2/10W1
で表される。従って、仮に、   10L1=100、  10W1=100、   
   mT=100%  10L2=  99、  1
0W2=  99、      mR=100%とすれ
ば、   補正後縦倍率=mT×10L2/10L1=100
×99/100=99%  補正後横倍率=mR×10
W2/10W1=100×99/100=99%となる
。よって、縦倍率は補正により99%時のスキャナー速
度に、横倍率は補正により99%時のレンズ、ミラー位
置にそれぞれ設定される。
【0214】プロセス(ハ)−10:次ぎに、一連のプ
ロセスを包含するプロセス(ハ)−10が実行される。 このプロセス(ハ)−10では、合成画像形成が終了す
ることを条件に、前記プロセス(ロ)−10で行なった
縦、横の各倍率の補正を解除して初期設定値に戻し、次
ぎの画像形成に備える。
【0215】次ぎに、前記プロセスを行なうための制御
回路であるが、これは、前記例9について図13により
説明した内容に準ずる。つまり、オペレータにより操作
制御部から入力された信号をもとに、CPU1Dで合成
モードと判定すると、モード信号、制御データがCPU
2Dに伝達され、図3に示したフローチャートによる処
理が行なわれる。
【0216】このように、本例では、合成画像形成時に
定着後の転写紙の収縮率を検出及び算出して、その補正
情報を光学変倍制御手段にフィードバックするので、合
成画像形成時の転写紙の収縮による倍率の狂いを除去し
、原稿像と複写されたコピー上の像を精度よく一致させ
ることができる。
【0217】第11の例(図7、図11、図14乃至図
17参照。) 本例は、請求項12に対応する。本例は、適用されると
きのモードが両面モード時であり、検出手段による検出
内容が転写紙の搬送方向及びその直角方向の長さであり
、検出結果に基づく制御対象が、感光体速度、転写紙搬
送速度、光学変倍制御手段の、レンズ、ミラーである。
【0218】画像形成装置の一例として、複写機につい
てプロセスの概要を図14により説明する。先ず、片面
モード時のプロセスであるが、これについては、前記例
1において説明した内容と略同一である。
【0219】次ぎに、両面モードのプロセスであるが、
先ず、転写紙がレジストローラー31より感光体上の画
像とタイミングをとって搬送され、その際、センサから
なる検出手段32により、転写紙の幅が測定され、次い
で、検出手段33により転写紙の進行方向の長さが測定
され、転写部に送られる。
【0220】転写を終えた転写紙は、転写分離部17に
より感光体より分離され、さらに、定着手段20を通過
することによって定着され、その直後に、センサからな
る検出手段34により、転写紙の幅が測定され、次いで
、検出手段35により、転写紙の進行方向の長さがそれ
ぞれ、測定される。
【0221】これら、定着前後の転写紙の幅及び長さの
測定データにより、紙の収縮分が算出されてメモリーさ
れる。
【0222】次ぎに、両面モード時のプロセスについて
説明する。両面モード時には、先ず、前記片面モードに
準じて転写紙の表面に画像が転写される。そして、この
画像を定着された後の転写紙は、経路切り換え爪21に
より、用紙反転部23に導かれ、しかる後、逆向きに搬
送されて中間トレイ27に収納される。
【0223】こうして、中間トレイ27上に収納された
転写紙は、給紙ローラー28により再給紙される。その
際、感光体駆動モーターM4により感光体14の速度が
、搬送ローラー駆動モーターM5により転写紙搬送速度
が、又、レンズ10、ミラー11、12の相対位置が、
それぞれ、前記片面モード時にメモリーされた転写紙の
収縮分を補正し得る値となるように設定され、この設定
値により感光体14上に静電潜像が担持される。
【0224】つまり、両面時は転写紙の収縮分を見込ん
で、長さ方向については感光体速度と転写紙搬送速度と
を変化させ、幅方向の収縮分はレンズ10の位置とミラ
ー11、12の位置を変化させて静電潜像を担持させる
のである。
【0225】こうして、感光体上に担持された静電潜像
は現像の後、転写紙の裏面に転写され、定着手段20を
経て排紙トレイ25に排紙される。これで、両面に画像
の形成された転写紙が得られた訳である。
【0226】本例において、光学変倍制御手段、検出手
段32、33、34、35等が用いられるが、検出手段
33、35については前記例1で、検出手段32、34
については前記例5で図15乃至図17にて説明した内
容と重複するので説明は省略する。
【0227】次ぎに、図7のフローチャートによって、
両面モード時の倍率補正プロセスについて説明する。
【0228】プロセス(イ)−11:図7において、両
面モードが選択されると、一連のプロセスを包含するプ
ロセス(イ)−11が実行される。このプロセス(イ)
−11では、転写紙表面への画像形成の過程で、検出手
段32、33と検出手段34、35により定着前と定着
後の転写紙長さ及び幅を読み込み、転写紙裏面に形成さ
れるべき画像について、転写紙の長さ、幅の各方向の倍
率補正量を算出する。
【0229】ここに、表面画像を定着前の転写紙の長さ
を11L1、幅を11W1、定着後の転写紙の長さを1
1L2、幅を11W2とすれば、両面画像の形成に際し
ての倍率補正量は、 長さ補正量=11L1/11L2 幅  補正量=11W2/11W1 で表される。
【0230】プロセス(ロ)−11:次ぎに、一連のプ
ロセスを包含するプロセス(ロ)−11が実行される。 このプロセス(ロ)−11では、両面画像形成時には、
前記プロセス(イ)−11で算出された補正量に応じて
、縦倍率と横倍率が算出され、これらの倍率で画像形成
がなされるように作像条件が調整される。この例では、
縦倍率は感光体速度及び転写紙搬送速度を変えることに
より、横倍率はレンズとミラー位置を変えることにより
、条件が整えられる。
【0231】即ち、倍率設定は、   補正後縦倍率=( 補正後の感光体速度=転写紙搬
送速度 )              =設定速度V
o×11L1/11L2   補正後横倍率=設定倍率(mR)×11W2/11
W1で表される。従って、仮に、   11L1=100、11W2=100、     
   Vo=100mm/s  11L2=  99、
11W2=  99、        mR=100%
とすれば、   補正後縦倍率=Vo×11L1/11L2=100
×100/99              =101
mm/s  補正後横倍率=mR×11W2/11W1
=100×99/100=99%となる。よって、縦倍
率は補正により感光体速度及び転写紙搬送速度を101
mm/sに、横倍率は補正により99%時のレンズ、ミ
ラー位置にそれぞれ設定される。
【0232】プロセス(ハ)−11:次ぎに、一連のプ
ロセスを包含するプロセス(ハ)−11が実行される。 このプロセス(ハ)−11では、両面画像形成が終了す
ることを条件に、前記プロセス(ロ)−11で行なった
縦、横の各倍率の補正を解除して初期設定値に戻し、次
ぎの画像形成に備える。
【0233】次ぎに、前記プロセスを行なうための制御
回路について図11により説明する。この制御回路は、
複写制御用のマスター・マイクロコンピューター(以下
、CPU1Fという。)、制御データ保持の為、電池で
保持されたRAMを中心に構成されている。
【0234】CPU1Fには、操作入力、表示を行なう
操作制御部と、感光体駆動モーターM4、搬送ローラー
駆動モーターM5、CPU2F、インタフェースI/O
1f、I/O2f、I/O3f、RAM等が接続されて
いる。そして、CPU2Fには、スキャナーモーターM
1、レンズ10、ミラー群11、12駆動用のステッピ
ングモータM2、M3等が接続されている。
【0235】この制御回路における制御は、オペレータ
により操作制御部から入力された信号を、CPU1Fで
両面モードと判定すると、モード信号、制御データがC
PU2Fに伝達され、図7に係るフローチャートに従う
プロセスが実行される。
【0236】このように、本例では、両面画像形成時に
定着後の転写紙の収縮分を検出及び算出して、その補正
情報を感光体速度、転写紙搬送速度、及び、光学変倍制
御手段にフィードバックしているので、両面画像形成時
の収縮による倍率の狂いを除去し、原稿像と複写された
コピー上の像を精度よく一致させることができる。
【0237】第12の例(図3、図11、図14乃至図
17参照。) 本例は、請求項13に対応する。本例は、適用されると
きのモードが合成モード時であり、検出手段による検出
内容が転写紙の搬送方向及びその直角方向の長さであり
、検出結果に基づく制御対象が、感光体速度、転写紙搬
送速度、光学変倍制御手段のうち、レンズとミラーであ
る。
【0238】画像形成装置の一例として、複写機につい
てプロセスの概要を図14により説明する。先ず、片面
モード時のプロセスであるが、これについては、前記例
6において説明した内容と略同一である。
【0239】次ぎに、合成モード時のプロセスであるが
、先ず、転写紙がレジストローラー31より感光体上の
画像とタイミングをとって搬送され、その際、センサか
らなる検出手段32により、転写紙の幅が測定され、次
いで、検出手段33により転写紙の進行方向の長さが測
定され、転写部に送られる。
【0240】転写を終えた転写紙は、転写分離部17に
より感光体より分離され、さらに、定着手段20を通過
することによって定着され、その直後に、センサからな
る検出手段34により、転写紙の幅が測定され、次いで
、検出手段35により、転写紙の進行方向の長さがそれ
ぞれ、測定される。
【0241】これら、定着前後の転写紙の幅及び長さの
測定データにより、紙の収縮分が算出されてメモリーさ
れる。
【0242】次ぎに、合成モード時のプロセスについて
説明する。合成モード時には、先ず、前記片面モードに
準じて転写紙の表面に画像が転写される。そして、この
画像を定着された後の転写紙は、経路切り換え爪21、
22により、中間トレイ27に収納される。
【0243】こうして、中間トレイ27上に収納された
転写紙は、給紙ローラー28により再給紙される。その
際、感光体駆動モーターM4により感光体14の速度が
、搬送ローラー駆動モーターM5により転写紙搬送速度
が、又、レンズ10、ミラー11、12の相対位置が、
それぞれ、前記片面モード時にメモリーされた転写紙の
収縮分を補正し得る値となるように設定され、この設定
値により感光体14上に静電潜像が担持される。
【0244】つまり、合成時は転写紙の収縮分を見込ん
で、長さ方向については感光体速度と転写紙搬送速度と
を変化させ、幅方向の収縮分はレンズ10の位置とミラ
ー11、12の位置を変化させて静電潜像を担持させる
のである。
【0245】こうして、感光体上に担持された静電潜像
は現像の後、転写紙の表面に合成転写され、定着手段2
0を経て排紙トレイ25に排紙される。これで、表面に
合成画像の形成された転写紙が得られた訳である。
【0246】本例において、光学変倍制御手段、検出手
段32、33、34、35等が用いられるが、検出手段
33、35については前記例1で、検出手段32、34
については前記例5で図15乃至図17にて説明した内
容と重複するので説明は省略する。
【0247】次ぎに、図3のフローチャートによって、
合成モード時の倍率補正プロセスについて説明する。
【0248】プロセス(イ)−12:図3において、合
成モードが選択されると、一連のプロセスを包含するプ
ロセス(イ)−12が実行される。このプロセス(イ)
−12では、転写紙表面への画像の記録、例えば、初回
の画像形成の過程で、検出手段32、33と検出手段3
4、35により定着前と定着後の転写紙長さ及び幅を読
み込み、転写紙表面に形成されるべき画像について、転
写紙の長さ、幅の各方向の倍率補正量を算出する。
【0249】ここに、初回表面画像を定着前の転写紙の
長さを12L1、幅を12W1、定着後の転写紙の長さ
を12L2、幅を12W2とすれば、合成画像の形成に
際しての倍率補正量は、 長さ補正量=12L1/12L2 幅  補正量=12W2/12W1 で表される。
【0250】プロセス(ロ)−12:次ぎに、一連のプ
ロセスを包含するプロセス(ロ)−12が実行される。 このプロセス(ロ)−12では、合成画像形成時には、
前記プロセス(イ)−12で算出された補正量に応じて
、縦倍率と横倍率が算出され、これらの倍率で画像形成
がなされるように作像条件が調整される。この例では、
縦倍率は感光体速度及び転写紙搬送速度を変えることに
より、横倍率はレンズとミラー位置を変えることにより
、条件が整えられる
【0251】即ち、倍率設定は、   補正後縦倍率=( 補正後の感光体速度=転写紙搬
送速度 )              =設定速度V
o×12L1/12L2   補正後横倍率=設定倍率(mR)×12W2/12
W1で表される。従って、仮に、 12L1=100、12W2=100、       
 Vo=100mm/s 12L2=  99、12W2=  99、     
   mR=100% とすれば、   補正後縦倍率=Vo×12L1/12L2=100
×100/99              =101
mm/s  補正後横倍率=mR×12W2/12W1
=100×99/100=99%となる。よって、縦倍
率は補正により感光体速度及び転写紙搬送速度を101
mm/sに、横倍率は補正により99%時のレンズ、ミ
ラー位置にそれぞれ設定される。
【0252】プロセス(ハ)−12:次ぎに、一連のプ
ロセスを包含するプロセス(ハ)−12が実行される。 このプロセス(ハ)−12では、合成画像形成が終了す
ることを条件に、前記プロセス(ロ)−12で行なった
縦、横の各倍率の補正を解除して初期設定値に戻し、次
ぎの画像形成に備える。
【0253】次ぎに、前記プロセスを行なうための制御
回路については、図11により説明した例11の場合に
準ずる。つまり、CPU1Fで両面モードと判定すると
、モード信号、制御データがCPU2Fに伝達され、図
3に係るフローチャートに従うプロセスが実行される。
【0254】このように、本例では、両面画像形成時に
定着後の転写紙の収縮分を検出及び算出して、その補正
情報を感光体速度、転写紙搬送速度、及び、光学変倍制
御手段にフィードバックしているので、両面画像形成時
の収縮による倍率の狂いを除去し、原稿像と複写された
コピー上の像を精度よく一致させることができる。
【0255】
【発明の効果】本発明によれば、両面モード時や合成モ
ード時に発生する転写紙の収縮による倍率の狂いを自動
的に補正することができる画像形成装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1、第3の例に係る、倍率補正のためのフロ
ーチャートである。
【図2】第2の例に係る、倍率補正のためのフローチャ
ートである。
【図3】第4、第10、第12の例に係る、倍率補正の
ためのフローチャートである。
【図4】第5、第8の例に係る、倍率補正のためのフロ
ーチャートである。
【図5】第6、第7の例に係る、倍率補正のためのフロ
ーチャートである。
【図6】第9の例に係る、倍率補正のためのフローチャ
ートである。
【図7】第11の例に係る、倍率補正のためのフローチ
ャートである。
【図8】第1、第2、第5の例に係る、倍率補正のため
の制御回路である。
【図9】第3、第4の例に係る、倍率補正のための制御
回路である。
【図10】第6、第7の例に係る、倍率補正のための制
御回路である。
【図11】第11、第12の例に係る、倍率補正のため
の制御回路である。
【図12】第8の例に係る、倍率補正のための制御回路
である。
【図13】第9、第10の例に係る、倍率補正のための
制御回路である。
【図14】第1乃至第12の例に係る、画像形成装置の
一例としての複写機の説明図である。
【図15】第1乃至第12の例に係る、検出手段の説明
図である。
【図16】第1乃至第12の例に係る、検出手段の出力
から紙の大きさを求める方法を説明した図である。
【図17】第5乃至第12の例に係る、検出手段の付帯
機構を説明した図である。
【符号の説明】
6      第1スキャナー 9      第2スキャナー 10      レンズ 11      ミラー 12      ミラー 14      感光体 32      検出手段 33      検出手段 34      検出手段 35      検出手段 S      転写紙

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体、光学変倍制御手段、転写紙搬送手
    段、定着手段を構成要素として含む像形成手段を用いて
    転写紙への画像転写及びこの画像転写された転写紙の画
    像定着を複数回繰り返す画像形成装置において、画像定
    着後の転写紙の長さを検出する検出手段から得られた情
    報に基づき、その転写紙の収縮率を求め、この収縮率に
    応じた大きさの像が形成されるように前記像形成手段の
    構成要素の全部又は一部を制御して画像形成を行なうこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】感光体、光学変倍制御手段、転写紙搬送手
    段、定着手段を構成要素として含む像形成手段を用いて
    転写紙への画像転写及びこの画像転写された転写紙の画
    像定着を複数回繰り返す画像形成装置であって、両面モ
    ード時には、プラテン上に載置された原稿と同一又は相
    似の静電潜像を感光体に形成し、この静電潜像をトナー
    で現像してトナー像を作り、このトナー像を搬送ローラ
    にて送られた転写紙の表面に転写した後、定着し、再び
    同様のプロセスを行なって該転写紙の裏面にトナー像を
    転写し、定着してから排出するという両面画像形成機能
    を発揮する画像形成装置において、転写紙の画像定着後
    の収縮分を転写紙の搬送方向の長さから検出する検出手
    段を設け、両面モード時には、前記検出手段によって検
    出されたデータより算出された収縮率に基づいて、光学
    変倍制御手段を制御して該転写紙の裏面用の画像形成を
    行なうことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】感光体、光学変倍制御手段、転写紙搬送手
    段、定着手段を構成要素として含む像形成手段を用いて
    転写紙への画像転写及びこの画像転写された転写紙の画
    像定着を複数回繰り返す画像形成装置であって、合成モ
    ード時には、プラテン上に載置された原稿と同一又は相
    似の静電潜像を感光体に形成し、この静電潜像をトナー
    で現像してトナー像を作り、このトナー像を搬送ローラ
    にて送られた転写紙に転写した後、定着し、再び同様の
    プロセスを行なって該転写紙の同一面にトナー像を転写
    し、定着するというプロセスにより転写紙の同一面に複
    数の像を順次作成する合成画像形成機能を発揮する画像
    形成装置において、転写紙の画像定着後の収縮分を転写
    紙の搬送方向の長さから検出する検出手段を設け、合成
    モード時には、前記検出手段によって検出されたデータ
    より算出された収縮率に基づいて光学変倍制御手段を制
    御して、次ぎに該転写紙に合成画像として形成されるべ
    き像の画像形成を行なうことを特徴とする画像形成装置
  4. 【請求項4】感光体、光学変倍制御手段、転写紙搬送手
    段、定着手段を構成要素として含む像形成手段を用いて
    転写紙への画像転写及びこの画像転写された転写紙の画
    像定着を複数回繰り返す画像形成装置であって、両面モ
    ード時には、プラテン上に載置された原稿と同一又は相
    似の静電潜像を感光体に形成し、この静電潜像をトナー
    で現像してトナー像を作り、このトナー像を搬送ローラ
    にて送られた転写紙の表面に転写した後、定着し、再び
    同様のプロセスを行なって該転写紙の裏面にトナー像を
    転写し、定着してから排出するという両面画像形成機能
    を発揮する画像形成装置において、転写紙の画像定着後
    の収縮分を転写紙の搬送方向の長さから検出する検出手
    段を設け、両面モード時には、前記検出手段によって検
    出されたデータより算出された収縮率に基づいて感光体
    速度、転写紙搬送速度、光学変倍制御手段を制御して該
    転写紙の裏面の画像形成を行なうことを特徴とする画像
    形成装置。
  5. 【請求項5】感光体、光学変倍制御手段、転写紙搬送手
    段、定着手段を構成要素として含む像形成手段を用いて
    転写紙への画像転写及びこの画像転写された転写紙の画
    像定着を複数回繰り返す画像形成装置であって、合成モ
    ード時には、プラテン上に載置された原稿と同一又は相
    似の静電潜像を感光体に形成し、この静電潜像をトナー
    で現像してトナー像を作り、このトナー像を搬送ローラ
    にて送られた転写紙に転写した後、定着し、再び同様の
    プロセスを行なって該転写紙の同一面にトナー像を転写
    し、定着するというプロセスにより転写紙の同一面に複
    数の像を順次作成する合成画像形成機能を発揮する画像
    形成装置において、転写紙の画像定着後の収縮分を転写
    紙の搬送方向の長さから検出する検出手段を設け、合成
    モード時には、前記検出手段によって検出されたデータ
    より算出された収縮率に基づいて感光体速度、転写紙搬
    送速度、光学変倍制御手段を制御して次ぎに該転写紙に
    合成画像として形成されるべき像の画像形成を行なうこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】感光体、光学変倍制御手段、転写紙搬送手
    段、定着手段を構成要素として含む像形成手段を用いて
    転写紙への画像転写及びこの画像転写された転写紙の画
    像定着を複数回繰り返す画像形成装置であって、合成モ
    ード時には、プラテン上に載置された原稿と同一又は相
    似の静電潜像を感光体に形成し、この静電潜像をトナー
    で現像してトナー像を作り、このトナー像を搬送ローラ
    にて送られた転写紙に転写した後、定着し、再び同様の
    プロセスを行なって該転写紙の同一面にトナー像を転写
    し、定着するというプロセスにより転写紙の同一面に複
    数の像を順次作成するという合成画像形成機能を発揮す
    る画像形成装置において、転写紙の画像定着後の収縮分
    を転写紙の搬送方向に対してその直角方向の長さから検
    出する検出手段を設け、合成モード時には、前記検出手
    段によって検出されたデータより算出された収縮率に基
    づいて光学変倍制御手段を制御して次ぎに該転写紙に合
    成画像として形成されるべき像の画像形成を行なうこと
    を特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】感光体、光学変倍制御手段、転写紙搬送手
    段、定着手段を構成要素として含む像形成手段を用いて
    転写紙への画像転写及びこの画像転写された転写紙の画
    像定着を複数回繰り返す画像形成装置であって、両面モ
    ード時には、プラテン上に載置された原稿と同一又は相
    似の静電潜像を感光体に形成し、この静電潜像をトナー
    で現像してトナー像を作り、このトナー像を搬送ローラ
    にて送られた転写紙の表面に転写した後、定着し、再び
    同様のプロセスを行なって該転写紙の裏面にトナー像を
    転写し、定着してから排出するという両面画像形成機能
    を発揮する画像形成装置において、転写紙の定着後の収
    縮分を転写紙の搬送方向に対してその直角方向の長さか
    ら検出する検出手段を設け、両面モード時には、前記検
    出手段によって検出されたデータより算出された収縮率
    に基づいて、感光体速度、転写紙搬送速度、光学変倍制
    御手段を制御して該転写紙の裏面の画像形成を行なうこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】感光体、光学変倍制御手段、転写紙搬送手
    段、定着手段を構成要素として含む像形成手段を用いて
    転写紙への画像転写及びこの画像転写された転写紙の画
    像定着を複数回繰り返す画像形成装置であって、両面モ
    ード時には、プラテン上に載置された原稿と同一又は相
    似の静電潜像を感光体に形成し、この静電潜像をトナー
    で現像してトナー像を作り、このトナー像を搬送ローラ
    にて送られた転写紙の表面に転写した後、定着し、再び
    同様のプロセスを行なって該転写紙の裏面にトナー像を
    転写し、定着してから排出するという両面画像形成機能
    を発揮する画像形成装置において、転写紙の画像定着後
    の収縮分を転写紙の搬送方向に対してその直角方向の長
    さから検出する検出手段を設け、両面モード時には前記
    検出手段によって検出されたデータより算出された収縮
    率に基づいて光学変倍制御手段を制御して該転写紙の裏
    面の画像形成を行なうことを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】感光体、光学変倍制御手段、転写紙搬送手
    段、定着手段を構成要素として含む像形成手段を用いて
    転写紙への画像転写及びこの画像転写された転写紙の画
    像定着を複数回繰り返す画像形成装置であって、合成モ
    ード時には、プラテン上に載置された原稿と同一又は相
    似の静電潜像を感光体に形成し、この静電潜像をトナー
    で現像してトナー像を作り、このトナー像を搬送ローラ
    にて送られた転写紙に転写した後、定着し、再び同様の
    プロセスを行なって該転写紙の同一面にトナー像を転写
    し、定着するというプロセスにより転写紙の同一面に複
    数の像を順次作成するという合成画像形成機能を発揮す
    る画像形成装置において、転写紙の画像定着後の収縮分
    を転写紙の搬送方向に対してその直角方向の長さから検
    出する検出手段を設け、合成モード時には前記検出手段
    によって検出されたデータより算出された収縮率に基づ
    いて感光体速度、転写紙搬送速度、光学変倍制御手段を
    制御して次ぎに該転写紙に合成画像として形成されるべ
    き像の画像形成を行なうことを特徴とする画像形成装置
  10. 【請求項10】感光体、光学変倍制御手段、転写紙搬送
    手段、定着手段を構成要素として含む像形成手段を用い
    て転写紙への画像転写及びこの画像転写された転写紙の
    画像定着を複数回繰り返す画像形成装置であって、両面
    モード時には、プラテン上に載置された原稿と同一又は
    相似の静電潜像を感光体に形成し、この静電潜像をトナ
    ーで現像してトナー像を作り、このトナー像を搬送ロー
    ラにて送られた転写紙の表面に転写した後、定着し、再
    び同様のプロセスを行なって該転写紙の裏面にトナー像
    を転写し、定着してから排出するという両面画像形成機
    能を発揮する画像形成装置において、転写紙の画像定着
    後の収縮分を転写紙の搬送方向及びその直角方向の長さ
    から検出する検出手段を設け、両面モード時には前記検
    出手段によって検出されたデータより算出された収縮率
    に基づいて光学変倍制御手段を制御して該転写紙の裏面
    の画像形成を行なうことを特徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】感光体、光学変倍制御手段、転写紙搬送
    手段、定着手段を構成要素として含む像形成手段を用い
    て転写紙への画像転写及びこの画像転写された転写紙の
    画像定着を複数回繰り返す画像形成装置であって、合成
    モード時には、プラテン上に載置された原稿と同一又は
    相似の静電潜像を感光体に形成し、この静電潜像をトナ
    ーで現像してトナー像を作り、このトナー像を搬送ロー
    ラにて送られた転写紙に転写した後、定着し、再び同様
    のプロセスを行なって該転写紙の同一面にトナー像を転
    写し、定着するというプロセスにより転写紙の同一面に
    複数の像を順次作成するという合成画像形成機能を発揮
    する画像形成装置において、転写紙の画像定着後の収縮
    分を転写紙の搬送方向及びその直角方向の長さから検出
    する検出手段を設け、合成モード時には前記検出手段に
    よって検出されたデータより算出された収縮率に基づい
    て光学変倍制御手段を制御して次ぎに該転写紙に合成画
    像として形成されるべき像の画像形成を行なうことを特
    徴とする画像形成装置。
  12. 【請求項12】感光体、光学変倍制御手段、転写紙搬送
    手段、定着手段を構成要素として含む像形成手段を用い
    て転写紙への画像転写及びこの画像転写された転写紙の
    画像定着を複数回繰り返す画像形成装置であって、両面
    モード時には、プラテン上に載置された原稿と同一又は
    相似の静電潜像を感光体に形成し、この静電潜像をトナ
    ーで現像してトナー像を作り、このトナー像を搬送ロー
    ラにて送られた転写紙の表面に転写した後、定着し、再
    び同様のプロセスを行なって該転写紙の裏面にトナー像
    を転写し、定着してから排出するいう両面画像形成機能
    を発揮する画像形成装置において、転写紙の画像定着後
    の収縮分を転写紙の搬送方向及びその直角方向の長さか
    ら検出する検出手段を設け、両面モード時には前記検出
    手段によって検出されたデータより算出された収縮率に
    基づいて感光体速度、転写紙搬送速度、光学変倍制御手
    段を制御して該転写紙の裏面の画像形成を行なうことを
    特徴とする画像形成装置。
  13. 【請求項13】感光体、光学変倍制御手段、転写紙搬送
    手段、定着手段を構成要素として含む像形成手段を用い
    て転写紙への画像転写及びこの画像転写された転写紙の
    画像定着を複数回繰り返す画像形成装置であって、合成
    モード時には、プラテン上に載置された原稿と同一又は
    相似の静電潜像を感光体に形成し、この静電潜像をトナ
    ーで現像してトナー像を作り、このトナー像を搬送ロー
    ラにて送られた転写紙に転写した後、定着し、再び同様
    のプロセスを行なって該転写紙の同一面にトナー像を転
    写し、定着するというプロセスにより転写紙の同一面に
    複数の像を順次作成するという合成画像形成機能を発揮
    する画像形成装置において、転写紙の画像定着後の収縮
    分を転写紙の搬送方向及びその直角方向の長さから検出
    する検出手段を設け、合成モード時には前記検出手段に
    よって検出されたデータより算出された収縮率に基づい
    て感光体速度、転写紙搬送速度、光学変倍制御手段を制
    御して次ぎに該転写紙に合成画像として形成されるべき
    像の画像形成を行なうことを特徴とする画像形成装置。
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